機会費用について

 ある行動をとったとき、その行動をとったためにできなかった行為で発生したであろう利益のこと。
 たとえばニートがPCの前で座っていた場合、何時間経っても経済的な利益は0だが、もし時給800円のコンビニバイトを始めていたなら機会費用は1時間に対して800円といえる。
 強盗をすれば労力は少なく金銭を得られるかもしれないが、逮捕・投獄されてしまえばその間に健全な経済活動を行うことができないため、地道に働くほうが機会費用が少なくすむかもしれない。
 非常に仮想的なものではある。機会損失ともいう。

 また硬貨や紙幣を財布に入れている場合、銀行に預けたるなどの資産運用をして増やすという利益がないため、「資産運用の機会費用を放棄している」といえる。

 現在の選択や将来的にする選択の有用性を考えるにはうってつけだが、あまり考えすぎると休暇に対しても機会費用を求めてしまう(休まずに働けばその分稼ぐことができる。もちろん休暇の有用性を無視することになる)ため、経済行動の奴隷になりかねない。






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最終更新:2012年02月17日 11:04
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