琉球王国時代の与那国島で行われていたという人口削減政策。漢字で「人桝田」と書き、「久部良割り」という同じく人口削減政策がうまくいかなかったために採用されたとされる。
あくまで伝説だが、内容がなかなか生々しい。
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詳細 |
琉球王国では人頭税という税金を採用していた。人頭税というのは、老若男女問わず一定の金額を一人に対し課す税金で、それは妊婦、病人や子供であっても変わりなかった。そのため、一家によっては、妊婦や病人のため働けない家族の分を家長が負担するなど、あまりにも重税になってしまう場合もあった。
当時の与那国では人頭税をある程度軽くしようと、「久部良割り」というものが行われた。これは、2つに割れた大きな岩の上で、妊婦を岩から岩に飛び移らせるというもので、妊婦は最悪の場合そこから落下死、生き残っても流産する可能性があった。理論としては、これに耐えて生まれてきた強い子供を優先的に育てることで人口の増加を抑える、というものだった。
だがこれはうまくいかなかった。そもそも女性だけにこのような苦痛の試練を課しても、増加抑制には直結しなかったのだった。
そこで、男性に対しても試練が課された。それは、そもそもの母数を減らすものだった。
まず「人桝田(トゥングダ)」という田んぼを設けた。そして、ほら貝を使用して、緊急招集をする。子供や病人、老人を含む村の男たちはその招集に対し、全速力でトゥングダへと向かう。制限時間内にたどり着けなかったものは労働力に値しないとして殺害する、というものであった。むろん援助はなく、子供はともかくとして、病人や老人はその体に鞭打って這ってでもトゥングダに向かうしかなく、基本的にたどり着くことは無理だった模様である。
なお現在与那国島では「久部良割り」「トゥングダ」どちらも表示看板があり、観光スポットとなっている。
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分類:鬱、非常識、謎
危険度:1
コメント
- こんな政策があったのか... -- ゲーム太郎 (2022-10-16 21:46:40)
- 嫌な政策じゃん… -- 餃子の妖精 (2022-10-21 14:09:16)
- 説明読むだけで恐ろしい -- 名無しさん (2022-10-21 16:05:56)
- 流石、今の沖縄って感じだわ。 -- 名無しさん (2022-11-19 13:13:48)
- ↑沖縄に対する差別はちょっと、、、 -- 名無しさん (2022-12-05 14:20:27)
- 無理ゲー過ぎる… -- 名無しさん (2023-03-18 11:20:01)
- 結構どこでも人減らしの歴史あるよねぇ -- 名無しさん (2023-06-22 12:53:47)
- 観光スポットにしては重過ぎるし理不尽すぎる -- めろん (2023-10-10 18:23:45)
- 勘違いしてる人もいるけど「史実」ではなく「伝説」だよ。 -- 名無しさん (2024-04-13 19:27:24)
- 中国や -- 名無しさん (2024-07-25 17:31:50)
最終更新:2025年09月05日 16:54