闘争世界教団

闘争世界教団
基本情報
主な言語 ロフィルナ語
共立英語
古典ツォルマ語
ウェトラム語
本部 ウェトラム人類統一機構
ヴォルセス星系
形態 任意団体
軍事組織
指導者 ・教導理事会議長:リゼルトレーター
設立 共立公暦600年
 闘争世界教団は、ウェトラム世界を始め、ツォルマリア、イドゥニア諸国において一定の勢力を保った。宗教政治団体。かの悪名高き星間文明統一機構の崩壊の際に散逸した楽園世界構想(狂創プラン1)を元に独自の共存理論(新解脱主義・狂創プラン2)を提唱する。太古の時代から延々と繰り返される星間戦争を大罪として指定し、ヴォルセス憲章に基づく様々な教えを実践。『事象多元フィラメント・平行確率操作』による物理的・現象学的脅威の隔離を掲げた。理想の世界平和を実現するため、多くの支援活動を通じて戦闘員の育成を進める。そのため、人尊同と同列の監視対象として指定された。細かな温度差はあれど、多くの国から行政措置を下されているのが現状とされる。


理念

 闘争世界教団の成り立ちは、即ちウェトラム人類統一機構の歴史を表している。彼らは星間機構が達成できなかった解脱政策を独自の理論のもとに再構築。あらゆる角度から苦痛のない移行措置を定めており、一つの選択肢として文明共立機構に提示した。無論、人類を含む多くの知的存在にとって、そのような教えは受け入れがたいもので、国際社会の激烈な反発を招いたのである。同世界教団は社会から孤立した多くのマイノリティを支援し、その党勢を拡大してきた。また、自己実現欲求を満たせぬ多くの市民に訴えかけて、彼らが抱える孤独の受け皿として一定の人気を得たのだという。同世界教団は、必ずしもテロリズムを支援するわけではない。しかし、共立三元則を守るために見捨てられた多くの民を救うため、受け入れの体制を密かに整えてきた歴史を持つ。以上の経緯から、同世界教団はウェトラム政府に繋がる交渉窓口として様々な外交特権を有した。

派閥

 闘争世界教団では、リゼルトレーター率いる穏健派を中心に三大派閥による活動方針の調整がなされている。

共立会(左派)

「それで世界平和が実現するなら、注目に値する。私達は喜んで物資を差し出しましょう」
 三大派閥の中で、最も大規模かつ強大な集票力を誇る。ウェトラム政府の支持母体。
リゼルトレーターを唯一の指導者として崇めているが、現在は共立機構による国際的な世界統治を是認している。
失敗した場合のリカバリー案も提示し、星武会との間で一定のコンセンサスが形成された。

連合会(中道右派)

「奴らの言説は信用できない。我らは失敗した場合の準備を進めておくべきだ」
 教団が掲げる解脱政策において、苦痛のない段階的な移行措置を提唱している。
古の時代から定着し、一定の勢力規模を保つ選別移民(古参議員)の集まり。
国際秩序が崩壊した場合の対策として、左右両翼との間で一定のコンセンサスを形成する。

星武会(右派)

「忘れるなかれ。我らが教義は必然であり、然るべき時に執行される聖戦であることを」
 主に新参者の移民集団からなる。母国での屈辱をダイレクトに覚えているため、テロ活動に躊躇がない。
一方で内務総主教による組織管理が行き届いており、致命的な分裂を回避している側面もある。
必要とされる場合にはリゼルトレーターとのホットラインを通じて、細かな議題の調整を続けている。

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最終更新:2024年05月23日 01:54