概要
星系内中継ステーションは、主に補給や修理、その他の観測拠点として機能しており、大小様々な形態の施設が存在する。経営システムとしては、概ね設置国の責任のもとに運営。または複数の団体が共同管理しているステーションも存在するなど、一部の
セクター(区画宇宙域)においてはありふれた存在として認知された。平和を迎えて久しい今日では、有人、無人を問わず多くの恒星系に設置されることから、主要航路を結ぶ重要な活動拠点として利用される。壁面のスクリーン上に広告を表示することも可能で、多くの企業が当施設の経営に参入した。実際には設置国独自の仕様で運営されることが多く、
国際機関の管理下に組み込まれた施設も存在する。
経営
中継ステーションにおいて得られた利益は通常、係る保全を担う当事国に還元される。
外国や国際機関に管理を委ねた場合は、その分の利益が減少する。
その場合は然るべき提携の合意を条件とするが、必要に応じて課税することも可能である。
各国の中継ステーション
国際標準規格の施設
全長50km.全幅20kmもの規模を誇る複合中継ステーション。国際基準において定められるところの大型構造物に分類されており、小型船舶の入港に対応している。
また、中型以上の船舶に対しても物資の供給が可能で、一部を覗いては提携する民間企業が当施設の維持を担った。
セトルラーム仕様の施設
主にセトルラーム国内での運用を想定するが、一部提携国でも設置されている。
第二軌道アルゼヌーク・ステーション
アルゼヌーク星系外側の第2軌道を公転する。星系内中継ステーション。更に外側の第1軌道にはB.N.S.ゲートが公転しており、必要に応じて航行中の船舶を誘導している。その全高は500km、全幅が750kmにもわたる巨大な構造物であるために内部において独立した行政エリアが設けられた。事実上の移動コロニーとして多数の人口を収容することから、これ自体が一つの文明圏として機能している。液体状の膜で覆われたリング状のセクションに航空宇宙軍が駐留し、円形内部の防衛を担った。その他、量子光学機能を搭載しており、空間に溶け込むことも可能である。設置の経緯としては、大型船舶の入港に対応していない
イェルバーニ王国の貿易を促進するため建設された。
設置領域
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最終更新:2023年07月17日 23:50