「プレイ日記/英雄乱舞/羊祜/上級/陸羊之交で天下を目指す2」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
プレイ日記/英雄乱舞/羊祜/上級/陸羊之交で天下を目指す2 - (2011/03/27 (日) 16:01:51) のソース
&size(12pt){&bold(){第五章 二方面作戦}} 258年10月。呂布軍との戦の為に滞っていた宛の内政が完了したころ、長安は孫策軍の手によって陥落した。 周辺勢力同士の戦が重なったこともあり、羊祜軍領内は一時の平和が訪れていた。 そんな中… 周旨「軍師殿よぉ、こう巡察ばっかだと体がなまって仕方ねぇ。漢中の魏延軍でも攻めねえか?」 胡奮「はっはっは。周旨殿、漢中なんて得たとしても、我らの領土が東西に延びてより戦線を広げるだけですぞ。ねえ軍師殿」 陸抗「いえ、周旨殿の提案には一理あります」 胡奮「……え」 杜預「漢中を得れば上庸の地を生産都市として稼動できるからな。漢中の戦力が乏しい内に取っておく価値はある」 陸抗「他にメリットとしては、蜀が曹操領なので背後を気にせずに戦えること、曹操軍を蜀の地に閉じ込めておけることの二点があります。ただ…」 羊祜「漢中に勢力を延ばせば、必然的に関中の孫策軍と事を構えることになる」 杜預「ハ。つまり、南陽方面と関中方面で軍を二つに分ける必要があります」 胡奮「や、やっぱり戦線を広げるだけじゃ…」 陸抗「人材が乏しい勢力なら無暗に戦線を広げる事は悪手。しかし今の我らなら…」 杜預「それもあり、ということだ。胡奮、おぬしはもう2カ月程部屋に籠って勉強する必要があるな。なんならそれがしの愛書もつけてやろう」 胡奮「いや…左氏伝は結構です…」 ということで、宛の守りは杜預、王濬、王渾、張任らに任せ、上庸から漢中攻略隊が進発した。 内訳は以下の通り。 羊祜&傅彤&石苞の槍兵S隊11000 陸抗&吾彦&朱拠の弩兵S隊6000 胡奮&駱統の井蘭S隊7000 周旨&馬雲騄&辛毘の騎兵S隊7000 孫桓&李厳の弩兵S隊6000 対する魏延軍は君主自らが戟兵S隊11000を、馮習が騎兵A隊5000を率いて迎え撃ってきた。 混乱させて叩くが、戟兵を率いる魏延本軍はさすがにかたい。総攻撃をかけてなんとか撃破。あとは攻城戦なのでこっちのもの。 駱統の射程の特技によってパワーアップした胡奮隊で一気に城兵を削った。 そして年が明けた259年1月。胡奮の攻撃で漢中陥落!魏延勢力は滅亡した。捕縛した武将はというと… 羊祜「司馬師様…」 司馬師「気を遣うな羊祜、今の私は敗軍の将。だが、おぬしが許すなら、天下への道に協力させてくれ」 羊祜「よろしくお願いします、元凱達も喜ぶでしょう」 陸抗「我が軍は築城の得意な将が少ないですからね。期待しています」 張衛「ふはは!陣を築くのはそれがしにお任せ下され!ほれ、見てくだされ先ほど建てたこの美しい陣を…って鹿の野郎!またやりやがった!」 周旨「…(大丈夫かこいつ…)」 元魏延軍からは晋の景帝司馬師、仁政コンビの司馬攸&王昶(王渾の父)、鹿嫌いの張衛(築城)、五斗米道の張魯&閻圃らを得た。 米道持ちの二人には襄陽、上庸で布教に励んでもらうとしよう。同じころ宛では… 胡烈「呂布軍2部隊が東から迫ってきていますが…」 杜預「東の隘路には砦がある。張任と呉懿、あと留平に任せておけ」 張英「叩きこわせぃ!」 ズガン! 呉懿「留平殿」 留平「へい」 トンテンカン♪ 劉璝「ぶち壊せー!」 ズガン! 呉懿「留平殿」 留平「へい」 トンテンカン♪ 張任「くらえ!」 張英&劉璝「うわぁっ貫矢だぁっ!」 王渾「(うーん…この感覚が遥か西方の国に伝わるという『出邪武』か…)」 こんな具合で呂布軍はあっけなく全滅した。このとき呂布本軍も武関方面から騎兵で攻めてきたが、一部隊なら怖くはない。 漢中から呼び寄せた陸抗の機略で撹乱し、ハリネズミにして撃退した。 こうして宛の防衛と漢中の復興をしながら、武将の育成や都市の要塞化に時間を費やしていった。 そして259年8月。 吾彦「陽平関で屯田中の司馬望殿から伝令が参りましたぞ。天水の孫策軍が陽平関に向けて進軍中とのこと」 李厳「東に飛将、西に小覇王ですか…手強いですな」 孫桓「孫策軍を率いるは漢中より敗走した魏延。孫策軍に身を寄せたようです。軍師殿に再び来ていただきましょうか?」 羊祜「いや、幼節から策は貰った。司馬望にすぐに全軍を率いて漢中に退くよう伝えてくれ」 魏延隊は直前に落石で大ダメージを与えたこともあって棺桶作戦で悠々撃破。 しかし陽平関を一度明け渡したことで天水、長安から漢中攻略隊が次々と進発してきた。 孫策本軍と烈将太史慈、智将司馬懿を含む35000の軍だ。 駱統「陽平関は鉄壁。30000程度なら再び空城の計で破って見せましょう」 孫桓「ところで、現在の長安の兵は20000弱といったところ。宛の杜預殿に奇襲させてはいかがでしょうか」 羊祜「いや、幼節と元凱ならば敵軍に隙があれば己れらで判断して攻めているはずだ。しかし動いていないということは…」 吾彦「動けない理由があるのでしょうな」 実はこの時、いつの間にか洛陽の呂布軍が70000に及ぶ兵を召集していたのだ。 さらにそのうち30000は高順の指揮下で虎牢関に構えており、長安奇襲の為に軍をおこせば防備の薄くなった宛を奪われる可能性があった。 張任「我ら宛の軍勢はうかつに兵を動かせませぬな…」 陸抗「こうなったら、あえて動くことはしません。守備に徹します」 徐質「軍師殿ォ!!攻めねば天下はとれませぬぞォ!!」 陸抗「その通りです、徐質殿。だから当分、関中方面の軍勢に攻めてもらうのです」 胡烈「ということは…」 陸抗「はい、今後の我が軍の第一の敵は小覇王孫策。彼の勢力を滅ぼし関中を手に入れるのです」 羊祜軍はこれまで常に他勢力に包囲されていたが、関中を得れば後方を気にせずに戦争することが可能になる。 とはいえ、今度の敵は公孫度や劉焉と違い、自軍と同等以上の力を有する孫策軍。 いつも以上に万全な戦力を用意して戦うために、国力を蓄える必要がある。 孫策軍35000を蹴散らした後はしばらくの間内政が続いた。 その間に襄陽ではちょっとした事件が起きていた。 楊肇「後方都市の太守に抜擢されたはいいが…正直生産ばかりで暇だのう」 唐彬「川沿いの砦が関羽軍の関索隊に攻撃されておりますぞ」 楊肇「なにいっ!関羽軍は漢津港で曹操軍と争っていたのではないのか!?」 唐彬「どうやら関索隊だけ攻撃先を勘違いしている様子。とはいえこちらから反撃すれば関羽軍との親密な外交関係が崩れましょう」 楊肇「黙って耐えるしかないとは…関索隊め…困った奴らだ。唐彬、見つからないように砦を修復し続けてくれ」 唐彬「はっ。…外交関係を保つのも大変ですな」 そんなこんなで261年2月。兵と物資を十分に溜めこんだ羊祜軍は杜預、王濬、王渾を漢中に呼ぶと、天水攻略隊を進発させた。 その内訳は以下の通り。 羊祜&傅彤&張衛の槍兵S隊14000 杜預&朱拠の弩兵S隊9000 王濬&吾彦&徐質の戟兵S隊11000 王渾&石苞&董允の槍兵A隊11000 胡奮&駱統の井蘭S隊11000 周旨&馬雲騄&牽招(親烏→築城)の騎兵S隊11000 総勢6万以上の大軍だ。軍制改革の成果で6部隊でもこれだけの兵を率いる事ができる。 宛城の守りは陸抗と張任、漢中の守りは孫桓、と守りに定評のある武将を配置しておいた。 ちょうどこの時武関の奪い合いで呂布本軍と孫策本軍がぶつかっていたので好機と見ていたが、それでも孫策軍の迎撃隊は強力だった。 その内訳は… 太史慈&虞翻&孫魯班の騎兵S隊8000 魏延&凌操&司馬昭の戟兵S隊8000 周泰&司馬炎&陳式の騎兵S隊8000 その他に張燕、呂範らの兵器隊20000 陸抗を欠く羊祜軍は太史慈隊や周泰隊に対して真正面から殴り合わなくてはならず、大きな損害が出てゆく。 しかし敵軍を漢中方面と天水方面に分散し、各個撃破していった。 天水の東の隘路では司馬懿夫妻が騎兵で待ち受けていた。羊祜、王渾を前に出して敵を突きだしつつ、進軍する。 司馬懿夫妻を撃破すると天水兵力はわずか7000。261年6月、胡奮の射撃で天水は陥落! だが戦いはまだ終わらない。谷を通って漢中を目指す別働隊を王昶、孫桓らで迎え撃つ。 陳式の踏破の効果で落石を防がれて驚いたが、なんとか陽平関に達する前に全軍を撃破した。 羊祜「天水を取ったか。だが我らの目標は関中全域だ。孫策軍の態勢が整わぬ内に武威、安定を落とすぞ!」 杜預「ハ。ただ一点気になる事が。宛が新野の関羽軍から攻撃されているらしいのです」 羊祜「なに!?関羽軍とは親密な関係であったはずでは…」 杜預「何があったかは分かりませぬ。ただ急いで孫策軍を討つべきなのは確かです」 (正直なところ、筆者にもなぜ関羽軍との友好が激減したのか分かりません。ただ直前に宛の東の隘路を封鎖しておいた石壁を崩す許昌所属の関羽軍を目撃し、 壊された石壁のスペースに連弩櫓を建てたことは覚えています。連弩櫓は関羽軍を攻撃していましたが、その時点では友好は親密だったのですが…) 関羽軍が宛に向かうのならよいが、手薄な中盧港や襄陽を狙われると非常に厄介だ。 もう一度友好を結べればいいのだが、こういう時に限って呂布軍が攻めてくる。宛の情勢は厄介なことになっていた。 ---- &size(12pt){&bold(){第七章 対決小覇王}} 関中の平定を急ぐ。天水の内政をあらかた終わらせると、安定と武威の2都市同時攻略隊を繰り出す。 天水は防備が薄くなるので、あらかじめ五丈原の手前の街道を石壁と連弩櫓で封鎖しておいた。 これで最短日数で天水や漢中を攻められることはなくなるだろう。 2都市同時攻略隊の内訳は以下の通り。 羊祜&傅彤&石苞の槍兵S隊14000 杜預&辛毘の弩兵S隊9000 王濬&徐質の戟兵A隊11000 王渾&董允&張衛の槍兵A隊11000 胡奮&駱統の井蘭S隊11000 周旨&馬雲騄&牽招の騎兵S隊11000 吾彦&朱拠の弩兵A隊9000 こちらが8万に及ぶ大軍なのに対し、孫策軍は武威に40000、安定に16000。ただ武威には孫策自身が控えており、油断はできない。 安定領に侵攻すると10000余りの敵軍が迎撃してきたが、安定にさしたる将はいない。軍楽台で気力を回復させながら撃破した。 街亭あたりで戦闘中に、武威の孫策軍30000が天水に向かっている事が報告される。 その中には槍兵を率いる孫策本軍の姿もあった。 孫策&賈充&吾粲の槍兵S隊11000 蒋欽&凌操&陳式の弩兵S隊7000 董襲(連戦)の槍兵A隊6000 司馬懿の騎兵S隊5000 勇将孫策の乱突は非常に怖い。渡で個々に撃破したが、火球が使えない事もあって苦戦した。 さらに長安から天水に向けて周泰らの兵器隊が向かっていることも分かった。 これには冷苞、楊懐を向かわせて弩兵で対応する。この二人は劉焉に育成されて適性が優秀だったからだ。 宛から背後を突きたいところだが、あちらも関羽軍、呂布軍の防衛で手いっぱいだった。 激戦の末、262年4月に胡奮隊が安定を、6月に羊祜隊が武威が奪取!孫策軍の援軍も楊懐らの活躍で撃破した。 ひとまず武威は捨て置き、安定に兵と人員を召集する。 羊祜「残るは大都市長安か。皆ここまでよくやってくれた。あと一息だ。ところで元凱、宛の方はどうだ?」 杜預「呂布軍の軍師陳宮が、鍛錬により軍師殿を越える知力を身に付けたとのこと。撹乱の効かない呂布軍に苦戦しているようです。急ぎましょう」 羊祜「うむ、我らはこれより小覇王孫策と決着をつける!皆、遅れるなよ!」 周旨「新たな特技の強さ、思い知らせてやらぁ!」 胡奮「それがしには開発したての投石車を任せてもらいましょう」 262年11月、長安へ向けて進軍を開始する。内訳は以下の通り。 羊祜&傅彤の槍兵S隊15000 杜預&朱拠の弩兵S隊10000 王濬&徐質&董允の戟兵A隊12000 王渾&石苞&張衛の槍兵A隊12000 胡奮&駱統の投石S隊12000 周旨(推進→猛者)&馬雲騄&牽招の騎兵S隊12000 吾彦&辛毘の弩兵A隊10000 安定と同時に、漢中、天水からも部隊を進発させる。 孫桓「我らの目的は孫策軍の分散。子午谷に進軍して孫策軍をおびき寄せるのだ」 迎え撃つのは孫策、周喩、周泰、董襲らの率いる25000。孫策と周泰は安定方面へ、周喩と董襲は子午谷方面へ迎撃に出てきた。 これを見てさらに天水から冷苞、楊懐の2部隊を進発させる。 楊懐「俺たちは五丈原から長安に向かうぞ!」 孫策本隊は渡に陣取って羊祜軍の進軍を阻むが、羊祜本軍の突出しや周旨の突撃で進路を確保してゆく。 子午谷方面に釣り出された周喩隊らも急いで安定方面の救援に向かう。 周喩「火神の異名をとる私にかかれば火矢の雨もどうということはない!」 胡奮「ならば石の雨はどうだ!」 周喩「ぐっ!投石車とは厄介な…こうなったら城に退いて籠城するぞ!」 羊祜「いいぞ胡奮!全軍このまま長安を取り囲めい!」 孫桓「別働隊の我らは潼関の西に砦を建設し呂布軍に備えよう」 太史慈「黙ってやられてやる訳にはいかん!太史子義の悪あがき、その身に受けよ!」 孫桓「なにぃ!?」 瀕死状態の長安から太史慈が飛び出し騎馬で孫桓に突撃→一騎打ちに突入。なんとか退却に成功したものの、孫策軍の最後の意地を見た気がした。 263年4月。羊祜の一斉攻撃で長安は陥落!ついに羊祜軍は関中を平定した。 さらにこの時点で支配都市は8つ。堂々の中華最大勢力にのし上がったのだ。 陸抗「やりましたな、叔子様」 羊祜「おお、幼節。そなたもよく宛を守ってくれた」 陸抗「漢帝は擁立するおつもりですか」 羊祜「うむ…魏、晋ともに元を辿れば漢の臣下。漢帝を廃す理由は無い」 陸抗「さすがです。董允殿や傅彤殿も喜ぶことでしょう」 孫策軍から登用した武将はというと… 孫策「父や弟より先に滅びるとは…全く、小覇王の名が泣くな」 羊祜「孫策殿、そして孫策軍の将達よ、どうか力を貸して下さらぬか」 孫策「すまんな。命を助けてもらってなんだが、このまま配下になるわけにはいかん。俺より武勇の勝る者が一人でもいれば別だがな」 周喩「伯符がそういうなら私も同様だ。羊祜殿、貴殿が優れた将軍であることは認めるが」 周泰「…断る」 太史慈「お気持ちは嬉しいが、それがしは孫策様以外に仕える気はござらん」 こんな感じで、孫策軍の主力武将は軒並み羊祜軍の武将の能力を上回っており、登用できなかった。 それでも配下には大喬、小喬が加わったので、孫策と周喩には陸遜と同じく隠居していてもらおう。 それ以外に登用したのは虞翻、梁習、劉馥、孫瑜、辛憲英、蒋欽など。 そしてさらに… 司馬昭「おぬしの下につけるなら悪くない。羊祜、よろしく頼むぞ」 羊祜「司馬昭様、こちらこそよろしく頼みます。あなた方ご兄弟が居てくださればこれほど心強い事はありません」 司馬昭「ははは、我らを買いかぶりすぎだ。今やおぬしの方が能力は上だ。ところで…あ奴を登用しても良かったのか?」 羊祜「…賈充のことですか」 司馬昭「そうだ。わしがいうのもなんだが、あ奴は相当黒いぞ。それに張華や杜預らが黙っておるまい」 羊祜「心得ております。ただ…国を作るにはあのような男も必要です。司馬攸様に常に監視して頂いていますので、あまり無茶はしないでしょう」 こうして司馬昭、賈充を登用。その後は呂布軍や関羽軍を撃退しつつ、ほったらかしの武威や長安の内政に励んだ。 確固たる地盤を築いた羊祜軍は、中原の攻略に向けて戦力を整えていった。 ---- &bold(){<ここまでの勢力図>}