ハーキュリーズ(Hercules) / ハーキュリーズ・パンヘレニオス(Hercules Panhellenios)
初出:Journey into Mystery Annual #1(1965年)
作者:
スタン・リー、
ジャック・カービー
種族:ギリシア神話の神オリンピアン(最初は人間として生命を受けるが、後に神となる)
概要
ギリシア神話の神ヘラクレスその人。"Hercules"の英語読み。
神話と同じく、無双の怪力を誇り、
マーベル・ユニバースでもトップクラスの力持ちである。
基本的には豪放磊落。感情を表に出す単細胞のように見えるが、裏表のない性格ではある。
なので、
デッドプールと下心なしに付き合い、
ソーとは(英雄同士の意味で)親友である。
生命の発露、特に戦いを好む。
セクシュアリティ
「英雄、色を好む」との言葉通り、いろいろな女性と関係している。
スノーバード、
ブラックウィドウ、アルフリセ(ダークエルフの女王)、
ネイモラが四人揃って(ペイントアートで)死んだハーキュリーズとの愛を思い出すというシーンがあるが、この四人が並ぶと怖い(特に
スノーバード)。なおこのシーンは、さまざまな土地や種族との交流を意味しているらしい。
しかし、神と定命のものの間は、悲恋に終わることが多かった。
実はバイセクシャル説があるが、自身が主人公のストーリーではゲイっぽいところは消している...と思ったが、最近は堂々と同性のパートナーと行動している(実際の神話でもバイセクシャルであった)。
X-treme
X-MENで異次元のハーキュリーズと髭の筋肉男の
ジェームズ・ホーウィットが男同士の愛に結ばれて逃避行する話がある。また
ノー・ヴァーと一緒に戦いながら同性キスをする仲になったりと、ゲイの代表にもなりつつあるかも。
また、多少天然が入っているのか、ときどき現代人の基準からすると服の被覆面積が少なく、裸体に近い。
アベンジャーズアカデミーでは、特別講師として、最初のギリシアのオリンピック(ハーキュリーズがチャンピオンになったとされる)を教えるため、当時のユニフォーム
全裸になってレスリングの様子を伝えた。このとき男子生徒はドン引き、女子生徒も目を伏せたりしていた(
ハズマットは
メトルに目隠しをされていた)が、
フィネスと
X-23は平気で見ていた。また、ゲイの
ストライカーは「毛深い熊野郎」は趣味でないと言っている。飛んできた
ティグラに「お主も全裸になって相手をせぬか」と宣い、
ティグラから「さっさとパンツ穿きなさい」と返された。
Spider-Island事件が解決された際も、クモ化が治癒された人々の多く(彼自身も含む)が
全裸だったのを見て、昔を思い出しご満悦だった。
お金と装備
実は大変な金持ちであり、現金(しかも本物の金貨)でバーを数軒買ったこともある。
トニー・スタークの会社の最初の出資者の一人で、このとき10万ドルを出資したが、今見直すとゼロが2桁増えているらしい。
コンストリクターから過剰防衛で訴えられたことがあり、裁判で負けて数百万ドルを失ったうえ、
ダメージ・コントロールで社会奉仕労働をしたが、その後も
ダメージ・コントロールに働きにきていたりする。
武器と防具
- 黄金の棍棒:「ソーと言えばハンマー」という意味で、ハーキュリーズの代名詞のような武器。鍛冶の神ヘパイストスが与えたアダマンタイト製の棍棒で、ソーのムジョルニアに匹敵する頑丈さを持つ
- ペルセウスの盾:真ん中にメデューサの顔がはめ込まれている。アダマンタイト製
など
なお、この神話上の金属「アダマンタイト」が、超合金「
アダマンチウム」の名前の元ネタの一つになっているため、ハーキュリーズが自分の武器のことを「
アダマンチウム製」というシーンもある。
ストーリー
マイティ・アベンジャーズ
カオス・ウォー
対
アマツ・ミカボシの中心となって戦うが、最後に世界を救うため「神」の力を失い、定命のものになった・・・はずだったが、また神に戻っている。
最終更新:2022年08月20日 16:03