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ニューウォリアーズ (New Warriors)

(チーム名、マーベル)

初登場："Thor #411" (1989年12月)
(ただし、チーム結成へのいきさつは翌年の"New Warriors #1"で描かれる)

概要

若手能力者によるヒーローチーム。
メンバーを入れ替えながら継続している。
非公式ではあるが、アベンジャーズの若手チーム的な位置づけであり、（特に第一期は）若手ヒーローの登竜門的な扱いになった。反面、数話で抜けてしまうメンバーも多かった。
なお大型クロスオーバー"Civil War"の火種となったスタンフォード爆発事件を引き起こしたチームとして有名になった。

結成

チーム結成の発起人となったのはナイト・スラッシャー。
子供の頃、犯罪者に両親を殺害されたナイト・スラッシャーは、いつか犯罪と戦うため、両親の残した会社の財産と自らの修練によって、「金で手に入るすべての技能」を習得、法的に成人となる日を待って計画を進めていた（どこかで聞いたような...）。その中には、他のヒーローチームを研究した上で、若い能力者を調査、目星を付け仲間とすることも含まれていた。
最初のメンバーはマーベル・ボーイことヴァンス・アストロヴィク（後のジャスティス）、ファイアスターことアンジェリカ・ジョーンズ、ノヴァことリチャード・ライダーだった。
始めて戦ったヴィランは元ギャラクタスのヘラルドテラックスで、この戦いの間にスピードボールことロビー・ボールドウィンと、ネイモリータが仲間に加わった。
この戦いはテレビのニュースで報道され、その時にリポーターが呼んだ"ニューウォリアーズ"という名前が気に入り、チーム名とした。
(New Warriors #1,1990年7月)

メタな結成

第一期メンバーは、ナイト・スラッシャー以外は既出のキャラクターであり、それをまとめる形でニュー・ウォリアーズを結成した。
第一期では、やや格下のキャラクターを1～2話くらい絡ませて話を進めるという形式が多かった。このため、アベンジャーズの予備軍と見なされることがあるが、正式にはアベンジャーズ自体が予備軍を持っていたため、無関係な組織である。
各メンバーのテーマ（ナイト・スラッシャーの復讐や会社の乗っ取り、マーベル・ボーイ（ジャスティス）の父親殺しと裁判、ファイアスターの恋愛、ネイモリータの体の不安定化など）を差し挟んでいる。

メンバー

メンバーは入れ替えを続けながら、総勢４０人以上のメンバーが関わっている。

初期メンバー(第一期）

ナイト・スラッシャー：チームリーダー。自分の会社を持っており、活動資金や基地（クラッシュ・パッドという港の倉庫を改造したもの）などは会社の持ち物。
マーベル・ボーイ（後のジャスティス）：ファイアスターと恋人になる。最期の方で二人でアベンジャーズへ移籍
ファイアスター：ジャスティスと恋人になる。結婚目前までいったが、式をすっぽかしなかったことに。でも初夜まで処女をとっておく、としたが...
ノヴァ（リチャード・ライダー）：ネイモリータと恋人になる。宇宙の任務と掛け持ちだったため、間が開いて出ていた。
スピードボール：当時は軽い青年だった。
ネイモリータ：ネイモア・ザ・サブマリナーのいとこ。クローンの副作用で、青に体色が変わるなどあり、一時「キメラ」を名乗った。ノヴァと恋人だった。

第一期追加メンバー（すでに脱退した者も含む）

レイジ：中身は黒人の少年だが、外見とパワーは中年に近いプロレスラー。アベンジャーズだったが、クインジェットをナイト・スラッシャーの私用に貸したことで、追い出される。判断が悪い。
ダガー：クロークの相棒となる女性能力者。
ダークホーク：お守りの力で、鳥のような特徴を持つアンドロイドに入れ替わることができる。
スカーレット・スパイダー：ピーター・パーカーのクローン、べン・ライリー。
シルエット：ミッドナイツ・ファイア（ヴィラン）の妹。ダークフォースを操るパワーを持つ。足が不自由で両手に杖を持っているが、影から影へ移動できるので素早い。
ヒンドサイト・ラッド→ヒンドサイト【改名】：スピードボールを脅迫して参加。超能力はない普通の人間。
バンデット：後の、二代目ナイトスラッシャー
ターボ（ミチコ・“ミッキー”・ムサシ）：トルペード・スーツというパワードスーツの一種を着けている。日系人だが日本語が話せないはずだったが,,,。
ターボ（マイケル・ブレント・ジェフリーズ）【死亡】：ミチコとトルペード・スーツを共有していた。
パワーパックス、パワーハウス（アレックス・パワー）：パワー・パックの長男。パワー・パック4人の能力を一人で使う
スピードボール（ダリオン・グローブ）：-未来から来た、スピードボールの能力をそのまま持ったクローン
タイムスリップ

＜一期回想で追加したメンバー＞
スラップスティック
ウルトラガール

第二期

第一期チームの解散後、ナイト・スラッシャーがチームを再結成しなかったため、スピードボールの呼びかけによって再結成されたチーム。
スピードボール
ネイモリータ
ノヴァ
ファイアスター
ジャスティス
ターボ（ミチコ・"ミッキー"・ムサシ）：第一期に数話登場。
ボルト（クリス・ブラッドリー）：追加メンバー。後の二代目マーベリック。
イージス：追加メンバー。「イージスの盾」をブレストプレートとして着ている。

第三期

テレビ局と契約。ヒーロー活動を撮影し、テレビのリアリティショーで放送するチーム。シヴィル・ウォーの火種となった。
ナイト・スラッシャー
ネイモリータ
ノヴァ
スピードボール
マイクローブ：追加メンバー。ナイト・スラッシャーの会社の社員の息子。父親が死亡したため、ナイト・スラッシャーが養子にした。体内の細胞や細菌と「話し」「操る」ミュータント。
デブリー：追加メンバー。制作会社が連れてきた「諍いの種」。

第四期

"New Warriors Vol. 4"の主人公たち。
M-Dayで能力を失ったミュータントたちのチーム。失った能力を装備で補い、ヒーロー活動を続ける。
超人登録法が施行される中、登録しない非合法チームとなった。

• ワンドラ：元ジュビリー。反重力を操るウィザードのテクノロジーを利用し、飛行、フォースフィールド発生、怪力などを発する。チームのフィールドリーダー。
• ブラックウィング：元ビークことバーネル・ボースク。ヴァルチャーまたはブラックウィングのテクノロジーを使った、漆黒の飛行アーマーで空を飛び、光線を発射する。
• デシベル：元チェンバー。クロー(ブラックパンサーの仇敵)のテクノロジーを利用し、ソニックブラストを放出するなど音を武器に使う(チェンバーは、ミュータントパワー発現の時に顎を吹き飛ばして、喋ることができなかったので、ある意味皮肉である)。
• ロングストライク：元タトゥーことクリスティーヌ・コード。スティルトマンのテクノロジーを利用した伸縮自在の手足。
• フェイザー：元ラジアンことクリスチャン・コード。ビートルのテクノロジーを利用して、胸や手からビームを放出して攻撃。また、反重力ディスクを形成して浮遊する。
• リップコード：元ステイシーＸ。ウェブシューター、リープ・フロッグ（フロッグマン）のスプリング、スライド(「テフロン加工の男」を名乗るヴィランでどこでも滑ることができる)のスーツを利用。アーマーには金属の触手がついており、これをムチのように使って攻撃する。
• スカイボルト：元レッドネックことヴィンセント・スチュワート。ターボ・アーマーの一形態を利用し、飛行能力と両腕からエネルギー体を射出する。
• テンペスト：エンジェル・サルバドーレ。炎と氷、風を起こすガントレットを装備
• ナイト・スラッシャー：リーダー。だが彼は既に死亡しているはずで、その正体は謎に包まれている。

資金はナイト・スラッシャーが提供している。装備は過去にヴィランが使っていたものを改造。
またアーケードのマーダー・ワールドを改装し、デンジャールームとしてトレーニング施設として使用。

第五期

2014年に第五期となる新チームが発足。
来るべきセレスティアルズの審判に備え、ハイエボリューショナリーが意に沿わず変異してしまった人類の浄化（抹殺）を計画。
ミュータント、変異種、クローン、インヒューマンなどあらゆる普通の人間でない者を襲い始める。
アベンジャーズやファンタスティック・フォーが不在だったため、ジャスティスは居合わせたメンバーで新たなニューウォリアーズ結成を決意する。

ジャスティス：ミュータント（旧ニューウォリアーズのメンバー）
スピードボール：後天的に変異した能力者（旧ニューウォリアーズのメンバー）
ノヴァ（サム・アレクサンダー）：地球人と宇宙人の混血
スカーレット・スパイダー（ケイン）：後天的に変異した能力者（スパイダーマン）のクローン
ヘチ(haechi)：マーク・シム。インヒューマン
ウォーター・スネーク：アトランティアン、従者であるがネイモリータによく似ているとされる。
ハミングバード：魔術師、半神
サン・ガール：唯一の普通の人間。装備によって能力を得る。

第六期

2020年のイベント「アウトロード」でのミニシリーズ。
若者による自警行為が法律で禁止されたなか、かつてのニューウォリアーズが若いヒーローたちを教導する。
予告はあったが、諸般の事情により出版されなかった。

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