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ドラゴン(種族) - (2012/02/16 (木) 14:13:17) のソース

#contents
*ドラゴン
スカイリムとエルスウェアに生息していた種族。ドラゴンシャウトと呼ばれる独自の言語を持つ。
アカトシュの末裔とも言われており、他の生物とは異なる魂の構造をしている。

ドラゴンは生来の傲慢な性格で、他者を信用せず、力を持って他者を支配したがる。
力ある者ほど支配者に相応しいという考えを持ち、人間をドラゴンに及ばない存在と捉え、
自分達を崇拝していた竜教団に人間達を支配させ、逆らう者がいれば残酷な仕打ちで報復した。

キナレスによってドラゴンと対等の力を得た人間達の反逆により、竜教団とドラゴンによる支配は終わり、
ドラゴンの魂を吸収することのできる人間「ドラゴンボーン」の出現によって、ドラゴンは狩られ尽くされ、
やがてタムリエルから絶滅した。

以後ドラゴンの存在は次第に人々の記憶から薄れてゆき、現在では伝説上の生物として吟遊詩人の歌や本に描かれるのみとなっている。
しかし、アルドゥインの出現と時を同じくして、各地で絶滅したはずのドラゴンが出没し始めた。

*ドラゴンシャウト
ドラゴンが持つ独自の言語。ドラゴン語とも。その文字はドラゴンのもつ3本の爪で書かれ、表される。

単なるコミュニケーションのための言語ではなく、実際に何かを「する」力も備えている。
例えばドラゴン語で押すという意味を持つ”ファス(Fus)”を喋れば、実際に目の前の物を強く押すことができる。

ドラゴンが口論(=戦い)のために用いるものであり、ドラゴンがブレスを吐けるのもこのシャウトの力によるものである。

*ドラゴンボーン
竜の血脈を持って生まれた、アカトシュの祝福を受けし者のこと。ドラゴン語では「ドヴァーキン」と呼ばれる。
ドラゴンの血を引くが故に、天才的なドラゴンシャウトの才能を持つとされる。
今作の主人公がこれに該当する。

第一紀のアイレイドがシロディールを支配していた時代に、アカトシュが自分の心臓で聖アレッシアを祝福して、
アイレイドを打倒しオブリビオンの門を閉ざすための力を与えたのが、ドラゴンボーンの出現のはじまりだとされている。
聖アレッシアと、その家系の者は皆ドラゴンボーンで、彼らだけが帝都のドラゴンファイアを灯すことができた。

また竜の血がその身体に流れているため、ドラゴンの魂を吸収し、ドラゴンを完全に殺すことができたとも言われている。
その性質からドラゴン達には恐れられ、竜戦争の時代には人間達を率いてドラゴンを狩り、竜教団を滅ぼした。

ドラゴンが絶滅し、タイバー・セプティムによるタムリエル統一がなされて以降は、オブリビオンの門を閉ざすドラゴンファイアと、
それを灯すことができるセプティム家の存在から、ドラゴンスレイヤーだったことよりも竜の血脈を持つことの方が重要視されるようになった。
現在では「竜の血脈を持つ者」としての意味が一般的で、かつてドラゴンスレイヤーだったことを知る者は少ない

かつてのドラゴンの支配地であったスカイリムでは、今でもドラゴン伝説の一部としてドラゴンボーンの名が語り伝えられている。

*竜教団
アトモーラからスカイリムへ移住してきた人間達が築いた組織。
特定の動物を神として崇める独自の文化・宗教を持っており、ドラゴンはその中でも最も高位の存在とされていた。

竜教団の司祭は「ドラゴン・プリースト」と呼ばれている。
ドラゴンはドラゴン・プリーストに魔法の仮面を授けて、竜教団以外の人間達の統治を任せ、
ドラゴン・プリーストはその力で人間達を屈服させ、奴隷として使役し、ドラゴンのために貢物を捧げさせていた。

竜教団の統治は残酷で、奴隷達は大いに苦しめられたが、
彼らを哀れんだキナレスによって彼らはシャウトを与えられ、その力で竜戦争を引き起こした。

*アルドゥイン
最強のドラゴンシャウトを持つとされるドラゴンと竜教団の長。
現世とソブンガルデ(ノルドの英雄が赴くあの世)を自由に行き来することができ、英雄の魂を取り込むことで強大な力を得ている。
到底人間が立ち向かえるような存在ではなかったが、3人の反逆者によって討伐されたとされている。

「エルダースクロール(星霜の書)」では、アルドゥインはいずれ復活すると預言されている。
スカイリムでは「世界を喰らう者」として、世界が終末を迎えるとき、現世に出現すると伝えられていた。
世界を喰らう者の伝説が薄れた後は、エルフの竜神「アカトシュ」と混同され、アカトシュの別名として捉えられるようになった。

前述のように、長らくその姿を現世から眩ましていたが、ヘルゲンで処刑されかけていた主人公の前に突如姿を現した。

*ヌーミネックス
第一紀に、アンソール山を拠点にスカイリム中で暴れまわっていたドラゴンの名。
非常に強力なドラゴンであり、人々はヌーミネックスの被害に苦しめられた。

だが、当時のホワイトラン首長であった隻眼のオラフによってヌーミネックスは打ち負かされ、
ホワイトランの監獄に閉じ込められ死ぬまで監禁された。

このヌーミネックスが囚われていた監獄が、今のホワイトランのドラゴンズリーチだとされている。
このオラフとヌーミネックスの戦いは、今でも伝説として本や吟遊詩人の歌を通してスカイリム中に知れ渡っている。

**参考文献
-王者のアミュレット
-オラフとドラゴン
-ドラゴンボーンの書
-竜戦争