誤訳・珍訳

意訳の範疇で収まるものから単におかしいだけのもの、ストーリーやクエストの理解の妨げになるものまで。





全般


翻訳するかどうかのブレ

全体的に、固有名詞に意味のある単語が含まれる(または、固有名詞が意味のある単語で構成される)とき、それを翻訳するか否かのルールにブレがある。
例えばロケーションの1つである「Robber's Gorge」は「追いはぎ峡谷」と翻訳してあるのに、
その「Robber's Gorge」から繋がる「Robber's Cave」は「追いはぎ洞窟」…ではなく、「ロバーズ洞窟」と翻訳されていない。

人名のカタカナ表記に関するブレ

全体的に人名のカタカナ表記にブレが多い。ジャーナルでの表示と字幕での表示があってないこともしばしば。
例えばソリチュードのアーケイの司祭であるスティル(Styrr)は、ジャーナルではステラーと表記されたりする。


地名


ドラゴンズリーチのダンジョン (Dragonsreach Dungeon)

  • ここで言うダンジョンとは地下牢の事。日本ではダンジョンと言うと地下迷宮や洞窟をイメージするので、翻訳した方が良かったと思われる。
  • 同じような誤訳にドール城のダンジョン(Castle Dour Dungeon)もある。
    • 前作Oblivionでは逆の翻訳をしている(ニルンルートの資料で「作成される薬は地下牢の探索に最適」)。これはダンジョンの方が良かった。
  • ちなみに、天守閣もダンジョン(dungeon、donjon)。

トレジャーハウス (The Treasury House)

  • ソーナー・シルバーブラッドの役割から考えると宝の家的なトレジャーハウスよりも、公庫や財務官の家といった訳が適切かと思われる。

宿屋「ブラック・ブライア」 (Black-Briar Lodge)

  • 宿屋ではありません。ブラック・ブライアのロッジとか別荘、山荘などが適切かと思われる。

吟遊詩人の跳躍 (Bard's Leap Summit)

  • Summitが訳されていない。 Summitは山頂、頂上を意味する。
    • イベントにてこの場所はかつて吟遊詩人が飛び降りて度胸試しをする場だと分かる為Leap(跳躍)は非常に重要な意味を持つ。
    • 従って吟遊詩人が飛び込んだ頂と言った意味合いになるのだが、この場所は山頂などではなく山の中腹の平坦になったところにあり、そこから流れ落ちる滝の上に存在する。
    • Summitという言葉が実態にそぐわない為、公式では意図的に訳さなかったのかもしれない。
    • そういった諸々のこと加味して意訳するのであれば、跳躍地、跳躍台(飛び込み台があることから)、跳躍瀑(滝の上にあることから)。乱暴な意訳であれば跳躍舞台等。
      • もしくは公式訳の様に意図的に訳さないというのも悪くないと思われる。

ブロークン・ラムの野営地 (Broken Limb Camp)

  • 綴りに従えば、ラムではなくリム。リム(Limb)は四肢・手足の意。

グレイドルクラッシュ・ロック (Cradlecrush Rock)

  • 綴りに従えば、濁らずにクレイドルクラッシュ・ロック。クレイドル(cradle)は揺り籠の意。

パインクリーク洞窟 (Pinepeak Cavern)

  • 綴りに従えば、パインピーク洞窟。

ロストナイフ洞窟 (Lost Knife Hideout)

  • ゲーム上では違和感がないが、Hideoutは隠れ家の意なので訳としては誤り。ロストナイフの隠れ家。

リーチウィンド砦 (Reachwind Eyrie)

  • Eyrieは高い所にある住居の意味。現物は高所に建っているドゥーマーの塔。
    • ダイナス・ヴァレンのメモから、ここはゴールドールの住居だったと思われる。
  • 高い所にある家を簡潔に表す熟語はないため、「リーチウィンド・アイリー」、形状から「リーチウィンドの塔」、ブラック・ブライアに合わせて「リーチウィンド山荘」などはどうだろうか。

裏切り者の位置(Traitor's Post)

  • 小屋の名前であるため、位置と訳すべきではない。
  • このPostは駐屯地に近い意味合いのため、「反逆者のねぐら」か「裏切り者の駐屯地」などが妥当か。

スカイ・ヘヴン聖堂(Sky Haven Temple)

  • Havenは「避難所・安息地」という意味で、カナ表記するならヘイヴン。ヘヴンはHeaven(天国)。

首長の長屋(Jarl's Longhouse)

  • 長屋というと集合住宅という意味があるが、この場合は首長の住む家を指すため「首長の館」辺りが適当な訳だったと思われる。
  • ヴァイキングの領主と臣下の住居兼、集落の住民が集まる宴会場兼、訪問者を迎える場所でもあった「ミードホール」と呼ばれる大きな建築物がモデルであると思われる。
  • なお、オークの集落における族長の長屋は集落のオークが寝泊まりしており長屋・もしくは大型住居としての意味合いが強い。


戦乙女の炉(Warmaiden's)

  • 原文は「Warmaiden's」のみ。「炉」要素はどこから。
    • 「戦乙女用」とでもするのが正しいだろうか。鍛冶屋とわかりにくいので意訳したと思われる。
    • Denny(デニー)氏のレストランがDenny's(デニーズ)となるのと同じようなものだろう。「戦乙女(の店)」といったところか。
    • 別の担当が訳したと思われる文では「ヴァルキリーの炉」と翻訳揺れも起こっている。

酔いどれハンツマン(The Drunken Huntsman)

  • なぜHuntsmanを訳さなかったのか。人名と勘違いしたのか。
    • 訳すなら「酔いどれ狩猟家」。

ペラギウスの羽(Pelagius Wing)

  • 初見では鷹の羽のような小さなアイテムだと思った方も多いのでは?
    これはウイング構造の建物なので「ペラギウスウイング」、「ペラギウス翼」、「ペラギウス棟」などが適当と思われる。

ジョルバスクル(Jorrvaskr)

  • 誤訳というか英語版での発音はどう聞いても「ヨルバスクル」。
    • いかにもノルド語風のつづりなので「ヨ」が適切だろう。なおノルド語というのは実在する言語グループの名前で、アイスランド語やスウェーデン語などの総称(北ゲルマン語と同義)。


ハイ・フロスガー(High Hrothgar)

  • HrothgarのHは黙字なので正しくは「ハイ・ロスガー」。英語版でもそのように発音されている。
    • これは好みの問題も大きいのでは? 北欧神話やサガなどには hr- で始まる名前は多く(フレースヴェルグ Hræsvelgr, フリームニル Hrímnir, フラヴンケル Hrafnkell などなど)、英語読みすれば h は消えるが古ノルド語では r と hr は違う発音で、日本のカナ表記ではフをつけるほうが優勢。

カイネの森(Kynesgrove)

  • ウインドヘルム南東の集落カイネスグローブのこと。grove(森、木立)を訳すか音のまま表記するか統一が取れていない。同所のNPCと会話すると、「カイネの森について知らないか?」というような選択肢が出てきて、この地に関連する特別な場所のように聞こえるが、要塞や集落の基本的な情報を尋ねるよくある選択肢(ホワイトランでホワイトランのことを訊くのと同じ)。

クロスロード監視塔

  • 「ファルクリース監視塔」のこと。目的地がランダムのクエストでここが指定されると、ジャーナルでは何故かこのように表記される。
  • 誤訳ではなく原文の表記ミス。

ゾルグンデの巣窟(Soljund's Sinkhole)

  • 原語では「Soljund's Sinkhole」。Sinkholeは地面に空いた穴を意味する言葉であり、巣窟という意味の言葉ではない。
  • またゾルグンデもおかしい。ソルユンドとかソリュンドと読む方が適切か。

廃屋

  • マルカルスの街中にある廃屋、それとソルスセイムにある廃屋は日本語版では同じ名前だが英語版ではやや違った名前になっている。
  • マルカルスの方はAbandoned House、ソルスセイムの方はAbandoned Lodge。

要塞

  • Hold、Redoubt、Stronghold、Fortを全て「要塞」にしてしまっている。
    • Hold
      • スカイリムの9つの地域を指すので「領地」「地方」などと訳すべきだったのが適切だっただろう。
      • あるいは一部の訳に見られるように「ホールド」とカタカナにしておいた方がよかったと思われる。
    • Stronghold
      • スカイリムに住むオークの集落という意味で使われているので「拠点」や「牙城」としたほうがよかった。
    • Fort
      • ほとんど「砦」になっているが、一部クエストなどで「要塞」と翻訳ブレが出ている。
    • Redoubt
      • 消去法的に「要塞」のままで問題ないと思われる。

幼魔の洞窟(Brood Cavern)

  • 小悪魔少女が住んでいるかと思った? 残念! ホラアナグマさんの巣窟でした!
  • 原語は「Brood Cavern」。broodには(複数の)子供や雛といった意味合いがあり、翻訳者はファンタジー的な要素を加味してこのような訳にしたのかもしれない。
  • 実際は見ての通り熊の巣窟であり、訳すとしたら「子熊の洞窟」、またはbroodには「繁殖用のための~」という形容詞的意味合いもあるため、『熊の繁殖場』あたりが妥当だろうか。

ハエマールの不名誉

  • デイドラクエスト「デイドラの親友」で向かうことになるダンジョン
  • 入口手前のエリアがHaemar's Cavern(ハエマールの洞窟)で、クラヴィカス・ヴァイルの石像のあるエリアがHaemar's Shame(ハエマールの不名誉)という構造になっているのだが、両方とも同じ名前にしてしまった。
    • 奥のエリアの名前も一見誤訳っぽいが、恐らく誤訳ではない。なぜこのような名前が付いているかは不明。



人名

ノルドの人名全般について
  • ノルドの姓は二つの単語で構成される事が多い。バトル・ボーン(Battle-Born)、グレイ・メーン(Gray-Mane)など。
    • 二つの単語の間にハイフンが無い場合もある。ストームクローク(Stormcloak)やレイヴンクローン(Ravencrone)など。
  • 一方で翻訳の際、名の後の二つの単語が意味を持つ文章として「収まりが良い」場合、「姓」ではなく「異名」として翻訳されている例がある。
    • 石拳のガルマル(Galmar Stone-Fist)、夜明けのエルダ(Elda Early-Dawn)など
      • それなりに「収まりが良い」のに翻訳されていない例もあり、一貫性が無い。リフテンの首長、Laila Law-Giverは「ライラ・ロー・ギバー」で、「法をもたらす者ライラ」にはなっていない。
  • しかし、実際はそれが「姓」なのか「異名」なのかは不明である。
    • ガルマルに関してはロルフ(Rolff Stone-Fist)という兄弟がいる。兄弟揃って同じ異名を持つという可能性もなくはないが、Stone-Fistというのは異名ではなく姓と考えた方が自然。それぞれ、「ガルマル・ストーン・フィスト」「ロルフ・ストーン・フィスト」が適切と思われる。ちなみに、内戦クエストのリッケ特使のセリフには「ストーンフィスト」と訳されている部分もある。
    • 文化として「姓」と「異名」の区別があまり無いのかもしれないが、実際のところは「ベセスダに聞いてみないと分からない」と言ったところであろう。
  • 以上の事から、ノルドの姓に関しては全て翻訳せずにカタカナで通した方が無難であったかもしれない。

アルゴニアンの人名全般について
  • アルゴニアンの名前は非常に特殊でブラックマーシュネームと呼ばれる現地語で一単語、またはハイフンを入れた*1二単語、もしくはシロディール語(英語)で何かしら意味を持つ言葉の3種類に分けられる。
    • 命名規則はアルゴニアン独自の物でシロディール語は大抵当人のブラックマーシュネームを翻訳した物となっている。
      • 映画「ダンス・ウィズ・ウルブズ」でスー族がアメリカ人に名乗る際にインディアン・ネームを「拳を握って立つ女」「蹴る鳥」と翻訳した形で名乗ったのと同じ。
      • 本作のシロディール名の訳の例は、湿地帯の斥候(Scouts-Many-Marshes)、浅瀬にたたずむ(Stands-In-Shallows)など。
    • このシロディール語名が訳されていたとしても前作のトビウオ師匠ことCity-Swimmerの様な珍訳でなければさほど問題ではないと思われる。
      • しかし、シロディール名を使っているアルゴニアンの中でどういうわけかデイドラクエ後に登場するディープ・イン・ヒス・カップのみそのままになっている。統一感が無くなるので訳した方が良かったかもしれない。
      • また、クエスト「計り知れない深み」で登場する、本質を見抜く者(Watches-The-Roots)は字幕では「ルーツ」と訳されている。原文でも字幕中ではRootsと略表記されているので、それをそのまま訳してしまったのだろう。

アワビ (Abelone)

  • ドーンスターの町民。女性。アワビの英名「Abalone」ではなく「Abelone」。
  • 「Abelone」はデンマークの女性名。(Apolloniaの変形)
  • カタカナ表記するなら「アベローネ」が適切か。

偉大なるバルグルーフ (Balgruuf the Greater)

  • ホワイトランの首長。男性。
  • とのこと。この為、大バルグルーフが適切かと思われる。
  • ただしゲーム中において子供は存在するものの、各々固有名が付けられており小バルグルーフに該当するキャラクターは存在しておらず、誰と比較しての大なのか分からなくなっている。
    • しかし、通常年上には「The Elder」が付くので上記の説も間違いと思われる。「Greater」はサイズの大小を表すので、もしかしたらバルグルーフ首長は巨漢なのかもしれない。

若きイドグロッド(Idgrod the Younger)

  • バルグルーフと同様の誤訳。「小イドグロッド」が適切か。

海賊船 (Corsair)

  • デインティ・スロート号の乗組員。Corsairには海賊船の意味もあるがこの場合海賊が正しい。

最初の仲間 (First Mate)

  • デインティ・スロート号の最奥にいる人物。正しくは一等航海士。FirstとMateを別々に訳したと思われる。
  • 前作のマルヴリス一等航海士(First Mate Malvulis)などは正しく訳されていたが、船員含め何故このような珍訳になったのだろうか。
  • さすがのエキサイト翻訳でも正しく翻訳される。
  • そのNPC名から仲間になると勘違いした人も。ためらう必要はない。ソブンガルデへと送ってあげよう。

レオナラの家の鍵(Leonara Arius)

  • 勝手に家の鍵にされてしまった哀れなNPC。
  • スノー・ショッド農園にいる女性の名前が家の鍵になっている。正しくはレオナラ・アリウス。
  • ちなみに作中には「レオナラの家」という建物も「レオナラの家の鍵」というアイテムも存在しない。

公平なエリシフ(Elisif the Fair)

  • ソリチュードの首長。女性。
  • 「麗しきエリシフ」又は「美しきエリシフ」との訳が自然であると思われる。
  • 「Fair」は公平という意味だが、「Fair」があだ名になる場合は「麗しき」「美しき」といった意味を持つことがおおい(例:フランスのフィリップ四世端麗王)
  • (例えば有名な映画「My Fair Lady」の意味は「我が麗しの貴婦人」との訳になる)

ヴァーミルナ(Vaermina)

  • スペルから見ると"mi"と"na"の間に"ル"の要素は見当たらない。
  • ヴァールミナの誤植?

リッケ特使(Legate Rikke)

  • Legateは派遣される者、つまり使節や特使の意味を持つがそれ以外に司令官・総督代理も表す。
  • この人物の役職から考えると後者の方が妥当な為「副官リッケ」か、ローマ風に「総督代理リッケ」と訳すべき。

悪しきスザンナ(Susanna the Wicked)

  • ウィンドヘルムの「キャンドルハース・ホール」の従業員。女性。
  • 時間経過で、ブッチャーと呼ばれる殺人鬼の犠牲者となるが、存命中の仕事ぶりは真面目で、ダークエルフ差別にも否定的とおよそ「悪人」とは程遠い。
  • Wickedには「邪悪な」という意味もあるが、「いたずらっぽい」とか「茶目っ気のある」という意味もあるので、「お茶目なスザンナ」あたりがいいのでは。
  • もう一人「Wicked」の二つ名を持つNPCとして「悪しきナリス(Naris the Wicked)」がいるが、こちらは文句なしの「悪人」。

執政 (Steward)

  • DLC第二弾Hearthfireで従者に家の管理を任せる際に任命できる。
    • 執政は国家または領土において政務を執る役職であり、同様に、中世ヨーロッパにおいてはstewardは政府における第一位の高官で、時として王の政務を代行した。この歴史用語としてのstewardは古風に「大膳職」と訳されたり、あるいは「執政」「家令」と訳されたりする。
    • 儀礼職のうえ2015年現在空位であるが、イングランドの最高官位も形式的にはLord High Stewardである。ファンタジー作品の例としては、『指輪物語』では「Stewards of Gondor」は「ゴンドールの執政」と訳されている。ゴンドールでは、王の血脈が絶えた(と思われた)ために、歴代のstewardがゴンドールを実質的に支配している。
    • したがって、各要塞のStewardなら訳として妥当。ただ、領地を持つ従士様とはいえ、政務を執り行わないドヴァキンの家屋の管理人には大げさすぎるから、ドヴァキンのstewardは執事や管財人辺りが適当かもしれない。
  • 尚、(官位ではなく執事という意味での)スチュワードは上級使用人の中の最上位。butlerも執事と訳されるがスチュワードの方が上の役職である。

スパイ(Asset)

  • メインクエストの外交特権中に入手できる『サルモール調査: ウルフリック』内で確認できるウルフリックの名称。誤訳かどうかでたまに議論されるが誤訳ではない。
    • Assetは有用な人物という意味もあるがスパイとしての意味も持っており、文中の「現在は第1特使であるエレンウェンのスパイとして任命した。」(he was assigned as an asset to the interrogator, who is now First Emissary Elenwen.)におけるassigned asにかかるassetを有用な人物や価値ある物と訳すのは無理がある。
    • その後の文で分かるようにウルフリックは逃亡の為に嫌々スパイをやっていた為、マルカルス事件で名声を得た後はサルモールから離れておりスパイ活動は行っていないし救援の要請もしていない。
      • 米でもその辺りを誤解してウルフリックがサルモールと絡んでいると認識しているユーザーも。
    • 混乱を招く呼び方なので情報提供者辺りに意訳してもよかったのかもしれない。
    • 他にも「(実際、街は彼が破壊する前に陥落した)」という文のせいでウルフリックが帝都陥落を望んでいたような印象を受けるが、これは「(実際は、街は彼がくじける前に陥落した)」と訳すのが正しい。尋問の末、ウルフリックは情報を話してしまうがその時には既に帝都は陥落していたということである。

吸血鬼長ヴォルキハル / 吸血鬼長ヴォルキハル

  • ヴォルキハル(書籍『不死の血』ではヴォルキハー)は吸血鬼の種族名。したがって、それぞれ「ヴォルキハー吸血鬼」「ヴォルキハー吸血鬼の長」が良かろう。
  • 「ヴォルキハル」という名前の吸血鬼の長のように見えてしまう。

インゲの6本の指(Inge Six Fingers)

  • 吟遊詩人大学の教員。リュート演奏の名人。
  • 異名は恐らく指が6本あるかのように見事な演奏をするというニュアンスだろうから「6本指のインゲ」あたりが妥当な訳。

オダハヴィーング(Odahviing)

  • 本来の正確な名前は、エズバーンが最初に述べたように「オドゥ・アー・ヴィーング」 "Od-ah-viing"である。
  • 「オドゥアヴィーング」「オダーヴィーング」あたりが適切か。
  • "h"を「ハ」と日本語向けに語呂が良い名前にしたのかも知れない。(そういう音訳が稀に見られる)

スコール(Skjor)

  • 同胞団のメンバーの方。日本語での表現が難しいが、発音的には「スキョア」辺りが適切だと思われる。

ジャルデュル(Gerdur)

  • 英語版での発音は「ガーダー」。

ヴィルスール(Vyrthur)

  • 英語版での発音は「ヴァーサー」。

ホラ吹きのムアイク(M'aiq the Liar)

  • 英語版での発音は「マイーク」。
  • 彼は前々作から存在する(ある意味で)とても重要なキャラであり、前作でも声優さんは「マイーク」を連呼している。

山賊略奪団(Bandit Marauder)

  • 略奪団という組織名のような名前になっているが、Morauderを訳すと略奪者という意味になり、略奪団という意味にはならない。
  • 一つ下のランクの山賊であるBandit Plundererに山賊の略奪者と訳を当てているため、略奪団と名づけたのだと思われる。
  • 日本語ではPlundererとMarauderに相当する言葉が略奪者しかないので違いを付けにくいが、Marauderの方が残虐性が高い大悪党だと認識しておけばいい。
  • あるいは『マローダーズ 襲撃者』(原題: Marauders)という映画を真似て、「山賊の襲撃者」とでも訳すか。

捕虜(Captive)

  • ドラゴントゥース近くの池のほとりにある死体。
  • 彼女の日記も落ちているが読んでも内容が解りにくい。
  • Captiveを(その池に)心を囚われた者、魅了された者、とでも訳すれば日記の内容も解り易くなる。

シスター(Slitter)

  • レイヴン・ロックの金貸しオーク・モグルルの部下であるダークエルフ男性。
  • 誤訳というか恐らく見間違い・読み間違いの類。普通にそのまま読んで「スリッター」が適当と思われる。




人名・地名以外の固有名詞


白金協定(White Gold Concordat)

  • 日本語版では「しろがねきょうてい」「はくきんきょうてい」とセリフの読みにブレがあり、統一感がない。
  • 一般に白金は「はっきん」と読み、プラチナ(Platinum)の日本語名。訳の一つであるしろがねは白銀となる。
    • White Gold はホワイトゴールド(白色金)。日本語名はよく似ているが、ホワイトゴールドは名前通り、金をベースにした合金。
  • この場合の White Gold は前作で登場した帝都の中央にそびえ立つ White Gold Tower に由来しているためカタカナ訳のホワイトゴールド協定で良かっただろう。
    • ちなみに、前作の書物『帝都案内書』でも白金の塔と訳されていたりする。
    • リフテンのビー・アンド・バルブで出されている特別ブレンドは「ホワイトゴールド・タワー」とカタカナ訳されている。

オブリビオンの動乱(Oblivion Crisis)

  • 200年前に起こった大事件。TES4のメインクエストの内容でもある。
  • Crisisは「危機、転機、非常事態」という意味のため、動乱とは少し意味合いが違う。
    • 動乱は「Upheaval」という言葉がある。

レインズ・ハンド(Rain's Hand) / 年央(Mid Year)

  • 暦の名前。それぞれ「恵雨の月」「真央の月」という訳語が別個で存在する。

裁きの神殿

  • 書籍「晩餐での遊戯」に登場する誤訳。
  • 原文はTribunal Temple。TES3に登場したモロウィンドで信仰されている宗教の総本山のこと。
    • 「Tribunal」は「三位一体の神」を意味し、ゲーム中では裁きという意味合いでは使われていない。

ファルメル (Falmer)

  • 「ファルマー」が正しい名称。「Falmer」の「mer」はエルフの種族名に付く「~マー*2、人種で言う所の○○人」なので合わせないと全く意味がなくなる。
  • 元々はスノーエルフまたはアイスエルフとして知られる種族の、エルフ側の呼び名。
    • しかし現在では彼らの末裔にあたる、主にドゥーマー遺跡奥部などの地中に住む盲目のクリーチャーを表すものとなっている。
  • なお、ゲーム内での発音は「フォーマー」が近い。

ドゥーマー(Dwemer)

  • ドワーフの別名。「ドウェマー」が一番近い。

デイドラの王子 (Daedric Prince)

  • デイドラロードと同義語。Princeは日本でも王子の意味で知られているがそれ以外に君主、大公の意味を持っている。
    • もともとラテン語で「主席」「第一のもの」を意味するプリンケプスに由来し「ある領土の君主」という意味
    • 東ヨーロッパの君主で、西ヨーロッパの視点で「王」や「皇帝」を名乗る権利のない君主の称号に使われたりする(例:キエフ公など)
    • 爵位の名前として使われる場合、フランスでは公爵より上(≒大公爵)、ドイツでは下(≒侯爵)。
  • ちなみに女性として知られるアズラ等もプリンスと呼ばれているが、作中書物「影を盗む」内でノクターナルがデイドラの王女 (Daedric Princess)と呼称されている等一定していない。
    • Princessには女公といった意味はあるのでそれで用いているのだろう。

深遠の暁(Mythic Dawn)

  • 前作から引き続き登場。皇帝を暗殺し、オブリビオン・クライシスを引き起こしたカルト集団。
    • 「Mythic Dawn」は直訳すれば「神話的な夜明け」。
    • 「深遠」は「内容・意味が奥深く、はかりしれないさま」。神話的とも取れなくはないが、ひねりすぎな訳である。
    • 19世紀にイギリスにあった「黄金の夜明け団(Hermetic Order of the Golden Dawn)」が元ネタだと思われるのでシンプルに「神話の夜明け団」でよかったであろう。

アルドメリ自治領(Aldmeri dominion)

  • 第2紀にも存在したというハイエルフが主体の国家。
  • Aldmeriは「アルドマーの」という意味。Daedricを「デイドラの」と訳すのと同じように「アルドマー自治領」とすべきだった。
    • AldmerはAltmer(ハイエルフ)、Dunmer(ダークエルフ)、Bosmer(ウッドエルフ)等エルフ種共通の祖先。

フォックス(Fox)

  • 誤訳ではないが、なぜ「キツネ」ではないのかという疑問が浮かんでくる。Rabbitはウサギになっているため余計に。
  • スノーフォックスは「ユキギツネ」で良かろう。

アイディールマスター(Ideal Masters)

  • オブリビオンの次元「ソウルケルン」の主。
    • 正体不明で複数人からなる集団の名称。なのだが日本語では複数形を省略したため複数人いるというニュアンスが伝わっていない。



魔法・能力・効果


パワー「帝国軍ラック」(Imperial Luck)(インペリアルの種族能力)

  • 幸運なのは帝国軍ではなく種としてのインペリアルなので、インペリアルの幸運とかで良かったんじゃないかと。

パワー「古の知識」(Ancient Knowledge)

Knowledge gained from the Lexicon gives you a 25% bonus while wearing Dwarven armor and Blacksmithing increases 15% faster.
  • 「ドワーフの鎧を着用中は辞典から得る知識に25%のボーナスを得る。また、鍛冶は15%早くなる」と説明文にあるがこれは誤訳。
  • fastには「早い」という意味の他に「堅牢な、しっかりした」という意味もあるため、正しくは「辞典から得る知識によりドワーフの鎧を着用中は25%の防御ボーナス。また鍛冶は15%強化される」

能力「魂奪取」(付呪スキル)の効果説明

Death blows to creatures, but not people, trap 5% of the victim's soul, recharging the weapon.
  • 「人間以外の生物にとどめを刺すと、5%の確率で対象の魂を縛り、武器を充填できる」とあるが、実際の効果は「倒した相手の魂5%分を武器に充填する能力」なので誤訳。

能力「魔術師の鎧」(変性スキル)、炎/冷気/雷撃付呪師およびスキル/能力付呪(付呪スキル)の効果説明

  • どちらも防具全体を指すArmorを鎧と訳している為本来と異なる意味になっている。
    • 魔術師の鎧は鎧だけでなく兜等他の部位の防具であっても装備していると効果を発揮しない。
    • 炎付呪師等の付呪強化は鎧以外の防具にも効果がある。

薬「スタミナ減退回復」(Damage Stamina Regeneration)

  • スタミナの回復速度を減退させる効果なので、スタミナ回復減退とすべきでは。
    • 原語では似た表記のDamage Magicka Regenerationはマジカ回復減退と表記されている。

薬「○○回復(治癒)」/「○○を回復(治癒)」(Restore ○○, Regenerate ○○)

  • それぞれ別の効果だが、そっくりで紛らわしい名前になっている。
    • ○○回復(治癒)(Restore ○○)→○○を××ポイント回復させる
    • ○○を回復(治癒)(Regenerate ○○)→○○の回復が××%、△△秒間早くなる
  • 逆の効果である回復速度低下の毒が「○○回復減退」である事から、この効果は「○○回復(治癒)増進」とでもしておけば良かったと思われる。

薬「防御上昇」の効果説明

Blocking absorbs XX% more damage for YY seconds.
  • 防御上昇の効果の説明に「XX%のダメージをYY秒間、防御して吸収する」とあるが、直訳すると「防御しているとダメージのXX%をYY秒間吸収する」となる。
    • つまり防御している間だけ効果が発揮される。薬を使うだけで効果が発揮されると勘違いしやすいが、防御状態でないと効果が発揮されないので注意。

魔法「オークフレッシュ」 (Oakflesh)

  • Oakは樫のことであり、「樫(のように硬い)皮膚」の意。
  • 種族としてのオーク(Orc)が存在するためフレッシュ系魔法は「○○の皮膚」等で統一したほうが良かったかもしれない。

魔法「挑発」(Courage)、「扇動」(Rally)(幻惑)

  • 一見すると敵に使う魔法に見えるが、幻惑魔法のなかでは、味方に対して使用し一定時間パワーアップさせる魔法。
  • それぞれ、勇気や勇敢、鼓舞や奮起などが適切。
  • ほかの幻惑魔法のように、敵に使用する魔法と勘違いし、このような敵対心を煽るような訳にしたのだろうか。

能力「強力な毒」(錬金術スキル)の効果説明

Poisons applied to weapons last for twice as many hits.
  • 「武器に塗った毒の効力が2倍続く」とあるが実際は「武器に塗った毒が2回分もつ」
    • 毒1本で、近接武器なら2振り分、弓なら矢2本分に毒効果が付く。

能力「召喚者」(召喚スキル)の効果説明

Can summon atronachs, raise undead or dremora lords 2x as far away.
  • 「召喚した精霊や、蘇生させたアンデッドの移動可能距離が2倍になる」とあるが実際は「精霊の召喚、ドレモラロードとアンデッドの呼び起こしができる距離が2倍になる」

「大鎚」(Mauls)

  • ウェアウルフに変身できるようになると、データ欄に大鎚、ウェアウルフ変身回数、ウェアウルフ状態日数という三つの項目が追加される。
  • このうち大鎚というのは、maul / 〈獣などが〉〈…を〉ひっかいて傷つけるという動詞を名詞に訳したための誤訳で、本来はウェアウルフ時の殺害人数のこと

「吸血」(ウェアウルフの能力)

  • 原文は「feed(食べる)」
    • ウェアウルフになると死体を食べて変身時間を延長する事ができるが、この食人が規制に引っかかるためか、日本語版では「吸血」となっている。これは配慮のためであって誤訳ではない……
      ……のだが、DLC「Dawnguard」でウェアウルフ能力の成長が取り入れられた事に伴い追加された『吸血』時に表示されるメッセージはなんと「心臓をむさぼった」。
      • むさぼるとは「がつがつ食べる」事。せっかくの配慮が台無しである。

エクスプロージョン・火炎球/ ファイアボール(Fireball/ Incinerate)

  • 破壊魔法のエクスプロージョン(後に火炎球に改名)は英語版ではFireballという名前。対してファイアボールの英語名はIncinerateとなっている。
  • あべこべになっているが、日本語版のファイアボールを原語版に則して訳すなら「火葬」あるいは「焼却」という訳になる



アイテム


星霜の書 (Elder Scroll)

  • ゲームシリーズタイトルとなっている、タムリエルの至宝「エルダースクロール」そのもの。
    • 第一作(The Elder Scrolls: Arena)からダイアログの形で使われ(「…それは書に予言されていた…。」等)、前作オブリビオンで現品が初登場した。
  • 誤訳ではないが、作品名と、実際に登場するアイテム名の訳が違い(さらに説明欄や字幕などに注釈がないため)ばらばらになってしまった。
    • 「星霜」は歳月の意味。意訳。

リーチの刀剣(Blade of the Reach)

  • マルカルス従士クエストの報酬。どう見ても斧です。本当にありがとうございました。
  • Bladeには刀剣という意味だけでなく、刃物・刃という意味もある。後者の意でのネーミングだったものが、グラフィックを考慮せず一意に刀剣としてしまったのが誤りと思われる。”リーチの刃”辺りが適当か。
  • 但し、他の地方の従士クエストの報酬が「Blade of」なら剣、「Axe of」なら斧で、リーチの刀剣だけが特殊である事から考えると、ベセスダの設定ミスである可能性も有る。Unofficial Skyrim Patch (USKP)ではバグと見なされていて、Blade of the Reachを片手剣に修正している。

黒檀の~(Ebony~)

  • 前作・今作の中でも特に指摘・議論がされている誤訳。
  • 現実世界での黒檀(こくたん・エボニー)は木だが、このゲームに出てくるEbonyは黒曜石のような黒く硬い鉱石(厳密には火山ガラスの一種)。
    • ebonyの訳は黒檀でも問題は無い。問題はTESに登場するEbonyが固有名詞であるということ。黒檀を非実在の鉱石の固有名詞として捉えればあながち間違いとは言えないかもしれないが、ゲーム内の架空の鉱石であるため、前作から黒、漆黒を表す「エボニー」もしくは「碧水晶*3」式に意訳するなら「黒曜石の~」等の方が問題なかっただろう。
    • onyxの様に鉱物の名称かつ黒い色を表す語があるのにあえて原料の木をイメージしやすいebonyを使っているからか、北米のwikiでは現実のebonyとの違いについて書かれている。(参考:UESP Raw Ebony http://www.uesp.net/wiki/Morrowind:Raw_Ebony
    • ユニークアイテムやNPCの名称に使用されていることからも、材質名ではなく黒色の形容の方が、より適しているように思われる。いっそ「漆黒の~」とか。
  • また、アーティファクトである「Ebony Blade」と通常の「Ebony Sword」がともに「黒檀の剣」と訳されていて紛らわしい。前者は見た目や付呪から「黒檀の妖刀」あたりがいいのでは。

オラヴァ・ザの記章(Olava's Token)

  • オラヴァ・ザ・フィーブル(Olava the Feeble)はまだしもこれは無いんじゃないかと。
  • 公式の訳ではそのままカタカナ表記されているが、オラヴァ・ザ・フィーブルのザは人名の一部ではない。the+形容詞で「~な人」という意味。前述通り、Olava the Feebleで「ひ弱なオラヴァ」というニュアンス。名前自体はオラヴァのはずなので、オラヴァの記章で良いと思われる。

帝国軍の鋼鉄の篭手(Steel Imperial Gauntlets)

  • 上記の「帝国軍ラック」と同様。
  • 原語と照らし合わせても別に間違ってはいないので誤訳・珍訳として挙げるべきか微妙だが、帝国軍の軍装は帝国軍の腕当て(Imperial Bracers)であってこの篭手ではない。
    • 鍛冶作成画面でもインペリアルではなく鋼鉄にカテゴライズされている。
      • そもそも鍛冶作成画面の「インペリアル」は明らかに帝国軍の軍装なので「帝国軍」とするべきでは。
  • 鋼鉄装備は雰囲気作りのためか同じスペックで2種類ずつの鎧、兜、篭手、ブーツがあり、この篭手と対になるのは鋼鉄のノルドの篭手(Steel Nordic Gauntlets)なのだが、
    このNordicが種としてのノルド、あるいはノルド文化(ノルド風の~)を指しているのであれば、それに対するImperialは「インペリアルの」「帝国の」「帝国風の」なのかもしれない。
  • 鋼鉄のノルドの篭手に合わせて「鋼鉄の帝国(軍)の篭手」で宜しかろう。帝国紋章だし。

刻み目のあるつるはし(Notched Pickaxe)

  • 世界で一番高いところにあるユニーク武器のつるはし。元はMinecraftに登場するアイテムで、製作者名の「Notch」と「Notched」を掛けたシャレでもある。
  • 誤訳ではなく珍訳でもないのだが、日本語訳になったことで元ネタが分からなくなってしまう為、Minecraftを知っている人にはちょっと残念である。
  • Minecraft公式Wikiでの表記に従えば「ノッチのツルハシ」が妥当であろうか。

エルフのスタミナのブーツ(優)(Elven Boots of Eminent Stamina)

  • 性能はスタミナ+50エンチャントのついたエルフの「鎧」。v1.7でも修正されていない。
    • 他の防具との効果もしくは名前が混ざってしまったようだ。軽装鎧でスタミナがあがるのはないので意味レア。
  • 他にもエンチャント武器には名前が間違って付けられているものがいくつかある模様。鉄製なのに「オークの片手斧(○○)」という名前の武器があるのを確認。
    • そもそも英語版でもアイテム名の混乱は多く、「Steel Armor of Major Stamina」「Orcish Armor of Major Stamina」「Orcish Armor of Eminent Stamina」がいずれも実際にはブーツだったりする。

手紙「博物館のパンフレット」の内容

Inside of his very own home in the great capital of the Pale, Dawnstar
  • 「ペイルの偉大な首都ドーンスターのそれぞれの家の中」とあるが正しくは、「ペイルの偉大な首都ドーンスターにある我が家の中」。

奇妙な肉(Human Flesh)・奇妙な心臓(Human Heart)

  • 厳密には誤訳ではない。英語版では、それぞれ人間の肉・心臓という名称であるが、規制の影響でぼかした表現になっているだけ。
  • ただし、肉の方はグラフィックが牛の肉と同じであり、パッと見では普通に口にしてしまうこともある。後から真実を知って衝撃を受けるという意味ではなかなか気の利いた訳かもしれない。

「ハーシーンの指輪」の効果説明

Provides additional transformations for Werewolves
  • 「ウェアウルフに関する追加情報を提供する」とあるが正しくは、「ウェアウルフに複数回変身できるようになる」。
  • 別に何かの情報(information)をくれるわけではない。

リムドレン・トレヴァンニの日記(Lymdrenn Tenvanni's Journal)

  • 英語版、日本語版共に間違われたアイテム。
  • 正しくはリムドレン・テルヴァンニの日記(Lymdrenn Telvanni's Journal)

回復の薬(Potion of Healing)と治癒の薬(Potion of the Healer)

  • Potion of Healingは体力を回復する薬であり、その名前からしても回復の薬と訳すのはそれ単体で見れば問題ない。%br()しかし、そのあおりを受けてかPotion of the Healerが治癒の薬になってしまった。これは回復魔法の効果を増加させる薬であって治療薬ではない。
  • 両者を逆にするか、後者の「Healer=治療する『人』」のニュアンスを生かした訳にすべきだった。

フェルサードアジサイの羽根

  • フェルサードアジサシの羽。アジサシは鳥類の一種。

オークのの錬金術の篭手

  • 「の」が1つ余分。宝箱にしまっておくと、知らないうちに「の」が1つ消える。

カルセモからの手紙

  • 正しくは「カルセルモ」。誤訳ではなく原文の表記ミス。

血のついた「の」メモ

  • 「の」が1つ余分。

スケール体力の鎧(優)

  • 「の」が1つ不足。

スチールプレートブーツ(冷気抑制)

  • 「の」が不足。

純合金の指輪(Ring of Pure Mixture)

  • pure(純粋な)mixture(混合物)は指輪の材料を示しているのではなく、指輪の魔法効果を示している。
    • より純粋なポーションを作れる指輪という意味で、純化の指輪あたりが適訳だろうか。

ラビリンシアンのネックレス(Torc of Labyrinthian)

  • Torcとは一部切れ込みのある環状にした金属でできた装身具のこと。ネックレス以外にもブレスレットや指輪もある。
  • 「ネックレス」というとチェーンで作られたものを想像しやすいので「首輪」とでもしたほうがよかったかもしれない。
  • しかし、実際の使用方法は扉にはめ込むノッカーリングであった。遺物を発見したときは使用方法がわからず装身具と勘違いしたというネーミングなのかもしれない。


クエスト

メインクエスト「エルダーの知識」(Elder Knowledge)

  • メインクエストの一つ。Elderは当然「星霜の書(Elder Scroll)」にかかっている。
  • にも関わらずここでは「エルダー」としてしまったので関わりが薄くなってる。
  • 意訳に準じて「星霜の知識」とでもしておいた方がよかった。

船を集める(Collect the Vessels)

  • ヴァルスムのクエストで表記される。器を集めるが正しい。
  • vesselsが誤訳。船の他に容器、器の意味がある。
  • 本当に船を集めるわけではないのでご安心を。

歯車を10個、アーニエル・ゲインに届ける(Deliver ten cogs Arniel's Gane)

  • ウィンターホールド大学のクエ「アーニエルの企て」でアーニエルからドゥーマーのコグを10個集めてくるよう頼まれるがジャーナルには歯車を10個届けるようにと記載されている。
  • ドゥーマーのコグ(Dwemer Cogs)に似たアイテムにドゥーマーの歯車(Dwemer Gear)があるため、非常に間違いやすい。CogsとGearは歯車と訳せるがGearの方を歯車と訳したせいでこのような混乱を招く結果となった。
  • この間違いを回避するためにコグは歯車と訳さず、コグのまま表記する、もしくはドゥーマーのコグの方をドゥーマーの歯車と訳するべきだった。

クエスト「薄く切った舌」(Silenced Tongues)

  • SlicedとSilencedを見間違えたと思われる。
  • 「沈黙の舌」辺りが自然だろうか。

鍛冶屋に入る 入所者名簿(盗賊ギルドクエスト「偽の恩赦」)

  • 入所者名簿にクロスヘアを合わせると表示される文章。
  • 原文は"Forge the prison registry"か?確かにforgeには名詞として鍛冶屋や溶鉱炉、動詞として鉄を鍛えるの意味があるが、ここでは「偽造する」の意味。


デイドラクエスト「夜明け」

  • クエスト完了時にメリディアから貰えるのはユニーク武器「ドーンブレイカー」だが、ジャーナルを見ると『「ドーンスター」を与えてくれた』となっている。
  • 言うまでもなくドーンスターは街の名前である。いつの間にドヴァーキンは首長になったのだろう。
  • これは原文の時点で間違っている。

闇の一党クエスト「大惨事の原因」(Recipe for Disaster)

  • recipe forは原因という意味であり、誤訳ではなくちゃんと訳してあるのだが、料理人に成り代わる内容とレシピ(Recipe)をかけた題名を翻訳の際に生かせなかったのが少し残念。

盗賊ギルド特殊任務「希望の兆し」(Silver Linig)

  • Silver linigは希望があることを表す慣用句。銀(Silver)関係があるクエストだからこの題名が付けられたのだろう。誤訳ではないが日本語に似たような慣用句がないので今一ピンとこない題名になってしまった。

同胞団クエスト「心を射止める」(Striking the Heart)

  • まるで恋の始まりを予感させるかのようなクエスト名。Heartは心ではなく心臓(敵の首領を仕留めるクエストなので)と解釈したほうが意味が通る。

セリフ


アリクルの戦士「採石場について、何か知らないか?」

Do you have news of our quarry?
  • quarryの誤訳。
    • 以下はYahoo辞書(eプログレッシブ英和中辞典)より
  • 訳すなら「人を探しているんだが、何か知らないか?」が適当か。

衛兵「お腹いっぱいのハチミツ酒よりも、もっと暖かくて幸せになるぞ 」

I'd be a lot warmer and a lot happier with a belly full of mead.
  • 衛兵のつぶやきのひとつ。別にほかの何かを勧めているわけではない。
  • 飲みたいのに仕事で飲めない状況で「ハチミツ酒をたらふく飲めば、もっと体も温まるし幸せな気分になれるのになあ。」とこぼしているだけ。
  • 同じ台詞を別の訳者が訳したと思われる「お腹いっぱいの蜂蜜酒で、しっぽりとやりたいな」が妥当な訳か

衛兵「お前と甘い言葉の事を聞いた…」

Heard about you and your honeyed words...
  • 衛兵のつぶやきのひとつ。別にドヴァキンがあちこちで口説いてる訳ではない。
  • honeyed wordsはお世辞の意味合いを持つ熟語であるのだが、そのまま訳してしまったようだ。
  • 本来は「お前は口が上手い奴だと聞いた」という風にドヴァキンの話術の事を言っている。

イリレス「この怪物から逃げたらノルドって名乗りなさいよね」「じゃあどうするの?ドラゴンに殺されろっていうの?」

Could you call yourselves Nords if you ran from this monster? Are you going to let me face this thing alone?
Now what do you say? Shall we go kill us a dragon?
  • メインクエストのドラゴンの目覚めで、ドラゴン退治行く前のイリレスの演説。
  • ホワイトラン城門の衛兵詰所前で、部下たちが怖気づいたのを感じて、「この怪物から逃げておいてそれでも自分達をノルドと呼べる?私が闘いに行くのをただ見てるつもり?」と鼓舞している。
    • 続いて兵士たちが「そうだ!そうだ!」と同意を入れるのでより一層おかしな事に。
  • 演説の締めにも「さぁどうする?ドラゴンを殺しに行くか!?」と言ってるのに、ドラゴンの前に成す術ないと嘆いているような感じに。

囁きの女「あの子には野心があるが・・・代理人が足りぬ」

The child is spirited, but lacks...agency.
  • デイドラクエの囁きの扉でのセリフ。agencyの「力」をagentの「代理人」に誤訳したと思われる。
  • まだ子供なので行動を起こすには代理人を立てる必要があるが、それもままならないと深読みすることは一応できる。
    • 長の息子という立場上、腕力や権力、人望や政治的采配によって動く代理人という双方の意味を込めての「...agency」なのかもしれない。囁きの女としては謀略の手段や暗殺者と言った傾向になるか。

セプティマス・シグナス「彼らの仲間の武具一式を集めれば、複製を作ることは可能だ」

A panoply of their brethren could gather to form a facsimile.
  • デイドラクエ霊魂の確認でのセプティマスのセリフ。brethrenは同胞、兄弟の意味。どこにも武具に相当する単語がないのにどうして武具が入ったのか謎である。「エルフ族の血を一揃い集められれば、複製を作ることは可能だ」でいいかと。

皇帝タイタス・ミード2世「余と私には運命の日がある」

You and I have a date with destiny.
  • 闇の一党クエのシシス万歳より。せっかくの格好いいセリフが台無しである。正しくは「お前と余の運命の日だ」。

ウルフリックとガルマルのスピーチ

  • ウインドヘルムの「王の宮殿」に初めて訪れた際の二人の会話。ウルフリックが戦う理由を述べている場面だが、翻訳に一貫性がないため、会話が意味不明になっている。英語原文も代名詞が多用されており曖昧な表現が多いことも原因か。

トルフディル「もう少し打ち明けてもいい時が来たかも知れないな」

I thought it high time I caught up with you.
  • ウィンターホールド大学クエで行くサールザル内でトルフディルが後から追ってきて合流した時のセリフ。
  • 別に隠してた事があるわけではない。
  • 正しい訳は「そろそろ君に追いついた方がいいと思ってな」。caught upには、物理的に追いつくという意味の他にも近況について語り合うなどの意味もあるため、上記のような誤訳になったと思われる。

アーニエル「自分は色彩の設計者じゃない」

I'm no tonal architect
  • tonalという単語自体はtone(トーン、調子)の形容詞形(トーンの、調子の)で、トーンは色の調子にも音の調子にも使われるので最終的には「色調の、色合いの」または「調性の、音色の」となる。
  • 作中のtonal architectは過去作では神の心臓から力を取り出そうとした技術者の集まり。tonalは音を用いて力を取り出そうとしたので色彩よりは音、音調等の意味で訳した方が良いと思われる。
  • 作中本「ドゥーマーの調査書 第2巻」で新たに建築に携わっていた事が分かり「調性の建築士」と訳されているのでそれを使うか、クエスト自体が過去作ネタで分かりにくいので「ドゥーマーの技術者じゃない」といった意訳の方が良かったかもしれない。

ナジル「え?皇帝のどの言葉が?」

Well? What word of the Emperor?   
  • 闇の一党クエシシス万歳の時にドーンスターの聖域にいるナジルから聞けるセリフ。        
  • wordには言葉という意味の他にも知らせ,便り,消息などの意味がある。
  • この時ナジルは「ん?皇帝について何か新しい知らせか?」と主人公に聞いている。

ブリッテ「妹のシセルをひどい目に合わせるなら、教えてあげないわ」

If you beat up my sister Sissel,I won't tell.
  • ロリクステッドにいる双子姉妹のブリッテのセリフ。本当は「もしあなたが妹のシセルをぶっても、誰にも言わないわ」という内容の文。

サイラス「ドラゴンの祠に持っていき、変化の王と直接交信すればいいのだ。」

We just need to take them to Dagon's shrine and contact the Lord of Change directly.
  • メエルーンズのカミソリの破片をすべて集めた際にサイラスから聞けるセリフ。
  • おそらく、ただのDagon(デイゴン)とDragon(ドラゴン)の見間違え。

ほら吹きのムアイク「ムアイクはなぜファルメルの目が見えなくなったか知らない。それはドゥーマーが消えた事とは何の関係もない。本当だ。」

M'aiq knows why Falmer are blind. It has nothing to do with the Dwemer disappearing. Really.
  • ムアイクが話すセリフのひとつ。
  • 「知らない」のではなく、「知っている」。本当だ。

帝国軍伝令「疲れました」

Sir, I tried.
  • ホワイトラン防衛戦でのクエンティン・シピウス特使と伝令のやり取りで聞けるセリフ。
  • 「tried」と「tired」を見間違えたのだろう。正しくは「言おうとしました」。翻訳者の心の声かもしれない。
  • ちなみにtiredは形容詞なので、I'm tired. のようにbe動詞を用いるのが普通。

ディンヤ・バリュ「エンバーは石の中で眠っていて……」(クエスト「愛の書」中)

  • emberは「燃えさし、残り火、熾火(おきび)」(比喩として)「残り火、余韻」。固有名詞ではなく、訳さない意味がない。
    • (愛は)今は眠っているが何かあれば容易に燃え上がる、と言っている。

クジェルドと若きクジェルドの会話

  • 二人のセリフが逆になっていて、クジェルドが若きクジェルドに「パパ」、若きクジェルドがクジェルドに「息子よ」と呼びかける。
    • ちなみに、内容は息子が母親に台所の手伝いを命じられたのを愚痴り、それを聞いた父が自立できない息子を嘆く、という会話。役割が逆になっているせいで駄々をこねるクジェルドが気持ち悪い。

エランドゥル「不肖だが」

  • ドーンスターで苦しむ人々を救う機会を得た事を嬉しく思う発言について。この場のセリフとしては意味が通じない。「不謹慎」ぐらいが妥当か。
    • 「肖」は「かたどる、似る」で、「不肖」は優れた親や師に似ず不出来である事(または単に不出来である事)。謙遜としても用いる。

シェオゴラス「フルック!さて、そっちがその気ならお暇させてもらおうかな。ごきげんよう。聞こえたか!」

Hafrumph! Well then, if you're going to be like that... Perhaps it's best I take my leave. A good day to you sir. I said good day!
  • フルックって誰だ。
    • 「Hafrumph!」感嘆詞の一種なので口調から「ウェッホン!」などでいいだろう。
    • ついでに原文では厭味ったらしくへりくだった物言いなので「ウェッホン!それでは、そうおっしゃるのであれば・・・お暇させて頂きましょうか。ごきげんよう。ご・き・げ・ん・よ・う!」となるか

若きイドグロッド「ジョリックのことは気にしないで。怒ってるわけじゃないの。本当よ」

Please don't mind Joric. He's not mad, really he's not.
  • 「mad」には怒るという意味もあるが、この場合は「気がふれている」とか「おかしくなっている」と訳した方が自然。

ドヴァーキン「単に首長の息子のダガーか?」

Only a dagger for the son of the jarl?
  • ハラルドとの会話での選択肢。正しくは「首長の息子がダガー一本か?」と装備をからかっている。

ニルヤ「大学まで案内していただけて本当にうれしいわ」

May I just say, it's a pleasure to have you leading the College. Really.
  • ウインターホールド大学の学生ニルヤが、アークメイジ就任後のドヴァキンに言う定型挨拶の一つ。彼女を道案内した覚えのあるドヴァキンはいないであろう(そもそも彼女の方が先輩)。原意は「(アークメイジとして)大学を導いてもらってうれしい」という意味か。

ソンニール「ただ生活費を稼ぎたいだけだ。モーサルが支配下にあればな」

I'm just a poor man trying to make a living. I'd leave Morthal were it in my power.
  • 妻がストームクロークに入るために自分と息子を捨てたと思っているソンニールが自分の境遇を嘆いている台詞で、生計を立てる力があればモーサルを出ていきたいという意味。肝心のleave Morthalを訳していないので、全く意味不明になっている。were it = if it were(仮定法過去)。


女性アルゴニアンの挨拶「一番支持されてる会社よ」

It is our most favored company.
  • この文の「company」は「会社」ではなく「友人」や「仲間」という意味である。
  • 「私たちの一番の友人ね」などと訳すべきだろう。

ブレイス「もしあいつがキスしてこなければ、こっちだってしょっちゅう殴らなくて済むんだから」

if he'd only kiss me, I wouldn't have to beat him up all the time!
  • 「あいつが私にキスさえしてくれれば」という意味なのだが本来の意味と真逆になってしまっている。
  • 正しい訳は「もしあいつがキスしてくれれば、こっちだってしょっちゅう殴らなくて済むんだから」
    • 「好きな子ほどいじめたくなる」というやつなのだろうか……。誤訳のせいでセクハラ野郎の濡れ衣を着せられたラーズ君……。

ブレイス「男の子、女の子、イヌ、猫…誰ともケンカしたくない」

Boys, girls, dogs, elders - there's nobody I won't fight!
  • 「elders」が何故か猫になっている。正しくは「大人」。
  • 「there's nobody I won't fight!」は「私が喧嘩したくない奴はいない」という二重否定である。
  • 「男の子、女の子、イヌ、大人…誰だって相手になってやる!」などと訳すのが適切か。

モロケイ「お前は…まさかアレンか?彼がお前を送り込んだのか?」

You... You are not Aren, are you? Has he sent you in his place?
  • 「You are not Aren」の「not」を見落としたと思われる。
  • 「ん?お前は…アレンではないな?あいつがお前をここに送り込んだのか?」などが妥当な訳か。

ダークエルフの汎用台詞「汚れた密輸業者め!」

Filthy Fetcher!
  • 「Fetcher」はダンマーの言葉で「くそったれ」という感じの意味を持つ侮蔑語である。
    • 造語なので分からなかったのは仕方ないかもしれないが何故「密輸業者」になったのかは謎。「fetch(取りに行く)」から適当に連想したのだろうか。
  • 意訳するなら「薄汚いクソ野郎め!」という感じだが、「コーナークラブ」のようにそのままカタカナにして「汚いフェッチャーめ!」といった訳にしても良かったかもしれない。

セラーナ「二百年も一緒に埋まっていれば何か分かりそうな気がしてくるかも知れなかったけれど、そんな事はありませんでしたわ」

You'd figure a couple hundred years locked away with one would have given me some insight, but no.
  • 「a couple hundred years」を「二百年」と訳してしまっており、「知れなかった」と誤字もしている。
    • 「a couple of」は「a couple of hours」や「a couple of days」のように時間や期間の単語につく時は「二つ」ではなく、「いくらか」や「少々」といったような意味合いになる。
    • ちなみに「of」が略されているのは口語表現の一種なので誤字ではない。
  • 「数百年も一緒に埋まっていれば何か分かった事があるだろうとお思いなのでしょうけれど、そんな事はありませんわ」などとするのが自然な訳か。

ドヴァーキン「こちらの素性を詳しく知りたいのか?」

Are you saying you want to learn more about me?
  • セラーナに「一緒に寝てるだけじゃ何にも学べないということがよくわかった」と言われた際に選べる選択肢の一つ。
    • セラーナの発言にセクハラ、もとい大人のジョークで返す選択肢なのだが訳が固すぎて意味が分からなくなってしまっている。
  • 自然な訳にするなら「それはこっちの事をもっと色々知ってみたい、という意味か?」などとするべきか。

セラーナ「今のうちに手に入れてください!」

Get it now while we can!
  • セラーナの戦闘中の汎用セリフ。何を手に入れろというのか。
  • 「今のうちにとどめを!」的な意味合いであろう。

セラーナ「私はこのように死ぬつもりはありませんことよ」

I'm not going to die like this!
  • セラーナの戦闘中の汎用セリフの1つ。別に敵の死に様を見て言ってるのではない。
  • 「このくらいの攻撃、致命傷ではない」と言っている。

ファルク・ファイアビアード「たぶんもっと…よく混ざり合った反応が…必要なのかな?」

Perhaps a more... tempered reaction... might be called for?
  • 「tempered」には「練った」という意味もあるが、この文では「落ち着いた」といった意味で使われている。
  • 調査のために軍隊を派遣すると言い出したエリシフへの台詞なので「おそらくそこまで…過剰な反応をしなくても…よろしいのでは?」というような訳になるか。

ガナ・ユリエル「森の名残をご覧になりましたか?あれは私と妹がやったんです」

Seen the remnants of the grove? That... well, that was me. Me and my sister.
  • 間違いではないが言葉の選び方と口調がおかしいのでなにか良いことでもしたかのようにきこえる。
  • 「森を(酷く)伐採した跡地を見た?あれは私たち姉妹がやってしまったの」あたりが適当だろうか。

ルーカン・バレリウス「だが、まだ町の外れとは」

But only to the edge of town!
  • カミラがブリークフォール墓地への案内役を買って出ようとした様子を見たときのルーカンのセリフ。
  • 「でも町外れまでだぞ」で間違えようがない。英語のテキストがひどい状態で翻訳者の手に渡ったのだとわかる。

ハイエルフ男性の汎用台詞「あんたらみたいにご立派な人生じゃ、あまり喜びなど感じられないだろうな」

There are so few pleasures in life as fine as your company.
  • この場合のcompanyは同伴など、一緒に居る状態のことを示す。your companyで「あなたと一緒に居ること」。
  • as 〜 as ...で、...と同じくらい〜 な意味。
  • つまり本来なら「あなたと一緒に居ることと同じくらい結構な喜びは人生においてほんの少ししかない」というような意味になる。歴とした友好台詞。
  • 「お前と居ること以上の喜びなんて、この世には滅多に無いよ」くらいが自然か。

騎士司祭ギレボル「エルフの矢が12本必要だ」

  • アーリエルの弓とセットの「太陽神のエルフの矢」をエルフの矢かを渡して作成してくれるのだが、実際に交換するのは20本。
  • twentyの致命的な誤訳。12はtwelve。


ジャルデュル「寂しがられる前に仕事に戻らなくちゃ」

I ought to get back to work before I'm missed
  • ヘルゲン脱出でレイロフと行動を共にした際のリヴァーウッドでのジャルデュル達との会話の一言。
  • ここでのmissは寂しいではなく単に「居なくなる」という意味
  • 仕事から抜けてるのがばれる前に戻るわね、という感じの訳が適当

ウラッグ・グロ・シューブ「ユーモアや憶測はなかなか面白くて退屈しないがほとんどは嘘だ」

It's mostly lies, leavened with rumor and conjecture.
  • 星霜の書について質問をしたときのウラッグのセリフ。
  • おそらくrumor(噂)とhumor(ユーモア)を見間違えている。
  • またleaven(膨れ上がる)を的確に訳していないため意味が分かりにくいセリフになってしまっている。
  • 「噂や憶測で膨れ上がった嘘がほとんどだからね」

フィリンジャール「不潔なガキどもだな」

Nasty little buggers, aren't they?
  • クモ退治を引き受けた後フィリンジャールに言われるセリフ
  • aren't they?が訳から丸ごと抜け落ちている。このtheyはクモのこと
  • nasty little自体は対象を罵るよくある言葉なので直訳しなくてもよい
  • 「気色の悪いやつらだったろ?」くらいの意味合いだ

フィリンジャール「ようやく鉱山を再開してショールストーンを地図に戻せるな」

Finally, we can reopen the mine and put Shor's Stone back on the map
  • back on the mapは流行るとか有名になるといった慣用句だが直訳してしまっている
  • 「ショールストーンは活気づくぞ」とでもしたほうがよい

マデシ「綺麗な安物と光り輝く宝石があるよ」

Beautiful baubles and gleaming gemstones over here!
  • baublesには確かに「つまらない物」といった意味もあるのだが「飾り物」といった意味でも使われる。
  • 宝石商の売り文句としては「綺麗な装飾品と光り輝く宝石はこちらで!」としたほうがよいだろう。

バリマンド「バリマンド様が剣で奇跡を起こすところを見ないか?」

Come to see Balimund perform miracles with steel, eh
  • 自分のことを様を付けるのは良いとしてもsteelが剣はないだろう。剣さばきのことを言ってるように聞こえる。
  • 自分の鍛冶技術の素晴らしさを言ってるので「バリマンド様の鋼の奇跡を見に来たのか?」とでもすべき。


誤植など


シェオゴラス(字幕)「ペラギウス三世」

  • デイドラクエスト「乱心」にて。シェオゴラスに今いた男(ペラギウス三世)について訪ねた際の字幕。音声の方はハイテンションな名調子で事細やかに長々説明しているにもかかわらず、字幕はこれだけ。
  • 英語版でもこのシーンのシェオゴラスは字幕に「Emperor Pelagius III.」と表示されているにもかかわらず、「Pelagius, The third.」と違うセリフを言っているため英語テキスト側のミスと思われる。

ミラベル・アーヴィン(選択肢)「ではラビリンシアンに云ってくる」

  • 大学クエスト「抑制」にて。異形魔法を倒しミラベルに報告する際の選択肢。「云」は「行く」の意味では無く「言う」という意味。ラビリンシアンさんに何かを伝えようとでも言うのか。


ボリー「義捐金(ぎそんきん)」

  • 訳は間違っていないが、音声が間違っている。
  • 正しい読み方は「ぎえんきん」。「捐」は「捨てる、なげうつ」で「義捐」は「義のために自分の財産をなげうつ」事。
    • 「捐」が常用外漢字のため新聞などに使う事が出来なくなり、代わりに同じ読みで「義援金」という語が作られたため廃れてしまった。

ボリー「何を言っているか分からない。妻ドリファ以外の女性とは決して寝たりしない」

I have no idea what you're talking about. I'd never sleep with anyone besides my good wife, Drifa.
  • ボリーの妻はドリファではなくニヴェノール。原文がそもそも間違っている。

アーンビョルン「溝(みぞ)の中で浮く事になる」

  • 訳は間違っていないが、音声が間違っている。
  • 「溝」は「みぞ」ではなく「どぶ」。

エランドゥル「最奥(さいおく)聖域に向かい、~」

  • 「さいおく」ではなく「さいおう」。

トルフディル「カホヴォイゼンの牙」

  • アイテム名、ジャーナルの表記は『カホヴォ「ゼイ」ンの牙』だが、音声は『カホヴォ「イゼ」ンの牙』と言っている。

パラごン

  • 盗賊ギルドクエスト「草の根分けても」でバレンジアの石を全て集めた後、王冠について説明するヴェックスの台詞の一部。
  • 「パラゴン」の「ゴ」だけひらがなになっていて非常にコミカル。この後にもう一度「パラゴン」という単語が出るが、そちらは正しく表記されている。

エズバーン「この扉を明けるつもりはない。私には構わない方がいいぞ」

  • 「開ける」が正しい。

トニリア「あなたには感心がありません。やるだけ無駄ですよ」

  • 「関心」が正しい。
    • 関心…興味をもつこと
    • 感心…心を動かされること

ヴィルカス、ファルカス、スコール「エイラの下で働いてるんだろう?〜」

  • アエラからのクエスト受注中にヴィルカス(ファルカス、スコール)に話しかけて選択肢「仕事を探しているんだ。」を選ぶと言うセリフ。ヴィルカスはちゃんと「アエラ」と言っているが、ファルカスとスコールははっきり「エイラ」と言っている上に字幕表記も三人共「エイラ」となっている。

プロベンタス「バールグルーフ首長の執政をやっている。」

  • 正しくはバルグルーフ首長。音声も字幕表記も「バールグルーフ」となっている。ゲーム序盤でホワイトランに訪れることもあり、誰もが一度は耳にして名前が間違ってない?と思ったことはないだろうか。

男性アルゴニアンの挨拶「言う通り、それはありえる」

As you say, it will happen.
  • 意味は間違っていないが挨拶としては奇妙な文と訳。
    • 「あなたが言う通りだ」か、「あなたが言う通りになるだろう」などにすべきか。

男性アルゴニアンの挨拶「知らせだ」

Tidings.
  • 意味は間違っていない。これも挨拶としては妙な文。
    • 前作のオブリビオンで衛兵が「Good tidings」と挨拶してきた事などを考えると「いい知らせがありますように」という意味か。
    • あるいは単語そのものに大した意味は無く、アルゴニアンの独特な挨拶の一種なのかもしれない。
    • 「知らせか?」「何か用か」といった問いかけの挨拶だと思われる。


予言/預言

  • 星霜の書の説明などのセリフで「予言」と「預言」が入り混じってる。
  • 「予言」は未来予知、「預言」は神的存在からのメッセージ。
  • 星霜の書は高次の存在によって綴られた書籍なので基本は「預言」でいいだろう。
  • だが、過去現在未来の全ての出来事が記されており「予言書」的な側面もある。
  • なので文脈によって使い分けるべきではあるが、ゲーム内テキストにはあまり使い分けがされていないようである。



議論やコメント等は誤訳・珍訳/議論ページへどうぞ
最終更新:2022年06月15日 17:51

*1 時折抜かされている

*2 アルトマー(Altmer)、ダンマー(Dummer)、ボズマー(Bosmer)、オルシマー(Orsimer)、ドゥーマー(Dwemer) など

*3 原語はglass。そのまま読むと窓ガラス等のガラスを連想する