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エイドラ - (2012/09/15 (土) 15:35:19) のソース

*エイドラ
-人間やエルフなどの定命の者が住む世界「ムンダス」の創造に関わった神々。
-アヌとパドメイによって生み出された存在であり、多くの人々に崇拝されている。
-同じ神でも地方によって様々な名前で呼ばれるが、帝国では特に九大神が有名。
-一般的に善良とされているがそれほど善とも言えず、容赦ない仕打ちを見舞うことも少なくない。
-しかし、ある意味似たような存在のデイドラに比べれば、遥かに人間にとって有益な存在である。
-祈りを捧げれば病気や怪我を治してくれたりと、地味に有り難い恩恵を授けてくれるのもその証拠と言える。
-ムンダス創造時の契約のため死ぬ可能性を持つ。その為か現世への介入は滅多に行わない。
-エイドラの座するエセリウスの世界とムンダスとの間にはオブリビオンの次元がある為、頻繁に干渉すること自体が難しいとも考えられる。
-全体的に秩序を遵守する傾向にあり、それらが破られることを善しとしない。
-「エイドラ」はアルドマーの言葉で「祖先」という意味。エルフは自分たちをエイドラの末裔だと考えている。
-露出が多く個性的なデイドラロードと比べ、エイドラは出番や固有アイテムに乏しいため影が薄くなりがち。
-そのためか、本作ではアミュレットや像などの大衆向けグッズが追加。より身近な存在になった。
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**九大神
-帝国の国教である九大神教団が祀っている九柱の神々。
-元々は八大神だったがタロスが加わって九大神になった。
-八大神はノルドの宗教とエルフの宗教の習合で生み出された。
-ロルカーン(ショール)はノルド宗教において重要な存在だったが、エルフの宗教との軋轢を防ぐため八大神からは除外された。
-現在、白金協定によってタロス崇拝を禁じられているため帝国側では八大神と呼ばれている。

***タロス
セプティム朝の祖タイバー・セプティムが死後神格化された存在。スカイリム出身。
皇帝に即位する際にタロスからシロディール風のタイバー・セプティムと言う名前に変えた。
スカイリムではイスミールの名でも知られている((イスミールとは北方の竜という意味でドラゴンボーンの異名だがタロスが有名すぎるため多くの場合タロスを指す))。
今作の舞台は彼の出身地であるため、彫像や物語を頻繁に見聞きすることが出来る。
今作でサルモールがタロス崇拝を禁止するよう帝国に要求しているのは、
他ならぬ彼自身がモロウウィンドから献上されたドワーフ製の巨大ロボットを操り、
侵略者に対して無敵を誇っていたかつてのアルドメリ、ひいてはサマーセット島を陥落せしめた際の大暴れが遠因である。
ドワーフ製の巨大ロボットの起動に英雄神ウルフハースと元サイジックのズーリンを騙して協力させる((協力者ズーリンはその影響でリッチ化して死ねなくなった))などゲスな事もやっている。
TES3において終盤で登場しコイン一枚で主人公の功績を横取りしようとする等案外セコイ面も見せている。
語られる功績に決して偽りはないのだが、良くいえば強かな策謀家、悪く言えば英雄の皮を被った外道と、
人によって評価の別れやすい神である。
アミュレットや祠では、疾病治療などのほかにシャウトの充填時間を短縮する珍しい恩恵を与えてくれる。
過去においては九大神教団の中にタロスこそが真の神とする「タロスカルト」なる宗派が存在していた。

***アカトシュ(時の竜神)
九大神の主神であり時の竜神の異名を持つ。神々の中で最初に生まれたとされアカトシュが生まれると時が始まったといわれる。
多くの国で様々な名でもって慕われており、その解釈もエルスウェアのカジートにとっては大きな猫であり、
サマーセットのハイエルフにしてみればアヌの心臓であるなど様々。
元々アカトシュはエルフの神であったがアレッシアと契約を交わし、
デイドラを操るアイレイドを倒すためにムンダスとオブリビオンとの間に障壁を作り、デイドラを封じた。
スカイリムのノルド達にはアカトシュの別名であるアルドゥインという名で恐れられていた。
収拾がつかなくなったダガーフォールで「西の歪み」を引き起こしたり、
マーティンを代償にして現世に召喚されるなど、現世への介入を多く行なっている珍しいエイドラ。
今作では地元補正のタロスにお株を譲り、露出は抑え気味であるが、それでも要所要所にちゃっかり関わっている。
スノーエルフにはアーリエルの名で信仰されていたようだ。

***アーケイ(生死輪廻の神)
埋葬や葬式などを司り、季節とも関連付けられる神。
定命の世界が作られる以前は存在していなかったとされ、それゆえに「定命の神」とも呼ばれる。
不死者や死霊術師などを否定するため、それらに深く関わる者からは敵視されているが、アーケイや彼の信者自体はかなり穏健。
ナミラなどを信奉する異教徒の厚生にも手間や時間を惜しまず、
平和的に言葉で解決するよう尽くし、非常に理性的で誠実な教えを説いている。
アーケイ自身は以前は人間だったとも言われており、マーラが出した選択肢の結果神になった存在とも考えられている。

***キナレス(大気の神)
天や風、元素及び空気中の目に見えない霊の神。スカイリムではカイネとも呼ばれる。
ペリナルと共にいたモーリアウスと関連付けられる事が多い。
かつてドラゴンしか持ち得なかったスゥームを、古代ノルドに授けたのも彼女だと言われている。
そうした由縁から、ハイ・フロスガーのグレイビアード達はキナレスを祖として崇めている。

***ジュリアノス(知識と論理の神)
文学、法、歴史、反論の神。主に魔術師や学者に信仰されている。

***ステンダール(慈悲の神)
慈悲の神。またの名を身代金の神とも。
かつてはノルドの神であり、彼らに捕虜を取ることの利益などを説いたと言われている。
しかし、自身の意思にそぐわない無慈悲な行いをする者には、
たとえ信者であっても容赦無く末代までの呪いを掛けるなど冷酷な一面も持つ。
オブリビオンの動乱以降、彼の信徒達が『ステンダールの番人』を名乗り、デイドラや吸血鬼等の討伐を行うようになった。

****ストゥーン(身代金の神)
ノルドにおけるステンダールの前身で、ツンの兄弟。ショールの盾の従士、ストゥーンはアルドメリの神と戦った戦神だった。
彼は人間にどのように捕虜を取るか、また捕虜を取るのにどんな利益があるのかを示した。

***ゼニタール(仕事と商業の神、交易神)
様々な国で信仰されているが、その多くが謎に包まれているという特異なエイドラ。
彼の試練を受けている間は一切の商取引ができなくなるとか。

***ディベラ(美の女神)
美しさを司る女神である事から男女共に大きな支持を集めており、分派も多く存在する。
芸術の神でもあり、文化芸術を生業とする者からの信仰も篤い。
今作では御姿を模した飾り用の石像が複数追加されたりと、他の九大神に比べ若干優遇を受けている。
彼女の像は各所で人気を集めており、聖堂に設置され偶像扱いされたり、
階級問わず人々によって棚に飾られたりと、至る所で目にすることが出来る。

***マーラ(愛の女神)
慈愛・恋愛など愛のつくもの全てを司る。豊穣の女神でもある。
聖堂で病人を治療したり、死刑囚を送り出す時も、彼女の神官が立ち会う辺り徹底している。
結婚の証には、彼女のシンボルを象ったアミュレットを使用したりと、特に庶民に身近な女神様。
今作ではマーラの信者に依頼され、スカイリムの愛を成就させるクエストが追加。
愛の女神だけはあって血なまぐさい要素は一切存在せず、彼女の命を受けたドヴァキンは、
各地の報われぬ恋人達の愛の架け橋となるために奔走することになる。
クエストを完遂して彼女の使徒になると、非常に有り難い恩恵を授けてくれる((永久に魔法耐性15%を追加する高性能な効果))。

**その他のエイドラ

***ロルカーン(失われし神)
創造主、トリックスター、試練を科す神としても知られる。
ムンダスの創造を計画したのがロルカーンだと言われている。
他のエイドラを説得あるいは騙して共にムンダスの創造を行ったが、この創造の代償としてエイドラは不死でなくなってしまった。
エイドラはロルカーンに罰を与えることを決め、ロルカーンは心臓を引き抜かれた。
自分たちをエイドラの末裔だと考えるエルフにとっては自分たちと不死の世界との繋がりを断ち切った忌まわしい存在。
逆にエルフと敵対していた古代人類からは信仰され、ムンダスを創造して人間に試練を科す神とされていた。
スカイリムではショールと呼ばれ、シロディールではシェザールがロルカーンの別名だと言われている。
秩序とは無縁な性格の為に一部の神学者からはデイドラではないかとも考えられている。
ちなみに彼の心臓とされていたものはネレヴァリンによって破壊されている。

***ツン
苦難に立ち向かう試練を司る、滅んだノルドの神。ショールを外界の神から守って死亡した。
今作ではソブンガルデで門番をしている。

***トリニマック
初期のアルトマーの強大な神で、場所によってはオーリエルを凌ぐ人気があった。ロルカーンの心臓を抜いた神とも言われる。
彼がボエシアに敗れその身を食われた後に糞となって蘇ったのがマラキャスと言われている。

***マグナス
魔術の神。ロルカーンの計画に加担して定命の者の星「ニルン」を作った。
その際にエセリウスからマジカの流れを利用していた為、今も定命の者たちは魔法を使うことができる。
ニルン創造後、ロルカーンのやり方に嫌気がさしてエセリウスに逃げ帰ってしまった。

***ラジン
エルスウェーアで信仰される神。定命のカジートだったがある時手に入れたカジートの指輪の恩恵により
誰にも捕まえられない盗賊として知られるようになった。女帝キンタイラの刺青を盗んだ逸話等様々な物語が語り継がれている。
その末路はあまりにも指輪を酷使したせいで、追っ手から逃れる前に指輪から見捨てられてしまうあっけないものだった。
死後に神々から生前の行いの善し悪しはともかく、その器用さや技術を後の世に教えるべきと諭され神に昇格させてもらった。
現地では主に盗賊から崇拝を集めている。
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