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メーキング・オブ・東映ヒーロー

ジャンル 混載
出版社 講談社
シリーズレーベル 講談社X文庫
通巻No. 455
サイズ A6
発売年月 1987年2~4月
ポイント 東映ヒーローの貴重な制作背景に迫るシリーズ
いまだに本書でしか読めない裏側も充実
その反面、作品のカテゴリ分けが煩雑な面も
講談社X文庫


概要

東映制作の特撮作品を、テーマごとに全3巻に分けて構成したもの。
「メーキング」の名前が記す通り、基本的な内容は、各作品の企画の立案、作品展開、そして社会現象について、秘蔵スチールおよび、関連キャスト・スタッフのインタビューを交えながら構成されている。
巻頭カラーページにはスチール主体で代表的な作品の簡略な紹介に加え、センターカラー扱いでメイキングスチール&NGスチール、代表的な出演俳優・女優陣の紹介記事も記載されている。
ラインナップは以下の通り。
巻数 サブタイトル 発売年月 概要
1 アクションヒーローの世界 1987/2 仮面ライダーシリーズに代表されるアクションヒーロー作品を中心に構成
2 ラディカルヒーローの世界 SF作品から時代劇・妖怪・コメディ作品まで、多彩な世界観および、多彩な特殊能力を持つヒーロー作品を中心に構成
3 メカニカルヒーローの世界 1987/4 戦隊&メタルヒーロー両シリーズに代表される特殊メカを使って戦うヒーロー作品を中心に構成

各巻ごとの概要


『アクションヒーローの世界』

仮面ライダーシリーズを中心に、アクションで魅了した作品群を紹介したもの。
+ 構成
作品名 備考
第一章 仮面の世界
当時までの仮面ライダーシリーズの全作品を紹介。
仮面ライダー
仮面ライダーV3
仮面ライダーX
仮面ライダーアマゾン
仮面ライダーストロンガー
平山亨氏の証言
仮面ライダー(スカイライダー)
仮面ライダースーパー1
仮面ライダーZX
菊池俊輔氏の証言
第二章 仮面から超人へ
70年代前半を代表する作品群を紹介。
超人バロム・1
変身忍者 嵐
八木正夫氏(エキスプロ)の証言
ロボット刑事
センターカラーページ メーキング&NG集
登場スター紹介
座談会 バイプレーヤー大集合 平山亨氏と歴史に残るバイプレーヤー各氏の対談。
平山氏以外の出席者は汐路章、石橋雅史、中田博久、堀田眞三の各氏。
第三章 変身の激動
変身ブーム以降に制作され、よりアクション性が強化された作品群を紹介。
イナズマン
イナズマンF
長坂秀佳氏の証言
快傑ズバット
星雲仮面マシンマン
兄弟拳バイクロッサー
スケバン刑事
スケバン刑事Ⅱ 少女鉄仮面伝説
スケバン刑事Ⅲ 少女忍法帖伝奇 当時放送中
第四章 根性とスポーツの青春
青春要素および、スポーツ要素が際立った作品群を紹介。
柔道一直線
がんばれ!レッドビッキーズ
燃えろアタック
それゆけ!レッドビッキーズ
刑事くん 1~5部までの全作品を解説
昭和三十年代ヒーロー
七色仮面
新七色仮面
アラーの使者
くらやみ五段
劇場用映画
月光仮面(劇場版シリーズ)
+ 余談
  • バイクロッサーの項目では、全話の脚本を高久進氏が担当していたとの誤記がある。

『ラディカルヒーローの世界』

多彩な世界観で多様な特殊能力を駆使して活躍するキャラクター作品をメインに取り上げたもの。
シリーズ3巻中、最多の紹介作品が取り上げられているが、次巻の『メカニカルヒーロー』扱いに含めるべき作品も多数含まれており、煩雑としている印象がある。
+ 構成
作品名 備考
第一章 巨大特撮ヒーロー
巨大特撮シーンの割合が強い作品群を紹介。
キャプテンウルトラ
ジャイアント・ロボ 表記まま
宇宙鉄人キョーダイン
大鉄人17
矢島信男氏の証言
第二章 時代アクション
時代劇および、忍者要素のある作品群を紹介。
仮面の忍者 赤影
妖術武芸帳
忍者キャプター
忍者ハットリ君
忍者ハットリ君+忍者怪獣ジッポウ
表記まま*1
彦佐と一心太助
熱血猿飛佐助
第三章 新潮流ヒーロー
新たな流れに取り組んだ作品群を紹介。
好き!すき!!魔女先生
正義のシンボル コンドールマン
宇宙からのメッセージ 銀河大戦
スパイダーマン
センターカラーページ メーキング&NG集
登場スター紹介
座談会 忘れえぬ永遠のヒーロー 吉川進氏とキカイダー&01両作品のメインキャストによる対談。
吉川氏以外の出席者は伴直弥*2、池田駿介、うえだ峻、伊豆肇の各氏。
第四章 ヒーローの新展開
キカイダー2作品を紹介。
人造人間キカイダー
人造人間キカイダー01 表記まま
石ノ森章太郎氏の証言
第五章 怪奇の世界
怪奇性の強い作品群を紹介。
悪魔くん
河童の三平 妖怪大作戦
アクマイザー3
超神ビビューン
ゲゲゲの鬼太郎(月曜ドラマランド版)
悪魔くん(月曜ドラマランド版)
折田至、阿部征司両氏の証言
第六章 シュールな多重世界
コメディ要素の強い作品群を紹介。
怪盗ラレロ
がんばれ!!ロボコン
ぐるぐるメダマン 2作品まとめて1P
ロボット110番
ロボット8ちゃん
バッテンロボ丸
ペットントン
どきんちょ!ネムリン
TVオバケ てれもんじゃ 2作品まとめて1P
勝手に!カミタマン
もりもりぼっくん
ちびっこかあちゃん*3 目次欄では『子供の世界』扱い
こども傑作シリーズ
昭和三十年代ヒーロー
風小僧
白馬童子
新諸国物語 紅孔雀
天下の暴れん坊 猿飛佐助 写真なしでデータのみの紹介
風雲黒潮丸
白鳥の騎士 写真なしでデータのみの紹介
3作品まとめて1P
ロックのお手柄
コロちゃんの冒険
劇場用映画
大忍術映画ワタリ
伊賀の影丸
忍者部隊月光
怪竜大決戦
黄金バット
+ 余談
  • キョーダインの紹介ページでは、上原正三氏がメインライター扱いとの解説がある。
  • ハットリ君のページでは、本作の登場キャラ、ケム巻*4役を、杉良太郎氏が演じていたとの解説がある*5。
  • 妖術武芸帳のコラムページでは、円谷特撮作品『怪奇大作戦』の後番組として、タケダアワー枠で東映が制作する予定だった幻の特撮ドラマ『ウルトラ=メカ*6』の企画書および、簡素な概要が触れられている。
    • 同作が実現していた場合、キャプテンウルトラに続く「東映制作のウルトラシリーズ2作目」になっていたと思われる幻の企画であり、全体的なイメージは『サンダーバード』を意識したメカ特撮要素の作品となるはずであった。
  • 紹介作品が多いぶん、コメディ作品は扱いがかなり冷遇されており、2年半にわたって続いた大ヒット作の初代ロボコンですら1Pのみ*7であり、メダマン&110番、てれもんじゃ&カミタマンのように、2作まとめて1P扱いとなる作品もある。

『メカニカルヒーローの世界』

当時の東映特撮の2枚看板だった戦隊・メタルヒーロー両シリーズの紹介をメインに、メカニカル要素の強い作品群を取り上げたもの。
前2作に掲載できなかった作品も紹介されているが、『メカニカルヒーロー』扱いにするには疑問のある作品もいくつか見られる。
+ 構成
作品名 備考
第一章 新宇宙ヒーロー
メタルヒーローシリーズの初期作品を紹介。
宇宙刑事ギャバン
宇宙刑事シャリバン
宇宙刑事シャイダー
吉川進氏の証言
巨獣特捜ジャスピオン
時空戦士スピルバン
超人機メタルダー*8 当時放送中
上原正三氏の証言
第二章 戦隊ヒーローの誕生
石ノ森章太郎氏原作の戦隊2作品を紹介。
秘密戦隊ゴレンジャー
ジャッカー電撃隊
渡辺宙明氏の証言
第三章 新映像の完成
巨大ロボの要素が導入されたスーパー戦隊シリーズ4作品を紹介。
バトルフィーバーJ
電子戦隊デンジマン
太陽戦隊サンバルカン
大戦隊ゴーグルV
センターカラーページ メーキング&NG集
登場スター紹介
座談会 デザインワークの世界 鈴木武幸氏と作品を支えたデザイナー各氏による対談。
鈴木氏以外の出席者は野口竜、増尾隆之*9、久保宗雄、出渕裕の各氏。
第四章 戦隊のパワーアップ
安定してシリーズが続く中、新たな要素を取り入れた戦隊5作品を紹介。
科学戦隊ダイナマン
超電子バイオマン
山岡淳二氏の証言
電撃戦隊チェンジマン
超新星フラッシュマン
光戦隊マスクマン 当時放送中
鈴木武幸氏の証言
第五章 ファンタスティックヒーロー
メカ要素の有無に限らず、幅広い作品群を紹介。
ザ・カゲスター
冒険ファミリーここは惑星0番地
5年3組魔法組
透明ドリちゃん
丸出だめ夫
どっこい大作
パパ愛してる
太陽の恋人
花よめは16歳
生徒諸君!
胸キュン探偵団
昭和三十年代、四十年代初頭ヒーロー
ナショナルキッド
少年ケニヤ
スパイキャッチャーJ3
ゼロ戦黒雲隊
アタック拳 写真なしで文字のみ紹介
劇場用映画
宇宙からのメッセージ*10
遊星王子(劇場版シリーズ)
第三次世界大戦 四十一時間の恐怖
宇宙快速船
海底大戦争
ガンマ第3号 宇宙大作戦
恐竜・怪鳥の伝説
石ノ森章太郎氏の証言
渡邊亮徳氏の証言
+ 余談
  • モノクロなのが残念だが、ゴーグルVの紹介ページでは、当初のゴーグルピンクを演じる予定だった早坂あきよさんのソロスチールが掲載されている。
  • 同じく、ゴーグルVの紹介ページでは、なぜかゴーグルロボの胸部分になる巨大マシン、ゴーグルタンクのスチールが、次作ダイナマンのダイナロボの脚部となるダイナギャリーのスチールになってしまっている*11。
  • 石ノ森氏の証言では、『おもいっきり探偵団 覇悪怒組』が、最新作扱いとして、5人集合のスチール1枚を載せて紹介されている。

未紹介作品

  • 本シリーズには、特撮としては扱われない傾向のドラマ作品もいくつか収録されているが、これらの作品は特撮ではなく、大人向け寄りのアクションドラマとして見なされているため、未紹介である。
作品名
キイハンター
プレイガール
プレイガールQ
フラワーアクション 009ノ1
アイフル大作戦
バーディー大作戦
バーディ大作戦
Gメン'75
Gメン'82
ザ・スーパーガール
ミラクルガール
爆走!ドーベルマン刑事
大激闘 マッドポリス'80
特命刑事
スーパーポリス

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最終更新:2026年09月25日 16:52

*1 正確な表記は2作とも、原作漫画・アニメ版同様の『忍者ハットリくん』、『忍者ハットリくん+忍者怪獣ジッポウ』。

*2 現:伴大介。

*3 写真なしで文字のみの紹介。目次欄では本来の表記となる『ちびっ子かあちゃん』だが、本文ではひらがな表記である。

*4 表記まま。正式な表記はケムマキ。

*5 この説は、本シリーズ発売から3年後に発売された勁文社の『全怪獣怪人(上巻)』では否定されている。

*6 表記まま。

*7 本作は雑誌展開が小学館メインだったことも影響している。

*8 ご存知の通り、本作は宇宙的な要素のない作品だが、枠の関係で本枠での紹介である。

*9 現:増尾隆幸。

*10 なぜか、関連するテレビシリーズの銀河大戦は本作とは異なり、2巻での分類である。

*11 下段のゴーグルダンプと合わせて、ロボの足担当の巨大マシンが重複する現象が起こっている。