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メーキング・オブ・円谷ヒーロー

ジャンル 混載
出版社 講談社
シリーズレーベル 講談社X文庫
サイズ A6
発売年月 1987年8月
ポイント 東映ヒーローの貴重な制作背景に迫るシリーズ
いまだに本書でしか読めない裏側も充実
その反面、作品のカテゴリ分けが煩雑な面も
講談社X文庫


概要

同シリーズで先行して発売された『メーキング・オブ・東映ヒーロー』シリーズの円谷版として、特撮からアニメ・一般ドラマに至るまで、発売当時までの円谷作品全般を全2巻に分けて構成したもの。
構成は東映編とほぼ同じだが、若干、記述の構成が変わっており、センターカラー部分では特撮技術に関するメイキング記事を取り上げている。
なお、東映編では、縦書きの数字表記は漢数字で表記されていたが、本シリーズでは縦書きでもアラビア数字に変更されている。
ラインナップは以下の通り。
巻数 サブタイトル 発売年月 概要
1 スーパーヒーロー・ワールド 1987/8 初期ウルトラシリーズ3作品に加え、巨大・アクションヒーロー・コメディ系の作品を中心に構成
2 サイエンスヒーロー・ワールド メカニック系、怪奇ドラマ作品に加え、70年代以降のウルトラシリーズ作品を紹介

各巻ごとの概要

『スーパーヒーロー・ワールド』

黎明期の作品群に加え、ヒーロー活劇系の作品をメインに取り上げたもの。
+ 構成
作品名 備考
第1章 黎明期のキャラクター
初期ウルトラシリーズ3作品を紹介。
ウルトラQ
ウルトラマン
ウルトラセブン
満田かずほ氏の証言
第2章 新展開キャラクター
円谷恐竜三部作および、その前身となるパイロットフィルム作品を紹介。
巨獣惑星 パイロットフィルム
円谷立体アニメ
恐竜探険隊ボーンフリー
恐竜大戦争アイゼンボーグ
恐竜戦隊コセイドン
高野宏一氏の証言
第3章 アクションキャラクター
アクション要素の強い作品群を紹介。
トリプルファイター
レッドマン
プロレスの星 アステカイザー
円谷英二氏の紹介コーナー
センターカラーページ 巨大特撮ワールド*1
座談会 ミラーマンの時代 『ミラーマン』関係者6名による対談。
出席者は以下の通り。
キャスト:石田信之、和崎俊也、工藤堅太郎の3氏。
スタッフ:淡豊昭、田口成光、満田かずほの3氏。
第4章 新時代キャラクター
70年代を代表する巨大ヒーロー3作品および、周辺作品を紹介。
ミラーマン(パイロット版)
ミラーマン
ミラーファイト 帯番組
ジャンボーグA
ファイヤーマン
藤川桂介氏の証言
第5章 ニューウェーブ・キャラクター
コメディ要素の強い作品群を紹介。
快獣ブースカ
チビラくん
ぼくら野球探偵団
円谷粲氏の証言
第6章 広範囲なキャラクター
劇場映画、2時間ドラマ作品など、バラエティに富んだ作品群を紹介。
怪獣大奮戦ダイゴロウ&ゴリアス 劇場映画
極底探険船ポーラー・ボーラ*2
アニメちゃん
各種2時間ドラマ作品 『土曜ワイド劇場(テレビ朝日系)』
『時代劇スペシャル(フジテレビ系)』
『火曜サスペンス劇場(日本テレビ系)』
『木曜ゴールデンドラマ(よみうりテレビ*3制作・日本テレビ系)』などの作品
餓鬼魂 ビデオ作品
特殊製作作品 他社作品の特撮パート制作作品についての解説
CM作品 「ナショナル掃除機『隼』」は画像付きで紹介
+ 余談
  • レッドマンの解説では、発売時点でフィルムの存在が確認できなかったこともあり、「リバーサルフィルムで撮影されており、ネガが存在しない」との解説がある*4。
  • ジャンボーグAの解説では、キー局が「朝日放送*5」と表記されているが、当時のABCはTBS系列であり、実際のキー局は当時NET*6系列局だった毎日放送*7である。
  • ファイヤーマンの解説では、諸理由から名前は伏せられているが、「フジテレビ系の裏番組のため*8」との解説がある。

『サイエンスヒーロー・ワールド』

メカニック描写とSFドラマ性の強い作品群に加え、初期3作品以降のウルトラ作品をメインに取り上げたもの。
+ 構成
作品名 備考
第1章 メカニカルキャラクター
メカニカル要素の強い作品群を紹介。
マイティジャック
戦え!マイティジャック
スターウルフ
宇宙の勇者スターウルフ
佐川和夫氏の証言
第2章 復活キャラクター
第2期ウルトラシリーズを紹介。
サークロラマ モーレツ大怪獣戦 イベント用映画作品
ウルトラファイト 帯番組
帰ってきたウルトラマン
ウルトラマンA
ウルトラマンタロウ
ウルトラマンレオ
橋本洋二氏の証言
第3章 新映像キャラクター
第3期ウルトラシリーズを紹介。
ザ・ウルトラマン テレビアニメ
表記まま
ウルトラマン80
センターカラーページ メカ特撮ワールド*9
座談会 特殊映像の世界 円谷作品を支えたコダイグループ関係者各氏による対談。
出席者は橋本洋二、佐々木守、池谷仙克、大木淳吉*10の4氏。
第4章 SFキャラクター
怪奇要素および、ドラマ性の強い作品群を紹介。
怪奇大作戦
恐怖劇場アンバランス
緊急指令10-4・10-10
SFドラマ 猿の軍団
開米栄三氏の証言
第5章 ヒーローキャラクター&アダルトキャラクター
30分テレビシリーズ以外のウルトラ関連作品、海外合作作品および、特撮以外の別ジャンルから大人向けに作られたドラマ作品を紹介。
アンドロメロス
ウルトラマンキッズのことわざ物語 10分テレビアニメ
長編怪獣映画ウルトラマン 再編集映画
表記まま
ジャンボーグA&ジャイアント 日タイ合作映画
実相寺昭雄監督作品ウルトラマン 再編集映画
白猿ハヌマーン&ウルトラ6兄弟
(ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団)
日タイ合作映画
ウルトラマン怪獣大決戦 再編集+新撮映画
ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団
ウルトラマンキッズ M7.8星のゆかいな仲間 アニメ映画
ウルトラマン物語(ストーリー)
ウルトラマン怪獣大決戦
独身のスキャット
君待てども 東海テレビ制作・フジテレビ系で放送された昼の帯ドラマ枠の作品
殺さないで*11
満天の星
東宝受注製作作品 東宝が制作母体となり、制作協力に参加したテレビドラマの紹介。
『鞍馬天狗*12』、『江戸シリーズ*13』などの時代劇作品を解説
円谷皐氏の証言
+ 余談
  • 本書発売時は封印前だったため、『ジャンA&ジャイアント』および『6兄弟VS怪獣軍団』の貴重な資料となっている。

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最終更新:2026年09月26日 08:17

*1 怪獣特撮のメイキング風景を紹介。

*2 表記まま。

*3 現:読売テレビ。

*4 ご存知の通り、後年、本編のフィルムが発見されている。

*5 現:ABCテレビ。

*6 現:テレビ朝日。

*7 現:MBS。

*8 今なお続くテレビアニメ『サザエさん』のことである。

*9 メカニック描写のメイキング風景を特集。

*10 別名義:大木淳。

*11 正確な表記は『殺さないで!』。

*12 1974年10月~75年3月に日本テレビ系で放送された竹脇無我氏主演の時代劇。

*13 『同心部屋御用帳 江戸の旋風』から、『江戸の朝焼け』まで、1975年4月~81年3月の6年間、フジテレビ系で放送された時代劇シリーズ。