ウルトラマン大全集シリーズ

ここでは、テレビマガジン特別編集枠で発売されたものを、単独・混載を問わずに取り上げます。

ジャンル ウルトラシリーズ
出版社 講談社
シリーズレーベル テレビマガジン特別編集シリーズ
通巻No. 各巻リストを参照
サイズ A4変形
テレビマガジン特別編集シリーズ


概要

仮面ライダー大全集』のヒットに続いて、小学館独占だった昭和2期シリーズ以外、ほとんどの作品の掲載権を有していた講談社は、ウルトラシリーズ関連のマニアック展開にも、力を入れるようになる。
特に海外作品~平成3部作までの時期は、昭和2期シリーズの意識返しで同社が独占していたため、これらの作品を扱うマニア向け資料として重宝する存在である。
平成3部作から作品別のムック展開が始まり、この展開は『ネクサス』&『マックス』まで続いた。
しかし、なぜか『メビウス』は刊行されず、その後、映画の『大決戦!超ウルトラ8兄弟』で旧シリーズの展開を終了している。
書名 発行年月 種別 備考
空想特撮シリーズ ウルトラマン大全集 1987/3 混載 Q~セブンの第1期ウルトラシリーズ3作品にスポットを当てた構成
ウルトラマン大全集Ⅱ 1987/7 混載 こちらは小学館掲載の昭和2期シリーズと、久々に掲載権を獲得した80の紹介がメイン。アニメのザ★は残念ながら小さめな扱い
新・ウルトラマン大全集 1994/10 混載 グレート&パワードの海外作品2作を中心にした構成。特に最新作となるパワードの扱いが大きい
ウルトラマンティガ 1997/12 作品別 初の単独作品を扱ったもの。ボリュームは大全集シリーズの約半分で薄めながら、それでもコアな構成が光る
ウルトラマンダイナ 1998/11 作品別 構成はほぼティガと同様ながら、劇場版も紹介
ウルトラマンガイア 1999/12 作品別
平成ウルトラ映画全集 2000/12 混載 ゼアス~ティガTFOまでの5作品を紹介したもの
平成ウルトラビデオ全集 2002/5 混載 平成セブン、平成3部作Vシネ、ビデオ版ネオスを中心に、ナイスもおまけ扱いとして紹介
ウルトラマンコスモス 2003/8 作品別 テレビシリーズはもちろん、劇場版についてもしっかり網羅した1冊
ウルトラマンネクサス&ウルトラマンマックス 2006/9 作品別 抱き合わせながら、テレビシリーズを扱った最後のウルトラ関連
大決戦!超ウルトラ8兄弟 2009/3 混載 本作に登場する8ヒーローのテレビシリーズと映画の比較内容も兼ねた一冊
メビウス単独が発売されなかったため、メビウスは本書が初紹介

各巻ごとの概要


『空想特撮シリーズ ウルトラマン大全集』

講談社が掲載権を有していたQ~セブンまでの昭和1期ウルトラシリーズの3作品にスポットを当て、秘蔵スチールと貴重な資料で振り返る1冊。
『レッドマン』*1の解説で、『帰りマン』に登場した怪獣が未登場という誤表記がある。

『ウルトラマン大全集Ⅱ』

帰りマン~80までの昭和2・3期シリーズにスポットを当てた1冊で、中でも帰りマンは事実上のメイン作品として、全体の1/3の割合を占める扱いを受けている。
アニメのザ★についても、軽めな扱いながら、しっかり紹介されている。
本書が商業書籍初掲載となり、以降の各メディアで取り上げられているスチールも多い。

『新・ウルトラマン大全集』

前書の発売から約7年ぶりに発売された本書は、海外作品となるグレート、パワードの両作品にスポットを当てながら、過去作品についても取り上げている構成であり、紹介順はパワード→グレート→過去作品となっているが、パワードのほうが比重が多くなっている。
そのため、本書は、ムック本の少ない海外ウルトラをマニアックな視点から取り上げている貴重な一冊である。
グレートのモノクロページにて、「今秋より、TBS系列での放送も予定されている。」という表記があるが、実際の同作のテレビ放送は1995年7月からである。

平成シリーズ

平成シリーズについては、単独タイトルでの発売が基本となったが、ネクサスとマックスのみ、2作品抱き合わせとなっている。
若干、詰め込んでいる点はあれど、代表的なエピソードの名場面をチョイスする構成に加えて、ここでしか見られない貴重なスチールもいくつかあり、そこがまた各シリーズの特徴の一つでもある。
以下、ラインナップについて記載する。
  • ウルトラマンティガ
初の作品別の特別編集。
エピソードは大判でのスチールが多い反面、人物・怪獣・メカの紹介は数Pで詰め合わせ状態になってしまっている*2
平成シリーズの人物関連に関しては、後発のムック本のほうが大きめなスチールで掲載されていることが多い。
  • ウルトラマンダイナ
本作からテレビシリーズに加え、劇場版も扱われることになる。
  • ウルトラマンガイア
構成はほぼダイナを踏襲。
  • ウルトラマンコスモス
3タイトルにわたる劇場映画シリーズももちろん紹介されているが、話数が多い反面、過去作と比べると扱いが簡素化している。
  • ウルトラマンネクサス&ウルトラマンマックス
抱き合わせながら、対極的な要素を持つハイコンセプトの2作品を取り上げたもの。
事実上、最後の旧シリーズにおける作品別の特別編集となり、メビウスは残念ながら未発売となってしまった。

映画・ビデオ作品

平成シリーズと関連している映画・ビデオ作品についても、複数の作品をまとめたムックが発売されている。
題材が題材なこともあってか、本シリーズでしか見られず、以降のムックでも再録率の少ない貴重なスチールが多数掲載されている。
以下、ラインナップについて記載する。
  • 平成ウルトラ映画全集
ゼアス2作品、ティガ&ダイナ、ティガ&ダイナ・ガイア、ティガTFOの5作品を紹介したもの。
  • 平成ウルトラビデオ全集
特番含めた平成セブンシリーズ全般、平成3部作の新作ビデオシリーズ、ネオス*3について取り上げたもの。
ナイスも紹介されている。
なお、冒頭のコメントページでは、なぜかウルトラQの『ぼくら*4』連載開始年が、史実より5年早い「1960年」との誤記がある。
  • 大決戦!超ウルトラ8兄弟
8兄弟の映画本編はもちろん、特別編集シリーズ初紹介のメビウスも含め、テレビ版8作品との比較記事も組まれている。
なお、本書は、事実上、旧シリーズ最後のウルトラ関連となった。
最終更新:2025年08月18日 18:36

*1 『おはよう!こどもショー』内で放送されたミニ番組の方

*2 これはダイナ以降の作品も同様。

*3 パイロット版も紹介あり。

*4 講談社が1950~60年代に刊行していた月刊少年漫画誌であり、テレマガの前身的存在といえる。