仮面ライダー超百科シリーズ(2000年代/作品別)

ここでは、2000年代に発売されたもののうち、作品単独のものを取り上げます。

ジャンル 仮面ライダーシリーズ(作品別)
出版社 講談社
シリーズレーベル テレビマガジンデラックス 超百科シリーズ
通巻No. 各巻リストを参照
サイズ A4変形
超百科シリーズ
仮面ライダー超百科シリーズ


概要

2000年に入り、RX終了から約10年強のブランクを経て放送を開始したクウガから、いわゆる平成ライダーシリーズの展開が開始されると同時に、当然ながら、超百科シリーズでも久々のライダー関連の超百科が再開を果たすこととなった。
すでに平成ウルトラシリーズで1作につき複数の超百科を発売していたこの時期、ライダーも作品人気の高さから、2冊発売が基本となり、この流れは2000年代のほとんどの作品で採用されるが、一部は人気の関係から、1冊のみの刊行となったものもある。
ただし、シリーズ各作品とも、放送途中の発売であるため、最終回までは網羅されておらず、作品によっては1クール目の途中に発売されながら、諸理由から続刊の展開が打ち止めとなったものもある*1
なお、『仮面ライダーW』は、番組そのものは2009年9月開始であり、1冊目の『ひみつ超百科』も同年中の発売だが、平成2期ライダーとして扱う関係上、2010年代以降の項目で取り上げる。
以下、代表的なリストを列記する。
No. 書名 発売時期 備考
105 仮面ライダークウガ ひみつ超百科 2000/8 平成ライダー初にして、7年ぶりとなるライダー超百科
107 仮面ライダークウガ ライジング超百科 2000/12 ライダー初の単独タイトル2冊目
115 仮面ライダーアギト ひみつ超百科 2001/7
120 仮面ライダーアギト 完全超百科 2001/11
126 仮面ライダー龍騎 ひみつ超百科 2002/7
131 仮面ライダー龍騎 完全超百科 2002/11
136 仮面ライダー555 ひみつ超百科 2003/8
141 仮面ライダー555 図解超百科 2003/11
142 仮面ライダー555 決戦超百科 2003/11
146 仮面ライダー剣 ひみつ超百科 2004/4 本書以降は電子版発売済み
150 仮面ライダー剣 新戦力超百科 2004/8
154 仮面ライダー剣 決戦超百科 2004/11
158 仮面ライダー響鬼 ひみつ超百科 2005/5
168 仮面ライダーカブト ひみつ超百科 2006/5
171 仮面ライダーカブト 決戦超百科 2006/10
179 仮面ライダー電王 ひみつ超百科 2007/4
184 仮面ライダー電王 クライマックス超百科 2007/10
189 仮面ライダーキバ ひみつ超百科 2008/5
195 仮面ライダーディケイド ひみつ超百科 2009/3

各作品ごとの概要

作品ごとに解説する。

仮面ライダークウガ

本作から、特撮作品の場合は、これまで『(番組名)超百科』だった書名が、1冊目から『ひみつ超百科』として扱われるようになり、以降の特撮作品もこれを踏襲することになる。
  • 仮面ライダークウガ ひみつ超百科
7年ぶりのライダー関連の超百科にして、平成ライダー初の単独超百科となった本書は、ライジングフォーム登場までについて取り上げたもの。
  • 仮面ライダークウガ ライジング超百科
前書のヒットを受けて発売された2冊目であり、アルティメットフォーム登場までを取り上げている。
ライジングフォームにちなんたこともあり、書名が『ライジング超百科』である。

仮面ライダーアギト

本作から、テレビシリーズに加えて、戦隊との併映となった劇場映画関連も別枠で展開されている。
  • 仮面ライダーアギト ひみつ超百科
G3-X登場までを取り上げたもの。
  • 仮面ライダーアギト 完全超百科
アナザーアギト登場までを取り上げたもの。
書名こそ、『完全超百科』だが、放送中の発売のため、途中までの紹介である。

仮面ライダー龍騎

展開はほぼ前2作を踏襲しており、安定期に入ったといえる。
  • 仮面ライダー龍騎 ひみつ超百科
ナイトサバイブ登場までを取り上げたもの。
  • 仮面ライダー龍騎 完全超百科
全ライダー登場までを取り上げたもので、表紙は龍騎サバイブはもちろんのこと、タイガとオーディンの2人の扱いが大きい。
前作同様、書名は『完全超百科』だが、途中までの紹介である。

仮面ライダー555

作品人気が安定したこともあり、本作からライダー史上初となる単独タイトル3冊刊行を成し遂げている。
  • 仮面ライダー555 ひみつ超百科
アクセルフォーム登場までを取り上げたもの。
  • 仮面ライダー555 図解超百科
ライダー最初で最後の図解テーマの超百科だが、しっかりブラスターフォーム登場まで解説されている。
  • 仮面ライダー555 決戦超百科
前書と連番になるシリーズ3冊目の本書は、書名が「決戦超百科」へと変更されている*2

仮面ライダー剣

本作も前作同様、単独タイトル3冊刊行を成し遂げたが、結果的に単独タイトル3冊発売は本作で最後となる。
本作以降のシリーズは、基本的に電子版も発売されている。
  • 仮面ライダー剣 ひみつ超百科
例年より早い1クール目終了のタイミングで発売されたため、レンゲルは未紹介である。
  • 仮面ライダー剣 新戦力超百科
レンゲルに加え、ブレイドとギャレンのジャックフォーム登場までを取り上げたもの。
  • 仮面ライダー剣 決戦超百科
ワイルドカリス登場までを取り上げたシリーズ最終巻。

仮面ライダー響鬼

作品そのものの人気が不振だったためか、1冊のみの刊行となった。
  • 仮面ライダー響鬼 ひみつ超百科
序盤1クール目を取り上げたもの。
響鬼に限らず、2005年度の特撮作品を単独で取り上げた超百科は、戦隊以外、ほとんどが1冊のみの場合か、もしくは未発売となっている。

仮面ライダーカブト

本作から、再び従来通りの2冊刊行となる。
  • 仮面ライダーカブト ひみつ超百科
サソード登場までを取り上げたもの。
  • 仮面ライダーカブト 決戦超百科
カブト ハイパーフォーム登場までを取り上げたもの。
地獄兄弟とダークカブト登場までは補完されなかった。

仮面ライダー電王

平成1期シリーズで単独タイトルが2冊刊行されたのは、本作が最後となる。
  • 仮面ライダー電王 ひみつ超百科
ガンフォーム登場までを取り上げたもの。
そのため、電王の初期4フォームはすべて紹介されている。
  • 仮面ライダー電王 クライマックス超百科
ライナーフォーム登場までを取り上げたもの。
クウガを意識してか、書名に「クライマックス」のタイトルが表記されている。
なお、ゼロノス ゼロフォームまでは補完されなかった。

仮面ライダーキバ

本作も作品の人気が振るわなかったため、1冊止まりとなった。
  • 仮面ライダーキバ ひみつ超百科
イクサ登場までを取り上げたもの。
シリーズ後半の展開については、混載路線で補完されている。

仮面ライダーディケイド

  • 仮面ライダーディケイド ひみつ超百科
ディエンド登場までを取り上げたもので、番組開始からわずか2ヶ月での異例の早さとなったが、こちらも続刊は発売されなかった。
表紙にはディケイド、ディエンドに加え、クウガ マイティフォーム(小野寺ユウスケ仕様)もしっかり掲載されている。
最終更新:2025年06月01日 17:46

*1 特に作品人気そのものが振るわなかった『響鬼』、『キバ』あたりの作品が該当。

*2 これは前2作が放送中にもかかわらず、『完全』を銘打ったことの反省も見られると思われる。