スタート
デゼルは仲間になったばかりで、仲間意識はほぼゼロ。なので実力不足と従士反動をふくめて、アリーシャが足手まといだとバッサリ指摘
↓
それでもアリーシャは、自分を受け入れてくれた
スレイ達の仲間でいることを諦めない。スレイ達もアリーシャを庇う
↓
今日は休む事になり、夜にスレイとアリーシャの会話。従士反動がきつくなっている事をスレイは隠すが、アリーシャにはばれる
↓
その後アリーシャが夜に一人、王家のナイフを見ながら考え事。すると今度は
エドナがやってくる
エ「ワタシ達の前からいなくなるつもり？」
ア「……正直、そうしたほうがいいのかもしれないと思う」
エ「…………」
ア「だけど、諦めないよ」
ア「ここでみんなと別れてしまったら、私を受け入れてくれたみんなを裏切ってしまう事になるから」
ア「自分勝手な理屈だと思われるかもしれないけれど、私はみんなの仲間でいたい」
ア「みんなの仲間でいたいから、みんなの仲間でいる事をあきらめたりはしない」
ア「それが私だから」
ア「いざとなったら体を盾にしてでもスレイを守るよ」
エ「……そう」
エ「なら……アナタの前にワタシが盾を作ってあげるわ」
ア「……ありがとうエドナ」
そんな二人の会話をデゼルが聞いているが、二人に気づかれないように去る
次の日、強敵との戦闘中にスレイが従士反動の影響で完全に失明して戦えなくなる。
ラ「スレイさん！」
ライラがスレイに駆け寄る
デ｢だからいったろうが！｣
デ「ライラ！ お前はそのままスレイをつれて下がれ！」
ラ「はい！」
ミ「僕もカバーに入る！ スレイ、こっちだ！」
ライラと
ミクリオがスレイをつれて戦線離脱、アリーシャ、エドナ、デゼルが前衛に
デ「足手まといは下がってろ！」
ア「嫌だ！ 下がったらその分だけスレイが危ない！」
デ「誰のせいでこんな事になってると思ってやがる！」
ア「私のせいでこうなっているからこそ、私が何とかしなくてはならないんだ！」
強敵がアリーシャに狙いをつけて、天響術的なものを撃ってくる
デ「ちっ！」
ア「くっ！」
デゼルは回避してアリーシャが槍を盾にして防ごうとするが、地面から壁が出現してアリーシャを守る
ア「あ…………」
エ「一人で突っ走りすぎ」
エドナがスタスタとアリーシャの隣に並ぶ
ア「あ、ありがとうエドナ」
エ「別に、昨日言ったことを守っただけよ」
エ「てゆーか本気であなた一人で何とかできると思ってるの？ バカなの？」
エ「諦めないのは結構だけど、バカになったらおしまいよ。ミボみたいになってもいいの？」
ア「いや、ミクリオは関係ないだろう」
エ「少しは落ち着いたようね」
ア「あ…………」
エ「もっとワタシ達を頼りなさい。マーガレットの時のワタシのようにね」
エ「心配しなくても、もうアナタを逃がすつもりなんてないわよ。だから……」
ア「ああ……私たちでなんとかしよう」
エ「上出来ね」
エ「構えなさい、来るわよ」
ア「ああ、やろうエドナ。私達で絶対にスレイを守るんだ！」
アリーシャの言葉と同時に、王家のナイフが光りだす
ア「え？」
エ「なにこれ？」
デ「おい、敵が来るぞ！」
ボスが二人に向かって襲い掛かる
ア「くっ……」
エ「アリーシャ！」
エドナがアリーシャをかばうように傘を広げて前に立ち、二人の体が光に包まれる
デ「チッ…何が起こってやがる！」
それによりボスが吹き飛ばされる
ラ「これは……いったい」
ミ「まさか、神衣？」
ラ「あ、ありえません！ ですがこんな事は初めてです！」
ス「……わかるよ」
ミ「スレイ？」
ス「見えないけど……感じるんだ」
ス「アリーシャとエドナの心が重なっていく
ス「いや、違う……」
ス「繋がっていく！」
光が晴れて、アリーシャとエドナがリンク（仮）する
ア「こ、これは、いったい……」
エ「なにこれ？ 神衣じゃないけど……力が溢れてくる感じ……」
ア「詳しいことはわからない……だけど」
エ「ええ、これなら」
アリーシャとエドナが構えてボスに相対する
その隣にデゼルが並び立つ
デ「来るぞ！ 集中切らすな！」
エ「ダレにもの言ってるのよ。行くわよアリーシャ」
ア「ああ、頼むぞエドナ！」
↓
強敵撃破。ナイフにこめられた想いからいろいろ知って、これが契約の鍵だと知る
↓
正式に従士契約を行う。アリーシャがスレイに思わず抱きつく。からかわれる
↓
「やっぱりアリーシャは笑顔のほうがいいね」アリーシャ赤面。またからかわれる。従士反動問題解決
↓
デゼルがスレイ達の絆の強さを垣間見る
