ご存知の方も多いと思いますけど、ape というのは Monkey's Audio のフォーマットです。それなりに検索すれば、ape から mp3 への変換ソフトはすぐに見つけることができます。ape ファイルをたくさん持っているなら mp3 に変換して管理した方が楽です。
音質にこだわるなら ape より flac などの方が良いと言われています。実際に聴き比べたわけではないので断言はできませんが‥‥。一般的には圧縮率が上げれば音が劣化する傾向というのは間違いないだろうと思います。もちろん flac も ape も wav に戻せば同じものなんですけどね。
Flac ファイルはよく出まわっていますが、ape というファイルは 1年に 1度もお目にかかる事は無い(Winampを使い始めてから3度ほど ape ファイルというものをいただいた事があるだけです)ので、わざわざそんなファイルのためにプラグインを入れたくは無いのですが、今回はこの項目を書くために特別にいただいてきた次第です。
設定できる項目はタイトル・アーティスト・アルバム・コメント・年・ジャンル・トラックだけです。あまりに普通すぎて面白くありません。
実際には in_ape.dll というライブラリさえあればWinampで ape ファイルを再生できるのですが、3.9.9.0 以降の dll は出まわっていません。それ以前のものであれば比較的すぐに見つけることができるのですが、3.9.9.0 以降は Monkey's が配布を禁止しているのでしょう。
もっとも、Monkey's Audio には含まれているのですから、Monkey's Audio を
ダウンロードしてきて
インストールしてから dll だけ抜いてアンインストールする手もありますけどね。
そんな苦労はしなくても、実はすぐに見つけることができます。私が見つけてきた in_ape.dll は v4.01 でした。まぁ、それは他に置いておいてですね。
/Winamp/Plugins に in_ape.dll を入れておけば、上の画のように Monkey's Audio Player というのが入力プラグインの項目に表示されるようになります。このプラグインも一応設定項目があるので見てみましょう。
このバージョンから、やけに設定項目が減りました。以前のものはもっと設定項目があったのですが‥‥。
検索ワードを考えてみればすぐに探せると思うので、in_ape.dll が必要な人は検索してみてください。ちなみに Windows7 では 3.9.9.0 以降のものでないと再生できません。( Winamp の input プラグインで配布されている in_ape.dll は 3.9.7 です。オープンソースであったはずなのに、Monkey's が新しいバージョンのソース公開を停止してしまっています。APE を普及させたから金儲けに走ったのでしょうか? 3.9.7 であればかなりの確率で見つけることができます。というか Winamp の input プラグインとして配布されています。)
ちなみに、2002年の時点で Flac のシェアは 35.56%a ape のシェアは 57.41% でしたが、2009年 のシェアは Flac 67.30% ape 2.38% となっていて、消えるフォーマットであることは確かです。(
参照)
最終更新:2011年02月10日 22:47