色々といじってはいるのですが割と一筋縄ではいかない視覚エフェクトですね。古くからある視覚エフェクトプラグインのひとつですけど、以前使っていた非力なPCでも、設定次第では動いてくれました。AVSとの違いは複雑すぎて誰もプリセットファイルを作りたがらないって言うことでしょうか。
MilkDrop に関してもプリセットの一覧を作って紹介したいと思っているのですが、とにかく数が多いので簡単には紹介できません。何も追加していない状態でも 400くらいのプリセットが入っているはずです。MilkDrop にはプリセットファイルを指定して表示させることができないので、どれだけの数のプリセットが入っているのかユーザーには把握できません。
(一時期流行ったMandelboxシリーズです。このシリーズが好きでMandelboxプリセットをたくさん集めていました。Mandelbox とはマンデルブロ集合体が立方体になったものです。フラクタルの立体になったものだと思っていても良いんじゃないでしょうか。このプリセットでも 550行 20KB足らずのプリセットだから驚きです。MilkDrop のプリセットファイルは大きいものでも 750行 30KB くらいです。)
しかも、同じプリセットであってもテクスチャを加工して読み込んでいて、その読み込み法則に時間などを使っているので同じ表示をされることはほとんど無いと思います。プリセットファイルを探してきて入れてみたり、テクスチャを作ってみたりすれば、それこそ似たような表示をされる事は無いと言っても良いくらいです。
プリセットファイルの大きさと表現力は決して比例するわけでは無いのですけどね。Mandelboxプリセットは定義にかなり割いています。ゆっくり動いていきますが、その描画力は他を圧倒するものです。
それだけにこの視覚エフェクトの表現力は別格ですよ。これを思い通りに動かせれば面白いと思うのですけどね。ま、普段はほとんどデスクトップを見ることは無いので視覚エフェクトなんて見ないんですよ。それでも MilkDrop は非常に面白いと思います。
メインウィンドウメニュー-オプション(O)-設定(P)...の項目で MilkDrop の設定ができるのですが、実際にプリセットファイルを変更できるわけじゃないので、あまりどうっていうこと無いんですよね。
AVSみたいにもっとプリセットをいじれるようになっていれば、この視覚エフェクトもたくさんプリセットファイルを作ってくれる人がいるでしょうに‥。
MilkDrop が表示されている部分(下のコンポーネントビュー)を一度クリックしてから F1 キーを押すとこんなヘルプが表示されます。まぁこれが地獄の一丁目の入り口なんですよ。このまま素直に ESP でも押して何も見なかったことにするのが賢明だと思います。
現在表示されているプリセットは F4 を押して確認しておいた方が良いでしょう。レイティングは誰が決めるものなのか良く分かりませんが、とりあえず海外の方とは感覚が違うということだけは分かります。この上のプリセットは月(?)みたいなのを中心に無数の星が一定の法則をもって曲に合わせて移動するプリセットなんですけど、これがレイティング1で、あの不気味な幼虫みたいなものがうごめくプリセットがレイティング5というのが理解できません。
MilkDrop 自体は複雑そうに見えますけど、実は4つの法則だけで成り立っています。ま、この4つが問題なんですけど‥‥。
とりあえず M を押してみます。--動作・--描画が4つと--後処理、その他が表示されたと思うんですよ。
--動作はズームの比とか、中心距離だとかが指定できます。これは今はそのまま触らない方がいいでしょう。間違いなく今は変えてしまってはいけない項目です。
←を押して今度は--描画を選んで Enterキーを押してみると今度は--カスタム 形状 1というのが表示されたと思うんですよ。カスタム形状で Enter を押すと多角形の指定などができます。三角からどんどん円にしか見えない多角形にまで指定できます。
実際に色々と変えてみれば、こういう効果なんだ‥というのは分かると思います。
--描画:カスタムウェーブの所まで戻って、今度はウェーブの指定ですが、ここでも 4つの法則で 4つのウェーブを指定できます。
これもなかなか面白くもありますけどね。だいたい、謎のパラメータってなんだよ?っていう話です。『謎の』は不要だろうに‥‥ただのパラメーターでいいじゃないか?!と思うのですが‥‥。
最終更新:2011年02月18日 23:59