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イカボードとトード氏

原題:The Adventures of Ichabod and Mr. Toad
公開:1949年10月5日
時間:68分
監督:ジャック・キニークライド・ジェロニミジェームズ・アルガー*
原作:ケネス・グレアム*ワシントン・アービング*




  • 目次

ストーリー


概要

ディズニー長編アニメーション映画第11作。戦時にかけて公開されたオムニバス形式のシリーズ6作品の第六弾。

たのしい川べ』と『スリーピー・ホロウの伝説』の2篇から成る。

歴史

白雪姫』(1937年)の公開後、ジェームズ・ボドレロ*キャンベル・グラントケネス・グレアム*の『たのしい川べ』の映画化を提案。ウォルト・ディズニーストーリーボード*にスタッフが声をアテたものを披露した。ウォルトはやや不安だったが、1939年4月に映画化の権利を得た。

脚本の修正の後、ジェームズ・アルガー*が監督に指名された。1941年の4月にアニメーターのストライキが終わり、『バンビ』(1942年)の完成が近づく頃、プロジェクトは本格的に動き出した。

第二次世界大戦*が近付くにつれて、スタジオはプロパガンダ*制作のために『ふしぎの国のアリス』(1951年)や『わんわん物語』(1955年)などのプロジェクト初期の長編映画を棚上げにすることとなった。既にアニメーション制作の始まっていた『ダンボ』『バンビ』『たのしい川べ』は対象外となったが、『たのしい川べ』に関しては満足のいくクオリティが達成できていなかったために中断となった。

戦後の1946年、フランク・トーマスも監督に加わって制作が再開した。ただし、ウォルトの指示で長編映画ではなく25分の中編映画に短縮されることとなった。8月になると再びプロジェクトは中断し、12月にはワシントン・アービング*原作の『スリーピー・ホロウの伝説』の映画化がジャック・キニークライド・ジェロニミの監督で始動した。

この時点では『たのしい川べ』『The Legend of Happy Valley』『The Gremlins』の3作品を『Three Fabulous Characters』というタイトルでオムニバス化する予定だった。しかし、『The Gremlins』が中止となり、『The Legend of Happy Valley』(ミッキーと豆の木)は『ボンゴ』とセットで『ファン・アンド・ファンシー・フリー』とオムニバス化されることが決まった。

1947年の後半、『たのしい川べ』は『スリーピー・ホロウの伝説』とまとめられ、『イカボードとトード氏』として公開されることになった。

キャスト

ナレーター ベイジル・ラスボーン 柴田秀勝
トード氏 エリック・ブロア 内田直哉
ラット クラウド・アリスター 田原アルノ
モール コリン・キャンベル 龍田直樹
アンガス・マクバジャー キャンベル・グラント 岩田安生
シリル・プラウドボトム J・パット・オマリー 落合弘治
ウィンキー オリバー・ウォレス 大竹宏
検察官 ジョン・マクリーシュ
裁判官 レスリー・デニソン
ウィズル レスリー・デニソン
ナレーター ビング・クロスビー 水野賢司
イカボード・クレイン
ブロム・ボーンズ
カトリーナ・ヴァン・タッセル - -
バルタス・ヴァン・タッセル - -
ティルダ - -
首なし騎士 - -

※『イカボードとトード氏』は日本*ではソフト販売されていない。なお、『スリーピー・ホロウの伝説』のパートのみは旧声優版・新声優版でVHSが販売されたことがある。

ディズニー・チャンネルでの全編放映時には、1994年に収録された『スリーピー・ホロウの伝説』に2004年『たのしい川べ』を追録したものを使用。

スタッフ

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用語集

ロケーション


楽曲

タグ:

長編映画
最終更新:2024年09月09日 09:46
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