概要
華麗なる「
V
」の文字を象る
千年前の魔物。
通称「V様」、あるいは「華麗なるビクトリーム様」。
元々は単なる敵キャラの一体だったのだが、強さとギャグの両面で読者達に凄まじい衝撃を与え、人気が爆発。
その声に応えて特別編が描かれた他、本編の最終決戦にまで(本編では
ガッシュ達と打ち解けてはいないのだが何故か)参加するほどの魔物となった。
代表的なカード
魔物カード
ゲーム中に1回だけ、このターン中に使用した効果1つをもう1回使えるようにする効果を持つ。
ただし、「1ターンに1回」や「ゲーム中に1回」といった制約は超えられず、「そのカードが自分の今のページにある」などの使用条件は満たす必要がある。
1ターンに同じカードを通常以上の回数使えるようになる事でコンボの幅が広がる面白いカードと言える。
使用後にゲーム中1回だけ、自分のスタートフェイズに捨て札から、この魔物とそれ以外の魔物1枚までを復活させられる。
難点はいくつかあるものの、
W魔物や
VS魔物を出す場合に使っておけばリカバリーとしての働きが期待できる。
捨て札にする事で相手のMPを2減らし、自分のMPを2増やす効果を持つ。
ビクトリーム主体の魔本では使い辛いものの、MP枯渇とMP補給を兼ねられるカードなので、魔物再利用コンボを使う魔本への採用が検討できる。
ただし、MP枯渇効果を含むのでメタカードには要注意。
捨て札にする事で【ステイ】効果か【スタンバイ】効果1つを取り除く事ができる。
魔物を捨て札にするコストは安くはないものの、場に出しておく事で好きな時に解除効果が使えるのは悪くない。
《赤ちゃんとV》とは相互互換のカードと言える。
場に出た時に【ステイ】効果か【スタンバイ】効果1つを取り除く。
《走れメロン》と違って場に残るため、
W魔物や
VS魔物に繋げる事が可能。
一方、このカードが場に出た時なので解除のタイミングを計りにくいため、その辺りは魔本に応じて使い分けたり、他のカードで補助しよう。
S魔物カード
エンドフェイズの最初に、エンドフェイズに発動する相手の【スタンバイ】効果を解除する効果と、相手のエンドフェイズの魔本めくりで増えるMPを1に制限する効果を持つ。
MPを減らす効果ではないためメタられにくい
MP枯渇として作用し、
E-038 ティオの手料理の解除も行えるため、大量のMPを使う戦術を防ぐ事が見込める。
W石版魔物カード
レイラとの
W魔物の1枚で、自分のスタートフェイズごとに【ステイ】【スタンバイ】を全て解除する効果と、自分のバトルフェイズ中に相手のイベントを封じる効果を併せ持つ。
自分の【ステイ】【スタンバイ】まで取り除く点には注意が必要だが、どちらの効果も相手への妨害要素としてとても優秀。
ビクトリームを魔本の主役とする場合は勿論、
石版魔物魔本における1体としても、それらに該当しない魔本におけるサポート担当としても検討できるパワーカードと言える。
レイラの術を使うたびに、この魔物にMPカウンターを1個乗せる効果を持つ(最大5個まで)。
「チャーグル」を用いずに「チャーグル・イミスドン」の準備ができるカードの一つ。
レイラで術を使う必要があるため、魔本構成を練る必要はあるものの
S-234 ミベルナ・マ・ミグロン・
S-584 ミベルナ・マ・ミグロンなら1ターンに3回まで使用できるため、構築次第では一気にMPカウンターを乗せて勝負に出る事もできる。
VS魔物カード
特別編における1コマが元ネタの
VS魔物。
「相手のMPを増やす効果を封じる」効果と「相手は術(最後のページの術を含む)やイベントを本来のコストで使わねばならず、本来のコスト以外で使う効果を封じる」効果を併せ持つ。
MP補充とコスト軽減の両方をロックできるので高コストカードはかなり使いにくくなり、最終ページからの反撃を抑え込む可能性まで秘める。
コストを増やして使う事もできなくなるため、
S-254 ザケルガや
S-595 テオザケルなどのメジャーなかばえない術の妨害も期待できる。
ビクトリームの
【ラストVS】を持つ
VS魔物カード。
MPを1払って自分の魔物にMPカウンターを1つ置く効果を持っており、術カードを使わずに「チャーグル・イミスドン」の用意ができる他、
テッドや
パムーンのサポートとしても使用できる。
ビクトリームが主役の魔本で使う場合、「チャーグル・イミスドン」の準備が楽になる反面、
【ラストVS】を持つので除去には細心の注意が必要となる。
ちなみに、このカードであればMPカウンターを6個以上乗せて「チャーグル・イミスドン」を放つ事ができる。
パートナーカード
使用したターン中、
ビクトリームはダメージを受けず、捨て札にもならなくなる。
かばうで受けるダメージも無効化できるので、
ビクトリーム魔本における防御用カードとして使える。
捨て札になったターンのエンドフェイズに
ビクトリーム及び別番号の「モヒカン・エース」を蘇生させる効果を持つ。
除去に備える使い方は勿論、
《走れメロン》や
《ハァアア》といった能動的に捨て札にするカードと組み合わせても良い。
魔本めくりを受けたターンのみ使用でき、相手の魔本を2枚めくる効果を持つ。
過信はできないが、相手が
魔本めくりメタを使わずに
魔本めくり効果を使ってくる場合には牽制としての働きが見込める。
術カード
―第1の術「マグルガ」
―第2の術「マグル・ヨーヨー」
1ターンに2回まで使用する事ができ、2回目はコストが0となる、MP2で魔力+2000・1ダメージの術。
連続攻撃のため扱いやすく、
ビクトリームが
石版魔物である点を活かすなら
イバリス《ジャアアアア》のダメージ強化と組み合わせても良い。
―第3の術「チャーグル」
性能は共通で、MP1を払って
ビクトリームにMPカウンターを1個乗せる効果となっている。
「チャーグル・イミスドン」のためのMPカウンターを
術カードに頼るのであれば使用を検討しよう。
MP2を払って
ビクトリームにMPカウンターを1個乗せる効果を持ち、1ターンに2回まで使用できる。
前述のカードよりも速度を出せるが、MP消費は倍と燃費が大変悪い。
E-227 最後の抵抗等、そのコストを補えるカードとコンボで使うようにしたい。
―第4の術「チャーグル・イミスドン」
素の性能はMP2で魔力+2000・0ダメージで、
ビクトリームに乗っているMPカウンターを全て取り除き、1つにつき魔力+2000、ダメージ+2の強化を受ける。
術自体のコストはMP2と低く、最大ダメージは10と非常に高いが、MPカウンターを乗せる事が前提となってくるため、難易度は中々に高い。
現在だとかばうを封じる効果を持つ
S-583 チャーグル・イミスドンの方が優先されやすいが、構築次第ではこちらのカードも選択肢には入るか。
素の性能はMP2で魔力+0・0ダメージで、
ビクトリームに乗っているMPカウンターの数1個につき、魔力+1000、ダメージ+1される。
MPカウンターを取り除かずに使える「チャーグル・イミスドン」で、このカードもMP2とコストは大変軽い。
積んだMPカウンターを放出せず、連射する事で勝利を目指すのであればこちらを使おう。
MP4で
S-212 チャーグル・イミスドンの性能・効果に加えて、取り除いたMPカウンターが5個ならかばえない効果が付与される。
こちらはコストが少し重いが、術自体の効果でかばうを封じられるのが何よりの特徴。
しっかりとMPカウンターを5個積める構築であれば、優先的に採用したいカードと言える。
―第Xの術「バベルガ・ベリーメロン」
使用したバトル中に相手は
イベントカードを使えず、魔力勝負の前に【ステイ】【スタンバイ】効果を全て解除する効果を持った、MP8で魔力+6000・4ダメージの上級術。
アニメオリジナル(それも
フォルゴレの創作)の最大術ではあるが、ガッシュTCBではしっかりと術として使用できる。
癖はあるもののバトル中に【ステイ】【スタンバイ】解除ができ、「チャーグル・イミスドン」のような準備をせずに大ダメージを見込めるのは特徴として魔本によっては役立てられるか。
ただし、魔力勝負前に【ステイ】【スタンバイ】解除が行われるため、それらに該当するかばう封じと併用ができない点には注意。
―ビクトリーム専用コマンド
S-213 分離!及び「マグルガ」を必要とし、効果も味方を巻き込む恐れがあって、しかもコイントスを要求とかなり使いにくいカード。
とはいえ原作屈指の名(迷?)シーンを再現した面白いカードなので、ファンデッキとして組むのであれば候補に入れても良いだろう。
相性の良いカード
基本的には
石版魔物なので、
石版魔物魔本としての魔本構築が行いやすい。
カルーラ《薔薇の戦士》等の環境に合ったカードをサポート役に取り入れて、確実に「チャーグル・イミスドン」で相手を葬れるように構築すると良いだろう。
関連カードリスト
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魔物カード |
―石版魔物カード
―S魔物カード
―W石版魔物カード
―VS魔物カード
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関連リンク
最終更新:2024年04月18日 19:57