概要
ロイアの戦いとは、
蜉蝣時代の戦乱の中で、
アルファ693年2月、
ベルザフィリス国軍と
アル国軍の間に起きた戦いである。
艦隊が戦いに大きく絡んでいるが、戦いの主役が陸上戦だった為「ロイア海戦」とは呼ばれない。
戦闘に至るまでの背景
▲693年2月における勢力図
両軍の戦力
戦闘経緯
この時、ロイア港は
アル国の領土であり、
ベルザフィリス国艦隊がそこまで侵入してくるとは思わず、警戒も薄いというのが
ザガの主張であり、
エィディスの戦いにおいて山頂の敵陣を次々と奪取したという自負も彼の強気の発言に繋がった。
ルーディアは、この作戦に乗り気ではなかったが、現実問題として迫り来る最強の艦隊をなんとかしなければならず、
ザガの説得に負けて承認した。
しかし、名将
フェザリアードは、過去の戦いから、まともに海戦を仕掛けるより停泊中の艦を乗っ取りに来る可能性の方が高いだろうと既に警戒していたため、
ザガの隠密行動はすぐに発見される。
ザガは、奇襲を仕掛けようとした瞬間に逆に
ラミア、
メリア、
バドンの強襲を受け討ち取られた。
更に、
フェザリアードは、艦隊を奪取した場合、それを運用するための敵艦隊が近くにいると読み、
ルッダリザ艦隊を出航させ、待ち構えた
ムーン艦隊を発見、主砲の嵐を浴びせる。
この最初の砲撃で完全に戦いの支配権を握られ、作戦の失敗を悟った
ムーン艦隊は、損害を最小限にとどめて撤退するのが精一杯な状況となり、奇襲部隊は壊滅した。
一方、
ザガの後詰めとして待機していた
ガイヴェルドは、作戦の失敗を悟り、撤退を決意する。
そこに、追撃として
シレンが襲い掛かるが、
ガイヴェルドは
スタンスと
アルシェに撤退の指揮をまかせると、自らは戦場に留まり、
シレンと激しい一騎打ちを繰り広げる。
シレンは、国に対する忠誠よりも、自分の矜持と遊戯のために戦っている男であり、
ガイヴェルドとの戦いを存分に楽しむと、それ以上の追撃に興味を示すことなく、部隊を引上げさせた。
戦いの結末
最終更新:2024年08月05日 18:13