概要
戦闘に至るまでの背景
カオスギアの戦いは
アルビス国が僅かの差で戦場に踏みとどまった。
しかし、
アルビス国軍もまた、勝者と呼ぶのを憚るほど損害と疲労を蓄積させていた。
それでも、この戦いの勝者が自分達だということを知らしめる為、
アルビス国軍はあえて追撃を行った。
バーン国軍は、背後からの攻撃に次々と損害を出しながらもかろうじて本国に帰国、
リヴォル帝国軍はガリア地帯にて再布陣し、あえて退路をなくした地形に布陣、追撃する
アルビス国軍を引き込んだところで背後から伏兵を送り、逆に壊滅させるべく待ち構えていた。
両軍の戦力
戦闘経緯
バーン国軍を追撃する
アルビス国軍は、撤退する軍勢に大きな損害を与えた。しかし、その目前に
リヴォル帝国軍が突如現れる。
彼らが立ちはだかったのは、同盟国である
バーン国の撤退を援護する側面もあったが、
三魔王シャラダンの軍勢といわれた彼らが、このまま
カオスギアの戦いで敗北したまま帰国することは矜持が許さないという個人的な感情からきたものであった。
イズの策は、逃げ道のない山地に主力軍を配置、後方に
ラスコップと、成り行き上行動を共にしていた
コスティを伏兵として配置、
アルビス国軍を誘い込んで挟撃するというものであった。
逃走する敵軍を追いかけることに集中した為、視野が前方に集中してしまった
アルビス国は、この策略に乗ってしまい、後方に伏兵がいるとも知らず、
リヴォル帝国軍を追撃、一度は降伏勧告を行ったが拒否された為、総攻撃に入った。
戦いの前から
アルビス国と水面下で協力の密約を交わしていた
コスティは、ここで
リヴォル帝国と運命を共にする気など最初からなく、
ラスコップ部隊が戦闘状態になったことを知ると挟撃の失敗を察知、早々に撤退した。
戦いの結末
バーン国軍は全軍の7割を失い、優秀な将軍を数多く戦死させて帰国、国内の不満は爆発する。
もともと末っ子であった
リルルを玉座に座らせたこと事態に不満を持っていた兄弟の勢力が蜂起することは目に見えていた為、大臣達は先手を打って
リルルを処刑しようとした。
そこを
ガミランに見られ、
ガミランは
リルルを連れて脱出、彼女を故郷である
フェローラ国へ連れて行くこととした。
最終更新:2024年07月12日 13:54