基本情報



略歴

幼き日の火傷により顔をマフラーで隠している。火に対して特別な執着心があり、恐れていると同時に火攻めを好むという矛盾した愛憎の感情を持っている。

1738年、第4次リアリッピの戦いで大敗を喫したアルビス国は、巻き返しの為カルディナに兵権と人事権を与えたが、この時カルディナの召集に応じて到着した将軍の一人。

第5次リアリッピの戦いに従軍、戦いには一切関わらず、リアリッピ川上流にて川を堰きとめ、敗退したバーン国軍が撤退しようとした瞬間を狙って堰を切り、バーン国軍兵士を数多く水攻めによって沈めた。

バーン国との決戦となったカオスギアの戦いでは、ルティエ部隊を援護して戦い抜き、続いて行われたガリアの戦いにおいてラスコップの火計をいち早く察知した。

その後、ドラグゥーン作戦においても主力部隊を率いて出陣、スカルオーネの戦いに参戦。
演技の撤退でリヴォル帝国軍を引き連れると、密かに後方に回り火の壁をもって敵軍の退路を断った。
リヴォルの戦いにも参戦し、リヴォル帝国の終焉を見届ける。

六界連合軍によるルーイガルド侵攻作戦がはじまると、ルーイガルド17327年カティアの戦いハイネスブルの戦いカスタリアの戦いに参戦。
連合軍が陸路、海路へ別れた後は、海路側の所属となり、グラドリア上陸作戦においては油を使った「海上火責め部隊」を使って海賊の奇襲を撃退する戦果を上げ、ベレル国上陸に成功した後はルーティス砦攻略戦にも参戦し、ベレル国陥落に貢献する。

陸路、海路部隊が合流し、ビアスコア帝国を降伏させた後は、フェルトビーン帝国に進軍。
エイクレア攻略戦ゲルトエルトの戦いを経て、17328年8月、両軍最大の決戦となったカルダザルスの戦いに参戦して勝利を収める。

17329年8月、シャクティアナ帝国との決戦となったエリス・ラゴンの戦いに参戦するがラスブロスの猛攻により一度は撤退、六界連合軍はその直後にラスブロス強襲作戦を行い、サヌア傭兵団の強襲を成功させる為の陽動部隊として帝都で奮戦、六界戦争を勝利に導くが、レイス自身は陽動作戦部隊を壊滅すべく殺到した軍勢に最後の火攻めを仕掛け、敵を足止めすると引き換えに自ら炎に飲まれて戦死した。


人物

  • 普段は寡黙でクールだが、リアリッピ川で水攻めを行う時は、「火攻めのレイスに水攻めをさせるとは、上層部は人の使い方を知っているのか?」と、部下に冗談を語ったという。
  • 火攻めを最も好んだ反面、火の恐ろしさを知っている為、常に周囲の火の精霊の動きに気を配っていた。ガリアの戦いでいち早くラスコップの火計を察知したのもそのためであるが、このときラスコップが火の法術ではなく、火薬を使っていれば、さすがに察知することはできず、戦いの結果もどうなっていたかわからないと言われている。
  • 自身の腕に法術の印を仕込み、いつでも炎の法術を使うことができたが、実戦で使ったことはあまりなかったという。


関連項目



最終更新:2024年07月21日 04:05