心的機能要素の構成から分かる! ISFJ型の性格特徴説明
優勢 内向的感覚 Si
補助 外向的感情 Fe
代替 内向的思考 Ti
劣勢 外向的直観 Ne
補助 外向的感情 Fe
代替 内向的思考 Ti
劣勢 外向的直観 Ne

人間や物事の具体的な特徴を事細かに捉え、その印象をしっかりと覚えています。 そういった記憶は、内面において豊かな世界像を結びます。 ただし、それは他者からは見ることはできません。 関連したことが、折に触れて思い出され、慣れ親しんだものに信頼を寄せるようになります。
控えめで、勤勉です。
日々の作業を注意深く堅実にこなし、ミスをすることはほとんどありません。 人にまつわることはよく覚えており、親切で、気遣いができ、その場に相応しい振る舞いを心得ています。
自分の役割を真剣に受け取り、地道な努力をします。 また、献身的に人に尽くし、細かいところまで注意が行き届きます。
ISFJは、人とのふれあいや、独立した理論的な判断を通して、 より細やかに自分の経験する世界を捉え、確かなことを粘り強く定着させ、 安全で安定した生活を築くことにエネルギーを注ぎます。
自然と他者に対して注意が向きます。 ある瞬間の表情や会話の一部などを、 何年経っても鮮明に思い出すことさえあります。 相手の特徴や癖、嗜好、人物背景などの情報を基にして、 本人が望んでいることを察することができますし、 また、それに基づいて適切な対応を取ることが出きます。
図、表、写真、その他の文献にあるデータなどを観察し、分析します。 必要な資料は、いつでも見返すことができるように、普段からきちんと分類し、整理しておきます。 直近の予定は忘れないように書き留めるなどして、間違いのないよう心がけます。 また、構造物の仕組みに対する理解力と美的センスがあり、 自然の風景や、建造物、芸術作品などをゆっくりと眺めます。
他者の振る舞いや人間関係をよく見ているときは常に、 自分なりに感じるところがあります。 また、自分が見聞きしたことや、経験したことをよく分析し、価値観を形成します。 人を不愉快にさせたり、迷惑をかけたりする行為には賛同できません。 一方で、利他的な態度や、人の真摯な姿勢に心を打たれます。
ISFJは、謙虚で素朴です。虚栄を張ったり、気取ったりすることはしません。 伝統的で、礼節をわきまえ、社会的な価値観を大切にします。
他者が最善の状態で力を発揮できることを望み、そのために尽力します。 健康状態を気遣ったり、協力関係が上手く行くように取り計らったりします。 また、日常を維持するための細々とした仕事を粘り強く繰り返します。 慎重に義務を果たし、思いやりがあるので、人から信用されるようになります。
しかし、周囲の人たちは、ISFJの堅実で地道な仕事に支えられていることを忘れがちです。 さらには、ISFJは賞賛されることを自ら求めることもなく、注目されることを望まないので、 いつのまにか不相応に扱われてしまうことがあります。 是非、たまにはISFJに対して感謝の気持ちを伝えてあげて下さい。 きっと、心から喜ぶことでしょう。
家庭内を綺麗に整え、家事や家計のやりくりを怠ることはないでしょう。 家族に対しては、幾分、リラックスでき感情表現豊かかもしれません。 家具を機能的に配置し、美しい装飾品を並べます。 親子、兄弟の関係や役割を真剣に受け取ります。 親としては、子どもをきちんと養育し、保護者の役割を果たします。 共に作業を行い、生活の知恵を伝えようとします。 礼儀と規律を教え、人に迷惑をかけることのないように、為すべきことを怠ることがないように、躾をしようとします。 恒例行事を大切にし、親兄弟の誕生日や親戚の集まりなどには、進んで参加し、準備や後片付けの手伝いをします。
何かを頼まれたときは、断るのが難しいと感じるかも知れません。 自分のことより、他人の要求を優先することがよくあります。
また、細かいところまで注意が行き届き、 完成度の高い仕事をするので、 頼られるようになるのですが、 それが当たり前のようになると、負担が大きくなってしまいます。
協力関係を大切にし、人間関係の不和を望まないことはとても良いことですが、 負担が大きく、ストレスを感じるならば、 思い切って自分自身の要求を人に伝えましょう。
世の中には、残念ながら、自分の利益のために他者を都合よく利用しようとする人たちがいます。 運悪くそういった人たちに遭遇し、都合よく利用されていることに気づくと嫌悪を感じます。 そのようなことに敏感になると、拒絶的になったり、人との付き合いをやめてしまったりします。
ISFJは、他者との協力関係を大切に思い、献身的に働くので、自然と全体の利益が維持されます。 大抵の場合、良き協力者に巡りあい、上手くやってゆけるでしょう。 しかし、損をする状況に陥ることもあるようです。
利他的な姿勢と自分の利益の追求とのバランスをうまく取れないことに悩むことがあります。 本音をなかなか言えず、建前に縛られやすいところがあります。 自分の本音に気がついて愕然とすることがあるかもしれません。
普段から無駄なおしゃべりはしません。 自分自身の内面に怒りや悲しみ、もやもやした思いが生じたときは、 人に話を聞いてもらう必要がありますが、 その相手が見つからないことがあります。
鬱憤を内に留めておくと、自分ではどうしようもないほどに、増大してしまいます。 そんなときは、不健全な思考に陥ってしまうかもしれません。 健全な自己表現の方法や、はけ口となる手段を見つける必要があります。 自分の悩みを隠すこともできず、だからといって明確に表現することもしないので、誤解を受けることがあります。 ISFJと親密な人間関係にある者は、ムードを察して、進んで話を持ちかけ、問題を明らかにする必要があります。 他者からの肯定的なフィードバックを受けることができれば、やる気を出すことができます。
古くからの友人や恩師を大切に思います。 礼儀、マナー、エチケットを守り、円滑にコミュニケーションをとります。 少数のグループや、一対一の対面の方が、自分の思いや意見を表に出しやすいと感じます。
マナー違反で他人に不快感を与えている者を見ると嫌悪感を抱きます。 そして、それが身内なら恥と感じます。 咎めることがありますが、言い方には配慮します。 実際には、その人がちょっとした変わり者で害がないことを知ると寛容に許すことができます。
社会的な不条理や公平性を欠いたことには憤慨し、頑固に抵抗することがあります。
身なりは清潔で清楚であることを心がけます。 暴飲暴食をすることはありません。 しかし、味や予算を考慮して手頃なものを見つけると、以降、それを選び続けます。 あまり新しいメニューを試すことがないので、バラエティの広がりは遅々として進まないことがあります。 この傾向が強いと偏食になることがあります。 体調の変化にはすぐに気がつき、その対応を取ります。
買う物を慎重に吟味し、お金の管理をしっかりします。 衝動買いで損をすることはしません。 こつこつと貯蓄をします。
社会的に広く認められている男らしさ、女らしさについて真剣に受け止めます。 女性のISFJは、その特徴をすんなり受け入れられるでしょう。 男性のISFJは、他者の意見が気になり、批判に傷つきやすいところが気になるかも知れませんが、 実際は、内面において冷静です。
既存の手法やシステムは、うまく機能するがゆえに存在するのだと信じ、それに頼ろうとします。 新しい方法の導入が提案された時は、それが具体的にどれほど優れているのか、既存のものと比較して説明されなければ、 取り扱う気にはなりません。
本を読むだけでなく、実際に行ってみることで理論の応用を学びます。 単に、抽象的な概念や理論を取り扱うだけでは実感がなかなか湧かず退屈を感じます。 しかし、一旦、応用方法を学び、その重要性を理解すれば、詳細まで記憶し理解して、定着させることができます。
ISFJは、日々の仕事を細やかにこなし、他者に気を配ることができるので、養育者、保護者としての役割を担います。
ISFJと相性の良いタイプは、ENTJ ENTP, ISFJ, INTP, ESFP ESFJ, ESTP ESTJです。