「Tu-4(爆撃機)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
Tu-4(爆撃機) - (2023/08/30 (水) 09:17:23) の1つ前との変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
&font(#6495ED){登録日}:2011/06/12 (日) 05:57:29
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます
----
&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
----
Tu-4
NATOコードネーム:ブル
乗員:7名
全長:30.18m
全幅:43.05
全高:8.46m
最大離陸重量: 54,500Kg
爆弾最大搭載量:8,000Kg
エンジン:シュベツォフASh-73TK
(1790Kw)×4基
最大速度:558Km/h
航続距離:6,200Km
Tu-4とは、1947年にソ連で最初に作られた長距離戦略爆撃機である。
設計元はツポレフ設計局。
ただし開発はボーイング
ぶっちゃけ[[B-29]]のパクりなんですけどね!
そのためTu-4にはボーイングスキーというあだ名がある。
時は1944年
ソ連は[[アメリカ>アメリカ合衆国]]からのレンドリース法により軍需物資の支援を受けつつナチスドイツとの戦争の真っただ中。
それにも関らず、ヨシフおじさんはレンドリース法を根拠に
「俺の国にもデカい爆撃機が欲しいな~(チラッ」
と図々しくもアメリカに重爆撃機の提供を要求していた。
アメリカとしてはそんなものを渡して将来自国が爆撃されたら困る。
「そんなもの作る資源があったらもっと有効活用しろよ!」
と拒否を続けていた。
ところがソ連は「くれないのなら自力で奪うよ?」と言わんばかりに、日本や満州を爆撃した際に反撃を受けてソ連領内に不時着したB-29を接収しだす。
10万点以上の部品からなるB-29を徹底的に分解し、作動・製造工程・耐久性・装着具合を解析。
ロシア語の設計図まで完成させることに成功する。
その再現具合は「過去の被弾をパッチを当て補修した跡まで再現された」とか。
それ部品じゃねえから!
が、ここにきて問題が発生する。
長さの単位をアメリカは12進法のフィート・インチ法を採用していたのに対し、ソ連は10進法のメートル法を採用していた。
この違いにより換算誤差が発生し、更に工業力の違いもあって完成した機体はB-29に比べて性能はずっと低いものでしかなかった。
とはいえ、この機体によりソ連の長距離戦略爆撃機のノウハウは高まり、広く量産されたTu-16や、今も現役のTu-95といった名機もこの機体がベースとなっている。
そういった意味では大成功した機体と言えるだろう。
また、この機体が完成したことによりアメリカは
「片道のみのKAMIKAZEされたら本土焼かれるじゃん!!」
とビビりまくり、レーダーや地対空ミサイルの開発を急ぐこととなった。
まあ…この機体の元になったヤツが日本であんなことしてくれちゃったらね……
ソ連初の長距離戦略爆撃機は後継機に恵まれ、1960年代には早くも引退していった。
が、かつて友好国だった中国では&font(#ff0000){今現在も使われている}という怪しい噂がある。
もっとも、中国には H-6(轟炸6型)というTu-16ジェット爆撃機の国産Ver.があるのだから使う理由がないのだが……
そのTu-16でさえ本家ソ連ではとっくに引退しているのだから、あってもおかしくはない辺りが恐ろしい。
まさか…ね…
ちなみに北京の航空博物館にはレーダー警戒機仕様のTu-4が展示されている。
またよく似たような航空機にY-10(紹-10型)旅客機(B707のコピー)がある。
分解大好きの方は追記・修正お願いします。
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,3)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- ツポレフといえば爆撃機 -- 名無しさん (2014-04-04 19:04:13)
- そういえば、日本も米軍のガーランドのパチモンを作ろうとして失敗していたような。米軍の兵器はパチモンをコケさせるような作りになっているのか? -- 名無しさん (2014-04-04 19:24:17)
- ↑そりゃ分解するだけで完璧な複製品作れるわけもなし 日本がドイツからライセンス購入した機関砲や発動機もあんな感じだったし -- 名無しさん (2014-04-04 19:27:24)
- 交換しやすい部分に他より壊れやすい材質使うことで負荷かかった場合にそこが壊れるようにしている、とかのノウハウは分解で得られないと聞いた -- 名無しさん (2018-05-26 09:58:04)
- 組み立てるときのコツとかも現物を見ただけでは判らないだろうしな。 -- 名無しさん (2019-01-08 13:16:54)
#comment
#areaedit(end)
}
&font(#6495ED){登録日}:2011/06/12 (日) 05:57:29
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます
----
&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
----
Tu-4
NATOコードネーム:ブル
乗員:7名
全長:30.18m
全幅:43.05
全高:8.46m
最大離陸重量: 54,500Kg
爆弾最大搭載量:8,000Kg
エンジン:シュベツォフASh-73TK
(1790Kw)×4基
最大速度:558Km/h
航続距離:6,200Km
Tu-4とは、1947年にソ連で最初に作られた長距離戦略爆撃機である。
設計元はツポレフ設計局。
ただし開発はボーイング
ぶっちゃけ[[B-29]]のパクりなんですけどね!
そのためTu-4にはボーイングスキーというあだ名がある。
時は1944年
ソ連は[[アメリカ>アメリカ合衆国]]からのレンドリース法により軍需物資の支援を受けつつナチスドイツとの戦争の真っただ中。
それにも関らず、ヨシフおじさんはレンドリース法を根拠に
「俺の国にもデカい爆撃機が欲しいな~(チラッ」
と図々しくもアメリカに重爆撃機の提供を要求していた。
アメリカとしてはそんなものを渡して将来自国が爆撃されたら困る。
「そんなもの作る資源があったらもっと有効活用しろよ!」
と拒否を続けていた。
ところがソ連は「くれないのなら自力で奪うよ?」と言わんばかりに、日本や満州を爆撃した際に反撃を受けてソ連領内に不時着した[[B-29]]を接収しだす。
10万点以上の部品からなる[[B-29]]を徹底的に分解し、作動・製造工程・耐久性・装着具合を解析。
ロシア語の設計図まで完成させることに成功する。
その再現具合は「過去の被弾を[[パッチ]]を当て補修した跡まで再現された」とか。
それ部品じゃねえから!
が、ここにきて問題が発生する。
長さの単位をアメリカは12進法のフィート・インチ法を採用していたのに対し、ソ連は10進法のメートル法を採用していた。
この違いにより換算誤差が発生し、更に工業力の違いもあって完成した機体は[[B-29]]に比べて性能はずっと低いものでしかなかった。
とはいえ、この機体によりソ連の長距離戦略爆撃機のノウハウは高まり、広く量産されたTu-16や、今も現役のTu-95といった名機もこの機体がベースとなっている。
そういった意味では大成功した機体と言えるだろう。
また、この機体が完成したことによりアメリカは
「片道のみのKAMIKAZEされたら本土焼かれるじゃん!!」
とビビりまくり、レーダーや地対空ミサイルの開発を急ぐこととなった。
まあ…この機体の元になったヤツが日本であんなことしてくれちゃったらね……
ソ連初の長距離戦略爆撃機は[[後継機]]に恵まれ、1960年代には早くも引退していった。
が、かつて友好国だった中国では&font(#ff0000){今現在も使われている}という怪しい噂がある。
もっとも、中国には H-6(轟炸6型)というTu-16ジェット爆撃機の国産Ver.があるのだから使う理由がないのだが……
そのTu-16でさえ本家ソ連ではとっくに引退しているのだから、あってもおかしくはない辺りが恐ろしい。
まさか…ね…
ちなみに北京の航空博物館にはレーダー警戒機仕様のTu-4が展示されている。
またよく似たような航空機にY-10(紹-10型)旅客機(B707のコピー)がある。
分解大好きの方は追記・修正お願いします。
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,3)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- ツポレフといえば爆撃機 -- 名無しさん (2014-04-04 19:04:13)
- そういえば、日本も米軍のガーランドのパチモンを作ろうとして失敗していたような。米軍の兵器はパチモンをコケさせるような作りになっているのか? -- 名無しさん (2014-04-04 19:24:17)
- ↑そりゃ分解するだけで完璧な複製品作れるわけもなし 日本がドイツからライセンス購入した機関砲や発動機もあんな感じだったし -- 名無しさん (2014-04-04 19:27:24)
- 交換しやすい部分に他より壊れやすい材質使うことで負荷かかった場合にそこが壊れるようにしている、とかのノウハウは分解で得られないと聞いた -- 名無しさん (2018-05-26 09:58:04)
- 組み立てるときのコツとかも現物を見ただけでは判らないだろうしな。 -- 名無しさん (2019-01-08 13:16:54)
#comment
#areaedit(end)
}