登録日:2025/06/14 (曜日) 00:22:00
更新日:2025/07/03 Thu 13:53:15
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ダンジョンに配置された宝箱には、モンスターが入っている?
ミミグルとは、「
遊戯王」に登場するテーマのひとつである。
【概要】
海外版の
遊戯王であるTCGで発売されたカード群で、初出は海外版の『The Infinite Forbidden』。
全体的にファンシーで可愛らしいマスコット的なビジュアルが特徴で、どことなく【
トゥーン】味もあるデザイン。
- 全モンスターが地属性
- 1枚を除いて全てのモンスターがレベル1とランク1で統一
- メインデッキ側のモンスターの種族が全てバラバラで統一されていない
といった大まかな共通点が存在する。
現在日本のOCGでの実装は未定であるが、2025年6月にて
遊戯王マスターデュエルでの先行実装が決定。
【
ゴーティス】や【
ティスティナ】同様日本語版カード発売よりも先にマスターデュエルで日本語版テキストが明かされたテーマになる。
【デッキコンセプト】
最大の特徴は、これまでのリバースモンスター主体のテーマとは真逆に、
(1):自分メインフェイズに発動できる。
このカードを手札から相手フィールドに裏側守備表示で特殊召喚する。
(2)/(3):このカードがメインフェイズにリバースした場合に発動する。
以下の効果をそれぞれ適用する。
●※固有効果
●このカードのコントロールを相手に移す。
といった形で、「効果で手札から相手の場に裏側になったリバースモンスターを送り付けて、相手の場でリバースモンスターを表側にする」という点。
このリバース時に発生するテーマモンスターが持つ様々な固有デメリットを相手に押し付け、相手の展開を妨害するコントロール系デッキとなる。
なお相手の場で表側になったミミグルモンスター達は相手にデメリット効果をもたらした後勝手に自分の場に戻って来る。
これを利用することで相手に様々な妨害効果を食らわせ相手の動きを縛りつつ、自分はモンスターを連続展開していくトリッキーな動きが本テーマの基本の流れとなる。
またテーマの性質上、
- 《無限泡影》のような「自分の場にカードが存在しない」という前提条件で成り立つ手札誘発カード
- 「自分の場にモンスターがいないこと」を前提として妨害や展開を行うテーマ
- 通常召喚が展開√に絡んでくるテーマ
- 「発動するターン、自分は〜以外の特殊召喚ができない」といった発動の前後にかかる縛りを持つテーマ
に対しては自然とケアや妨害ができるので強気に出ることが可能。特に、
はこのデッキがかなり苦手。
裏を返せば「相手の場にモンスターが存在する」ことをトリガーにして展開できるタイプのテーマとは構築での相性は良好だったりする。
他にもEXデッキにあまり深く依存せず、最近のテーマではよくあるテーマでの制約もないデッキなので混ぜ物がしやすく、テーマ外のリバースモンスターも取り入れやすい(=構築自由度が広い)というメリットも持つ。
「好きなテーマと混ぜて自分好みのダンジョンを作ろう」という裏コンセプトがあるのだろうか。
【カード一覧】
メインデッキのモンスター
メインデッキのモンスターは大まかに分類して
- 相手の場にしか特殊召喚できないレベル1モンスター
- 自分と相手の場に特殊召喚できるレベル1モンスター
- その他
の3つに分類できる。
ちなみにこっちの盤面が埋まった状態でうっかりリバース効果を使うと、本来帰ってくるはずのミミグルモンスターが墓地に送られてしまう点には注意。
また、効果により戻ってくる関係上、同名カードを複数枚送った状態で連続リバースした場合、1体は自分の場に戻ってくるが残りは相手の場に残ったままになり敵に塩を送る結果となってしまう。
なので複数枚送り付ける場合、必ず異なる名称のミミグルモンスターであることが推奨される。
相手の場にのみ特殊召喚可能
- 《ミミグル・ドラゴン/Mimighoul Dragon》
リバース・効果モンスター
星1/地属性/
ドラゴン族/攻 500/守2000
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
このカードを手札から相手フィールドに裏側守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「ミミグル」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(3):このカードがメインフェイズにリバースした場合に発動する。
以下の効果をそれぞれ適用する。
●「ミミグル」モンスター以外の自分フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する。
●このカードのコントロールを相手に移す。
赤い宝箱から現れる赤いドラゴン。
テーマ内で最高峰の守備力を誇り、《ミミグル・ダンジョン》適用下だと打点はテーマ内のレベル1モンスター達の中でも最大の2500。
(2)の固有能力は召喚成功時のミミグル魔法・罠のサーチ。
メインデッキ側のモンスターでは唯一魔法・罠に触れられるので、メインエンジンである《ミミグル・メーカー》を持って来ることでデッキの1枚初動を担う。
このため通常召喚権の切り先として最も優先度が高い。
逆を言えば効果を無効にされると、後は何とかX召喚に繋げて後述の《ジャイアント・ミミグル》のサーチに頼らざるを得なくなる。
(3)で押し付けられるデメリット効果は自分の場の表側表示モンスターの全破壊。
上手く決まれば相手の場にミミグルのみを残しつつモンスターを一掃してこちらの手元に戻ってくるため、相手ターン中の捲りとして優秀な効果。
ただし相手ターンに初手リバースされると不発に終わるため、可能なら《ミミグル・ルーム》による送り付け効果で確実に盤面破壊を成立させたい。
- 《ミミグル・デーモン/Mimighoul Archfiend》
リバース・効果モンスター
星1/地属性/
悪魔族/攻 0/守1900
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
このカードを手札から相手フィールドに裏側守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
自分・相手フィールドの裏側表示モンスター1体を表側攻撃表示か表側守備表示にする。
(3):このカードがメインフェイズにリバースした場合に発動する。
以下の効果をそれぞれ適用する。
●相手は1枚ドローする。
●自分の手札からカード1枚選んで墓地へ送る。
●このカードのコントロールを相手に移す。
黒い宝箱から現れる、呪いのアイテムのようなものを沢山持つ小鬼のような黒く小さな悪魔。
(2)の固有効果は、召喚成功時にフィールドの裏側表示モンスター1体の表示形式を変更すること。
相手の場に送り付けたミミグルモンスターを能動的に表にできるので、展開にも妨害にも役立つ便利効果。
テーマ内で条件のない表示形式変更効果を持つのはこのカードのみなため、《ミミグル・メーカー》で自分の場に特殊召喚したい候補としては最有力の一枚。
相手の場から帰ってきて追加で他のミミグルを開くことで、相手ターン中に展開を伸ばすこともできる手段となる。
(3)で押し付けられるデメリット効果は自身の1
ハンデスと相手の1ドロー。
これにより送り付けられた方は1枚ハンデスさせられ、自分は1ドローという手札のアド損を強いることができる。
相手ターン自分のターン問わず、どのタイミングで発動させても旨みがある使いやすいデメリット効果。
- 《ミミグル・ケルベロス/Mimighoul Cerberus》
リバース・効果モンスター
星1/地属性/
獣族/攻 400/守1800
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
このカードを手札から相手フィールドに裏側守備表示で特殊召喚する。
(2):自分フィールドの表側表示の魔法カードを相手は効果の対象にできない。
(3):このカードがメインフェイズにリバースした場合に発動する。
以下の効果をそれぞれ適用する。
●自分のデッキの上からカードを3枚除外する。
その後、自分の除外状態のモンスター1体を相手フィールドに守備表示で特殊召喚する。
●このカードのコントロールを相手に移す。
薄紫色の宝箱から出てくる紺色の毛並みのケルベロス。
(2)の固有効果は表側表示の魔法カードに対象耐性を付与する効果。地味にミミグル以外の魔法以外にも耐性を付与する。
デッキの要である《ミミグル・ダンジョン》を守ったり、自分の場の他の汎用の永続魔法を守る手段にも用いれる。
(3)で押し付けられるデメリット効果はデッキトップ3枚を除外させ、除外されているモンスター1体を相手の場に特殊召喚させるデッキ破壊及びコントロール奪取効果。
効果を無効にせず特殊召喚できるため、上手く妨害効果持ちを引っこ抜けれられれば妨害を1つ増やせる。
しかし運任せなギャンブル要素は大きく、何を特殊召喚するかはケルベロスを送り付けられた相手が決める点に注意。
お互いの場に特殊召喚可能
- 《ミミグル・アーマー/Mimighoul Armor》
リバース・効果モンスター
星1/地属性/
戦士族/攻 600/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
このカードを手札から相手フィールドに裏側守備表示で特殊召喚する。
相手フィールドにモンスターが存在する場合、自分フィールドに表側表示で特殊召喚する事もできる。
(2):このカードがメインフェイズにリバースした場合に発動する。
以下の効果をそれぞれ適用する。
●このターン、「ミミグル」モンスターは戦闘では破壊されない。
●このカードのコントロールを相手に移す。
水色と鉄色の宝箱から出てくる水色の甲冑騎士。
自分の場への特殊召喚条件は「相手フィールドにモンスターがいる」事。
送り付けたミミグルモンスターでも条件を満たせるので、極めて緩い条件で特殊召喚可能。
(2)で押し付けられるデメリット効果は相手の場のミミグルモンスターに戦闘破壊耐性を付与する事。
ロックや展開、妨害に繋がらないためデメリット効果としては他と比べて見劣りするが、場に展開したミミグルモンスターを戦闘では無敵の壁に出来る。
デメリット効果よりも自分の場に特殊召喚できる条件の緩さこそが肝だろう。
- 《ミミグル・フェアリー/Mimighoul Fairy》
リバース・効果モンスター
星1/地属性/
天使族/攻 100/守 100
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
このカードを手札から相手フィールドに裏側守備表示で特殊召喚する。
自分フィールドに「ミミグル」モンスターが存在する場合、自分フィールドに表側表示で特殊召喚する事もできる。
(2):このカードがメインフェイズにリバースした場合に発動する。
以下の効果をそれぞれ適用する。
●このターン、自分は自身の手札から特殊召喚されたモンスターの効果を発動できない。
●このカードのコントロールを相手に移す。
薄桃色の宝箱から出てくるピンク色でショートヘアの可愛い妖精で、ミミグルの紅一点。
自分の場への特殊召喚条件は「自分の場に仲間のミミグルがいる」事。自分の場に特殊召喚できる3体の中ではアーマー同様非常に手軽に召喚できる。
(2)で押し付けられるデメリット効果はそのターン中手札から特殊召喚されたモンスター効果の発動を封じるという、限定的であるが可愛さの欠片もないロック効果。
手札からの特殊召喚を展開の起点とするカードを封じて《ミミグル・ダンジョン》のロックをさらに強力にしてくれる。
ただし手札以外からの召喚手段には無力なので過信は禁物。
- 《ミミグル・スライム/Mimighoul Slime》
リバース・効果モンスター
星1/地属性/
水族/攻 400/守 500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。
このカードを手札から相手フィールドに裏側守備表示で特殊召喚する。
相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合、代わりに自分フィールドに表側表示で特殊召喚する事もできる。
(2):このカードがメインフェイズにリバースした場合に発動する。
以下の効果をそれぞれ適用する。
●相手は自身のデッキから「ミミグル」モンスター1体を特殊召喚できる。
●このカードのコントロールを相手に移す。
緑の壺から出てくる緑のスライム。
自分の場への特殊召喚条件は「相手フィールドのモンスター数がこちらより多い」事。
ミミグルモンスターを送り付けていれば容易に達成できるが、ある程度自分が大量展開するとこちらの場には特殊召喚できなくなる点には注意。
ミミグルの送り付けやX召喚、L召喚を用いて場のモンスターの総数を調整しよう。
(2)で押し付けられるデメリット効果は相手の場にミミグルモンスターをリクルートすること。
【ミミグル】の大量展開を支える1枚で、デーモンやマスターを使ってコイツをリバースするだけでミミグルモンスターが自分の場に2体並ぶ。
相手ターンにリバースするとやや旨味が薄いので、できるなら自分のターン中にリバースするのが理想。
ただしチェーンして相手に灰流うららを打たれた場合、効果を無効にされリバースしたスライムが帰ってこない事態に陥る。
その他
- 《ミミグル・マスター/Mimighoul Master》
効果モンスター
星4/地属性/
アンデット族/攻1800/守1200
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「ミミグル・マスター」以外の「ミミグル」モンスター1体を手札に加える。
(2):自分フィールドに「ミミグル・マスター」以外の「ミミグル」モンスターが存在する場合、または相手フィールドに裏側表示モンスターが存在する場合、
フィールドのこのカードは戦闘・効果では破壊されない。
(3):相手メインフェイズに発動できる。
フィールドの裏側表示モンスター1体を表側攻撃表示か表側守備表示にする。
ミミグル達が潜むダンジョンの老王、というより骸骨化した王のゾンビ。
メインデッキ側モンスターで唯一の非リバースモンスターにしてレベル4。
素の攻撃力も他のミミグルモンスターの中でも最高値を誇る反面、自身の力だけでは特殊召喚できない点が最大のネック。
レベルが噛み合っていないのと、《ミミグル・スライム》や《ミミグル・スローン》を絡めないと素引きした場合召喚権を切らなければならないため、初動札としてはイマイチ。
(1)の効果は自分以外のミミグルモンスターのサーチ。
手札や召喚時の盤面状況次第で臨機応変にミミグルモンスターをサーチして盤面構築に寄与できる。
(2)の効果は他のミミグルモンスターがいる時或いは相手側に裏側守備モンスターがいる場合限定での戦闘・効果破壊耐性の獲得。
破壊以外には無力だが展開さえできていれば場持ちが非常に良くなる。
(3)の効果は相手メインフェイズ限定でフィールドの裏側表示モンスターの表示を変更する事。
相手ターン限定だが能動的に表示形式に干渉できる【ミミグル】テーマでは重要な効果。
相手の盤面に送り付けたミミグルをこちらの任意のタイミングで表にすることで、相手に妨害を敷きながらこちらの展開を進められるため、テーマの軸を支える重要カード。
後述の《ミミグル・チャーム》の起動条件も満たせたり、月の書のように使って相手の妨害も行えるのが魅力。
Xモンスター
- 《ジャイアント・ミミグル/Giant Mimighoul》
エクシーズ・効果モンスター
ランク1/地属性/
岩石族/攻1300/守2000
レベル1モンスター×2
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがX召喚した場合に発動できる。
デッキから「ミミグル」カード1枚を手札に加える。
(2):相手フィールドに裏側表示モンスターが存在する限り、Xモンスター以外の自分の「ミミグル」モンスターは直接攻撃できる。
(3):このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドの裏側表示モンスターの数までフィールドの表側表示カードを対象として発動できる。
そのカードを破壊し、破壊した数×1000ダメージを相手に与える。
見た目は宝箱から這い出そうとしてくる巨大な骸骨の怪物。
地味に素材指定がないので、テーマ外のレベル1モンスターを動員してもX召喚を行うことができる。
《ミミグル・ダンジョン》の影響下だと実質3300打点であり、マスターの最高打点に次ぐ打点の持ち主。
(1)はミミグル関連カードの万能サーチ。X素材を使わないので、召喚するだけで確実にアドを稼ぐ事が可能。
(2)は裏側表示モンスターが相手の場にいる時限定で、Xモンスター以外のミミグルをダイレクトアタックできるようにする効果。
《ミミグル・ダンジョン》の効果と併用すれば一気に大ダメージを与えてリーサルを狙いに行けるようになる。
ただしXモンスターはダイレクトアタックできないので、1ターンで決めたい場合はある程度メインデッキ側のミミグルを並べる必要がある。
(3)の効果はX素材を取り除いて、相手の裏側表示モンスターの数までフィールドの表側表示カードを破壊して破壊した枚数分相手にバーンを与える効果。
1枚につき1000ダメージとやけにバーンダメージが大きく、よく見ると破壊する対象は自分・相手の場を問わないため、相手の残りライフ次第では敢えて自分の場のカードを破壊することでバーンによるダメ押しを決められる。
もちろん相手の表側表示カードの除去としても効力を発揮できる。
- 《ミミグル・スローン/Mimighoul Throne》
エクシーズ・効果モンスター
ランク1/地属性/岩石族/攻 0/守1000
レベル1「ミミグル」モンスター×2
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「ミミグル・マスター」1体を特殊召喚する。
(2):自分・相手のメインフェイズに、自分フィールドの「ミミグル・マスター」1体を対象として発動できる。
このカードを攻撃力1000アップの装備魔法カード扱いでそのモンスターに装備する。
その後、このカードが持っていたX素材の数までフィールドのカードを手札に戻す事ができる。
見た目は宝箱風のデザインの玉座っぽいモンスター。マスターの被る王冠や手に持つ杖を装備している。
ジャイアントと異なりこっちは素材指定にミミグルモンスター2体が明記されている点に注意したい。
(1)はX素材を消費しての《ミミグル・マスター》のリクルート。
召喚権を切らずにマスターを特殊召喚できる貴重な手段で、除外ゾーン以外のありとあらゆる場所からリクルート可能。
このため、マスターを何らかのコストで墓地に送ったとしてもスローンを立てれば即蘇生できる。
(2)はお互いのメインフェイズ限定で、このカードを《ミミグル・マスター》の打点を1000アップさせる装備魔法として扱うこと。
こっちの効果は素材消費が存在せず、《ミミグル・ダンジョン》の効果と併用するとマスターの打点は4000にまで達する。
X素材を残してさえいれば装備するついでにフィールドのカードを1~2枚バウンスでき、相手ターン時の妨害の手数を増やせる。
相手のこちらの展開を縛る危険のある伏せカードや発動した永続魔法・罠を即バウンスして危機を未然に防ぐ防御手段としても優秀。
魔法カード
- 《ミミグル・ダンジョン/Mimighoul Dungeon》
フィールド魔法
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このターンに召喚・特殊召喚されていない自分フィールドの「ミミグル」モンスターの攻撃力は、自身の元々の守備力分アップする。
(2):お互いはそれぞれ、自身のフィールドに裏側表示モンスターが存在する限り、モンスターを召喚できず、このターンに特殊召喚されたモンスターでは攻撃宣言できない。
(3):自分メインフェイズに発動できる。
自分のデッキ・墓地から「ミミグル」モンスター1体を手札に加える。
昔のRPGに出てくるような石造りのダンジョンで、【ミミグル】の戦術の根幹を支える最重要カードその1。
ミミグル名称を持つため、《ミミグル・ドラゴン》や《ジャイアント・ミミグル》の効果でサーチが可能。
戦闘補助・妨害・1枚初動・次ターン以降のリソース確保をコレ1枚で賄っているテーマの屋台骨で、【ミミグル】の強さの大部分はダンジョンを場に維持できるか否かにかかっている。
(1)の効果は次ターン以降のミミグルモンスターの守備力を攻撃力に上乗せするパンプアップ効果。
タイムラグこそあるが表向きは貧弱に見えるミミグルモンスターの打点を補え、この効果のお陰でドラゴンは2500打点、マスターは3000打点を得る。
なお予めミミグルモンスターを相手に送り付けておいて相手ターンに反転させれば、パンプアップした状態で戻って来る。
(2)は
場に裏側表示モンスターがいるプレイヤーの通常召喚を封じ、特殊召喚されたモンスターに召喚酔いのような攻撃制限を付与する2重のロック効果。
相手の場にミミグルを送り付けるだけで相手の動きを大きく縛ることができ、他のミミグルのデメリット効果も組み合わさればそのロック性能は更に強化される。
特に展開に通常召喚を必要とするデッキは、コレが貼られているだけで機能不全に陥りかねない。
ただしこのロック効果は「お互いに」適用されるため、仮に自分の場のモンスターを裏側守備表示にされると今度はロック効果が自分に牙を剥くデメリットを持つ。
(3)は毎ターン使用可能なミミグルモンスターのサーチorサルベージ。
デッキと墓地からリソースの安定供給を行え、1枚初動としても機能する非常に優秀な効果。
- 《ミミグル・メーカー/Mimighoul Maker》
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):デッキからカード名が異なるリバースモンスター2体を相手に見せ、相手はその中からランダムに1体選ぶ。
その1体を相手フィールドに裏側守備表示で特殊召喚し、残りを自分の手札に加える。
その後、手札から「ミミグル」モンスター1体を特殊召喚できる。
(2):相手がモンスターを特殊召喚した場合、墓地のこのカードを除外し、相手フィールドの裏側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを表側攻撃表示か表側守備表示にする。
【ミミグル】の戦術の根幹を支える最重要カードその2。
ミミグル名称を持つため、こちらも《ミミグル・ドラゴン》や《ジャイアント・ミミグル》の効果でサーチが可能。
イラストは新たなミミグルを生み出していると思わしき《ミミグル・マスター》。
(1)の効果はデッキ内の任意のリバースモンスター2体を選んで相手にランダムで選択することを強制し、選ばれた方を相手の場に裏側で送り付けて外れた方を手札に回収。
その後手札にある好きなミミグルモンスターを自分の場に特殊召喚できる、1枚で召喚権を使わずに【ミミグル】の展開を成立させるデッキのメインエンジン。
同名カードは選べずギャンブル要素が絡んでくるが、選択させる2択の内容はこっちが好きに選べるため仮に外れても不利益は少な目。
【ミミグル】自体展開力はあるので、送り付けたいモンスターが送り付けられなくとも一切展開できないことには陥りづらいが、ハズレを引いた時の展開パターンは考慮に入れておきたい。
テーマ内で優先されやすい組み合わせは「ドラゴンorデーモン」か「デーモンorスライム」の2パターンだが選択肢は自由。
地味にサーチ対象がリバースモンスターとしか記されてないので、リバースモンスターの汎用サポートカードとしても使うことも一応は可能。
ただしメインエンジンゆえにこのカードにうららなどの無効妨害を当てられてしまうと展開力が大幅に弱くなる。
(2)の効果は相手の特殊召喚をトリガーに墓地のこのカードを除外して、相手フィールドの裏側モンスターを表側表示に変える効果。
墓地から【ミミグル】のギミックを無理矢理起動出来る無駄のない効果としてデッキを支える。
- 《ミミグル・チャーム/Mimighoul Charm》
永続魔法
このカード名の(1)の効果は1ターンに2度まで使用できる。
(1):自分・相手のメインフェイズに、相手フィールドの「ミミグル」モンスターがリバースした場合に発動できる(同一チェーン上では1度まで)。
相手のEXデッキ(裏側)のカードをランダムに1枚選ぶ。
そのカードが特殊召喚可能なモンスターだった場合、自分フィールドに特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン効果を発動できない。
特殊召喚できなかった場合、そのカードを除外する。
テーマ内唯一の永続魔法にして【ミミグル】の秘密兵器。
イラストは相手を魅惑する《ミミグル・フェアリー》に並ぶ《ミミグル・デーモン》。
互いのメインフェイズ時に相手に送り付けたミミグルがリバースすると起動し、ランダムで相手のEXデッキ内のカードを選択。
特殊召喚可能なら自分の場に永続的にコントロールを奪った上で特殊召喚させ、召喚できないのならそのまま除外する、イラストに反して可愛らしさが欠片もないギャンブルカード。
よくテキスト見ると1ターン中2回も効果を使え、奪ったモンスターを次のターンにまで持ち越せられれば何故か奪った相手のモンスター効果を自分が使える。
この為、ミミグルの展開次第で毎ターン相手のEXモンスターを2度もパクり続けてこっちの戦力に加えたり除外するなどして、ターンを重ねるほど相手のEXデッキをズタズタにできる。
パクったEXモンスターはそのまま妨害役として盤面に遺しておくのもいいし、即L召喚等の素材にしても美味しい。
ただし何をパクれるかは完全に運任せのギャンブルなため安定性は薄い。
おまけに調子に乗ってると
こっち側にデメリットが生じるモンスターを引き当ててしまう危険もあり、運用には浪漫要素がかなり含まれる。また発動できるのはメインフェイズ限定な点にも注意が必要。
- 《ミミグル・フォーク/Mimighoul Fork》
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手フィールドの裏側表示モンスター1体を対象として発動できる。
相手は以下の効果から1つを選び、自分はその効果を適用する。
●そのモンスターを表側攻撃表示または表側守備表示にする。
●そのモンスターを墓地へ送る。
その後、そのモンスターの元々の持ち主は2枚ドローする。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「ミミグル・フォーク」1枚を手札に加える。
《ミミグル・ダンジョン》の分かれ道。どちらにも殺意の高い罠の姿が覗いている。
(1)は相手の場の裏側表示モンスターを選んで、相手に「モンスターの表示形式を変更させる」か「モンスターを墓地に送ってこちらに2ドローさせる」かの2択を強要させる効果。
強要する選択肢は一見強力だが、選択肢の決定権は相手にあるのがネック。
他にサーチ先の優先度が高い魔法・罠カードが多いため採用するかどうかはチャーム同様ロマン寄り。
(2)は墓地のこのカードをリソースに追加で同名カードを持ってくるサーチ効果。
連続で発動できることを保証する点では優秀だが、複数枚採用が大前提であるためピン刺しだった場合意味のない効果になってしまう。
罠カード
- 《ミミグル・ルーム/Mimighoul Room》
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分の手札・デッキから「ミミグル」モンスター1体を自分または相手フィールドに裏側守備表示で特殊召喚する。
その後、フィールドの表側表示モンスター1体を裏側守備表示にできる。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「ミミグル」モンスターを任意の数だけ対象として発動できる。
そのモンスターを手札に戻す。
イラストは大量の金銀財宝の山と、ミミグルの入った宝箱の置かれたダンジョンの小部屋。
相手ターン中の【ミミグル】の妨害の要となる罠カード。
(1)は手札・デッキにいるミミグルモンスターを「相手の場に送り付ける」か「自分の場に表側でリクルートする」かを選び、
ついでに《
月の書》と同じ効果を与える効果。
相手の場に任意のミミグルを裏側で送り付けつつ、更に表側表示の相手モンスターを裏側にして妨害も行える1枚で2アドを取れる通常罠。月の書効果の発動は任意という小回りの利く便利仕様。
よーく覚えておきたいポイントとして、遊戯王OCGには
召喚・特殊召喚・反転召喚されたモンスターは、そのターンが終わるまでの間表示形式変更権利をもたず反転召喚できないという基本ルールがある。
つまり、コレで送り付けたミミグルを相手は反転召喚することができず、しかしこちらの《ミミグル・マスター》や《ミミグル・メーカー》でリバースすることはできる、というひたすら厄介な爆弾を押し付けることが可能なのだ。
《ミミグル・ダンジョン》適用下であれば、上記のマスターやメーカーの効果を先に使って妨害を強いた後に出来る一瞬のロックの隙を埋めるための手段としても役立つ。
(2)はシンプルなリソース回復効果であり、次の自分のターンに備えての相手に送り付ける用のミミグルの補充に用いられる。
応用として、サーチ効果を持つドラゴンやジャイアントに《無限泡影》を打たれた時のケア手段とすることも可能。
【弱点】
遊戯王OCGにおける妨害は大きく3種に分かれる。「無効化」「除去」「ロック」である。
このうち、【ミミグル】の効果は大多数が「ロック」、残る一部が「除去」で、無効妨害手段は一切持たない。
通常召喚封じや表示形式の強制変更、バウンス、リバース時の様々なデメリット効果等で相手の動きに縛りをかけて戦うが、それのみで戦線をやりくりする必要に迫られるデッキでもあるのだ。
昨今では主流の無効妨害を連発して相手を封殺したり相手の手札誘発を迎撃していくタイプのテーマではないので妨害の扱い方には癖アリ。
無効妨害効果を取り入れたい場合は汎用カードや手札誘発、或いは無効妨害効果を有する外部テーマで補っていく必要がある。
【ミミグル】は基本的に打点が《ミミグル・ダンジョン》の強化効果に依存している。
ダンジョンによる強化がないと原則2000打点にすら届かず、最高打点はマスターとスローンを組み合わせた2800打点が限界。
相手ターン中に展開できれば強化のタイムラグを気にしなくて済むが、強化効果を維持するためには盤面に予めミミグルモンスターをキープしなくてはならない。
強化の恩恵を受けるには通常召喚・特殊召喚後1ターン待つ必要があり、他テーマのように大量展開後の同一ターン中にテーマ内モンスターで高打点を揃えて一気に攻めていく動きは苦手としている。
【ミミグル】のテーマコンセプトにおける避けられない弱点。
相手の場にモンスターを送り付けるということは、結果として自分の場のモンスターをコストにして発動する魔法・罠・モンスター効果のリソースにされる危険を孕む。
先行でダンジョンによるロックを成立できたとしても、送り付けたミミグルが《
禁じられた一滴》や特殊召喚等のコストに逆利用される可能性があるのは念頭に入れておきたい。
【ミミグル】を扱う際によくネタにされる象徴的な弱点。
「相手に送り付けたミミグルモンスターのリバース効果を使わせる」というコンセプトの性質上、
《
霊王の波動》や《
原石の皇脈》のような、効果発動後プレイヤーに効果発動の制限を課すカードを通してしまった場合、
送り付けギミックが使えなくなり展開力や妨害能力が大幅に下がってしまう。
なんなら送り付けたミミグルが相手の盤面から帰ってこないため、相手への利敵行為にすらなりかねない。
特に《霊王の波動》は、一定条件(相手フィールドにカードが存在する時)を満たして手札から直接発動した時限定で、
「このデュエル中」に「光、地、風属性のモンスター効果が使えない」という縛りが(使ったプレイヤーに)課されるため、
一度手札からの発動を許したが最後、そのデュエル中はミミグルモンスターのリバース効果が軒並み不発となってしまう上に、
効果的にもこちらがミミグルモンスターを相手フィールドに特殊召喚しようとすれば発動条件を満たしてしまうと、まさに【ミミグル】の天敵になっている。
ちなみに、【ミミグル】が海外で登場した2024年7月頃にこの《霊王の波動》も日本で登場したという妙な偶然があり、
海を隔ててほぼ同時期に、新テーマとそれに特にぶっ刺さるメタカードが生まれたという珍しい事例となっている。
一応【ミミグル】はリバース効果無しでも展開はある程度でき、盤面のロック自体も可能。
例に挙げた《原石の皇脈》に関しては《ミミグル・スローン》によるバウンスといった対策手段もあるので、実は全く身動きできなくなるわけではない。
ただし間違いなく戦力は大きく落ちる為、それらに対する対策やリカバリー、サブプランをデッキ構築の段階で念頭に入れておくと継戦能力が向上する。
他にも相手の大量展開を許してしまい盤面をびっしりモンスターで埋められてターンを返されると、テーマの送り付けギミックが完全に封じられてしまう欠点もある。
【相性の良いカード】
メインデッキ側
《ミミグル・メーカー》で選べるリバースモンスターには一切の縛りがないため、入れようと思えばテーマ外の他のリバースモンスター達も手札にサーチ出来る。
《ミミグル・マスター》と《ミミグル・デーモン》も表示形式変更効果はテーマの縛りがないため、強力な反面使いづらいリバースモンスターの効果を使いやすくできる。
こういった点から、ミミグルモンスターだけでなく好きなリバースモンスターをデッキに混ぜて、リバース効果によるコンボで盤面制圧や妨害、先行ワンキルを狙う構築も見受けられる。
一例としては 《ファイヤーソーサラー》を相手に送りつけて2枚ハンデスさせたり、《ガード・ドッグ》で相手の特殊召喚を封じたり、《
ダイス・ポッド》でギャンブル勝負を仕掛けるといった事が挙げられる。
ただし相手の場に送りつけられたテーマ外のリバースモンスターをどう回収して再利用するかについては熟考の余地があるため、安易な汎用サポートという訳でもない点には留意したい。
「自分のメインフェイズ中に相手がモンスター効果を発動した」ことをトリガーにして様々な効果を齎す強力な通常魔法群。
相手にモンスター効果を使わせることが基本ギミックである【ミミグル】とは抜群の相性を誇り、これらを最も手軽に扱えるテーマといっても過言ではない。
手口としては「川中島セット」こと《毘龍之謙》&《虎菱之玄》の送り付けコンボと似たもの。
才であればドローや相手のハンデスの加速、号であればキーカードである《ミミグル・メーカー》や、その他強力な汎用魔法・罠のサーチに繋げられる。
フィールドのモンスターの表示形式を変更できる魔法カード群。
《ミミグル・ダンジョン》のロック効果を維持する目的やミミグルのリバース効果の起動目的で使う。
《月の書》と《皆既月食の書》は速攻魔法なので相手ターンでもロックを保つことができるのが利点。
手札のモンスターを墓地に送ってレベル1モンスターを特殊召喚できる魔法カード。
《ミミグル・マスター》を除いて全モンスターがレベル1なのでマスター以外の全ミミグルモンスターをリクルートできる事実上の万能リクルートが可能に。
ダブついたり腐ってしまった手札誘発モンスターやミミグルモンスターをコストにすれば、展開で重要度の高い《ミミグル・ドラゴン》を確実に手札に加えられる貴重な手段の1つになる。
自分のフィールドで存在できるモンスターを種族ごとに1体ずつのみにする縛りを課す永続罠。
【ミミグル】はXモンスターを除いて種族の被りがないためセンサーの影響は薄く、相手に縛りを押し付けるムーブが出来やすい。
特殊召喚に成功する度に手札を1枚選んで除外ハンデスさせる永続魔法。
「誰が」特殊召喚したかではなく「どちらのフィールドに」特殊召喚されたかを参照するので、相手にミミグルを送り付けるだけで自作自演のハンデスを狙うことができる。
ターン1制限もないので複数枚送り付ければその回数分だけハンデスを行うことが可能。
11期に登場したストーリーテーマの1つで、ミミグルの本場である海外のTCGプレイヤーにより考案された組み合わせ。
特に《クシャトリラ・ユニコーン》とのシナジーが凶悪で、三戦系魔法カード同様ミミグルモンスターのリバース効果に便乗して相手のEXデッキをピーピングしつつ裏側除外する効果を自作自演で起動できる。
《ミミグル・チャーム》との併用が成立すれば、理論上
毎ターン2~3枚も相手のEXデッキからカードを引っこ抜くデッキ破壊に特化した戦術を行える。
全体的に高めの打点故に、【ミミグル】の打点の補強も担える点も強み。
下記の【デモンスミス】混合と比べて、出張目的であれば比較的EX枠を圧迫しないのも利点に上げられるが、レベルが全く嚙み合わないこともあって展開面でのシナジーがないのはネック。
12期が産んだ驚異の出張テーマ。
展開に利用する《魔轟神ルリ―》がレベル1なので【ミミグル】とのシナジーがあり、展開力の高さからリンク値を稼いでリンク4モンスター群を手軽に立てられるのが利点。
相手の誘発を吸わせる囮としても優秀で、【ミミグル】に不足する無効系妨害手段や打点を補えるメリットもある。
メインデッキへの圧迫度は薄いものの、採用の宿命としてEX枠をかなり圧迫する点には注意が必要。
デッキビルドパック「アメイジング・ディフェンダーズ」で登場したテーマ。
テーマ内の魔法カードを利用すれば召喚権を使わずにレベル1のピュアリィとリリィを並べる事ができ《ジャイアント・ミミグル》まで繋げる事ができる。
上記テーマに比べてややメインデッキを圧迫する点には注意。
EXデッキ枠
- 《No.13 ケインズ・デビル》/《No.31 アベルズ・デビル》
漫画版遊戯王ZEXALに登場したランク1のナンバーズ2種。
もともとは「相手を無理やり攻撃表示にし、ダメージ反射能力を持つケインズ&アベルズへの攻撃を強要する」というデザインのカード。
だがこのデッキではフリーチェーンで相手の全モンスターの表示形式を表側攻撃表示に変更できる部分が戦術の肝であり、複数送り付けたミミグルを纏めて反転させれば一気に爆アドを稼げる。
この抜群のシナジーから、海外ではケインズとアベルズの価格が高騰したという。
ただし全てのモンスターの表示形式を強制的に変更する関係から、効果を使うと《ミミグル・ダンジョン》のロックが外れてしまう点には注意。
なおケインズとアベルズは揃えてセット運用することは基本ないので、拘りがない限りはどっちか好きな方だけを採用してよい。
相手ターン中にL召喚を行えるお馴染み汎用リンク2。
【ミミグル】は相手ターン中にモンスターを展開できるため、相手ターン中でもリンク値を稼ぎやすい。
これにより相手ターン中に《
S:Pリトルナイト》や下記の《ヴァレルガード・ドラゴン》、《
召命の神弓-アポロウーサ》等に繋げられる。
何を出すかは状況に応じて判断したい。
- 《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》
【
LL】のランク1モンスター。
ミミグルはレベル1の大量展開を行うテーマなため、素材を大量供給して素材を5つ揃えた5回連続ダイレクトアタックも夢じゃない。
大ダメージを与える火力を得るのに工夫がいるこのテーマでは、確実にリーサルを取りに行くための選択肢の1つに数えることも可能。
リバースモンスター2体を素材にするリンク2モンスターその1。
墓地送りにされるとフィールドのカードの表示形式を変更できる《シャドール・ハウンド》とのコンボにより、展開要員兼ミミグルモンスターのサーチ札として活用できる。
加えて《シャドール・ハウンド》のデメリット効果の恩恵により、自分の場でミミグルをリバースさせてもデメリット効果を回避可能なので安心してリバースさせられる。
上記のカテゴリー外のリバースモンスター達との相性の良さを生かし、それらをデッキに採用して戦術に組み込む場合もEXデッキの選択肢の1つとなる。
リバースモンスター2体を素材にするリンク2モンスターその2。
前提として別個に闇属性モンスター1体の供給は必要だが、供給さえ整えば《エルシャドール・ミドラーシュ》の融合召喚によって
追加で盤面のロックを更に強化する事が可能に。
ロックが不要になったらネフィリムの効果で墓地に落とせるため任意のタイミングでロックを解除できる。
肝心の闇属性モンスターはミミグルモンスターを《
リンクリボー》や《グラビティ・コントローラー》等に変換すれば供給可能。
先ほどの《No.13 ケインズ・デビル》と《No.31 アベルズ・デビル》も闇属性なので、こいつらも素材にできる。
ただしEX枠を少なくとも3枠消費するため、他テーマと混ぜ物する場合このギミックを採用するかは要検討。
闇属性ドラゴン族のリンク4ヴァレットモンスター。
(3)のフリーチェーンで表示形式を変更できる効果により、相手ターン中に相手の場のミミグルモンスターを表側に変更する手数を増やせる点が優秀。
おまけに相手側のチェーンを許さないため、発動できれば確実に裏側になっているミミグルを開けられる強みを持つ。
3000打点と効果破壊耐性も合わせて打点要員としても優秀。
自身以外全てを墓地送りにするXテーマお馴染みの最終兵器。
デッキの要の《ミミグル・ダンジョン》すら吹き飛ばしてしまうためロック目的だと相性がいいとは言いづらいのだが、【ミミグル】だけではどうしようもなくなってしまった盤面を無理矢理更地にするための自爆ボタン最後の奥の手として扱うことができる。
【余談】
海外名称は「mimighoul」。
名前の元ネタは宝箱に擬態する西洋のモンスター「
ミミック/シェイプシフター(mimic)」とアラブの伝承に伝わる食屍鬼「グール(ghoul)」を組み合わせたものと思われ、加えてダンジョンズ&ドラゴンズ風のRPGのダンジョン要素が込められている。
追記修正よろしくお願いします
- 他に無い面白い動きはするんだが、どうにも「強さ」という点では劣るという評価が多いだろうかね…動きは本当に個性的なんだけど -- 名無しさん (2025-06-14 20:38:47)
- まだTCGとマスターデュエルにしか存在していないから、ページ名に(遊戯王OCG)ってつけられないのか) -- 名無しさん (2025-06-15 10:45:16)
- ripple birdも早くMDに来てくれー、ripple bird→号→羽根吹雪の無法コンボがしたいんじゃ -- 名無しさん (2025-06-17 02:21:27)
- 停戦協定も注意が必要。聖なる輝き?…このテーマを全否定しかねんカード。 -- 名無しさん (2025-06-17 11:02:37)
- MDで使ってるけど1番の天敵は禁じられた一滴です -- 名無しさん (2025-07-03 13:53:15)
最終更新:2025年07月03日 13:53