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歴史の本文(ONE PIECE) - (2025/05/22 (木) 01:47:16) の1つ前との変更点
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&font(#6495ED){登録日}:2019/07/22 Mon 14:13:26
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 12 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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#bold(){#center(){
&i(){"真意を心に口を閉ざせ"}
&i(){"我らは歴史を紡ぐ者 大鐘楼の響きと共に"}}
#right(){&i(){─────黄金都市シャンドラの遺跡より一部抜粋}}}
"&ruby(ポーネグリフ){歴史の本文}"とは、『[[ONE PIECE]]』に登場するオブジェクトの一つ。
#openclose(show=●目次){
#contents()
}
*【概要】
世界中の島々にて時折登場する、古代文字が刻まれた石碑。
形は巨大なキューブのような立方体で、その一面に埋め尽くされるような形で文字が連なっている。
非常に頑丈にできており、島全体を焼き尽くすような砲火に晒されても傷一つ付かない。
この碑石を作ったのは、代々[[ワノ国]]の将軍を務めていた&bold(){「光月家」}。
こんなにも強固に出来ている理由は、悪意ある誰かによって碑文に込められたメッセージを途絶させないようにするため。
つまりこの碑石を作った者たちには[[“敵”>世界貴族(ONE PIECE)]]がいて、その者たちに情報を隠蔽されないために作られたのではとクローバー博士は推測していた。
内容は世界をも滅ぼす&bold(){“古代兵器”}の在り処や、900~800年前に起こった&bold(){“空白の100年”}について。
難解な文字で書かれている為に常人ではまず読むことはできないが、例え読めたとしても[[世界政府>世界政府(ONE PIECE)]]により“歴史の本文”の解読をすることは問答無用で&bold(){「死罪」}と定められている。
そのため「オハラ」をはじめとする、この碑文を調べようとした様々な学者が命を落としており、[[逃げ延びた者>ニコ・ロビン]]にも高額な[[懸賞金>懸賞金(ONE PIECE)]]をかけて捕えようとするなど、かなり徹底した箝口令を強いている((存在を知るだけならば罪には問われない))。
ここまでする理由は、表向きは古代兵器が復活する可能性があるから((アラバスタ王国乗っ取りを見るに、その可能性が絶対ないと言い切れないのも事実であり、それら古代兵器も相当危険な物であることが判明している))としているが、それ以上に&bold(){空白の100年の歴史が世間に明かされること}を恐れている模様。
800年前まで栄えた&font(b,#ffdc00){"ある王国"}が突如滅び、成り替わるように今の&font(b,#0000ff){"世界政府"}が出来たこと、その設立に至った経緯と、なにより滅びて久しい王国の&bold(){"存在"}と&bold(){"思想"}こそが、今の世界をひっくり返すほどの重大な事実を秘めているようだ。
要は世界政府はこの王国のことが紐解かれることを恐れているということになる。
そしてその重要性ゆえか『&ruby(リオ・ポーネグリフ){真の歴史の本文}』や
『ロード&ruby(ポーネグリフ){歴史の本文}』などの特に重要なものに関してはそれぞれに&bold(){番人}に近しい役目を持っている一族がついており、彼らは先祖代々その歴史の本文を守護したり内容を語り継いだりするなど記された歴史が断絶しないように役目を勤め続けている。
ちなみにこの番人の一族はほぼ各地の王族や有力者の一族だったりするのだが、その番人も元は[[天竜人>世界貴族(ONE PIECE)]]と同胞の末裔だったり、[[魚人>ONE PIECEに登場する人種]]だったり[[ミンク族>ONE PIECEに登場する人種]]だったりと非常に多岐かつ広範囲の一族に広がっている。
超新星編(2年前)までは物語の節目で偶に出てくる程度で、海賊王を目指すのであればあまり関わりの無いものと思われていたが、
新世界編(2年後)に入ってからは、&ruby(ワンピース){"ひとつなぎの大秘宝}"が眠るとされる島「[[ラフテル>ラフテル(ONE PIECE)]]」への行き方を記した&font(b,#ff0000){"ロード歴史の本文"}が登場。
これにより、[[ゾウ>ゾウ(ONE PIECE)]]編に入ってからはこの"歴史の本文"の情報の奪い合いにも発展しており、物語を進めるにあたって外せないキーアイテムにもなった。
このように、本編にて端々であるが語られている&font(#ff0000,b){"古代兵器"}、&font(#800080,b){"空白の100年"}、&font(#ffdc00,b){"かつて栄えた王国"}、&font(#808080,b){"最終地点ラフテル"}を知るのに決して外せない存在であり、
また&bold(){[["Dの一族">Dの一族(ONE PIECE)]]}、&bold(){"800年前の世界政府創立の[[発端>世界貴族(ONE PIECE)]]"}、そして恐らくは&font(#b8d200,b){"ひとつなぎの大秘宝"}をも解き明かす重要な謎を秘めている。
[[麦わらの一味]]の考古学者[[ニコ・ロビン]]の夢は、この"歴史の本文"を解読して世界の真実を知ることである。
ちなみに古代文字の文章はそれ以外にシャンドラの遺跡にも刻まれているなど、それ専用に作られた文字[[というわけ]]ではないようだ。
さらに、政府三大機関の一つである[[インペルダウン>インペルダウン(ONE PIECE)]]内部にもそれと見えなくもない文字の刻まれた石が存在しているが、遠景のワンシーンで一瞬出た程度で詳しいことは一切触れられていない。
*【分類】
全部で&bold(){約30個}、世界中に島々に散らばっている"歴史の本文"だが、色や内容によって以下の3つに大きく分類される。(どれにも該当しない例外は[[魚人島]]編にて1つ登場)
これらの分類・個数について、作中で語ったのは[[ビッグ・マム海賊団]]の[[タマゴ男爵]]だが、彼がどのようにしてその情報を仕入れたのかは不明。水先星島で分かるのだろうか。
-&bold(){歴史の本文の在り処を記した石}
読んでの通り、下記の"情報を記した歴史の本文"がある島の場所を指し示す"歴史の本文"。
この碑石の存在を見るに、何処へ散らばったのかはある程度作為的に決めたことが分かる。
-&bold(){情報を記した石/&ruby(リオ・ポーネグリフ){真の歴史の本文}}
"古代兵器"の在り処や"空白の100年"について断片的に記した"歴史の本文"。全部で9個存在するとのこと。
このテキストを全てつなげ、ラフテルに導くことで完成する"物語"こそが&bold(){「真の歴史の本文」}と呼ばれるようだ。
なお後述するが、これに近い内容の中には&bold(){「ある人物への謝罪文」}などもある。当事者はどういう想いでこの文字を刻むように言ったのかは不明。
-&font(#ff0000,b){ラフテルへの行き方を記した石/ロード歴史の本文}
新世界編にて登場した"歴史の本文"。他と違って赤い色をしている。全部で4個。
偉大なる航路の航海は入口にあたる「リヴァース・マウンテン」から7つの磁場を選び、[[ログポース>記録指針(ONE PIECE)]]を駆使して進んでいくが、最後に辿り着く島はラフテルではなく&bold(){&ruby(ロードスター){水先星}島}である。
そこでわかる真実は、&font(#ff0000,b){「4つの『ロード歴史の本文』に記されている各地点の中央に本当の終着地が現れる」}ということ(『本当の終着地』を『ラフテル』と名付けたのは後述の通りロジャー)。
&font(l){何でこんな面倒くさい仕様にしたと言いたくなるほどの厳重っぷり。}
後の海賊王[[ゴールド・ロジャー]]は、これを知ったことで冒険を大きくやり直した。
次なる海賊王を目指して一度水先星島にたどり着いた[[四皇>四皇(ONE PIECE)]]らは、ポーネグリフの収集や、それを解読できる存在を獲得すべく躍起になっている。
四皇側も当然この石の重要性は強く認識しており、警護に時には最高幹部が就くこともある程。
ビッグ・マム海賊団幹部格の[[タマゴ男爵]]曰く&bold(){「ロード歴史の本文は『海賊王』への道であり、“四皇”同士が奪い合うレベルの代物にして、命を懸けて守る“切り札”」}。
現在、ロード歴史の本文の内、2個はかの四皇、[[ビッグ・マム>ビッグ・マム海賊団]]と[[百獣のカイドウ>百獣海賊団]]((元々[[ワノ国]]にあったものを奪い取ったもの))がそれぞれ所持し、もう1つは[[ミンク族の国『ゾウ』>ゾウ(ONE PIECE)]]が所有している。
残る最後の1つは約26年前は[[魚人島]]の海の森にジョイボーイが[[人魚姫]]へ宛てた謝罪文が書かれた歴史の本文と共に安置されていたが、[[魚人島]]編でロビンが訪れた時には無くなっていた。
[[ワノ国]]ではキラーとキッドの会話で「“火ノ傷”の男」と呼ばれる人物が行方不明になっている1個に大きく関与しており、キッドは彼を探すために出航した。
そのため今から「海賊王」を目指すには、少なくともこの2勢力との衝突は避けられないものとなっている。
が、あくまで価値があるのは記されている情報であって石そのものではないため石を盗み出す必要はなく、拓本を取るのが一般的。
さらにいえば「情報」と「方法」さえ知っていれば石を見つけることも拓本を取る必要性も水先島に行く必要性すらない([[ゲーム]]みたいにそれらの必要な[[フラグ]]を踏まなくても島はある)。
今となっては最早不可能だが、ロジャーが[[白ひげ>エドワード・ニューゲート]]に「ラフテルへの行き方でも教えようか」と言ったことからもうかがえる。((当の白ひげは「聞いても行かねェ。興味ねェからな」と乗り気でなかった))
なお、圧倒的な勢力を持ち、空を飛べる能力者や、海中を自在に移動できる魚人を配下に抱える四皇ですら島の場所に目星もつかないあたり、ラフテルが普通の島では無い可能性が高い。
ロジャーも「ラフテルの場所を教える」ではなく「行き方を教える」と言っていたり「島への永久指針があっても、それに頼るようなバカにはたどり着けない」と笑うなど、場所さえ分かっていればいいというモノではなさそうである。
『島自体が移動している』『霧や雲、あるいは不思議な力で隠されている』等、一筋縄ではいかない何かがある場所なのは間違いないだろう。
他にも前提条件として、[[碑文の内容を解読できる人物>ニコ・ロビン]]と[[正確な海図をかける測量士>ナミ(ONE PIECE)]]も必要だが、
[[麦わらの一味]]にはどちらも優れた技術を持つ船員が既にいる為、この条件はクリアしている(そのためネコマムシはロビンに「世界中の猛者に狙われる可能性があるから気をつけろ」と警告している)。
*【解読できる/できた人物】
・&bold(){オハラの学者たち}(故人)
西の海に存在していた世界でも優秀な学者たちが集う島「[[オハラ>オハラ(ONE PIECE)]]」では、昔から"歴史の本文"の研究が秘密裏に行われていた。
中でも学者たちの長である&bold(){クローバー博士}はその第一人者であり、"空白の100年間"、"かつて栄えた王国の名前"、"それを滅ぼした敵"についてかなり詳しいことまで調べ上げていた。((レイリー曰く「少々急ぎ過ぎたのかもしれん」))
しかし22年前、世界政府によりオハラの学者は&bold(){「古代兵器を復活させようとする悪魔の集団」}とされてしまい、何もかもを焼き尽くす「[[バスターコール>艦隊(ONE PIECE)#id_a19a98a2]]」により、島ごと全てが海へと消えた。((オハラは前々から世界政府に目をつけられており、ニコ・ロビンの母オルビアを含めたオハラの探索チームが航海中に海軍に捕まって研究の証拠を発見されたのが決定的となった。))
避難していた住民たちも、[[サカズキ中将(当時)>赤犬(ONE PIECE)]]が船ごと沈めてしまったため((避難船に学者が紛れているかもしれないというただの個人的推測であり、[[クザン>青キジ(ONE PIECE)]]にも「馬鹿野郎」と言われている。))、オハラの生き残りは[[ニコ・ロビン]]ただ1人となる。
彼らはただ真実を求めていただけであり、決して古代兵器を復活させたかったわけではなかったが、
世界政府の情報操作により全て隠蔽されたため、世間では今も&bold(){「オハラの悪魔たち」}と呼ばれ恐れられている。
&color(white){エッグヘッド編にて、オハラの学者たちの研究資料は実は無事であり、エルバフに運び込まれて今も健在であることが判明した。}
・&bold(){[[ニコ・ロビン]]}
オハラ唯一の生き残り。少女時代から既に学者の才に目覚めており、古代文字を読むことができた。
そのため政府は表向きは6隻もの軍艦を沈めた((実際に沈めたのはハグワール・D・サウロ))危険人物として&bold(){7900万ベリー}という破格の[[懸賞金>懸賞金(ONE PIECE)]]をかけ、血眼になって彼女を探し回った。
様々な境遇を経て、現在は[[麦わらの一味]]の船員として旅をしている。
今となっては彼女を狙うのは政府だけでなく、王を目指す海賊達もそうである。
詳細は[[該当項目>ニコ・ロビン]]も参照。
・&bold(){[[ゴール・D・ロジャー>ゴールド・ロジャー]]}(故人)
"偉大なる航路"を最初に制覇し、"ひとつなぎの大秘宝"を手にした海賊王。
空島編にて、"歴史の本文"の隣に&bold(){「我ここに至り、この文を最果てへと導く」}と古代文字で刻み記しているのが見つかっている。
しかし副船長である[[レイリー>シルバーズ・レイリー]]は「我々は海賊、オハラの学者に頭脳で敵うはずもない」と言っており、完全に解読できたわけではなかったとのこと。白ひげを不快にさせてまで[[おでん]]をスカウトしたのはそのため。
ではなぜ解読できたか、その理由にレイリーは&bold(){「ロジャーは万物の声が聞けた」}からとしている。
こちらも詳細は[[該当項目>ゴールド・ロジャー]]で。
・&bold(){[[光月家>ワノ国]]}
"歴史の本文"を作った人達。代々続く優秀な石工の家系だったとのこと。
そのため簡単な読み書き等を記した書物等も受け継がれてきたらしいが、[[光月おでん>光月おでん(ONE PIECE)]]が息子[[モモの助>光月モモの助]]に継承すること無く処刑されてしまったためにその技術は完全に途絶えてしまった。&color(white){……と思われていたが、おでんの父スキヤキの生存により完全には失われていないことが明らかになった。}
[[おでん]]が海賊になったのも、この"歴史の本文"と家系に興味を持ったからだとも言われている。
・&bold(){三つ目族}
その名の通り、額に[[三つ目]]の目を持つ[[種族>ONE PIECEに登場する人種]]。
作中ではセリフだけで登場はしていないが、[[リンリン>シャーロット・リンリン(ONE PIECE)]]の35女[[プリン>シャーロット・プリン]]はその血を引くハーフである。
リンリンの言を見るに、どういう原理かは不明だが[[三つ目]]が「真の開眼」という覚醒をすると"歴史の本文"が解読できるようになるようだ。
&font(l){捨てた夫を使うという選択肢は彼女にはなかったのだろうか…。}((尤も、リンリンが三つ目族の「真の開眼」の能力を知った後に捨てた夫を再利用しないという事は考えられない為、恐らくは既に亡くなっているorその夫には三つ目の特徴は無く隔世遺伝か先祖返りによってプリンの血筋が発覚した可能性が有る。))
*【本編で登場した歴史の本文一覧】
-&bold(){[[アラバスタ王国]]}
最初に登場した"歴史の本文"。
首都アルバーナの地下聖殿「王家の墓」の奥に鎮座している。アラバスタの王家であるネフェルタリ家は代々これを守るように義務付けられていた。
内容は&bold(){「古代兵器プルトン」の在り処。}
元[[王下七武海]][[クロコダイル>サー・クロコダイル]]はこの兵器の在り処を知るために、長い時間をかけて王家と国民の不和を煽り、国家転覆に乗じての簒奪を狙っていた。
しかし当時右腕だったロビンが兵器の秘密を教えなかったこと、そして[[ルフィ>モンキー・D・ルフィ]]に敗れたことで、彼の野望は潰えることとなった。
聖殿自体はクロコダイルとの心中を図った当代国王[[ネフェルタリ・コブラ]]の手により崩壊しており、恐らく"歴史の本文"も瓦礫に埋もれたままと思われる。
他に登場している"歴史の本文"を守る者たちとは違い、ネフェルタリ家は世界政府を創立した[["最初の20人">世界貴族(ONE PIECE)]]の一人の末裔、即ちかつて"歴史の本文"を残した勢力の敵であったと考えられる。
そんな一族が何故マリージョアへの移住を唯一拒否してまで、敵が残した碑文を守り続けるのかは未だ不明&bold(){だった。}
#openclose(show=しかし…){
1085話のイムとネフェルタリ・コブラとの会話にて、&bold(){「800年前、当時の女王だったネフェルタリ・リリィのミスにより、歴史の本文が世界に流出したこと」}、&bold(){「リリィのフルネームがネフェルタリ・D・リリィと[[Dの一族>Dの一族(ONE PIECE)]]」}であったことが判明。イム自身はこれははたして過失なのか、はたまた計画的に仕組んだのかと懐疑的になっており、これが巡り巡ってコブラ王暗殺とビビ誘拐へと繋がることとなった。
}
また、アニオリだが第102話『&bold(){遺跡と迷子!ビビと仲間と国のかたち}』にもユバ周辺の古代遺跡地下に"歴史の本文"が埋もれていた。とはいえこの時発見したのはルフィ・ゾロ・チョッパーの3名のみで尚且つ原作にはない話なのでこちらに関しては今後も内容が明かされることはないと思われる。
-&bold(){[[黄金都市シャンドラ>スカイピア(ONE PIECE)]]}
400年前に空島へ「&ruby(ノックアップストリーム){突き抜ける奔流}」に乗ってやってきた、[[戦闘部族"シャンディア">シャンディア(ONE PIECE)]]がかつて住んでいた島。
見上げる程巨大な黄金の大鐘楼の台座に、埋め込まれるように設置されていた。
内容は&bold(){「[[古代兵器ポセイドン>しらほし姫]]」の在り処。}
この横に、ロジャーが古代文字で「この文を最果てへ導く」とメッセージを残していた(彫ったのは[[おでん>光月おでん(ONE PIECE)]])。
シャンディアもまた、代々黄金の鐘と共にこれを守り続ける義務があったが、ロジャーがこの文を無事ラフテルまで導いたことで、この石とシャンディアの役目は既に果たされている事が判明した。
-&bold(){オハラ}
学者たちの住む「全知の樹の中」の地下施設にて1個、密かに所持していた。
内容は&bold(){「空白の100年」について。}((ONE PIECE公式サイトより))
しかし[[サイファーポール>サイファーポール(ONE PIECE)]]が強制捜査した時に発見されてしまい、これをもって学者たちの有罪が確定することとなった。
なお兵士たちが破壊を試みたが、傷一つつかなかったことがここで明かされる。
現在は「全知の樹の中」と共に島の底に埋もれていると思われる。
他にも、オハラは何個か"歴史の本文"を見つけていた模様。
-&bold(){とある島}
ロビンが回想で発見していた"歴史の本文"。
内容は不明。
-&bold(){[[魚人島]]}
リュウグウ王国から離れた「海の森」の奥地にて、ポツリとおかれていた。3種類どれにも該当しない唯一の例外。
内容は&bold(){「[[ジョイボーイ>ジョイボーイ(ONE PIECE)]]という人物が900年前の人魚姫に宛てた謝罪文」}。
その昔、[[人魚姫]]と交わした"ある約束"を守れなかった悔恨が、その文には刻まれていたとのこと。
またこの約束は今も受け継がれているようであり、その時が来て初めて巨船ノアは動く使命を授かるとのこと。
後にシャンドラの"歴史の本文"はこの場所(=[[魚人島]])を記していたことが判明した。
また、ロジャー達が旅をしていた25年前にはこの石のすぐ隣に&font(b,#ff0000){現在一つだけ行方不明のロード歴史の本文}が鎮座されていた。
上記の通り現在行方がわからない訳だが、誰が持っていった可能性も含めて理由すら全くもって不明。
少なくとも白ひげ没後に[[魚人島]]と縄張り契約を結んだ[[ビッグ・マム海賊団]]はロジャーの時代と同じくロード歴史の本文は相変わらず一つしか持っておらず、国王のネプチューンも[[麦わらの一味]]に対してこのロード歴史の本文について言及していない。
このことから信頼できる人物に渡したかそもそも行方知れずになってることを把握してない可能性がある。
#openclose(show=だが…){
現在、"&bold(){ヒノキズの男}"が持っている可能性があると黒ひげ達は推測している。
ラフィット曰く「その男は真っ黒な船に乗り、近づくと巨大な渦で敵船を飲み込む」との事で、シリュウはその人物を政府の人間ではないかと予想している。
}
-&bold(){[[ゾウ>ゾウ(ONE PIECE)]]}
モコモ公国の奥にある「くじらの樹」の中にて置かれていた([[雷ぞう>雷ぞう(ONE PIECE)]]はここに軟禁されていた)。
この樹の壁には光月家の家紋も大きく刻まれている。"ロード歴史の本文"がここで初登場した。
内容は上記した通り&bold(){「ラフテルへの場所を示す、とある地点」}。
-&bold(){海獣たちが住む海底遺跡}
扉絵物語「ジンべエの海峡一人旅」にて見つかった"歴史の本文"。元々は海底遺跡にあったがワダツミが起こした騒動の際に発見され、地上へと運び込まれたもの。
[[ジンべエ>ジンベエ(ONE PIECE)]]はこの"歴史の本文"をリンリンへの手土産とすることで彼女の機嫌を取っていた。
内容は不明。
-&bold(){ホールケーキアイランド}
リンリンの根城であるホールケーキ城の4階奥、「宝物の間」にて厳重保管されている。
ロード歴史の本文が1個、普通の歴史の本文が1個、上記のジンべエが持ってきたものが1個の計3個。
[[麦わらの一味]]が万国に潜入したと聞いた時は、警護として最高幹部[[スムージー>シャーロット・スムージー]]や幹部のタマゴ伯爵ほか大多数の[[ホーミーズ>ホーミーズ(ONE PIECE)]]が見張りとして駆り出されていた。
しかし、ペドロと[[ブルック>ブルック(ONE PIECE)]]のコンビの活躍により、3個全ての写しはすでに取得済み。
さらにその前には、[[キッド海賊団>ユースタス・キッド]]も将星の1人を手負いにして盗ませることで入手していた。
大海賊時代到来以前には、ロジャーも万国に侵入しこれを写し取った。
内容はまだ不明。
-&bold(){ワノ国}
オロチ城の地下室、こけしが多数置かれている一室に1つ保管されていた。
これ自体は普通の"歴史の本文"であり、"ロード歴史の本文"は「鬼ヶ島」にあるのではとロビンは推測。
その後、鬼ヶ島での討ち入りの最中に[[トラファルガー・ロー]]が城の地下で歴史の本文を発見しているが、これも通常の歴史の本文であった。
上記2つの内容は不明。
[[百獣海賊団]]の撃破後、"ロード歴史の本文"は水没した「本来の」[[ワノ国]]の洞窟に保管されたままとなっていたことが明かされた。
水中をくまなく探せる魚人族の[[ジャック>旱害のジャック]]が探索して[[百獣海賊団]]が発見。
[[ワノ国]]天上決戦の決着後、ロビンとローが光月スキヤキによって本来のルートである花の都の地下階段を案内されて到達し、写しを入手。後にキッドにも、「抜けがけはつまらねェ」とローから写しが渡った。
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){後にキッド海賊団が持っていた写しは、赤髪海賊団との抗争を経てシャンクスの手に渡ることとなる…}}
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){また同じくしてローの持っている写しも、黒ひげ海賊団との抗争で紛失。黒ひげの手に渡ったのかは不明}}
*【古代兵器】
作中にて時折登場する、かつて存在していたとされる&bold(){"神"}の名を持つ3つの兵器の総称。
その規模は島1つを簡単に破壊することが出来、現在の世界情勢を簡単に覆すほどの力を持つ。
作中ではまだ本格的な登場してはいないが、この兵器の存在を知る者は卑劣な手段に出ても手に入れようとしていたことから、
恐らくは四皇や[[海軍本部>海軍(ONE PIECE)]]にも匹敵する力を持っていると思われる。
&color(white){ポセイドンの役目がノアを動かす事であると思われることやおでんがプルトンを解放しようとしていたこと(おでんは兵器を積極的に利用するような人物ではない)から考えると、そもそも兵器として造られたわけではなく何か別の用途があるものと思われる。もしそうならおそらく事情を知る世界政府上層部がそれを隠すために兵器として喧伝したのだろう。}
-&bold(){プルトン}
作中最初に名前が出てきた古代兵器。&font(#ff0000,b){その正体はかつて"水の都"ウォーターセブンで建造された史上最悪最強の戦艦}。
その威力はクロコダイル曰く&bold(){「1発で島一つを跡形もなく吹き飛ばす」}とのことであり、当時の設計者たちも&bold(){「恐ろしいものを生み出した」}と述懐したようだ。
アラバスタ王家には最低1隻が現存していることが伝えられており、保管していた"歴史の本文"にその場所が記載されていた。その場所を読み取ったのはロビン只一人。クロコダイルはアラバスタに隠されていると思っていたが……
これとは別に当時の設計図も実は現存しており、これはもし他の古代兵器が復活した際、それを止めるための抑止力として代々ウォーターセブンの船大工へと受け継がれていたもの。
分っている限りではトムズ・ワーカーズ社長の[[トム>トム(ONE PIECE)]]から弟子の[[アイスバーグ>アイスバーグ(ONE PIECE)]]へ、そして彼から[[フランキー>フランキー(ONE PIECE)]]へと密かに渡っていった。
しかし[[兵器の力だけしか見ないとあるバカ>スパンダム(ONE PIECE)]]に目をつけられてしまったため、最終的には設計者の思いを汲み取ったフランキーが図面を全部焼却処分した。
"[[アラバスタ王国]]転覆未遂事件"、"ウォーターセブン市長暗殺未遂事件"、"エニエスロビー陥落"((半分はスパンダムの自業自得だが))の発端ともいえる兵器だが、その全容はいまだ謎のままである。
少なくとも設計図の時点で船大工が恐れ戦くほどのヤバい代物であるらしく、設計図を見たアイスバーグとフランキーはおろか、冷酷無比な[[ロブ・ルッチ]]すら設計図を見せられただけで(曲りなりにも船大工として内容は理解した模様)戦慄し、限りなく器の広いトムにすら化け物と称される代物。
なお、設計図を見たフランキーの反応やスパンダムが海賊への抑止力(という建前)としてプルトンの保有を五老星に進言したことから、現在の技術でも建造が可能なことが仄めかされている。
#openclose(show=長らくその在り処が語られることは無かったのだが…){
ワノ国編終盤、アラバスタの歴史の本文が示したプルトンの在り処は「ワノ国」であったとロビンの口から語られた。
天狗山飛徹こと光月スキヤキもその存在を把握しており、ロビンからの問いに「あるとも」と答えている。
カイドウも「ワノ国に古代兵器が眠っている」ことは確信していたようだが、彼とリンリンの反応からしてプルトンだとは知らなかった様子。
プルトンはワノ国を鎖国する為に造られた防壁の中に眠っており、おでんが目指していた「ワノ国の開国」とはこの防壁の破壊。
つまり開国によってプルトンが解き放たれることになるのだが、おでんは積極的に兵器を利用するような人物ではないので、ロビンはおでんの意図を疑問に思っている。
&font(l){現在四皇が支配している国にあるということをアラバスタ編当時にロビンが正直に話した場合、クロコダイルがどう反応したか気になるところである。}
&s(){そういう意味ではスパンダムは割りと堅実な方法をとっていたといえる。}
}
名前の元ネタは[[ギリシャ神話の冥府の神ハデス>ハデス(ギリシャ神話)]]の別名。
-&bold(){ポセイドン}
空島にて判明した2つ目の古代兵器。&font(#1db9b9,b){その正体は数百年に1人生まれる人魚姫に眠る海王類を操る力}。
人魚族は元々ほかの魚と会話し、その力を借りることのできる種族と言われているが、おそらくはその究極版といった所。
[[超大型海王類>海王類(ONE PIECE)]]曰く、&bold(){「生まれた時から僕たちの王」}。
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){このため、魚人及び人魚は何らかのバイオテクノロジーによって生み出された生体兵器を起源とした種族である可能性が浮上している。}}
作中での海王類は、ルフィら実力者達に簡単に狩られるかませとしての印象が強いが、それは&bold(){あくまで小型だったり単体だから相手になるだけの話}。
魚人島すら潰しかねない大きさを持つ巨船「ノア」を、悠々引き上げる力と体格を持つ大魚&bold(){全て}を意のままに操り、暴れさせることができるとしたら、その力は計り知れない。
いってみれば海域全てが&bold(){"&ruby(カームベルト){凪の帯}"の巨大魚がうろついているのと同じ状態}になるわけであり、常に航海中は巨大魚に食われる恐怖にビクつくことになる。
少なくともまともなシーレーンは一切築けなくなるだろう。
その気になればその力で島を海に沈める事すら可能と考えれば、物理的にもプルトンに劣らぬ兵器であると言える。
[[魚人島]]編にて、現在のリュウグウ王国の王女[[しらほし姫]]がとある事件を経てこの力を無意識に覚醒させた。
幸い彼女自身は言いつけどおり「[[母親を殺した犯人>ホーディ・ジョーンズ]]を、知っていながら恨まなかった」とする程に優しい性格の持ち主であるため、この力を進んで悪用することは無いと思われるが……。
名前の元ネタは[[ギリシャ神話の海と地震を司る荒神ポセイドン>ポセイドン]]。
-&bold(){ウラヌス}
[[魚人島]]にてロビンの口から語られた最後の古代兵器。その正体は不明。
ただ元ネタや他の古代兵器と比べて推測するに、&font(#008cff,b){「空」}に関連する兵器と思われる。
名前の元ネタは[[ギリシャ神話の天空神ウラノス>ウラノス(ギリシャ神話)]]。
*【&ruby(ワンピース){ひとつなぎの大秘宝}】
この漫画のタイトルにもなっている、世界の真実を知ることができるという伝説の宝。
海賊王ロジャーが発見し、処刑直前にその存在を世界に広めたことで"大海賊時代"を巻き起こすきっかけにもなった。
これを発見し、手にしたものこそが次世代の&bold(){"海賊王"}だとされる。
主人公[[ルフィ>モンキー・D・ルフィ]]の子供時代からの夢であり、また海に出る冒険者のほとんどがこの宝を目指し、日夜"&ruby(グランドライン){偉大なる航路}"を渡り歩いている。
当然ながら[[ロジャー海賊団]]以外、誰一人として発見できた者はいないため、作中でもその存在を疑問視する声が多々あったが、
マリンフォード頂上決戦にて[[白ひげ>エドワード・ニューゲート]]が、死の間際に
&bold(){「&ruby(ワンピース){ひとつなぎの大秘宝}は実在する」}
と断言したため、再び熱気が世界中を渦巻くこととなった。
#openclose(show=その正体とは…){
やはり現時点では不明。内容が内容なだけに明かされるのは本当の最終章に入ってからだと思われる。
ただ、白ひげの&b(){「誰かが見つけた時、世界はひっくり返る」「数百年分の歴史を背負い、世界に戦いを挑む者が現れる」}という台詞から察するに、"Dの一族"や"空白の100年"とも少なからず関係しているのは確実と思われる。
ロジャーがこれを見た際にはその場にいた全員と共に&b(){「とんだ『笑い話』だ」}と大笑いし、その島を『&ruby(Laugh){ラフ}&ruby(Tale){テル}』と呼んだ(そう言えば『ビンクスの酒』の歌詞の最後は「はてなし あてなし 笑い話」とある……)。
また、「ジョイボーイと同じ時代に生きたかった」とも発言したが……?
一方、後から話を聞いたシャンクスは、ロジャーに質問をした後なぜか大泣きした。
当然ながら、世界政府もこの宝が発見されることを望んではいない。
というか、歴史の本文に対する徹底した箝口令も、おそらくこの宝の隠蔽が真の目的だろう。
聖地マリージョア内の貴族や王が住む&bold(){「パンゲア城」に眠る、巨大な麦わら帽子}とは何か関連があるのだろうか……。
ストーリーの根幹をなす存在であるため、ネット上では今もその内容の予想が数多くされている。
また『ONE PIECE』自体が王道な少年漫画であるためか、「ラフテルへ辿り着いた、そこまでに得た苦労や絆こそがワンピース」という推測は最初期から立っていたが、これは[[作者>尾田栄一郎]]自身が明確に否定している。そもそも今となっては白ひげやロジャーの発言内容とも噛み合わないため、作者が言うまでもなく否定されたも同然である。
意訳だが尾田先生曰く、さくらももこ先生と対談した際に&bold(){「ちゃんと形はあります」「『絆を宝にする』というそんな『オズの魔法使い』の二番煎じとしか言いようのない安直なことにはしません。ちゃんとルフィ達の苦労に見合った報酬を用意しています」}と断言したので、
少なくとも概念的な何かではなく、ちゃんと目に見える形で存在していることは確定している。
『[[ONE PIECE STAMPEDE]]』では、ロジャーが&bold(){「[[こんなもんに頼るような奴>ブエナ・フェスタ]]に手に入れられる宝じゃねェ、そうだろ」「&font(red){おれ達は…早すぎたんだ}」}と語っている。
ラフテルに到達しこの世のすべてを知り、海賊王となりながらも世界をひっくり返すことはできなかったロジャー。
ただ発見するだけでは何の意味も為さない、特殊な事情を抱えていることがうかがえる。
後にエッグヘッド島で、900年前の"とある王国"は&bold(){&font(red){自立ロボットが作られるほどの高い文明を誇っていたこと}}が判明。
悪魔の実のルーツと併せてみても、"ひとつなぎの大秘宝"という秘密に関わる情報なのは間違いないだろう。
なお漢字表記は不明であり、一貫して「“ひとつなぎの”大秘宝」とひらがなで表記されている。これに対して当てられる漢字こそがその本質を示しているのだろうか?
(※物語が進み正体が判明した時、ネタバレ防止の為に予めリージョン格納にしています)
}
追記・修正は世界政府からの&bold(){「死罪」}を覚悟しながらお願いします。
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&font(#6495ED){登録日}:2019/07/22 Mon 14:13:26
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 12 分で読めます
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#bold(){#center(){
&i(){"真意を心に口を閉ざせ"}
&i(){"我らは歴史を紡ぐ者 大鐘楼の響きと共に"}}
#right(){&i(){─────黄金都市シャンドラの遺跡より一部抜粋}}}
"&ruby(ポーネグリフ){歴史の本文}"とは、『[[ONE PIECE]]』に登場するオブジェクトの一つ。
#openclose(show=●目次){
#contents()
}
*【概要】
世界中の島々にて時折登場する、古代文字が刻まれた石碑。
形は巨大なキューブのような立方体で、その一面に埋め尽くされるような形で文字が連なっている。
非常に頑丈にできており、島全体を焼き尽くすような砲火に晒されても傷一つ付かない。
この碑石を作ったのは、代々[[ワノ国]]の将軍を務めていた&bold(){「光月家」}。
こんなにも強固に出来ている理由は、悪意ある誰かによって碑文に込められたメッセージを途絶させないようにするため。
つまりこの碑石を作った者たちには[[“敵”>世界貴族(ONE PIECE)]]がいて、その者たちに情報を隠蔽されないために作られたのではとクローバー博士は推測していた。
内容は世界をも滅ぼす&bold(){“古代兵器”}の在り処や、900~800年前に起こった&bold(){“空白の100年”}について。
難解な文字で書かれている為に常人ではまず読むことはできないが、例え読めたとしても[[世界政府>世界政府(ONE PIECE)]]により“歴史の本文”の解読をすることは問答無用で&bold(){「死罪」}と定められている。
そのため「オハラ」をはじめとする、この碑文を調べようとした様々な学者が命を落としており、[[逃げ延びた者>ニコ・ロビン]]にも高額な[[懸賞金>懸賞金(ONE PIECE)]]をかけて捕えようとするなど、かなり徹底した箝口令を強いている((存在を知るだけならば罪には問われない))。
ここまでする理由は、表向きは古代兵器が復活する可能性があるから((アラバスタ王国乗っ取りを見るに、その可能性が絶対ないと言い切れないのも事実であり、それら古代兵器も相当危険な物であることが判明している))としているが、それ以上に&bold(){空白の100年の歴史が世間に明かされること}を恐れている模様。
800年前まで栄えた&font(b,#ffdc00){"ある王国"}が突如滅び、成り替わるように今の&font(b,#0000ff){"世界政府"}が出来たこと、その設立に至った経緯と、なにより滅びて久しい王国の&bold(){"存在"}と&bold(){"思想"}こそが、今の世界をひっくり返すほどの重大な事実を秘めているようだ。
要は世界政府はこの王国のことが紐解かれることを恐れているということになる。
そしてその重要性ゆえか『&ruby(リオ・ポーネグリフ){真の歴史の本文}』や
『ロード&ruby(ポーネグリフ){歴史の本文}』などの特に重要なものに関してはそれぞれに&bold(){番人}に近しい役目を持っている一族がついており、彼らは先祖代々その歴史の本文を守護したり内容を語り継いだりするなど記された歴史が断絶しないように役目を勤め続けている。
ちなみにこの番人の一族はほぼ各地の王族や有力者の一族だったりするのだが、その番人も元は[[天竜人>世界貴族(ONE PIECE)]]と同胞の末裔だったり、[[魚人>ONE PIECEに登場する人種]]だったり[[ミンク族>ONE PIECEに登場する人種]]だったりと非常に多岐かつ広範囲の一族に広がっている。
超新星編(2年前)までは物語の節目で偶に出てくる程度で、海賊王を目指すのであればあまり関わりの無いものと思われていたが、
新世界編(2年後)に入ってからは、&ruby(ワンピース){"ひとつなぎの大秘宝}"が眠るとされる島「[[ラフテル>ラフテル(ONE PIECE)]]」への行き方を記した&font(b,#ff0000){"ロード歴史の本文"}が登場。
これにより、[[ゾウ>ゾウ(ONE PIECE)]]編に入ってからはこの"歴史の本文"の情報の奪い合いにも発展しており、物語を進めるにあたって外せないキーアイテムにもなった。
このように、本編にて端々であるが語られている&font(#ff0000,b){"古代兵器"}、&font(#800080,b){"空白の100年"}、&font(#ffdc00,b){"かつて栄えた王国"}、&font(#808080,b){"最終地点ラフテル"}を知るのに決して外せない存在であり、
また&bold(){[["Dの一族">Dの一族(ONE PIECE)]]}、&bold(){"800年前の世界政府創立の[[発端>世界貴族(ONE PIECE)]]"}、そして恐らくは&font(#b8d200,b){"ひとつなぎの大秘宝"}をも解き明かす重要な謎を秘めている。
[[麦わらの一味]]の考古学者[[ニコ・ロビン]]の夢は、この"歴史の本文"を解読して世界の真実を知ることである。
ちなみに古代文字の文章はそれ以外にシャンドラの遺跡にも刻まれているなど、それ専用に作られた文字[[というわけ]]ではないようだ。
さらに、政府三大機関の一つである[[インペルダウン>インペルダウン(ONE PIECE)]]内部にもそれと見えなくもない文字の刻まれた石が存在しているが、遠景のワンシーンで一瞬出た程度で詳しいことは一切触れられていない。
*【分類】
全部で&bold(){約30個}、世界中に島々に散らばっている"歴史の本文"だが、色や内容によって以下の3つに大きく分類される。(どれにも該当しない例外は[[魚人島]]編にて1つ登場)
これらの分類・個数について、作中で語ったのは[[ビッグ・マム海賊団]]の[[タマゴ男爵]]だが、彼がどのようにしてその情報を仕入れたのかは不明。水先星島で分かるのだろうか。
-&bold(){歴史の本文の在り処を記した石}
読んでの通り、下記の"情報を記した歴史の本文"がある島の場所を指し示す"歴史の本文"。
この碑石の存在を見るに、何処へ散らばったのかはある程度作為的に決めたことが分かる。
-&bold(){情報を記した石/&ruby(リオ・ポーネグリフ){真の歴史の本文}}
"古代兵器"の在り処や"空白の100年"について断片的に記した"歴史の本文"。全部で9個存在するとのこと。
このテキストを全てつなげ、ラフテルに導くことで完成する"物語"こそが&bold(){「真の歴史の本文」}と呼ばれるようだ。
なお後述するが、これに近い内容の中には&bold(){「ある人物への謝罪文」}などもある。当事者はどういう想いでこの文字を刻むように言ったのかは不明。
-&font(#ff0000,b){ラフテルへの行き方を記した石/ロード歴史の本文}
新世界編にて登場した"歴史の本文"。他と違って赤い色をしている。全部で4個。
偉大なる航路の航海は入口にあたる「リヴァース・マウンテン」から7つの磁場を選び、[[ログポース>記録指針(ONE PIECE)]]を駆使して進んでいくが、最後に辿り着く島はラフテルではなく&bold(){&ruby(ロードスター){水先星}島}である。
そこでわかる真実は、&font(#ff0000,b){「4つの『ロード歴史の本文』に記されている各地点の中央に本当の終着地が現れる」}ということ(『本当の終着地』を『ラフテル』と名付けたのは後述の通りロジャー)。
&font(l){何でこんな面倒くさい仕様にしたと言いたくなるほどの厳重っぷり。}
後の海賊王[[ゴールド・ロジャー]]は、これを知ったことで冒険を大きくやり直した。
次なる海賊王を目指して一度水先星島にたどり着いた[[四皇>四皇(ONE PIECE)]]らは、ポーネグリフの収集や、それを解読できる存在を獲得すべく躍起になっている。
四皇側も当然この石の重要性は強く認識しており、警護に時には最高幹部が就くこともある程。
ビッグ・マム海賊団幹部格の[[タマゴ男爵]]曰く&bold(){「ロード歴史の本文は『海賊王』への道であり、“四皇”同士が奪い合うレベルの代物にして、命を懸けて守る“切り札”」}。
現在、ロード歴史の本文の内、2個はかの四皇、[[ビッグ・マム>ビッグ・マム海賊団]]と[[百獣のカイドウ>百獣海賊団]]((元々[[ワノ国]]にあったものを奪い取ったもの))がそれぞれ所持し、もう1つは[[ミンク族の国『ゾウ』>ゾウ(ONE PIECE)]]が所有している。
残る最後の1つは約26年前は[[魚人島]]の海の森にジョイボーイが[[人魚姫]]へ宛てた謝罪文が書かれた歴史の本文と共に安置されていたが、[[魚人島]]編でロビンが訪れた時には無くなっていた。
[[ワノ国]]ではキラーとキッドの会話で「“火ノ傷”の男」と呼ばれる人物が行方不明になっている1個に大きく関与しており、キッドは彼を探すために出航した。
そのため今から「海賊王」を目指すには、少なくともこの2勢力との衝突は避けられないものとなっている。
が、あくまで価値があるのは記されている情報であって石そのものではないため石を盗み出す必要はなく、拓本を取るのが一般的。
さらにいえば「情報」と「方法」さえ知っていれば石を見つけることも拓本を取る必要性も水先島に行く必要性すらない([[ゲーム]]みたいにそれらの必要な[[フラグ]]を踏まなくても島はある)。
今となっては最早不可能だが、ロジャーが[[白ひげ>エドワード・ニューゲート]]に「ラフテルへの行き方でも教えようか」と言ったことからもうかがえる。((当の白ひげは「聞いても行かねェ。興味ねェからな」と乗り気でなかった))
なお、圧倒的な勢力を持ち、空を飛べる能力者や、海中を自在に移動できる魚人を配下に抱える四皇ですら島の場所に目星もつかないあたり、ラフテルが普通の島では無い可能性が高い。
ロジャーも「ラフテルの場所を教える」ではなく「行き方を教える」と言っていたり「島への永久指針があっても、それに頼るようなバカにはたどり着けない」と笑うなど、場所さえ分かっていればいいというモノではなさそうである。
『島自体が移動している』『霧や雲、あるいは不思議な力で隠されている』等、一筋縄ではいかない何かがある場所なのは間違いないだろう。
他にも前提条件として、[[碑文の内容を解読できる人物>ニコ・ロビン]]と[[正確な海図をかける測量士>ナミ(ONE PIECE)]]も必要だが、
[[麦わらの一味]]にはどちらも優れた技術を持つ船員が既にいる為、この条件はクリアしている(そのためネコマムシはロビンに「世界中の猛者に狙われる可能性があるから気をつけろ」と警告している)。
*【解読できる/できた人物】
・&bold(){オハラの学者たち}(故人)
西の海に存在していた世界でも優秀な学者たちが集う島「[[オハラ>オハラ(ONE PIECE)]]」では、昔から"歴史の本文"の研究が秘密裏に行われていた。
中でも学者たちの長である&bold(){クローバー博士}はその第一人者であり、"空白の100年間"、"かつて栄えた王国の名前"、"それを滅ぼした敵"についてかなり詳しいことまで調べ上げていた。((レイリー曰く「少々急ぎ過ぎたのかもしれん」))
しかし22年前、世界政府によりオハラの学者は&bold(){「古代兵器を復活させようとする悪魔の集団」}とされてしまい、何もかもを焼き尽くす「[[バスターコール>艦隊(ONE PIECE)#id_a19a98a2]]」により、島ごと全てが海へと消えた。((オハラは前々から世界政府に目をつけられており、ニコ・ロビンの母オルビアを含めたオハラの探索チームが航海中に海軍に捕まって研究の証拠を発見されたのが決定的となった。))
避難していた住民たちも、[[サカズキ中将(当時)>赤犬(ONE PIECE)]]が船ごと沈めてしまったため((避難船に学者が紛れているかもしれないというただの個人的推測であり、[[クザン>青キジ(ONE PIECE)]]にも「馬鹿野郎」と言われている。))、オハラの生き残りは[[ニコ・ロビン]]ただ1人となる。
彼らはただ真実を求めていただけであり、決して古代兵器を復活させたかったわけではなかったが、
世界政府の情報操作により全て隠蔽されたため、世間では今も&bold(){「オハラの悪魔たち」}と呼ばれ恐れられている。
&color(white){エッグヘッド編にて、オハラの学者たちの研究資料は実は無事であり、エルバフに運び込まれて今も健在であることが判明した。}
・&bold(){[[ニコ・ロビン]]}
オハラ唯一の生き残り。少女時代から既に学者の才に目覚めており、古代文字を読むことができた。
そのため政府は表向きは6隻もの軍艦を沈めた((実際に沈めたのはハグワール・D・サウロ))危険人物として&bold(){7900万ベリー}という破格の[[懸賞金>懸賞金(ONE PIECE)]]をかけ、血眼になって彼女を探し回った。
様々な境遇を経て、現在は[[麦わらの一味]]の船員として旅をしている。
今となっては彼女を狙うのは政府だけでなく、王を目指す海賊達もそうである。
詳細は[[該当項目>ニコ・ロビン]]も参照。
・&bold(){[[ゴール・D・ロジャー>ゴールド・ロジャー]]}(故人)
"偉大なる航路"を最初に制覇し、"ひとつなぎの大秘宝"を手にした海賊王。
空島編にて、"歴史の本文"の隣に&bold(){「我ここに至り、この文を最果てへと導く」}と古代文字で刻み記しているのが見つかっている。
しかし副船長である[[レイリー>シルバーズ・レイリー]]は「我々は海賊、オハラの学者に頭脳で敵うはずもない」と言っており、完全に解読できたわけではなかったとのこと。白ひげを不快にさせてまで[[おでん]]をスカウトしたのはそのため。
ではなぜ解読できたか、その理由にレイリーは&bold(){「ロジャーは万物の声が聞けた」}からとしている。
こちらも詳細は[[該当項目>ゴールド・ロジャー]]で。
・&bold(){[[光月家>ワノ国]]}
"歴史の本文"を作った人達。代々続く優秀な石工の家系だったとのこと。
そのため簡単な読み書き等を記した書物等も受け継がれてきたらしいが、[[光月おでん>光月おでん(ONE PIECE)]]が息子[[モモの助>光月モモの助]]に継承すること無く処刑されてしまったためにその技術は完全に途絶えてしまった。&color(white){……と思われていたが、おでんの父スキヤキの生存により完全には失われていないことが明らかになった。}
[[おでん]]が海賊になったのも、この"歴史の本文"と家系に興味を持ったからだとも言われている。
・&bold(){三つ目族}
その名の通り、額に[[三つ目]]の目を持つ[[種族>ONE PIECEに登場する人種]]。
作中ではセリフだけで登場はしていないが、[[リンリン>シャーロット・リンリン(ONE PIECE)]]の35女[[プリン>シャーロット・プリン]]はその血を引くハーフである。
リンリンの言を見るに、どういう原理かは不明だが[[三つ目]]が「真の開眼」という覚醒をすると"歴史の本文"が解読できるようになるようだ。
&font(l){捨てた夫を使うという選択肢は彼女にはなかったのだろうか…。}((尤も、リンリンが三つ目族の「真の開眼」の能力を知った後に捨てた夫を再利用しないという事は考えられない為、恐らくは既に亡くなっているorその夫には三つ目の特徴は無く隔世遺伝か先祖返りによってプリンの血筋が発覚した可能性が有る。))
*【本編で登場した歴史の本文一覧】
-&bold(){[[アラバスタ王国]]}
最初に登場した"歴史の本文"。
首都アルバーナの地下聖殿「王家の墓」の奥に鎮座している。アラバスタの王家であるネフェルタリ家は代々これを守るように義務付けられていた。
内容は&bold(){「古代兵器プルトン」の在り処。}
元[[王下七武海]][[クロコダイル>サー・クロコダイル]]はこの兵器の在り処を知るために、長い時間をかけて王家と国民の不和を煽り、国家転覆に乗じての簒奪を狙っていた。
しかし当時右腕だったロビンが兵器の秘密を教えなかったこと、そして[[ルフィ>モンキー・D・ルフィ]]に敗れたことで、彼の野望は潰えることとなった。
聖殿自体はクロコダイルとの心中を図った当代国王[[ネフェルタリ・コブラ]]の手により崩壊しており、恐らく"歴史の本文"も瓦礫に埋もれたままと思われる。
他に登場している"歴史の本文"を守る者たちとは違い、ネフェルタリ家は世界政府を創立した[["最初の20人">世界貴族(ONE PIECE)]]の一人の末裔、即ちかつて"歴史の本文"を残した勢力の敵であったと考えられる。
そんな一族が何故マリージョアへの移住を唯一拒否してまで、敵が残した碑文を守り続けるのかは未だ不明&bold(){だった。}
#openclose(show=しかし…){
1085話のイムとネフェルタリ・コブラとの会話にて、&bold(){「800年前、当時の女王だったネフェルタリ・リリィのミスにより、歴史の本文が世界に流出したこと」}、&bold(){「リリィのフルネームがネフェルタリ・D・リリィと[[Dの一族>Dの一族(ONE PIECE)]]」}であったことが判明。イム自身はこれははたして過失なのか、はたまた計画的に仕組んだのかと懐疑的になっており、これが巡り巡ってコブラ王暗殺とビビ誘拐へと繋がることとなった。
}
また、アニオリだが第102話『&bold(){遺跡と迷子!ビビと仲間と国のかたち}』にもユバ周辺の古代遺跡地下に"歴史の本文"が埋もれていた。とはいえこの時発見したのはルフィ・ゾロ・チョッパーの3名のみで尚且つ原作にはない話なのでこちらに関しては今後も内容が明かされることはないと思われる。
-&bold(){[[黄金都市シャンドラ>スカイピア(ONE PIECE)]]}
400年前に空島へ「&ruby(ノックアップストリーム){突き抜ける奔流}」に乗ってやってきた、[[戦闘部族"シャンディア">シャンディア(ONE PIECE)]]がかつて住んでいた島。
見上げる程巨大な黄金の大鐘楼の台座に、埋め込まれるように設置されていた。
内容は&bold(){「[[古代兵器ポセイドン>しらほし姫]]」の在り処。}
この横に、ロジャーが古代文字で「この文を最果てへ導く」とメッセージを残していた(彫ったのは[[おでん>光月おでん(ONE PIECE)]])。
シャンディアもまた、代々黄金の鐘と共にこれを守り続ける義務があったが、ロジャーがこの文を無事ラフテルまで導いたことで、この石とシャンディアの役目は既に果たされている事が判明した。
-&bold(){オハラ}
学者たちの住む「全知の樹の中」の地下施設にて1個、密かに所持していた。
内容は&bold(){「空白の100年」について。}((ONE PIECE公式サイトより))
しかし[[サイファーポール>サイファーポール(ONE PIECE)]]が強制捜査した時に発見されてしまい、これをもって学者たちの有罪が確定することとなった。
なお兵士たちが破壊を試みたが、傷一つつかなかったことがここで明かされる。
現在は「全知の樹の中」と共に島の底に埋もれていると思われる。
他にも、オハラは何個か"歴史の本文"を見つけていた模様。
-&bold(){とある島}
ロビンが回想で発見していた"歴史の本文"。
内容は不明。
-&bold(){[[魚人島]]}
リュウグウ王国から離れた「海の森」の奥地にて、ポツリとおかれていた。3種類どれにも該当しない唯一の例外。
内容は&bold(){「[[ジョイボーイ>ジョイボーイ(ONE PIECE)]]という人物が900年前の人魚姫に宛てた謝罪文」}。
その昔、[[人魚姫]]と交わした"ある約束"を守れなかった悔恨が、その文には刻まれていたとのこと。
またこの約束は今も受け継がれているようであり、その時が来て初めて巨船ノアは動く使命を授かるとのこと。
後にシャンドラの"歴史の本文"はこの場所(=[[魚人島]])を記していたことが判明した。
また、ロジャー達が旅をしていた25年前にはこの石のすぐ隣に&font(b,#ff0000){現在一つだけ行方不明のロード歴史の本文}が鎮座されていた。
上記の通り現在行方がわからない訳だが、誰が持っていった可能性も含めて理由すら全くもって不明。
少なくとも白ひげ没後に[[魚人島]]と縄張り契約を結んだ[[ビッグ・マム海賊団]]はロジャーの時代と同じくロード歴史の本文は相変わらず一つしか持っておらず、国王のネプチューンも[[麦わらの一味]]に対してこのロード歴史の本文について言及していない。
このことから信頼できる人物に渡したかそもそも行方知れずになってることを把握してない可能性がある。
#openclose(show=だが…){
現在、"&bold(){ヒノキズの男}"が持っている可能性があると黒ひげ達は推測している。
ラフィット曰く「その男は真っ黒な船に乗り、近づくと巨大な渦で敵船を飲み込む」との事で、シリュウはその人物を政府の人間ではないかと予想している。
}
-&bold(){[[ゾウ>ゾウ(ONE PIECE)]]}
モコモ公国の奥にある「くじらの樹」の中にて置かれていた([[雷ぞう>雷ぞう(ONE PIECE)]]はここに軟禁されていた)。
この樹の壁には光月家の家紋も大きく刻まれている。"ロード歴史の本文"がここで初登場した。
内容は上記した通り&bold(){「ラフテルへの場所を示す、とある地点」}。
-&bold(){海獣たちが住む海底遺跡}
扉絵物語「ジンべエの海峡一人旅」にて見つかった"歴史の本文"。元々は海底遺跡にあったがワダツミが起こした騒動の際に発見され、地上へと運び込まれたもの。
[[ジンべエ>ジンベエ(ONE PIECE)]]はこの"歴史の本文"をリンリンへの手土産とすることで彼女の機嫌を取っていた。
内容は不明。
-&bold(){ホールケーキアイランド}
リンリンの根城であるホールケーキ城の4階奥、「宝物の間」にて厳重保管されている。
ロード歴史の本文が1個、普通の歴史の本文が1個、上記のジンべエが持ってきたものが1個の計3個。
[[麦わらの一味]]が万国に潜入したと聞いた時は、警護として最高幹部[[スムージー>シャーロット・スムージー]]や幹部のタマゴ伯爵ほか大多数の[[ホーミーズ>ホーミーズ(ONE PIECE)]]が見張りとして駆り出されていた。
しかし、ペドロと[[ブルック>ブルック(ONE PIECE)]]のコンビの活躍により、3個全ての写しはすでに取得済み。
さらにその前には、[[キッド海賊団>ユースタス・キッド]]も将星の1人を手負いにして盗ませることで入手していた。
大海賊時代到来以前には、ロジャーも万国に侵入しこれを写し取った。
内容はまだ不明。
-&bold(){ワノ国}
オロチ城の地下室、こけしが多数置かれている一室に1つ保管されていた。
これ自体は普通の"歴史の本文"であり、"ロード歴史の本文"は「鬼ヶ島」にあるのではとロビンは推測。
その後、鬼ヶ島での討ち入りの最中に[[トラファルガー・ロー]]が城の地下で歴史の本文を発見しているが、これも通常の歴史の本文であった。
上記2つの内容は不明。
[[百獣海賊団]]の撃破後、"ロード歴史の本文"は水没した「本来の」[[ワノ国]]の洞窟に保管されたままとなっていたことが明かされた。
水中をくまなく探せる魚人族の[[ジャック>旱害のジャック]]が探索して[[百獣海賊団]]が発見。
[[ワノ国]]天上決戦の決着後、ロビンとローが光月スキヤキによって本来のルートである花の都の地下階段を案内されて到達し、写しを入手。後にキッドにも、「抜けがけはつまらねェ」とローから写しが渡った。
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){後にキッド海賊団が持っていた写しは、赤髪海賊団との抗争を経てシャンクスの手に渡ることとなる…}}
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){また同じくしてローの持っている写しも、黒ひげ海賊団との抗争で紛失。黒ひげの手に渡ったのかは不明}}
*【古代兵器】
作中にて時折登場する、かつて存在していたとされる&bold(){"神"}の名を持つ3つの兵器の総称。
その規模は島1つを簡単に破壊することが出来、現在の世界情勢を簡単に覆すほどの力を持つ。
作中ではまだ本格的な登場してはいないが、この兵器の存在を知る者は卑劣な手段に出ても手に入れようとしていたことから、
恐らくは四皇や[[海軍本部>海軍(ONE PIECE)]]にも匹敵もしくは凌駕する力を持っていると思われる。
&color(white){ポセイドンの役目がノアを動かす事であると思われることやおでんがプルトンを解放しようとしていたこと(おでんは兵器を積極的に利用するような人物ではない)から考えると、そもそも兵器として造られたわけではなく何か別の用途があるものと思われる。もしそうならおそらく事情を知る世界政府上層部がそれを隠すために兵器として喧伝したのだろう。ペガパンク曰く証拠なく話していいなら世界政府は古代兵器を持っているらしい。}
-&bold(){プルトン}
作中最初に名前が出てきた古代兵器。&font(#ff0000,b){その正体はかつて"水の都"ウォーターセブンで建造された史上最悪最強の戦艦}。
その威力はクロコダイル曰く&bold(){「1発で島一つを跡形もなく吹き飛ばす」}とのことであり、当時の設計者たちも&bold(){「恐ろしいものを生み出した」}と述懐したようだ。
アラバスタ王家には最低1隻が現存していることが伝えられており、保管していた"歴史の本文"にその場所が記載されていた。その場所を読み取ったのはロビン只一人。クロコダイルはアラバスタに隠されていると思っていたが……
これとは別に当時の設計図も実は現存しており、これはもし他の古代兵器が復活した際、それを止めるための抑止力として代々ウォーターセブンの船大工へと受け継がれていたもの。
分っている限りではトムズ・ワーカーズ社長の[[トム>トム(ONE PIECE)]]から弟子の[[アイスバーグ>アイスバーグ(ONE PIECE)]]へ、そして彼から[[フランキー>フランキー(ONE PIECE)]]へと密かに渡っていった。
しかし[[兵器の力だけしか見ないとあるバカ>スパンダム(ONE PIECE)]]に目をつけられてしまったため、最終的には設計者の思いを汲み取ったフランキーが図面を全部焼却処分した。
"[[アラバスタ王国]]転覆未遂事件"、"ウォーターセブン市長暗殺未遂事件"、"エニエスロビー陥落"((半分はスパンダムの自業自得だが))の発端ともいえる兵器だが、その全容はいまだ謎のままである。
少なくとも設計図の時点で船大工が恐れ戦くほどのヤバい代物であるらしく、設計図を見たアイスバーグとフランキーはおろか、冷酷無比な[[ロブ・ルッチ]]すら設計図を見せられただけで(曲りなりにも船大工として内容は理解した模様)戦慄し、限りなく器の広いトムにすら化け物と称される代物。
なお、設計図を見たフランキーの反応やスパンダムが海賊への抑止力(という建前)としてプルトンの保有を五老星に進言したことから、現在の技術でも建造が可能なことが仄めかされている。
#openclose(show=長らくその在り処が語られることは無かったのだが…){
ワノ国編終盤、アラバスタの歴史の本文が示したプルトンの在り処は「ワノ国」であったとロビンの口から語られた。
天狗山飛徹こと光月スキヤキもその存在を把握しており、ロビンからの問いに「あるとも」と答えている。
カイドウも「ワノ国に古代兵器が眠っている」ことは確信していたようだが、彼とリンリンの反応からしてプルトンだとは知らなかった様子。
プルトンはワノ国を鎖国する為に造られた防壁の中に眠っており、おでんが目指していた「ワノ国の開国」とはこの防壁の破壊。
つまり開国によってプルトンが解き放たれることになるのだが、おでんは積極的に兵器を利用するような人物ではないので、ロビンはおでんの意図を疑問に思っている。
&font(l){現在四皇が支配している国にあるということをアラバスタ編当時にロビンが正直に話した場合、クロコダイルがどう反応したか気になるところである。}
&s(){そういう意味ではスパンダムは割りと堅実な方法をとっていたといえる。}
}
名前の元ネタは[[ギリシャ神話の冥府の神ハデス>ハデス(ギリシャ神話)]]の別名。
-&bold(){ポセイドン}
空島にて判明した2つ目の古代兵器。&font(#1db9b9,b){その正体は数百年に1人生まれる人魚姫に眠る海王類を操る力}。
人魚族は元々ほかの魚と会話し、その力を借りることのできる種族と言われているが、おそらくはその究極版といった所。
[[超大型海王類>海王類(ONE PIECE)]]曰く、&bold(){「生まれた時から僕たちの王」}。
&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){このため、魚人及び人魚は何らかのバイオテクノロジーによって生み出された生体兵器を起源とした種族である可能性が浮上している。}}
作中での海王類は、ルフィら実力者達に簡単に狩られるかませとしての印象が強いが、それは&bold(){あくまで小型だったり単体だから相手になるだけの話}。
魚人島すら潰しかねない大きさを持つ巨船「ノア」を、悠々引き上げる力と体格を持つ大魚&bold(){全て}を意のままに操り、暴れさせることができるとしたら、その力は計り知れない。
いってみれば海域全てが&bold(){"&ruby(カームベルト){凪の帯}"の巨大魚がうろついているのと同じ状態}になるわけであり、常に航海中は巨大魚に食われる恐怖にビクつくことになる。
少なくともまともなシーレーンは一切築けなくなるだろう。
その気になればその力で島を海に沈める事すら可能と考えれば、物理的にもプルトンに劣らぬ兵器であると言える。
[[魚人島]]編にて、現在のリュウグウ王国の王女[[しらほし姫]]がとある事件を経てこの力を無意識に覚醒させた。
幸い彼女自身は言いつけどおり「[[母親を殺した犯人>ホーディ・ジョーンズ]]を、知っていながら恨まなかった」とする程に優しい性格の持ち主であるため、この力を進んで悪用することは無いと思われるが……。
名前の元ネタは[[ギリシャ神話の海と地震を司る荒神ポセイドン>ポセイドン]]。
-&bold(){ウラヌス}
[[魚人島]]にてロビンの口から語られた最後の古代兵器。その正体は不明。
ただ元ネタや他の古代兵器と比べて推測するに、&font(#008cff,b){「空」}に関連する兵器と思われる。
名前の元ネタは[[ギリシャ神話の天空神ウラノス>ウラノス(ギリシャ神話)]]。
*【&ruby(ワンピース){ひとつなぎの大秘宝}】
この漫画のタイトルにもなっている、世界の真実を知ることができるという伝説の宝。
海賊王ロジャーが発見し、処刑直前にその存在を世界に広めたことで"大海賊時代"を巻き起こすきっかけにもなった。
これを発見し、手にしたものこそが次世代の&bold(){"海賊王"}だとされる。
主人公[[ルフィ>モンキー・D・ルフィ]]の子供時代からの夢であり、また海に出る冒険者のほとんどがこの宝を目指し、日夜"&ruby(グランドライン){偉大なる航路}"を渡り歩いている。
当然ながら[[ロジャー海賊団]]以外、誰一人として発見できた者はいないため、作中でもその存在を疑問視する声が多々あったが、
マリンフォード頂上決戦にて[[白ひげ>エドワード・ニューゲート]]が、死の間際に
&bold(){「&ruby(ワンピース){ひとつなぎの大秘宝}は実在する」}
と断言したため、再び熱気が世界中を渦巻くこととなった。
#openclose(show=その正体とは…){
やはり現時点では不明。内容が内容なだけに明かされるのは本当の最終章に入ってからだと思われる。
ただ、白ひげの&b(){「誰かが見つけた時、世界はひっくり返る」「数百年分の歴史を背負い、世界に戦いを挑む者が現れる」}という台詞から察するに、"Dの一族"や"空白の100年"とも少なからず関係しているのは確実と思われる。
ロジャーがこれを見た際にはその場にいた全員と共に&b(){「とんだ『笑い話』だ」}と大笑いし、その島を『&ruby(Laugh){ラフ}&ruby(Tale){テル}』と呼んだ(そう言えば『ビンクスの酒』の歌詞の最後は「はてなし あてなし 笑い話」とある……)。
また、「ジョイボーイと同じ時代に生きたかった」とも発言したが……?
一方、後から話を聞いたシャンクスは、ロジャーに質問をした後なぜか大泣きした。
当然ながら、世界政府もこの宝が発見されることを望んではいない。
というか、歴史の本文に対する徹底した箝口令も、おそらくこの宝の隠蔽が真の目的だろう。
聖地マリージョア内の貴族や王が住む&bold(){「パンゲア城」に眠る、巨大な麦わら帽子}とは何か関連があるのだろうか……。
ストーリーの根幹をなす存在であるため、ネット上では今もその内容の予想が数多くされている。
また『ONE PIECE』自体が王道な少年漫画であるためか、「ラフテルへ辿り着いた、そこまでに得た苦労や絆こそがワンピース」という推測は最初期から立っていたが、これは[[作者>尾田栄一郎]]自身が明確に否定している。そもそも今となっては白ひげやロジャーの発言内容とも噛み合わないため、作者が言うまでもなく否定されたも同然である。
意訳だが尾田先生曰く、さくらももこ先生と対談した際に&bold(){「ちゃんと形はあります」「『絆を宝にする』というそんな『オズの魔法使い』の二番煎じとしか言いようのない安直なことにはしません。ちゃんとルフィ達の苦労に見合った報酬を用意しています」}と断言したので、
少なくとも概念的な何かではなく、ちゃんと目に見える形で存在していることは確定している。
『[[ONE PIECE STAMPEDE]]』では、ロジャーが&bold(){「[[こんなもんに頼るような奴>ブエナ・フェスタ]]に手に入れられる宝じゃねェ、そうだろ」「&font(red){おれ達は…早すぎたんだ}」}と語っている。
ラフテルに到達しこの世のすべてを知り、海賊王となりながらも世界をひっくり返すことはできなかったロジャー。
ただ発見するだけでは何の意味も為さない、特殊な事情を抱えていることがうかがえる。
後にエッグヘッド島で、900年前の"とある王国"は&bold(){&font(red){自立ロボットが作られるほどの高い文明を誇っていたこと}}が判明。
悪魔の実のルーツと併せてみても、"ひとつなぎの大秘宝"という秘密に関わる情報なのは間違いないだろう。
なお漢字表記は不明であり、一貫して「“ひとつなぎの”大秘宝」とひらがなで表記されている。これに対して当てられる漢字こそがその本質を示しているのだろうか?
(※物語が進み正体が判明した時、ネタバレ防止の為に予めリージョン格納にしています)
}
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