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&font(#6495ED){登録日}:2020/07/16 Thu 12:27:54
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます
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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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&b(){『晦-つきこもり』}は、1996年3月に発売された[[スーパーファミコン]](以下、SFC)用のサウンドノベル(ホラー)ゲーム。
パンドラボックス製作。
バンプレスト発売。
後に[[Wii]]と[[Wii U]]のバーチャルコンソールでも発売された。
&bold(){&size(23){【概要】}}
前年8月に発売され、決して多くない出荷本数ながらも、世間からは少なくない反響を受けて人気作となった、同社の『[[学校であった怖い話>学校であった怖い話(ゲーム)]]』(以下、『学怖』)からコンセプトを引き継いだ続編的作品で、共通したスタッフも多い。
ただし、前作で監督を務めると共に多くのシナリオも執筆した、パンドラボックス代表の飯島健男(現:飯島多紀哉)は、本作でも総監督としてクレジットされているものの、シナリオについてはOPの文章以外には関わっておらず、そのせいか肝心のシナリオの面白さについては前作程の評価を得られなかったとも分析される。((『学怖』で好評を得たシナリオの多くは飯島の筆によるもので、内容は破綻していても多くの“面白い”シナリオを提供していた。))
SFCの末期の末期ともあって、前作『学怖』でも24Mカートリッジと充分に大容量だったのに、本作では当時の大作RPGでも中々お目にかかれなかった32Mカートリッジにまでアップしており、グラフィックや演出が強化されている。
前作『学怖』が、タイトル通り学校に関わるか、学校以外が話題となっても学生視点からの怖い話だったことに対して、ユーザーから“もっと視野を広げたり、幅広い職業からの怖い話を聞きたい”との意見が寄せられたことから、本作の“法事で集まった様々な職業の人間(親族)から聞く怖い話”という枠組みが出来上がった。
基本的な遊び方やゲームの進行のさせ方は前作と共通しているが、選択肢によって全く別の話に化けたり、[[バッドエンド]]となる確率が増えた。
シナリオ数は隠しシナリオも含めて48種類。
前作同様、背景や登場キャラクターのグラフィックは殆どが実写であり、役者の多くを社員と関係者で賄っているのも同様である。&font(l){そして、前作で多くのツッコミを受けた、ゲーム中の設定と違いすぎる登場人物の見た目については概ね改善されている。}
因みに、前作の“顔”である語り部の一人で、一種のトリックスター的な役割であった[[風間望]]&font(l){と同じ見た目のその他の風間一族}のみは本作にも同じキャストで登場しているが、前作とは世界観を共有していないので、その他の語り部や登場人物は本作には登場しておらず、当の風間も設定は前作と一致していない。((スンバラリア星人であることを強調された、現実離れしたシナリオばかりに登場する。……前作の風間もその一人なのかもしれないが。))
しかし、前作に出演した役者は本作にも別の役で出演してはおり、前作を知っているプレイヤーにとっては、彼等を見つけるのも秘かな楽しみとなっている。
&bold(){&size(23){【物語】}}
主人公・前田葉子は、父方の祖母の七回忌のため、田舎の本家を訪れる。 昔ながらの藁葺き屋根の旧家には親戚一堂が集まり、そこには葉子にとって懐かしい顔ぶれもいた。
七回忌を終えた晩のこと。
親戚たちが広間で談笑しているところ、葉子の混じっていたグループでは奇妙な話題に花が咲いた。 “七回忌の晩に怖い話をすると死者が蘇る” 葉子たちのグループは、今は使われていない客間に移動し、怪談をすることになる。
いよいよ怪談を開始しようとした時。
会に参加した本家の嫁の和子がこんなことを 言い出す。
「それにしても、みんな、この部屋がどうして使われていないか知ってるの? ……ここって出るのよ」
&bold(){&size(23){【主な登場人物】}}
-&b(){前田葉子}
本作の主人公で、怪談の会の聞き役。
15歳。
性別は変更不可だが、名前はプレイヤーが変更可能で、名字を変えた場合は和子と良夫の名字も同じものに変更される。
高校入学を間近に控えた中学三年生で、多感でドライで残酷な所もある思春期の女子。
[[前作の主人公>坂上修一]]同様に、語り部達から様々な選択を迫られ、それによってシナリオが変化していく。
泰明に憧れているものの、哲夫のことは胡散臭げに見ており、良夫のことは過剰に嫌っている。
&font(l){良夫については、善悪の判断も付かない位に幼い頃に川に突き落として溺死させかけたことがあり、その時の経験が無意識にトラウマとなっているのかもしれない。}
良夫は嫌っているものの和子のことは好きで、由香里には可愛がられている。
葉子自身は正美のことを嫌っていないものの、殆どのシナリオで正美の方が秘密や含みを抱えている場合が多い。
プレイヤー次第ではあるが、素直な娘にも、底意地の悪い娘にもなる葉子ちゃんであった。
-&b(){真田泰明}
語り部の一人。33歳。
「ははっ」
やり手のTVプロデューサーで、話す内容もTV業界にまつわる話ばかりである。
葉子から見るとかなり歳上だが、独身で若々しくてハンサムなので憧れの人となっている。
そして、そのことを良夫に&font(l){嫉妬まじりで}からかわれている。
葉子にとっては基本的には優しい親戚のお兄さんなのだが……。
因みに、演じているのは後に独立してアダルトゲームブランド「âge」と「ミラージュ」を立ち上げ、恋愛アドベンチャー『マヴラブ』『マヴラブ オルタネイティブ』の原案も手掛けた吉田鋼紀((本作では本名の吉田博彦 名義。))。
-&b(){前田和子}
語り部の一人。53歳。
本家の嫁で、良夫の母。葉子の義理の叔母にあたる。
地元の古い伝承や噂話に纏わる話が多いが、風間シナリオでは……。
年齢の割に溌剌としていて、旧家を預かる立場ながら考え方や話し方も柔軟で葉子も好ましく思っている。
-&b(){山崎哲夫}
語り部の一人。28歳。
「がっはっはっはっはっは!」
遠縁だが、葉子とも昔から顔馴染み。
“自称”冒険家。
豪快で子供っぽい性格で、もう30近いのに定職にも就かず世界中を回っているらしい。
哲夫は葉子のことを気に入って可愛がっているつもりなのだが、葉子自身はノリが合わない哲夫を少し鬱陶しがっている。しかし……。
やはり冒険に纏わる話が多いが、哲夫自身の意外な過去の話も。
-&b(){鈴木由香里}
語り部の一人。20歳。
[[ボーイッシュ>ボーイッシュ(属性)]]な見た目の姉ちゃんで、遠縁ながら年齢が近く葉子とも昔から仲がいい。
高校卒業後は進学も就職もせず、花嫁修業と言いつつブラブラしているが、割のいいアルバイトや変わったアルバイトを見つけては飛び付いているらしく、その時のことが話題となる。
葉子は怪談(?)を通じて由香里の意外な一面を知っていくことに。
-&b(){藤村正美}
語り部の一人。26歳。
葉子の遠縁の看護婦((現在は看護師呼びが普通。))。
不自然な程に丁寧な口調で話し、自分の職業に対する&font(l){自意識過剰で傲慢とも思える程の}誇りが見られる。
まだ若いのだが、葉子は親しみを込めてなのか&font(l){無意識に含みがあるのか}、敢えて“おばさん”を付けて呼んでいる。
基本的には優しいお姉さんなのだろうが、&font(l){役者が妙に迫力があって怖く、}彼女自身の話の中で黒い部分が垣間見えることが多い。
彼女が怒っているグラフィックはかなりのレア画像で怖いと紹介されたりもしているが、それ以上に頻繁に見られる上目遣いの顔の方が怖くなってくるのは必至。
-&b(){前田良夫}
語り部の一人。11歳。
和子の子で、本家の一人息子。
中学も間近に見える小学生で、年齢の近い葉子には昔から懐き、且つ淡い恋心を抱いているのだが葉子からは何故か過剰に嫌われてしまっている。しかし……。
生意気盛りの一方、子供らしい視点の微笑ましい話が多いが、中には洒落にならない内容の話も。
-&b(){風間}
何故か、各人には“風間”なる人物と遭遇した経験があり……。((現在でこそ『学怖』の内容を知っている人も増えたからだが、当時は前作から通しでプレイしたいなければ面白さが伝わらず、単なる悪ふざけと切って捨てる意見も少なくなかったとか。))
&bold(){&size(23){【余談】}}
-同社が同年7月に発売した『学怖』の[[初代PS>PlayStation]]版リメイクである『学校であった怖い話S』と同様に、SFC版『学怖』にはあった、語り部の選び直しや、シナリオ途中での聞き返しが出来なくなった。&br()文章の早送りも前作では1ページ丸ごとだったのが段落で区切られ、前作を知っていると少しイラつかされる。&br()前作ではバッドエンドとなっても一つの結末扱いだったが、本作ではやり直しとなった。&br()後に『四八(仮)』で悪名を馳せるランダム分岐も初登場しているが、&font(l){本作の時点では}大して問題には思われていなかった。
-発売の近い『学怖S』とは共通した素材が用いられたりしており、中にはPS版のキャストが別の役で使い回されていることも。
-同じセーブデータで100周を越えると、そのデータが注意も無しに消えてしまう。&br()前作では100周を越えると何順目かが解らなくなるだけで消えることはなかった。&br()確かに、本作ではバッドエンドはやり直しとなるので周回の必要性が前作より減っているのだが。&br()バッテリーカートリッジ時代で5つもセーブデータがあるのは、それを見越したのかとまで言われている。
-前作『学怖』の隠しシナリオの存在が公式に明かされたのは本作の攻略本からである。&br()しかし、&b(){途中で誤植があるために、そのまま従ってもプレイ不可能}というとんでもないミスがあった。&br()因みに本作にも同様の隠しシナリオは存在しているが、&b(){ストーリーの面白さやボリュームが段違いに低い}のが皮肉である。
追記修正は“月隠り”の夜にお願いします。
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- わかったり犬 -- 名無しさん (2020-07-16 13:01:25)
- ヒテリスのお陰でまともな目で見れぬ -- 名無しさん (2020-07-16 13:08:03)
- 内輪ネタはほどほどに -- 名無しさん (2020-07-16 13:30:01)
- すみません -- 名無しさん (2020-07-16 14:12:04)
- 寧ろ内輪ネタはこのゲームそのもの。(風間関係) -- 名無しさん (2020-07-16 14:20:20)
- プレ値ついてて出来ねんだよなーと思ってけどWiiUで配信されてたんだね -- 名無しさん (2020-07-16 15:01:26)
- 色々な職業の人間が語る怪談話ってコンセプトは良いんだけどなあ。怖さに落差があるのは統一感がないせいかね -- 名無しさん (2020-07-16 15:04:19)
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&font(#6495ED){登録日}:2020/07/16 Thu 12:27:54
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます
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&b(){『晦-つきこもり』}は、1996年3月に発売された[[スーパーファミコン]](以下、SFC)用のサウンドノベル(ホラー)ゲーム。
パンドラボックス製作。
バンプレスト発売。
後に[[Wii]]と[[Wii U]]のバーチャルコンソールでも発売された。
&bold(){&size(23){【概要】}}
前年8月に発売され、決して多くない出荷本数ながらも、世間からは少なくない反響を受けて人気作となった、同社の『[[学校であった怖い話>学校であった怖い話(ゲーム)]]』(以下、『学怖』)からコンセプトを引き継いだ続編的作品で、共通したスタッフも多い。
ただし、前作で監督を務めると共に多くのシナリオも執筆した、パンドラボックス代表の飯島健男(現:飯島多紀哉)は、本作でも総監督としてクレジットされているものの、シナリオについてはOPの文章以外には関わっておらず、そのせいか肝心のシナリオの面白さについては前作程の評価を得られなかったとも分析される((『学怖』で好評を得たシナリオの多くは飯島の筆によるもので、内容は破綻していても多くの“面白い”シナリオを提供していた。))。
SFCの末期の末期ともあって、前作『学怖』でも24Mカートリッジと充分に大容量だったのに、本作では当時の大作RPGでも中々お目にかかれなかった32Mカートリッジにまでアップしており、グラフィックや演出が強化されている。
前作『学怖』が、タイトル通り学校に関わるか、学校以外が話題となっても学生視点からの怖い話だったことに対して、ユーザーから“もっと視野を広げたり、幅広い職業からの怖い話を聞きたい”との意見が寄せられたことから、本作の“法事で集まった様々な職業の人間(親族)から聞く怖い話”という枠組みが出来上がった。
前作同様、背景や登場キャラクターのグラフィックは殆どが実写であり、役者の多くを社員と関係者で賄っているのも同様である。&font(l){そして、前作で多くのツッコミを受けた、ゲーム中の設定と違いすぎる登場人物の見た目については概ね改善されている。}
因みに、前作の“顔”である語り部の一人で、一種のトリックスター的な役割であった[[風間望]]&font(l){と同じ見た目のその他の風間一族}のみは本作にも同じキャストで登場しているが、前作とは世界観を共有していないので、その他の語り部や登場人物は本作には登場しておらず、当の風間も設定は前作と一致していない((スンバラリア星人であることを強調された、現実離れしたシナリオばかりに登場する。……前作の風間もその一人なのかもしれないが。))。
しかし、前作に出演した役者は本作にも別の役で出演してはおり、前作を知っているプレイヤーにとっては、彼等を見つけるのも秘かな楽しみとなっている。
&bold(){&size(23){【ゲーム内容】}}
基本的な遊び方やゲームの進行のさせ方は前作と共通しているが、選択肢によって全く別の話に化けたり、[[バッドエンド]]となる確率が増えた((前作でバッドエンドは一つの結末扱いだったが、本作ではやり直しとなっており、周回の必要性が前作より減っている。))。
話の舞台が前作よりも広がったことで、バラエティに富んだ内容のシナリオを取り扱う事が可能になり、シナリオ数は隠しシナリオも含めて&bold(){48種類}。
&bold(){&size(23){【物語】}}
主人公・前田葉子は、父方の祖母の七回忌のため、田舎の本家を訪れる。 昔ながらの藁葺き屋根の旧家には親戚一堂が集まり、そこには葉子にとって懐かしい顔ぶれもいた。
七回忌を終えた晩のこと。
親戚たちが広間で談笑しているところ、葉子の混じっていたグループでは奇妙な話題に花が咲いた。
“&color(red){七回忌の晩に怖い話をすると死者が蘇る}”
葉子たちのグループは、今は使われていない客間に移動し、怪談をすることになる。
いよいよ怪談を開始しようとした時。
会に参加した本家の嫁の和子がこんなことを 言い出す。
「それにしても、みんな、この部屋がどうして使われていないか知ってるの? ……ここって出るのよ」
&bold(){&size(23){【主な登場人物】}}
-&b(){前田葉子}
本作の主人公で、怪談の会の聞き役。
15歳。
性別は変更不可だが、名前はプレイヤーが変更可能で、名字を変えた場合は和子と良夫の名字も同じものに変更される。
高校入学を間近に控えた中学三年生で、多感でドライで残酷な所もある思春期の女子。
[[前作の主人公>坂上修一]]同様に、語り部達から様々な選択を迫られ、それによってシナリオが変化していく。
泰明に憧れているものの、哲夫のことは胡散臭げに見ており、良夫のことは過剰に嫌っている。
&font(l){良夫については、善悪の判断も付かない位に幼い頃に川に突き落として溺死させかけたことがあり、その時の経験が無意識にトラウマとなっているのかもしれない。}
良夫は嫌っているものの和子のことは好きで、由香里には可愛がられている。
葉子自身は正美のことを嫌っていないものの、殆どのシナリオで正美の方が秘密や含みを抱えている場合が多い。
プレイヤー次第ではあるが、素直な娘にも、底意地の悪い娘にもなる葉子ちゃんであった。
-&b(){真田泰明}
語り部の一人。33歳。
「ははっ」
やり手のTVプロデューサーで、話す内容もTV業界にまつわる話ばかりである。
葉子から見るとかなり歳上だが、独身で若々しくてハンサムなので憧れの人となっている。
そして、そのことを良夫に&font(l){嫉妬まじりで}からかわれている。
葉子にとっては基本的には優しい親戚のお兄さんなのだが……。
因みに、演じているのは後に独立してアダルトゲームブランド「âge」と「ミラージュ」を立ち上げ、恋愛アドベンチャー『マヴラブ』『マヴラブ オルタネイティブ』の原案も手掛けた吉田鋼紀((本作では本名の吉田博彦 名義。))。
-&b(){前田和子}
語り部の一人。53歳。
本家の嫁で、良夫の母。葉子の義理の叔母にあたる。
地元の古い伝承や噂話に纏わる話が多いが、風間シナリオでは……。
年齢の割に溌剌としていて、旧家を預かる立場ながら考え方や話し方も柔軟で葉子も好ましく思っている。
-&b(){山崎哲夫}
語り部の一人。28歳。
「がっはっはっはっはっは!」
遠縁だが、葉子とも昔から顔馴染み。
“自称”冒険家。
豪快で子供っぽい性格で、もう30近いのに定職にも就かず世界中を回っているらしい。
哲夫は葉子のことを気に入って可愛がっているつもりなのだが、葉子自身はノリが合わない哲夫を少し鬱陶しがっている。しかし……。
やはり冒険に纏わる話が多いが、哲夫自身の意外な過去の話も。
-&b(){鈴木由香里}
語り部の一人。20歳。
[[ボーイッシュ>ボーイッシュ(属性)]]な見た目の姉ちゃんで、遠縁ながら年齢が近く葉子とも昔から仲がいい。
高校卒業後は進学も就職もせず、花嫁修業と言いつつブラブラしているが、割のいいアルバイトや変わったアルバイトを見つけては飛び付いているらしく、その時のことが話題となる。
葉子は怪談(?)を通じて由香里の意外な一面を知っていくことに。
-&b(){藤村正美}
語り部の一人。26歳。
葉子の遠縁の看護婦((現在は男女共に「看護師」と呼ぶのが一般的だが、当時は男性を「看護士」、女性を「看護婦」と呼んでいた。ちなみに名称が統一されたのは、2002年以降のことである。))。
不自然な程に丁寧な口調で話し、自分の職業に対する&font(l){自意識過剰で傲慢とも思える程の}誇りが見られる。
まだ若いのだが、葉子は親しみを込めてなのか&font(l){無意識に含みがあるのか}、敢えて“おばさん”を付けて呼んでいる。
基本的には優しいお姉さんなのだろうが、&font(l){役者が妙に迫力があって怖く、}彼女自身の話の中で黒い部分が垣間見えることが多い。
彼女が怒っているグラフィックはかなりのレア画像で、怖いと紹介されたりもしているが、それ以上に頻繁に見られる上目遣いの顔の方が怖くなってくるのは必至。
-&b(){前田良夫}
語り部の一人。11歳。
和子の子で、本家の一人息子。
中学も間近に見える小学生で、年齢の近い葉子には昔から懐き、且つ淡い恋心を抱いているのだが葉子からは何故か過剰に嫌われてしまっている。しかし……。
生意気盛りの一方、子供らしい視点の微笑ましい話が多いが、中には洒落にならない内容の話も。
-&b(){和弘}
参加者の一人。七回忌の日に午後3時までに前田家に来る予定だったが、何故か午後9時になっても現れない((シナリオの展開次第では登場する。))。
-&b(){風間}
何故か、各人には“風間”なる人物と遭遇した経験があり……((現在でこそ『学怖』の内容を知っている人も増えたからだが、当時は前作から通しでプレイしたいなければ面白さが伝わらず、単なる悪ふざけと切って捨てる意見も少なくなかったとか。))。
&bold(){&size(23){【余談】}}
-サブタイトル「つきこもり」は「晦󠄀」の読みであり、実質のタイトルは「晦󠄀」1字である。
-同社が同年7月に発売した『学怖』の[[初代PS>PlayStation]]版リメイクである『学校であった怖い話S』と同様に、SFC版『学怖』にはあった、語り部の選び直しや、シナリオ途中での聞き返しが出来なくなった。&br()また発売が近いこともあって、共通した素材が用いられたりしており、中にはPS版のキャストが別の役で使い回されていることも。
-文章の早送りが、前作では1ページ丸ごとだったのが、本作では段落で区切られているため、前作を知っていると少しイラつかされる。
-後に『[[四八(仮)]]』で悪名を馳せるランダム分岐も初登場しているが、&font(l){本作の時点では}大して問題には思われていなかった。
-BGMや効果音が豊富になり、メニューで本編未使用の曲を試聴できる。&br()また前作はピアノ曲であったが、本作はオルゴール曲を採用している。
-同じセーブデータで100周を越えると、そのデータが注意も無しに消えてしまう((前作では100周を越えると何順目かが解らなくなるだけで消えることはなかった。))。&br()バッテリーカートリッジ時代で5つもセーブデータがあるのは、それを見越したのかとまで言われている。
-前作『学怖』の隠しシナリオの存在が公式に明かされたのは本作の攻略本からである。&br()しかし、&b(){途中で誤植があるために、そのまま従ってもプレイ不可能}というとんでもないミスがあった。&br()因みに本作にも同様の隠しシナリオは存在しているが、&b(){ストーリーの面白さやボリュームが段違いに低い}のが皮肉である。
追記修正は“&color(yellow){月隠り}”の夜にお願いします。
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,1)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- わかったり犬 -- 名無しさん (2020-07-16 13:01:25)
- ヒテリスのお陰でまともな目で見れぬ -- 名無しさん (2020-07-16 13:08:03)
- 内輪ネタはほどほどに -- 名無しさん (2020-07-16 13:30:01)
- すみません -- 名無しさん (2020-07-16 14:12:04)
- 寧ろ内輪ネタはこのゲームそのもの。(風間関係) -- 名無しさん (2020-07-16 14:20:20)
- プレ値ついてて出来ねんだよなーと思ってけどWiiUで配信されてたんだね -- 名無しさん (2020-07-16 15:01:26)
- 色々な職業の人間が語る怪談話ってコンセプトは良いんだけどなあ。怖さに落差があるのは統一感がないせいかね -- 名無しさん (2020-07-16 15:04:19)
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