ゴジュウポーラー/熊手真白

登録日:2025/06/22 Sun 01:30:00
更新日:2025/08/27 Wed 16:51:57NEW!
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1万26歳 OP乗っ取り YOU BE ONE WINNER はちみつ ほぼ神 グーデバーン ゴジュウポーラー ゴッドネス熊手 シロクマ スーパー戦隊シリーズ センタイリング テガソードホワイトバーン ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー ベアックマ50 ホッキョクグマ ホワイトヒーロー ボクサー ボクシング ポーラーリング 上から目線 世直し 世直しゴッドネス 世直しナンバーワン 中田裕士 俺様 俺様系 俺様野郎 元チャンピオン 元レッド 元救世主 先代 冷気属性 子供に優しい 守銭奴 尊大 属性過多 戦隊個別 指輪 指輪の戦士 木村魁希 本当は優しい人 歴代ホワイト 氷属性 濃すぎるキャラクター性 熊手さん 熊手真白 白熊 真・救世主ナンバーワン! 神をも恐れぬ世直し人 腕だけトッキュウオーのテガソードレッド 追加戦士 運動会ナンバーワン 金持ち




──ここからが、

本当(ほんとう)(はじ)まりだ


※推奨BGM:「YOU BE ONE WINNER」(インストゥルメンタル)


熊手真白、生きていたのか……

俺様が世界を救い直す!

俺様こそが!


16

真・救世主ナンバーワン!


“ゴジュウポーラー”。神の呼び名だ。







フッ、名乗るほどの……男だぜ!

俺様は熊手真白。人呼んで“ゴッドネス熊手”。神をも恐れぬ世直し人だ。
覚えておきな。



熊手(くまで)真白(ましろ)とは、スーパー戦隊シリーズ第49作『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』の登場人物である。

演:木村魁希
テーマソング:「YOU BE ONE WINNER」



◎概要◎

第16話「真・救世主ナンバーワン!」から登場する、本作の追加戦士枠。
本作の戦隊・ゴジュウジャーの一員であり、ゴジュウポーラーの変身者。
『ゴジュウジャー』の世界で行われている「指輪争奪戦」の前回のチャンピオンであり、遠野吠の前のゴジュウウルフの変身者でもある。
指輪争奪戦に優勝し、ユニバース大戦で巨神テガソードと力を合わせて厄災「クラディス」を退けた事で世界を再創造するが、その後に起きた時空の乱れの余波を受けて次元の狭間に飛ばされてしまい、そこで1万年もの間石化して眠りについていた。
しかし、そこに女王テガジューンの元から家出してきたテガナグールが衝突してきた事で眠りから目覚め、それと同時にセンタイリング ゴジュウポーラーを手にしてゴジュウジャー達の世界に舞い戻る。
そして今の世界に不満を持ち、「テガソードを超え、自分自身が新たな神となって、この世界を世直しする」事を目的に活動を開始した。


◎人物像◎

一人称は「俺様」
ゴジュウジャー達がテガソードに搭乗する際に着用するものとよく似た衣装を身に纏い、その上から背中にゴジュウジャーのエンブレムが描かれたガウンを羽織っている。
ちなみに派手なガウンに対して下はほぼ黒一色のジャージのような地味な恰好だが、『ゴジュウジャー補ジュウ計画 ナンバーワン懺悔室』No.19にて本人が語ったところによれば、「俺様に合わせた完全オーダーメイド。上下で◯◯*1万する代物だ」との事。
自らを「ゴッドネス熊手」「神をも恐れぬ世直し人」と称し、名前を聞かれた際には本項目冒頭のように「名乗るほどの……男だぜ!」と返して口上を述べるのがお約束。

武器兼相棒のベアックマ50曰く「金はジャンジャン稼いでドバドバ使う」がモットーであり、人々に配り歩くほどの莫大な資産を持ち、「弁当タイム」と称して高級フレンチをゴジュウジャーの面々にごちそうする*2など羽振りがいい。
しかし、ベアックマ50を通じて「世直し料」と称して法外な数百万〜数億円もの料金を助けた相手に請求する行為を同時に行っている。
その行為だけを見ると守銭奴としか言いようがないが、強制権のあるようなものではなく、明細を破って支払いを拒否しても特にペナルティはない為、一種のパフォーマンスのようなものかと思われる。

元々の性格なのかはたまた一度は世直しを経験した事による自信なのか、常に他者に対して上から目線で尊大な態度を取っているが、それと同時に他者への優しさも併せ持っており、第17話ではノーワン怪人(運動会ノーワン)との「運動会ナンバーワンバトル」に巻き込まれた運動が苦手な飯島碧を敢えて対決に引き込み、
「運動なんて嫌いでもいい。だがな、人生はお前が思ってるよりずっと短けえ。だったら何でも楽しんで、毎日面白おかしく生きた方がいい。そうだろ?」と語って彼の心を開いたりしている。
また、第23話では現在進行形で裏切り中の百夜陸王が、邪道シンケンレッドと化したファイヤキャンドルに止めを刺されかけた際には即座に救出し、吠がオルカブースター5050(ゴーゴー)を使おうとした時には本気で静止するなど、なんだかんだで仲間への情も厚い。
おかげで癖が強いゴジュウジャーの男性メンバーの中では、一番正統派ヒーローをしている。

好物はハチミツで、高級フレンチだろうとおかまいなしに大量にかける。恐らくはクマモチーフからの連想と思われるが、実際のシロクマは肉食性である。
その熱意ははちみつ専門店「杉養蜂園」でバイトしながら(初日という都合もあるが)オススメを聞かれた際に「んなもんねえよ」と吐き捨てた吠に対し、
「ハチミツ舐めてんのか、てめぇ? ハチミツはなぁ、ハチさんがどの花から蜜を吸ったかによって全く味わいが違う。その年、その季節ごとに必ずオススメがあるんだよ!」「ハチさん」と敬称付きで説教する程。
そしてお得意様である真白に不敬を働いたせいで、バイト初日にもかかわらず吠はまたクビになった。

また、石化して眠っていたとはいえ1万年もの間姿が変わらず生き永らえている事、また他者の記憶を取り戻す特殊能力が使えるなどの描写からして、恐らく普通の人間ではない可能性がある。
故に本来の年齢は26歳だが、そういう事情もあってか「あるいは1万と26歳とも言う」と自称している。


◎人間関係◎

現在のゴジュウウルフの変身者。彼からは「熊手」と呼ばれている。
テガジューンとテガソードの婚姻によって改変されてしまった世界で、記憶を失って第1話と同じコンビニバイトに舞い戻っていたが、コンビニ強盗から真白に店長と客ともども助けられたのが始まり。
その後「世直し料」と称して法外な料金(一千百万円)を吹っ掛けられた事に激怒して追いかけられた際、「サービス」として何らかの特殊能力を使い、彼の記憶を呼び起こさせた。
その後は彼を「2代目」と呼んでおり、一応は共通の敵であるブライダンを倒す為に共闘するようになるが、当然吠はこの呼び方をよく思っていない。
ただし、真白自身はやる気を出させるべく敢えて焚き付けるような言動を取ったり、「2代目」と呼んで彼を新たなゴジュウウルフと認めるような発言をするなど、期待はしている模様。
そして第19話で心折れずにクオンに立ち向かう姿を見て、正式に彼を認めるようになった。
さらには第23話で誰一人制御できなかったオルカブースター5050を吠が制御した際には、「海のオオカミの凶暴さを、陸のオオカミが上回ったって事か。なんて奴だ……」と脱帽していた。

ゴジュウジャーのメンバー。
テガソードを強く信奉するが故に、テガソードに代わって神になり替わろうとする彼を敵対視しており、「思い上がりも甚だしい!! この世の神はテガソード様ただ一人!! お前などになり代われるはずがない!」と怒りを露わにしている。
さらに言えば「悲しみも苦しみもあっていい」真白と、「悲しみのない世界」を目指す竜儀では信条そのものが合っていない。
また、名家の生まれで礼儀作法を叩き込まれた事に加え、テガソードの里のオーナーとして料理をする事もあって、高級フレンチにハチミツをぶちまける行為を見て、料理に対する冒涜とばかりに愕然とする姿も見せた。

ゴジュウジャーのメンバー。
最初こそ彼のセレブっぷりに「なんてセレブでハイエンドなの……」と感動し、お近づきになろうとあざとい態度で接していたのだが、第18話の「ミステリナンバーワンバトル」で「売れねえ貧乏へっぽこ探偵」呼ばわりされた事で激怒し、対立。
見事事件を解決し、自身の矜持を示した事で彼に一定の敬意を払わせた。
……のだが、結局「へっぽこ探偵」呼びは変わらなかった為、テガソードとグーデバーンの親子喧嘩にテガソードブラックで敵対するのだった。
その結果、「熊手さん」と若干距離がある呼び方をしている。

ゴジュウジャーのメンバー。彼からは「熊たん」かわいい呼び方をされている。
出会ったばかりの運動会ナンバーワンバトルの一件では彼からの法外な金額(800万円)の請求書を見て思わず卒倒する一幕もあったが、その後は元々フレンドリーな性格でもある事から、他のメンバーに比べると積極的に絡みに行っている。
一方で「お祭りナンバーワンバトル」にて、1本5万円の「はちみつバナナキャビア添え」を「お得」として売り出した彼(とベアックマ50)に「売れるわけないだろ!」と盛大にツッコんだり、
節約ノーワンとの戦いで戦闘不能になってしまった吠の代わりのメンバーを探していた時に、偶然テガソードの里にやってきた真白に「熊たんって、節約するか?」と質問してみたはいいが、
あろうことか「節約」という単語を知らず、ハチミツの新種と勘違いした彼にあきれ果てたりと、彼の庶民と大きくかけ離れた感覚に仰天する事もしばしば。

ゴジュウジャーのメンバー。彼からは第25話で「熊手真白」とフルネームで呼ばれている。
加入後しばらくは上述した運動会ナンバーワンバトルの件で吠と共に二人三脚に出場する関係で不在だったり、具島玲を探す為に別行動を取っていたりと、直接会話する機会はなかった。
しかし、一時ゴジュウジャーと対立した彼に対し、ファイヤキャンドルを退けたものの仲間に手をあげてしまった事から脱退しようとする彼を吠と共に引き止め、他の3人に対して「オルカブースター5050を捕獲する為に芝居を打った」と嘘をつき、仲間に戻れるよう手助けした。
また、角乃から迷惑をかけた事で「ラグジュアリーなお詫び」を要求され、気まずい反応を見せながらも何か用意しようとする彼から「ゴッドネス熊手」と急に振られた際、気遣いとして咄嗟に「最高級バカンスはどうだ?」と発言している。

  • 巨神グーデバーン
旧名「テガナグール」
テガジューンとテガソードの間に「破滅の王子」として産まれるが、真白の説得によりブライダンを離反し、相棒兼巨大戦力となる。
相棒となるまでの流れはブライダンの項目を参照。

  • ベアックマ50
真白の武器兼もう一人の相棒を務めるシロクマのような姿の小さなメカ。
普段から彼と共に行動し、世直し料の請求役を担っている。
詳細は後述。

  • 巨神テガソード
かつて契約していた巨神だが、現在は彼を超える神になる事を目標としている。
一方テガソード側は彼が生きていた事に驚き、何故かグーデバーンに「奴は油断のならぬ男だ」と、彼から離れるよう説得しているが……?
とはいえゴジュウジャー5人には特に何も言っていない他、真白から呼び出されても警戒しつつも応じていた事から、グーデバーンが息子かつ契約しているという状況が大きい模様。

  • なつ実
『ゴジュウジャー』のメイクを担当する人物。
恐らくスタッフの一人・榊原なつ実氏と思われるが、劇中では声もなく画面外から手だけの登場で、本人かどうかは不明。
『ナンバーワン懺悔室』No.17にて、TV本編でギャルメイクを披露しなかった真白にギャルメイクを行うも、調子に乗って「キタコレー! 残りの話ぜーんぶ、ギャルで行くってのはどう?」と提案した彼を手招きし、ボコボコに叩きのめした。
その様を見た角乃はギャルメイクの苦労を語った上で彼女に労いの言葉をかけてそそくさと立ち去り、残された男メンバー4人は「ギャル戦隊は、中止だ……」と言い残して倒れた真白を見て恐怖した末、吠も「来週から…いつも通り、やらせていただきます!!」と謝罪するほどであった。
ただし、竜儀扮する竜子のみ翌週の『ナンバーワン懺悔室』No.18に登場した。


◎ゴジュウポーラー◎



あの時、俺様が世界を救った。お前は俺様の代わりでしかなかったって事だよ、2代目。

ん…? それは……!

だから今の世界は、真の救世主たる俺様のもの。それを勝手にいじくられんのは面白くねえ……
世直しだ! エンゲージ!


♪♪♪ ♪♪♪


ゴジュウポーラー!!


神様、仏様、熊手様! 世界を救った俺様は!

世直しゴッドネス・ゴジュウポーラー! 貢ぎ物を忘れんな?


スーツアクター:中田裕士

真白がグーデバーンとセンタイリング ゴジュウポーラーを使ってエンゲージした姿。モチーフはシロクマ
変身時は全身が氷に包まれた後、幻想世界で砕かれた氷がスーツに変化して装着され、シロクマのような低い鳴き声と共に現実世界で再度氷を砕く事で行われる。
また、変身前から着ているガウンがスーツの上にそのまま残り、それを自ら脱ぎ捨てると同時に肩部装甲が形成されるというシリーズでも類を見ないプロセスを取る点も特徴(恐らくボクシングのガウンのイメージか)。
第19話のガリュードとの対決では、このガウンを投げて投げ返されて……とお互いに目くらましに利用した。

固有能力は「一度限り、無機物に命を与える」というもので、これを用いてベアックマ50に命を与えた。
また、相手に触れて記憶を修復する事も可能。
戦闘スタイルは両拳から鋭いパンチを繰り出すボクシングスタイルがメインだが、ベアックマ50からの光線も併用する事で遠距離戦にも対応できる。
またモチーフがモチーフなだけあってか、冷気を操って相手を凍らせる事も可能。


■装備

  • ベアックマ50(ゴー)

ア~クマクマ! クマッ、クマッ、クマ~!

何だ、コイツ……!?

オイラは悪魔の取り立て人・べアックマ~!


CV:KENN

真白の武器兼相棒でもある、シロクマを模した光線銃。
他のゴジュウジャーの個人武器と同じく末尾に「50(ゴー)」が入るが、彼らの武器と違って自我を有しており、言葉を話す事が可能。
一人称は「オイラ」または「クマ」で、「~クマ」というこの手のキャラにありがちな語尾が口癖。
また真白が変身していない時でも、ロボットのように独立して活動する事ができる。
元々はクマの玩具だったが、真白が「無生物に生命を吹き込む」センタイリング ゴジュウポーラーの固有能力を使い、生命を与えてくれた事で現在の姿となった。

自らを「悪魔の取り立て人」と名乗っており、真白が行った善行の「世直し料」と称して、一方的に法外な金額の請求書を発行し取り立てを行う。
主人である真白以上に強引で金にがめつい性格の持ち主で、第16話では角乃からの真白への質問に対して「返答には課金が──」と言おうとして真白に止められたり、
第17話では子供である碧と太陽にまで法外な世直し料を請求しようとして逃げられ、請求書を真白自身に破られて「たまには、ただ働きもいいもんさ」返されるなどちょくちょく空気の読めない発言や行動が目立つが、
たった一度しか使えない能力を自分に使い、生命を与えてくれた事への恩義もあって真白との仲は非常に良好。
第18話におけるミステリノーワンの能力で「犯人役」を被せられた際の犯行動機も、あくまでも真白の為であったほど*3

戦闘時はゴジュウポーラーの左拳に装備され、地面を容易く切り裂く威力のある青色のビームを放って攻撃する。
また後述するが、巨大化してグーデバーンをその背中に乗せる事もできる。

  • ツメガバックル
ゴジュウポーラーの腰に装着されているベルト。
主だった機能はゴジュウジャーの初期メンバー5人やユニバース戦士達のものと同じと思われるが、彼らと異なりベルトもバックルも黒一色に染まっている点で異なる。


保有センタイリング

  • センタイリング ニンニンジャー
手裏剣戦隊二ンニンジャーのセンタイリング。
吠が所持していたが、第16話ラストでいつの間にか掠め取っており、そのまま真白の力で色が金色からターコイズブルーに変化した専用の「ポーラーリング」(俺様リング)となった。
だが、第19話でガリュードとの戦闘中に彼に奪われ、元のセンタイリングに戻った。

  • センタイリング ゲキレンジャー
獣拳戦隊ゲキレンジャーのセンタイリング。
クオンが所持していたが、第19話で戦闘中に手元から離れたところを奪い取り、俺様リングへと変化させた。

  • センタイリング ゴーカイジャー
海賊戦隊ゴーカイジャーのセンタイリング。
第24話の時点で晩堂深也が所持していたが、彼から託される形で入手し、俺様リングへと変化させた。

  • センタイリング ジュウレンジャー
  • センタイリング ハリケンジャー
  • センタイリング ブンブンジャー
それぞれ恐竜戦隊ジュウレンジャー忍風戦隊ハリケンジャー爆上戦隊ブンブンジャーのセンタイリング。
いずれもガリュードが所持していたが、第25話でガオレッド(ゴジュウレオン)の「ファルコンサモナー・アローモード」とレッドレーサー(ゴジュウティラノ)の「オートパニッシャー」の同時攻撃で吹き飛ばされた際、
敗北とみなされて彼の手元から離れたところをベアックマ50が「必殺・クマ分捕り」と称して横取りする形で真白の手に渡り、そのまま俺様リングと化した。

  • センタイリング トッキュウジャー
烈車戦隊トッキュウジャーのセンタイリング。
第25話の時点で既に真白が所持しているが、他のセンタイリング(ユニバース指輪(リング))と違って俺様リングに変えられておらず、5つの俺様リングの力を注ぎ込んでテガソードレッドの両腕をトッキュウオーのそれに換装させる際に使われた。

なお、アニメイトタイムズに掲載されたバンダイトイ事業部・木村覚志氏と松浦大悟チーフプロデューサーのスペシャル対談によれば、
ポーラーリング(俺様リング)は元々商品化の予定がなかった為、DX玩具版とは絵柄が異なっていたのだが*4、DX版の発売に撮影が追い付いた事でセンタイリング ゴーカイジャー ポーラーver.からは絵柄がDX版と劇中プロップで同じものに統一された。


■必殺技

  • フィニッシュナックル

フィニッシュナックル!!

グーデバーンの前面に備わったスイッチを押し込む事で発動。
冷気を放って相手を氷漬けにした後、強烈なパンチをお見舞いして凍結粉砕する。
ノーワン怪人の素体にされた人間を救出する際には、アッパーカットでノーワン怪人だけを吹き飛ばして分離させる形になる。


◎巨神グーデバーン◎



出番だ、グーデバーン!


アウェイキング!


リングイン! 人神一体!

グーデバーン!


グーデバーン!!


スーツアクター:森博嗣

全高:52.7m
全幅:29m
胸厚:19.3m
総重量:3200t
スピード:380km/h
出力:1600万馬力

ゴジュウポーラーが変形したグーデバーンと人神一体した、シロクマの巨神。
テガソードの各形態と異なり手持ち武器を所持していないが、代わりに搭乗者の真白と同じく、冷気と共に放たれるパンチ技のラッシュを持ち味とするボクシングスタイルで戦う。


■必殺技

  • 俺様鉄拳!ブリザードクラッシャー

グーデバーン、戦いの極意を教えてやろう。
たとえハートは燃えてても、(ここ)は…凍えるほどクールにな。

はい、熊手さん!

決めるぜ!

グーデバーンを武器形態に変形させて吹雪と共に直進し、凍結させた相手目がけて突撃した後、きりもみ回転と共に貫いて止めを刺す。
発動時にはテガソードの各形態の必殺技同様、「俺様鉄拳!ブリザードクラッシャー」のカットインが入る演出がある。ファイヤキャンドル『俺様鉄拳』だとぉッ!?」
なお、グーデバーン側の音声は「ポーラーグーデフィニッシュ」となる。


■グーデバーンベアックマ50



ベアックマ、さっきは悪かった。俺の相棒は……やっぱお前しかいねえ。
もう一度俺と戦ってくれないか?

熊手~! 一生ついてくクマ~!!


レッツ・ライドオンクマ!

グーデバーン!ベアックマ……50!!


おい、へっぽこ探偵! サンキューな。お前のおかげで、より神に近くなれたぜ。


グーデバーンが巨大化したベアックマ50の上にチャリオットのように騎乗した状態。
この状態になると、戦闘スタイルが疾走しながらベアックマの砲門で弾幕を張る形に変化する。
また「重量オーバー」と言いつつも、グーデバーンとテガソードデカクロウを同時に運べる程のパワーも備えており、その力を利用して相手を跳ね除ける事も可能。


◎テガソードホワイトバーン◎

テガソードレッドと巨神グーデバーンがゴッドネス合体し、吠と真白が超人神一体する事で完成する親子合体フォーメーション。
詳細はこちらを参照。


◎腕だけトッキュウオーのテガソードレッド◎



久々に乗ってやる! 来いよ、テガソード!

なっ、なぜテガソード様が…! あんな奴に!?

テガソードレーッド!!


熊手真白、何を考えている?

昔のよしみだろ? これだけ俺様指輪が揃えば……
ハッ


トッキュウジャー!


これは、トッキュウオーの……

熊手様がより神に近づいてるって事だ。行くぜ。


これまで集めた5つの俺様リング(ジュウレンジャー・ハリケンジャー・ゲキレンジャー・ゴーカイジャー・ブンブンジャー)の力をセンタイリング トッキュウジャーに注ぎ込み、
その力を引き出して実体化させたトッキュウオーの両腕(イエローレッシャー・ピンクレッシャー)をテガソードレッドの両腕と交換する形で合体させた、テガソードレッドの特殊形態。
巨神グーデバーンと同じく、パンチ技のラッシュを持ち味とするパワフルなボクシングスタイルで戦う他、後述のようにトッキュウオーの技や「フミキリケン」も使えるようになる。
また、搭乗時のバトルドレスはテガソードのものになっている。
この時、吠はこの場におらず合体に一切関与していないが、ワイルドゴジュウウルフが登場するシーンでセンタイリング テガソードレッドが彼の指に嵌っていた事から、真白が別に確保していたものと思われる。

なお、上記のそのまんまにも程がある名称はテレビ朝日公式サイトにしっかりと記載されていた事から、これが正式な模様。
前年の似た合体はおろか、ユニバース大獣神と比べても圧倒的なセンスの差である。


■必殺技

  • トッキュウオーパンチ
本家と同じく、右腕のイエローレッシャーを伸ばしてズームパンチを繰り出す。
なお、両脚はテガソードレッドそのままの為、本家が使っていた「トッキュウオーキック」、あるいはそれと似たようなキック技が使えるのかどうかは不明。

  • フミキリケン・烈車スラッシュ
こちらも本家と同じく、レール上を猛スピードで進行しながら、通過と同時にフミキリケンで袈裟斬りを決める。
発動時には背景に原典『トッキュウジャー』を意識した路線図のデザインの他に、ゴジュウジャーとトッキュウジャー双方のエンブレムが出現する演出が入る。


◎テーマソング◎

「YOU BE ONE WINNER」

作詞:マイクスギヤマ
作曲:沢田完
編曲:亀山耕一郎
歌:きただにひろし

真白=ゴジュウポーラーについて熱く歌い上げた挿入歌で、第16話では特殊オープニングテーマとしても使用された。
「YOU BE ONE」「See Load, Cool Max!」の箇所がそれぞれ空耳「指輪」「シロクマ」と聞こえるダブルミーニングとなっている。

特殊オープニングの内容は完全に真白が主役になったかのようなもの*5で、ブライダンやゴジュウジャーの登場シーンも通常のオープニングとは全く異なる。なんならクオンはこちらのOPの方が通常OPより出番が多かったりする。
ゴジュウウルフがゴジュウポーラーに敗れる衝撃シーンがある……と思いきやゲームの映像だったりと、一応初期メンバーの株を落とさない配慮はされている。
また、『ゴジュウジャー補ジュウ計画 ナンバーワン懺悔室』No.13でネタにされている通り、ラストカットで真白が吠に被っている。
「こんな番組は認めねえし、こんなオープニングは認めねえよ!」「吠くん、意外と細かいところまで見てるんだね……」

なお、2番以降の歌詞はゴジュウジャー全体についても歌っており、その為か第21話以降は真白があまり関わらない戦闘シーンでも処刑用BGMとして使われている。


◎余談◎

  • 名前の由来はモチーフである「白熊」のアナグラムと、「熊手」からと思われる。

  • シロクマは『百獣戦隊ガオレンジャー』のガオポーラーのように、今まで巨大戦力のモチーフに使われる事はあったが、戦士のモチーフとして使われるのは彼が初となる*6
    またシロクマというちょっとマニアックなところを突いたチョイスは、オオカミライオンをも凌ぐ現存する中で最大の肉食動物*7として選ばれたものと思われる。

  • かつてレッドの変身者だった追加戦士というポジションはシリーズ初。
    なお番外戦士ではあるが、『星獣戦隊ギンガマン』のヒュウガは当初ギンガレッドになるべきポジションではあったものの、ギンガレッドへの変身経験はない。





Wiki篭り、追記・修正の極意を教えてやろう。

たとえハートは燃えてても、(ここ)は…凍えるほどクールにな。



この項目が面白かったなら……\ハイ、もう読み終わったから購読料よろしくクマ~/

最終更新:2025年08月27日 16:51

*1 肝心の値段は自主規制音代わりのシロクマの鳴き声にかき消されている。

*2 正確には竜儀、禽次郎、角乃と碧を含めた4人。吠と陸王は二人三脚に出場する関係で不参加。

*3 もっとも、犯行自体はあくまでもミステリノーワンの能力によって行動を操られた結果であり、ベアックマ自体に被害者(役)の面々への殺意があったわけではない事には留意。

*4 実際、第16話に登場したニンニンジャーの俺様リングを見ると、通常のセンタイリング ニンニンジャーから外側の色を変えただけで、絵柄そのものは変わっていない。

*5 キャストクレジットはそうもいかなかったのか、通常通り吠からで真白は6番目。

*6 クマの戦士自体は『宇宙戦隊キュウレンジャー』のコグマスカイブルー以来となる。もっとも、あちらは正確にはこぐま座モチーフだが。

*7 参考程度にシンリンオオカミの雄が1.6mほど、ライオンの雄は2.5m、そしてホッキョクグマが3mと、現在までに報告されている最大サイズとなっている。