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IG-11

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&font(#6495ED){登録日}:2020/12/30 Wed 18:41:47 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&bold(){「完全に包囲された。自爆シークエンスを開始する」}} *概要 IG-11とは、[[スター・ウォーズ>STAR WARSシリーズ(映画)]]シリーズに登場するキャラクター。 &s(){ナース兼[[メイド]]}戦闘に特化したアサシン・ドロイドであり、[[賞金稼ぎギルド>賞金稼ぎ(STAR WARS)]]に所属する傭兵の一人。 また、EPV「帝国の逆襲」に登場した人気キャラクターである[[IG-88]]の兄弟機でもある。 クローン戦争時代にIG-100[[マグナガード]]などの[[IGシリーズ・バトルドロイド]]を製造し、[[分離主義勢力/独立星系連合]]に供給したドロイド製造会社「ホロワン・メカニカルズ社」((レジェンズではフラット・デザイン・システムズ社))が、帝国が戦闘用ドロイドの法規制を行う前に製造した個体。 このため、正式に「アサシン・ドロイド」に分類されるドロイドとしては(帝国崩壊以降を除けば)ほぼ最後の存在である。 *装備 基本的な要素は兄弟機の[[IG-88]]と同様。 両肩から弾帯を提げておりオレンジ色のストライプで部分的に塗装されているが、それ以外の要素は基本的に兄と同じ。 身長は人間より大きく、人間のこなせる動作は一通りこなすことができる。 作中では器用にボタンを押したり、スピーダーを見事に乗りこなしたりといった離れ業を披露してみせた。 また、暗殺ドロイドなだけあって射撃能力は優秀。 全方位カメラで敵の位置を把握し、腕や胴体をグルグルと回転させながら複数の対象を正確に撃ち抜いていくことができる。 包囲されると自爆するようプロトコルが設定されており、胸の中央に高威力のサーマル・デトネーターが仕込まれている。 **本編での活躍 ***「チャイルド」の追跡 EP6での帝国崩壊後を描くドラマシリーズ「[[マンダロリアン>マンダロリアン(ドラマ)]]」チャプター1から登場。 共和国末期、法規制前にホロワン・メカニカルズ社によって製造され、全身非合法の塊にもかかわらず以後20年の間破壊されずに帝国統治期間を生き延びる。 帝国崩壊後は賞金稼ぎギルドに所属し、賞金稼ぎとして活動していた。 チャプター1では、ザ・チャイルドことグローグーを奪取すべく惑星アルバラー7に赴き、同じく賞金稼ぎの[[マンダロリアン]]、マンドーことディン・ジャリンと共闘。 &bold(){耐久性はターミネーターのT-800、射撃能力はロボコップ2のマーフィー、視界と射撃可能範囲は全方位、瞬発力は並みのヒューマノイド以上}というとんでもない戦闘能力で迫り来る大量の傭兵共を薙ぎ倒す大立ち回りを演じ、マンドーのドア開錠を援護。 [[IG-88]]と同系統のキャラクターとしては史上初の戦闘シーン実写映像化だったのもあり、多くのSWファンの度肝を抜いた。 (実写作品に限らなければ、[[ゲーム]]「[[帝国の影>スター・ウォーズ 帝国の影]]」で[[IG-88]]が、CGアニメ「クローン・ウォーズ」でIG-86が戦闘シーンを見せてはいる) 二人でチャイルドを確認し、依頼どおりに射殺しようとするが、マンドーに背後から不意打ちのヘッドショットを食らい機能停止。%%兄と同じく%%早くも退場となった。 ***ナースドロイドとしての再会 が、その後チャプター7でまさかの再登場。なんとアルバラー7でのマンドーの協力者であるクイール爺さんがボディを持ち帰り、記憶を全て削除し自分用にリプログラムして''ナース&プロテクトドロイド''として教育していた。 子供の頃スーパーバトルドロイドに襲われた不信感からまたチャイルドを撃つのではないかと警戒するマンドーだったが、依頼内容も忘れた彼には「子供を守りたい」という気持ちしかなかった。 記憶はすっぽ抜けてはいたがあのヤバすぎる戦闘プログラムは残っていたため、頼れる傭兵の一人としてチームに加入することに。 惑星ネヴァロでの作戦中、チャイルドを船に連れて行こうとしたクイールはスカウトトルーパーに殺害され、チャイルドは奪われてしまう。 また、クライアントの元に向かったマンドーたちもモフ・ギデオンの部隊に囲まれ、絶体絶命のピンチとなっていた。 しかし、動くチャイルドを叩きながら暢気に会話していたスカウトトルーパーの前に''明らかに[[ヤバイ]]面をした自称ナースドロイド''が登場。片方を手首をへし折って投げ飛ばし、もう片方は頭を何度も叩きつけ、IG-11はチャイルドを奪還する。 スピーダー[[バイク]]を強奪してそのまま帝国軍が包囲する市街地に突入し、アサシンドロイド特有の正確な射撃で街中の[[ストームトルーパー]]を撃ち抜きながら疾走。%%チャイルド大喜び%% そのまま乗り捨てる形でマンドーの篭城地点に到着し、チャイルドを庇いながら[[ストームトルーパー]]たちを片っ端から射殺していった。 反撃に転じたマンドーたちだったが、モフ・ギデオンが爆発物を狙い撃ったことでマンドーが負傷。 建物の中に逃げ込むものの、火炎放射器によって家屋はどんどん燃えていってしまう。 一刻の猶予もないと判断したIG-11は、素顔を見られたくないマンドーに銃を突きつけられかけるも「生物ではないので素顔を見ても大丈夫」とナースドロイドとしてバクタを噴射し、マンドーを治療。これによって、マンドーも彼を信頼するようになった。 その後、回復したマンドーや仲間と共に地下の溶岩流トンネルをセールバージで脱出を図るが、マンドーはトンネル出口でギデオンのトルーパーたちが待ち構えているのを探知。 作戦プランを検討し自分とチャイルドが両方生き残る手段がないと結論付けたIG-11は、別れを悲しむマンドーにチャイルドを預けて一人出口へ向かう。 徒歩で溶岩流を歩き出口へ辿り着いたIG-11は胸部のサーマル・デトネーターを起動させ、包囲した[[ストームトルーパー]]たちを道連れに自爆。 マンドーやチャイルドを守り抜き、今度こそ本当に最期を迎えた。 その献身を目の当たりにしたマンドーは、以前は近寄って来るだけで発砲し追い払う程嫌っていたドロイド達に船の修理作業を任せたり、素直に礼を言ったりする等、ドロイドに対する考えも軟化したのだった。 その後、彼らの活躍によってネヴァロの街は帝国残党の支配から解放され、感謝した市民は町の中に''IG-11を称える像''を建立した。 ***二度目の復活…そして三度目の死 しばらくの後… 新共和国と連携し、賞金稼ぎや犯罪の拠点ではなく真っ当なビジネスに移行することで平和な街になったネヴァロでは、新共和国から統治者に任命された元ギルドマスターのグリーフ・カルガと、かつて街と関係があったゴリアン・シャードの海賊団との間にいざこざが発生していた。 既に治安の改善した街に海賊のチンピラが乗り込んだことで、住民や子供たちの身に危険が迫ってしまう。 そこで、グリーフ・カルガはディン・ジャリンと共に海賊の撃退を画策。 元酒場の学校で起きたいざこざは彼らの手によって解決し、海賊はチンピラ10人を失う損害を受け一時的に撃退された。 それより少し前、ディン・ジャリンは壊滅したはずの故郷マンダロアへと贖罪の旅に出ようとしていた。 調査の過程で惑星マンダロアが実は生存可能な可能性があることを突き止めた彼は、マンダロア探索のために&bold(){「信頼のおけるドロイド」}を手に入れることを決意し、以前自らの命を救ったIG-11の復活を試みることにした。 街を救ったディンとグリーフ・カルガは、&bold(){実はバラバラになった破片から作られていたIG-11の像}を分解。 電源を接続して再起動を試みるが、実はIG-11の頭部は自爆によってリプログラムされた部分が消失していた。 当初の命令に従い上半身だけで這い進みグローグーを殺害しようとするIG-11だったが、居合わせたプロトコル・ドロイドが倒したグリーフ・カルガの胸像がクリーンヒット、頭部を押し潰される形で三度目の死を迎えた。 ***「IG-12」としての再復活 頭部を潰してしまったIG-11を修理すべく地元のアンゼランのドロイド修理人やタトゥイーンの整備士ペリ・モットーに当たってみるディン・ジャリンだったが、完全修理に必要な「IG-11のメモリ回路」は既に製造されておらず、入手も困難であることが判明。これがなければIG-11に思考能力は与えられず、優秀な戦闘能力も活かせないことが判明した。 仕方なくIG-11の復活は諦め、ペリ・モットーの所有していたR5-D4((かつて反乱同盟軍所属だった赤いアストロメク・ドロイド。「新たなる希望」序盤でルーク・スカイウォーカーに売られるべくR2-D2を助けた後、紆余曲折を経てペリ・モットーに引き取られていた))を引き連れてマンダロア探索に挑むのだった。 しかし、アンゼランもただでは起きない。小柄ながらも優れた腕を持つ彼らは、なんとIG-11の基本構造はそのままにドロイドから&bold(){搭乗型メカ「IG-12」}へと再構築するという魔改造を施すことで再復活を遂げる。 更に、思考やコミュニケーション能力を失った代わりに「YES」「NO」ボタンが搭載され、搭乗者がボタンを押すことで簡単な受け答えが可能となった。 再びネヴァロを訪れたディンに対し、グリーフ・カルガはお礼として完成したIG-12を譲渡。胸部コクピットにグローグーを乗せることで、彼がIG-12を操縦して歩けるようになった。 幼児にドロイドを運転させるのは気が乗らないディンだったが、グリーフ・カルガの説得とグローグーの「YES」ボタンの連打に負けてしぶしぶ承諾。グローグーの新たな%%デカいおもちゃ%%足として、以後マンダロア奪還作戦で使用されることとなる。 その後のマンダロア奪還戦でも、引き続きグローグーが搭乗した状態で活躍。マンダロア奥地で帝国軍残党の奇襲に逢った際は強力な腕部で敵のブラスターを握りつぶしてディンの窮地を救い、続くモフ・ギデオン及びその配下のプレトリアン・ガードとの最終決戦においては、処刑実行寸前のプレトリアン・ガードたちをディンから引き離すことに成功した。 対ジェダイ・対マンダロリアンを想定した近接武装を持つプレトリアン・ガードたちには丸腰のIG-12は手も足も出ず、腕をあっさり切り落とされてしまうが、時間稼ぎに成功したことで救援に来た同胞ボ=カターン・クライズが到着。 モフ・ギデオンの対処を彼女に任せたディンはピンチのグローグーの許へと駆け付け、二人の協力によってプレトリアン・ガードは辛くも殲滅された。 ナース・ドロイドとしての記憶は抹消された彼だが、最後までグローグーを守るという役目は果たしきったのだった。 ***再構築 最終的に軽クルーザーを意図的に墜落させることで引き起こされた爆炎によって、帝国軍残党の研究施設はモフ・ギデオン本人と共に焼き尽くされることとなるが、ディンとグローグー、そしてボ=カターンはグローグーの放ったフォースによって爆炎を凌ぐことに成功、その後ろにあったIG-12も被害を免れ、回収された。 全てが終わった後、ディンは新共和国軍のカーソン・テヴァのいるアデルファイ基地へ訪問する。 本来の目的は新共和国と契約して帝国軍残党を追い詰めるためだったが、そこにあった隊員たちの戦利品コーナーの中から、グローグーは引っこ抜かれたIGシリーズ・バトルドロイドの頭部を発見した。 その後、ネヴァロの街では新たな保安官が任命された。 彼の名前は「IG-11」。 ディンによって持ち帰られ、アンゼランの手でメモリ回路を移植されたIG-12(の残骸)は赤と白で再塗装され、再び自分の頭で考えられるドロイドとして再構築されていた。 かつて街を救った(らしい)英雄が復活し街を闊歩する姿に街の人々は拍手と歓声をあげ、それに手を掲げて応える姿を、ディンとグリーフは感慨深げに眺めるのだった。 *余談 ・''誤認'' 上述の通り、彼は「帝国の逆襲」で登場し、本編では即オチ2コマ状態ながらもファンからは大人気、[[スピンオフ]]で活躍が描かれるなど大人気だった賞金稼ぎ連中の一人「[[IG-88]]」にインスパイアされたキャラクターとなっている。 職業も同じく「賞金稼ぎの暗殺者」であるなどかなりオリジナルを意識しており、インスタグラムでの公開当初はIG-88本人が登場するのでは?と話題になった。 実際にはレジェンズ作品を否定することを避けるため彼とは別人(?)ということになったわけだが、それでも[[IG-88]]と同型機による初の銃撃戦映像化ということでコアなSWファンは大歓喜。 その「親の献身と[[自己犠牲]]」を髣髴とさせるかっこいい描き方も合わせて、旧作リスペクトやレジェンズ由来のネタの多い「[[マンダロリアン]]」の中でも、特に評価されたキャラクターの一人となった。 ・''ホロワン・メカニカルズ社と戦闘用ドロイド'' ホロワン・メカニカルズ社は、クローン戦争中に分離主義勢力側にIGシリーズのドロイドを供給していた会社。 [[マグナガード]]などの優秀なドロイドを製造し、また[[ライトセーバー]]に対抗できる量産武器「エレクトロスタッフ」の製造も行った((レジェンズではバグトイド社))。 [[IG-88]]やIG-11などのアサシン・ドロイドも、この会社によって設計されている。 しかしその後、顧客だった分離主義勢力が敗北する形でクローン戦争が終結し、銀河帝国が樹立される。 そして、ドロイドを利用していた分離主義勢力に勝利した銀河帝国は、彼らのような勢力が再び現れないよう「バトルドロイド」の製造を法で規制し始めてしまう。 敗戦後もなんとか生き残っていたホロワン社だったが、当然表立ってこれまでのIGシリーズのような暗殺ドロイドを作れば帝国軍の法律に抵触する。 しかし当然ながら戦闘能力のあるドロイドは帝国からギャング・シンジゲートまで幅広い層に需要があり、会社としてはこの市場を逃すわけにはいかなかった。 そこで、アラキッド社やホロワン社といった戦闘ドロイド製造会社は''「これは戦闘用ではなく保安用です!」''と方便を駆使し「セキュリティ・ドロイド」というドロイド分類カテゴリを新設。 実質的な高性能バトルドロイドの製造を開始し、各軍事勢力や傭兵集団、犯罪シンジゲート、挙句の果てには''建前上は法規制したけどバトルドロイド使いたかった銀河帝国軍''など幅広い層に供給されることとなった。 ……まあ、そもそも「バトルドロイドか他のドロイドか」はプログラム次第なので、規制自体が割とザルだった気もするが。 帝国最高幹部の[[ウィルハフ・ターキン]]は自身の研究所で「拷問プログラムを施したプロトコルドロイド」や「アストロメクに偽装した暗殺ドロイド」を研究・開発していたし、 [[ダース・ヴェイダー]]もターキン亡き後、上記の暗殺ドロイド二体のほか「独自に生産開始した新型BXコマンドードロイド」なんかを所有した。 そもそもかの[[IG-88]]自体が、銀河帝国の発注で作られた機体である。 プローブドロイドなどで知られるアラキッド社は「KX・セキュリティドロイド」を、IGシリーズで知られるホロワン社は「IG-RM護衛及び執行ドロイド」をそれぞれ製造し、彼らは銀河帝国統治中も「戦えるドロイド」として重宝された。 なお、メタ的な話だがこの「IG-RM護衛及び執行ドロイド」は[[IG-88]]の初期デザインをベースにしている。 追記・修正は完全に包囲されてからでお願いします #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,4) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - S1最終回は実質IG-11が主役 -- 名無しさん (2020-12-30 19:48:48) - でもドロイドとしては船頭ドロイドにインパクト持ってかれたんだよなあ -- 名無しさん (2020-12-30 21:48:34) - 船頭ドロイドくんの魔改造感ほんとすき -- 名無しさん (2020-12-30 22:44:16) - ギャグからシリアスまでこなしたマンダロリアンの名脇役 -- 名無しさん (2020-12-30 23:52:28) - スピーダーかっ飛ばしながら異次元の動きと精密射撃でトルーパー撃ち殺しつつダイナミック乗り捨て着地する一連の流れが男のロマンを詰め込み過ぎてて変な声出ちゃうわ -- 名無しさん (2021-07-05 21:33:57) - IG-12として蘇った…! -- 名無しさん (2023-04-13 16:53:20) - そして再びIG11として復活! -- 名無しさん (2023-05-15 13:14:24) - 元はドロイド大嫌いだったマンドーがS3一話で「This one is my friend」って言って直してもらうために一生懸命食い下がって交渉するとこ大好き -- 名無しさん (2023-06-02 20:57:00) #comment(striction) #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2020/12/30 Wed 18:41:47 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&bold(){「完全に包囲された。自爆シークエンスを開始する」}} *概要 IG-11とは、[[スター・ウォーズ>STAR WARSシリーズ(映画)]]シリーズに登場するキャラクター。 &s(){ナース兼[[メイド]]}戦闘に特化したアサシン・ドロイドであり、[[賞金稼ぎギルド>賞金稼ぎ(STAR WARS)]]に所属する傭兵の一人。 また、EPV「帝国の逆襲」に登場した人気キャラクターである[[IG-88]]の兄弟機でもある。 クローン戦争時代にIG-100[[マグナガード]]などの[[IGシリーズ・バトルドロイド]]を製造し、[[分離主義勢力/独立星系連合]]に供給したドロイド製造会社「ホロワン・メカニカルズ社」((レジェンズではフラット・デザイン・システムズ社))が、帝国が戦闘用ドロイドの法規制を行う前に製造した個体。 このため、正式に「アサシン・ドロイド」に分類されるドロイドとしては(帝国崩壊以降を除けば)ほぼ最後の存在である。 *装備 基本的な要素は兄弟機の[[IG-88]]と同様。 両肩から弾帯を提げておりオレンジ色のストライプで部分的に塗装されているが、それ以外の要素は基本的に兄と同じ。 身長は人間より大きく、人間のこなせる動作は一通りこなすことができる。 作中では器用にボタンを押したり、スピーダーを見事に乗りこなしたりといった離れ業を披露してみせた。 また、暗殺ドロイドなだけあって射撃能力は優秀。 全方位カメラで敵の位置を把握し、腕や胴体をグルグルと回転させながら複数の対象を正確に撃ち抜いていくことができる。 包囲されると自爆するようプロトコルが設定されており、胸の中央に高威力のサーマル・デトネーターが仕込まれている。 **本編での活躍 ***「チャイルド」の追跡 EP6での帝国崩壊後を描くドラマシリーズ「[[マンダロリアン>マンダロリアン(ドラマ)]]」チャプター1から登場。 共和国末期、法規制前にホロワン・メカニカルズ社によって製造され、全身非合法の塊にもかかわらず以後20年の間破壊されずに帝国統治期間を生き延びる。 帝国崩壊後は賞金稼ぎギルドに所属し、賞金稼ぎとして活動していた。 チャプター1では、ザ・チャイルドことグローグーを奪取すべく惑星アルバラー7に赴き、同じく賞金稼ぎの[[マンダロリアン]]、マンドーことディン・ジャリンと共闘。 &bold(){耐久性はターミネーターのT-800、射撃能力はロボコップ2のマーフィー、視界と射撃可能範囲は全方位、瞬発力は並みのヒューマノイド以上}というとんでもない戦闘能力で迫り来る大量の傭兵共を薙ぎ倒す大立ち回りを演じ、マンドーのドア開錠を援護。 [[IG-88]]と同系統のキャラクターとしては史上初の戦闘シーン実写映像化だったのもあり、多くのSWファンの度肝を抜いた。 (実写作品に限らなければ、[[ゲーム]]「[[帝国の影>スター・ウォーズ 帝国の影]]」で[[IG-88]]が、CGアニメ「クローン・ウォーズ」でIG-86が戦闘シーンを見せてはいる) 二人でチャイルドを確認し、依頼どおりに射殺しようとするが、マンドーに背後から不意打ちのヘッドショットを食らい機能停止。%%兄と同じく%%早くも退場となった。 ***ナースドロイドとしての再会 が、その後チャプター7でまさかの再登場。なんとアルバラー7でのマンドーの協力者であるクイール爺さんがボディを持ち帰り、記憶を全て削除し自分用にリプログラムして''ナース&プロテクトドロイド''として教育していた。 子供の頃スーパーバトルドロイドに襲われた不信感からまたチャイルドを撃つのではないかと警戒するマンドーだったが、依頼内容も忘れた彼には「子供を守りたい」という気持ちしかなかった。 記憶はすっぽ抜けてはいたがあのヤバすぎる戦闘プログラムは残っていたため、頼れる傭兵の一人としてチームに加入することに。 惑星ネヴァロでの作戦中、チャイルドを船に連れて行こうとしたクイールはスカウトトルーパーに殺害され、チャイルドは奪われてしまう。 また、クライアントの元に向かったマンドーたちもモフ・ギデオンの部隊に囲まれ、絶体絶命のピンチとなっていた。 しかし、動くチャイルドを叩きながら暢気に会話していたスカウトトルーパーの前に''明らかに[[ヤバイ]]面をした自称ナースドロイド''が登場。 「IGシリーズって暗殺ドロイドのはずでは……?」と困惑するスカウトトルーパーの片方を手首をへし折って投げ飛ばし、もう片方は頭を何度も叩きつけ、IG-11はチャイルドを奪還する。 スピーダー[[バイク]]を強奪してそのまま帝国軍が包囲する市街地に突入し、アサシンドロイド特有の正確な射撃で街中の[[ストームトルーパー]]を撃ち抜きながら疾走。%%チャイルド大喜び%% そのまま乗り捨てる形でマンドーの篭城地点に到着し、チャイルドを庇いながら[[ストームトルーパー]]たちを片っ端から射殺していった。 反撃に転じたマンドーたちだったが、モフ・ギデオンが爆発物を狙い撃ったことでマンドーが負傷。 建物の中に逃げ込むものの、火炎放射器によって家屋はどんどん燃えていってしまう。 一刻の猶予もないと判断したIG-11は、素顔を見られたくないマンドーに銃を突きつけられかけるも「生物ではないので素顔を見ても大丈夫」とナースドロイドとしてバクタを噴射し、マンドーを治療。これによって、マンドーも彼を信頼するようになった。 その後、回復したマンドーや仲間と共に地下の溶岩流トンネルをセールバージで脱出を図るが、マンドーはトンネル出口でギデオンのトルーパーたちが待ち構えているのを探知。 作戦プランを検討し自分とチャイルドが両方生き残る手段がないと結論付けたIG-11は、別れを悲しむマンドーにチャイルドを預けて一人出口へ向かう。 徒歩で溶岩流を歩き出口へ辿り着いたIG-11は胸部のサーマル・デトネーターを起動させ、包囲した[[ストームトルーパー]]たちを道連れに自爆。 #center(){&bold(){「メーカープロトコルにより鹵獲は禁じられている。自爆シークエンスを開始する」}} マンドーやチャイルドを守り抜き、今度こそ本当に最期を迎えた。 その献身を目の当たりにしたマンドーは、以前は近寄って来るだけで発砲し追い払う程嫌っていたドロイド達に船の修理作業を任せたり、素直に礼を言ったりする等、ドロイドに対する考えも軟化したのだった。 その後、彼らの活躍によってネヴァロの街は帝国残党の支配から解放され、感謝した市民は町の中に''IG-11を称える像''を建立した。 ***二度目の復活…そして三度目の死 しばらくの後… 新共和国と連携し、賞金稼ぎや犯罪の拠点ではなく真っ当なビジネスに移行することで平和な街になったネヴァロでは、新共和国から統治者に任命された元ギルドマスターのグリーフ・カルガと、かつて街と関係があったゴリアン・シャードの海賊団との間にいざこざが発生していた。 既に治安の改善した街に海賊のチンピラが乗り込んだことで、住民や子供たちの身に危険が迫ってしまう。 そこで、グリーフ・カルガはディン・ジャリンと共に海賊の撃退を画策。 元酒場の学校で起きたいざこざは彼らの手によって解決し、海賊はチンピラ10人を失う損害を受け一時的に撃退された。 それより少し前、ディン・ジャリンは壊滅したはずの故郷マンダロアへと贖罪の旅に出ようとしていた。 調査の過程で惑星マンダロアが実は生存可能な可能性があることを突き止めた彼は、マンダロア探索のために&bold(){「信頼のおけるドロイド」}を手に入れることを決意し、以前自らの命を救ったIG-11の復活を試みることにした。 街を救ったディンとグリーフ・カルガは、&bold(){実はバラバラになった破片から作られていたIG-11の像}を分解。 電源を接続して再起動を試みるが、実はIG-11の頭部は自爆によってリプログラムされた部分が消失していた。 当初の命令に従い上半身だけで這い進みグローグーを殺害しようとするIG-11だったが、居合わせたプロトコル・ドロイドが倒したグリーフ・カルガの胸像がクリーンヒット、頭部を押し潰される形で三度目の死を迎えた。 ***「IG-12」としての再復活 とはいえ、頭部を潰してしまったことでかろうじて残っていた頭部メモリも完全に大破。 修理前より状態が悪化してしまったIG-11を修理すべく地元のアンゼランのドロイド修理人やタトゥイーンの整備士ペリ・モットーに当たってみるディン・ジャリンだったが、完全修理に必要な「IG-11のメモリ回路」は既に製造されておらず、入手も困難であることが判明。これがなければIG-11に思考能力は与えられず、優秀な戦闘能力も活かせないことが判明した。 仕方なくIG-11の復活は諦め、ペリ・モットーの所有していたR5-D4((かつて反乱同盟軍所属だった赤いアストロメク・ドロイド。「新たなる希望」序盤でルーク・スカイウォーカーに売られるべくR2-D2を助けた後、紆余曲折を経てペリ・モットーに引き取られていた))を引き連れてマンダロア探索に挑むのだった。 しかし、アンゼランもただでは起きない。小柄ながらも優れた腕を持つ彼らは、なんとIG-11の基本構造はそのままにドロイドから&bold(){搭乗型メカ「IG-12」}へと再構築するという魔改造を施すことで再復活を遂げる。 更に、思考やコミュニケーション能力を失った代わりに「YES」「NO」ボタンが搭載され、搭乗者がボタンを押すことで簡単な受け答えが可能となった。 再びネヴァロを訪れたディンに対し、グリーフ・カルガはお礼として完成したIG-12を譲渡。胸部コクピットにグローグーを乗せることで、彼がIG-12を操縦して歩けるようになった。 幼児にドロイドを運転させるのは気が乗らないディンだったが、グリーフ・カルガの説得とグローグーの「YES」ボタンの連打に負けてしぶしぶ承諾。グローグーの新たな%%デカいおもちゃ%%足として、以後マンダロア奪還作戦で使用されることとなる。 その後のマンダロア奪還戦でも、引き続きグローグーが搭乗した状態で活躍。マンダロア奥地で帝国軍残党の奇襲に逢った際は強力な腕部で敵のブラスターを握りつぶしてディンの窮地を救い、続くモフ・ギデオン及びその配下のプレトリアン・ガードとの最終決戦においては、処刑実行寸前のプレトリアン・ガードたちをディンから引き離すことに成功した。 対ジェダイ・対マンダロリアンを想定した近接武装を持つプレトリアン・ガードたちには丸腰のIG-12は手も足も出ず、腕をあっさり切り落とされてしまうが、時間稼ぎに成功したことで救援に来た同胞ボ=カターン・クライズが到着。 モフ・ギデオンの対処を彼女に任せたディンはピンチのグローグーの許へと駆け付け、二人の協力によってプレトリアン・ガードは辛くも殲滅された。 ナース・ドロイドとしての記憶は抹消された彼だが、最後までグローグーを守るという役目は果たしきったのだった。 ***再構築 最終的に軽クルーザーを意図的に墜落させることで引き起こされた爆炎によって、帝国軍残党の研究施設はモフ・ギデオン本人と共に焼き尽くされることとなるが、ディンとグローグー、そしてボ=カターンはグローグーの放ったフォースによって爆炎を凌ぐことに成功、その後ろにあったIG-12も被害を免れ、回収された。 全てが終わった後、ディンは新共和国軍のカーソン・テヴァのいるアデルファイ基地へ訪問する。 本来の目的は新共和国と契約して帝国軍残党を追い詰めるためだったが、そこにあった隊員たちの戦利品コーナーの中から、グローグーは引っこ抜かれたIGシリーズ・バトルドロイドの頭部を発見した。 その後、ネヴァロの街では新たな保安官が任命された。 彼の名前は「IG-11」。 ディンによって持ち帰られ、アンゼランの手でメモリ回路を移植されたIG-12(の残骸)は赤と白で再塗装され、再び自分の頭で考えられるドロイドとして再構築されていた。 かつて街を救った(らしい)英雄が復活し街を闊歩する姿に街の人々は拍手と歓声をあげ、それに手を掲げて応える姿を、ディンとグリーフは感慨深げに眺めるのだった。 *余談 ・''誤認'' 上述の通り、彼は「帝国の逆襲」で登場し、本編では即オチ2コマ状態ながらもファンからは大人気、[[スピンオフ]]で活躍が描かれるなど大人気だった賞金稼ぎ連中の一人「[[IG-88]]」にインスパイアされたキャラクターとなっている。 職業も同じく「賞金稼ぎの暗殺者」であるなどかなりオリジナルを意識しており、インスタグラムでの公開当初はIG-88本人が登場するのでは?と話題になった。 実際にはレジェンズ作品を否定することを避けるため彼とは別人(?)ということになったわけだが、それでも[[IG-88]]と同型機による初の銃撃戦映像化ということでコアなSWファンは大歓喜。 その「親の献身と[[自己犠牲]]」を髣髴とさせるかっこいい描き方も合わせて、旧作リスペクトやレジェンズ由来のネタの多い「[[マンダロリアン]]」の中でも、特に評価されたキャラクターの一人となった。 ・''ホロワン・メカニカルズ社と戦闘用ドロイド'' ホロワン・メカニカルズ社は、クローン戦争中に分離主義勢力側にIGシリーズのドロイドを供給していた会社。 [[マグナガード]]などの優秀なドロイドを製造し、また[[ライトセーバー]]に対抗できる量産武器「エレクトロスタッフ」の製造も行った((レジェンズではバグトイド社))。 [[IG-88]]やIG-11などのアサシン・ドロイドも、この会社によって設計されている。 しかしその後、顧客だった分離主義勢力が敗北する形でクローン戦争が終結し、銀河帝国が樹立される。 そして、ドロイドを利用していた分離主義勢力に勝利した銀河帝国は、彼らのような勢力が再び現れないよう「バトルドロイド」の製造を法で規制し始めてしまう。 敗戦後もなんとか生き残っていたホロワン社だったが、当然表立ってこれまでのIGシリーズのような暗殺ドロイドを作れば帝国軍の法律に抵触する。 しかし当然ながら戦闘能力のあるドロイドは帝国からギャング・シンジゲートまで幅広い層に需要があり、会社としてはこの市場を逃すわけにはいかなかった。 そこで、アラキッド社やホロワン社といった戦闘ドロイド製造会社は''「これは戦闘用ではなく保安用です!」''と方便を駆使し「セキュリティ・ドロイド」というドロイド分類カテゴリを新設。 実質的な高性能バトルドロイドの製造を開始し、各軍事勢力や傭兵集団、犯罪シンジゲート、挙句の果てには''建前上は法規制したけどバトルドロイド使いたかった銀河帝国軍''など幅広い層に供給されることとなった。 ……まあ、そもそも「バトルドロイドか他のドロイドか」はプログラム次第なので、規制自体が割とザルだった気もするが。 帝国最高幹部の[[ウィルハフ・ターキン]]は自身の研究所で「拷問プログラムを施したプロトコルドロイド」や「アストロメクに偽装した暗殺ドロイド」を研究・開発していたし、 [[ダース・ヴェイダー]]もターキン亡き後、上記の暗殺ドロイド二体のほか「独自に生産開始した新型BXコマンドードロイド」なんかを所有した。 そもそもかの[[IG-88]]自体が、銀河帝国の発注で作られた機体である。 プローブドロイドなどで知られるアラキッド社は「KX・セキュリティドロイド」を、IGシリーズで知られるホロワン社は「IG-RM護衛及び執行ドロイド」をそれぞれ製造し、彼らは銀河帝国統治中も「戦えるドロイド」として重宝された。 なお、メタ的な話だがこの「IG-RM護衛及び執行ドロイド」は[[IG-88]]の初期デザインをベースにしている。 追記・修正は完全に包囲されてからでお願いします #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,4) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - S1最終回は実質IG-11が主役 -- 名無しさん (2020-12-30 19:48:48) - でもドロイドとしては船頭ドロイドにインパクト持ってかれたんだよなあ -- 名無しさん (2020-12-30 21:48:34) - 船頭ドロイドくんの魔改造感ほんとすき -- 名無しさん (2020-12-30 22:44:16) - ギャグからシリアスまでこなしたマンダロリアンの名脇役 -- 名無しさん (2020-12-30 23:52:28) - スピーダーかっ飛ばしながら異次元の動きと精密射撃でトルーパー撃ち殺しつつダイナミック乗り捨て着地する一連の流れが男のロマンを詰め込み過ぎてて変な声出ちゃうわ -- 名無しさん (2021-07-05 21:33:57) - IG-12として蘇った…! -- 名無しさん (2023-04-13 16:53:20) - そして再びIG11として復活! -- 名無しさん (2023-05-15 13:14:24) - 元はドロイド大嫌いだったマンドーがS3一話で「This one is my friend」って言って直してもらうために一生懸命食い下がって交渉するとこ大好き -- 名無しさん (2023-06-02 20:57:00) #comment(striction) #areaedit(end) }

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