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SCP-4007-JP

登録日:2026/09/21 Mon 23:59:12
更新日:2026/09/22 Tue 00:09:08NEW!
所要時間:約 4 分で読めます




SCP-4007-JPとは、創作コミュニティサイト『SCP Foundation』に登場するオブジェクトの一つである。
メタタイトルは「マッピス」。

オブジェクトクラスはなんとThaumielである。
このクラスは、財団が、財団の目的を達成するために使うようなオブジェクトへ与えるものである。


概要




SCP-4007-JP。

+ 画像のライセンス
画像出典:https://pxhere.com/ja/photo/487938, 著作権者: 不明
この画像は「CC0」に従います。

SCP-4007-JPはこの男である。
コイツがThaumiel!? と思われるだろうが、もちろん財団に役立つ異常な能力を有している。

コイツの異常性は、「寝る前に強く思った場所の夢を見れる」というもの。
ただし、実在の場所しか対象にならないようだ。
SCP-4007-JPは、夢についてよくは覚えていないそうだが、その夢の描写は非常に細かいと述べている。
加えて、夢の中で冒険家として自由に行動することができるので楽しいそうだ。
楽しそうでなによりです。

SCP-4007-JPには更なる異常性がある。
SCP-4007-JPが夢を見ている最中に排泄された尿は、自分から動き出す。
そして、この尿は、SCP-4007-JPが夢で見た場所の、超正確な地図を形作る。
つまりコイツ、おねしょによって描かれる地図が超正確なのである。
しかもこの地図、夢の中でSCP-4007-JPが認識した補足情報まで書かれているのだ。

この異常性を活かして、「プロトコル・エクスプローラートル」が制定された(※explorator=探検家)。
これは、未調査の区域や建造物に対する先行調査を目的としたプロトコルである。
プロトコル実行時は、調査対象となる地点の情報を与えた後、多量の飲料水と利尿剤を摂取させた上で就寝させる
つまり、意図的におねしょを起こそうとしているわけである。

おねしょ地図にはフェノールフタレイン溶液を散布し、尿を赤く発色させることにより地図を得る。
(ちなみに尿自体はpH5.0〜7.5程度であり、フェノールフタレイン溶液は反応しないが、時間が経過し尿にアンモニアが生じるとアルカリ性になっていく。)
この地図が既存情報と矛盾しなかったら、正式な地図として採用されるのだ。
これがThaumiel指定の理由である。おねしょでもThaumielになれるんですね。

実際に、様々な要注意団体の拠点や「要注意領域(異常だったり、異常と関係が強かったりする領域)」の調査や制圧に役立っている。
現在は、例の異常な地形の地図を書くために研究しているようだ。
しかし、調査のたびにおねしょさせられるのもかわいそうであるが……


新たな異常性?

さて、とある要注意団体の拠点を襲撃するためにプロトコルを実行したとき、SCP-4007-JPは下腹部の激しい痛みを訴えた。
これは尿路結石であると診断された。
結石は3時間後に排出されたが、外観が通常のものと比較して細長いことが判明。
どうやら、この結石は、襲撃予定の拠点の外観にそっくりなようだ



襲撃予定の拠点。尿道にあったら痛そう。

+ 画像のライセンス
画像出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Cactus-towers-harbour-area-copenhagen-sunlit.jpg, 著作権者: solvex
この画像は「CC BY-SA 4.0」に従います。

しかも、この尿路結石は、建物の地下の様子も再現していたほか、
内部の間取り・扉の開閉などの機構まで再現していたという、
尿路結石は、おねしょ地図よりも精度が高く、財団も「縮尺を除いて完全に一致している」と評価している。

よって、高い精度が求められる地図を作るために、人工的に尿路結石を起こさせる計画が立案された。
この計画の是非については、倫理委員会による審査が行われているという。

おねしょをさせられるものかわいそうだが、強制的に尿路結石を生じさせられるのはもっとかわいそう……というより痛い
果たして倫理委員会が強制尿路結石計画を承認するのかは、読者の想像に任されている。



余談: 夢のコンテスト

この記事は、2026年夏に開催されたコンテスト「夢のコンテスト」の参加作品。
夢のコンテストなどの一部コンテストでは、まずは、それぞれの参加記事が通常通り評価される。
創作サイト「SCP財団」では、投稿された記事に対して、1人1票、+1か-1の「記事の内容だけに基づいた」投票ができる。
この投票の合計値が「評価(Rating)」である(評価についての詳細は「低評価削除(SCP Foundation)」を参照。)
そして、SCP記事・GoIFTaleごとに、評価の上位6記事(および6位と僅差の7位以下)が決選投票に進出する。
SCP-4007-JPは、SCP部門において、断トツ1位で決選投票に進出していた。

さて、夢のコンテストの決選投票では、「『夢』というテーマに沿っているかどうか」という視点で、それぞれの記事に更なる投票ができた。
そして、元々の評価と決選投票の評価の合計で、コンテストの順位が決められたのだ。
これは、「仮に『野菜コンテスト』があったとして、超絶面白いがテーマに沿ってない記事『肉食で暴力的な恐竜』が優勝するような事態」を避けるためである。

ここで、SCP-4007-JPの記事を考えると、「夢」の要素がわずかしか登場していない。
(少なくとも、他の決選投票進出記事より「夢」要素が少ないといえるだろう。)
そのためか、決選投票では非常に低い評価を獲得してしまい、表彰対象であるトップ3に入ることができなかった。

SCPサイトメンバーの、「本来の評価のルールと決選投票のルールを混同せず、それぞれをしっかり守る」という性質が垣間見えるかもしれない。



追記・修正は尿路結石を出してからお願いします。

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最終更新:2026年09月22日 00:09