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レイズ・ムーン(遊戯王OCG)

登録日:2026/09/21 Mon 00:09:19
更新日:2026/09/21 Mon 03:07:14NEW!
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(よぞら)を彩るは

(ツキ)と星々――。


【レイズ・ムーン】とは、『遊戯王OCG』に登場するテーマの1つである。


概要

第13期のデッキビルドパック「グロリアス・ヴィクターズ」にて登場したテーマ群。
同期は【セネト】と【異解△(イカイ)】。
モンスターカードの属性と種族はバラバラだが、レベルとランクは7で統一されたX召喚テーマである。

コインが舞い散るイラストや華やかな雰囲気から、カジノを由来としたテーマと分かる。
モンスターカードに描かれた人物は、派手なカジノに合った美形揃いでまさにカジノを盛り上げる存在とされている。

そんな「ギャンブル」要素を遊戯王に落とし込む際、従来であればコイントスやサイコロが当てはめられていたが、このテーマにはそれらの要素は存在しない。
ならば何をギャンブルとして特徴にしているかというと、それはずばり「ドロー」。
【レイズ・ムーン】のカードはその多くがドロー効果、そしてドローに反応する効果を有している。
その一方で「ドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加えることができない」……つまりサーチ効果を使用できない縛りがデッキ全体に課せられている。

「デッキから任意のカードを手札に加える」サーチ効果が当然と化した今だからこそ「何が手札に加わるか運任せのドロー」に焦点が当たったのだろう。


カード一覧

モンスターカード

メインデッキ側モンスターの共通要素として、
(1):このカードをドローした時、このカードを相手に見せて発動できる。
このカードを特殊召喚する。
というドローされた時の自身の特殊召喚を、《レイズ・ムーンの朔 スクイーズ》を除いて皆が所有している。
この効果が【レイズ・ムーン】における重要な展開手段なので、テーマ内外のドロー手段を駆使してドローと展開を続けていきたい。
この効果についての注意点は以下の通り。
  • この効果には回数制限が無いため、1ターンに複数回ドローしてもそれら全てを特殊召喚できる。
  • 一度に複数枚のレイズ・ムーンをドローしても、特殊召喚できるのはその内の1枚だけ。これは《カゲトカゲ》等と同じ理屈である。
  • 「ドローした時に発動できる」効果なので、いわゆる「タイミングを逃す」効果に当たる。
    ドローの後に別の効果を挟むか、チェーン2以降にドローしても特殊召喚できない。

また、各カード毎に同じ共通効果を持つカードが多いのも特徴的。

《レイズ・ムーンの(とばり) シエロ》
効果モンスター
星7/光属性/魔法使い族/攻2100/守2100
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):※共通効果
(2):このカードが手札に存在する場合、自分の手札・フィールド(表側表示)からこのカード以外のカード1枚をデッキの一番下に戻して発動できる。
このカードを特殊召喚する。
(3):自分・相手のメインフェイズに発動できる(この効果を発動するターン、自分はドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加える事ができない)。
自分は1枚ドローする。

パックの表紙を飾っている紫髪の美女。

(2)効果は特殊召喚効果。
本来であれば(1)効果で特殊召喚できるのが理想的だが、前述の注意点や初期手札にあった場合など、それができない理由はいくつか存在する。
その場合に自身を場に出すことで盤面を補強する手段になる。
コストとして別のカードをデッキ下に戻すことになり無効にされればディスアドバンテージとなるが、通りさえすれば(3)効果と合わせ手札交換になる。

(3)効果はドロー。
互いのメインフェイズにフリーチェーンで発動できるため、ドローの手数として機能し他の「レイズ・ムーン」を引きに行ける。
相手ターンに「レイズ・ムーン」モンスターをドローしても同じ(1)効果で特殊召喚でき、更なるドロー加速や展開、そして妨害に繋がる。
とはいえ「相手ターンにドローしたいがためにこのカードを場に残す」よりは、早いとこ《レイズ・ムーンの天 シエロ-ノーモアベット》をX召喚させることを優先した方がよい。
相手ターンにも発動できる部分は、相手ターンで(1)効果で特殊召喚して即座にドローできるという風に解釈するとよい。

公式Xにて設定画が公開されており、カジノのディーラーを務めている。
また客のイカサマには敏感に感応し、SPに代わり自ら撃退することもあるという。


《レイズ・ムーンの(みやび) キャロル》
効果モンスター
星7/闇属性/アンデット族/攻1400/守1400
(1):※共通効果
(2):このカードはリリースなしで召喚できる。
この方法で召喚したこのカードの元々の攻撃力は700になる。
(3):このカードが手札から召喚・特殊召喚した場合に発動できる(この効果を発動するターン、自分はドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加える事ができない)。
自分は1枚ドローする。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は光属性XモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

(2)効果は自身の妥協召喚。
ゲーム開始時の初期手札に来てしまった場合等に出す手段という点は《レイズ・ムーンの帳 シエロ》と同じで、こちらはカードを消費しないという利点がある。
召喚権は消費するものの、元より【レイズ・ムーン】は召喚権を余しがちなので負担も小さい。

(3)の固有効果は着地時のドロー。
自身の(1)(2)効果どちらでも、また他の方法でも手札からの召喚であれば確実に発動できる。
こちらの効果は「場合の任意効果」なので(1)効果と異なりタイミングを逃す心配もない。
やはり《レイズ・ムーンの帳 シエロ》の(3)効果と同様、ここで新たなレイズ・ムーンをドローし展開を加速させたい。
(1)効果の自己特殊召喚共々ターン中の回数制限が無いため、引けば引いただけ使用できる点も活かしたいところ。

この効果の制約として、【レイズ・ムーン】共通のサーチ禁止の他に「光属性XモンスターしかEXデッキから出せない」制約が付く。
【レイズ・ムーン】はレベル帯の関係からランク7を中心とするが、その上で属性の縛りも課せられるので選択肢は大きく限られてしまう。
時と場合によっては、この制約を発生させないためにわざと効果を見送ることも重要になる。

その外見は薄暗い怪物の装いで、華やかなカジノの雰囲気とはあまり一致していない。
《レイズ・ムーンの星々》のイラストを見るに従業員の一人のようだが、それにしてはかなり暗い雰囲気である。
まさか「素寒貧になって働かされている」なんてことはないだろうけど。


《レイズ・ムーンの(つばさ) ラピ》
効果モンスター
星7/地属性/獣族/攻 700/守2100
(1):※共通効果
(2):このカードが手札から召喚・特殊召喚した場合に発動できる(この効果を発動するターン、自分はドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加える事ができない)。
自分は1枚ドローする。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は光属性XモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(3):相手ターンに1度、発動できる。
光属性・ランク7のXモンスター1体のX召喚を行う。

(2)効果は《レイズ・ムーンの雅 キャロル》と同じなので割愛。

(3)の固有効果はフリーチェーンのX召喚。
相手ターン中であってもドローと展開をバンバン行うため、そこで得たボード・アドバンテージの利活用方法になる。
盤面が許せば他の光属性・ランク7をX召喚できるが、基本的には「レイズ・ムーン」Xモンスターを出すことになる。
特にフリーチェーンという点を活かし、相手のサーチ効果にチェーンしてこの効果を発動し《レイズ・ムーンの天 シエロ-ノーモアベット》をX召喚すれば、そのサーチ効果を上書きできる。

他のレイズ・ムーンと異なり、特殊召喚できず手札に残った場合の使い道に乏しい*1点は注意。

特徴的な長い耳から由来は兎、もっと言えば「バニーガール」であろう。


《レイズ・ムーンの(やいば) シェーナ》
効果モンスター
星7/風属性/戦士族/攻2800/守1400
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):※共通効果
(2):このカードの(1)の効果で特殊召喚した場合、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキの一番下に戻す。
(3):このカードを手札から捨てて発動できる(この効果を発動するターン、自分はドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加える事ができない)。
自分は1枚ドローする。

(2)の固有効果はモンスターのデッキバウンス。
自身の(1)効果で特殊召喚した場合に限定されるが、ドロー手段を多数要するテーマなので見た目ほどは気にならないか。
デッキ下へのバウンスなので再利方法も難しく、また相手ターン中に発動できれば対象耐性を出される前に処理できる。

(3)効果はドロー。
自身を手札から捨てて発動できる起動効果で、(1)効果で特殊召喚できなかった(もしくはドロー目的でわざと特殊召喚しなかった)場合の用途になる。
サーチ不可の他にコストも条件も無いため扱いやすいドロー手段といえる。
他の効果と異なり名称ターン1の回数制限が設けられているため、うっかり複数枚を初期手札に引いてしまうと悲惨。

高い攻撃力と「脅威を排除する」動きから、役職はカジノの「用心棒」と考えられる。


《レイズ・ムーンの(あかり) クルーシェ》
効果モンスター
星7/炎属性/ドラゴン族/攻2800/守 700
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):※共通効果
(2):このカードの(1)の効果で特殊召喚した場合、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードをデッキの一番下に戻す。
(3):このカードを手札から捨てて発動できる(この効果を発動するターン、自分はドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加える事ができない)。
自分は1枚ドローする。

(2)の固有効果は魔法・罠カードのデッキバウンス。
厄介な永続カードを退かす手立てにはなるが、元より魔法・罠カードは使いきりのカードも多いため空振りになることも多い。

(3)効果は《レイズ・ムーンの刃 シェーナ》と同じなので割愛。

効果に共通点が多い点を踏まえると、役割は《レイズ・ムーンの刃 シェーナ》と同じく「用心棒」なのだろう。


《レイズ・ムーンの(はじめ) スクイーズ》
効果モンスター
星7/水属性/水族/攻 700/守1400
このカードの効果を発動するデュエル中、自分はドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加える事ができない。
(1):自分・相手ターンに、このカードを手札から捨て、以下の効果から1つを選択して発動できる(このカード名の以下の効果はそれぞれ1ターンに1度しか選択できない)。
●このターン中、ドロー以外の方法で相手の手札にカードが加わる度に、自分は1枚ドローする。
この効果の発動後、次のターンの終了時まで自分はランク7のXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
●自分は1枚ドローする。

他の「レイズ・ムーン」モンスターとは仕様が異なり、2つの効果のどちらかを適用させる手札誘発となっている。
この効果はどちらを使用した場合も、自分はそのデュエル中サーチ効果を発動できない永続の縛りが課せられる。縛りの感覚としては【ドミナス】系列に近い。
なお効果そのものは【レイズ・ムーン】と直接の関係はないため、他のデッキにも採用はできる。
とはいえ発動に際しての強烈な制約から「元からサーチを行わないデッキ」にて展開抑止とドローを目的に使うことになり、引いたカードをそのまま叩きつけて戦う型の【メタビート】【フルバーン】や、同期テーマの【異解△】が採用しやすい。

肝心の1つ目は相手の行動に反応するドロー。
条件は相手の「サーチ・サルベージ・バウンス」が該当し、昨今のデッキであれば1ターンで複数回使用されるものである。
そのため増殖するG》に近い感覚で相手の動きを牽制する働きが期待できる。
《増殖するG》と異なる点として「該当効果は必ず発動を伴う効果なので、それにチェーンして発動することで確実に1ドローできる」点がある。
またこの条件は「相手の効果によって」とは掲載されていないため、自分の効果で相手の手札にカードが加わった場合もドローできる。
例えば相手フィールドのカードを手札バウンスさせる《宇宙的ハリケーン》などが該当する。
ただし、こちらの効果を使用した場合、次のターン終了時までランク7のXモンスターしか出せなくなる。
【レイズ・ムーン】ではランク7以外のモンスターを「重ねてX召喚」する機会もそこそこあるため、小さくない影響になる。

2つ目はシンプルに1枚ドロー。
相手への影響力は一つ目よりも小さいが、その分展開の制約やドローの条件も無いため手軽に使用できる。
一つ目の牽制があまり有効な相手では無いと判断した場合や手札に二枚ある時などには、こちらに切り替えても良い。


賭博用語、特にポーカーにおけるスクイーズは「相手を弱気にさせてゲームからおろし利益を得る」技を指す。
このカードの一つ目の牽制効果は、「相手にドローを恐れさせ展開を抑止させる」という意味で意味が重なる。
イラストにはスロットマシーンを背負った亀が描かれており、どうやらこの賭場のマスコットキャラクターであるようだ。
これも賭博用語で無理して大勝ちを狙う行為を「ガメる」というが、亀がマスコットになったのはその洒落だろうか。


Xモンスター

《レイズ・ムーンの(よぞら) シエロ-ノーモアベット》
エクシーズ・効果モンスター
ランク7/光属性/魔法使い族/攻2100/守2100
レベル7「レイズ・ムーン」モンスター×2
このカードは融合・X・L召喚の素材にできない。
(1):このカードはEXモンスターゾーンに存在する限り、以下の効果を得る。
●このカードは他のカードの効果を受けない。
●デッキからカードを手札に加える効果を含む、相手が発動した効果の処理時に、その効果を「自分は1枚ドローする」にできる。
●自分・相手ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
自分は1枚ドローする。
(2):このカードが相手によって墓地へ送られた場合に発動できる。
自分は1枚ドローする。

【レイズ・ムーン】のエースモンスター。
効果外テキストにより、融合・X・L素材には使用できない。つまりこのカードの上に別のXモンスターを重ねてX召喚することもできない。
またX素材には「レイズ・ムーン」モンスターが指定されているため、うっかり他の星7モンスターを素材にしてしまわないよう注意。

(1)効果は自身がEXモンスターソーンに居るときに適用される。
この条件から複数体を並べる意義は薄い。

一つ目は効果耐性。
全てのカードの種類、また発動を伴わない効果についても「効果を受けない」防御を発揮する。
自分の効果も受けないため《原始生命態ニビル》などの「互いを巻き込む妨害」にも耐えてくれる。
その反面ランク7としては攻守値がかなり低く、戦闘破壊されるリスクが大きい。当然ながら《天下独歩の大義賊》等の「リリースコストによる除去」にも無力。

二つ目は効果の書き換え。
相手が発動した「サーチ行為を含む効果」を、効果処理時に「1枚ドロー」に変更することができる。
相手の手札が増えている点に変わりはないものの、本来サーチは「狙ったカードを確保して狙った展開を行う」ための手段であるため、それを潰す働きがある。
もちろん「偶々サーチ先のカードをドローで引き当てた」事態も起こらなくはないが、基本的にサーチ効果は複数回使用して手札と盤面を整えるので、盤面形成を大きく乱すことができる。
例えばサーチ手段の乱発が欠かせない【儀式召喚】系統では、それら全てがドローに置換されるので下手をすれば「何もできない」事態すら起こりうる。
ただしサーチではなく「特殊召喚・フィールドにセット」する行為は書き換えできないため過信はしない様に。
ちなみにこの効果は少々ややこしい処理がある。

三つめはフリーチェーンのドロー。
互いのターンにフェイズ関係なしに発動できるため、これも他の「レイズ・ムーン」の補助足り得る。
ただし有限のX素材を消費するため、「ここでどうしても頭数を増やさないと十分な展開ができない」という場面で使用した方がよい。

(2)効果は除去された時の1ドロー。
(1)効果の耐性があるとはいえ、戦闘破壊や召喚無効による除去などもあるので保険としては有って損はない。


イラストでは《レイズ・ムーンの帳 シエロ》がディーラーとしてルーレットを回す様が描かれている。
ルーレットを初めディーラーは台の中央に居ることが多い点が、(1)効果の「EXモンスターゾーンに居るときのみ適用される」条件の由来だろうか。
「ノーモアベット」とは賭博用語の一つで「賭け(ベット)の締め切り」を意味し、そこで勝負のルーレットが回る。


《レイズ・ムーンの(のぞみ) スクイーズ-ジャックポット》
エクシーズ・効果モンスター
ランク7/光属性/機械族/攻1400/守2800
レベル7モンスター×2体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手モンスターは他のモンスターを攻撃対象に選択できない。
(2):このカードがX召喚した場合、または手札からモンスターが特殊召喚された場合、このカードのX素材を任意の数だけ取り除いて発動できる。
その数だけ相手フィールドのカードを好きな順番でデッキの下に戻す。
(3):ドロー以外の方法で相手によって相手のカードがデッキから離れる度に発動できる。
相手のデッキの一番上のカードをこのカードのX素材にする。

(1)効果は攻撃誘導。
全体的に「レイズ・ムーン」モンスターは攻守値が控えめなので適してはいるが、このカードの守備力も過信できる値ではない。
なお《切り込み隊長》の(2)効果と同様の理屈で、同名カードを2枚並べれば相手の攻撃を完全に遮断できる。

(2)効果は相手カードのデッキバウンス。
カードの種類を問わずに再利用の難しいデッキボトムに戻すため、除去効果としての質は高め。
発動条件は「X召喚した場合」か「互いに手札からモンスターを特殊召喚した場合」で、いずれも相手ターン中を含め能動的に仕掛けやすい。
ちなみに除去する枚数は「取り除いたX素材の数」とぴったり一致していないといけない点は注意。
具体的には「効果処理時に相手フィールドのカード枚数が取り除いたX素材の数未満」の場合、この効果は適用されなくなる。

(3)効果は相手のデッキ操作に反応して行う、相手のデッキトップのX素材化によるデッキ破壊。とはいえこれで相手のキーカードを奪える確率は流石に低い。
これによりX素材を補給し、(2)効果の除去を複数回使用できる。この発動条件はサーチの他にも
  • デッキから墓地へ送る
  • デッキからカードを除外する
  • デッキから特殊召喚する
  • デッキからセットする
と種類が多く、やはり現代では多用されるものばかりである。
またこの効果には回数制限が無いため、相手が当該行為を繰り返すたびに補給を行える。


《レイズ・ムーンの朔 スクイーズ》の設定画には「沢山コインを食べると……?」と記述があったので、その結果としてこの姿に進化したのだろう。


魔法カード

《レイズ・ムーンの星々》
通常魔法
(1):デッキから「レイズ・ムーンの星々」以外の「レイズ・ムーン」カード1枚を選び、デッキの一番上に置く(このターン、このカード名のこの効果で同名カードを選べない)。
このカードの発動後、ターン終了時までお互いはドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加える事はできない。
(2):墓地のこのカードを除外し、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●お互いはそれぞれ1枚ドローする。
●自分フィールドに魔法使い族の「レイズ・ムーン」Xモンスターが存在する場合に発動できる。
自分は1枚ドローする。

(1)効果は「レイズ・ムーン」カードのデッキトップ操作。
これ単体ではデッキの上に置いただけだが、その後にこのカードの(2)効果を含めたドロー効果と連鎖させることで実質的にサーチが行える。
これにより運要素を低減させたうえで「狙い通りの」レイズ・ムーンを引き当てることができ、それに留まらず特殊召喚から追加ドローor除去まで完遂してくれる。
デッキ上に置けるのはモンスターカードに限らないため、罠カードの《レイズ・ムーンの煌めき》を配置することも可能。
そして発動後は「お互いに」サーチが行えなくなる。
相手もサーチを封じれるとはいえ、このカードは通常魔法なのでその効き具合は相手によって大きくずれる。速攻魔法でないことが惜しまれる。

(2)効果は「互いにドロー」もしくは「自分だけが1枚ドロー」。
前者の場合は相手にもハンド・アドバンテージを与えてしまうため、やはり後者の効果を使用するのが望ましい。
その条件として《レイズ・ムーンの天 シエロ-ノーモアベット》の存在が要求されているため、それまではこの効果は温存する事になる。

流れとしては(1)効果と適当なドロー効果で展開を補助し、《レイズ・ムーンの天 シエロ-ノーモアベット》をX召喚できればドロー手段の一つとして(2)効果を解禁するという運用法になる。
この効果は二つとも回数制限が無いため、複数枚保持したり二枚目以降をドローした場合も問題なく使用しているので強気で展開ができる。
(2)効果で除外した後も《眠らない街の『レイズ・ムーン』》の(3)効果でデッキに戻るため、使いきりにならない点も嬉しい。


《眠らない街の『レイズ・ムーン』》
永続魔法
(1):自分フィールドのレベル7の「レイズ・ムーン」モンスターはそれぞれ1ターンに1度だけ効果では破壊されない。
(2):1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分の手札を1枚選んでデッキの一番上か一番下に戻す。
その後、自分は1枚ドローする。
●自分フィールドに魔法使い族の「レイズ・ムーン」Xモンスターが存在する場合に発動できる。
自分は1枚ドローする。
(3):自分・相手のエンドフェイズに発動する。
自分の墓地・除外状態の「レイズ・ムーン」カードを全てデッキに戻す。

イラストとカード名から誰がどう見てもフィールド魔法にも見えるが、あくまで分類は永続魔法。

(1)は破壊回避。
星7の「レイズ・ムーン」モンスターの場持ちを向上させ、また《幽鬼うさぎ》等の「発動に反応する破壊効果」からも保護することでX召喚の素材を失わずに済む。
ただし星7のレイズ・ムーンに限定されているためXモンスター側は対象外である点は注意。

(2)効果は二種類ある内から選択する効果。

一つ目は手札をデッキ上かデッキ下に戻してのドロー。
「レイズ・ムーン」モンスターは自身をドローした時に特殊召喚できるが、何らかの理由で特殊召喚効果を発動できず手札に余ることもある。
その際の保険として、そのモンスターをデッキ上に戻してドローすることで特殊召喚効果を誘発し、フィールド上の効果も使用できる。

二つ目はノーコストのドロー。
条件として《レイズ・ムーンの天 シエロ-ノーモアベット》が居る必要があるものの、他のコストも条件も無しに手軽に使用できる。
ドローが展開に直結するテーマなので、その手数を増やせるのは嬉しい。

(3)効果は毎ターン発動できる墓地・除外状態のレイズ・ムーンのデッキ戻し。
詳しい話は「デッキ運用」欄で解説するが、このカードを採用する最大の目的で【レイズ・ムーン】に必要不可欠な効果である。
デッキリソースの回復にもなる上、デッキ内の【レイズ・ムーン】の割合を増やすことでドローの「当たり」を増やすことに繋がる。
除外ゾーンにも対応しているので、相手の除去だけでなく墓地から除外した「レイズ・ムーン」魔法罠カードも再利用できる利点も大きい。
ちなみにこの効果は強制効果なので、発動しないという選択肢は存在しない点は一応注意。
そして必ず「全ての」レイズ・ムーンをデッキに戻すことから、例えば相手ターン中にドローしても手数にならない《レイズ・ムーンの星々》を残すといった行為もできない。

イラストでは豪華絢爛な賭場「レイズ・ムーン」が描かれている。
眩しいほどに光り輝く賭場は「眠らない」の形容に相応しい。


罠カード

《レイズ・ムーンの煌めき》
通常罠
このカード名の、(2)の効果は1ターンに1度しか使用できず、(1)(2)の効果を発動するデュエル中、自分はドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加える事ができない。
(1):EXデッキから「レイズ・ムーン」Xモンスター1体を特殊召喚し、このカードをそのX素材にする。
その後、自分の墓地の「レイズ・ムーン」カードを全てデッキに戻す事ができる。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分は1枚ドローする。

こちらも《レイズ・ムーンの朔 スクイーズ》と同様に、発動したデュエル中にサーチ効果を発動できない。

(1)効果は「レイズ・ムーン」Xモンスターの特殊召喚と自身のX素材化。
過程を飛ばし唐突に「レイズ・ムーン」Xモンスターを出せるので、展開リソースを節約できる上に不意打ちにもなる。
しかもフリーチェーンで出せるという点が重要で、役割が異なる「レイズ・ムーン」Xモンスターを使い分ける運用ができる。
例えば相手がサーチ効果を発動したら、それにチェーンすることで《レイズ・ムーンの天 シエロ-ノーモアベット》を特殊召喚しサーチ効果を上書きできる。
またこのカード1枚でXモンスターを出せる点から、相手の除去を喰らった時の立て直し手段としても優秀。

ただしこれはX召喚扱いではないため、《レイズ・ムーンの望スクイーズ-ジャックポット》の(2)効果を即座には発動できない。
また保持するX素材も一つだけなので、ドローにしても除去にしても限りがある点は注意。

この処理の後に、墓地の「レイズ・ムーン」カードを全てデッキに戻すこともできる。
こちらは除外ゾーンに対応していないが、それでもデッキ内のレイズ・ムーンを増やすことに貢献している。

(2)効果は1ドロー。
フリーチェーンで墓地から除外することでドローができるため、とても手軽に使用できる。
《レイズ・ムーンの星々》と異なり相手ターンでも使用できるので、相手ターン展開にも向いている。

このカードの存在自体が《レイズ・ムーンの天 シエロ-ノーモアベット》への除去牽制にもなっている点がある。
あちらが戦闘破壊やリリースコストで倒されても地雷効果でドロー、更に《レイズ・ムーンの煌めき》で2枚目の《レイズ・ムーンの天 シエロ-ノーモアベット》を出せば追加ドローで盤面を持ち直すことができる。

イラストでは《レイズ・ムーンの望スクイーズ-ジャックポット》のスロットがリーチ状態となり、客や《レイズ・ムーンの翼 ラピ》が興奮している様が描かれている。


デッキ運用

テーマ内外の効果を駆使して盲滅法にドローを繰り返し、「レイズ・ムーン」モンスターを並べて戦線を強化する狙いを持つ。
いわゆる「初動」に相当するカードは「ドローできるカード/手札から動けるレイズ・ムーン」を指し、《レイズ・ムーンの翼 ラピ》を除くテーマカード全員が該当する。
動きとしては「引いたレイズ・ムーンをとにかく特殊召喚して更にドローする」の繰り返しなので、その意味では動きは単純。

【レイズ・ムーン】全体の制約として、一切サーチ効果を使用することができない。
これは汎用のサーチ効果に加え、別テーマの混合・出張採用が困難であることも意味している。
昨今のテーマはサーチ効果を噛むことで少ない手札枚数から走りだし、展開を完成させる筋道が整備されている。
しかしそれを【レイズ・ムーン】にねじ込めば制約に真っ向から衝突するため、出張の強みを潰してしまう。
他にも「ランク7のX召喚しかできない」展開制約と「デッキ内のレイズ・ムーンの割合を増やしてドローを成功させたい」狙いもあるため、純構築が半ば前提とされる。

また、ドローの結果に展開の全てが左右されるため、決まった展開ルートは事実上存在しない。
その上で少し極端な話をすれば、【レイズ・ムーン】における理想的なゲーム運びとは「互いのターンに連続でレイズ・ムーンをドローし続け、モンスターをバンバン並べて妨害する」ことを指す。
より具体的には「《レイズ・ムーンの天 シエロ-ノーモアベット》を初手で出しつつ、テーマ外のドローソースは相手ターンにドローしたくないから可能な限り自分ターンで使い切る」ことが目標になる。
ここで鍵になるのは《眠らない街の『レイズ・ムーン』》であり、(3)効果でレイズ・ムーンだけをデッキに戻しテーマ外のカードを墓地に残すことができる。
これは疑似的には「レイズ・ムーンを引きやすくなるデッキ圧縮」とも捉えることができるため、これが成立すれば安心してターンを渡せる。
この《眠らない街の『レイズ・ムーン』》(3)効果を繰り返すことで、「必ずレイズ・ムーンをドローできる」状態を作ることがある意味の最終着地点となる。

これを踏まえて先攻1ターン目の理想とする動きは以下の通り。
  1. ドローソース・妨害・壁の三役を兼ね備える《レイズ・ムーンの天 シエロ-ノーモアベット》をX召喚
  2. 可能な限りドローを行い、特にテーマ外のカードをできるだけデッキから離して使い尽くす
    その過程で妨害効果を持った他のランク7をX召喚し、戦線を固める
  3. 《レイズ・ムーンの煌めき》をドローもしくは《レイズ・ムーンの星々》で確保しセット


相性の良いカード

光属性・ランク7のXモンスター

各種レイズ・ムーンの制約により、この能力値のXモンスターが主なEXモンスターの要員となる。

  • 《超神星輝士 セイクリッド・トレミスΩ7》
テラナイト】【セイクリッド】に属するXモンスター。
フリーチェーンで相手モンスターをデッキバウンスさせる効果を持ち、除去性能は高い。
ただし正規の方法でX召喚するため、星7モンスター「3体」が必要になり他と比べて重い。

  • 《No.76 諧調光師グラディエール》
フリーチェーンで相手墓地のモンスターをX素材として吸収する効果を持つ。
現状の【レイズ・ムーン】には無い「墓地メタ」という役割をこなせる。


他のXモンスター

《レイズ・ムーンの朔 スクイーズ》の効果を使用した次のターンまで、ランク7以外のモンスターをEXデッキから特殊召喚できない点は忘れずに。

《黒智天至イリスフィール》は、モンスターゾーンで効果を発動していないXモンスターの上に重ねてX召喚できるランク8のモンスター。
そして《超銀河眼の光子龍-フォトン・ハウリング》はランク8の上に重ねてX召喚できる、攻撃力4500かつ無効効果付きのXモンスター。
【レイズ・ムーン】は攻撃能力に難があるため、その欠点を補う高打点モンスター展開の手段になる。
なお《レイズ・ムーンの天 シエロ-ノーモアベット》の上に重ねて《黒智天至イリスフィール》をX召喚できないことは忘れずに。

フリーチェーンで互いに全ての手札をデッキ戻し&ドローを行う、ランク5の光属性Xモンスター。
あくまで「光属性のXモンスター」なので《レイズ・ムーンの雅 キャロル》《レイズ・ムーンの翼 ラピ》にも引っかからない。
相手ターン中のドロー手段の一つとなり、また同時に相手の手札を強制交換することで計算を乱せるかもしれない。
【レイズ・ムーン】とはランクの値が一致しないので、汎用性が高くこちらの制約にも抵触しない《K9-17号 イヅナ》《K9-ØØ号 ルプス》コンビを使用することになる。


星7のモンスター

基本的に採用しなくても問題にはならない。
役目としては「レイズ・ムーン」モンスターと共にランク7のX召喚に繋げることだが、最優先たる《レイズ・ムーンの天 シエロ-ノーモアベット》の素材にはできない。
またメインデッキにレイズ・ムーン以外のカードを採用する事は、各種ドローにて「当たり」を引ける確率が下がる。
デッキ編成の都合で星7のレイズ・ムーンを大量にデッキに入れることから数は足りており、追加で採用してもメリットを大きくしづらいのが実情である。

ドロー効果

ドロー(デッキ枚数減らし)と展開を両立させるためにも「タイミングを逃させない」ドローソースが望ましい。
ドローソースを採用する目的は「デッキをより深く掘り進める」ことなので、タイミングを逃す(つまり掘り『進める』ことができず途切れさせる)カードの採用は得策ではない。
あくまで序盤のドローと展開の補助として最小限の採用を心掛ければ、自然と「タイミングを逃させない」ドローソースで枠は埋まる。

《レイズ・ムーンの朔 スクイーズ》と同様に相手を脅す類のドローソース。
【レイズ・ムーン】は相手から《灰流うらら》を受けやすい分、こちらを通しやすいという隠れた利点もある。

  • 《ドールハンマー》
自分フィールドのモンスター1体を破壊して2枚ドローを行う通常魔法。
「レイズ・ムーン」モンスターや余った手札誘発を破壊しつつ、2枚ドローでデッキを深く掘りレイズ・ムーンを引き当てやすくなる。
このデッキは召喚権を余しがちなので、適当な手札誘発を召喚する負担もあまり大きくない。

  • 《七星の宝刀》
手札かフィールドの星7モンスターを除外して2枚ドロー。星7版の《トレード・イン》。
《ドールハンマー》に近しいカードで、余った手札誘発はコストにできないが手札に残ったレイズ・ムーンをコストにできる違いがある。

  • 《リンクアップル》
EXデッキのカードをランダムに1枚除外し、それがLモンスター以外であれば1枚ドローを行う。
制約の関係から【レイズ・ムーン】のEXデッキはXモンスターで固められるため、確実にドローを行える。
Xモンスターは除外されてしまうが、それが「レイズ・ムーン」Xモンスターであれば《眠らない街の『レイズ・ムーン』》でEXデッキに戻せる。


その他のカード

  • 《おろかな副葬》
魔法・罠カードをどれでも1枚墓地へ送る通常魔法。
墓地から除外してドロー効果を発動する《レイズ・ムーンの星々》《レイズ・ムーンの煌めき》の補助になる。

  • 《デッキロック》《手違い》
それぞれサーチ効果を封じる効果を持つカード。
《デッキロック》は永続魔法でデッキからの特殊召喚も止められる反面、ターンが経過すると自壊する。
《手違い》は永続罠で自壊はしないが、《デッキロック》と異なりデッキからの特殊召喚は阻止できない。
いずれも【レイズ・ムーン】にとっては影響が小さく、相手に一方的に被害を押し付けることができる。


欠点・弱点

展開に運が強く絡む

そもそものテーマ設計がそうだからとしか言えないが、展開行為がドローの結果に大きく左右される。
またゲーム開始時の初期手札5枚に引いたカードはドロー扱いでは無いため、ここで《レイズ・ムーンの翼 ラピ》が固まる等の事故が起きればそのまま頓死の危険すらある。
サーチ効果が当たり前となった現代では、そのサーチができず「展開に安定性と再現性が無い」ところは重く受け止められがち。

ドローメタ・ドローができない状況

ひたすらドロー行為を繰り返すテーマなので、ドローができない状況下に陥ると途端に動きが止まってしまう。
最大の障害とも呼べるのは《ドロール&ロックバード》であり、2度目以降のドローが行えず展開がピタッと止まる。

攻撃面の弱さ

【レイズ・ムーン】は全体的に攻守値が低めのモンスターで構成されており、攻撃力も守備力も最大値は2800。
これは現在の基準ではあまり信用できない値であり、ライフカット能力にかなり難がある。
前述の《黒智天至イリスフィール》《超銀河眼の光子龍-フォトン・ハウリング》についても、他のレイズ・ムーンの制約に引っかかるとX召喚できないため、使うにも気を遣う。
相手の高打点モンスターに殲滅されない対策として《レイズ・ムーンの望スクイーズ-ジャックポット》等の除去効果をとにかく撃って召喚させないことだが、打点だけでいうならかなり手軽に出るところもあるので、これもかなり厄介。

妨害内容の隙

【レイズ・ムーン】の制約から、基本的に戦線は光属性・ランク7のXモンスターで固めることになるが、この選択肢の狭さから「妨害の内容の偏り」という問題が露呈している。
テーマカード及び他所の光属性・ランク7のXモンスターで行える内容は「複数回のバウンス、サーチ効果のドロー置換、墓地カードのX素材化」という具合。
それぞれの内容自体は良いのだが、発動・効果の無効つまり「サーチを除く相手の行動を直接的に縛る行為」に欠けている。
また《レイズ・ムーンの天 シエロ-ノーモアベット》を除けば耐性面も脆く、相手の除去効果に対する備えも優れているとは言えない。
そのため相手の全体除去に対する回答は「《レイズ・ムーンの煌めき》で立て直し」に頼りがち、それも《レッド・リブート》で相手に発動を止められれば破綻してしまう。

また妨害を働けるカードがモンスターのみであり、魔法・罠カードによる直接的な妨害は行えない。
このため例えばモンスターメタに弱く、完全体の《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》を倒すすべがテーマ内に無いなどの弱みとして表れている。


追記修正はドローをやりすぎてデッキを使い果たした人にお願いします。

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最終更新:2026年09月21日 03:07

*1 《眠らない街の『レイズ・ムーン』》が無いと何にも使えない