ケムシくん(まんがおもしろ漢字教室)

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&font(#6495ED){登録日}:2024/06/15 Sat 17:44:11 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&image(Kemushikun.jpg)} #right(){岡田進著・伊東章夫画『まんがおもしろ漢字教室』&br()国土社、1985年4月25日初版発行} #center(){&size(20){&bold(){ぼくだって漢字のべんきょうしているぞ}}} &bold(){ケムシくん}は、国土社から発行されている学習漫画『まんがおもしろ漢字教室』(岡田進著・[[伊東章夫]]画)に登場するキャラクター。 *【概要】 その名の通り毛虫をモチーフにしており、(多分)本作の副主人公的存在。 基本的な姿は黒く縁取られた人間のような顔と手、下半身にはケンタウロスのように4本の指のない足を持つのが特徴。身体の横には水色の斑点がある。頭と背中には数本の長い毛が生えている。身長はライオンくんの耳ほどのサイズ(10cm?)から成人男性の腰の高さぐらい(100cm?)と安定しない。 本作に登場するキャラの中でもひときわ作画が安定せず、コマによって手や[[白目があったりなかったり>ジャイアン(剛田武)]]頭や背中の毛、足や[[指の数]]まで変わったり極めつけは&bold(){[[腕が4本>多腕]]}になったりする。 しかしこれだけは言えるのは&size(20){&bold(){めちゃくちゃ可愛い}}という事。 『恐竜大集合』や『ドクターカックは大博士』など可愛らしくデフォルメされた動物が登場する作品を多く手掛けてきた伊東先生だが彼が描く動物キャラクターの中でもトップクラスに可愛い。 嫌われ者の代表格とも言える毛虫をよくもここまでキュートなデザインに落とし込めたものである。 *【性格】 初登場時はミスターカンジーに&bold(){「この音が世界にほこるノーミソの音かよ」}とマウントを取りトンカチで叩くような少々イヤミな性格だった。 次の登場時もライオンくんに&bold(){「勉強…勉強…」}と発破をかけた結果彼の全身の毛が抜け落ちてしまい、そのせいで彼女にデートを切り上げられたライオンくんの耳を掴み、&bold(){「ツル!ツル!」}と誂うという悪辣な面も見せている。((この時なぜかライオンくんは直接の原因となったケムシくんではなくミスターカンジーを責めていた。)) がびょうやねじくぎを食べて瀕死になったカンジーを&bold(){満面の笑顔}で&bold(){「死ぬのかな」}と不謹慎な発言をしたことも。 このような負の一面はページが進むにつれてほとんど見られなくなり、次第にカンジーの漢字指導を楽しく受ける勉強熱心な性格に。 悪戯もいちゃついているカップルを&bold(){「恋愛」「慕情」といった熟語を使って}誂う程度にとどまっている。 &bold(){羽織にベレー帽という奇抜なファッション}やセーターを着こなすシーンもありおしゃれな一面もあるようだ。 作中では1回しか披露してないが、[[激怒>怒り(感情)]]すると頭からニョキッと2本の角が生える。これはライオンくんも同様。 *【生活】 豪邸に住みフカフカのベッドで寝ているカンジーとは対照的に、どこかの原っぱで野宿をしており葉っぱの布団で寝ている。 ただ松田聖子を知っていたり東大入試の書類を用意できたり近眼になった際に眼鏡を買えたりと意外に裕福なのかも知れない。 それ以外のプライベートは多くが謎に包まれており、彼の家族も未登場。チョウや蛾に成長するのかも一切が謎のままである。((カンジーには故郷のおかあちゃんから手紙が届く話があり、「お前がひよこだったころを思い出していますよ」と書いてあるので成長する事も示唆されている。)) 多忙なのか&s(){単にハブられているのか}、彼が登場せずカンジー・たけお(大助)・さくらの3人だけで話を回すページも多い。 *【才能】 &bold(){めちゃくちゃ多才。}カンジーが漢字の指導、柱や橋の組み立て、着物作り(しかもお粗末)、本作り(しかも影印本かつ&bold(){字が近眼になるくらい下手})、火事の消火ぐらいしかしてないのとは対照的に小さい体で様々な離れ業を見せる。 ・石碑に甲骨文字を彫る(扉絵) ・身の丈ほどもあるトンカチを持ち上げてカンジーの頭の上まで大ジャンプ ・大きな布を「補」の形に食う ・その布を針と糸で縫い合わせる ・横笛を吹く ・それを邪魔したカンジーを木に縛り付ける ・カンジーの本を読みすぎて近眼になる ・本屋を建ててカンジーの本を宣伝すると客が波のように押し寄せる ・バットで殴られてもコブが出来るだけ ・もちろん引っ張られても平気 ・&bold(){書類を持って東大入試を受けに行こうとする}((この際「国鉄の特急で行くか日航で行くか(要約)」と発言しており、おそらく西日本在住と思われる。)) …ホントにコイツはチョウや蛾の幼虫なのか!? 反面漢字の勉強に関してはまだまだ至らぬ所も多く、 ・カンジーの書いた漢字の本の朗読中に寝てしまい竹篦でシバかれる ・漢字のへんとつくりや熟語の組み合わせを間違える ・略語が分からない ・漢字のカードを破いてしまう などの子供っぽいミスも多い。&s(){これくらいできないと東大にははいれない} *【人間関係】 -ミスターカンジー 画像右の眼鏡をかけた鳥で主人公的存在。初期は[[バードン]]とケムジラみたいにいがみ合う関係だったが、いつの間にか抱き合って迷子になった事を泣いたりと親密な関係に。 名前に恥じずわかりやすい漢字指導が持ち味だが、初期は&bold(){訓読みを知らなかったりブタが作った漢字を勝手にパクったり}と迂闊な所もあった。 -たけお 表紙左の平々凡々な少年(大助かも)。飼っている犬が命令を聞かないと容赦なくボコるなどやや粗暴な性格。 ケムシくんも彼のペットのようで、その犬に「亻にたけおと書いてなんと読む?」と言われた際には牙を剥いて&bold(){「エッチ」}と非難していた。セクハラでもされたのだろうか。 -大助 たけおにそっくりだが後ろ髪が跳ねているのが特徴。 ケムシくんは彼に懐いており、頭の上に乗ったり一緒にハイキングに行ったりしている。&s(){たけおが知ったらどう思うのだろう} -さくら 表紙でたけお(大助?)の後ろにいる女の子。 ケムシくん初登場時に彼から名前を呼ばれているのと、漢字[[トランプ]]で間違えたのを指摘している。彼女からは「ケムシちゃん」と呼ばれている。 &bold(){遠くの木の先にいるケムシくんが見えるぐらい視力がいい。} -ケムシの女の子(名前不明) 頭と背中の毛にリボンを付けている。&s(){デフォルメの効いたケムシくんと違いほとんどヒトの顔なのであんまり可愛くない} ケムシくんは彼女に一目惚れしラブレターを渡したが、すでにボーイフレンドがおり失恋することとなってしまった。 その際&bold(){ケムシくんにトンカチを投げつけている。}&s(){カンジーをトンカチでボコった報いか} -女の子のボーイフレンド(名前不明) イケメンだが&bold(){ケムシのくせに毛が2本しかない。}首にスカーフを巻いている。 -角田(仮名) 「角田医院」の医者(おそらく獣医ではなく人間の医師)。葉っぱを食べ過ぎて醜く肥え太ったケムシくんを[[自転車]]で追いかけ回し運動させるという荒療治を行った。 -筆のお化け 筆に顔と手足がついている。漢字トランプを間違えたケムシくんの顔に飛びつき墨で汚した。カンジーの友人だろうか? *【後書き】 現在『まんがおもしろ漢字教室』は絶版になっておりAmazonや古本屋でも滅多にお目にかかれない。ただ手持ちのものは1997年まで発行されていたのが確認できるので、大きい図書館ならば児童書コーナーにあるだろう。興味があればぜひ読んでみよう。 翌年に発行された『まて!宇宙ぼうちょう』(新日本出版社)にもセリフなしだが1ページだけ出演していたりする。こちらはebookjapanから電子版が配信されているので探してみよう。 #center(){&bold(){追記・修正してばかりいると毛がぬけるぞ}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,7) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 何故立ったし -- 名無しさん (2024-06-16 17:56:21) - エピソード項目禁止前の女児向け読み切り漫画記事といい、たまにとんでもなくマニアックな記事が建つのがこのwikiの醍醐味 -- 名無しさん (2024-06-17 00:40:55) #comment() #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2024/06/15 Sat 17:44:11 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&image(Kemushikun.jpg)} #right(){岡田進著・伊東章夫画『まんがおもしろ漢字教室』&br()国土社、1985年4月25日初版発行} #center(){&size(20){&bold(){ぼくだって漢字のべんきょうしているぞ}}} &bold(){ケムシくん}は、国土社から発行されている学習漫画『まんがおもしろ漢字教室』(岡田進著・[[伊東章夫]]画)に登場するキャラクター。 *【概要】 その名の通り毛虫をモチーフにしており、(多分)本作の副主人公的存在。 基本的な姿は黒く縁取られた人間のような顔と手、下半身にはケンタウロスのように4本の指のない足を持つのが特徴。身体の横には水色の斑点がある。頭と背中には数本の長い毛が生えている。身長はライオンくんの耳ほどのサイズ(10cm?)から成人男性の腰の高さぐらい(100cm?)と安定しない。 本作に登場するキャラの中でもひときわ作画が安定せず、コマによって手や[[白目があったりなかったり>ジャイアン(剛田武)]]頭や背中の毛、足や[[指の数]]まで変わったり極めつけは&bold(){[[腕が4本>多腕]]}になったりする。 しかしこれだけは言えるのは&size(20){&bold(){めちゃくちゃ可愛い}}という事。 『恐竜大集合』や『ドクターカックは大博士』など可愛らしくデフォルメされた動物が登場する作品を多く手掛けてきた伊東先生だが彼が描く動物キャラクターの中でもトップクラスに可愛い。 嫌われ者の代表格とも言える毛虫をよくもここまでキュートなデザインに落とし込めたものである。 *【性格】 初登場時はミスターカンジーに&bold(){「この音が世界にほこるノーミソの音かよ」}とマウントを取りトンカチで叩くような少々イヤミな性格だった。 次の登場時もライオンくんに&bold(){「勉強…勉強…」}と発破をかけた結果彼の全身の毛が抜け落ちてしまい、そのせいで彼女にデートを切り上げられたライオンくんの耳を掴み、&bold(){「ツル!ツル!」}と誂うという悪辣な面も見せている。((この時なぜかライオンくんは直接の原因となったケムシくんではなくミスターカンジーを責めていた。)) がびょうやねじくぎを食べて瀕死になったカンジーを&bold(){満面の笑顔}で&bold(){「死ぬのかな」}と不謹慎な発言をしたことも。 このような負の一面はページが進むにつれてほとんど見られなくなり、次第にカンジーの漢字指導を楽しく受ける勉強熱心な性格に。 悪戯もいちゃついているカップルを&bold(){「恋愛」「慕情」といった熟語を使って}誂う程度にとどまっている。 &bold(){羽織にベレー帽という奇抜なファッション}やセーターを着こなすシーンもありおしゃれな一面もあるようだ。 作中では1回しか披露してないが、[[激怒>怒り(感情)]]すると頭からニョキッと2本の角が生える。これはライオンくんも同様。 *【生活】 豪邸に住みフカフカのベッドで寝ているカンジーとは対照的に、どこかの原っぱで野宿をしており葉っぱの布団で寝ている。 ただ松田聖子を知っていたり東大入試の書類を用意できたり近眼になった際に眼鏡を買えたりと意外に裕福なのかも知れない。 それ以外のプライベートは多くが謎に包まれており、彼の家族も未登場。チョウや蛾に成長するのかも一切が謎のままである。((カンジーには故郷のおかあちゃんから手紙が届く話があり、「お前がひよこだったころを思い出していますよ」と書いてあるので成長する事も示唆されている。)) 多忙なのか&s(){単にハブられているのか}、彼が登場せずカンジー・たけお(大助)・さくらの3人だけで話を回すページも多い。 *【才能】 &bold(){めちゃくちゃ多才。}カンジーが漢字の指導、柱や橋の組み立て、着物作り(しかもお粗末)、本作り(しかも影印本かつ&bold(){字が近眼になるくらい下手})、火事の消火ぐらいしかしてないのとは対照的に小さい体で様々な離れ業を見せる。 ・石碑に甲骨文字を彫る(扉絵) ・身の丈ほどもあるトンカチを持ち上げてカンジーの頭の上まで大ジャンプ ・大きな布を「補」の形に食う ・その布を針と糸で縫い合わせる ・横笛を吹く ・それを邪魔したカンジーを木に縛り付ける ・カンジーの本を読みすぎて近眼になる ・本屋を建ててカンジーの本を宣伝すると客が波のように押し寄せる ・バットで殴られてもコブが出来るだけ ・もちろん引っ張られても平気 ・&bold(){書類を持って東大入試を受けに行こうとする}((この際「国鉄の特急で行くか日航で行くか(要約)」と発言しており、おそらく西日本在住と思われる。)) …ホントにコイツはチョウや蛾の幼虫なのか!? 反面漢字の勉強に関してはまだまだ至らぬ所も多く、 ・カンジーの書いた漢字の本の朗読中に寝てしまい竹篦でシバかれる ・漢字のへんとつくりや熟語の組み合わせを間違える ・略語が分からない ・漢字のカードを破いてしまう などの子供っぽいミスも多い。&s(){これくらいできないと東大にははいれない} *【人間関係】 -ミスターカンジー 画像右の眼鏡をかけた鳥で主人公的存在。初期は[[バードン]]とケムジラみたいにいがみ合う関係だったが、いつの間にか抱き合って迷子になった事を泣いたりと親密な関係に。 名前に恥じずわかりやすい漢字指導が持ち味だが、初期は&bold(){訓読みを知らなかったりブタが作った漢字を勝手にパクったり}と迂闊な所もあった。 -たけお 表紙左の平々凡々な少年(大助かも)。飼っている犬が命令を聞かないと容赦なくボコるなどやや粗暴な性格。 ケムシくんも彼のペットのようで、その犬に「亻にたけおと書いてなんと読む?」と言われた際には牙を剥いて&bold(){「エッチ」}と非難していた。セクハラでもされたのだろうか。 -大助 たけおにそっくりだが後ろ髪が跳ねているのが特徴。 ケムシくんは彼に懐いており、頭の上に乗ったり一緒にハイキングに行ったりしている。&s(){たけおが知ったらどう思うのだろう} -さくら 表紙でたけお(大助?)の後ろにいる女の子。 ケムシくん初登場時に彼から名前を呼ばれているのと、漢字[[トランプ]]で間違えたのを指摘している。彼女からは「ケムシちゃん」と呼ばれている。 &bold(){遠くの木の先にいるケムシくんが見えるぐらい視力がいい。} -ケムシの女の子(名前不明) 頭と背中の毛にリボンを付けている。&s(){デフォルメの効いたケムシくんと違いほとんどヒトの顔なのであんまり可愛くない} ケムシくんは彼女に一目惚れしラブレターを渡したが、すでにボーイフレンドがおり失恋することとなってしまった。 その際&bold(){ケムシくんにトンカチを投げつけている。}&s(){カンジーをトンカチでボコった報いか} -女の子のボーイフレンド(名前不明) イケメンだが&bold(){ケムシのくせに毛が2本しかない。}首にスカーフを巻いている。 -角田(仮名) 「角田医院」の医者(おそらく獣医ではなく人間の医師)。葉っぱを食べ過ぎて醜く肥え太ったケムシくんを[[自転車]]で追いかけ回し運動させるという荒療治を行った。 -筆のお化け 筆に顔と手足がついている。漢字トランプを間違えたケムシくんの顔に飛びつき墨で汚した。カンジーの友人だろうか? *【後書き】 現在『まんがおもしろ漢字教室』は絶版になっておりAmazonや古本屋でも滅多にお目にかかれない。ただ手持ちのものは1997年まで発行されていたのが確認できるので、大きい図書館ならば児童書コーナーにあるだろう。興味があればぜひ読んでみよう。 翌年に発行された『まて!宇宙ぼうちょう』(新日本出版社)にもセリフなしだが1ページだけ出演していたりする。こちらはebookjapanから電子版が配信されているので探してみよう。 #center(){&bold(){追記・修正してばかりいると毛がぬけるぞ}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,8) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 何故立ったし -- 名無しさん (2024-06-16 17:56:21) - エピソード項目禁止前の女児向け読み切り漫画記事といい、たまにとんでもなくマニアックな記事が建つのがこのwikiの醍醐味 -- 名無しさん (2024-06-17 00:40:55) #comment() #areaedit(end) }

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