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先行者 - (2013/04/06 (土) 13:39:20) の1つ前との変更点
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&font(#6495ED){登録日}:2012/07/17(火) 06:14:23
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s)
&font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます
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【先行者とは?】
・身長:140cm
・体重:20kg
・可動範囲:頭部、目、首、胴体、腕、足
・一定の言語機能搭載
先行者とは西暦2000年に発表された、当時の&color(red){最新技術を詰め込まれた}中国製のロボットである。
二足歩行は当然のことながらなんと会話機能まで備えている。
まずは画像をご覧頂こう。
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おっと間違えた、本当の画像はこっちだった…なんてオチはない。
この画像が正真正銘の先行者である。
&bold(){&color(red){この画像が正真正銘の先行者である。}}
どこが当時の最新技術だ?と思うかもしれないが、これでも湖南省の国防科学技術大学により開発された&color(red){中国初のニ足歩行ロボット}である。(実際は大学教授が趣味で作っただけなんだがな!)
アホみたいな見た目だが、当時の中国最新技術であり、本人達は大真面目に作っていたのである。
因みに我が国の本田技研は同年、あのasimoを発表している。
【先行者の性能】
見た目はそれこそ骨組みだけで構成された、さながらガイコツのロボット。
随分と貧相……もといスリムな体型を為しているが、これは電源や制御装置・モーター等が外部に依存している為である。
なので、見える部分のムダな部分をはぶいた結果こうなった。
手はなぜかお好み焼きのヘラが付いている。
歩行速度はお世辞にも速いとは言えない。&bold(){むしろ遅い}
先行者が動く映像を見ればわかるが、マジで亀の方が速いかもしれない、出来の悪いラジコンレベルの遅さ。
歩き方もかなりぎこちない。歩き方を覚えた子供の方が上手く歩けるレベルのぎこちなさ。
ボディには可動部位や特色は多々あるが、実際は&color(blue){頭部はただの飾り}であり目や鼻は付いているだけで特に意味はない。
飾りならもう少し見栄え良くできなかったのだろうか……と思われるが、表情を変える機能等を搭載しない以上、頭には余計な手を加えなかったのは仕方ないのかもしれない。
【いくぜ、中華キャノン!】
特筆すべきは&bold(){&color(blown){股間}}に装備されている砲身。ただでさえネタ臭あふれる骨組みボディなのに、これだけ無駄な存在感を放っている。
全身像以上に&bold(){&color(blown){股間}}のインパクトが強い為、いつしか見た人々に&bold(){&color(red){中華キャノン}}と命名され、ミサイルが発射可能等二次設定が付加された結果、ネタが加速されネットでの不動の人気を獲得したのである。
&color(blue){※実際は可動部位の複雑化故にデカくなった、ただの股関節である。ミサイルは出ない。}
【爆発的人気となる先行者】
異様な見た目と、思いのほかマジメで全力な中国のギャップにより日本でブームに乗った先行者。
その人気はとどまることを知らずにCGムービーやゲーム、小説等の同人作品が数多く制作されるに至った。
さらにはあのプラモデル大手メーカーのひとつアオシマにより、『中華キャノン』という名称でプラモデル化までされている。
(このプラモデルはコンピュータ雑誌「ネットランナー」2002年7月号の付録として制作された為、一般模型店では販売していない)
二次創作作品の中では、有志達によって製作された3Dオンラインゲーム『日本製「先行者」開発プロジェクト』がもっとも有名だろう。
ゲームの完成度は中々高く、この製作だけの為に態々作られた&color(blue){異常に細かい舞台設定}はある意味必見。
【先行者のその後】
全力投球してきた中国とは裏腹にヒットした先行者。だが、どんな作品にも波はある。
プラモデル化やゲーム化された2003年からブームは徐々に鎮静化。
今では話題にすら上がらず、当の中国でも後々別な二足歩行ロボットが発表された為、先行者は完全に過去の存在となった……。
#center(){&bold(){&color(red){が}}}
あれだけムーブメントを巻き起こした中国4000年の技術、そう簡単には忘れ去られない。
発表から10年以上経過した現在でもアニメ、マンガ、ゲーム等で&color(red){ちゃっかり登場}していることが結構ある。
背景やモブキャラ等ネタとして、先行者は我々に笑いのネタを提供し続けているのだ。
【先行者が登場する作品】
ブーム化した2002~4年くらいのアニメによく登場している。
・[[攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX>攻殻機動隊 S.A.C.シリーズ]] (14話「全自動資本主義」)
・ネギま!? (3話「ほー、契約カードはそうやって使うのか」)
・[[いぬかみっ!]]
・りぜるまいん (23話「一触即発!!はふ~ん美少女大乱戦」)
・ぷにぷに☆ぽえみぃ
・[[生徒会役員共]] (13話「生徒会役員共!乙!」)
・アベノ橋☆魔法商店街(コミック版)
・天神乱漫 -LUCKY or UNLUCKY!?-
・[[超次元ゲイムネプテューヌmk2>超次元ゲイム ネプテューヌmk2 ]](リーンボックスのモブキャラ)
作品間に扱いの差異はあるものの、上記作品で一番優遇されているのは攻殻機動隊。
なんと&color(red){中国人テロリスト(アンドロイド)}として登場し、不意打ちとはいえ主役である少佐を殴り倒している。&color(red){もちろん中華キャノンも装備}。
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