キノガッサ

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&font(#6495ED){登録日}:2009/11/22 Sun 21:02:46 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 10 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#3cb371,b){毒の 胞子を ばらまき 吸いこんで 苦しむ 相手に 強烈な パンチを くらわせる。}} [[ポケットモンスター]]シリーズに[[ルビー・サファイア>ポケットモンスター ルビー・サファイア]]から登場する[[ポケモン>ポケモン(ポケットモンスター)]]。 *■データ ---- 全国[[図鑑>ポケモン図鑑]]No.:286 分類:きのこポケモン 英語名:Breloom 高さ:1.2m 重さ:39.2kg [[タマゴ>タマゴ(ポケモン)]]グループ:妖精/植物 性別比率:♂50♀50 タイプ:[[くさ>くさタイプ(ポケモン)]]/[[かくとう>かくとうタイプ(ポケモン)]] 4倍:[[ひこう>ひこうタイプ(ポケモン)]] 2倍:[[ほのお>ほのおタイプ(ポケモン)]]/[[どく>どくタイプ(ポケモン)]]/[[こおり>こおりタイプ(ポケモン)]]/[[エスパー>エスパータイプ(ポケモン)]]/[[フェアリー>フェアリータイプ(ポケモン)]] 1/2:くさ/[[みず>みずタイプ(ポケモン)]]/[[でんき>でんきタイプ(ポケモン)]]/[[いわ>いわタイプ(ポケモン)]]/[[じめん>じめんタイプ(ポケモン)]]/[[あく>あくタイプ(ポケモン)]] [[特性>特性(ポケモン)]]:ほうし(接触技を受けた時に各10%の確率で相手を[[どく>どく/もうどく(ポケモン)]]・[[まひ>まひ(ポケモン)]]・[[ねむり>ねむり(ポケモン)]]状態のいずれかにする)   :ポイズンヒール(どく・もうどく状態だとターン終了時に最大HPの1/8回復) [[隠れ特性>隠れ特性(ポケモン)]]:テクニシャン([[威力>威力(ポケモン)]]60以下の技の威力が1.5倍になる) [[種族値]] HP:60 攻撃:&font(#ff0000){130} 防御:80 特攻:60 特防:60 素早さ:70 合計:460 [[努力値]]:攻撃+2 キノココがLv.23で[[進化>しんか(ポケモン)]]する。 *■概要 ---- キノココの進化形という事で「キノコ」をイメージした物だと思っていた人も多いはず。 しかし、実際はカンガルーもしくは恐竜、怪獣のような人型になり、まさかのくさ+かくとうタイプという事で多くのプレーヤーを驚愕させた。 数多いポケモンの中でもこれほど進化前の面影が薄い(頭のキノコくらい)ポケモンはかなり珍しく、そのせいか能力値の傾向や習得技に違いが多い。 最たる例はこのポケモンの代表技である「キノコのほうし」で、キノココ時代に習得せずに進化してしまうとなんと''覚えなくなってしまう''。きのこポケモンなのに。 対戦個体の育成の際には特に注意が必要である。 第8世代では技習得の仕様変更(進化すると進化前限定技を全習得可能になる)により自力習得可能だったが、 第9世代でまた覚えなくなってしまった。何故。 ボクサー顔負けのテクニックを持ち、軽やかなフットワークから強烈なパンチを食らわせる。 尻尾の先にあるタネのようなものは猛毒の胞子が固まったものなのでうっかり口にすると全身に毒がまわってしまう。 頭にある傘の穴から胞子をばらまく。 [[色違い>色違い(ポケモン)]]は&bold(){&font(#cc3300){スカーレット}}。 ちなみにパンチを放つ時は[[&font(#ff0000){腕が延びる}>伸びる腕]]。 [[エビワラー]]「えっ」 [[サワムラー]]「ほほう」   *■対戦でのキノガッサ ---- 攻撃がとにかく高く、[[ガブリアス]]や[[カイリキー]]と同レベル。 一方他の能力は防御と素早さがそれなりにある以外は低め。耐久・耐性共に貧弱なので非常に打たれ弱い%%はずなんだけどなぁ%%。 キノコポケモンではお馴染みの、命中率100%で眠らせる「キノコのほうし」が強力。 それと「[[みがわり>みがわり(ポケモン)]]」「きあいパンチ」とのコンボは有名。 霰「アイスボディ」+「たべのこし」の無限[[トドゼルガ]]の型があるが、キノガッサは「ポイズンヒール」+「どくどくだま」で同様の事が出来る。 また、「みがわり」+「[[まもる>まもる/みきり(ポケモン)]]」で最大32ターンまで本体を攻撃から守れる為、重火力アタッカーなら無理矢理粘ることで技を打ち切りに出来る。 これにより、素早さの実数値135がこいつに対抗するための最低ラインとなった。 しかし、最近はねむり対策が盛んであり、プラチナからねむりの仕様も変更された為、あまり胞子に頼り過ぎるのも止めたほうがいい。 素早さ種族値70なので性格補正をかけ努力値を252を振り、「[[こだわりスカーフ>こだわり系アイテム(ポケモン)]]」を巻けば最速[[130族>130族(ポケモン)]]まで抜ける。 [[サブウェポン>サブウェポン(ポケモン)]]のレパートリーは意外と少ないが、一致技を両方半減する[[ひこう>ひこうタイプ(ポケモン)]]対策の[[いわ>いわタイプ(ポケモン)]]技の「がんせきふうじ」と「ストーンエッジ」を使える。 特に「がんせきふうじ」は物理いわ技の中でもずば抜けて命中率が高い上、隠れ特性「テクニシャン」の効果で威力が90まで上昇するという強力な技に。 「がんせきふうじ」と一致技「ローキック」の素早さダウン効果も有用で、自分より速い相手も「みがわり」がある状態ならハメる事ができる。 [[600族>600族(ポケモン)]]や同じくハメ技を持つ[[トゲキッス]]同様、対策は必須である。 特性「テクニシャン」は「がんせきふうじ」だけでなく一致技の強化にも大きく貢献する。 A130の種族値から飛んでくる威力90の「マッハパンチ」は脅威の一言。 補正の掛かった「タネマシンガン」は生半可なポケモンでは安定して受けきれないレベル。 それまで猛威をふるっていた[[カバルドン]]+[[ドリュウズ]]の組み合わせが廃れてしまったほど。 さらにアタッカー型、[[毒>どくどく(ポケモン)]][[守>まもる/みきり(ポケモン)]]型、胞子型とどれも対策を誤るとパーティーが半壊しかねない爆発力を持っており恐ろしいポケモンへと変貌した。 あまりに強化されすぎたせいか、「次回作で胞子の命中率か優先度を下げないと本当にマズいことになる」と囁かれているとか。 もっとも、ひこう4倍というわかりやすい弱点があるためか第6世代の[[メガガルーラ>ガルーラ]]みたいな異常事態にはならなかったようだが。 流石に公式でもやり過ぎたと判断したらしく[[XY>ポケットモンスター X・Y]]では「くさタイプには粉技、&bold(){キノコのほうし}が&font(#ff0000){&bold(){無効}}になる」という仕様に変更。 さらに「ローキック」の威力が&color(red){65}と微妙に強化されたことでテクニシャン補正を受けられなくなったりと、 あからさまにこいつを狙い撃ちするかのような逆風に晒されることになった…… それ以外にも環境面ではかくとうに効果抜群な[[フェアリータイプ>フェアリータイプ(ポケモン)]]が登場。 さらに[[ほのお>ほのおタイプ(ポケモン)]]・ひこうタイプでひこう技を先制で出せる新特性「はやてのつばさ」を持つ「[[ファイアロー]]」が登場。 大きな弱体化を強いられた。 …が、一方で上述の「がんせきふうじ」と威力40で攻撃力が1段階上がる新技「グロウパンチ」を習得し、攻撃面の強化も受けている。グロパンの採用率は低いが。 そのためタイプや特性で絶望的に相性が悪いはずの[[ファイアロー]]を「がんせきふうじ」と[[襷>きあいのタスキ]]によってかなりの数を返り討ちにしており、 キノガッサが倒したポケモンTOP10ではなんと&bold(){2位にファイアローがランクイン}するという逆転現象が起きている。 %%まあ、天敵のポケモンを叩き落しているなんて事例は別にキノガッサに限った事でもないのだが。というかそれが普通。%% とはいえやはりひこう4倍自体は非常に痛いことに変わりはない。 実際、ファイアローの全盛期は殆どのガッサが&bold(){「特性はテクニシャン」「持ち物は襷」「技はキノコの胞子と岩石封じが必須」}と言う状況を強要されていた。 しかも大概残りの技枠が「タネマシンガン」と「マッハパンチ」で埋まる為&bold(){型どころかほぼ全てが固定されてしまった}。 こう考えると第5世代以前と比べると柔軟性は大幅に減り、勢い自体はかなり落ちたと言って過言ではないだろう。 しかし[[第6世代>世代(ポケモン)]]でも多くの上級者に愛用されており、非常に強い存在感を放っている。 レート末期には少数とはいえポイヒ型も増えた。 [[SM>ポケットモンスター サン・ムーン]]では更なる逆風調整がなされ、キノコのほうしを無効にするフィールドを''場に出した瞬間に発動する''[[カプ・コケコ]]や[[カプ・レヒレ]]、とんでもないバ火力を持つ[[カプ・テテフ]]などの強力なフェアリーポケモンが大量に登場しており、流石にガッサは環境から姿を消した…… ……と思ったら途中から%%やっぱり%%増加しており、今作も暴れ回っている。 地味にファイアローが弱体化で環境から消滅したことが追い風になっているかもしれない。 隙がある限りわらわら増殖するあたり、流石は優秀なキノコである。 今作は非常にかくとうタイプの肩身が狭く、かつて強ポケであった[[ローブシン]]でさえ見る影もなくなり、 ガッサ以外に環境にいるのは[[(メガ)バシャーモ>バシャーモ]]、[[メガミミロップ>ミミロップ]]、[[メガルカリオ>ルカリオ]]、[[ジャラランガ]]、[[フェローチェ]]、くらいというかつてない大惨事となっているのだが、[[メガシンカ]]や高種族値(素早さ)持ちというアドバンテージもないのにこれらのポケモンと同等以上の立場にいられるのは流石といったところか。 型については第6世代のテンプレであった「テクニシャン+タスキ+胞子、マッハパンチ、タネマシンガン、岩石封じ」一辺倒ではなくなり、岩石封じを「つるぎのまい」に替えるケースも多くなっている。 ポイズンヒール型は相変わらず少数だが。 第八世代では[[ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール>ポケットモンスター ダイヤモンド・パール]]に登場。 第四世代までのポケモンしか存在しない中で、第七世代当時と同じスペックであることに加え、胞子の対策アイテムである「ぼうじんゴーグル」が入手不可、フィールドでの対策も現実的でないことから対面有利時の制圧力が第五世代に匹敵するものになった。 [[SV>ポケットモンスター スカーレット・バイオレット]]でも引き続き登場。 今作では剣盾時代に猛威を奮った[[ダイマックス]](および[[ダイジェット>ダイジェット(ポケモン)]])は存在せず、発売直後の段階ではフィールドメーカー持ちも非常に少ないためこれまで以上にキノガッサが暴れることは間違いない… と予想されていたが、変化技をほぼ全て無効にする黄金の体を持つ[[サーフゴー>コレクレー/サーフゴー]]や状態異常にならない特性を持つ[[キョジオーン]]といった「キノコのほうし」メタにあたる新ポケモンが登場したことで一変。 タイプ相性で有利を取れるキョジオーンはまだしも、サーフゴーはキノガッサのタイプ一致技を全て半減以下に抑えてくる天敵であり、厳しい相手がまた増えてしまった。 また新要素のテラスタルもキノガッサにとっては向かい風であり、様々なポケモンが唐突に草タイプになることで「キノコのほうし」を無効化してくる可能性がある。 一方で、キノガッサ自身にも強化は入っており、「インファイト」「じならし」「ダストシュート」などといった有用な新技を習得。 特に「じならし」はテクニシャン対応かつ地面タイプの技なので、天敵であるはずのサーフゴーを返り討ちにすることができる。&s(){ただし確定2発である} 「ダストシュート」も苦手なフェアリーだけでなく胞子対策の草テラスタルを返り討ちにできる。 が、&bold(){ただでさえ技スペースがキッツキツだったところにやってきた新技}である為、トレーナーは技の取捨選択に大いに悩む事になる……。 たまに「ほうし通りにくいならもういらないじゃん!」みたいなノリで&bold(){「キノコのほうし」そのものを切ってしまう}トレーナーもいるとかいないとか。 追記・修正は胞子で眠らされてからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,21) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
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