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キノガッサ

登録日:2009/11/22 Sun 21:02:46
更新日:2026/08/21 Fri 22:42:26
所要時間:約 10 分で読めます





毒の 胞子を ばらまき 吸いこんで 苦しむ 相手に 強烈な パンチを くらわせる。


■データ


全国図鑑No.:286
分類:きのこポケモン
英語名:Breloom
高さ:1.2m
重さ:39.2kg
タマゴグループ:妖精/植物
性別比率:♂50♀50

タイプ:くさ/かくとう


特性:ほうし(接触技を受けた時に各10%の確率で相手をどくまひねむり状態のいずれかにする)
  :ポイズンヒール(どく・もうどく状態だとターン終了時に最大HPの1/8回復)
隠れ特性:テクニシャン(威力60以下の技の威力が1.5倍になる)

種族値
HP:60
攻撃:130
防御:80
特攻:60
特防:60
素早さ:70
合計:460

努力値:攻撃+2

キノココがLv.23で進化する。


■概要


キノココの進化形という事で「キノコ」をイメージした物だと思っていた人も多いはず。
しかし、実際はカンガルーもしくは恐竜、怪獣のような二足歩行の人型になり、まさかのくさ+かくとうタイプという事で多くのプレーヤーを驚愕させた。
顔つきもキノココから大きく変わっており、お目目パッチリなつぶらな瞳になった事で可愛さも跳ね上がっている。
実は『試合前の減量のため、サウナで汗をかくプロボクサー』が先行のモチーフとしてあり、そこに湿度の高い部屋に籠るイメージからキノコが追加されたという。大本のモチーフがプロボクサーなのに第9世代では丁半博打をやっているということに…

数多いポケモンの中でも、これほど進化前の面影(頭のキノコ程度)が薄いポケモンはかなり珍しく、そのせいか能力値の傾向や習得技に違いが多い。
最たる例はこのポケモンの代表技である「キノコのほうし」で、第7世代まではキノココ時代に習得せずに進化してしまうとなんと 覚えなくなってしまう 。きのこポケモンなのに。*1
第8世代(BDSP)では技習得の仕様変更(進化すると進化前限定技を全習得可能になる)により自力習得可能となった。*2
ボクサー顔負けのテクニックを持ち、軽やかなフットワークから伸びる腕を使って強烈なパンチを食らわせる。
尻尾の先にあるタネのようなものは猛毒の胞子が固まったものなのでうっかり口にすると全身にがまわってしまう。
頭にある傘の穴から胞子をばらまく。

ちなみにLv.100までに必要な経験値が1,640,000に及び、伝説のポケモン達を差し置いて全ポケモンで最も多い。フワライドマルノーム等も同じだけの経験値がいる。

色違いは全体的に赤くなる。スカーレット

ちなみにパンチを放つ時は腕が延びる
エビワラー「えっ」
サワムラー「ほほう」


■ゲームでのキノガッサ


ホウエン地方の新ポケモンの1体として『ルビー・サファイア』より登場。
進化前のキノココはトウカの森にてやや低確率で出現するもののキノガッサ自身は野生で出現しないため、キノココから進化させて入手する事になる。

くさ・かくとうの複合タイプだが、ホウエン地方にはくさタイプを使うトレーナーがアロマなおねえさんやポケモンレンジャー程度とモブトレーナーしかおらず、
かくとうタイプを使うネームドなトレーナーにはジムリーダートウキがいるものの、マイナーチェンジ版であるエメラルドでもキノガッサは使わずじまい。*3
一応『エメラルド』だと見た目が格闘娘なフロンティアブレーンコゴミがキノガッサを使ってはいるが…ホウエン地方のトレーナーはキノガッサにあまり興味を持っていないような感じが否めない。

ではキノガッサは影が薄くて弱いのかと言えばそんな事はなく、あの伸びる細腕2本で攻撃種族値130という大台を誇るため、そこから放たれる物理攻撃がとにかく強力。
…しかし第三世代だと使える物理技が少なかった。くさ技は当時の仕様で全て特殊技扱いだったほか、癖のないかくとう技が「マッハパンチ」と「かわらわり」だけで、サブウェポンも「ヘドロばくだん」と「アイアンテール」だけと少ない。
「マッハパンチ」は自力で習得可能なので問題ないが、他は技マシンを使用しないと覚えられないのも育成面で負担がかかる。*4
そのため、ストーリーでキノガッサを使おうとすると「マッハパンチ」と「スカイアッパー」による格闘技だけで殴りに行くポケモンになりやすく、
当時は単体で火力を向上する手段が一品物のわざマシン経由であった「ビルドアップ」ぐらいしかなかった*5ため技の火力不足にも陥りやすく、キノガッサだけで無双するには殴る相手は選ぶ必要があった。

前述した「キノコのほうし」は極めて強力な技だが当時から長きに渡り、キノガッサになると覚えられず、それでいて忘れると二度と思い出せなくなるため、欲しいならキノココの時に習得させる必要あり。
この第三世代における習得レベルは54。昔のポケモン作品あるあるな高レベル習得技となっている。
進化前のキノココは強いポケモンではないため、この技を覚えたキノガッサをストーリーで活用するのは困難。
むしろ活用できる頃にはストーリー終盤になっているか、とっくに殿堂入りできている事だろう。

当時の対戦界隈では「キノコのほうし」で眠らせた隙に「きあいパンチ」をぶちかます程度しか取れる戦法がなく、
敵の素早さを操作できる技が希少だった事に加え、第三世代におけるキノガッサはそういった搦め手が出来なかったため、キノガッサを単独で動かす事自体がやり辛い。
低耐久かつ弱点多数、自身の素早さも並のため、相手を見誤ると一撃で落とされるなんて事はよくある光景。今世代のキノガッサは後の世代よりも対戦で扱うのが難しいポケモンであった。

キノココのタマゴ技には「みねうち」があり、「キノコのほうし」と組み合わせれば優秀な捕獲要員としても活用可能。
これにより攻撃と素早さが劣るパラセクトは捕獲要員としての仕事先を数世代に渡って奪われ続ける事になるのだが、それは別の話
「みねうち」のタマゴ技遺伝をホウエン地方に生息するポケモンだけで行う場合、ザングース → タネボーorクチート → キノココと『ルビー』限定のポケモンが2種類も必要。『サファイア』版のプレイヤーは泣いていい
最初の遺伝元となるザングースも「みねうち」の習得レベルが55と高いため、ポケモンだけ揃えてもすぐには遺伝できず、やや手間がかかる。
『エメラルド』ならドーブルが入手できるので、ザングースの代わりに彼を最初の遺伝要員として抜擢しても良い。

本作はホウエン地方のポケモン達が野生出現せず、作品単体での入手はできない。

キノココ系統にとっては特に関係ない作品かと思うかもだがパラスとストライクが解禁された事により、「みねうち」の遺伝経路と手間を短縮できるようになった。
ストライク → パラス → キノココと用いれば遺伝可能。ストライクはレベル16ですぐに覚えてくれるので大変お手軽。
…しかし、ストライクは『ファイアレッド』限定。タマゴグループ「むし」のポケモン達に「みねうち」を遺伝させるには彼かツチニンが必要なので、
『リーフグリーン』だけだとパラスに「みねうち」を遺伝させて捕獲要員にする事も出来ない。『リーフグリーン』版のプレイヤーは泣いていい
『ルビー・サファイア』と『FRLG』、それぞれの両バージョンで入手可能なポケモンを組み合わせられるならツチニン → パラス → キノココでも短縮しつつ遺伝が可能。

『ポケモンコロシアム』ではGBA版から連れてくる方法でしか入手出来ず。
シナリオモード上では終盤の敵トレーナーが使うポケモンとしてたまに見かける程度。

続編の『ポケモンXD』ではダーク・キノココが登場。ストーリー序盤に登場するシャドー研究員が繰り出してくるため、旅パへの加入も容易。
リライブ完了でタマゴわざの「みねうち」を思い出してくれる。捕獲要員としても使ってくださいという事だろうか。
♂個体をスナッチすればキノココへの「みねうち」遺伝が楽に行えるが、本作では他にもクチート(タマゴわざ・リライブ完了時)、パラス(タマゴわざ・リライブ進行で思い出す)、ストライク(技の思い出し)と「みねうち」遺伝用のポケモンまで勢揃いなので遺伝させ放題の環境が完成する。

そんなダーク・キノココはXD限定技として「リフレッシュ」持ちだが、これは汎用性が低いため、他の技に変えることを推奨。
キノガッサに進化すれば「マッハパンチ(レベル23)」や「かわらわり(わざマシン31)」といった、かくとう技を覚えられるようになるのでいずれか一つは覚えさせておきたい。
ただしエンディング前におけるサブウェポンは「アイアンテール(わざマシン23)」くらいしかない*6ので、殴りに行ける捕獲要員として起用するのが主になる。
「みねうち」は捕獲要員として使うなら必須。全てのダークポケモンをスナッチし終えた後、必要が無いと感じたら忘れさせてもいいが、この世代では二度と思い出せず覚えられなくなる点については留意の事。

敵にかける状態異常技はリライブ進行で思い出す「しびれごな」を活用する事になる。
「キノコのほうし」は第三世代準拠によりキノココ時限定かつ高レベル習得なので、本作内で習得・使用したいとなるとかなりの手間がかかる。
非力なキノココのまま戦い続けるのはキツいため、そちらの習得は諦めて「しびれごな」で妥協した方がシナリオモードで活躍できるだろう。

あるいは本作内でキノココを一切使わず、エンディング後にGBA版へ送って育てるのも有り。
『XD』主人公が親の個体なので他人産による経験値ボーナスが得られる事で育てやすくなり、キノココのままレベル54まで上げて「キノコのほうし」を覚えさせるのがだいぶ楽になる。
本作はエンディング後ストーリーが無いので育て終えた後に『XD』へ戻しても捕獲要員として活用する機会はほぼ無いだろうが、他の第三世代作品なら大いに活用できる。

バトルでの待機中は常にピョンピョン跳ねており、敵から攻撃を食らって後方に仰け反っても定位置にピョンと跳ねて戻る他、
「マッハパンチ」などのパンチ系の技で攻撃する際はピョンピョン跳ねつつ伸びる腕でパンチをぶちかますという図鑑説明通りの軽やかなフットワークを見せてくれるぞ。

  • 第四世代
第二特性に「ポイズンヒール」を獲得。
対戦面でこれまでと違った動きが出来るようになった他、捕獲要員としても特性「ほうし」による不意の接触事故が起こらなくなった事で扱いやすくなった。
物理の草技「タネばくだん」を覚えたのもこの世代からであり、草タイプのアタッカーとしても活用可能に。
なお、「キノコのほうし」の習得レベルは本世代から第六世代(XY)まで45と僅かに緩和された。

『ダイヤモンド・パール・プラチナ』ではキノココが全国図鑑入手後の大湿原に生息。ただし日替わり出現枠なので出ない日は全く出ない。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』だとトキワの森の木に「ずつき」するとキノココが落ちてくる。
日にちや時間帯も関係ないので、単に入手したいだけであれば後者の方が圧倒的に楽。

なお、「みねうち」が技マシンわざとして収録されたのは本世代からだが、どういうわけか第4世代のキノココ系統はわざマシンから「みねうち」を習得する事が出来なかった。
先輩のパラス系統は普通にわざマシンでも習得できるようになったというのに、キノココ系統が使えないのは一体どういう事なのか…
そのため、捕獲要員として使いたい場合「みねうち」をタマゴわざで覚えさせなければならず、野生個体を即席の捕獲要員として使う事は出来なかった。

本作からタマゴ技で「めざましビンタ」を覚えるようになった。
この技の有用性はともかくとして進化前のキノココには手と思しき部分が見られないわけだが、彼らはどうやってビンタを行うのだろうか…?

  • 第五世代
隠れ特性「テクニシャン」を獲得。ちなみにキノココ時は「はやあし」。
第三世代の頃から図鑑に『ボクサー 顔負けの テクニックの 持ち主』と書かれていたので、これに則った設定と思われる。

お馴染みの「マッハパンチ」や、今世代から威力が強化された「タネマシンガン」、初登場かつ当時威力60だった「ローキック」を習得するキノガッサには強力な特性であり、
今世代以降は「テクニシャン」と威力60以下の攻撃技を用いた技構成が主流になった上、
対戦方面では今世代における眠り状態の仕様も手伝い、環境入りする程のポケモンとなった。詳細は以下の『対戦でのキノガッサ』にて。

捕獲要員としても「みねうち」の威力が強化されるため、対戦用・捕獲用の両面で至れり尽くせりになった感はある。
そんな「みねうち」は本世代で漸くわざマシンから習得可能になったため、野生産の個体も気軽に捕獲要員として使えるようになった。

ただし現在の第五世代ではWi-Fiサービス終了によりPDW経由などでの隠れ特性個体の入手ができず、『ブラック2・ホワイト2』のヤグルマの森にある隠し穴から狙うしかない。
しかもキノガッサそのものの出現率まで低いので入手は困難。

タマゴ技には「ドレインパンチ」と「きあいパンチ」のパンチ技二種が追加された。
やはりキノココには手と思しき部分が無いわけだが、どうやってパンチ攻撃を行うのだろうか…?

  • 第六世代
『X・Y』もといカロス地方内だとフレンドサファリにしか出現しない。それに伴い、隠れ特性持ちもフレンドサファリ限定。
キノガッサが出てくるサファリさえ登録できれば探し放題・捕り放題ではあるが、それが出来ない場合だと入手は難し目。

ただ、後に出た『オメガルビー・アルファサファイア』では原作同様にキノココがトウカの森に野生出現。
隠れ特性個体もずかんナビのサーチ機能で簡単に探し出せるので、誰でも楽にテクニシャンキノガッサが使えるようになった。一家に一匹、テクニシャンキノガッサ

第五世代で猛威を振るいすぎたせいか「ローキック」の威力が65に上昇。「テクニシャン」の適用範囲外となった。
その代わり、攻撃範囲が優秀な岩タイプ技「がんせきふうじ」が威力・命中・PPの上方修正を受けて使いやすくなり、テクニシャンの適用範囲となる威力60という事でキノガッサのサブウェポンの一つとして多用されるように。

なお、本世代の『ORAS』から「キノコのほうし」の習得レベルが40に緩和。以降の作品ではレベル40での習得が主流となっている。

第六世代からポケモン達が3Dモデルで描写されるようになったのだが、それに伴いキノガッサがピョンピョン跳ねる事がなくなった。
パンチ技などで攻撃する時は自慢の伸びる腕で攻撃を繰り出してくれるが、一歩前に踏み込んでパンチをぶちかますという違う、そうじゃない的なモーションとなっており、軽やかなフットワークすら見せてくれなくなってしまった。

  • 第七世代
第七世代ではキノココ共々、野生で出現しない。そのため、過去作から連れてくるなどの方法を取らないと本世代では入手できない。
ちなみにキノコ仲間であり先輩のパラスは野生出現する。先輩の顔を立てる後輩の鑑

  • 第八世代
『ソード・シールド』には登場せず、『Pokémon LEGENDS アルセウス』にも登場できなかった。
特に『ソード・シールド』ではキノガッサの他にドーブルも登場しなかったため、1匹で安定&完結できる捕獲要員が揃って不在。ガラル地方では捕獲作業に難儀する事となった。*7
『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール(BDSP)』でしか使えず、キノガッサの存在感がどうにも薄い世代であった。

なお、『BDSP』でのキノココはリメイク前となる『ダイヤモンド・パール』同様、全国図鑑入手後の大湿原にしか野生出現しない。
日替わり出現である点も同じなので今世代での入手は中々に面倒な部類に入る。

『BDSP』ではポケモンの連れ歩きが可能な作品で、キノガッサを連れ歩くとピョンピョン跳ねて主人公に付いてきてくれる。バトル下でもピョンピョン跳ねてくれ

  • 第九世代
『スカーレット・バイオレット(SV)』ではPV内で新道具「いかさまダイス」を紹介する際に登場。
キノガッサが堂々と帰って来る事が明らかになり、当時のツイッター上ではトレンドになるほど話題騒然となった。
『SV』ではパルデア地方の一部地域にのみ生息しており、DLCの舞台となるキタカミの里やブルーベリー学園のテラリウムドーム内では野生出現しない。
出現区域ではキノココが単体で現れる事が多いが、場所によってはキノガッサ&キノココ4匹で群れを組んでいる光景も見られる。

久々の参戦という事でか攻撃技のレパートリーが多く増えており、テクニシャン適用技である「じならし」や「つばめがえし」や、高威力の物理技からは「インファイト」や「ダストシュート」等を獲得。
…なお、草タイプだが「くさわけ」は覚えられず。殴りながら素早くなれるテクニシャン適用技を覚える事は許されなかったようだ。

ちなみに西3番エリアには岩タイプにテラスタルする固定シンボルのキノガッサがいる。
しかも初期技が「キノコのほうし」「タネマシンガン」「マッハパンチ」「がんせきふうじ」とかなりのガチ構成。
通常特性なのが欠点ではあるが、これでも十分即戦力として採用可能。

隠れ特性個体はテラレイドバトルにて入手できる。
ただしキノココは隠れ特性持ちが出現しない☆1のみで、キノガッサは☆5か☆6でしか出現しない。そのため、実質エンディング後限定。
「とくせいパッチ」が割かし入手しやすくなったため、そちら経由でも入手は可能。

前述の通り、DLC後編と同時に行われたアップデートでキノガッサになっても「キノコのほうし」を思い出しで習得できるように修正されたため、対戦個体や捕獲要員の育成にも苦労をすることはなくなった。

レンタルポケモン

【エメラルド】
バトルテント:無し:むじゃきHAB:メガドレイン/すいとる/たいあたり/しびれごな
バトルファクトリー型1:おうじゃのしるし:ようきAS:スカイアッパー/マッハパンチ/ずつき/カウンター
バトルファクトリー型2:ひかりのこな:すなおCS:ギガドレイン/きあいパンチ/やどりぎのタネ/キノコのほうし
バトルファクトリー型3:たべのこし:いじっぱりAS:きあいパンチ/アイアンテール/キノコのほうし/メロメロ
バトルファクトリー型4:せんせいのツメ:いじっぱりAS:きあいパンチ/ヘドロばくだん/キノコのほうし/かげぶんしん

バトルテントの型はかくとう技が無い上、くさ技も「すいとる」と「メガドレイン」で役割が思いっきり被ってしまっている。これは本当に草。せめて「すいとる」が「マッハパンチ」になるだけでもだいぶ違うのだが…尤もバトルテントのポケモンでは唯一4周目以降からの抜擢のためバランス調整が入るのも仕方ない。
バトルファクトリーの型1はくさ技が無い分かくとう技を3つも入れている。といっても「カウンター」はゴースト無効を除けばタイプ相性関係無い反射技なので実質上2つだが。「おうじゃのしるし」+「マッハパンチ」コンボはまぁまぁ強力ではある。
型2〜型4はきあパン型が並ぶ。型2は一致技が揃っている代わりに搦め手が「キノコのほうし」しかないので若干不便か。型4は「かげぶんしん」を何回か積めば相手が目覚めてもきあパンを相手に叩き込みやすい。

【プラチナ・HGSS】
型1:きあいのタスキ:わんぱくAB:タネばくだん/スカイアッパー/いわなだれ/カウンター
型2:おおきなねっこ:ゆうかんAC:ギガドレイン/ドレインパンチ/こうごうせい/やどりぎのタネ
型3:どくどくだま:いじっぱりAB:ばくれつパンチ/ストーンエッジ/かみなりパンチ/からげんき
型4:かいがらのすず:いじっぱりAB:タネばくだん/きあいパンチ/ギガインパクト/キノコのほうし

型1はタスキカウンターコンボが可能で、それを使わなくても一致技は揃っているので攻撃には困らない。型2は回復技に全てを捧げた型。本作のレンタルポケモンに「かいふくふうじ」持ちはいないので戦法が崩される事は少ないだろう。型3は「どくどくだま」+「からげんき」は火力抜群。これで特性が「ポイズンヒール」ならもうどくのダメージが回復に変換されるのでさらに使いやすくなるが、ぶっちゃけ「ほうし」でも大して使い勝手は変わらない。型4は「キノコのほうし」+「きあいパンチ」コンボを決めよう。
どの型も素早さに努力値が振られていない上特殊耐久も一切補強されておらず、本来有利なみずタイプも特殊型が相手の場合勝ち目は薄い。一応型1は「きあいのタスキ」で耐えられるがミロカロスクラスの耐久となるとお手上げ。

【バトレボ】
シングル:HA:スカイアッパー/キノコのほうし/ドレインパンチ
ダブル:AS:ずつき/まもる/スカイアッパー

ゲートコロシアムにて登場。ランク8にこそ登場しないものの、シングルの型は「キノコのほうし」により圧倒的な存在感を誇る。ただし素早さに振られていない他特性が「ほうし」固定なため思わぬ毒・麻痺には要注意。「ラムのみ」潰しに機能することも多いが
ダブルの型は他にいくらでも優秀なかくとうタイプがいるので無視してしまって構わない。

【BW2】
型1:くろおび:ゆうかんHA:マッハパンチ/しびれごな/てだすけ/うそなき
型2:どくどくだま:ようきAS:タネばくだん/めざましビンタ/キノコのほうし/みがわり
型3:きあいのタスキ:ようきAS:タネばくだん/きあいパンチ/いわなだれ/キノコのほうし
型4:どくどくだま:しんちょうHBD:きあいパンチ/やどりぎのタネ/みがわり/まもる

型1は攻撃技が「マッハパンチ」のみで、ゴーストで詰む。ダブルバトルでは「てだすけ」や「うそなき」により味方の特殊アタッカーのポケモンのサポーターとして活躍できるかもしれない。型2は「キノコのほうし」+「めざましビンタ」のコンボが可能。「みがわり」で安全に「ポイズンヒール」を発動させやすいのも良いポイント。型3は「キノコのほうし」+「きあいパンチ」コンボを、型4は「みがわり」+「きあいパンチ」コンボを主に仕掛けたい。特性が「ボイズンヒール」なら「まもる」でより安全にポイヒを発動できるほか、「やどりぎのタネ」と組み合わせれば驚異の回復量となる。

【USUM】
型1:カクトウZ:ゆうかんHA:マッハパンチ/しびれごな/てだすけ/うそなき
型2:どくどくだま:ようきAS:タネばくだん/めざましビンタ/キノコのほうし/みがわり
型3:きあいのタスキ:ようきAS:タネばくだん/きあいパンチ/いわなだれ/キノコのほうし
型4:どくどくだま:しんちょうHBD:きあいパンチ/やどりぎのタネ/みがわり/まもる

型1の持ち物が「カクトウZ」になったが、相変わらずゴーストタイプに詰む。そしてバトルエージェントではダブルバトルが出来ないので「てだすけ」と「うそなき」が無用の技と化した。
他の型はBW2から変わらないが、特性に「テクニシャン」が混ざる分弱体化した。

■対戦でのキノガッサ


攻撃がとにかく高く、ガブリアスカイリキーと同レベル。あの見た目からは想像が付かない程のマッチョ野郎。
一方他の能力は防御と素早さがそれなりにある以外は低め。耐久・耐性共に貧弱で弱点も多いのでスペック上は非常に打たれ弱いはずなんだけどなぁ

キノコポケモンではお馴染みの、命中率100%で眠らせる「キノコのほうし」が強力。
それと「みがわり」「きあいパンチ」とのコンボは有名。
……というか後述の後の世代からしたら信じられないかもしれないが、初登場した第三世代では有名というかこれぐらいしか出来なかった。当時は襷も存在せず、かつ特性は「ほうし」固定*8なので運が悪いとキノコのほうしが効かなくなる、更にいえば「がんせきふうじ」は当時習得不可*9、そもそも物理草技なんてのも存在しない*10ため草技は扱えなかったので本当にこれぐらいしかなかった。
とはいえそれでもある程度の強さはあったので後の世代の片鱗は見受けられる。
先述の通りキノコのほうしの習得レベルが普通に育てると54と対戦での一般的なレベル制限を通り越してしまうため、レベル50戦で使いたい場合はキノココを両方の性別で54まで育てて、そこからタマゴで遺伝させながら厳選する必要があったなど、育成面でかなり苦労を強いられるポケモンでもあった。
まぁこの時代には珍しいことではないが…

霰「アイスボディ」+「たべのこし」の無限トドゼルガの型があるが、キノガッサは「ポイズンヒール」+「どくどくだま」で同様の事が出来る。
また、「みがわり」+「まもる」で最大32ターンまで本体を攻撃から守れる為、重火力アタッカーなら無理矢理粘ることで技を打ち切りに出来る。
これにより、素早さの実数値135がこいつに対抗するための最低ラインとなった。
しかし、最近はねむり対策が盛んであり、プラチナからねむりの仕様も変更された為、あまり胞子に頼り過ぎるのも止めたほうがいい。

素早さ種族値70なので性格補正をかけ努力値を252を振り、「こだわりスカーフ」を巻けば最速130族まで抜ける。
サブウェポンのレパートリーは意外と少ないが、一致技を両方半減するひこう対策のいわ技の「がんせきふうじ」と「ストーンエッジ」を使える。
特に「がんせきふうじ」は物理いわ技の中でもずば抜けて命中率が高い上、隠れ特性「テクニシャン」の効果で威力が90まで上昇するという強力な技に。
「がんせきふうじ」と一致技「ローキック」の素早さダウン効果も有用で、自分より速い相手も「みがわり」がある状態ならハメる事ができる。
600族や同じくハメ技を持つトゲキッス同様、対策は必須である。

特性「テクニシャン」は「がんせきふうじ」だけでなく一致技の強化にも大きく貢献する。
A130の種族値から飛んでくる威力90の「マッハパンチ」は脅威の一言。
補正の掛かった「タネマシンガン」は生半可なポケモンでは安定して受けきれないレベル。
それまで猛威をふるっていたカバルドン+ドリュウズの組み合わせが廃れてしまったほど。

さらにアタッカー型、型、胞子型とどれも対策を誤るとパーティーが半壊しかねない爆発力を持っており恐ろしいポケモンへと変貌した。
あまりに強化されすぎたせいか、「次回作で胞子の命中率か優先度を下げないと本当にマズいことになる」と囁かれているとか。

もっとも、ひこう4倍というわかりやすい弱点があるためか第6世代のメガガルーラみたいな異常事態にはならなかったようだが。

流石に公式でもやり過ぎたと判断したらしくXYでは「くさタイプには粉技・キノコのほうし無効になる」という仕様に変更。
さらに「ローキック」の威力が65と微妙に強化されたことでテクニシャン補正を受けられなくなったり、
特性「ぼうじん」に「粉系・胞子系の技を無効化する」効果が追加されたり、何ならその「ぼうじん」と同じ効果を持つ道具「ぼうじんゴーグル」が新たに登場したりと、
あからさまにキノガッサを狙い撃ちするかのような逆風の数々に晒されることとなった……

それ以外にも環境面ではかくとうに効果抜群なフェアリータイプが登場。
さらにほのお・ひこうタイプでひこう技を先制で出せる新特性「はやてのつばさ」を持つ「ファイアロー」が登場。
大きな弱体化を強いられた。

…が、一方で上述の「がんせきふうじ」と威力40で攻撃力が1段階上がる新技「グロウパンチ」を習得し、攻撃面の強化も受けている。グロパンの採用率は低いが。
そのためタイプや特性で絶望的に相性が悪いはずのファイアローを「がんせきふうじ」とによってかなりの数を返り討ちにしており、
キノガッサが倒したポケモンTOP10ではなんと2位にファイアローがランクインするという逆転現象が起きている。
まあ、天敵のポケモンを叩き落しているなんて事例は別にキノガッサに限った事でもないのだが。というかそれが普通。

とはいえやはりひこう4倍自体は非常に痛いことに変わりはない。
実際、ファイアローの全盛期は殆どのガッサが「特性はテクニシャン」「持ち物は襷」「技はキノコの胞子と岩石封じが必須」と言う状況を強要されていた。
しかも大概残りの技枠が「タネマシンガン」と「マッハパンチ」で埋まる為型どころかほぼ全てが固定されてしまったそしてがんせきふうじを外した場合ほぼ詰みである
これにより採用率の激減こそ免れたものの、この固定されきった型は第8世代までのキノガッサのテンプレと化してしまい、まさか9年後にトレーナーを大いに悩ませる事になってしまうとはこの時は誰も予想していなかった


SMでは更なる逆風調整がなされ、キノコのほうしを無効にするフィールドを 場に出した瞬間に発動する カプ・コケコカプ・レヒレ、とんでもないバ火力を持つカプ・テテフなどの強力なフェアリーポケモンが大量に登場しており、流石にガッサは環境から姿を消した……

……と思ったら途中からやっぱり増加しており、今作も暴れ回っている。
地味にファイアローが弱体化で環境から消滅したことが追い風になっているかもしれない。
隙がある限りわらわら増殖するあたり、流石は優秀なキノコである。

今作は非常にかくとうタイプの肩身が狭く、かつて強ポケであったローブシンでさえ見る影もなくなり、
ガッサ以外に環境にいるのは(メガ)バシャーモメガミミロップメガルカリオジャラランガフェローチェ、くらいというかつてない大惨事となっているのだが、メガシンカや高種族値(素早さ)持ちというアドバンテージもないのにこれらのポケモンと同等以上の立場にいられるのは流石といったところか。

型については第6世代のテンプレであった「テクニシャン+タスキ+胞子、マッハパンチ、タネマシンガン、岩石封じ」一辺倒ではなくなり、岩石封じを「つるぎのまい」に替えるケースも多くなっている。
ポイズンヒール型は相変わらず少数だが。


第八世代ではガラル地方からは出禁を食らったものの、リメイクであるブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールには登場。
第四世代までのポケモンしか存在しない中で、第七世代当時と同じスペックであることに加え、胞子の対策アイテムである「ぼうじんゴーグル」が入手不可、フィールドでの対策も現実的でないことから対面有利時の制圧力が第五世代に匹敵するものになった。これでも草タイプの粉技無効効果があるだけ第五世代当時よりはマシになってはいるが。

第9世代のSVで本編シリーズに復帰。
今作では剣盾時代に猛威を奮ったダイマックス(およびダイジェット)は存在せず、発売直後の段階ではフィールドメーカー持ちも非常に少ないためこれまで以上にキノガッサが暴れることは間違いない…
と予想されていたが、変化技をほぼ全て無効にするサーフゴー状態異常にならないキョジオーン、やる気コノヨザルといった「キノコのほうし」メタにあたる新ポケモンが登場したことで一変。

タイプ相性で有利を取れるキョジオーンはまだしも、サーフゴーはキノガッサのタイプ一致技を全て半減以下に抑えてくる天敵であり、コノヨザルも向こうが素早さが上で、先制技がタイプ無効と厳しい相手がまた増えてしまった。
また新要素のテラスタルもキノガッサにとっては向かい風であり、様々なポケモンが唐突に草タイプになることで「キノコのほうし」を無効化してくる可能性がある。
新アイテムのおんみつマントで、がんせきふうじのS低下を無効化にされるのも痛い。
一時期サイクル戦に強い胞子使いの後輩のモロバレルに使用率を追い抜かれてしまっていた。

一方で、キノガッサ自身にも強化は入っており、「インファイト」「じならし」「ダストシュート」などといった有用な新技を習得。「いかさまダイス」という相性の良い道具も追加された。
特に「じならし」はテクニシャン対応かつ地面タイプの技なので、天敵であるはずのサーフゴーを返り討ちにすることができる。
但し確定2発なので、読みでも通さない限りは反撃はもらうものと考える事。
「いかさまダイス」に関しては適用される技が「タネマシンガン」のみと一見貧相だが、テクニシャン対応なので元から一発あたりの威力が56程と高いタネガンが4発以上確定ヒットするのはかなりの脅威である。
「ダストシュート」も苦手なフェアリーだけでなく胞子対策の草テラスタルを返り討ちにできる。
が、ただでさえ技スペースがキッツキツだったところにやってきた新技である為、トレーナーは技の取捨選択に大いに悩む事になる……。
たまに「ほうし通りにくいならもういらないじゃん!」みたいなノリで「キノコのほうし」そのものを切ってしまうトレーナーもいるとかいないとか。

ちなみにテラレイドバトル星6のキノガッサは技構成が「タネマシンガン、ローキック、つばめがえし、キノコのほうし」と対戦のテンプレに近い構成(マッパがないのは星6はテクニシャン固定なための温情か)なことでも有名。



追記・修正は胞子で眠らされてからお願いします。

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最終更新:2026年08月21日 22:42

*1 「覚えていたタマゴ技を忘れても後から思い出し可能」になった第6世代以降は「キノコのほうし」を同種の♂♀で掛け合わせ、タマゴ技として習得させておけばキノガッサに進化しても技の思い出しから再習得できるようにはなる。

*2 第9世代『SV』では設定ミスか発売当初はキノガッサだと自力習得が再び不可能になっていた。現在はDLC「藍の円盤」解禁時のアプデで修正済み。

*3 トウキ本人がキノガッサを使ったのは第五世代の『ブラック2・ホワイト2』が初。ホウエン地方でも使えよ…

*4 進化前のキノココには手と尻尾が無いので「かわらわり」や「アイアンテール」等を覚えられず、タマゴ経由で遺伝習得させる事は出来なかった。ただし「ヘドロばくだん」ならキノココも覚えられるので、そちらは遺伝習得が可能。

*5 『ファイアレッド・リーフグリーン(FRLG)』から「つるぎのまい」を覚えられるようになったが、第三世代では教え技による習得であり、『FRLG』『エメラルド』双方で殿堂入り後にしか習得できないのでストーリー中に活用するのはまず無理。

*6 「わざマシン36(ヘドロばくだん)」はエンディング後に追いやられているので、エンディング前に「ヘドロばくだん」を習得・活用する事はできない。

*7 一応「さいみんじゅつ」「みねうち」が両立できて攻撃力も高いエルレイドはいたが、「さいみんじゅつ」の命中率が低い事から「ヨクアタール」や「あまいかおり」を併用しないと安定せず、やや使い勝手が劣る

*8 そもそもポイズンヒールが登場したのは第四世代、テクニシャン習得&解禁は第五世代後半である

*9 更にいえば当時は岩石封じも強化前である

*10 知っての通り第三世代は物理特殊が分化前なので。更にいえば特殊技の草技で四倍弱点を突くより物理技のほうが強かったので当然であるが