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&font(#6495ED){所要時間}:約 24 分で読めます
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漫画『[[遊☆戯☆王>遊戯王]]』ならびにアニメ『[[遊戯王デュエルモンスターズ]]』における主人公・[[武藤遊戯>闇遊戯]]の永遠のライバル(最終的に「友」へ昇格した)。
王様曰く、「友とライバル……その境界がどこにある!!」
&bold(){プロフィール}
|誕生日|10月25日|
|星座|さそり座|
|身長|186cm|
|体重|65kg|
|血液型|A型|
|好きな食べ物|牛フィレ肉フォアグラソース|
|嫌いな食べ物|&bold(){[[おでん]]}|
CV:
[[緑川光]]/佐藤智恵(幼少期)一作目
[[津田健次郎]]/矢澤喜代美(幼少期)二作目
ファンからの愛称は東映版アニメではキャベツ。DM以降のは社長。
これは東映版とDMではキャラデザがかなり異なっているため(ついでにいえば性格も)。
DMでは原作通り茶髪に青目をしており、度々社長節を見せてくれる。
一方、東映版では、瞳の色が金色な事に加え、髪の色がなぜかキャベツを思わせる鮮やかな黄緑色をしている。
バクラとのTRPG戦で放映が終了した事もあり、王国編以降に見せ始めた破天荒ぶりがそれほど出ていない。
この時はまだ奇行子ではなく、貴公子だったのだが……。
ちなみに初期のキャラは原作者高橋和希の友人がショップで出会った人物がモデル。
「せめてカードを1万枚集めてから話しかけろ」と言われたことに激昂しながらもネタに使えると思い生まれた。
海馬コーポレーションの社長であり、遊戯王を語る上で欠かせない、ソリッドビジョンや[[決闘盤>デュエルディスク]]の開発者。
嫁である[[青眼の白龍]]に関してはそちらを参照。
遊戯たちと同じ高校のクラスメイトであることはあまり覚えられてない(一作目では制服も違った)。
一応、バトル・シティ編でラーの怒りを食らって倒れた城之内の夢で描写はされている。
***【性格】
非常にプライドが高く、破天荒且つ大胆な性格。
頭脳も高く、権力と財力を駆使してやりたい放題しまくる行動力もあるため、社員達も周りの人もよく振り回されている。
常識に囚われない性格もあり、「俺は常識を超越する」「馬鹿め、それが常識に囚われているのだ」としょっちゅう口にしている。
自他共に認める色んな意味でかなり常識はずれな人物である。
[[リアルファイト]]も強く、&b(){いつも持っているカード満載のアタッシェケースで顔面を殴ったり、&br()ブルーアイズのカードを手裏剣のように投げたり、撃たれそうになったときにカードで銃の劇鉄を止めたり}と、最強候補の一角。
***【モクバとの関係】
海馬を語る上で欠かせない物の一つは、弟[[モクバ>海馬モクバ]]に対する愛である。
要するに極度のブラコンなのである。
瀬人は幼くして両親を失い、モクバと共に財産を喰い荒らされた上に施設に預けられた為、モクバ以外の人間に対して決して心を開かない。
小さい頃からモクバに「他人に対し弱みを見せるな。必ず自分が楽な生活をさせてやるから」と言い聞かせ、
兄としての責任や役割を十二分に果たしてきた。
しかし、後の義父となる海馬剛三郎との出会いにより、瀬人の精神は更に歪んでいってしまう。
***【剛三郎との出会い、そしてKC社長へ】
海馬剛三郎は当時軍事企業だった海馬コーポレーションの社長であり、
後継者とすべく養子を探しに瀬人とモクバのいた施設に訪れたのだが、
瀬人は剛三郎に「チェスで勝負をし、自分が勝ったら弟と自分を養子にしろ」と持ちかける。
剛三郎は当時のチェスの世界チャンピオンだったが、
瀬人はイカサマを用いてこれに勝利(剛三郎はイカサマには気付いたが、その度胸と発想を認めて養子にしたらしい)。
#openclose(show=「馬鹿な!チェスでイカサマなんてできるわけがない!」){
原作文庫本12巻のあとがきで明かされたイカサマは剛三郎を間に挟む形で瀬人とモクバ二つのテーブルが用意し、
「(瀬人とモクバ)どちらかが剛三郎に勝つか引き分けたら、&b(){この勝負は瀬人とモクバの勝ち}」という二対一の勝負に持ち込みチェスを開始。
瀬人のテーブルで剛三郎が先手で最初の駒を動かす→モクバのテーブルでモクバが先手で駒を動かす(この時モクバは瀬人のテーブルの&b(){剛三郎の一手目と同じ駒}を動かす)→
瀬人のテーブルで瀬人が剛三郎の一手目に対して有利になるように駒を動かす→瀬人は剛三郎の二手目を待ち、剛三郎の二手目が来たらその二手目と同じ場所にモクバが駒を動かす→
&b(){この時点で剛三郎は瀬人の術中にはまり、最終的に瀬人が勝利する}というインチキ戦法であることが明かされている。
アニメ版では棋譜を見て対策を立てる(メタる)という正攻法だった。
}
瀬人は「金持ちの養子になればモクバを楽にしてやれる」と考えていたが、自分はどうなるかの認識が甘かった。
剛三朗は瀬人に後継者に相応しい力を持たせるべく[[虐待>児童虐待]]と呼んでも差し支えないレベルの英才教育を施し、
経済学、帝王学、ゲーム戦術等を片っ端から叩き込んだ。
それは父親の息子に対する態度などではなく、奴隷を扱うかのような行いである。
結果、瀬人は類稀な頭脳を持つ、優秀な人物へと育つ。
その程は14歳にしてバーチャルリアリティ具現化システムを開発する程である。
しかし、剛三郎はこれを軍事シミュレーターとして売りさばき、海馬コーポレーションにさらなる利益をもたらす。
これに対し、瀬人は「自らの魂を軍事産業に売り渡した」と評し、剛三郎への恨みがさらに募っていく。
余談だが王様も後述のオリジナルエピソードにて「海馬が憎むのも尤もな男だ」とコメントしている。
もっともそのアニメオリジナルエピソードオリジナルの設定での出来事に対してのコメントであって生前や原作の剛三郎に対してではないが。
やがて海馬はそれも乗り越え会社を完全に掌握する。
だが、じっくり復讐する筈が剛三郎本人は「敗者には死あるのみ」という自らのルールに従い海馬の目の前で飛び降り自殺をする。
こうして憎しみをぶつける相手を失った海馬は精神が完全に壊れてしまい遊戯にあれほど執着する事になる。
高橋氏によれば「海馬は敵がいないとまともに生きられない人間」であるらしい。
なお、アニメ版では(虐待されてたとはいえ)養父を自殺に追い込んだという表現がまずかったせいか
剛三郎の死因が「海馬に会社を乗っ取られたことで失意のまま衰弱し、結果病死した」という設定に変更されている。
***【遊戯との出会いと罰ゲーム】
原作では第9話「牙を持つカード」にて初登場。
社長・生徒の二足わらじに加えて、近所のゲーセンのほぼ全ての筐体でランキング上位を全て制圧しているという、
この時点でその道の達人やら暇人もびっくりの所業である。
なお当時は諸々の事情から、ACのランキングは電源リセットによりメンテか1日置きに消えて当然だったので不思議で仕方ない。
遊戯王世界ではリセットされないのだろう。
ふとした事から、[[双六>武藤双六]]のゲームショップに入りそこで遊戯と、展示されていた青眼の白龍に運命の出会いを遂げる。
当時の遊戯王におけるM&Wは&b(){『手札に入れば簡単に出せる上、これさえ場に出せばほぼ勝利確定』}という環境だったため、
トランク一杯のカードと引き換えにしてでも欲しいと交渉した。
しかし友人から貰った大切なカードと断られ、
その後何だかんだでじいちゃんの青眼をコピーとすり替えて盗み出した挙げ句、青眼を賭けて闇遊戯と決闘。
その上、ズボンのポケットに潜ませておいた(※カードが折れます)青眼をイカサマ召喚したりした結果、
青眼は自然消滅し死者蘇生で取り返されて敗北(デーモンの召喚に勝るカード自体は何枚か入っていたが確率の問題からイカサマしてしまった)。
罰ゲーム&b(){「死の体感」}を食らって人生二度目の精神崩壊をする。
このエピソードからも分かるように、
初登場時から青眼を特別視しているがまだ最強のカードとしか思っていないことも特徴。
この段階ではまだ前世・エジプト関連のネタは闇遊戯くらいで(シャーディーや他の千年アイテムの登場はこの後)、
海馬はカズキングの友人をモデルにしたゲストみたいな立場だったのもあるとは思うが。
***【[[DEATH-T編>DEATH-T編(遊戯王)]]】
ところがどっこいこれで改心せず、むしろ死の体感を受けたことに激怒した…が、
自業自得だが闇遊戯の方も過剰防衛なのでここらは何とも言えない。
そして自身の体験を参考に、執念でかつて自分が作ったシステムを改良した3D映像システム
&bold(){「立体幻像(ソリッドビジョン)」}と、それを利用したカードバトルシミュレーターを開発する。
遊戯王という作品の根幹になる二大発明を成し遂げた。
完成したシステムを用いてじいちゃんと決闘を開始する。
じいちゃんは切り札の青眼を召喚し、勝負あったかと思われたが、
これに対し海馬はなんと青眼を三体も召喚する。
なんでも世界中のコレクターからかなり強引な方法でぶんどった(海馬曰く&b(){「一人は自殺に追い込んだ」})らしい。
こうして決闘に勝利した海馬はじいちゃんの魂のカードである&b(){青眼を破り捨てる。}
そしてじいちゃんを立体映像による擬似罰ゲームで心肺停止寸前まで追い込み、
助けるための交換条件として遊戯一行&b(){を100億もの費用}を投じて竣工した、
死のアトラクション「DEATH-T」に参加させる。
……もうなんかこの時点でツッコミ所満載だが、
ある意味シリーズお約束の[[超展開>遊戯王ではよくあること]]はここから始まったと言えるかもしれない。
なお、青眼を破り捨てたのはこの時点ではまだM&Wは前述の環境であり、
&b(){3枚までしか出せないので奪っても使えず、余計なカードは存在するだけで脅威になる}という事情もある。
この理由に関してはテレ東アニメ版では明言されている。
そして刺客たちを文字通り抹殺し本田の尊い犠牲(笑)でアトラクションを突破してきた遊戯と決闘。
最終局面で[[エクゾディア>エクゾディア(遊戯王OCG)]]を揃えられ敗北し、かの有名な[[マインドクラッシュ>マインドクラッシュ(遊戯王OCG)]]を食らって人生三度目の精神崩壊をする。
ちなみにテレ東版アニメ第1話は上述した海馬初登場回とこのDEATH-T編を1話に超圧縮していたため&b(){意☆味☆不☆明な展開に仕上がっている。}
なお、原作と異なりマインドクラッシュを食らったものの、廃人化はしていない。
***【王国編】
最初はマインドクラッシュの後遺症で寝てたものの、物語の途中で目を覚ます。
意識不明中に会社を乗っ取られかけており、
そして連れ去られたモクバを助けるためにペガサスの元へと向かうが、道中ヘリコプター内で部下の裏切りにあい、銃殺されかける。
が、拳銃の激鉄にカードを挟み込むことで難を切り抜ける。
この際&b(){「貴様のおかげで…レアカードに傷がついたわ!」}と猛烈な逆ギレをし、そのままリアルファイトで操縦士もろとも部下を海に突き落とす。
この辺りから海馬ははっちゃけ始めたと言えるだろう。
そして王国に辿りつき、デュエルディスクをお披露目。
元々は&b(){決闘盤(デュエルディスク)}は海馬がペガサスのマインドスキャンを封じるために持ち込んだ物なのである。
……がプロトタイプ故にデザインが少々ダサく、戦うカップ焼きそば(城之内談)と形容された。
ペガサスには使用拒否されたりと、凄いアイテムだがこの時点ではネタアイテム同然の扱いで、後にあそこまで重要になるとは誰も思っていなかった。
なお凡骨はこれで多少混乱させたものの、遊戯との対決では実質心理フェイズで勝利。
この一件、ある意味卑怯ではあるが(本人的には本気で死を覚悟していたと思われる)、遊戯と同じく海馬も何としてでもペガサスに勝利しなければならず必死だった。
ペガサスの能力のことはよく知らなかったので(堂々と使っているが条件などは秘密にしている)多少認識のズレはあったものの、
「相手の視線を防ぐ」というアイデア自体はマインドスキャン対策として確かに有効で、意外と頭が回っている((DMの王様には「闇の力がこんなもので破れるとは思えない」と言われている。もっともテーブルデュエルである原作とデュエルリングを使うアニメ版ではマインドスキャンの事情も異なっているとは思われるし、そもそも相手を視認することが必要条件っぽいのだが。))。
ペガサス城に突入しペガサスと対峙するが、残念ながら敗れてしまう。
ちなみに千年眼対策に、手札を全部捨てて、その後ドローしたカードのみで戦うといった謎の行動もしているが、
これは元々予定していた対策のデュエルディスクを封じられた上にマインドスキャンが手札のみならず戦術やデッキ構成まで把握するなど、
彼の想定よりもチートであったため、事前に想定していた戦術を全て捨て去り、引きによる運のみに頼らざるを得なくなったためである。
手札を捨てる必要まではなさそうだが、マインドスキャンの全容を把握しているわけではないので念のために捨てたのだろう。
それでもデッキバランスというか引きが良かったために善戦はしていたが、
そんな状態なので、ペガサスの[[トゥーンモンスター>トゥーン(遊戯王OCG)]]の前には完全に為す術が無かった。
結果、罰ゲームとして非ィ科学的なオカルトパワーによりカードに封印され、人生四度目の精神崩壊をする。
が、王様がペガサスに勝ったことにより解放され、遂に崩壊しまくった海馬の精神は正しく組み直される。
これにより破天荒な社長が誕生した。
すなわち、モクバLOVE青眼LOVE凡骨決闘者!ワハハハハ!!なお馴染み社長の&b(){爆誕}である。
前述の通り、DM版では廃人化はしていない。
決闘者の王国開始前、遊戯に負けたことによりモクバを置いて自分探しの旅に出かけており、旅先でデュエルディスクを完成させていた。
だが、旅先でペガサスとBIG5の刺客が襲い掛かった事で、ペガサスとBIG5が結託している事を知り、海に飛び込んだ後一度占拠された海馬邸に潜入。
この時自身のデッキを持ち忘れてしまった為、刺客達によって奪われてしまい、
海馬に扮装し「&b(){海馬の亡霊}」と名乗る&s(){中身はどう考えても衣装着こなさせそうなデブの}死の物真似師((原作では海馬を模した操り人形で腹話術を行う死者の腹話術師。))((海馬に扮していた時は第1話と同じく童実野高校の学生服を着ており、声は本物の海馬と同じく津田健次郎氏が担当。但し、目の辺りにあざのような隈ができていた。))がプレイヤーキラーとして遊戯と対決することになった。
この時本物の海馬は決闘中のデュエルリングのシステムにハッキングしており、死の物真似師が出した二枚目の青眼の白龍を原作と同じく自身の心と共に消滅させることに成功((ハッキングすることで青眼の白龍の攻撃力を弱体化させている。だが、途中でペガサス側の妨害に遭い中断した。原作では海馬の意識が戻った同時期に消滅。))((二枚目の青眼の白龍消滅後、遊戯は海馬の亡霊の正体を見抜いたことで、正体を明かしている。))し、勝利に貢献している。
その後は自ら単独でヘリコプターを操縦し、王国に着陸。それ以降はほぼ原作通りであるが、
遊戯戦の前に元部下である猿渡((ちなみにこの時猿渡に銃を向けられるも、拳銃の激鉄にカードを挟み込み、背負い投げして返り討ちにしている。))の案内で地下牢に囚われていたモクバと一度牢屋越しで再会。
だが、ペガサスによって目の前でモクバの魂を封印される場面を目撃してしまい、原作通り遊戯と対峙することに。
また、BIG5は王国編完結後の動機が異なり原作ではその後の消息は不明だったが、
アニメでは再起をかけたBIG5が海馬に[[デュエルモンスターズクエスト>デュエルモンスターズクエスト編(遊戯王)]]を仕掛けている。
***【バトルシティ編】
[[オベリスクの巨神兵]]と出会い、バトルシティの開幕を宣言した。
この時、バトルシティ参加者に完成した&b(){決闘盤}を配布。
後に決闘者の生活必需品になる決闘盤を通じて、KCはデュエル界を長いこと牛耳っていくことになる。
この辺から、[[ダイヤモンド・ドラゴン36枚持ってたり>こんなカードオレは36枚持っているよ…(遊戯王)]]、カード手裏剣で敵を倒したり、「デッキからカードの剣を抜け!」とか言い出しちゃう
wiki籠りのよく知る「海馬社長」が完成した。
***【乃亜編】
アニメDMでは弟や青眼との関係、そして剛三朗との因縁がオリジナルエピソードであるこの存在によって大分変わっている。
剛三郎の事故死した実子である、[[乃亜>海馬乃亜]]が生き永らえていたことが明かされ、
そして、乃亜編のラストにて剛三郎との真の決着を着ける事となる。
また、海馬自身に関しては青眼に執着する様になった理由の一つとして、
「幼少期の頃にモクバのくれたちっぽけなカード数枚とモクバの手書きの青眼の絵に心を打たれたからにある」と明かされる。
#openclose(show=完全なる余談){
このエピソードの回想シーンにて、海馬コーポレーション乗っ取りに動き出す直前、モクバにカードを使って株と会社の関係を説明しているシーンがある。
遊戯王Wiki等で度々触れられているため、このようなシーンがあること自体は知られていると言う意外な知名度があるシーンである。
ちなみにその時、瀬人側の株として表側になっていたカードは以下。
・《「守備」封じ》
・《アポピスの化神》
・《闇・道化師のサギー》
・《カオス・ソルジャー》
・《エレメントの泉》
・《逆転の女神》
・《光の封札剣》
・《光の護封剣》
・《ツルプルン》
・《千年の盾》
・《非常食》
・《墓荒らし》
・《ランドスターの剣士》
・《暗黒の竜王》
・《魔法除去》
・《リバイバルスライム》
・《キャノン・ソルジャー》
・《メタモルポット》
・《ダイヤモンド・ドラゴン》
・《ホーリー・ドール》
・《ウィジャ盤》
・《ヒューマノイド・ドレイク》
・《モンスター回収》
・《死者への供物》
・《磁力の指輪》
・《精霊の鏡》
・《シルバー・フォング》
・《心変わり》
・《ロケット戦士》
・《天使のサイコロ》
・《白衣の天使》
・《半魚獣・フィッシャービースト》
・《翻弄するエルフの剣士》
・《魔導騎士ギルティア》
・《アックス・レイダー》
・《エネミーコントローラー》
・《魔法の筒》
・《青眼の究極竜》
}
***【[[ドーマ編>ドーマ編(遊戯王)]]】
バトルシティ編の後、全世界で決闘盤を売り出しようやく真面目に会社経営に乗り出すが、
世界各地でソリットビジョンが消えないという事件が発生し、対応に追われることになる。
やがて世界の裏に潜む秘密結社ドーマとの戦いに巻き込まれ、軍事産業で儲けていた剛三朗の負の遺産と対立する事となる。
アメルダ戦では追い込まれ絶対絶命になるが、伝説の戦士の一枚である[[クリティウスの牙]]をデステニードローし
最初ビビってたくせに急にハイテンションになって「俺のデュエルは常識を超越する!」と調子に乗り出すのはなんというか海馬らしいというか。
海馬コーポレーションが両方に兵器を横流ししていた紛争で弟を失った事から海馬に復讐心を燃やすアメルダに対して、
(自分ならば)「絶対に弟は死なせなかった」と一喝したシーンに「DEATH-Tの時に自分で弟殺そうとしたじゃん」というツッコミが入るが上記の通り、
「剛三郎の死により人格が崩壊→罰ゲームで心がバラバラに→再構築」
という過程を経ている為、この時点における社長の発言としてはさしたる矛盾は無い(それにDM版ではDEATH-T編は無いに等しい)。
最終決戦では最大のライバルである遊戯と共に[[ダーツ>ダーツ(遊戯王)]]に立ち向かうが……。
***【[[KCグランプリ編>KCグランプリ編(遊戯王)]]】
ドーマ編における世界中でモンスターが実体化するオカルト現象のとばっちりや、
I2社による株の敵対的買収やらで信用が失墜した海馬コーポレーションの再起をかけて決闘大会・KCグランプリを開催する。
帰りの資金が無い為、遊戯一行はなし崩し的に参加させられた。
あくまで今回は主催者(かつ仕事で非常に忙しかったため)なので参加しないはずだったが、
某没落貴族こと[[ジーク>ジーク・ロイド(遊戯王DM)]]の所業にキレた結果自らの手で直接雌雄を決することに。
[[数多のチートカード>ニーベルング(遊戯王DM)]]を使うジークに[[公式チートカード>混沌帝龍-終焉の使者-]]で対抗し、デュエルに勝利する。
これがアニメDMにおける(中断を除いて)彼のラストデュエルとなった。
***【王の記憶編】
前世である神官セトが登場。
青眼の白龍との関係はここから始まった。
なお、原作では海馬本人は記憶編に登場しないがアニメDMでは本人も登場する。
もっともほぼ傍観してるだけであまり重要な役割はない。せいぜい王様のコスプレの手伝いをするぐらい。
あと本格的に記憶編が始まる前に原作に無かった海馬vsバクラ戦が存在するのだが、&b(){作画崩壊のせいで台詞と映像のギャップが大変なことになっている。}
ちなみにコラ画像によく使われる豆みたいな顔して左手が前に出てる海馬はここが元ネタである(あれ自体は中割りだと思われるが)。
***【闘いの儀】
原作では未参加であり、最後の最後にエジプトに到着。アテムの冥界行きも見届けられなかった。
エジプトに来ていたのは遊戯が不自然にエジプトに行ったためだろうか?
かわりにアニメ版では記憶編からついていく形で参加。
当初は自分がアテムとの闘いの儀をすると進言したものの、表遊戯の覚悟を認め最後のデュエルを(若干含むものはあるが)譲る((なお、この際、自身のカードコレクションを遊戯に渡してデッキを強化するように進言したが、遊戯には断られている))。
そして三幻神を難なく操るアテムのタクティクス、それを越えた遊戯のデュエル。
そのすべてを(途中離脱しかけたが)最後まで見届け、アテムの冥界への帰還を見届けている。
アニメ版と原作では社長の過去はかなり異なっているが、原作者の高橋先生の言葉から推察すれば、&b(){間違いなくここが一番のターニングポイント}である。
***【[[光のピラミッド>遊☆戯☆王デュエルモンスターズ 光のピラミッド]]】
三幻神を超える為には、新しいカードが必要という事からペガサスの元に行き、究極の青眼「[[青眼の光龍]]」を手に入れた。
それともう一枚のペガサスが予期してなかったカードを手に入れてしまった事により全てが始まった。
ちなみに二回目のシミュレーションで海馬は唯一と言っても良い勝利を収めている。
そしてその勝利理由は&b(){『デッキ破壊』}。
海馬社長らしいというか、なんというか。
ちなみに映画本編では遊戯のデッキが41枚だったためにデッキ破壊には失敗している。
以上のように、アニメでは社長ぶりが大幅に強化されているのだが、乃亜編で直接剛三朗本人を下した事は議論を呼んだ。
すなわち、後の遊戯との最終決戦の意味合いが瀬人にとって変わってしまうのではないか、という事である。
原作では「遊戯を倒し、デュエル王の称号を得た時こそ、忌まわしい過去を捨て去り、剛三朗を真に越える事ができる」と、
瀬人自身が発言しているため、剛三郎本人を倒した時点で瀬人は過去をぬぐいさる事が出来たのではないか、と言うのが主な趣旨である。
一応、バーチャルで海馬が満足できるはずもなかったのではあるが……。
***【[[遊戯王R]]】
物語開始時はアメリカでデュエルの大会を観戦していたが、海馬コーポレーションの危機(何度目だよ…)に戦闘機に乗って現れる。
が、[[ホワイト・ホーンズ・ドラゴン>ホワイト・ホーンズ・ドラゴン(遊戯王OCG)]]が立ちはだかったのを見て激高、&b(){キャノピーの上に直立不動で立ったまま青眼を召喚した。}
…あんた十傑集かガンダムファイターか?
屋上で対峙したカードプロフェッサー、ウィラー・メットには「青眼なんて実戦では使えない観賞用のカードだ」とまで言われてしまうが、そこは社長。
ちゃんと青眼を使いこなして勝利する。ただR連載時だったら確かに使いにくい部分はあったが、
現在は多数のサポートカードによりむしろ一線級へと押し上げられ、専用のストラクチャーデッキまで出るほどになっている。
今となってはホワイトホーンズとどっちが観賞用だかわかったものではない。
その後夜行と戦い圧倒するも、オーバーキル狙いでアルティメットを召喚したばっかりにダブル邪神の返り討ちにあってしまった。
ちなみにこの対戦、&b(){アルティメットを出さなかったら勝っていた。}
なお、アメリカでの一場面ではGXのデュエルアカデミア創立に繋がると思しき発言があった。
***【[[遊戯王GX>遊戯王デュエルモンスターズGX]]】
[[デュエルアカデミア]]経営者として度々登場した。
またペガサスが上げる才能の5本の指のデュエリストが、
デュエルキング[[武藤遊戯]]デース☆
その生涯のライバル。[[海馬瀬人]]デース☆
その生涯の友。[[城之内克也]]デース☆
それから[[エド・フェニックス]]デース☆。
そして[[ヨハン・アンデルセン]]デース☆
との事。一人デュエリストじゃなくてギャンブラーが混じっているが、気のせいだ。
&s(){え?[[カイバーマン>正義の味方 カイバーマン]]?やだなぁ、アレはカードの精霊ですよ?}
アニメ版限定だがドーマ編で王様に「デュエルモンスターズは実在するが、それを証明できるほど人の科学が及んでいない」と言われたり、
ドーマ編以上のオカルト全開な記憶編への介入があったせいか、すっかりオカルトを信じてしまったようで、
DM終了後からGX始まる前辺りの時に、
「新たなカードを生み出す為に子供達の常識に囚われない自由な発想によって考えられたカードを募集し、
それをカードにして宇宙におくり、宇宙の波動を受けさせる」
と言う想像の斜め上を行く計画をドミノ町中に生放送をした上に、最後は高笑いで締めるなど、相変わらずやりたい放題な社長。
ちなみにこれで選ばれたのが十代の後の切り札であるネオスとネオスペーシアン達である。
また十代たちが童美野町に修学旅行に来た際、斎王がKCに訪れて海馬ランドの貸し切りの許可を申し出た際に、
万丈目グループの一件のときと違って&b(){普通に映って登場。}
光の結社については既に耳にしており、斎王について「なんとも胡乱な男よ」と評しているものの放置している(斎王は自分に敵対する者かと危惧していた)。
余談だが、かつてDMとGXでコラボした劇場版を企画していたことがあり、斎王はその劇場版に出てくる敵としてデザインされていた。
結局、その企画はお蔵入りになったが、修学旅行で童美野町を訪れてDMのキャラと交流する点ではこの企画のオマージュとも言える((原作文庫本8巻の高橋和希氏のあとがきより))。
***【THE DARK SIDE OF DIMENSIONS】
こちらは原作1年後の海馬社長。
他キャラと比べるとデザイン面の変更はほとんどないが、&b(){目の中心から白いハイライトが消えており、黒く染まっている}という相違点がある。
ちなみに『TRANSCEND GAME 遊戯王』の時点ではまだこの白いハイライトは残っていた。だが……
#openclose(show=※本編ネタバレ注意){
アニメでは上記の通り、記憶編の闇RPGと闘いの儀の観戦に参加できているためアテムとの間に一定の区切りをつけられていたのだが、
こちらはエジプトについたら既に全部終わっていて区切りをつける前にアテムに勝ち逃げされてしまったため((海馬が負け続けただけなのに「勝ち逃げ」ってどうなの?という意見もあるが、海馬はバトルシティ編で「決闘王の称号とプライドはしばらく貴様に預けておく!」と闇遊戯に面と向かって宣言しており、その状態で連絡もせずに勝手に冥界に帰られたらさすがの海馬も歪まざるを得ないととることもできる。))、
今もなおアテムに執着し、アテムと再び闘い屈辱を晴らすために海馬コーポレーションの技術の総力を結集してアテムを現世に復活させようとする。
そのアテムへの執着心によって原作の1年後ながらGX時をも上回るオーバーテクノロジーを開発。
さらに千年パズルを&bold(){組み立てるためだけに}軌道エレベーターや宇宙ステーションを作成したりしている%%行動が完全にヤンデレ%%。
GXではドーマ編や記憶編を経験したことによってオカルト方面に走っていたが、
こちらの海馬はアテムに執着するがゆえに半ばオカルトなものに突っ走り、自分の意識を高めて&bold(){冥界に行こう}と目論んだ。
新型デュエルディスク発表会での演説はマインドクラッシュ後の彼の思いが&s(){ある意味で}込められたものとなっているので必聴。
上記の事情のためか彼の代表的な言動である高笑いがほとんどない。
彼がこの映画で高笑いしたのは新型デュエルディスクのCMと城之内の妄想位である。
この映画のメインキャラ三名のうちの一人だが、一部の視聴者からは&b(){本作の主人公にしてヒロインにして黒幕}と言われる程の大活躍である。
}
**神官セト
前世に当たる人物。
千年の記憶は千年ロッドに封印されており、海馬本人が接触する機会がなかったため、
バトル・シティでの共鳴現象を除きその記憶を垣間見たことはない(アニメ版では記憶編の彼を目撃はしている)。
闇遊戯=アテムに仕える七神官の一人で、千年ロッドを持つ。神官アクナディンの息子であり、アテムは従弟に当たる。
見た目は色黒な以外瓜二つで、敵対者に容赦ないなど根っ子の性格も同じ。
ただ育った環境の違いか、海馬と異なり大義を重んじる人物で、「王の治世のため、時に非道に訴えることも必要」と考えている。
記憶編の彼はプレイヤーの環境もあり、生真面目さが特に描写されている。
魂に宿す精霊は、剣を持ったヒトガタの「デュオス」。
後にこの精霊は闇の大神官と化したアクナディンによって粉砕され、キサラの魂と同化していた「[[白き龍の神>青眼の白龍]]」を宿すことになった。
記憶編では最終的に、キサラを失った心の隙をアクナディンに乗っ取られてアテムと対峙するも、
白き龍の力によりアクナディンの邪念が消滅したことで正気に戻り、アテムから千年パズルを受け継ぎ新たな王となった。
一方、恐らくは史実と思われる初期プロットでは、アクナディンに拉致されたキサラを奪還すべく、
アテムの意志に背いてまで単独で王宮へ向かったものの、奪還は叶わずキサラは死亡。
心を支配した憎しみをアテムと闇の大神官の双方に向け、白き龍を従えてただ一人で第三勢力となり戦争に介入した。
バトル・シティ編で闇遊戯と海馬が見たのはこの後の場面で、王宮東の修練場にて対峙していた。
この時、アテムを自分と白き龍の永遠の敵であると認定しつつも「貴様に手を貸すつもりも、奴らに服従する気もない」と発言している。
なお、この時のアテムは「裸の王同然」と形容されていたことから、
恐らくは王宮が闇の大神官に制圧され、神官団も全滅したか動きが取れない状況だったと思われる。
※闇の大神官の回想シーンを考慮すると、アテム&オベリスクの巨神兵と神官団対闇の大神官の闘いがこれ以前にあった様子。
ちなみにこの後、セトとの決着をつけたアテムは単独でアクナディンに挑むも敗北、
最終手段として千年パズルに自らとアクナディンの魂を封印して砕くことで騒乱を収めている。
戦争の後、バトル・シティの発端となった「死者への祈り」をしたためて後世に残している。
***【主な発言(原作、アニメ問わず)】
#openclose(show=原作第9・10話「牙を持つカード」/DEATH-T編){
「最低でも1万枚集めてから声をかけてくれよ、フフ……」((M&Wの仲間が増えたと言った城之内に対して。このときの城之内のカードは買ったパックをそのまま開けただけのものだったため、海馬から見て弱小カードばかりだった様子。))
「ルールは海馬スペシャルルール。ライフポイントは2000点!!」 (アニメにて。デュエルリング専用ルールだったのだろうか?)
「フフ…このゲームはまわりで見ていても楽しいね!」
「スゴイぞー! カッコいいぞー!!」
「うわあああぁあー!! 全滅だぁ!!」
「[[このカード>青眼の白龍]]を場に出そう……さらにもう一枚!」
「じじいー、オレに負けた罰だ!!」
「俺は史上最強のカード『青眼の白龍』を3枚も持ってるんだぜ! &sizex(2){ホラホラー}
――だが、お前のそのカードの中には『青眼の白龍』は一枚もな~~~~~~い!!」
「攻撃!! 粉砕! 玉砕! 大喝采ー!」
(フ……だが青眼の白龍に勝るカードはない)
「キッ…キッ…キイイイイイイイイイイ」
「お……オレの青眼の白龍がああぁあぁ……ぜ…ぜん…め…めつめつめつ……」
}
#openclose(show=決闘者の王国編){
「カードは心……ということか」
「貴様のおかげで……レアカードに傷が付いたわ!」←自分で付けた
「オレを殺すなら、カードで殺せ!」
「「負け犬」から「馬の骨」に昇格させてやる!」
(人は守らねばならぬ何かを背負った時、本当に強くなれるのか……遊戯! オレがその答えを確信する方法は貴様との決闘以外にないのだ!)
(遊戯め……オレの手札を晒しものにするとは最大の屈辱!)
(狙いは青眼三体融合!! 強靭^3! 無敵^3! 最強^3!! 遊戯! その方程式によって導き出される答は貴様の敗北だ!)
「オレはカードで死ぬなら本望だ!」
「遊戯! キサマのカードでオレの首をかき切れ!」
「お前にはオレの手の内はお見通しのようだ……それならオレの手札は捨てよう」
「オレの怒りを感じるだと……フ……&b(){オレはすでにキレているわ!!}」
「オレの……誇り高き龍のしもべを惨めな姿に変えるとは……許さん! ペガサス!」
}
#openclose(show=バトルシティ編){
「くだらん、くだらん! くだらん!! &b(){非ィ科学的だ!!}
ましてやM&Wの原型が三千年前に存在していたなど、誰が信じるものか!」
「[[こんなカードオレは36枚持っているよ…>こんなカードオレは36枚持っているよ…(遊戯王)]]」
「これが我らが決闘を制さんがための、結束の力だ…!」
「不運にも引きが良すぎた……」
「フ……ようやく凡骨決闘者ってところか…」
「実験ネズミにもならぬ実験バエが…」
「オレは未来などに導かれはしない! オレの踏み印したロード! それが未来となるのだ!!」
「オレは神を生け贄に捧げる!」
「オレのプライド……そしてオレの魂! それら受け継ぎし我がしもべの姿を、イシズ! 貴様に見せてやる!」
「人には……神を越えて信じる物がある。オレはそれに従ったまでだ」
「未来に従う者に光はない…」
&b(){「美しい……」}(([[ラーの翼神竜]]の第三の能力「ゴッドフェニックス」を目の当たりにして。アニメ版では青眼の究極竜に対してのセリフであり、その独特の演技の表現として「ふつくしい…」と表記されたりしている。社長的に自身のソリッドビジョンの出来には満足の様子。))
「リバースカードオープン! [[エネミー・コントローラー>エネミーコントローラー(遊戯王OCG)]]!!」
「未来とは無限。過去は一筋の足跡でしかない。オレにとって過ぎ去った過去など何の意味も持たない」
「出でよ……我が最強にして美しきしもべ! 青眼の白龍!」
「ドラゴンを呼ぶ笛が墓地に置かれたのでカードをドローさせてもらうぞ」
(遊戯……貴様は千年アイテムに関わる者達を相手に、闇のゲームを戦い抜いてきた……。
だがこのオレも、心に救う剛三郎の怨念と戦ってきたのだ……それもまた闇のゲーム!)
(オレは奴の怨念に打ち勝つことが出来たのだろうか……この塔を沈めたとしても……)
(幼いあの日……モクバと語り合った夢……瓦礫の底に眠る、オレの夢……)
&b(){「遊戯! オレ達の戦いに終わりはない!」}
}
#openclose(show=遊戯王R){
「このKC本社ビルは、オレがモクバと共に作り上げた――夢の始まりの塔だ! くだらん竜で汚すな! 天馬!!」
「&b(){青眼の白龍が観賞用になるなどありえん!} オレが持つ限り――闘いの中でこそ輝く!!」
「このプログラム停止命令という『ウイルス』は、どうやらキサマ自慢の邪神にも効果があったようだな…」
「遊戯! オレが認めた誇り高きデュエリスト…あの紛い物の神に敗北するなど断じて許さん…!」
「キサマに与えたその最強の&ruby(カード){剣}で邪神にとどめを刺せ! 遊戯!!」
}
#openclose(show=遊戯王デュエルモンスターズ・乃亜編){
「ふん、ペンギンだと? 白と黒ならパンダの方がマシだ」
「俺の中に滾る蒼き炎…それを恐れぬというなら掛かって来い!」
「人生こそゲーム! 俺の夢は、貴様如きに踏み躙られはしない!」
「この程度の数字を操れぬ様では、お前に会社経営の才能は無いな」
&b(){「[[宇宙を目指せ、ブルーアイズ!!>宇宙からの攻撃 サテライトキャノン(遊戯王DM)]]」}
「俺がゲームに賭ける夢は、殺人兵器などに負けはしない!」
「俺は、生まれてこれまで自分以外のために生きたことなど一瞬たりとも無い!
俺の未来へと続く栄光のロード、それを汚すというなら相手が誰であろうとも、この手で粉砕する!!」
「貴様が世界の創造主を気取ろうというなら、俺はお前の世界に君臨してやる!」
「貴様の身に起きた悲劇など俺の知ったことではない。だが、そんな姿になっても間違いなくお前は人間だよ…。
何故ならそんな下らない御託を並べて、お前は自分の心の弱さを封印しているからだ。
それこそ、紛れも無く人間だけが自らにする、愚かな自己逃避だ!」
「所詮、貴様が見てきたものは全て作り物の世界。だが、人間の社会こそ混沌とした究極の光と闇の世界だ!
その中を生き抜く複雑さ、逞しさは、そこで生きる人間にしか習得できない…!」
「お前はあの冷たい世界で、人として大事なものを既に失ったのだ!」
「黙れ、凡骨!お前如きに命令される俺ではない!」←声援を送った城之内に対して
「モクバよ、これが俺のラストのターンになるだろう…。俺はお前と戦うことは出来ない。
だが、お前が居れば俺はいつでも戦い続けることが出来た。それは今も、これから未来も変わることは無い!」
「お前が俺に送ってくれたカード、あれが俺を救ったのだ。お前が作ってくれたカードを見た時、俺は決意した。
いつしか本物を手に入れてみせると![[あのカード>青眼の白龍]]を持つに相応しい男になると!」
「俺は、そのカードを持つに相応しい男に、兄になれたか!?」
「剛三郎……所詮キサマは、付け焼刃のエセデュエリスト。強力なモンスターのみに頼った愚かなデュエルが、いかに脆いか教えてやる!」
&b(){「全速全進だ!」}
}
#openclose(show=遊戯王デュエルモンスターズ・バトルシティ決勝トーナメント編){
「昂ぶる…昂ぶるぞ…! 遊戯、貴様とのデュエルは何時だってそうだった!
知略と精神を張り巡らせたギリギリの戦い! それが、常にこの俺の限界を引き出してきた!
貴様の存在が、俺の全身からアドレナリンを掻き出し、この体の中の血液を沸騰させる!!
…だが、&b(){同じ道に二人の覇者はいらぬ!} 貴様だけは…俺が、この手で倒す!!」
「ふん、馬鹿は風邪引かんとは、うまく言ったものだな…」←死のデッキ破壊ウイルスを凌いだ城之内に対して
}
#openclose(show=遊戯王デュエルモンスターズ・ドーマ編){
「アメルダ、もし俺が貴様だったら、絶対に弟は死なせなかった! どんなことがあってもだ!!」
「貴様がどれ程のデュエリストかは知らん、だが大事なことを一つ忘れているぞ…
貴様は今、&b(){俺という地上で最強のデュエリストを敵にしている}ということだ!!」
「ふん、誰も行く末を知らぬなら、こちらも気兼ねする必要は無い!」←ミラーナイトとして人質にされた魂について
「凡骨、貴様にもデュエリストとしてのプライドが欠片でもあるのなら、潔く逝け!」
「貴様のほざく『心の闇』など、俺とモクバは嫌と言うほど見せられてきた!
見たくもない心の闇の底の底…心の暗黒までも! 俺達はそれを乗り越えてここまで来たのだ!
心に在るは、己が未来を切り裂く光! それさえあればいい!!」
}
#openclose(show=遊戯王デュエルモンスターズ・KCグランプリ編){
「ふん、所詮ネズミはネズミ。百獣の王たるこの俺に勝てる道理など無い!」
「『私は』ではない!『誰も』だ!」←「私は海馬には勝てないのか」と心が折れたジークに対して
}
#openclose(show=遊戯王デュエルモンスターズ・王の記憶編){
「俺は貴様が何者だろうと、この世界がどうなろうと知ったことではない!
だが、認めん…俺は決して認めんぞ! ゲームと称して人の命を弄ぶ輩を! ブルーアイズの敗北を!!」
}
#openclose(show=遊戯王デュエルモンスターズGX/TRANSCEND GAME 遊戯王/劇場版予告){
「デュエルアカデミアには貴様に負ける決闘者など一人もおらん! 貴様が決闘に勝ったら学園などくれてやるわ!!」
&b(){「行くぞ! 全速前進だ!!」}
「主役はもちろん&b(){このオレ!} そして我が宿命のライバル、武藤遊戯!」
}
#openclose(show=演説(THE DARK SIDE OF DIMENSIONS)){
貴様らに問う! 闘いとは何かを!
人間はこの世界に生を受けた瞬間己の肉体という器に魂を宿す!
言わば肉体とは魂の牢獄!死ぬまで出る事の許されない牢獄なのだ!
やがて肉体は己の魂を守るために武器を持つ!
己の敵は肉親か! 己の敵は他の者か!己の敵は他の国か!
我々は守る者のために闘う!我々は思想の異なる者と闘う!
愚かな戦争という殺し合いによって闘いの歴史は繰り返されてきた!
だが、皮肉にも勝者でさえ牢獄から出ることは出来ない!
しかし、諸君!
この次世代デュエルディスクによって魂は解放される!
我らは牢獄から抜け出し、世界のネットワークで共存する時代を迎えた!
国境、人種、思想、言語!
あらゆる異なるものを超え、新たな未来へ突き進むのだ!
次世代デュエルディスクで闘いの魂を宿せ!
&b(){武器は諸君らのカードだ!}
}
**【デュエリストとして】
決闘王終生のライバルだけあり、実力は折り紙つき。
メインキャラクターの使用デッキの中では凶悪な罠や魔法を駆使した一番実戦的なデッキ。
というかガジェット・ソルジャーなど一部を除いてかなりガチデッキ構成である。死のデッキ破壊ウィルスとか、破壊輪とか。
この相手モンスターを破壊する罠カードと攻撃力の高いモンスターで徹底的にバトルを有利に進めようとする戦略・構成は[[遊戯王R]]でパワー&クラックデッキと評されていた。
劇中でも重たいオベリスクや青眼の白龍を難なく召喚しているあたり、そのデッキ構成の凄さがわかるだろう。
有り余る資産でパワーカードをかき集めた札束デッキ……と言ってしまえばそれまでだが、それらを十全に操れる海馬の腕もまた本物である。
ただし、青眼を重視するあまり究極竜の融合召喚をめざし、結果それが裏目に出て敗北する、という負け方を二度も披露している。
また、双六曰く「魔法カードの使い方に難がある」とのこと。すぐに手札を使い切って「ドラゴンを呼ぶ笛が墓地に置かれたのでカードをドローさせてもらうぞ」しちゃうのは玉に瑕。
一方で罠カードの扱いはリシド並の凶悪な腕を持ち、数々の罠カードと大型モンスターで相手を封殺しつつ殴り倒す。
ちなみにピーピングやハンデスを異常なほど嫌っているのも特徴で、王国編では王様に「真実の目」を使われた際に「最大の屈辱」と内心で呟いていた。
バトル・シティ編ではさらに悪化しており、イシズにハンデスの魔法カードを使われた際は&bold(){2ページにまたがって}怒りを表していた。
よく乃亜編で言った「強力なモンスターのみに頼った愚かなデュエルが如何に脆いか教えてやる!」という台詞をもとに、
「お前が言うな」とも言われるが、見当違いの指摘である。((DEATH-T編の「青眼を出せば勝ち確定」という風潮が原因だが、DEATH-T編のころと乃亜編のあたりのデュエルではルールが根本から違っている。))。
**【人間関係】
実力に比例したプライドの高さ、そして事あることに「絆を否定」していることから、彼の人間関係は最悪。
…なように見えて結構交わりが多かったりする。
&bold(){・[[闇遊戯]]}
永遠のライバル。
道を誤り、守るべき存在の弟の死ですら淡々と話す状態から正しい道に矯正してくれたのが彼である。
その入れ込みようは尋常ではなく、彼に再び会うためだけに宇宙ステーションを作ったり、科学力で無理矢理冥界に旅立とうとする程。
&bold(){・[[武藤遊戯]]}
あくまで「闇遊戯」の器としか見ていなかったが、彼の精神力については認めている節がある。
しかし直接対峙した際には彼の多彩な戦術の前に追い詰められてしまう。
そのデュエル自体は水入りとなったものの「お前も誇り高きデュエリスト」と認めるに至った。
&bold(){・[[海馬モクバ]]}
弟モクバとの関係は前述の通り。
しかし映画においては彼は「守るべき存在」から「頼れる右腕」に成長していた。
その手腕を認めているのか彼に対し直接指示したりすることは余り無く、一見すると会話が余り多くないものの、冥界に旅立つ直前に彼にかけた言葉はまさしく「最愛の弟」にかけるそれだった。
&bold(){・[[城之内克也]]}
本来なら瀬人の眼中にも入らない存在。…のはずなのに&bold(){妙に意識している}。
明らかに時間の無駄だというのに彼のデュエルの申込みをすんなり受け入れる。
王国準優勝なのに低レベル扱いをしたり、馬の骨、凡骨などと言った呼び方でおちょくる等…。
アニメ版では更に上記のレベル2標記の際、わざわざ馬の骨という注釈まで入れる。
「出会ったら即刻失格にしてくれるわ!」といちいち挑発する。((なお実際に出会った祭には特になんもしなかった))。
ドーマ編での無茶な申込みに対しては一考する((ただし遊戯の態度に腹を立てて電話を切ってしまう))等…。
もしかしたら弟のモクバに優しい事や、明らかに絶望的な実力差なのにしつこく食い下がってくるところ等が、かつての無力な自分と被らせてつい構ってしまうのかもしれない。
また口では馬鹿にしているもののいざ対峙したら「何をしてくるかわからない」「やつの思考は海馬コーポレーションのコンピュータでも予測不能」と皮肉を言いながらも認めている。
なお向こうからはDEATH-Tで殺されかけたことで根に持たれている。
&bold(){・磯野}
貴重な忠実な部下。
というのも原作登場時の瀬人は会社内にも敵が多く、数少ない味方もDEATH-T編で全滅。
王国編ではペガサスに寝返る奴らばかりという体たらく。
しかしどのような状況においても「瀬人様についていきます!」と断言するなど忠誠心は高い。
彼本人も瀬人やモクバに振り回されがちながらも職務を忠実にこなしている。
バトルシティ決勝戦では審判も勤め、遊戯がカードを確認せずにセットした場合咎める等冷静なジャッジをしていた。
「遊戯! オレ達の追記・修正に終わりはない!」
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#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
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}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
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- コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2017-10-26 20:27:11)
- 特定の世代には永遠の憧れと言ってもいいくらいの超次元的カリスマ -- 名無しさん (2017-10-30 22:09:17)
- 原作初登場時は単なるカードゲーム系キモオタだったのが、よくあそこまでスタイリッシュになったもんだ… -- 名無しさん (2017-10-30 22:22:22)
- この名前が苗字の方だと知ったとき・・・弟の名前をフルネームで呼んでみて吹いた・・ぷぷっ! -- 名無しさん (2017-10-31 09:50:00)
- ↑養子だからな、仕方ないw ファンからも改名後のそれはたまに話題にされるが -- 名無しさん (2017-10-31 16:33:09)
- バトルシティ準決勝戦でアテム倒してアンティルールでオシリスてにいれて闇マリクにオシリス・オベリスク・デビルズ・サンクチュアリのトリプルウェポンとブルーアイズで立ち向かったとしたらどうなっていたんだろう。 -- 名無しさん (2017-11-03 01:05:18)
- ↑姉上様は海馬には弟救ってって一応頼むかもしれないけど、遊戯たちよりは舞さんとか獏良君みたいな要素ないから、精神的に楽に戦えそう。わりと五分な気もするけど社長が闇のゲームにどんな対応とるのかと千年ロッドが前世と現世どっちに -- 名無しさん (2017-11-03 01:12:10)
- オベリスクとブルーアイズメインで戦ってオシリスはゴッドフェニックスとかライフ1だけ残しての攻撃に対しての捨て駒に使うにしてもオベリスクがやられて負けフラグのアルティメットドラゴン出したらそこで終わりな気がする。 -- 名無しさん (2017-11-05 00:45:10)
- アテムが冥界に帰った後はアテムに勝った方の遊戯に勝負挑んだのかなあと。遊戯がその気になるまで待ってやるとも言いそうな気がしないこともないだけに戦っていない可能性もありそうだけど。 -- 名無しさん (2017-11-10 22:33:44)
- そういえば海馬って自分の苗字やたら誇示するの好きだけど海馬って養子になってからの苗字なんだよな。よっぽど前の苗字に嫌な思い出あるんだろうなぁ -- 名無しさん (2017-12-30 23:32:56)
- ↑実の両親はかなり幼くして亡くしてるだろうから、その思い入れよりも財産食い荒らされた記憶とか施設時代にモクバにかけた苦労(モクバ本人は気にしてないだろうけど)の印象が強くなる…とかの可能性はあるかも -- 名無しさん (2017-12-30 23:36:59)
- ダーツとかいう自演で三銃士引き込んで表人格の遊戯や城之内を洗脳?して駒にしていたミラーナイト相手でも自分が泥を被る覚悟で殲滅させた所は流石と言いたいけどもしミラーナイトが囚われたモクバでも同じこと出来るか? -- 名無しさん (2018-02-23 18:51:30)
- ドーマ編の[忍び寄るダーツの影]の時でエレベーターのボタンのところを一撃で破壊してるしやっぱり腕力がヤバすぎる -- 名無しさん (2018-05-19 14:47:13)
- ↑3海馬性を名乗ることで剛三朗に勝ったことを誇示したいとか -- 名無しさん (2018-05-19 15:50:13)
- ガゼットソルジャーも原作じゃ優秀なレベル4なんだが -- 名無しさん (2018-05-19 15:53:23)
- 遊戯王Rの社長のコートすき -- 名無しさん (2019-05-09 18:14:26)
- そういえばこの人以外に高校の学ランのボタンしっかり閉じてる生徒っていたっけ?(卒業式の時の限定的なシーンは除いて) -- 名無しさん (2019-08-03 01:10:23)
- もしジャンプ作品と格ゲーでコラボしたら、是非ギース・ハワードとつるんでもらいたい -- 名無しさん (2019-11-26 21:50:55)
- ACゲームの制覇はきっと、ゲーヌストのハイスコアランキングでトップだった説をあげてみる。全一とか。 -- 名無しさん (2020-01-29 19:10:56)
- そういやモクバの保護者会や、卒業式には海馬が家族として出席するんだろうか。それとも側近の磯野が、代理で出てくるのかね -- 名無しさん (2020-03-28 17:18:33)
- 例の死ぬ死ぬ詐欺の件、やってることのセコさと不遜な態度のギャップに隠れがちだけど、あの後杏子に責められてすごく後ろめたそうな顔をしていることは忘れられがちである。 -- 名無しさん (2020-04-24 16:57:41)
- 名言、迷言だけで項目が二つくらいできそうな男 -- 名無しさん (2020-04-28 10:23:00)
- 海馬の生い立ちを見てるとルルーシュが如何に恵まれたクソ野郎なのが解る。 -- 名無しさん (2020-05-01 21:39:53)
#comment
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&font(#6495ED){登録日}:2011/03/01(火) 13:29:09
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 24 分で読めます
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漫画『[[遊☆戯☆王>遊戯王]]』ならびにアニメ『[[遊戯王デュエルモンスターズ]]』における主人公・[[武藤遊戯]]の永遠のライバル(最終的に「友」へ昇格した)。
[[闇遊戯]]曰く、「友とライバル……その境界がどこにある!!」
&b(){プロフィール}
|誕生日|10月25日|
|星座|さそり座|
|身長|186cm|
|体重|65kg|
|血液型|A型|
|好きな食べ物|牛フィレ肉フォアグラソース|
|嫌いな食べ物|&b(){[[おでん]]}|
CV:
[[緑川光]]/佐藤智恵(幼少期)([[東映版アニメ>遊戯王(東映版)]])
[[津田健次郎]]/矢澤喜代美(幼少期)(『[[遊戯王デュエルモンスターズ]]』以降の作品)
ファンからの愛称は東映版アニメではキャベツ。DM以降のは社長。
これは東映版とDMではキャラデザがかなり異なっているため(ついでにいえば性格も)。
DMでは原作通り茶髪に青目をしており、度々社長節を見せてくれる。
一方、東映版では、瞳の色が金色な事に加え、髪の色がなぜかキャベツを思わせる鮮やかな黄緑色をしている。
バクラとのTRPG戦で放映が終了した事もあり、王国編以降に見せ始めた破天荒ぶりがそれほど出ていない。
この時はまだ奇行子ではなく、貴公子だったのだが……。
ちなみに初期のキャラは原作者高橋和希の友人がショップで出会った人物がモデル。
「せめてカードを1万枚集めてから話しかけろ」と言われたことに激昂しながらもネタに使えると思い生まれた。
海馬コーポレーションの社長であり、遊戯王を語る上で欠かせない、ソリッドビジョンや[[決闘盤>デュエルディスク]]の開発者。
嫁である[[青眼の白龍]]に関してはそちらを参照。
遊戯たちと同じ高校のクラスメイトであることはあまり覚えられてない(一作目では制服も違った)。
一応、バトル・シティ編でラーの怒りを食らって倒れた城之内の夢で描写はされている。
***【性格】
非常にプライドが高く、破天荒且つ大胆な性格。
頭脳も高く、権力と財力を駆使してやりたい放題しまくる行動力もあるため、社員達も周りの人もよく振り回されている。
常識に囚われない性格もあり、「俺は常識を超越する」「馬鹿め、それが常識に囚われているのだ」としょっちゅう口にしている。
自他共に認める色んな意味でかなり常識はずれな人物である。
[[リアルファイト]]も強く、&b(){いつも持っているカード満載のアタッシェケースで顔面を殴ったり、&br()ブルーアイズのカードを手裏剣のように投げたり、撃たれそうになったときにカードで銃の劇鉄を止めたり}と、最強候補の一角。
***【モクバとの関係】
海馬を語る上で欠かせない物の一つは、弟[[モクバ>海馬モクバ]]に対する愛である。
要するに極度のブラコンなのである。
瀬人は幼くして両親を失い、モクバと共に財産を喰い荒らされた上に施設に預けられた為、モクバ以外の人間に対して決して心を開かない。
小さい頃からモクバに「他人に対し弱みを見せるな。必ず自分が楽な生活をさせてやるから」と言い聞かせ、
兄としての責任や役割を十二分に果たしてきた。
しかし、後の義父となる海馬剛三郎との出会いにより、瀬人の精神は更に歪んでいってしまう。
***【剛三郎との出会い、そしてKC社長へ】
海馬剛三郎は当時軍事企業だった海馬コーポレーションの社長であり、
後継者とすべく養子を探しに瀬人とモクバのいた施設に訪れたのだが、
瀬人は剛三郎に「チェスで勝負をし、自分が勝ったら弟と自分を養子にしろ」と持ちかける。
剛三郎は当時のチェスの世界チャンピオンだったが、
瀬人はイカサマを用いてこれに勝利(剛三郎はイカサマには気付いたが、その度胸と発想を認めて養子にしたらしい)。
#openclose(show=「馬鹿な!チェスでイカサマなんてできるわけがない!」){
原作文庫本12巻の高橋和希氏のあとがきで明かされたイカサマは剛三郎を間に挟む形で瀬人とモクバ二つのテーブルを用意し、
「(瀬人とモクバ)どちらかが剛三郎に勝つか引き分けたら、&b(){この勝負は瀬人とモクバの勝ち}」という二対一の勝負に持ち込みチェスを開始。
瀬人のテーブルで剛三郎が先手で最初の駒を動かす→モクバのテーブルでモクバが先手で駒を動かす(この時モクバは瀬人のテーブルの&b(){剛三郎の一手目と同じ駒}を動かす)→
瀬人のテーブルで瀬人が剛三郎の一手目に対して有利になるように駒を動かす→瀬人は剛三郎の二手目を待ち、剛三郎の二手目が来たらその二手目と同じ場所にモクバが駒を動かす→
&b(){この時点で剛三郎は瀬人の術中にはまり、最終的に瀬人が勝利する}というインチキ戦法であることが明かされている。
アニメ版では棋譜を見て対策を立てる(メタる)という正攻法だった。
}
瀬人は「金持ちの養子になればモクバを楽にしてやれる」と考えていたが、自分はどうなるかの認識が甘かった。
剛三朗は瀬人に後継者に相応しい力を持たせるべく[[虐待>児童虐待]]と呼んでも差し支えないレベルの英才教育を施し、
経済学、帝王学、ゲーム戦術等を片っ端から叩き込んだ。
それは父親の息子に対する態度などではなく、奴隷を扱うかのような行いである。
結果、瀬人は類稀な頭脳を持つ、優秀な人物へと育つ。
その程は14歳にしてバーチャルリアリティ具現化システムを開発する程である。
しかし、剛三郎はこれを軍事シミュレーターとして売りさばき、海馬コーポレーションにさらなる利益をもたらす。
これに対し、瀬人は「自らの魂を軍事産業に売り渡した」と評し、剛三郎への恨みがさらに募っていく。
余談だが王様も後述のオリジナルエピソードにて「海馬が憎むのも尤もな男だ」とコメントしている。
もっともそのアニメオリジナルエピソードオリジナルの設定での出来事に対してのコメントであって生前や原作の剛三郎に対してではないが。
やがて海馬はそれも乗り越え会社を完全に掌握する。
だが、じっくり復讐する筈が剛三郎本人は「敗者には死あるのみ」という自らのルールに従い海馬の目の前で飛び降り自殺をする。
こうして憎しみをぶつける相手を失った海馬は精神が完全に壊れてしまい遊戯にあれほど執着する事になる。
高橋氏によれば「海馬は敵がいないとまともに生きられない人間」であるらしい。
なお、アニメ版では(虐待されてたとはいえ)養父を自殺に追い込んだという表現がまずかったせいか
剛三郎の死因が「海馬に会社を乗っ取られたことで失意のまま衰弱し、結果病死した」という設定に変更されている。
***【遊戯との出会いと罰ゲーム】
原作では第9話「牙を持つカード(前編)」及び第10話「牙を持つカード(後編)」にて初登場。
社長・生徒の二足わらじに加えて、近所のゲーセンのほぼ全ての筐体でランキング上位を全て制圧しているという、
この時点でその道の達人やら暇人もびっくりの所業である。
なお当時は諸々の事情から、ACのランキングは電源リセットによりメンテか1日置きに消えて当然だったので不思議で仕方ない。
遊戯王世界ではリセットされないのだろう。
ふとした事から、[[双六>武藤双六]]のゲームショップに入りそこで遊戯と、展示されていた青眼の白龍に運命の出会いを遂げる。
当時の遊戯王におけるM&Wは&b(){『手札に入れば簡単に出せる上、これさえ場に出せばほぼ勝利確定』}という環境だったため、
トランク一杯のカードと引き換えにしてでも欲しいと交渉した。
しかし友人から貰った大切なカードと断られ、
その後何だかんだでじいちゃんの青眼をコピーとすり替えて盗み出した挙げ句、青眼を賭けて闇遊戯と決闘。
その上、ズボンのポケットに潜ませておいた(※カードが折れます)青眼をイカサマ召喚したりした結果、
青眼は自然消滅し死者蘇生で取り返されて敗北(デーモンの召喚に勝るカード自体は何枚か入っていたが確率の問題からイカサマしてしまった)。
罰ゲーム&b(){「死の体感」}を食らって人生二度目の精神崩壊をする。
このエピソードからも分かるように、
初登場時から青眼を特別視しているがまだ最強のカードとしか思っていないことも特徴。
この段階ではまだ前世・エジプト関連のネタは闇遊戯くらいで(シャーディーや他の千年アイテムの登場はこの後)、
海馬はカズキングの友人をモデルにしたゲストみたいな立場だったのもあるとは思うが。
***【[[DEATH-T編>DEATH-T編(遊戯王)]]】
ところがどっこいこれで改心せず、むしろ死の体感を受けたことに激怒した…が、
自業自得だが闇遊戯の方も過剰防衛なのでここらは何とも言えない。
そして自身の体験を参考に、執念でかつて自分が作ったシステムを改良した3D映像システム
&bold(){「立体幻像(ソリッドビジョン)」}と、それを利用したカードバトルシミュレーターを開発する。
遊戯王という作品の根幹になる二大発明を成し遂げた。
完成したシステムを用いてじいちゃんと決闘を開始する。
じいちゃんは切り札の青眼を召喚し、勝負あったかと思われたが、
これに対し海馬はなんと青眼を三体も召喚する。
なんでも世界中のコレクターからかなり強引な方法でぶんどった(海馬曰く&b(){「一人は自殺に追い込んだ」})らしい。
こうして決闘に勝利した海馬はじいちゃんの魂のカードである&b(){青眼を破り捨てる。}
そしてじいちゃんを立体映像による擬似罰ゲームで心肺停止寸前まで追い込み、
助けるための交換条件として遊戯一行&b(){を100億もの費用}を投じて竣工した、
死のアトラクション「DEATH-T」に参加させる。
……もうなんかこの時点でツッコミ所満載だが、
ある意味シリーズお約束の[[超展開>遊戯王ではよくあること]]はここから始まったと言えるかもしれない。
なお、青眼を破り捨てたのはこの時点ではまだM&Wは前述の環境であり、
&b(){3枚までしか出せないので奪っても使えず、余計なカードは存在するだけで脅威になる}という事情もある。
この理由に関してはテレ東アニメ版では明言されている。
そして刺客たちを文字通り抹殺し本田の尊い犠牲((アトラクション内に閉じ込められて進行不能になったため。その後、遊戯に助けられたモクバの助力で本田は救出された))でアトラクションを突破してきた遊戯と決闘。
最終局面で[[エクゾディア>エクゾディア(遊戯王OCG)]]を揃えられ敗北し、かの有名な[[マインドクラッシュ>マインドクラッシュ(遊戯王OCG)]]を食らって人生三度目の精神崩壊をする。
ちなみにテレ東版アニメ第1話は上述した海馬初登場回とこのDEATH-T編を1話に超圧縮していたため&b(){意☆味☆不☆明な展開に仕上がっている。}
なお、原作と異なりマインドクラッシュを食らったものの、廃人化はしていない。
***【王国編】
最初はマインドクラッシュの後遺症で寝てたものの、物語の途中で目を覚ます。
意識不明中に会社を乗っ取られかけており、
そして連れ去られたモクバを助けるためにペガサスの元へと向かうが、道中ヘリコプター内で部下の裏切りにあい、銃殺されかける。
が、拳銃の激鉄にカードを挟み込むことで難を切り抜ける。
この際&b(){「貴様のおかげで…レアカードに傷がついたわ!」}と猛烈な逆ギレをし、そのままリアルファイトで操縦士もろとも部下を海に突き落とす。
この辺りから海馬ははっちゃけ始めたと言えるだろう。
そして王国に辿りつき、デュエルディスクをお披露目。
元々は&b(){決闘盤(デュエルディスク)}は海馬がペガサスのマインドスキャンを封じるために持ち込んだ物なのである。
……がプロトタイプ故にデザインが少々ダサく、&b(){闘うカップ焼きソバ}(城之内談)と形容された。
ペガサスには使用拒否されたりと、凄いアイテムだがこの時点ではネタアイテム同然の扱いで、後にあそこまで重要になるとは誰も思っていなかった。
なお凡骨はこれで多少混乱させたものの、遊戯との対決では実質心理フェイズで勝利。
この一件、ある意味卑怯ではあるが(本人的には本気で死を覚悟していたと思われる)、遊戯と同じく海馬も何としてでもペガサスに勝利しなければならず必死だった。
ペガサスの能力のことはよく知らなかったので(堂々と使っているが条件などは秘密にしている)多少認識のズレはあったものの、
「相手の視線を防ぐ」というアイデア自体はマインドスキャン対策として確かに有効で、意外と頭が回っている((DMの王様には「闇の力がこんなもので破れるとは思えない」と言われている。もっともテーブルデュエルである原作とデュエルリングを使うアニメ版ではマインドスキャンの事情も異なっているとは思われるし、そもそも相手を視認することが必要条件っぽいのだが。))。
ペガサス城に突入しペガサスと対峙するが、残念ながら敗れてしまう。
ちなみに千年眼対策に、手札を全部捨てて、その後ドローしたカードのみで戦うといった謎の行動もしているが、
これは元々予定していた対策のデュエルディスクを封じられた上にマインドスキャンが手札のみならず戦術やデッキ構成まで把握するなど、
彼の想定よりも遥かに超える反則技であったため、事前に想定していた戦術を全て捨て去り、引きによる運のみに頼らざるを得なくなったためである。
手札を捨てる必要まではなさそうだが、マインドスキャンの全容を把握しているわけではないので念のために捨てたのだろう。
それでもデッキバランスというか引きが良かったために善戦はしていたが、
そんな状態なので、ペガサスの[[トゥーンモンスター>トゥーン(遊戯王OCG)]]の前には完全に為す術が無かった。
結果、罰ゲームとして非科学的なオカルトパワーによりカードに封印され、人生四度目の精神崩壊をする。
が、王様がペガサスに勝ったことにより解放され、遂に崩壊しまくった海馬の精神は正しく組み直される。
これにより破天荒な社長が誕生した。
すなわち、モクバLOVE青眼LOVE凡骨決闘者!ワハハハハ!!なお馴染み社長の&b(){爆誕}である。
前述の通り、DM版では廃人化はしていない。
決闘者の王国開始前、遊戯に負けたことによりモクバを置いて自分探しの旅に出かけており、旅先でデュエルディスクを完成させていた。
だが、旅先でペガサスとBIG5の刺客が襲い掛かった事で、ペガサスとBIG5が結託している事を知り、海に飛び込んだ後一度占拠された海馬邸に潜入。
この時自身のデッキを持ち忘れてしまった為、刺客達によって奪われてしまい、
海馬に扮装し「&b(){海馬の亡霊}」と名乗る&s(){中身はどう考えても衣装着こなさせそうなデブの}死の物真似師((原作では海馬を模した操り人形で腹話術を行う死者の腹話術師。))((海馬に扮していた時は第1話と同じく童実野高校の学生服を着ており、声は本物の海馬と同じく津田健次郎氏が担当。但し、目の辺りにあざのような隈ができていた。))がプレイヤーキラーとして遊戯と対決することになった。
この時本物の海馬は決闘中のデュエルリングのシステムにハッキングしており、死の物真似師が出した二枚目の青眼の白龍を原作と同じく自身の心と共に消滅させることに成功し、勝利に貢献している((ハッキングすることで青眼の白龍の攻撃力を弱体化させている。だが、途中でペガサス側の妨害に遭い中断した。原作では海馬の意識が戻った同時期に消滅。))((二枚目の青眼の白龍消滅後、遊戯は海馬の亡霊の正体を見抜いたことで、正体を明かしている。))。
その後は自ら単独でヘリコプターを操縦し、王国に着陸。それ以降はほぼ原作通りであるが、
遊戯戦の前に元部下である猿渡((ちなみにこの時猿渡に銃を向けられるも、拳銃の激鉄にカードを挟み込み、背負い投げして返り討ちにしている。))の案内で地下牢に囚われていたモクバと一度牢屋越しで再会。
だが、ペガサスによって目の前でモクバの魂を封印される場面を目撃してしまい、原作通り遊戯と対峙することに。
また、BIG5は王国編完結後の動機が異なり原作ではその後の消息は不明だったが、
アニメでは再起をかけたBIG5が海馬に[[デュエルモンスターズクエスト>デュエルモンスターズクエスト編(遊戯王)]]を仕掛けている。
***【バトルシティ編】
[[オベリスクの巨神兵]]と出会い、バトルシティの開幕を宣言した。
この時、バトルシティ参加者に完成した&b(){決闘盤}を配布。
後に決闘者の生活必需品になる決闘盤を通じて、KCはデュエル界を長いこと牛耳っていくことになる。
この辺から、[[ダイヤモンド・ドラゴンを36枚持ってたり>こんなカードオレは36枚持っているよ…(遊戯王)]]、カード手裏剣で敵を倒したり、
「デッキからカードの剣を抜け!」とか言い出しちゃう我々のよく知る「海馬社長」が完成した。
***【乃亜編】
アニメDMでは弟や青眼との関係、そして剛三朗との因縁がオリジナルエピソードであるこの存在によって大分変わっている。
剛三郎の事故死した実子である、[[乃亜>海馬乃亜]]が生き永らえていたことが明かされ、
そして、乃亜編のラストにて剛三郎との真の決着を着ける事となる。
また、海馬自身に関しては青眼に執着する様になった理由の一つとして、
「幼少期の頃にモクバのくれたちっぽけなカード数枚とモクバの手書きの青眼の絵に心を打たれたからにある」と明かされる。
#openclose(show=完全なる余談){
このエピソードの回想シーンにて、海馬コーポレーション乗っ取りに動き出す直前、モクバにカードを使って株と会社の関係を説明しているシーンがある。
遊戯王Wiki等で度々触れられているため、このようなシーンがあること自体は知られていると言う意外な知名度があるシーンである。
ちなみにその時、瀬人側の株として表側になっていたカードは以下。
・《「守備」封じ》
・《アポピスの化神》
・《闇・道化師のサギー》
・《カオス・ソルジャー》
・《エレメントの泉》
・《逆転の女神》
・《光の封札剣》
・《光の護封剣》
・《ツルプルン》
・《千年の盾》
・《非常食》
・《墓荒らし》
・《ランドスターの剣士》
・《暗黒の竜王》
・《魔法除去》
・《リバイバルスライム》
・《キャノン・ソルジャー》
・《メタモルポット》
・《ダイヤモンド・ドラゴン》
・《ホーリー・ドール》
・《ウィジャ盤》
・《ヒューマノイド・ドレイク》
・《モンスター回収》
・《死者への供物》
・《磁力の指輪》
・《精霊の鏡》
・《シルバー・フォング》
・《心変わり》
・《ロケット戦士》
・《天使のサイコロ》
・《白衣の天使》
・《半魚獣・フィッシャービースト》
・《翻弄するエルフの剣士》
・《魔導騎士ギルティア》
・《アックス・レイダー》
・《エネミーコントローラー》
・《魔法の筒》
・《青眼の究極竜》
}
***【[[ドーマ編>ドーマ編(遊戯王)]]】
バトルシティ編の後、全世界で決闘盤を売り出しようやく真面目に会社経営に乗り出すが、
世界各地でソリットビジョンが消えないという事件が発生し、対応に追われることになる。
やがて世界の裏に潜む秘密結社ドーマとの戦いに巻き込まれ、軍事産業で儲けていた剛三朗の負の遺産と対立する事となる。
アメルダ戦では追い込まれ絶対絶命になるが、伝説の戦士の一枚である[[クリティウスの牙]]をデステニードローし
最初ビビってたくせに急にハイテンションになって「俺のデュエルは常識を超越する!」と調子に乗り出すのはなんというか海馬らしいというか。
海馬コーポレーションが両方に兵器を横流ししていた紛争で弟を失った事から海馬に復讐心を燃やすアメルダに対して、
(自分ならば)「絶対に弟は死なせなかった」と一喝したシーンに「DEATH-Tの時に自分で弟殺そうとしたじゃん」というツッコミが入るが上記の通り、
「剛三郎の死により人格が崩壊→罰ゲームで心がバラバラに→再構築」
という過程を経ている為、この時点における社長の発言としてはさしたる矛盾は無い(それにDM版ではDEATH-T編は無いに等しい)。
最終決戦では最大のライバルである遊戯と共に[[ダーツ>ダーツ(遊戯王)]]に立ち向かうが……。
***【[[KCグランプリ編>KCグランプリ編(遊戯王)]]】
ドーマ編における世界中でモンスターが実体化するオカルト現象のとばっちりや、
I2社による株の敵対的買収やらで信用が失墜した海馬コーポレーションの再起をかけて決闘大会・KCグランプリを開催する。
帰りの資金が無い為、遊戯一行はなし崩し的に参加させられた。
あくまで今回は主催者(かつ仕事で非常に忙しかったため)なので参加しないはずだったが、
某没落貴族こと[[ジーク>ジーク・ロイド(遊戯王DM)]]の所業にキレた結果自らの手で直接雌雄を決することに。
[[数多のチートカード>ニーベルング(遊戯王DM)]]を使うジークに[[公式チートカード>混沌帝龍-終焉の使者-]]で対抗し、デュエルに勝利する。
これがアニメDMにおける(中断を除いて)彼のラストデュエルとなった。
***【王の記憶編】
前世である神官セトが登場。
青眼の白龍との関係はここから始まった。
なお、原作では海馬本人は記憶編に登場しないがアニメDMでは本人も登場する。
もっともほぼ傍観してるだけであまり重要な役割はない。せいぜい王様のコスプレの手伝いをするぐらい。
あと本格的に記憶編が始まる前に原作に無かった海馬vsバクラ戦が存在するのだが、&b(){作画崩壊のせいで台詞と映像のギャップが大変なことになっている。}
ちなみにコラ画像によく使われる豆みたいな顔して左手が前に出てる海馬はここが元ネタである(あれ自体は中割りだと思われるが)。
***【闘いの儀】
原作では未参加であり、最後の最後にエジプトに到着。アテムの冥界行きも見届けられなかった。
エジプトに来ていたのは遊戯が不自然にエジプトに行ったためだろうか?
かわりにアニメ版では記憶編からついていく形で参加。
当初は自分がアテムとの闘いの儀をすると進言したものの、表遊戯の覚悟を認め最後のデュエルを(若干含むものはあるが)譲る((なお、この際、自身のカードコレクションを遊戯に渡してデッキを強化するように進言したが、遊戯には断られている))。
そして三幻神を難なく操るアテムのタクティクス、それを越えた遊戯のデュエル。
そのすべてを(途中離脱しかけたが)最後まで見届け、アテムの冥界への帰還を見届けている。
アニメ版と原作では社長の過去はかなり異なっているが、原作者の高橋先生の言葉から推察すれば、&b(){間違いなくここが一番のターニングポイント}である。
***【[[光のピラミッド>遊☆戯☆王デュエルモンスターズ 光のピラミッド]]】
三幻神を超える為には、新しいカードが必要という事からペガサスの元に行き、究極の青眼「[[青眼の光龍]]」を手に入れた。
それともう一枚のペガサスが予期してなかったカードを手に入れてしまった事により全てが始まった。
ちなみに二回目のシミュレーションで海馬は唯一と言っても良い勝利を収めている。
そしてその勝利理由は&b(){『デッキ破壊』}。
海馬社長らしいというか、なんというか。
ちなみに映画本編では遊戯のデッキが41枚だったためにデッキ破壊には失敗している。
以上のように、アニメでは社長ぶりが大幅に強化されているのだが、乃亜編で直接剛三朗本人を下した事は議論を呼んだ。
すなわち、後の遊戯との最終決戦の意味合いが瀬人にとって変わってしまうのではないか、という事である。
原作では「遊戯を倒し、デュエル王の称号を得た時こそ、忌まわしい過去を捨て去り、剛三朗を真に越える事ができる」と、
瀬人自身が発言しているため、剛三郎本人を倒した時点で瀬人は過去をぬぐいさる事が出来たのではないか、と言うのが主な趣旨である。
一応、バーチャルで海馬が満足できるはずもなかったのではあるが……。
***【[[遊戯王R]]】
物語開始時はアメリカでデュエルの大会を観戦していたが、海馬コーポレーションの危機(何度目だよ…)に戦闘機に乗って現れる。
が、[[ホワイト・ホーンズ・ドラゴン>ホワイト・ホーンズ・ドラゴン(遊戯王OCG)]]が立ちはだかったのを見て激高、&b(){キャノピーの上に直立不動で立ったまま青眼を召喚した。}
…あんた十傑集かガンダムファイターか?
屋上で対峙したカードプロフェッサー、ウィラー・メットに「青眼なんて実戦では使えない単なる観賞用のカード」とまで言われてしまうが、そこは社長。
ちゃんと青眼を使いこなして勝利する。
『遊戯王R』連載当時の青眼は確かに使いにくい部分はあったが、現在は多数のサポートカードによりむしろ一線級へと押し上げられ、専用のストラクチャーデッキまで出るほどになっている。
今となってはホワイトホーンズとどっちが観賞用だかわかったものではない。
その後夜行と戦い圧倒するも、オーバーキル狙いで青眼の究極竜を召喚したばっかりにダブル邪神の返り討ちにあってしまった。
ちなみにこのデュエル、&b(){究極竜を融合召喚しないで3体の青眼で攻撃すれば海馬が勝っていた。}
なお、アメリカでの一場面ではGXのデュエルアカデミア創立に繋がると思しき発言があった。
***【[[遊戯王デュエルモンスターズGX]]】
[[デュエルアカデミア]]経営者として度々登場した。
またペガサスが上げる才能の5本の指のデュエリストが、
デュエルキング[[武藤遊戯]]デース☆
その生涯のライバル。[[海馬瀬人]]デース☆
その生涯の友。[[城之内克也]]デース☆
それから[[エド・フェニックス]]デース☆。
そして[[ヨハン・アンデルセン]]デース☆
との事。一人デュエリストじゃなくてギャンブラーが混じっているが、気のせいだ。
&s(){え?[[カイバーマン>正義の味方 カイバーマン]]?やだなぁ、アレはカードの精霊ですよ?}
アニメ版限定だがドーマ編で闇遊戯に「デュエルモンスターズは実在する。だが、&b(){それを証明できるほど人の科学は及んでいない…} そう考えれば不思議でもないさ」と言われたり、
ドーマ編以上のオカルト全開な記憶編への介入があったせいか、すっかりオカルトを信じてしまったようで、
DM終了後からGX始まる前辺りの時に、
「新たなカードを生み出す為に子供達の常識に囚われない自由な発想によって考えられたカードを募集し、
それをカードにして宇宙におくり、宇宙の波動を受けさせる」
と言う想像の斜め上を行く計画をドミノ町中に生放送をした上に、最後は高笑いで締めるなど、相変わらずやりたい放題な社長。
ちなみにこれで選ばれたのが[[十代>遊城十代]]の後の切り札である[[E・HERO ネオス]]とネオスペーシアン達である。
また十代たちが童美野町に修学旅行に来た際、斎王がKCに訪れて海馬ランドの貸し切りの許可を申し出た際に、
万丈目グループの一件のときと違って&b(){普通に映って登場。}
光の結社については既に耳にしており、斎王について「なんとも胡乱な男よ」と評しているものの放置している(斎王は自分に敵対する者かと危惧していた)。
余談だが、かつてDMとGXでコラボした劇場版を企画していたことがあり、斎王はその劇場版に出てくる敵としてデザインされていた。
結局、その企画はお蔵入りになったが、修学旅行で童美野町を訪れてDMのキャラと交流する点ではこの企画のオマージュとも言える((原作文庫本8巻の高橋和希氏のあとがきより))。
***【[[THE DARK SIDE OF DIMENSIONS>遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS]]】
こちらは原作1年後の海馬社長。
他キャラと比べるとデザイン面の変更はほとんどないが、&b(){目の中心から白いハイライトが消えており、黒く染まっている}という相違点がある。
ちなみに『TRANSCEND GAME 遊戯王』の時点ではまだこの白いハイライトは残っていた。だが……
#openclose(show=※本編ネタバレ注意){
アニメでは上記の通り、記憶編の闇RPGと闘いの儀の観戦に参加できているためアテムとの間に一定の区切りをつけられていたのだが、
こちらはエジプトについたら既に全部終わっていて区切りをつける前にアテムに勝ち逃げされてしまったため((海馬が負け続けただけなのに「勝ち逃げ」ってどうなの?という意見もあるが、海馬はバトルシティ編で「決闘王の称号とプライドはしばらく貴様に預けておく!」と闇遊戯に面と向かって宣言しており、その状態で連絡もせずに勝手に冥界に帰られたらさすがの海馬も歪まざるを得ないととることもできる。))、
今もなおアテムに執着し、アテムと再び闘い屈辱を晴らすために海馬コーポレーションの技術の総力を結集してアテムを現世に復活させようとする。
そのアテムへの執着心によって原作の1年後ながらGX時をも上回るオーバーテクノロジーを開発。
さらに&b(){千年パズルを組み立てるためだけに}軌道エレベーターや宇宙ステーションを作成したりしている。
『遊戯王GX』ではドーマ編や記憶編を経験したことによってオカルト方面に走っていたが、
こちらの海馬はアテムに執着するがゆえに半ばオカルトなものに突っ走り、自分の意識を高めて&b(){冥界に行く}計画を目論んだ。
新型デュエルディスク発表会での演説はマインドクラッシュ後の彼の思いが&s(){ある意味で}込められたものとなっているので必聴。
上記の事情のためか彼の代表的な言動である高笑いがほとんどない。
彼がこの映画で高笑いしたのは新型デュエルディスクのCMと城之内の妄想くらいである。
この映画のメインキャラ三名のうちの一人だが、一部の視聴者からは&b(){本作の主人公にしてヒロインにして黒幕}と言われる程の大活躍である。
}
**神官セト
前世に当たる人物。
千年の記憶は千年ロッドに封印されており、海馬本人が接触する機会がなかったため、
バトル・シティでの共鳴現象を除きその記憶を垣間見たことはない(アニメ版では記憶編の彼を目撃はしている)。
闇遊戯=アテムに仕える七神官の一人で、千年ロッドを持つ。神官アクナディンの息子であり、アテムは従弟に当たる。
見た目は色黒な以外瓜二つで、敵対者に容赦ないなど根っ子の性格も同じ。
ただ育った環境の違いか、海馬と異なり大義を重んじる人物で、「王の治世のため、時に非道に訴えることも必要」と考えている。
記憶編の彼はプレイヤーの環境もあり、生真面目さが特に描写されている。
魂に宿す精霊は、剣を持ったヒトガタの「デュオス」。
後にこの精霊は闇の大神官と化したアクナディンによって粉砕され、キサラの魂と同化していた「[[白き龍の神>青眼の白龍]]」を宿すことになった。
記憶編では最終的に、キサラを失った心の隙をアクナディンに乗っ取られてアテムと対峙するも、
白き龍の力によりアクナディンの邪念が消滅したことで正気に戻り、アテムから千年パズルを受け継ぎ新たな王となった。
一方、恐らくは史実と思われる初期プロットでは、アクナディンに拉致されたキサラを奪還すべく、
アテムの意志に背いてまで単独で王宮へ向かったものの、奪還は叶わずキサラは死亡。
心を支配した憎しみをアテムと闇の大神官の双方に向け、白き龍を従えてただ一人で第三勢力となり戦争に介入した。
バトル・シティ編で闇遊戯と海馬が見たのはこの後の場面で、王宮東の修練場にて対峙していた。
この時、アテムを自分と白き龍の永遠の敵であると認定しつつも「貴様に手を貸すつもりも、奴らに服従する気もない」と発言している。
なお、この時のアテムは「裸の王同然」と形容されていたことから、
恐らくは王宮が闇の大神官に制圧され、神官団も全滅したか動きが取れない状況だったと思われる。
※闇の大神官の回想シーンを考慮すると、アテム&オベリスクの巨神兵と神官団対闇の大神官の闘いがこれ以前にあった様子。
ちなみにこの後、セトとの決着をつけたアテムは単独でアクナディンに挑むも敗北、
最終手段として千年パズルに自らとアクナディンの魂を封印して砕くことで騒乱を収めている。
戦争の後、バトル・シティの発端となった「死者への祈り」をしたためて後世に残している。
***【主な発言(原作、アニメ問わず)】
#openclose(show=原作第9・10話「牙を持つカード」/DEATH-T編){
「最低でも1万枚集めてから声をかけてくれよ、フフ……」((M&Wの仲間が増えたと言った城之内に対して。このときの城之内のカードは買ったパックをそのまま開けただけのものだったため、海馬から見て弱小カードばかりだった様子。))
「フフ…このゲームはまわりで見ていても楽しいね!」
「な……なんだ!! カードの絵柄が実体化したぞ!!」((闇遊戯とのデュエルでモンスターが実体化するのを目の当たりにして。なお、このデュエルで海馬が最初に召喚したモンスターは《ガーゴイル》だった。))
「スゴイぞー! カッコいいぞー!!」(実体化した青眼に対して)
「うわあああぁぁー!! 全滅だぁ!!」
「[[このカード>青眼の白龍]]を場に出そう……さらにもう一枚!」
「じじいー、オレに負けた罰だ!!」
「俺は史上最強のカード『青眼の白龍』を3枚も持ってるんだぜ! &sizex(2){ホラホラー}
――だが、お前のそのカードの中には『青眼の白龍』は一枚もな~~~~~~い!!」
「攻撃!! 粉砕! 玉砕! 大喝采ー!」
(フ……だが青眼の白龍に勝るカードはない)
「キッ…キッ…キイイイイイイイイイイ」
「お……オレの青眼の白龍がああぁあぁ……ぜ…ぜん…め…めつめつめつ……」
}
#openclose(show=決闘者の王国編){
「カードは心……ということか」
「貴様のおかげで……レアカードに傷がついたわ!!」←自分で付けた
「オレを殺すなら…カードで殺せ!」
「「負け犬」から「馬の骨」に昇格させてやる!」
(人は守らねばならぬ何かを背負った時、本当に強くなれるのか……遊戯! オレがその答えを確信する方法は貴様との決闘以外にないのだ!)
(遊戯め……オレの手札を晒しものにするとは最大の屈辱!)
(狙いは青眼三体融合!! &ruby(きょうじん^3){強靭}! &ruby(むてき^3){無敵}! &ruby(さいきょう^3){最強}!! 遊戯! その方程式によって導き出される答えは貴様の敗北だ!!)
「オレはカードで死ぬなら本望だ!」
「遊戯! 貴様のカードでオレの首をかき切れ!」
「お前にはオレの手の内はお見通しのようだ……それならオレの手札は捨てよう」
「オレの怒りを感じるだと……フ……&b(){オレはすでにキレているわ!!}」
「オレの……誇り高き龍のしもべを惨めな姿に変えるとは……許さん! ペガサス!」
}
#openclose(show=バトルシティ編){
「くだらん、くだらん! くだらん!! &b(){非ィ科学的だ!!}
ましてやM&Wの原型が三千年前に存在していたなど、誰が信じるものか!」
「[[こんなカードオレは36枚持っているよ…>こんなカードオレは36枚持っているよ…(遊戯王)]]」
「これが我らが決闘を制さんがための、結束の力だ…!」
「不運にも引きが良すぎた……」
「フ……ようやく凡骨決闘者ってところか…」
「実験ネズミにもならぬ実験バエが…」
「オレは未来などに導かれはしない! オレの踏み印したロード! それが未来となるのだ!!」
「オレは神を生け贄に捧げる!」
「オレのプライド……そしてオレの魂! それら受け継ぎし我がしもべの姿を、イシズ! 貴様に見せてやる!」
「人には……神を越えて信じる物がある。オレはそれに従ったまでだ」
「未来に従う者に光はない…」
&b(){「美しい…」}((ラーの翼神竜の第三の能力「ゴッドフェニックス」を目の当たりにして。アニメ版では青眼の究極竜に対しての台詞であり、その独特の演技の表現として「ふつくしい…」と表記されたりしている。社長的に自身のソリッドビジョンの出来には満足の様子。))
「リバースカードオープン! [[エネミー・コントローラー>エネミーコントローラー(遊戯王OCG)]]!!」
「未来とは無限。過去は一筋の足跡でしかない。オレにとって過ぎ去った過去など何の意味も持たない」
「出でよ……我が最強にして美しきしもべ! 青眼の白龍!」
「ドラゴンを呼ぶ笛が墓地に置かれたのでカードをドローさせてもらうぞ」
(遊戯……貴様は千年アイテムに関わる者達を相手に、闇のゲームを戦い抜いてきた……。
だがこのオレも、心に救う剛三郎の怨念と戦ってきたのだ……それもまた闇のゲーム!)
(オレは奴の怨念に打ち勝つことが出来たのだろうか……この塔を沈めたとしても……)
(幼いあの日……モクバと語り合った夢……瓦礫の底に眠る、オレの夢……)
&b(){「遊戯! オレ達の戦いに終わりはない!」}
}
#openclose(show=遊戯王R){
「このKC本社ビルは、オレがモクバと共に作り上げた――夢の始まりの塔だ! くだらん竜で汚すな! 天馬!!」
「&b(){青眼の白龍が観賞用になるなどありえん!} オレが持つ限り――闘いの中でこそ輝く!!」
「このプログラム停止命令という『ウイルス』は、どうやらキサマ自慢の邪神にも効果があったようだな…」
「遊戯! オレが認めた誇り高きデュエリスト…あの紛い物の神に敗北するなど断じて許さん…!」
「キサマに与えたその最強の&ruby(カード){剣}で邪神にとどめを刺せ! 遊戯!!」
}
#openclose(show=遊戯王デュエルモンスターズ・乃亜編){
「ふん、ペンギンだと? 白と黒ならパンダの方がマシだ」
「俺の中に滾る蒼き炎…それを恐れぬというなら掛かって来い!」
「人生こそゲーム! 俺の夢は、貴様如きに踏み躙られはしない!」
「この程度の数字を操れぬ様では、お前に会社経営の才能は無いな」
&b(){「[[宇宙を目指せ、ブルーアイズ!!>宇宙からの攻撃 サテライトキャノン(遊戯王DM)]]」}
「俺がゲームに賭ける夢は、殺人兵器などに負けはしない!」
「俺は、生まれてこれまで自分以外のために生きたことなど一瞬たりとも無い!
俺の未来へと続く栄光のロード、それを汚すというなら相手が誰であろうとも、この手で粉砕する!!」
「貴様が世界の創造主を気取ろうというなら、俺はお前の世界に君臨してやる!」
「貴様の身に起きた悲劇など俺の知ったことではない。だが、そんな姿になっても間違いなくお前は人間だよ…。
何故ならそんな下らない御託を並べて、お前は自分の心の弱さを封印しているからだ。
それこそ、紛れも無く人間だけが自らにする、愚かな自己逃避だ!」
「所詮、貴様が見てきたものは全て作り物の世界。だが、人間の社会こそ混沌とした究極の光と闇の世界だ!
その中を生き抜く複雑さ、逞しさは、そこで生きる人間にしか習得できない…!」
「お前はあの冷たい世界で、人として大事なものを既に失ったのだ!」
「黙れ、凡骨!お前如きに命令される俺ではない!」←声援を送った城之内に対して
「モクバよ、これが俺のラストのターンになるだろう…。俺はお前と戦うことは出来ない。
だが、お前が居れば俺はいつでも戦い続けることが出来た。それは今も、これから未来も変わることは無い!」
「お前が俺に送ってくれたカード、あれが俺を救ったのだ。お前が作ってくれたカードを見た時、俺は決意した。
いつしか本物を手に入れてみせると![[あのカード>青眼の白龍]]を持つに相応しい男になると!」
「俺は、そのカードを持つに相応しい男に、兄になれたか!?」
「剛三郎……所詮キサマは、付け焼き刃のエセデュエリスト。&b(){強力なモンスターのみに頼った愚かなデュエルが、いかに脆いか教えてやる!}」
&b(){「全速全進だ!」}
}
#openclose(show=遊戯王デュエルモンスターズ・バトルシティ決勝トーナメント編){
「昂ぶる…昂ぶるぞ…! 遊戯、貴様とのデュエルは何時だってそうだった!
知略と精神を張り巡らせたギリギリの戦い! それが、常にこの俺の限界を引き出してきた!
貴様の存在が、俺の全身からアドレナリンを掻き出し、この体の中の血液を沸騰させる!!
…だが、&b(){同じ道に二人の覇者はいらぬ!} 貴様だけは…俺が、この手で倒す!!」
「ふん、馬鹿は風邪引かんとは、うまく言ったものだな…」←死のデッキ破壊ウイルスを凌いだ城之内に対して
}
#openclose(show=遊戯王デュエルモンスターズ・ドーマ編){
「アメルダ、もし俺が貴様だったら、絶対に弟は死なせなかった! どんなことがあってもだ!!」
「貴様がどれ程のデュエリストかは知らん、だが大事なことを一つ忘れているぞ…
&b(){貴様は今、俺という地上で最強のデュエリストを敵にしているということだ!!}」
「ふん、誰も行く末を知らぬなら、こちらも気兼ねする必要は無い!」←ミラーナイトとして人質にされた魂について
「凡骨、貴様にもデュエリストとしてのプライドが欠片でもあるのなら、潔く逝け!」
「貴様のほざく『心の闇』など、俺とモクバは嫌と言うほど見せられてきた!
見たくもない心の闇の底の底…心の暗黒までも! 俺達はそれを乗り越えてここまで来たのだ!
&b(){心に在るは、己が未来を切り裂く光! それさえあればいい!!}」
}
#openclose(show=遊戯王デュエルモンスターズ・KCグランプリ編){
「ふん、所詮ネズミはネズミ。百獣の王たるこの俺に勝てる道理など無い!」
&b(){「『私は』ではない!『誰も』だ!」}←「私は海馬には勝てないのか」と心が折れたジークに対して
}
#openclose(show=遊戯王デュエルモンスターズ・王の記憶編){
「俺は貴様が何者だろうと、この世界がどうなろうと知ったことではない!
だが、認めん…&b(){俺は決して認めんぞ! ゲームと称して人の命を弄ぶ輩を! ブルーアイズの敗北を!!}」
}
#openclose(show=遊戯王デュエルモンスターズGX/TRANSCEND GAME 遊戯王/劇場版予告){
「デュエルアカデミアには貴様に負ける決闘者など一人もおらん! 貴様が決闘に勝ったら学園などくれてやるわ!!」
&b(){「行くぞ! 全速前進だ!!」}
「主役はもちろん&b(){この俺!} そして我が宿命のライバル、武藤遊戯!」
}
#openclose(show=演説(THE DARK SIDE OF DIMENSIONS)){
貴様らに問う! 闘いとは何かを!
人間はこの世界に生を受けた瞬間己の肉体という器に魂を宿す!
言わば肉体とは魂の牢獄!死ぬまで出る事の許されない牢獄なのだ!
やがて肉体は己の魂を守るために武器を持つ!
己の敵は肉親か! 己の敵は他の者か!己の敵は他の国か!
我々は守る者のために闘う!我々は思想の異なる者と闘う!
愚かな戦争という殺し合いによって闘いの歴史は繰り返されてきた!
だが、皮肉にも勝者でさえ牢獄から出ることは出来ない!
しかし、諸君!
この次世代デュエルディスクによって魂は解放される!
我らは牢獄から抜け出し、世界のネットワークで共存する時代を迎えた!
国境、人種、思想、言語!
あらゆる異なるものを超え、新たな未来へ突き進むのだ!
次世代デュエルディスクで闘いの魂を宿せ!
&b(){武器は諸君らのカードだ!}
}
**【デュエリストとして】
決闘王終生のライバルだけあり、実力は折り紙つき。
メインキャラクターの使用デッキの中では凶悪な罠や魔法を駆使した一番実戦的なデッキ。
というかガジェット・ソルジャーなど一部を除いてかなりガチデッキ構成である。死のデッキ破壊ウィルスとか、破壊輪とか。
この相手モンスターを破壊する罠カードと攻撃力の高いモンスターで徹底的にバトルを有利に進めようとする戦略・構成は[[遊戯王R]]でパワー&クラックデッキと評されていた。
劇中でも重たいオベリスクや青眼の白龍を難なく召喚しているあたり、そのデッキ構成の凄さがわかるだろう。
有り余る資産でパワーカードをかき集めた札束デッキ……と言ってしまえばそれまでだが、それらを十全に操れる海馬の腕もまた本物である。
ただし、青眼を重視するあまり究極竜の融合召喚をめざし、結果それが裏目に出て敗北する、という負け方を二度も披露している。
また、双六曰く「魔法カードの使い方に難がある」とのこと。すぐに手札を使い切って「ドラゴンを呼ぶ笛が墓地に置かれたのでカードをドロー」しちゃうのは玉に瑕。
一方で罠カードの扱いはリシド並の凶悪な腕を持ち、数々の罠カードと大型モンスターで相手を封殺しつつ殴り倒す。
ちなみにピーピングやハンデスを異常なほど嫌っているのも特徴で、王国編では王様に「真実の目」を使われた際に「最大の屈辱」と内心で呟いていた。
バトル・シティ編ではさらに悪化しており、イシズにハンデスの魔法カードを使われた際は&b(){2ページにまたがって}怒りを表していた。
よく乃亜編で言った「強力なモンスターのみに頼った愚かなデュエルが、いかに脆いか教えてやる!」という台詞をもとに、
「お前が言うな」とも言われるが、見当違いの指摘である((DEATH-T編の「青眼を出せば勝利確定」という風潮が原因だが、DEATH-T編のころと乃亜編のあたりのデュエルではルールが根本から違っている。))。
**【人間関係】
実力に比例したプライドの高さ、そして事あることに「絆を否定」していることから、彼の人間関係は最悪。
…なように見えて結構交わりが多かったりする。
&b(){・[[闇遊戯]]}
永遠のライバル。
道を誤り、守るべき存在の弟の死ですら淡々と話す状態から正しい道に矯正してくれたのが彼である。
その入れ込みようは尋常ではなく、彼に再び会うためだけに宇宙ステーションを作ったり、科学力で無理矢理冥界に旅立とうとする程。
&b(){・[[武藤遊戯]]}
あくまで「闇遊戯」の器としか見ていなかったが、彼の精神力については認めている節がある。
しかし直接対峙した際には彼の多彩な戦術の前に追い詰められてしまう。
そのデュエル自体は水入りとなったものの「お前も誇り高きデュエリスト」と認めるに至った。
&b(){・[[海馬モクバ]]}
弟モクバとの関係は前述の通り。
しかし映画においては彼は「守るべき存在」から「頼れる右腕」に成長していた。
その手腕を認めているのか彼に対し直接指示したりすることは余り無く、一見すると会話が余り多くないものの、冥界に旅立つ直前に彼にかけた言葉はまさしく「最愛の弟」にかけるそれだった。
&b(){・[[城之内克也]]}
本来なら瀬人の眼中にも入らない存在。…のはずなのに&bold(){妙に意識している}。
明らかに時間の無駄だというのに彼のデュエルの申込みをすんなり受け入れる。
王国準優勝なのに低レベル扱いをしたり、馬の骨、凡骨などと言った呼び方でおちょくる等…。
アニメ版では更に上記のレベル2標記の際、わざわざ馬の骨という注釈まで入れる。
「出会ったら即刻失格にしてくれるわ!」といちいち挑発する((なお、実際に出会った祭には特に何もしなかった))。
ドーマ編での無茶な申込みに対しては一考する((ただし遊戯の態度に腹を立てて電話を切ってしまう))等…。
もしかしたら弟のモクバに優しい事や、明らかに絶望的な実力差なのにしつこく食い下がってくるところ等が、かつての無力な自分と被らせてつい構ってしまうのかもしれない。
また口では馬鹿にしているもののいざ対峙したら「何をしてくるかわからない」「やつの思考は海馬コーポレーションのコンピュータでも予測不能」と皮肉を言いながらも認めている。
なお向こうからはDEATH-Tで殺されかけたことで根に持たれている。
&b(){・磯野}
貴重な忠実な部下。
というのも原作登場時の瀬人は会社内にも敵が多く、数少ない味方もDEATH-T編で全滅。
王国編ではペガサスに寝返る奴らばかりという体たらく。
しかしどのような状況においても「瀬人様についていきます!」と断言するなど忠誠心は高い。
彼本人も瀬人やモクバに振り回されがちながらも職務を忠実にこなしている。
バトルシティ決勝戦では審判も勤め、遊戯がカードを確認せずにセットした場合咎める等冷静なジャッジをしていた。
「遊戯! オレ達の追記・修正に終わりはない!」
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#openclose(show=▷ コメント欄){
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- コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2017-10-26 20:27:11)
- 特定の世代には永遠の憧れと言ってもいいくらいの超次元的カリスマ -- 名無しさん (2017-10-30 22:09:17)
- 原作初登場時は単なるカードゲーム系キモオタだったのが、よくあそこまでスタイリッシュになったもんだ… -- 名無しさん (2017-10-30 22:22:22)
- この名前が苗字の方だと知ったとき・・・弟の名前をフルネームで呼んでみて吹いた・・ぷぷっ! -- 名無しさん (2017-10-31 09:50:00)
- ↑養子だからな、仕方ないw ファンからも改名後のそれはたまに話題にされるが -- 名無しさん (2017-10-31 16:33:09)
- バトルシティ準決勝戦でアテム倒してアンティルールでオシリスてにいれて闇マリクにオシリス・オベリスク・デビルズ・サンクチュアリのトリプルウェポンとブルーアイズで立ち向かったとしたらどうなっていたんだろう。 -- 名無しさん (2017-11-03 01:05:18)
- ↑姉上様は海馬には弟救ってって一応頼むかもしれないけど、遊戯たちよりは舞さんとか獏良君みたいな要素ないから、精神的に楽に戦えそう。わりと五分な気もするけど社長が闇のゲームにどんな対応とるのかと千年ロッドが前世と現世どっちに -- 名無しさん (2017-11-03 01:12:10)
- オベリスクとブルーアイズメインで戦ってオシリスはゴッドフェニックスとかライフ1だけ残しての攻撃に対しての捨て駒に使うにしてもオベリスクがやられて負けフラグのアルティメットドラゴン出したらそこで終わりな気がする。 -- 名無しさん (2017-11-05 00:45:10)
- アテムが冥界に帰った後はアテムに勝った方の遊戯に勝負挑んだのかなあと。遊戯がその気になるまで待ってやるとも言いそうな気がしないこともないだけに戦っていない可能性もありそうだけど。 -- 名無しさん (2017-11-10 22:33:44)
- そういえば海馬って自分の苗字やたら誇示するの好きだけど海馬って養子になってからの苗字なんだよな。よっぽど前の苗字に嫌な思い出あるんだろうなぁ -- 名無しさん (2017-12-30 23:32:56)
- ↑実の両親はかなり幼くして亡くしてるだろうから、その思い入れよりも財産食い荒らされた記憶とか施設時代にモクバにかけた苦労(モクバ本人は気にしてないだろうけど)の印象が強くなる…とかの可能性はあるかも -- 名無しさん (2017-12-30 23:36:59)
- ダーツとかいう自演で三銃士引き込んで表人格の遊戯や城之内を洗脳?して駒にしていたミラーナイト相手でも自分が泥を被る覚悟で殲滅させた所は流石と言いたいけどもしミラーナイトが囚われたモクバでも同じこと出来るか? -- 名無しさん (2018-02-23 18:51:30)
- ドーマ編の[忍び寄るダーツの影]の時でエレベーターのボタンのところを一撃で破壊してるしやっぱり腕力がヤバすぎる -- 名無しさん (2018-05-19 14:47:13)
- ↑3海馬性を名乗ることで剛三朗に勝ったことを誇示したいとか -- 名無しさん (2018-05-19 15:50:13)
- ガゼットソルジャーも原作じゃ優秀なレベル4なんだが -- 名無しさん (2018-05-19 15:53:23)
- 遊戯王Rの社長のコートすき -- 名無しさん (2019-05-09 18:14:26)
- そういえばこの人以外に高校の学ランのボタンしっかり閉じてる生徒っていたっけ?(卒業式の時の限定的なシーンは除いて) -- 名無しさん (2019-08-03 01:10:23)
- もしジャンプ作品と格ゲーでコラボしたら、是非ギース・ハワードとつるんでもらいたい -- 名無しさん (2019-11-26 21:50:55)
- ACゲームの制覇はきっと、ゲーヌストのハイスコアランキングでトップだった説をあげてみる。全一とか。 -- 名無しさん (2020-01-29 19:10:56)
- そういやモクバの保護者会や、卒業式には海馬が家族として出席するんだろうか。それとも側近の磯野が、代理で出てくるのかね -- 名無しさん (2020-03-28 17:18:33)
- 例の死ぬ死ぬ詐欺の件、やってることのセコさと不遜な態度のギャップに隠れがちだけど、あの後杏子に責められてすごく後ろめたそうな顔をしていることは忘れられがちである。 -- 名無しさん (2020-04-24 16:57:41)
- 名言、迷言だけで項目が二つくらいできそうな男 -- 名無しさん (2020-04-28 10:23:00)
- 海馬の生い立ちを見てるとルルーシュが如何に恵まれたクソ野郎なのが解る。 -- 名無しさん (2020-05-01 21:39:53)
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