TIME KILLERS 加藤和恵短編集

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&font(#6495ED){登録日}:2011/11/05(土) 10:27:10 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&color(green){T   I   M   E} &color(red){K I L L E R S} &bold(){&font(#f09199){加 藤 和 恵 短 編 集}}} 本書は、加藤和恵がデビュー当時から現在までの間に掲載された記録のある11作品を1冊にまとめた短編集である。 刊行は集英社の[[ジャンプスクエア>ジャンプSQ.]]名義になっているが、他誌での掲載作品も収録されている。 扉絵だけでなく色の付いたイラストは全てフルカラーで印刷されており、紙質を統一するためか通常の単行本用紙とは別の印刷紙を使っている。 #center(){お値段は何と定価&color(blue){780}円(税込)} 普通のジャンプコミックスと同じ大きさなのに、値段は約2倍である…… 余談だが、題名の『TIME KILLERS』は「娯楽」や「暇つぶし」という意味。 本書を手に取った方々にとって、この本が「いい暇つぶし」になりますように。 #center(){収 録 作 品} ●僕と兎 記念すべきデビュー作。しぶい。濃ゆい。 【あらすじ】 晴れて高校生になった朱里は、育ての親が経営する銭湯を手伝いながら、殺し屋の裏稼業も続けていた。 登校初日では何の縁か、昨晩裂傷を負った彼の右腕を名乗りもせず応急処置した少年・平と再会するが、次に舞い込んできた依頼では平の父親が標的となっていた。 ・藤堂朱里 表向きは高校に入学したての少年だが、殺し屋の仕事をして6年目になる。 ウサギのヘルメットにゴーグル装着、ジャージ姿で杵型の万能武器を振り回す。 ・弐村平 いつか父親のような医者になるのが夢。 見た目完全不審者の朱里の怪我を手当てし、翌日も拒絶まっしぐらの彼に付きまとうなどかなりの度胸の持ち主。 ・おやっさん 朱里の育ての親にして、彼の仕事の事務所にもなっている銭湯「卯の湯」番頭の老人。 年若くも凄絶な人生を送る朱里の身を心の底から案じている。 ・弐村平造 弐村総合病院院長。平の父。 医療ミスを隠蔽し、法から逃れて臓器売買も行う所謂悪徳医師である。 ●赤茄子(とまと) 赤マルジャンプ掲載作品。ふんどし。 【あらすじ】 荒野を往く2人の用心棒。金無し宿無し飯も無し。 彼らは地上げに遭っている畑と赤茄子を育てるオバチャンを守るという仕事にありつく、が。 ・宇佐うさ吉 チビオッサン白うさぎ。半人前の祭助のお目付け役兼相棒。 ・双村祭助 お馬鹿。人の話を聞かない。好きなものは親子鶏。 ・丘ノ杏 デブでオバサンな赤うさぎ。&color(red){彼女がヒロインである。} &color(red){彼女がヒロインである。} いやマジで。 ○赤い大地に生まれた戦士のはなし 季刊エスに掲載されたオールカラー作品。 加藤の欲望のままに描かれただけ。 ○USA BOY!!! 季刊エスに掲載されたオール(ry 加藤の欲望のままに(ry ○ひめごろも取説漫画 季刊エスに掲載された1P。 付録の取説だけどせっかくなので。 ○人生街道はぐれ星 季刊エスに掲載された読み切り作品。 マガジン志向で描いたがスベッた。 ○ニライ 季刊エスに掲載された(ry [[シロイルカ]]風人魚がキモ……[[キモクナーイ!>ラグラージ]] ○主と某 季刊エスに(ry 年明けの深夜に訪れる夢の一時。 ○乙女の祈り 季刊(ry 加藤の欲ぼ(ry ★ホシオタ ジャンプSQU(スクエアセカンド)掲載作。 これまでの加藤の世界観そのままな作品と異なり、『好き勝手描くのをやめて読者のことを考えて仕上げた』と曇り無きまなこで豪語する一品。 ……しかし当時はファンに不評だった…… 【あらすじ】 「星オタ(天文オタクのこと)」とイジメられた昔の自分から脱却し、高校デビューを果たした(つもり)の藤子ヨシオは、星オタの手塚さんに恋をしてしまった……! 宇宙の話題に関わりたくないが手塚さんとは仲良くなりたいヨシオは独り苦悩するが、目の前にテンプレ過ぎる文句を述べる本物の宇宙人が現れて!? ・藤子ヨシオ 元・星オタ。見た目はまんま奥村くん家の双子の弟。ただしホクロは1つも無い。 入学式の日から明るく話しかけてきた手塚さんに惚れているが、彼女が星オタだと知り絶望。 星オタの根性は抜け切っておらず、濃厚な知識をぶち撒けそうになることも。 ・手塚さん ヨシオの隣の席のミーハーな星オタ。でもカワイイからぜんぜんオッケーなみんなの人気者。 昨年廃部になった天文部の望遠鏡を使って星を観測しようとヨシオを誘う。 正直で勇気のある男性が好み。 ・ミニチュア宇宙人 手のひらサイズのUFOに相乗りする宇宙人の3人組。 滅亡させることにした地球人類の標本にしようとヨシオを追いかけ回す。 うち1人は「議長」と呼ばれ、ヨシオの自由意思を尊重したり約束を守ったりと割といい奴。 ◆深山鶯邸事件 ジャンプスクエア掲載作品。 本書収録作の中でも最も評価された読み切り。 現在スクエア本誌で連載中の『[[青の祓魔師]]』の原点と言われているが、厳密にはこちらの方が『青〜』を元にしてつくられているとのこと。 え!? 一応ラブストーリーなんだぜコレ! 【あらすじ】 東京・某所――深山鶯邸。 ある夜、祓魔師を名乗る青年が邸に押し入り、家元の最中を見遣って言い放った。 「この娘、悪魔に唾付けられてるぞ」 追い出そうにも教皇庁や政府に公認の祓魔師組織からの捜査令状を突き付けられ、対応に困った邸の者達は取り敢えず彼を招き入れることに。 見張りをすると言って寝室に居座る青年は、最中に何か話をしてほしいと頼まれる。 寝物語と称し、青年は昔話を語り出す…… ・祓魔師の青年 邸に問答無用で上がり込んで来た悪魔祓い。退魔の術を心得、落ち着いて余裕のある態度を身に纏っており、精神的な強さが見られる。 武器には倶利伽羅に酷似した日本刀を用い、聖水も周到に用意している。 モデルは[[奥村燐]]。容姿は彼を大人にしたような感じだが、断然頼りになりそうな好青年。 ・深山鶯最中 深山華道家元四十七世。幼少時に川で溺れた際、自分を助けようとした両親を水死させてしまってから水を恐れ、外出も出来ない。 昔は素朴な草の姿を生ける技法を好んでいたが、事故以来織部に言われるまま派手で豪華な花を生けている。 モデルは杜山しえみ。草花を愛する優しい性格なのは彼女と同様。 ・織部 華道家、深山華道会会長。最中の叔父で、両親に代わって彼女を育てて支援してきた。 鬱屈し歪んだ精神の持ち主で、最中を邸の中に縛り無理矢理言うことを聞かせている。 ・夜 最中が幼い頃に出会った小悪魔。猫と間違えられていた。 元は若くて弱い名無しで、パズスの手下で虐待され常に血を流していた。 最中から愛情を注がれ、自然の美しさを知ったが…… ・パズス 名のある上級の悪魔。無数の手下を従え、塵芥のように使っている描写がある。 最中を見初め、時期を計って彼女を喰い殺そうと画策している模様。   #center(){本項目のみならず アニヲタwikiの閲覧や 項目の追記修正が 皆様の良き「暇つぶし」になりますように} ---- &link_up(△)&aname(メニュー,option=nolink){メニュー} &link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー)&link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ) ---- #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)} #comment

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