「毛糸のカービィ」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
毛糸のカービィ - (2014/04/14 (月) 01:15:40) の1つ前との変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
&font(#6495ED){登録日}:2014/02/11(火) 17:00:57
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます
----
&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
----
毛糸のカービィとは、2010年に[[Wii]]で[[任天堂]]から発売されたアクションゲームである。
発売は任天堂、開発は『[[ワリオランドシェイク]]』等を開発したグッド・フィールが担当。
がんばれゴエモンシリーズの元スタッフの集まり、と言えば分かりやすいか。
[[ハル研究所>ハル研究所(企業)]]は開発協力に留まっており、以前よりも外注色が濃い。
**概要
『[[鏡の大迷宮>星のカービィ 鏡の大迷宮]]』『[[参上!ドロッチェ団>星のカービィ 参上!ドロッチェ団]]』のフラグシップ以来となる外部開発。
据え置き機では『星のカービィ64』以来の横スクロールアクションである。
最大の特徴はタイトルにもあるように、毛糸やフェルトで表現されたキャラクター、そして世界観。
全体的にほんわかとした可愛らしい雰囲気で占められている。
カービィや敵のアクションは総じて愛くるしく、見ているだけで&font(b){&color(violet){癒し。}}
ギミックも世界観に合わせてよく出来ており、糸を引っ張って背景の布を縮めたり、怪しい所をベリッと剥がしたり・・・
昨今のリアル志向が強いゲーム業界では意欲的な作品と言える。
BGMも各ステージの雰囲気とよくマッチした穏やかな曲が多いが、終盤は・・・?
[[星のカービィシリーズ]]の中では「体力やミスの概念」が無いという、異質なゲーム性が際立つ。
つまり絶対につまずくようなことが無い。
その代わり、後述のビーズを集めることが本作の楽しみ方の主軸となる。
収集要素の一部に「インテリア」「布」が登場。
ステージに隠されていたり店売りされていたりと様々で、マンションの一室を借りて好きに配置できるほか
空き部屋に指定されたインテリアを置いて、住民を呼び込むこともできる。
インテリアの種類はただの家具から奇妙な置物まで多種多様。
カービィの部屋に関しては決まった正解は無いので、どこまでも自由に試してみるといいだろう。
珍しくスコアの概念があり、「ビーズ」をステージ中で沢山集めることが本作の肝となる。
ビーズは通貨でもあり、インテリアや布の購入に使う。
ただし敵に当たったり穴に落ちたりするとビーズが飛び散ってしまう。
某青いハリネズミのリングみたいなものである。
**あらすじ
ここは、呆れかえるほど平和な国、プププランド。カービィは、散歩の途中でおいしそうなトマトを見つけました。
「やったね、いただきま~す!」
と、吸いこもうとしたその時、トマトと一緒にマントの男が飛び出してきました。
「これは大事なメタモルトマトだアミーボ!」
でも、トマトは腹ペコカービィの口の中へ…すると突然、マントの男が持っている靴下が輝きはじめ、カービィは靴下の中に吸い込まれてしまいました。
そこは、すべてが布や毛糸で作られた世界でした。そして、驚いたことに、カービィの体も毛糸になっていたのです。
するとそこへ、怪物に追いかけられた少年が駆けてきました。
「助けてー!」
(危ない!)と思ったその時、なんと、カービィの体が車に変身。少年を乗せて、あっという間に怪物を振り切りました。
「助けてくれてありがとう。僕はフラッフって言うんだ」
フラッフは言います。アミーボ・アモーレと言う悪者に、バラバラにされた世界を救うため、大陸を繋げる旅に出るところなのだと。
「僕と一緒に魔法の毛糸を探してくれないかな?」
それを聞いたカービィは、困っているフラッフを助けることにしました。
こうして、世界を元に戻すための、二人の旅がはじめるのです。
(毛糸のカービィ公式サイト おはなし参照)
**登場人物
・カービィ
ご存知ピンクだま。毛糸になっても可愛さと強さは健在。
今回は食い意地が功を奏し、吸いこみが使えなくてもメタモルトマトのおかげで戦えるようになった。
・フラッフ
毛糸の国の王子。
バラバラにされた大陸を繋げる旅に出たが、その途中で怪物に襲われたところをカービィに助けられた。
ゲーム中では2Pキャラ扱い。
・アミーボ・アモーレ
メタモルトマトの持ち主であった、メキシカンな出で立ちの謎の男。
毛糸の国をバラバラにしただけでなく、今度はプププランドまで毛糸の世界に変えようと企む。
両手には目つきの悪いヘンな編み棒を持っているが・・・
・デデデ大王
カービィのライバルその1。
ワドルディ達がアミーボ・アモーレの作り出した偽者とすり替わっていることを知らず、城を乗っ取られてしまう。
・メタナイト
カービィのライバルその2。
プププランドの異変に気付くが、既に事態は深刻で・・・
・ルーム・ウール
毛糸の国にあるステキなマンションの管理人。
マンションを大きくするのが夢と言いつつ、カービィに頼みごとをする辺り他力本願な気がしてならない。
彼のお願いを聞くとマンションの住人が増えていく。
弟に家具職人のカーグ・ウール、布デザイナーのヌーノ・ウールがいる。
・おともだち
マンションの空き部屋に、指定のインテリアを置くと引っ越してくる人々。
ガッチン、フミフミ、ビータン、クルリン、コロンの全5人。
彼らに話しかけると色んな遊びをすることが出来る。
・エンジィ
サポートキャラ。黄色い天使みたいな生物。
主に谷底へ落下したカービィを救い上げる役割を持つが、引き換えに集めたビーズが大量にバラ撒かれてしまう。
&color(grey){命はビーズより重い・・・!}
**アクション
***基本アクション
今回のカービィは殆どのアクションで姿が変身する。
ダッシュすれば車になり、空中で急降下するときは重りに、ふわふわ落下したい時はパラシュート、
水中を泳ぐときは潜水艦に・・・
また、毛糸を投げて敵を巻き取ったり、仕掛けを引っ張ったりして動かすこともできる。
基本的にこれらのアクションを活かしながら進んでいく。
***メタモル能力
ステージ内のメタモルリングを取ると、カービィの姿が大きく変身。
普段では使えない特殊能力を使うことができるようになる。
全10種類。
ここではその一部を紹介する。
・ビッグロボ
キャタピラ付きの巨大ロボット。
口からミサイルを連射して敵を%%殲滅%%片っ端からやっつける。
2Pがいる時は独立して使用可能な技が追加され、文字通りの無双が可能。
・U.F.O.
おなじみのUFO能力とほぼ同じ形。
%%キャトルミューティレーション%%キャプチャービームで敵から布ブロックまで色々吸い込むことが可能で、
3つ吸い込むと必殺技のサンダースパークが放てるようになる。
周囲の布ブロックを一掃するときには必須。
・スプラッシュ
消防車。
ご想像の通り放水で攻撃する。空中のビーズも落とす事が可能。
Wiiリモコンを傾けて放水の角度を変えられる。
**ゲーム
マンションに引っ越してきた住人(おともだち)とゲームをすることができる。
以下、各ゲームの内容。
・かくれんぼ
制限時間内に5匹のクルリンを探し出す。
見つけ出すのは難しくないが、時には短い時間の中で探さないといけない。
おともだちのゲームでは簡単な部類。
・ビーズあつめ
制限時間内に決められた数のビーズを集める。
後半になると結構難しいステージが揃っており、意外に難しい。
&color(whitesmoke){せんかんハルバードは鬼畜。}
・おでかけ
丸まったコロンを制限時間内にゴールまで運ぶ。
コロンに限らず、ものを持ち上げているカービィは出来る行動が一部制限されるため
途中でちょっと頭を使う場面がある。
また、このゲームに限りブロントバートが勝手にコロンを持ち運んでしまう。
・きょうそう
フミフミと競争して先にゴールする。
2回目からは最速タイムがそのままフミフミの速さになる。
つまりやり込めばやりこむほど恐ろしい速さになっていく・・・
&color(whitesmoke){ガチやん、ともだち!}
・しゅぎょう
制限時間内に決められた数の敵を倒す。
無限湧きしてくる敵をひたすら倒す場合や、ステージのあちこちに点在する敵を探して倒す場合がある。
**冒険の舞台
各ランドは4ステージ+ボスの構成だが、ボス戦で一定以上のビーズを集めると更に2ステージ解放される。
・&color(green){グラスランド}
BOSS:ドドワン
・&color(red){ホットランド}
BOSS:フェニクロウ
・&color(orange){ファンタジーランド}
BOSS:ランプキン
・&color(blue){ウォーターランド}
BOSS:イカスタコス
・&color(skyblue){スノーランド}
BOSS:デデデ大王
・&color(purple){スペースランド}
BOSS:メタナイト
・???ランド
BOSS:アミーボ・アモーレ but・・・?
**余談
世界観や演出が非常に凝った良作ではあるが、ミスしてもペナルティーが無いという事から分かるように、
本作は従来のシリーズと比較してもかなり難易度が低く、求められるプレイスタイルも大きく異なる。
そのことを含め、細かい所に手放しでは評価できない部分があるのも事実である。
ただし、同様にヌルゲーとされた『参上!ドロッチェ団』とは
根本的なインタフェースや遊び方が違うので、一概に同じ土俵では比べられない。
何にせよ「いつものカービィじゃない」とああだこうだ不満を言うよりは、
肩の力を抜いてのんびりと遊ぶのが適切な楽しみ方である。
・・・しかし、ゲーム性を置いたとしても、本作は発売タイミングに恵まれなかったと言える。
というのもこの時期は、カービィファンにとって半ば&font(b){&color(purple){暗黒期}}ともいうべき暗い時代だった。
その原因は2005年に発表されたきり、&color(red){ずっと音沙汰無し}の「星のカービィGC(仮)」の存在にある。
一体あれから開発状況はどうなっているのか、いつになったら中止か発売かハッキリするのか、
年を越すたびに先送り、はたまた未定と化す発売年表には多くのファンが不満と苛立ちを募らせていた。
そこへ突然、据え置き機で発表されたのがこの『毛糸のカービィ』である。
丁度公式からもGC版の文字が消えた頃合であり、ファンの間では
「GC版が挫折した代わりが毛糸のカービィ」の認識があっという間に広まり、一身に注目を浴びた。
・・・結果、カービィらしからぬゲーム性と難易度に一部のファンが困惑し、肩を落としたのは言うまでもない。
挙句クソゲー認定なんてガセが出る始末。
しかし、何分5年も生殺し状態で待たされてきた事を考えると心中察するに余りあるし、
勝手に期待した人だけが悪いとは言い切れなかった。
更に追い討ちは続く。
毛糸のカービィ発売からしばらく経ち、またも突然の新作発表がやって来た。
かつて数年に渡り名前だけを連ね、ファンをやきもきさせたGC版・・・もとい『[[星のカービィWii]]』である。
岩田社長の発言からも「GC版=星のカービィWii」である事は疑いようが無く、ファンが歓喜したことは言うまでも無い。
そして実際に発売されると、長年待たせただけの良質なクオリティーでファンを大満足させることに成功したが、
同時にこんな声まで出るようになってしまった。
#center(){「&font(b){毛糸のカービィとはなんだったのか}」}
・・・このような経緯もあり、『毛糸のカービィ』は全シリーズでも&color(red){特に肩身の狭い立場}を[[強いられてしまった>イワーク・ブライア]]。
『[[星のカービィ3]]』のようにもし時期が違っていたら・・・と考えると非常に惜しまれる作品である。
追記・修正は編み物が上手な人にお願いします。
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,1)
}
#center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)}
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 確かに発売時期は悪かった…wiiがもう少し先に出ていたら良かったんだが… -- 名無しさん (2014-02-11 17:29:34)
- 確か元々は王子が主役の別ゲームとして開発が進んでて、そこにカービィ要素をブチ込んで完成させたんだっけか? -- 名無しさん (2014-02-11 17:52:38)
- 稼ぎ中毒というかいかに有限な得点アイテムを逃さず取るかに快感を覚えるなら他とも遜色なく楽しめるはず。あとワドルディが好きすぎる人にも -- 名無しさん (2014-02-11 18:34:20)
- ↑↑ゲームの開発にどうしても上手く行かない時に「カービィを使ったらどうか」と言う感じのアドバイスが来たとかなんとか あとアミーボ・アモーレってさり気なくカービィたちをかなりまずい所まで追いつめてるよね -- 名無しさん (2014-02-11 18:54:48)
- 誰かアモーレの項目を -- 名無しさん (2014-02-11 19:12:49)
- ぶっちゃけゼロとかの本編のボスよりアミーボとネクロディアスの方がカービィ追い詰めてる気が。 -- 名無し (2014-02-11 19:23:43)
- 任天堂屈指の癒やしゲー -- 名無しさん (2014-02-11 21:02:33)
- グラフィックも敵の動きもBGMも作品全部の雰囲気に癒やされる、もうちょい評価されていいと思うの -- 名無しさん (2014-02-11 21:04:31)
- 懐かしいw -- 名無しさん (2014-02-11 21:20:38)
- すげぇ古く感じる -- 名無しさん (2014-02-12 12:12:51)
#comment
#areaedit(end)
}
&font(#6495ED){登録日}:2014/02/11(火) 17:00:57
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます
----
&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
----
毛糸のカービィとは、2010年に[[Wii]]で[[任天堂]]から発売されたアクションゲームである。
発売は任天堂、開発は『[[ワリオランドシェイク]]』等を開発したグッド・フィールが担当。
がんばれゴエモンシリーズの元スタッフの集まり、と言えば分かりやすいか。
[[ハル研究所>ハル研究所(企業)]]は開発協力に留まっており、以前よりも外注色が濃い。
**概要
『[[鏡の大迷宮>星のカービィ 鏡の大迷宮]]』『[[参上!ドロッチェ団>星のカービィ 参上!ドロッチェ団]]』のフラグシップ以来となる外部開発。
据え置き機では『星のカービィ64』以来の横スクロールアクションである。
最大の特徴はタイトルにもあるように、毛糸やフェルトで表現されたキャラクター、そして世界観。
全体的にほんわかとした可愛らしい雰囲気で占められている。
カービィや敵のアクションは総じて愛くるしく、見ているだけで&font(b){&color(violet){癒し。}}
ギミックも世界観に合わせてよく出来ており、糸を引っ張って背景の布を縮めたり、怪しい所をベリッと剥がしたり・・・
昨今のリアル志向が強いゲーム業界では意欲的な作品と言える。
BGMも各ステージの雰囲気とよくマッチした穏やかな曲が多いが、終盤は・・・?
[[星のカービィシリーズ]]の中では「体力やミスの概念」が無いという、異質なゲーム性が際立つ。
つまり絶対につまずくようなことが無い。
その代わり、後述のビーズを集めることが本作の楽しみ方の主軸となる。
収集要素の一部に「インテリア」「布」が登場。
ステージに隠されていたり店売りされていたりと様々で、マンションの一室を借りて好きに配置できるほか
空き部屋に指定されたインテリアを置いて、住民を呼び込むこともできる。
インテリアの種類はただの家具から奇妙な置物まで多種多様。
カービィの部屋に関しては決まった正解は無いので、どこまでも自由に試してみるといいだろう。
珍しくスコアの概念があり、「ビーズ」をステージ中で沢山集めることが本作の肝となる。
ビーズは通貨でもあり、インテリアや布の購入に使う。
ただし敵に当たったり穴に落ちたりするとビーズが飛び散ってしまう。
某青いハリネズミのリングみたいなものである。
**あらすじ
ここは、呆れかえるほど平和な国、プププランド。カービィは、散歩の途中でおいしそうなトマトを見つけました。
「やったね、いただきま~す!」
と、吸いこもうとしたその時、トマトと一緒にマントの男が飛び出してきました。
「これは大事なメタモルトマトだアミーボ!」
でも、トマトは腹ペコカービィの口の中へ…すると突然、マントの男が持っている靴下が輝きはじめ、カービィは靴下の中に吸い込まれてしまいました。
そこは、すべてが布や毛糸で作られた世界でした。そして、驚いたことに、カービィの体も毛糸になっていたのです。
するとそこへ、怪物に追いかけられた少年が駆けてきました。
「助けてー!」
(危ない!)と思ったその時、なんと、カービィの体が車に変身。少年を乗せて、あっという間に怪物を振り切りました。
「助けてくれてありがとう。僕はフラッフって言うんだ」
フラッフは言います。アミーボ・アモーレと言う悪者に、バラバラにされた世界を救うため、大陸を繋げる旅に出るところなのだと。
「僕と一緒に魔法の毛糸を探してくれないかな?」
それを聞いたカービィは、困っているフラッフを助けることにしました。
こうして、世界を元に戻すための、二人の旅がはじめるのです。
(毛糸のカービィ公式サイト おはなし参照)
**登場人物
・カービィ
ご存知ピンクだま。毛糸になっても可愛さと強さは健在。
今回は食い意地が功を奏し、吸いこみが使えなくてもメタモルトマトのおかげで戦えるようになった。
・フラッフ
毛糸の国の王子。
バラバラにされた大陸を繋げる旅に出たが、その途中で怪物に襲われたところをカービィに助けられた。
ゲーム中では2Pキャラ扱い。
・アミーボ・アモーレ
メタモルトマトの持ち主であった、メキシカンな出で立ちの謎の男。
毛糸の国をバラバラにしただけでなく、今度はプププランドまで毛糸の世界に変えようと企む。
両手には目つきの悪いヘンな編み棒を持っているが・・・
・デデデ大王
カービィのライバルその1。
ワドルディ達がアミーボ・アモーレの作り出した偽者とすり替わっていることを知らず、城を乗っ取られてしまう。
・メタナイト
カービィのライバルその2。
プププランドの異変に気付くが、既に事態は深刻で・・・
・ルーム・ウール
毛糸の国にあるステキなマンションの管理人。
マンションを大きくするのが夢と言いつつ、カービィに頼みごとをする辺り他力本願な気がしてならない。
彼のお願いを聞くとマンションの住人が増えていく。
弟に家具職人のカーグ・ウール、布デザイナーのヌーノ・ウールがいる。
・おともだち
マンションの空き部屋に、指定のインテリアを置くと引っ越してくる人々。
ガッチン、フミフミ、ビータン、クルリン、コロンの全5人。
彼らに話しかけると色んな遊びをすることが出来る。
・エンジィ
サポートキャラ。黄色い天使みたいな生物。
主に谷底へ落下したカービィを救い上げる役割を持つが、引き換えに集めたビーズが大量にバラ撒かれてしまう。
&color(grey){命はビーズより重い・・・!}
**アクション
***基本アクション
今回のカービィは殆どのアクションで姿が変身する。
ダッシュすれば車になり、空中で急降下するときは重りに、ふわふわ落下したい時はパラシュート、
水中を泳ぐときは潜水艦に・・・
また、毛糸を投げて敵を巻き取ったり、仕掛けを引っ張ったりして動かすこともできる。
基本的にこれらのアクションを活かしながら進んでいく。
***メタモル能力
ステージ内のメタモルリングを取ると、カービィの姿が大きく変身。
普段では使えない特殊能力を使うことができるようになる。
全10種類。
ここではその一部を紹介する。
・ビッグロボ
キャタピラ付きの巨大ロボット。
口からミサイルを連射して敵を%%殲滅%%片っ端からやっつける。
2Pがいる時は独立して使用可能な技が追加され、文字通りの無双が可能。
・U.F.O.
おなじみのUFO能力とほぼ同じ形。
%%キャトルミューティレーション%%キャプチャービームで敵から布ブロックまで色々吸い込むことが可能で、
3つ吸い込むと必殺技のサンダースパークが放てるようになる。
周囲の布ブロックを一掃するときには必須。
・スプラッシュ
消防車。
ご想像の通り放水で攻撃する。空中のビーズも落とす事が可能。
Wiiリモコンを傾けて放水の角度を変えられる。
**ゲーム
マンションに引っ越してきた住人(おともだち)とゲームをすることができる。
以下、各ゲームの内容。
・かくれんぼ
制限時間内に5匹のクルリンを探し出す。
見つけ出すのは難しくないが、時には短い時間の中で探さないといけない。
おともだちのゲームでは簡単な部類。
・ビーズあつめ
制限時間内に決められた数のビーズを集める。
後半になると結構難しいステージが揃っており、意外に難しい。
&color(whitesmoke){せんかんハルバードは鬼畜。}
・おでかけ
丸まったコロンを制限時間内にゴールまで運ぶ。
コロンに限らず、ものを持ち上げているカービィは出来る行動が一部制限されるため
途中でちょっと頭を使う場面がある。
また、このゲームに限りブロントバートが勝手にコロンを持ち運んでしまう。
・きょうそう
フミフミと競争して先にゴールする。
2回目からは最速タイムがそのままフミフミの速さになる。
つまりやり込めばやりこむほど恐ろしい速さになっていく・・・
&color(whitesmoke){ガチやん、ともだち!}
・しゅぎょう
制限時間内に決められた数の敵を倒す。
無限湧きしてくる敵をひたすら倒す場合や、ステージのあちこちに点在する敵を探して倒す場合がある。
**冒険の舞台
各ランドは4ステージ+ボスの構成だが、ボス戦で一定以上のビーズを集めると更に2ステージ解放される。
・&color(green){グラスランド}
BOSS:ドドワン
・&color(red){ホットランド}
BOSS:フェニクロウ
・&color(orange){ファンタジーランド}
BOSS:ランプキン
・&color(blue){ウォーターランド}
BOSS:イカスタコス
・&color(skyblue){スノーランド}
BOSS:デデデ大王
・&color(purple){スペースランド}
BOSS:メタナイト
・???ランド
BOSS:アミーボ・アモーレ but・・・?
**余談
世界観や演出が非常に凝った良作ではあるが、ミスしてもペナルティーが無いという事から分かるように、
本作は従来のシリーズと比較してもかなり難易度が低く、求められるプレイスタイルも大きく異なる。
そのことを含め、細かい所に手放しでは評価できない部分があるのも事実である。
ただし、同様にヌルゲーとされた『参上!ドロッチェ団』とは
根本的なインタフェースや遊び方が違うので、一概に同じ土俵では比べられない。
何にせよ「いつものカービィじゃない」とああだこうだ不満を言うよりは、
肩の力を抜いてのんびりと遊ぶのが適切な楽しみ方である。
・・・しかし、ゲーム性を置いたとしても、本作は発売タイミングに恵まれなかったと言える。
というのもこの時期は、カービィファンにとって半ば&font(b){&color(purple){暗黒期}}ともいうべき暗い時代だった。
その原因は2005年に発表されたきり、&color(red){ずっと音沙汰無し}の「星のカービィGC(仮)」の存在にある。
一体あれから開発状況はどうなっているのか、いつになったら中止か発売かハッキリするのか、
年を越すたびに先送り、はたまた未定と化す発売年表には多くのファンが不満と苛立ちを募らせていた。
そこへ突然、据え置き機で発表されたのがこの『毛糸のカービィ』である。
丁度公式からもGC版の文字が消えた頃合であり、ファンの間では
「GC版が挫折した代わりが毛糸のカービィ」の認識があっという間に広まり、一身に注目を浴びた。
・・・結果、カービィらしからぬゲーム性と難易度に一部のファンが困惑し、肩を落としたのは言うまでもない。
挙句クソゲー認定なんてガセが出る始末。
しかし、何分5年も生殺し状態で待たされてきた事を考えると心中察するに余りあるし、
勝手に期待した人だけが悪いとは言い切れなかった。
更に追い討ちは続く。
毛糸のカービィ発売からしばらく経ち、またも突然の新作発表がやって来た。
かつて数年に渡り名前だけを連ね、ファンをやきもきさせたGC版・・・もとい『[[星のカービィWii]]』である。
岩田社長の発言からも「GC版=星のカービィWii」である事は疑いようが無く、ファンが歓喜したことは言うまでも無い。
そして実際に発売されると、長年待たせただけの良質なクオリティーでファンを大満足させることに成功したが、
同時にこんな声まで出るようになってしまった。
#center(){「&font(b){毛糸のカービィとはなんだったのか}」}
・・・このような経緯もあり、『毛糸のカービィ』は全シリーズでも&color(red){特に肩身の狭い立場}を[[強いられてしまった>イワーク・ブライア]]。
『[[星のカービィ3]]』のようにもし時期が違っていたら・・・と考えると非常に惜しまれる作品である。
追記・修正は編み物が上手な人にお願いします。
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,1)
}
#center(){&link_toppage(-アニヲタWiki-)}
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 確かに発売時期は悪かった…wiiがもう少し先に出ていたら良かったんだが… -- 名無しさん (2014-02-11 17:29:34)
- 確か元々は王子が主役の別ゲームとして開発が進んでて、そこにカービィ要素をブチ込んで完成させたんだっけか? -- 名無しさん (2014-02-11 17:52:38)
- 稼ぎ中毒というかいかに有限な得点アイテムを逃さず取るかに快感を覚えるなら他とも遜色なく楽しめるはず。あとワドルディが好きすぎる人にも -- 名無しさん (2014-02-11 18:34:20)
- ↑↑ゲームの開発にどうしても上手く行かない時に「カービィを使ったらどうか」と言う感じのアドバイスが来たとかなんとか あとアミーボ・アモーレってさり気なくカービィたちをかなりまずい所まで追いつめてるよね -- 名無しさん (2014-02-11 18:54:48)
- 誰かアモーレの項目を -- 名無しさん (2014-02-11 19:12:49)
- ぶっちゃけゼロとかの本編のボスよりアミーボとネクロディアスの方がカービィ追い詰めてる気が。 -- 名無し (2014-02-11 19:23:43)
- 任天堂屈指の癒やしゲー -- 名無しさん (2014-02-11 21:02:33)
- グラフィックも敵の動きもBGMも作品全部の雰囲気に癒やされる、もうちょい評価されていいと思うの -- 名無しさん (2014-02-11 21:04:31)
- 懐かしいw -- 名無しさん (2014-02-11 21:20:38)
- すげぇ古く感じる -- 名無しさん (2014-02-12 12:12:51)
- 同じ会社が今度はヨッシーが主役の「毛糸のヨッシー」出すらしいけど -- 名無しさん (2014-04-14 01:15:40)
#comment
#areaedit(end)
}