大教授ビアス

「大教授ビアス」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

大教授ビアス - (2016/03/18 (金) 00:57:09) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

&font(#6495ED){登録日}:2016/3/16 (水曜日) 15:06:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#800080,b){頑張りたまえ…若き天才達よ!}} 大教授ビアスは、[[超獣戦隊ライブマン]]の敵組織・武装頭脳軍ボルトの首領である。 演・[[中田譲治]] **【概要】 見た目は中年の男性だが、左肩には大きな牙を連想させる鎧のような物を身に着けており左手は自ら改造したのか機械の様になっている。 そして指にはヅノーベースを介して直接地上を攻撃する光線を発射できる指輪をつけている。 第一話で[[月形 剣史>ドクター・ケンプ/月形剣史]]、[[仙田ルイ>ドクター・マゼンダ/仙田ルイ]]、[[尾村豪>ドクター・オブラー/尾村豪]]をスカウトする以前より、宇宙にある要塞・ヅノーベースにおりそれより以前に何をしていたのかは終盤まで謎のままであった。 更にスカウトしてきた幹部の他に自らが作成したロボット・ガードノイドガッシュを常に傍においている。 **【性格】 地球は一握りの天才の下で支配されるべきと考えており、それを実現する為に幹部をスカウトし地球侵略を行わせていた。 そして中盤からはこの作品最大のキーワードである最優秀の頭脳「千点頭脳」という具体的な目標を設定。 地球侵略と共に千点頭脳へ誰がなるか、と幹部たちを競わせていく。 競わせる過程で状況を見て意図的に突き放したり、または懐柔したりと人心掌握術にも長けている。 そして終盤は&b(){「千点頭脳」}の正体や千点頭脳になってしまった者の悲劇が展開される事となる。 そんな彼であるが、過去に倒された頭脳獣が復活しライブマンはおろか幹部達も驚いている中現れ一言。 #center(){&font(#800080,b){今日は地球はお盆だ}} 要はお盆で霊が戻ってきているからそれを利用して…という話なのだが、不意の一言に思わず笑った視聴者も多かったとか。 しかしケンプは心底感心したように&font(#37619c,b){「そうか…お盆か…」}と呟いていた。 以下・ネタバレ 千点頭脳は実は11個既にヅノーベースの中にあり、それは過去に世界中で行方不明となっていた天才達の物だった。 それを12個集め装置から&font(red){ギガブレインウェーブ}を照射する事で地球全体を洗脳する事が真の目的だったのである。 しかもビアス自身も実は高齢の老人であり、千点頭脳からエネルギーを供給しないと若い姿を維持できない状態であった。 他方、白黒の写真で大学を卒業した写真があった事で、ビアスは正真正銘の人間だった事が判明した。 劇中、ボルトを離脱した尾村豪やハッカーヅノーを介してハッキングしてきた[[ドクター・アシュラ>ドクター・アシュラ/毒島嵐]]など秘密を知ってしまった者は容赦なく始末、もしくは早急に始末するよう命令を下している。 そして最終盤、遂にマゼンダが千点頭脳に達するも真実を知ったマゼンダは脳を提供する事を拒否、自らの脳まで機械にしてしまったに激怒。 #center(){&font(#800080,b){マゼンダめ…! 脳までメカにしおって!!}} 即刻指輪からのビームでマゼンダを始末するも、ケンプに千点頭脳の真実を知られるという最悪の事態に陥る。 **【少年王ビアス誕生】 案の定、ケンプは恐怖に駆られヅノーベースから逃亡、ライブマンも見捨てておけず助けに向かう。 &b(){……が、それはケンプの罠だった。} 隙を突いて変身前のライブマンをデーモンテンタクルで捕らえ、電撃を食らわした。 ケンプは最早ビアスの狂信者と成り果てており、 #center(){&font(#37619c,b){真の弟子ならば心から愛し、尊敬するお方の為には全てを投げ出せる筈!} &font(#37619c,b){脳を捧げるという事はな、ビアス様の中に生きるという事なのだ。} &font(#37619c,b){この世で最高の天才……世界を支配する最高のお方の中に!}} と言い放ち、それを見たビアスは千点を与えた。 そしてガッシュがケンプの脳を回収し、ヅノーベースへと戻っていったがその時僅かな隙を突きレッドファルコン/天宮勇介もガッシュの乗っていた戦闘機に乗り込むことに成功する。 その後、ビアスは12個の千点頭脳が揃った装置から遂にギガブレインウェーブは照射、遂に地球全土を自らの洗脳下に置く事に成功。 ライブマンも例外ではなく、勇介以外の4人も地に膝を着き天を仰ぎながら&b(){「ビアス様…」}とビアスを称えていた。 全ては完璧に運んだかと思われたが、勇介がヅノーベースに乗り込んだ事が唯一かつ致命的なミスとなり、部屋を発見され装置を破壊されたため地球全体の洗脳が解かれてしまい、そして本当の正体の醜い老人の姿を露呈してしまった。これには思わず勇介も&font(#ff0000,b){「お前は一体何歳なんだ!?」}と戸惑いの声を上げた。 しかしケンプから捧げられた脳から新たなエネルギーが供給され一気に若返って&font(#800080,b){少年王ビアス}として蘇り、デンシヅノーを差し向けて勇介を捕らえる。 #center(){&font(#800080,b){ぼくにはたっぷり勉強できる時間ができたというわけさ。} &font(#800080,b){ぼくはもっともっと勉強する。} &font(#800080,b){そして、大きくなったらもう一度、大教授ビアスになるのだ!}} その後勇介を捕らえ、すぐ隣でガッシュから差し出されたケーキを食べる等、完全に子供と化した様な面も見られた。 **【大教授ビアスの崩壊!!】 デンシヅノーの操作でヅノーベースが地上を破壊する様に喜ぶ少年王ビアス。姿形こそ子供だが、心はビアスそのものだと勇介は確信する。 それを止めんと地上から[[スーパーライブロボ>ライブロボ]]がヅノーベースに特攻、ヅノーベースは地上に落下してしまう。 そして少年の姿のまま傷ついたビアスは海辺を彷徨い、そこでブルードルフィン/岬恵と遭遇する。 #center(){&font(#800080){撃てまい!ぼくが子供だから撃てないんだ!} &font(#800080){撃てない…お前には撃てないぞ!} &font(#800080){お前はぼくに&b(){『生まれ変わって欲しい』}と思っているんだ。} &font(#800080){お前の心ぐらい、手に取るようにわかるのだ。} &font(#800080){&b(){『ぼくが心を取り戻したら、真人間になれる』}と思っている…そうだろ!? だからお前には撃てないんだ。} &font(#800080){撃てるものなら撃ってみろ…撃ってみろ!!}} と挑発し、恵を攻撃するビアス。 変身を解かれた彼女に&font(#800080){「その心の優しさがお前の弱点だ」}と追い打ちをかけるが…… #center(){&font(#0000ff){いいえ……弱いのは、あなたよ。} &font(#800080){なに…!?} &font(#0000ff){あなたこそ、子供の心が残っているわ。} &font(#0000ff){&b(){『また人生がやり直せるかもしれない』}と。} &font(#0000ff){&b(){『別の生き方をすれば、別の人生がある』}と。} &font(#0000ff){&b(){『大教授ビアスになることより、そっちの方が素晴らしいかもしれない』}、って……} &font(#800080){黙れ、黙れ!} &font(#0000ff){あなたは、そんな心の底がわかりたくなくて、あんなことを言ったの。} &font(#800080){違う! ……違う……} &font(#0000ff){たとえ頭脳はビアスでも、若返った体は正直に若さに反応するわ。} &font(#0000ff){&b(){『若いって素晴らしい。 生きるって、素晴らしい』}!} &font(#800080){言うな!!}} 逆に彼女に説得されてしまい、必死に&b(){「自分自身もやり直せると思っている」}事を否定するビアスはケンプの脳をかざし恵を衝撃波で吹き飛ばそうとする。 しかし…… #center(){&font(#37619c,b){俺も……俺も戻りたい……。} &font(#37619c,b){懐かしい、子供のあの日へ…やり直せるなら、もう一度……!}} なんと脳だけになったケンプが恵の説得を聞き、ビアスを裏切ったのだった。 そして脳から光が溢れそれはヅノーベース内の他の千点頭脳に広がって行き…… #center(){&font(#ff0000,b){地球だ、地球に帰ってきたぞ!} &font(#ff0000,b){出してくれ、ここから出してくれ!!} &font(#ff0000,b){私達の体を返してください!!}} 全ての千点頭脳が裏切り、とうとうビアスは醜い老人へと戻ってしまった。 その後、唯一の配下とガッシュに支えられ、何とかヅノーベースまで戻ろうとする。 ヅノーベースに戻ったビアスは、ボロボロになりながらもヅノーベースのエンジンを再起動させ再び宇宙に上がろうとする。 しかしヅノーベースは地上に落下した衝撃で大破しておりエンジン再起動の影響で自爆を始めてしまう。 ビアスは既に目も見えないほどまで老化しており状況を理解できていなかったが、共にいたガッシュはビアスに対し優しい嘘をつく。 #center(){&font(#800080,b){(爆発音を聞き)何だこれは?} &b(){花火です。 ビアス様の地球征服をお祝いする花火です…} &font(#800080,b){(ビアス様…という幻聴を聴き)そうか…素晴らしい…} &font(#800080,b){ガッシュ…おお…聴こえるか? この声が…} &b(){はい。 全人類がビアス様を讃えております…ビバ・ビアス!!}} こうしてヅノーベースは大爆発し、ビアスはかつて自らが生まれた大地でその命を散らしたのだった。 この様に野望が費えたビアスではあったが、もしケンプの脳を回収する際に勇介が乗り込めていなかったら誰もギガブレインウェーブを止める事が出来ず完全に世界征服を成し遂げていた事はほぼ間違いなく、一時的ではあるものの地球全体を洗脳できていたので印象も強い首領であった。 尚且つ自分が作ったのだから当然かもしれないがガードノイド・ガッシュの忠誠心は本物で、ラストシーンでついた嘘がなおさらビアスの哀愁を感じさせる。 **【余談】 ・知的なボスを1年間演じ続けた中田譲治氏だが、演じる事になった時はプレッシャーが非常に大きかった。というのも、2年前に中田氏がサー・カウラー役で出演していた『[[超新星フラッシュマン]]』にて[[大博士リー・ケフレン]]を演じた清水紘治氏の存在感が物凄く、&font(#800080,b){「清水さんの立ち位置(悪の組織のトップ)に自分が来てしまった」}事をかなり意識したそうである。 ・つけていた装飾品の指輪は、原宿にあったローリングストーンズのショップで買ってきた自前との事。 ・スーパー戦隊35作記念作『[[海賊戦隊ゴーカイジャー]]』のライブマンレジェンド回でもある第30話「[[友の魂だけでも]]」に登場する大科学者ザイエンはビアスをモチーフにした怪人であり、強化改造の部分が先天(千点)頭脳→満天(満点)頭脳、氷点(評点)触手、金の義手に対する銀の鉤爪、そして巨大戦時の「私の辞書に敗北の文字はない!」(ビアスの台詞に「私のコンピューターメモリに敗北という文字はインプットされていない」がある)など、ビアスを意識した要素が盛り込まれている。また、捕らえた生物を実験材料としてみなす部分は『フラッシュマン』のサー・カウラーから由来している。いずれも中田氏が演じたキャラの要素であり、ザイエンの声もまた中田氏が演じている。 #center(){&font(#800080,b){追記・修正したまえ…若き天才達よ!!}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - アザルド、ガメッツ「何だか懐かしい匂いがする」 -- 名無しさん (2016-03-16 15:59:45) - 子供の頃はビアス様がカウラーと同じ役者とは気付かなかったな・・・・声はまんまなんだけど顔の雰囲気が全然違ってたし -- 名無しさん (2016-03-16 16:10:02) - ギガブレインウェーブはいうなれば細かい制約の無い全人類対象のギアスみたいなもの。物理的な破壊を一切齎さず世界を丸ごと手中に収めてしまう、スマートなようでありながら、ある意味この上なく暴力的な兵器。印象深い。 -- 名無しさん (2016-03-16 16:23:14) - そういえばケンプ以外の脳を取られた天才たちの肉体はどうなったのかな?まさかとは思うけどライブマンが倒してきた頭脳獣の一部がもしかして・・・・ -- 名無しさん (2016-03-16 17:44:02) - ↑2でもそのギガブレインウェーブが空想科学論争で「使っている間はトイレも食事も厳禁だ!」と書かれていたのには笑った。 -- 名無しさん (2016-03-16 18:21:29) - ↑2まっさかーw、と言えないのがこの作品の怖い所(豪を見ながら) -- 名無しさん (2016-03-16 18:36:42) - ホーディ「・・・・・・」 -- 名無しさん (2016-03-16 18:47:18) - 「バイオマン」のドクターマンもタイミング次第ではビアスに狙われてたかもしれない -- 名無しさん (2016-03-16 18:52:54) - ギガブレインウェーブってVガンのあれと同じような効果? -- 名無しさん (2016-03-16 18:59:22) - 狂気の度合いで言えばケフレンの方が上に感じるんだけど、ケフレンが環境によって狂わされた(というより狂わざる負えなかった)のと、次第に狂気に蝕まれていったのに対し、ビアス様はそもそも思考の軸足が違うというか正気のまま狂ってる感があってより恐ろしく感じた。特にギルドス退場回でのギルドスの言動と絶望して死んでいく様を見ながら「お前の過去も頭脳も思考も俺が組んだプログラムなのにねwww必死過ぎバロスwww」って表情は寒気がするレベル。 -- 名無しさん (2016-03-16 19:09:57) - 千点は後にダグオンでパロられた。 -- 名無しさん (2016-03-16 19:29:03) - 実はヅノーベース爆発から辛くも生き残り後にザンギャックに回収され大科学者ザイエンになったとさ(ウソ) -- 名無しさん (2016-03-16 19:53:16) - ギロロやアザルドになる -- 名無しさん (2016-03-16 20:29:04) - ↑8 すごかがだと「もう少し遅れたら全人類が本当にビアスファンになるところだった」って言われてたな。 -- 名無しさん (2016-03-16 20:42:58) - ビアス様は「千点頭脳を集めること」と「ギガブレインウェーブによる侵略」に拘らなければライブマン打倒も地球侵略も難しくなかったんだろうな --   (2016-03-16 20:50:42) - ビアス「1+1は?」 ボーゾックのJJジェットン「3ッ!!!」 -- 名無しさん (2016-03-16 20:59:30) - ドクターマンやヒネラーとかと比べると狂気が足りない代わりにコンプレックスや劣等感みたいなものを感じるんだよな。迂遠的な方法を使っていたのもその裏返しだったんじゃないかな。 -- 名無しさん (2016-03-16 22:02:33) - ↑そいつらにはかつて友人や家族がいて後に失ったり自分から離れていったりしたけどこいつにはそもそも家族や友人いなかったとかその辺かな? -- 名無しさん (2016-03-16 22:09:23) - ↑↑↑こうして考えると本当に正反対だな・・・・ボルトとボーゾック。どちらも高校生戦隊の一年前って共通点はあるのにカーレンとライブマンの温度差はいったい・・・・ -- 名無しさん (2016-03-16 22:23:10) - 『すごい科学で守ります!』では実は天才でも何でもない凡夫としての人生に憧れを抱いていて、千点頭脳による人類支配は単なる代償行為だったのかも…という考察がなされていたっけな。乾いた野望だ。 -- 名無しさん (2016-03-17 12:36:38) - ↑3 ビアス様は「どこかの大学を主席卒業した」「実は物凄い年寄り」という二点以外の身の上が不明だからな。人物の掘り下げようがない --   (2016-03-17 12:53:00) - ファイブマンの星川博士(1960年代にマグマベースやアーサーG6を作った超天才)が狙われなくて良かった・・・ -- 名無しさん (2016-03-17 21:30:08) - ↑星川博士は宇宙から帰って来られなくなってたのが幸いしたね・・・・というかあの人、1960年に外宇宙まで飛び立つ技術力を持ってるんだよね・・・・科学特捜隊でも1966年に一人を冥王星まで飛ばすのがやっとだったのに -- 名無しさん (2016-03-18 00:12:17) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2016/3/16 (水曜日) 15:06:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(#800080,b){頑張りたまえ…若き天才達よ!}} 大教授ビアスは、[[超獣戦隊ライブマン]]の敵組織・武装頭脳軍ボルトの首領である。 演・[[中田譲治]] **【概要】 見た目は中年の男性だが、左肩には大きな牙を連想させる鎧のような物を身に着けており左手は自ら改造したのか機械の様になっている。 そして指にはヅノーベースを介して直接地上を攻撃する光線を発射できる指輪をつけている。 第一話で[[月形 剣史>ドクター・ケンプ/月形剣史]]、[[仙田ルイ>ドクター・マゼンダ/仙田ルイ]]、[[尾村豪>ドクター・オブラー/尾村豪]]をスカウトする以前より、宇宙にある要塞・ヅノーベースにおりそれより以前に何をしていたのかは終盤まで謎のままであった。 更にスカウトしてきた幹部の他に自らが作成したロボット・ガードノイドガッシュを常に傍においている。 **【性格】 地球は一握りの天才の下で支配されるべきと考えており、それを実現する為に幹部をスカウトし地球侵略を行わせていた。 そして中盤からはこの作品最大のキーワードである最優秀の頭脳「千点頭脳」という具体的な目標を設定。 地球侵略と共に千点頭脳へ誰がなるか、と幹部たちを競わせていく。 競わせる過程で状況を見て意図的に突き放したり、または懐柔したりと人心掌握術にも長けている。 そして終盤は&b(){「千点頭脳」}の正体や千点頭脳になってしまった者の悲劇が展開される事となる。 そんな彼であるが、過去に倒された頭脳獣が復活しライブマンはおろか幹部達も驚いている中現れ一言。 #center(){&font(#800080,b){今日は地球はお盆だ}} 要はお盆で霊が戻ってきているからそれを利用して…という話なのだが、不意の一言に思わず笑った視聴者も多かったとか。 しかしケンプは心底感心したように&font(#37619c,b){「そうか…お盆か…」}と呟いていた。 以下・ネタバレ 千点頭脳は実は11個既にヅノーベースの中にあり、それは過去に世界中で行方不明となっていた天才達の物だった。 それを12個集め装置から&font(red){ギガブレインウェーブ}を照射する事で地球全体を洗脳する事が真の目的だったのである。 しかもビアス自身も実は高齢の老人であり、千点頭脳からエネルギーを供給しないと若い姿を維持できない状態であった。 他方、白黒の写真で大学を卒業した写真があった事で、ビアスは正真正銘の人間だった事が判明した。 劇中、ボルトを離脱した尾村豪やハッカーヅノーを介してハッキングしてきた[[ドクター・アシュラ>ドクター・アシュラ/毒島嵐]]など秘密を知ってしまった者は容赦なく始末、もしくは早急に始末するよう命令を下している。 そして最終盤、遂にマゼンダが千点頭脳に達するも真実を知ったマゼンダは脳を提供する事を拒否、自らの脳まで機械にしてしまったに激怒。 #center(){&font(#800080,b){マゼンダめ…! 脳までメカにしおって!!}} 即刻指輪からのビームでマゼンダを始末するも、ケンプに千点頭脳の真実を知られるという最悪の事態に陥る。 **【少年王ビアス誕生】 案の定、ケンプは恐怖に駆られヅノーベースから逃亡、ライブマンも見捨てておけず助けに向かう。 &b(){……が、それはケンプの罠だった。} 隙を突いて変身前のライブマンをデーモンテンタクルで捕らえ、電撃を食らわした。 ケンプは最早ビアスの狂信者と成り果てており、 #center(){&font(#37619c,b){真の弟子ならば心から愛し、尊敬するお方の為には全てを投げ出せる筈!} &font(#37619c,b){脳を捧げるという事はな、ビアス様の中に生きるという事なのだ。} &font(#37619c,b){この世で最高の天才……世界を支配する最高のお方の中に!}} と言い放ち、それを見たビアスは千点を与えた。 そしてガッシュがケンプの脳を回収し、ヅノーベースへと戻っていったがその時僅かな隙を突きレッドファルコン/天宮勇介もガッシュの乗っていた戦闘機に乗り込むことに成功する。 その後、ビアスは12個の千点頭脳が揃った装置から遂にギガブレインウェーブは照射、遂に地球全土を自らの洗脳下に置く事に成功。 ライブマンも例外ではなく、勇介以外の4人も地に膝を着き天を仰ぎながら&b(){「ビアス様…」}とビアスを称えていた。 全ては完璧に運んだかと思われたが、勇介がヅノーベースに乗り込んだ事が唯一かつ致命的なミスとなり、部屋を発見され装置を破壊されたため地球全体の洗脳が解かれてしまい、そして本当の正体の醜い老人の姿を露呈してしまった。これには思わず勇介も&font(#ff0000,b){「お前は一体何歳なんだ!?」}と戸惑いの声を上げた。 しかしケンプから捧げられた脳から新たなエネルギーが供給され一気に若返って&font(#800080,b){少年王ビアス}として蘇り、デンシヅノーを差し向けて勇介を捕らえる。 #center(){&font(#800080,b){ぼくにはたっぷり勉強できる時間ができたというわけさ。} &font(#800080,b){ぼくはもっともっと勉強する。} &font(#800080,b){そして、大きくなったらもう一度、大教授ビアスになるのだ!}} その後勇介を捕らえ、すぐ隣でガッシュから差し出されたケーキを食べる等、完全に子供と化した様な面も見られた。 **【大教授ビアスの崩壊!!】 デンシヅノーの操作でヅノーベースが地上を破壊する様に喜ぶ少年王ビアス。姿形こそ子供だが、心はビアスそのものだと勇介は確信する。 それを止めんと地上から[[スーパーライブロボ>ライブロボ]]がヅノーベースに特攻、ヅノーベースは地上に落下してしまう。 そして少年の姿のまま傷ついたビアスは海辺を彷徨い、そこでブルードルフィン/岬恵と遭遇する。 #center(){&font(#800080){撃てまい!ぼくが子供だから撃てないんだ!} &font(#800080){撃てない…お前には撃てないぞ!} &font(#800080){お前はぼくに&b(){『生まれ変わって欲しい』}と思っているんだ。} &font(#800080){お前の心ぐらい、手に取るようにわかるのだ。} &font(#800080){&b(){『ぼくが心を取り戻したら、真人間になれる』}と思っている…そうだろ!? だからお前には撃てないんだ。} &font(#800080){撃てるものなら撃ってみろ…撃ってみろ!!}} と挑発し、恵を攻撃するビアス。 変身を解かれた彼女に&font(#800080){「その心の優しさがお前の弱点だ」}と追い打ちをかけるが…… #center(){&font(#0000ff){いいえ……弱いのは、あなたよ。} &font(#800080){なに…!?} &font(#0000ff){あなたこそ、子供の心が残っているわ。} &font(#0000ff){&b(){『また人生がやり直せるかもしれない』}と。} &font(#0000ff){&b(){『別の生き方をすれば、別の人生がある』}と。} &font(#0000ff){&b(){『大教授ビアスになることより、そっちの方が素晴らしいかもしれない』}、って……} &font(#800080){黙れ、黙れ!} &font(#0000ff){あなたは、そんな心の底がわかりたくなくて、あんなことを言ったの。} &font(#800080){違う! ……違う……} &font(#0000ff){たとえ頭脳はビアスでも、若返った体は正直に若さに反応するわ。} &font(#0000ff){&b(){『若いって素晴らしい。 生きるって、素晴らしい』}!} &font(#800080){言うな!!}} 逆に彼女に説得されてしまい、必死に&b(){「自分自身もやり直せると思っている」}事を否定するビアスはケンプの脳をかざし恵を衝撃波で吹き飛ばそうとする。 しかし…… #center(){&font(#37619c,b){俺も……俺も戻りたい……。} &font(#37619c,b){懐かしい、子供のあの日へ…やり直せるなら、もう一度……!}} なんと脳だけになったケンプが恵の説得を聞き、ビアスを裏切ったのだった。 そして脳から光が溢れそれはヅノーベース内の他の千点頭脳に広がって行き…… #center(){&font(#ff0000,b){地球だ、地球に帰ってきたぞ!} &font(#ff0000,b){出してくれ、ここから出してくれ!!} &font(#ff0000,b){私達の体を返してください!!}} 全ての千点頭脳が裏切り、とうとうビアスは醜い老人へと戻ってしまった。 その後、唯一の配下とガッシュに支えられ、何とかヅノーベースまで戻ろうとする。 ヅノーベースに戻ったビアスは、ボロボロになりながらもヅノーベースのエンジンを再起動させ再び宇宙に上がろうとする。 しかしヅノーベースは地上に落下した衝撃で大破しておりエンジン再起動の影響で自爆を始めてしまう。 ビアスは既に目も見えないほどまで老化しており状況を理解できていなかったが、共にいたガッシュはビアスに対し優しい嘘をつく。 #center(){&font(#800080,b){(爆発音を聞き)何だこれは?} &b(){花火です。 ビアス様の地球征服をお祝いする花火です…} &font(#800080,b){(ビアス様…という幻聴を聴き)そうか…素晴らしい…} &font(#800080,b){ガッシュ…おお…聴こえるか? この声が…} &b(){はい。 全人類がビアス様を讃えております…ビバ・ビアス!!}} こうしてヅノーベースは大爆発し、ビアスはかつて自らが生まれた大地でその命を散らしたのだった。 この様に野望が費えたビアスではあったが、もしケンプの脳を回収する際に勇介が乗り込めていなかったら誰もギガブレインウェーブを止める事が出来ず完全に世界征服を成し遂げていた事はほぼ間違いなく、一時的ではあるものの地球全体を洗脳できていたので印象も強い首領であった。 尚且つ自分が作ったのだから当然かもしれないがガードノイド・ガッシュの忠誠心は本物で、ラストシーンでついた嘘がなおさらビアスの哀愁を感じさせる。 **【余談】 ・知的なボスを1年間演じ続けた中田譲治氏だが、演じる事になった時はプレッシャーが非常に大きかった。というのも、2年前に中田氏がサー・カウラー役で出演していた『[[超新星フラッシュマン]]』にて[[大博士リー・ケフレン]]を演じた清水紘治氏の存在感が物凄く、&font(#800080,b){「清水さんの立ち位置(悪の組織のトップ)に自分が来てしまった」}事をかなり意識したそうである。 ・つけていた装飾品の指輪は、原宿にあったローリングストーンズのショップで買ってきた自前との事。 ・スーパー戦隊35作記念作『[[海賊戦隊ゴーカイジャー]]』のライブマンレジェンド回でもある第30話「[[友の魂だけでも]]」に登場する大科学者ザイエンはビアスをモチーフにした怪人であり、強化改造の部分が先天(千点)頭脳→満天(満点)頭脳、氷点(評点)触手、金の義手に対する銀の鉤爪、そして巨大戦時の「私の辞書に敗北の文字はない!」(ビアスの台詞に「私のコンピューターメモリに敗北という文字はインプットされていない」がある)など、ビアスを意識した要素が盛り込まれている。また、捕らえた生物を実験材料としてみなす部分は『フラッシュマン』のサー・カウラーから由来している。いずれも中田氏が演じたキャラの要素であり、ザイエンの声もまた中田氏が演じている。 #center(){&font(#800080,b){追記・修正したまえ…若き天才達よ!!}} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - アザルド、ガメッツ「何だか懐かしい匂いがする」 -- 名無しさん (2016-03-16 15:59:45) - 子供の頃はビアス様がカウラーと同じ役者とは気付かなかったな・・・・声はまんまなんだけど顔の雰囲気が全然違ってたし -- 名無しさん (2016-03-16 16:10:02) - ギガブレインウェーブはいうなれば細かい制約の無い全人類対象のギアスみたいなもの。物理的な破壊を一切齎さず世界を丸ごと手中に収めてしまう、スマートなようでありながら、ある意味この上なく暴力的な兵器。印象深い。 -- 名無しさん (2016-03-16 16:23:14) - そういえばケンプ以外の脳を取られた天才たちの肉体はどうなったのかな?まさかとは思うけどライブマンが倒してきた頭脳獣の一部がもしかして・・・・ -- 名無しさん (2016-03-16 17:44:02) - ↑2でもそのギガブレインウェーブが空想科学論争で「使っている間はトイレも食事も厳禁だ!」と書かれていたのには笑った。 -- 名無しさん (2016-03-16 18:21:29) - ↑2まっさかーw、と言えないのがこの作品の怖い所(豪を見ながら) -- 名無しさん (2016-03-16 18:36:42) - ホーディ「・・・・・・」 -- 名無しさん (2016-03-16 18:47:18) - 「バイオマン」のドクターマンもタイミング次第ではビアスに狙われてたかもしれない -- 名無しさん (2016-03-16 18:52:54) - ギガブレインウェーブってVガンのあれと同じような効果? -- 名無しさん (2016-03-16 18:59:22) - 狂気の度合いで言えばケフレンの方が上に感じるんだけど、ケフレンが環境によって狂わされた(というより狂わざる負えなかった)のと、次第に狂気に蝕まれていったのに対し、ビアス様はそもそも思考の軸足が違うというか正気のまま狂ってる感があってより恐ろしく感じた。特にギルドス退場回でのギルドスの言動と絶望して死んでいく様を見ながら「お前の過去も頭脳も思考も俺が組んだプログラムなのにねwww必死過ぎバロスwww」って表情は寒気がするレベル。 -- 名無しさん (2016-03-16 19:09:57) - 千点は後にダグオンでパロられた。 -- 名無しさん (2016-03-16 19:29:03) - 実はヅノーベース爆発から辛くも生き残り後にザンギャックに回収され大科学者ザイエンになったとさ(ウソ) -- 名無しさん (2016-03-16 19:53:16) - ギロロやアザルドになる -- 名無しさん (2016-03-16 20:29:04) - ↑8 すごかがだと「もう少し遅れたら全人類が本当にビアスファンになるところだった」って言われてたな。 -- 名無しさん (2016-03-16 20:42:58) - ビアス様は「千点頭脳を集めること」と「ギガブレインウェーブによる侵略」に拘らなければライブマン打倒も地球侵略も難しくなかったんだろうな --   (2016-03-16 20:50:42) - ビアス「1+1は?」 ボーゾックのJJジェットン「3ッ!!!」 -- 名無しさん (2016-03-16 20:59:30) - ドクターマンやヒネラーとかと比べると狂気が足りない代わりにコンプレックスや劣等感みたいなものを感じるんだよな。迂遠的な方法を使っていたのもその裏返しだったんじゃないかな。 -- 名無しさん (2016-03-16 22:02:33) - ↑そいつらにはかつて友人や家族がいて後に失ったり自分から離れていったりしたけどこいつにはそもそも家族や友人いなかったとかその辺かな? -- 名無しさん (2016-03-16 22:09:23) - ↑↑↑こうして考えると本当に正反対だな・・・・ボルトとボーゾック。どちらも高校生戦隊の一年前って共通点はあるのにカーレンとライブマンの温度差はいったい・・・・ -- 名無しさん (2016-03-16 22:23:10) - 『すごい科学で守ります!』では実は天才でも何でもない凡夫としての人生に憧れを抱いていて、千点頭脳による人類支配は単なる代償行為だったのかも…という考察がなされていたっけな。乾いた野望だ。 -- 名無しさん (2016-03-17 12:36:38) - ↑3 ビアス様は「どこかの大学を主席卒業した」「実は物凄い年寄り」という二点以外の身の上が不明だからな。人物の掘り下げようがない --   (2016-03-17 12:53:00) - ファイブマンの星川博士(1960年代にマグマベースやアーサーG6を作った超天才)が狙われなくて良かった・・・ -- 名無しさん (2016-03-17 21:30:08) - ↑星川博士は宇宙から帰って来られなくなってたのが幸いしたね・・・・というかあの人、1960年に外宇宙まで飛び立つ技術力を持ってるんだよね・・・・科学特捜隊でも1966年に一人を冥王星まで飛ばすのがやっとだったのに -- 名無しさん (2016-03-18 00:12:17) - ↑のコメント書いた後に気付いたけどファイブマンは1990年から20年前だから1970年だったわ・・・・ごめん。何にせよビアス様に知られたら間違い無く狙われそうな天才に変わり無いけど -- 名無しさん (2016-03-18 00:57:09) #comment #areaedit(end) }

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: