SCP-2072

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&font(#6495ED){登録日}:2016/12/25 Sun 01:43:06 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- SCP-2072はシェアード・ワールド[[The SCP Foundation]]に登場するオブジェクト(SCiP)のひとつである。 [[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(The SCP Foundation)]]はSafe。 項目名は『Prime Ministerial Pet Cemetery (首相お気に入りの墓地)』。 *概要 諸兄ならば既にご存じのことだろうが、財団世界というのはホントーにどうしようもない。 様々な書き手が様々なオブジェクトを報告した結果、明日どころか一瞬先、あげく昨日でさえ定かでない文字通りの人外魔境と化している。 Safeの皮を被ったKeterなんてのはまだ可愛い方だが、コイツはそんな世界にあって珍しく、それ自体が危険というものではない。 コイツが何かというと、項目名が示す通り墓地である。 ただし、これはアメリカはフロリダ州にあるペット用の埋葬地であり、人間の墓ではない。そしてこれは、いわゆる場所系SCPの中では珍しく、EuclidではなくSafeに分類されている。 何でまた財団の眼にとまったのかというと、1977年、墓地の北東部で人間の死体が発見されたことがきっかけである。この墓地に&bold(){遺伝的に同一で、同じ名前で埋葬されている}4体の死体を発見した後、財団は園内に臨時収容サイトを開設した。 ちなみにプロトコルだが、 ・常に不透明で防水材の物で覆う ・SCP-2072-8からSCP-2072-22の個体の覆いが記された文字が読める程度に乱れた場合、覆いを交換する ・覆いを交換した直後、その職員に記憶処理を施す ・モンテネグロの首相が次回交代した後、SCP-2072-8の個体に埋葬されている死体を掘り出し、SCP-2072の継続した正確さを確実とする為に、遺伝子検査用の十分なサンプルを集める 一部よくわからない記述があったようだがそのまんまである。 この墓地の北東部には全部で23の墓石があり、そこにはある名前が刻まれている。 それは、&bold(){旧ユーゴスラビアの解体からはるか未来までのモンテネグロの首相の役職に任命された人物である。} ……何でアメリカのペット墓地にモンテネグロの首相の名前が刻まれているのかは定かではない。 何が問題なのかというと、ただ名前が刻まれた墓石であるなら異常性はない。 この墓石の下には、棺に入れて埋葬された、件の人物の遺体が実際に存在するのである。しかも発見経緯を見ればわかるとおり、同一人物の遺体が複数存在している。 おまけに、遺体のうち前半のいくつかは2014年現在まで生存している人物である。 ただ、SCP-2072-1からSCP-2072-7までの名前はモンテネグロの首相の移り変わりを正確に反映しており、また現在生存している人物の没年月日まで記してあるため、因果律的な問題を防ぐためと、予言の自己成就を防ぐためにSCP-2072-8から22までの情報は厳しく制限されている。 *異常性のある墓石一覧 一つずつ述べていく。 ・SCP-2072-1 人物:ミロ・ジュカノビッチ 副題:ニクシッチの密売人 生年月日:1962/2/15 没年月日:[編集済] 間をおいて4回ほど首相に在任しており、これは1991~1998年の期間を示している。 この人物、起訴などはされなかったものの、イタリアへのタバコの密輸に関与したという嫌疑がかけられた事がある。 おそらく副題はそれに由来するものだろう。 ・SCP-2072-2 人物:フィリップ・ヴヤノビッチ 副題:無防備な男 生年月日:1954/9/1 没年月日:[編集済] 1998~2003年の首相で、2014からは大統領に就任。副題は旅行などでボディガードを拒絶したことに由来すると思われる。 ・SCP-2072-3 人物:ミロ・ジュカノビッチ 副題:ニクシッチの密売人 生年月日:1962/2/15 没年月日:[編集済] 遺体は遺伝子的にSCP-2072-1、および存命中のジュカノビッチ前首相と同一。 ・SCP-2072-4 人物:ジェリコ・シュトラノヴィッチ 副題:傷ついた加盟者 生年月日:1960/1/31 没年月日:2014/6/30 2006~2008年の首相。副題は肺がんによる辞任と、モンテネグロの欧州連合への加盟を開始する文書への署名。 現実において闘病の末2014年6月30日に既に他界しているためか、没年月日も編集されていない。 ・SCP-2072-5 人物:ミロ・ジュカノビッチ 副題:ニクシッチの密売人 生年月日:1962/2/15 没年月日:[編集済] 遺体は遺伝子的にSCP-2072-1、および存命中のジュカノビッチ前首相と同一。 ・SCP-2072-6 人物:イゴル・ルクシッチ 副題:駒 生年月日:1976/6/14 没年月日:[編集済] 2010~2012年の首相。前政党党首に影響されすぎている、ということらしい。 ・SCP-2072-7 人物:ミロ・ジュカノビッチ 副題:ニクシッチの密売人 生年月日:1962/2/15 没年月日:[編集済] 遺体は遺伝子的にSCP-2072-1、および存命中のジュカノビッチ前首相と同一。 ・SCP-2072-8 人物:[編集済] 副題:秘密主義の官僚 生年月日:[編集済] 没年月日:[編集済] ここから先は未来に首相になるとされる人物であるため、副題以外は全て編集されている。 遺体の情報は現在のモンテネグロの多数政党の党員と一致している。何か秘密の多い人らしい。 ちなみに現実ではこの死体に相当する人物として、2016年11月28日にドゥシュコ・マルコビッチが就任している。 ・SCP-2072-9 人物:[編集済] 副題:保守派 生年月日:[編集済] 没年月日:[編集済] 遺体の情報は現在のとある町の市長と一致している。多分この人の在任中には目立った変化はなかったのだろう。 ・SCP-2072-10 人物:[編集済] 副題:改革者 生年月日:[編集済] 没年月日:[編集済] 遺体の情報は現在のモンテネグロの少数政党の党員と一致している。そういうところも含めて改革者ということだろうか。 ・SCP-2072-11 人物:[編集済] 副題:若き統一主義者 生年月日:[編集済] 没年月日:[編集済] 生年月日の時点で未来を現している。つまり仮にこれが事実だったとしてもまだ誕生していない。よって遺体の情報の照合は出来ていない。 副題が「若き」という辺り、在任期間が短かったのだろうか? ・SCP-2072-12 人物:[編集済] 副題:古き統一主義者 生年月日:[編集済] 没年月日:[編集済] 遺体の情報は現在のある町の市議会議員と一致している。前任の首相よりも年を食った人が着任したことになるが、「若き統一主義者」の政治の反動だろうか? ・SCP-2072-13 人物:[編集済] 副題:改革者 生年月日:[編集済] 没年月日:[編集済] 遺体の情報はSCP-2072-10の人と同じ。2人を経て再任した辺り、この時期のモンテネグロの政治的混乱を想像させる。 この前後で保守→改革→保守→改革の揺り戻しが起きていたのだろう。 ・SCP-2072-14 人物:[編集済] 副題:2人を殺めた者 生年月日:[編集済] 没年月日:[編集済] 遺体の情報は現在のとある小学校の生徒と一致している。さすがに殺人者が首相になるとは思えないが、この子供は首相になってから何か不祥事でもやらかしたのだろうか。 ・SCP-2072-15 人物:[編集済] 副題:光を見ることのなかった女性 生年月日:[編集済] 没年月日:[編集済] 生年月日は未来を現している。遺体の眼球はえぐり出されているが、「光を見ることのなかった」という辺りに生来盲目だったことが伺える。もしかして自らやったのだろうか? ・SCP-2072-16 人物:[編集済] 副題:最初の異教徒 生年月日:[編集済] 没年月日:[編集済] 生年月日は未来を現している。ここから一気に状況が不穏に。別にモンテネグロは宗教国家ではないのだが、なぜ「異教徒」なのだろうか? また、遺体は天然の布と染料のみで作られた服で埋葬されている。……人工の繊維が使われていないということは、文明崩壊でも起きたのだろうか。 ・SCP-2072-17 人物:[編集済] 副題:超越者 生年月日:[編集済] 没年月日:[編集済] 生年月日は未来を現している。遺体の情報と没年月日から計算されたこの人の寿命は人類で想定しうるレベルを超えている。 この人が亡くなった時の大騒ぎが目に見えるようである。 ・SCP-2072-18 人物:神格 副題:なし 生年月日:永遠 没年月日:同上 &bold(){なぜかいきなり神。}棺には純粋なシリコンパウダーが15cmの深さで敷き詰められている。この墓標は名前と副題がまとめて「神格」、生没年月日がまとめて「永遠」となっている。 もしかしてコンピューターか何かだろうか。だとすれば、前後の首相の遺体から見て、人間とコンピュータで戦争でも起きたのだろうか? ・SCP-2072-19 人物:[編集済] 副題:第二の異教徒 生年月日:[編集済] 没年月日:[編集済] 生年月日は未来を現しており、遺体はやはり天然の布と染料で作られた服で埋葬されている。 この時代に一体何が起きたのだろうか。 ・SCP-2072-20 人物:[編集済] 副題:第三の異教徒 生年月日:[編集済] 没年月日:[編集済] 生年月日は未来を現しており、遺体はやはり天然の布と染料で作られた服で埋葬されている。 ちなみにこの人、死亡時なんと13歳である。ここまで来ると、この時期のこの国は既に「かつてモンテネグロだった」というべき状況で、遺体は単に国のリーダーである、というだけなのかもしれない。 ・SCP-2072-21 人物:神格 副題:なし 生年月日:永遠 没年月日:同上 &bold(){そしてまたもや神。}棺には純粋なシリコンパウダーが15cmの深さで敷き詰められている。 本当に何が起きたのやら。 ・SCP-2072-22 人物:空白 副題:空白 生年月日:空白 没年月日:空白 これのみ墓石に何も刻まれておらず、棺は空。首相がいなくなったということは……。 ・SCP-2072-23 人物:ミロ・ジュカノビッチ 副題:ニクシッチの密売人 生年月日:1962/2/15 没年月日:[編集済] 遺体は遺伝子的にSCP-2072-1、および存命中のジュカノビッチ前首相と同一。 さらに没年月日は他の同一個体と同じで、&bold(){「第三の異教徒」より前。}22と23の間で明らかに何かが起きている。 22のタイミングでリセットがかかるのか、それともこの墓地自体が「前」から引き継がれたというのか。 当然ながら歴史的な正確性は確認できていない。 追記・修正はモンテネグロの政治に興味のある人がお願いします。 ---- #right(){ SCP-2072 - Prime Ministerial Pet Cemetery by Kate McTiriss www.scp-wiki.net/scp-2072 scpjapan.wiki.fc2.com/wiki/SCP-2072(翻訳) この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。 } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - この訳のわからなさが実にscp -- 名無しさん (2016-12-25 02:28:39) - もしかして22と23の間に何かしらのリセットがかかったのか・・・? となるとこの遺体群自体、リセット前から引き継がれたものだったりして -- 名無しさん (2016-12-25 03:00:28) - 財団世界は「やり直し」が最低2回行われてるので、可能性はある -- 名無しさん (2016-12-25 03:16:39) - ジュカノビッチどんだけ長生きなんだよw的なネタscpだと思ってたけど案外そうでもないのか -- 名無しさん (2016-12-25 03:35:08) - 途中明らかに人間とコンピュータで戦争起きてるよね… -- 名無しさん (2016-12-25 10:24:16) - 聖マラキの予言"が元ネタなんじゃねーかなとか思う以上にジュカノビッチ -- 名無しさん (2016-12-26 07:50:35) - 真面目に考察するとシリアスなんだが、オチのジュカノビッチで笑えてくる -- 名無しさん (2016-12-30 21:01:27) - シリアスなオブジェクトとして創作されたことは確実なんだが、読み終わって残る印象といえば「ジュカノビッチ」 -- 名無しさん (2016-12-30 21:06:14) - ジュカノビッチさんの墓からは色々考察の予知アリとはいえ、埋葬の回数がもはやギャグに -- 名無しさん (2017-02-10 13:47:41) - 22と23の間で文明崩壊→財団切り札発動→23に至るって感じかな? -- 名無しさん (2017-02-11 17:46:13) - 熱いジュカノビッチ推し -- 名無しさん (2017-02-11 18:02:47) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2016/12/25 Sun 01:43:06 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- SCP-2072はシェアード・ワールド[[The SCP Foundation]]に登場するオブジェクト(SCiP)のひとつである。 [[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(The SCP Foundation)]]はSafe。 項目名は『Prime Ministerial Pet Cemetery (首相お気に入りの墓地)』。 *概要 諸兄ならば既にご存じのことだろうが、財団世界というのはホントーにどうしようもない。 様々な書き手が様々なオブジェクトを報告した結果、明日どころか一瞬先、あげく昨日でさえ定かでない文字通りの人外魔境と化している。 Safeの皮を被ったKeterなんてのはまだ可愛い方だが、コイツはそんな世界にあって珍しく、それ自体が危険というものではない。 コイツが何かというと、項目名が示す通り墓地である。 ただし、これはアメリカはフロリダ州にあるペット用の埋葬地であり、人間の墓ではない。そしてこれは、いわゆる場所系SCPの中では珍しく、EuclidではなくSafeに分類されている。 何でまた財団の眼にとまったのかというと、1977年、墓地の北東部で人間の死体が発見されたことがきっかけである。この墓地に&bold(){遺伝的に同一で、同じ名前で埋葬されている}4体の死体を発見した後、財団は園内に臨時収容サイトを開設した。 ちなみにプロトコルだが、 ・常に不透明で防水材の物で覆う ・SCP-2072-8からSCP-2072-22の個体の覆いが記された文字が読める程度に乱れた場合、覆いを交換する ・覆いを交換した直後、その職員に記憶処理を施す ・モンテネグロの首相が次回交代した後、SCP-2072-8の個体に埋葬されている死体を掘り出し、SCP-2072の継続した正確さを確実とする為に、遺伝子検査用の十分なサンプルを集める 一部よくわからない記述があったようだがそのまんまである。 この墓地の北東部には全部で23の墓石があり、そこにはある名前が刻まれている。 それは、&bold(){旧ユーゴスラビアの解体からはるか未来までのモンテネグロの首相の役職に任命された人物である。} ……何でアメリカのペット墓地にモンテネグロの首相の名前が刻まれているのかは定かではない。 何が問題なのかというと、ただ名前が刻まれた墓石であるなら異常性はない。 この墓石の下には、棺に入れて埋葬された、件の人物の遺体が実際に存在するのである。しかも発見経緯を見ればわかるとおり、同一人物の遺体が複数存在している。 おまけに、遺体のうち前半のいくつかは2014年現在まで生存している人物である。 ただ、SCP-2072-1からSCP-2072-7までの名前はモンテネグロの首相の移り変わりを正確に反映しており、また現在生存している人物の没年月日まで記してあるため、因果律的な問題を防ぐためと、予言の自己成就を防ぐためにSCP-2072-8から22までの情報は厳しく制限されている。 *異常性のある墓石一覧 一つずつ述べていく。 ・SCP-2072-1 人物:ミロ・ジュカノビッチ 副題:ニクシッチの密売人 生年月日:1962/2/15 没年月日:[編集済] 間をおいて4回ほど首相に在任しており、これは1991~1998年の期間を示している。 この人物、起訴などはされなかったものの、イタリアへのタバコの密輸に関与したという嫌疑がかけられた事がある。 おそらく副題はそれに由来するものだろう。 ・SCP-2072-2 人物:フィリップ・ヴヤノビッチ 副題:無防備な男 生年月日:1954/9/1 没年月日:[編集済] 1998~2003年の首相で、2014からは大統領に就任。副題は旅行などでボディガードを拒絶したことに由来すると思われる。 ・SCP-2072-3 人物:ミロ・ジュカノビッチ 副題:ニクシッチの密売人 生年月日:1962/2/15 没年月日:[編集済] 遺体は遺伝子的にSCP-2072-1、および存命中のジュカノビッチ前首相と同一。 ・SCP-2072-4 人物:ジェリコ・シュトラノヴィッチ 副題:傷ついた加盟者 生年月日:1960/1/31 没年月日:2014/6/30 2006~2008年の首相。副題は肺がんによる辞任と、モンテネグロの欧州連合への加盟を開始する文書への署名。 現実において闘病の末2014年6月30日に既に他界しているためか、没年月日も編集されていない。 ・SCP-2072-5 人物:ミロ・ジュカノビッチ 副題:ニクシッチの密売人 生年月日:1962/2/15 没年月日:[編集済] 遺体は遺伝子的にSCP-2072-1、および存命中のジュカノビッチ前首相と同一。 ・SCP-2072-6 人物:イゴル・ルクシッチ 副題:駒 生年月日:1976/6/14 没年月日:[編集済] 2010~2012年の首相。前政党党首に影響されすぎている、ということらしい。 ・SCP-2072-7 人物:ミロ・ジュカノビッチ 副題:ニクシッチの密売人 生年月日:1962/2/15 没年月日:[編集済] 遺体は遺伝子的にSCP-2072-1、および存命中のジュカノビッチ前首相と同一。 ・SCP-2072-8 人物:[編集済] 副題:秘密主義の官僚 生年月日:[編集済] 没年月日:[編集済] ここから先は未来に首相になるとされる人物であるため、副題以外は全て編集されている。 遺体の情報は現在のモンテネグロの多数政党の党員と一致している。何か秘密の多い人らしい。 ちなみに現実ではこの死体に相当する人物として、2016年11月28日にドゥシュコ・マルコビッチが就任している。 ・SCP-2072-9 人物:[編集済] 副題:保守派 生年月日:[編集済] 没年月日:[編集済] 遺体の情報は現在のとある町の市長と一致している。多分この人の在任中には目立った変化はなかったのだろう。 ・SCP-2072-10 人物:[編集済] 副題:改革者 生年月日:[編集済] 没年月日:[編集済] 遺体の情報は現在のモンテネグロの少数政党の党員と一致している。そういうところも含めて改革者ということだろうか。 ・SCP-2072-11 人物:[編集済] 副題:若き統一主義者 生年月日:[編集済] 没年月日:[編集済] 生年月日の時点で未来を現している。つまり仮にこれが事実だったとしてもまだ誕生していない。よって遺体の情報の照合は出来ていない。 副題が「若き」という辺り、在任期間が短かったのだろうか? ・SCP-2072-12 人物:[編集済] 副題:古き統一主義者 生年月日:[編集済] 没年月日:[編集済] 遺体の情報は現在のある町の市議会議員と一致している。前任の首相よりも年を食った人が着任したことになるが、「若き統一主義者」の政治の反動だろうか? ・SCP-2072-13 人物:[編集済] 副題:改革者 生年月日:[編集済] 没年月日:[編集済] 遺体の情報はSCP-2072-10の人と同じ。2人を経て再任した辺り、この時期のモンテネグロの政治的混乱を想像させる。 この前後で保守→改革→保守→改革の揺り戻しが起きていたのだろう。 ・SCP-2072-14 人物:[編集済] 副題:2人を殺めた者 生年月日:[編集済] 没年月日:[編集済] 遺体の情報は現在のとある小学校の生徒と一致している。さすがに殺人者が首相になるとは思えないが、この子供は首相になってから何か不祥事でもやらかしたのだろうか。 ・SCP-2072-15 人物:[編集済] 副題:光を見ることのなかった女性 生年月日:[編集済] 没年月日:[編集済] 生年月日は未来を現している。遺体の眼球はえぐり出されているが、「光を見ることのなかった」という辺りに生来盲目だったことが伺える。もしかして自らやったのだろうか? ・SCP-2072-16 人物:[編集済] 副題:最初の異教徒 生年月日:[編集済] 没年月日:[編集済] 生年月日は未来を現している。ここから一気に状況が不穏に。別にモンテネグロは宗教国家ではないのだが、なぜ「異教徒」なのだろうか? また、遺体は天然の布と染料のみで作られた服で埋葬されている。……人工の繊維が使われていないということは、文明崩壊でも起きたのだろうか。 ・SCP-2072-17 人物:[編集済] 副題:超越者 生年月日:[編集済] 没年月日:[編集済] 生年月日は未来を現している。遺体の情報と没年月日から計算されたこの人の寿命は人類で想定しうるレベルを超えている。 この人が亡くなった時の大騒ぎが目に見えるようである。 ・SCP-2072-18 人物:神格 副題:なし 生年月日:永遠 没年月日:同上 &bold(){なぜかいきなり神。}棺には純粋なシリコンパウダーが15cmの深さで敷き詰められている。この墓標は名前と副題がまとめて「神格」、生没年月日がまとめて「永遠」となっている。 もしかしてコンピューターか何かだろうか。だとすれば、前後の首相の遺体から見て、人間とコンピュータで戦争でも起きたのだろうか? 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となるとこの遺体群自体、リセット前から引き継がれたものだったりして -- 名無しさん (2016-12-25 03:00:28) - 財団世界は「やり直し」が最低2回行われてるので、可能性はある -- 名無しさん (2016-12-25 03:16:39) - ジュカノビッチどんだけ長生きなんだよw的なネタscpだと思ってたけど案外そうでもないのか -- 名無しさん (2016-12-25 03:35:08) - 途中明らかに人間とコンピュータで戦争起きてるよね… -- 名無しさん (2016-12-25 10:24:16) - 聖マラキの予言"が元ネタなんじゃねーかなとか思う以上にジュカノビッチ -- 名無しさん (2016-12-26 07:50:35) - 真面目に考察するとシリアスなんだが、オチのジュカノビッチで笑えてくる -- 名無しさん (2016-12-30 21:01:27) - シリアスなオブジェクトとして創作されたことは確実なんだが、読み終わって残る印象といえば「ジュカノビッチ」 -- 名無しさん (2016-12-30 21:06:14) - ジュカノビッチさんの墓からは色々考察の予知アリとはいえ、埋葬の回数がもはやギャグに -- 名無しさん (2017-02-10 13:47:41) - 22と23の間で文明崩壊→財団切り札発動→23に至るって感じかな? -- 名無しさん (2017-02-11 17:46:13) - 熱いジュカノビッチ推し -- 名無しさん (2017-02-11 18:02:47) #comment #areaedit(end) }

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