「LL(遊戯王OCG)」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
LL(遊戯王OCG) - (2021/05/30 (日) 06:39:08) の1つ前との変更点
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&font(#6495ED){登録日}:2017/04/29 (土) 07:45:23
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます
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「&ruby(リリカル・ルスキニア){L L}」とは[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]に登場するカテゴリである。
アニメ[[遊戯王ARC-V]]において[[黒咲瑠璃]]が使用したカテゴリで、俗に言う[[柚子>柊柚子]]シリーズが扱う花鳥風月の&bold(){鳥}担当。
**【概要】
リリカルは「叙情的」、ルスキニアは「サヨナキドリ」を意味する言葉であり、風属性・鳥獣族で統一されたカテゴリ。
可憐な少女達が小型の鳥類を模したスーツを装着してるかのような、いわば被り物系の何とも可愛らしい外見のモンスターが揃っている。
メカメカしく且つ獰猛な鳥類、というか猛禽類中心の瑠璃の兄である黒咲隼が駆る「&ruby(レイド・ラプターズ){[[R R>RR(遊戯王OCG)]]}」とはあらゆる面で対極。
エクシーズ次元出身の瑠璃が操るモンスターなだけに、エースはエクシーズモンスターでそれに関連した効果が多い。
メインデッキのモンスターは全てレベル1で統一されており、エクシーズモンスターもランク1である。
ただ、登場時のデュエルの関係で融合モンスターも存在していたりする。
瑠璃の本編でのデュエル回数が少ないためカテゴリのカード総数自体も現状非常に少ないが、しかし効果が相互にシナジーしているため、カテゴリデッキとして十分機能する力は持っている。
レベル1には優秀なモンスターが多いため、他のカテゴリやモンスターと上手く組み合わせて使って行きたいところ。
**【&font(#1e90ff){下級モンスター}】
LL-コバルト・スパロー
#blockquote(){効果モンスター
星1/風属性/鳥獣族/攻 0/守 100
「LL-コバルト・スパロー」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから鳥獣族・レベル1モンスター1体を手札に加える。
(2):フィールドのこのカードを素材としてX召喚した風属性モンスターは以下の効果を得る。
●このカードは相手の効果の対象にならない。
}
コバルトのスズメ。
特殊召喚成功時にレベル1鳥獣族モンスターをサーチする効果に加え、
このカードを素材にして召喚した風属性Xモンスターに効果対象耐性を付与する効果も持つ。
低ステータス且つ低レベル故に特殊召喚の手段には困らないので、上手く回しながら後続のLLを補充していきたいところ。
対象耐性は限定こそされてはいないが、実質LLのXモンスター限定と言える。
アセンブリー・ナイチンゲールとは耐性を相互補助する構成になっている。
LL-サファイア・スワロー
#blockquote(){効果モンスター
星1/風属性/鳥獣族/攻 100/守 0
「LL-サファイア・スワロー」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに鳥獣族モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードと鳥獣族・レベル1モンスター1体を手札から特殊召喚する。
(2):フィールドのこのカードを素材としてX召喚した風属性モンスターは以下の効果を得る。
●このX召喚に成功した場合、自分の墓地の「LL」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。
}
サファイアのツバメ。
自分の場に鳥獣族モンスターがいる際に自身と別のレベル1鳥獣族モンスターを特殊召喚できる効果を持つ他、
このカードを素材にX召喚した風属性Xモンスターに墓地からのX素材補充効果を付与することも出来る。
特に後述するLLのXモンスターはX素材の数が強さに直結するので、コイツを素材にして更なる強化を図りたい。
(1)の効果を発動できればより多くの素材を持ったXモンスターを召喚するための手筈を整えられる。
LL-ターコイズ・ワーブラー
#blockquote(){効果モンスター
星1/風属性/鳥獣族/攻 100/守 100
「LL-ターコイズ・ワーブラー」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが手札からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分の手札・墓地から「LL」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
}
ターコイズのウグイス。
フィールドにモンスターが存在しない場合の特殊召喚効果と、特殊召喚成功時に別のLLモンスターを特殊召喚できる。
自分の場ががら空きならコイツを特殊召喚して他のLLを呼べばそのままX召喚に繋げられるし、
上述のサファイア・スワローの効果でコイツを呼び、そこから更に別のLLを呼ぶなんてことも。
LL-ベリル・カナリー
#blockquote(){効果モンスター
星1/風属性/鳥獣族/攻 0/守 200
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合、
自分の墓地の「LL」モンスター1体を対象として発動できる。
このカードと対象のモンスターを特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(2):フィールドのこのカードを素材としてX召喚した風属性モンスターは以下の効果を得る。
●このカードの攻撃力は200アップし、コントロールを変更できない。
}
緑柱石のカナリア。
デュエリストパック-疾風のデュエリスト編-で新たに登場したモンスター。
手札にいる場合、自身と墓地のLLモンスターを同時に特殊召喚可能。
通常召喚を追加で行えば、素材3体以上のランク1エクシーズモンスターも容易に呼ぶことができる。
エクシーズ素材にした場合の自己強化・コントロール奪取耐性効果も持ち。
特に前者は連続直接攻撃能力を持つアセンブリー・ナイチンゲールと組み合わせると、
割とシャレにならないダメージを叩き出すこともできる。
ちなみに、このカードの1つ目の効果を使用するターンは、インディペンデント・ナイチンゲールを特殊召喚できない。
LL-セレスト・ワグテイル
#blockquote(){効果モンスター
星1/風属性/鳥獣族/攻 200/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「LL」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):このカードが墓地に存在する場合、
自分フィールドの「LL」Xモンスター1体を対象として発動できる。
このカードをそのモンスターの下に重ねてX素材とする。
}
セレスタイトのハクセキレイ。
デュエリストパック-疾風のデュエリスト編-で新たに登場したモンスター。
特殊召喚時のLL魔法・罠カードのサーチと、
墓地にいる時にフィールド上のLLXモンスターの素材となる効果を持つ。
(1)の効果でバード・コールをサーチ、発動すれば更なる展開に繋げやすい。
**【&font(#1e90ff){エクシーズモンスター}】
LL-リサイト・スターリング
#blockquote(){エクシーズ・効果モンスター
ランク1/風属性/鳥獣族/攻 0/守 0
レベル1モンスター×2体以上
(1):このカードがX召喚に成功した場合、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力は、このカードのX素材の数×300アップする。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから鳥獣族・レベル1モンスター1体を手札に加える。
(3):X召喚したこのカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは相手も受ける。
}
LLXモンスターその1。何気に一番最初にOCG化したLLはコイツだったりする。
自分フィールドのモンスターを対象に自身のX素材数に応じた強化、
コバルト・スパローと同じレベル1鳥獣族のサーチや、更にX召喚時限定での戦闘ダメージ共有効果も持つ。
素の攻守が0のため特に(3)のダメージ共有は活かしやすいが、(1)の強化に自身を選ぶのは得策では無くなってしまう。
また、戦闘破壊耐性などがあるわけでもないので(3)の効果自体も基本的には1回こっきり。
どちらかといえば(2)のサーチ効果を活かしての後続の補充の方がメインになるだろうか。
相手モンスターを強化して自爆特攻し、互いのライフを大幅に削ることも視野に入る。
変わったところではサーチ対象の一つであるBF-空風のジンとのコンボもアリ。
LL-アセンブリー・ナイチンゲール
#blockquote(){エクシーズ・効果モンスター
ランク1/風属性/鳥獣族/攻 0/守 0
レベル1モンスター×2体以上
(1):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×200アップする。
(2):このカードは直接攻撃でき、
X素材を持ったこのカードは、その数まで1度のバトルフェイズに攻撃できる。
(3):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
ターン終了時まで、自分フィールドの「LL」モンスターは戦闘・効果では破壊されず、
自分が受ける戦闘ダメージは0になる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
}
LLXモンスターその2。
X素材数に応じた自己強化や攻撃回数の増加を持ち直接攻撃も可能。
そして素材を取り除いての破壊耐性付与や戦闘ダメージのシャットアウトなどとにかく戦闘向けの効果が揃っている。
5体の素材でX召喚すれば、攻撃力1000で5回の直接攻撃=実質5000のダメージを単体で与えることが可能。
元々の攻撃力が0かつ「アップする」効果であるためライフ差に関係なく使える様になる進化する人類、
複数の素材を抱えられる上に直接攻撃は永続効果であるので無効化されないストイック・チャレンジ、
素材は減るものの戦闘ダメージのシャットアウトでデメリットを帳消しに出来る脆刃の剣
辺りの高倍率の強化が狙える装備魔法との相性が非常に良好。
コバルト・スパローを素材にしていれば対象効果耐性も得られるので、
自身の効果も合わせれば[[カオスMAX>ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン]]や[[覇王龍ズァーク]]並の耐性となる。
……なんというか可愛らしい見た目に反して随分と殺意に満ち満ちている効果な気がする。
しかもアニメ効果から強化数値が倍になってたり、耐性付与が単体から全体になってたりと大幅強化されてるし。
ちなみに素材には制限がないため、レベル1軸のデッキに投入してアタッカー役を担当させることも出来る。
LL-アンサンブルー・ロビン
#blockquote(){エクシーズ・効果モンスター
ランク1/風属性/鳥獣族/攻 0/守 0
レベル1モンスター×2体以上
(1):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×500アップする。
(2):相手がモンスターの特殊召喚に成功した場合、
このカードのX素材を1つ取り除き、その特殊召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
(3):このカードが相手によって墓地へ送られた場合、
このカード以外の自分の墓地の「LL」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
}
デュエリストパック-疾風のデュエリスト編-で新たに登場したモンスター。
他のLLXモンスターに共通する自己強化能力を持つ他、
X素材を切っての相手の特殊召喚モンスターのバウンスや
墓地へ送られた際のLLモンスターのサルベージ効果もある。
特に(2)については回数制限がないため、こちらの素材の数次第ではかなり強力な制限をかけられる。
ただ、効果を使う度にこちらが弱体化することに加え、
対象耐性・効果耐性持ちのモンスターには発動できないなど、弱点も多いが。
LL-プロム・スラッシュ
#blockquote(){エクシーズ・効果モンスター
ランク1/風属性/鳥獣族/攻 0/守 0
レベル1モンスター×2体以上
(1):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×500アップする。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主のデッキに戻す。
(3):このカード以外の自分のモンスターが戦闘を行うダメージステップ開始時に、
このカードのX素材を任意の数だけ取り除いて発動できる。
その自分のモンスターの攻撃力はターン終了時まで、取り除いた数×300アップする。
}
デュエリストパック-疾風のデュエリスト編-で新たに登場したモンスター。
素材数に応じた共通の自己強化の他、
X素材を切っての相手の魔法・罠カードのデッキバウンスと
ダメージステップ時限定の他モンスターの強化効果を持つ。
効果を見てわかるように他のLLXモンスターと違って、
唯一LLモンスターの絡まない汎用効果で構成されているため、
ランク1エクシーズを多用するデッキでの出張要員としても使えるだろうか。
**【&font(#800080){融合モンスター}】
LL-インディペンデント・ナイチンゲール
#blockquote(){融合・効果モンスター
星1/風属性/鳥獣族/攻1000/守 0
「LL-アセンブリー・ナイチンゲール」+「LL」モンスター
(1):元々のカード名に「LL」を含むXモンスターを素材として
このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。
そのモンスターが持っていたX素材の数だけ、このカードのレベルを上げる。
(2):このカードの攻撃力はこのカードのレベル×500アップし、
このカードは他のカードの効果を受けない。
(3):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
このカードのレベル×500ダメージを相手に与える。
}
エクシーズ主体のデッキでありながらまさかの融合モンスター。
本編でも融合次元のドクトルの手による虫によって洗脳されていた時に召喚したモンスターであり、
他のLLモンスターと比較すると明らかに禍々しい外見をしている。
X素材持ちのLLXモンスターを融合素材にした場合のレベル上昇という独特の効果の他、
それに関連してレベルに応じた自己強化やバーンダメージ効果なども持つ。
だが何よりも目を引くのがアセンブリー・ナイチンゲールすら上回る完全耐性持ちということであろう。
素のステータスは自己強化込みでも攻撃力1500と貧弱なものでしかないが、
融合素材にアセンブリー・ナイチンゲールを指定しており、素材の数が火力に直結する関係上、素材が増えがちなあちらの効果を考えれば、必然的に攻撃力2500ラインは超える。
戦闘破壊耐性こそないが効果に対しては完全耐性を持っており、さらにレベルを参照してのバーン効果も持つ。
仮に素材5つのアセンブリーを素材と出来れば、レベル6、攻撃力4000、3000バーンで完全耐性持ちの超強力モンスターの出来上がりである。
素材3つでも3000打点で2000バーンの完全耐性持ち、というグスタフ・マックスの強化型みたいなモンスターになるため、つなぎとしてもアタッカーとしても能力は十分。
アセンブリーの連続攻撃後にこのカードを融合召喚し、バーンで削りきる、というのがカテゴリとしての理想の流れ。
LLはX召喚のための展開力に優れているとはいえその分消費も多くなるが、それに対する見返りは十分と言える。
素材を両方ともLLのエクシーズで揃えることで、上手くいけば素材9つ分で&bold(){レベル10、攻撃力6000、5000バーン+完全耐性}となるが、かなり特化しないとそこまでは難しい。
そう、難しいはずだったのだが……。
[[ The tyrant NEPTUNE>The tyrant NEPTUNE(遊戯王OCG) ]]「ん?」
[[簡易融合>簡易融合(遊戯王OCG)]]「え?」
&bold(){OCGにはコイツらが存在したのである。}
アドバンス召喚のためにリリースしたモンスターの&font(#008cff){&bold(){効果とステータスを永続コピーするレベル10モンスター}}The tyrant NEPTUNE。
&color(coral){&bold(){レベル5以下の融合モンスター}}を1ターン限定で融合召喚する簡易融合。
「&color(coral){レベル1の融合モンスター}」で「&font(#008cff){レベルを参照する自己強化とバーン}」に加え「&bold(){完全耐性を持つ}」インディペンデント・ナイチンゲールは、この2枚とのシナジーが最強クラスだったのである。
この2枚さえ手札にあれば、簡易融合でインディペンデントを釣る→それをリリースしてネプチューンを出す→ネプチューンの効果でインディペンデントの効果をコピー、という流れで、簡単に&bold(){レベル10、攻撃力6000、5000バーン効果+完全耐性}というバケモノを呼び出すことが出来たのである。
KONAMIとしては完全に予想外のシナジーだったらしく、インディペンデントのデビュー直後の制限改訂でネプチューンが一気に禁止入り。ファンデッカーには痛すぎるダメージを食らわせることになった。
当時の環境は十二獣一色だったため、コンボの強力さが取り沙汰されても実際に環境に出てくることはなかったのだが、「出来る」というだけで脅威に思われたのだろう。実際、こうなったネプチューン(または、素材9体で融合したインディペンデント)はサタンクロースや壊獣などの「コストでのリリース」か禁じられた聖典くらいしか対処法がなくなる上、下手すると出したターンでゲームエンドに持ち込まれることになる。
とはいえ、ネプチューンが禁止入りしたことでこのお手軽コンボは消滅……。
覇王眷竜スターヴ・ヴェノム「お?」
&bold(){してなかった。}
レスキューラビットで「竜魔王ベクターP」を呼んで来るだけで融合召喚出来るこのドラゴンともインディペンデントは好相性だったのである。
ネプチューンとは違い相手のターンでは無防備だが、墓地に落ちたインディペンデントをスタヴェの効果でコピーすれば、1ターンのみだが攻撃力6800+4000バーン+完全耐性+スタヴェの効果で貫通付与となる。ぶっちゃけ攻撃性能はネプチューンより上。
さらに覇王眷竜スターヴ・ヴェノムはネプチューンと違い、起動効果でコピーする=耐性を得る前に別の効果を受けられるため、妨害される危険もあるが、ギブ&テイクなどでレベルを上げることでバーンダメージを増加することも出来る。
ルートとしては、
簡易融合でインディペンデントを出す
→それを素材にリンクリボーをリンク召喚
→レスキューラビットを通常召喚して竜魔王をリクルート
→リンクリボーのリンク先に覇王眷竜スターヴ・ヴェノムを融合召喚
→墓地のインディペンデントをコピー
という流れになる。
**【相性の良いカード】
●金華猫
メインデッキのモンスター3体が全てレベル1のため、金華猫の効果を最大限に活かすことが出来る。
墓地に対象となるLLモンスターがいれば、金華猫を火点け役として大量展開に繋げられる。
●RR-ペイン・レイニアス / RR-ラスト・ストリクス
兄である隼のRRとのコラボレーション。共にRRの中ではレベル1のモンスター。
コバルト・スパローの効果で呼び込むことができるので、展開補助にしても良し。
更にラスト・ストリクスの効果でRRXモンスターを呼び込み、
そこから更にRUMなどでアルティメット・ファルコンを始めとした別の強力なXモンスターを出せると尚良し。
●ホープ系&ruby(エクシーズ){X}モンスター
エクシーズ次元としてはある意味先輩と呼べる遊馬が扱う一部の希望皇ホープモンスターとの相性も良好。
LLはレベル1モンスターの特殊召喚に特化しているので、ホープ・ルーツを簡単にX召喚できる。
そこからホープドラグーンやホープ・ゼアルに繋げたり、他にもLLXモンスターを複数並べて未来皇を呼んだりなんてことも。
●[[天霆號アーゼウス>天霆號アーゼウス(遊戯王OCG)]]
自身以外を墓地送りにする最高峰の除去を放つ弩級エクシーズモンスター。
エクシーズモンスターが戦闘を行ったターンにあらゆるランクのエクシーズモンスターに重ねて出せる上に素材の数が増えれば除去効果を複数使える様になる為、2体以上の素材から出せて直接攻撃出来るアセンブリー・ナイチンゲールとの相性は抜群。
ランク1なのでダウナード・マジシャンを経由して更に素材数を水増し出来るのもグッド。
● [[鉄獣戦線>トライブリゲード(遊戯王OCG)]]
獣戦士族・獣族・鳥獣族混合カテゴリ。
鳥獣族のLLならば展開力の高さを生かして鉄獣戦線リンクモンスターをリンク召喚しつつ、墓地に行ったら鉄獣戦線下級モンスターの獣戦士族・獣族・鳥獣族リンクモンスターを呼ぶ効果のコストにも使える。
鉄獣戦線の重要なサーチャーであるナーベルがレベル1・鳥獣族でコバルト・スパローのサーチ対象とサファイア・スワローの特殊召喚効果の対象になっている為スムーズに繋げやすいのもポイント。
……因みにWWと違い瑠璃のパートナーである[[ユート>ユート(遊戯王ARC-V)]]の[[幻影騎士団>幻影騎士団(遊戯王OCG)]]とは組み合わせるメリットが殆ど無いのが悲しいところ。
追記・修正お願いします。
#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,4)
}
#include(テンプレ3)
#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- アンチホーブ! -- 名無しさん (2017-04-29 16:25:05)
- インディペンデントネプチューンはひどい事件だったね・・・ -- 名無しさん (2017-04-29 22:01:13)
- 眷竜スタヴェでも4500バーン+攻撃力6800+守備貫通で、相手モンスターが3300以下で即死する。なお新マスタールールのペンデュラム -- 名無しさん (2017-04-30 02:34:55)
- なお、リンクリボーで出しやすいもよう -- 名無しさん (2017-09-17 18:53:55)
- スパローってツバメじゃなくてスズメじゃね? -- 名無しさん (2017-09-17 19:22:12)
- ナイチンゲールは「正規素材を使っての融合召喚でしか呼び出せない」って按配でエラッタすれば海王星さんも帰ってこれるだろうに。 -- 名無しさん (2018-05-23 22:15:38)
- 小鳥も群れをなして攻撃して来ると驚異的 -- 名無しさん (2018-12-17 13:38:20)
- とある動画だと帝王の轟毅でLLを闇属性に変えて無理矢理幻影騎士団とシナジー持たせてたな。 -- 名無しさん (2021-03-15 01:28:11)
- ここに来て一気に新規が増えるようで(ワグテイル、カナリー、ロビン、スラッシュ) -- 名無しさん (2021-04-17 06:39:24)
#comment
#areaedit(end)
}
&font(#6495ED){登録日}:2017/04/29 (土) 07:45:23
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 18 分で読めます
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「&ruby(リリカル・ルスキニア){L L}」とは[[遊戯王OCG>遊戯王オフィシャルカードゲーム]]に登場するカテゴリである。
アニメ[[遊戯王ARC-V]]において[[黒咲瑠璃]]が使用したカテゴリで、俗に言う[[柚子>柊柚子]]シリーズが扱う花鳥風月の&bold(){鳥}担当。
**【概要】
リリカルは「叙情的」、ルスキニアは「サヨナキドリ」を意味する言葉であり、風属性・鳥獣族で統一されたカテゴリ。
可憐な少女達が小型の鳥類を模したスーツを装着してるかのような、いわば被り物系の何とも可愛らしい外見のモンスターが揃っている。
メカメカしく且つ獰猛な鳥類、というか猛禽類中心の瑠璃の兄である黒咲隼が駆る「&ruby(レイド・ラプターズ){[[R R>RR(遊戯王OCG)]]}」とはあらゆる面で対極。
エクシーズ次元出身の瑠璃が操るモンスターなだけに、エースはエクシーズモンスターでそれに関連した効果が多い。
メインデッキのモンスターは全てレベル1で統一されており、エクシーズモンスターもランク1である。
ただ、登場時のデュエルの関係で融合モンスターも存在していたりする。
瑠璃の本編でのデュエル回数が少ないためカテゴリのカード総数自体も現状非常に少ないが、しかし効果が相互にシナジーしているため、カテゴリデッキとして十分機能する力は持っている。
レベル1には優秀なモンスターが多いため、他のカテゴリやモンスターと上手く組み合わせて使って行きたいところ。
**【&font(#1e90ff){下級モンスター}】
LL-コバルト・スパロー
#blockquote(){効果モンスター
星1/風属性/鳥獣族/攻 0/守 100
「LL-コバルト・スパロー」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから鳥獣族・レベル1モンスター1体を手札に加える。
(2):フィールドのこのカードを素材としてX召喚した風属性モンスターは以下の効果を得る。
●このカードは相手の効果の対象にならない。
}
コバルトのスズメ。
特殊召喚成功時にレベル1鳥獣族モンスターをサーチする効果に加え、
このカードを素材にして召喚した風属性Xモンスターに効果対象耐性を付与する効果も持つ。
低ステータス且つ低レベル故に特殊召喚の手段には困らないので、上手く回しながら後続のLLを補充していきたいところ。
対象耐性は限定こそされてはいないが、実質LLのXモンスター限定と言える。
アセンブリー・ナイチンゲールとは耐性を相互補助する構成になっている。
LL-サファイア・スワロー
#blockquote(){効果モンスター
星1/風属性/鳥獣族/攻 100/守 0
「LL-サファイア・スワロー」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに鳥獣族モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードと鳥獣族・レベル1モンスター1体を手札から特殊召喚する。
(2):フィールドのこのカードを素材としてX召喚した風属性モンスターは以下の効果を得る。
●このX召喚に成功した場合、自分の墓地の「LL」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。
}
サファイアのツバメ。
自分の場に鳥獣族モンスターがいる際に自身と別のレベル1鳥獣族モンスターを特殊召喚できる効果を持つ他、
このカードを素材にX召喚した風属性Xモンスターに墓地からのX素材補充効果を付与することも出来る。
特に後述するLLのXモンスターはX素材の数が強さに直結するので、コイツを素材にして更なる強化を図りたい。
(1)の効果を発動できればより多くの素材を持ったXモンスターを召喚するための手筈を整えられる。
LL-ターコイズ・ワーブラー
#blockquote(){効果モンスター
星1/風属性/鳥獣族/攻 100/守 100
「LL-ターコイズ・ワーブラー」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが手札からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分の手札・墓地から「LL」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
}
ターコイズのウグイス。
フィールドにモンスターが存在しない場合の特殊召喚効果と、特殊召喚成功時に別のLLモンスターを特殊召喚できる。
自分の場ががら空きならコイツを特殊召喚して他のLLを呼べばそのままX召喚に繋げられるし、
上述のサファイア・スワローの効果でコイツを呼び、そこから更に別のLLを呼ぶなんてことも。
LL-ベリル・カナリー
#blockquote(){効果モンスター
星1/風属性/鳥獣族/攻 0/守 200
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合、
自分の墓地の「LL」モンスター1体を対象として発動できる。
このカードと対象のモンスターを特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分はXモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(2):フィールドのこのカードを素材としてX召喚した風属性モンスターは以下の効果を得る。
●このカードの攻撃力は200アップし、コントロールを変更できない。
}
緑柱石のカナリア。
デュエリストパック-疾風のデュエリスト編-で新たに登場したモンスター。
手札にいる場合、自身と墓地のLLモンスターを同時に特殊召喚可能。
通常召喚を追加で行えば、素材3体以上のランク1エクシーズモンスターも容易に呼ぶことができる。
エクシーズ素材にした場合の自己強化・コントロール奪取耐性効果も持ち。
特に前者は連続直接攻撃能力を持つアセンブリー・ナイチンゲールと組み合わせると、
割とシャレにならないダメージを叩き出すこともできる。
ちなみに、このカードの1つ目の効果を使用するターンは、インディペンデント・ナイチンゲールを特殊召喚できない。
LL-セレスト・ワグテイル
#blockquote(){効果モンスター
星1/風属性/鳥獣族/攻 200/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「LL」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):このカードが墓地に存在する場合、
自分フィールドの「LL」Xモンスター1体を対象として発動できる。
このカードをそのモンスターの下に重ねてX素材とする。
}
セレスタイトのハクセキレイ。
デュエリストパック-疾風のデュエリスト編-で新たに登場したモンスター。
特殊召喚時のLL魔法・罠カードのサーチと、
墓地にいる時にフィールド上のLLXモンスターの素材となる効果を持つ。
(1)の効果でバード・コールをサーチ、発動すれば更なる展開に繋げやすい。
**【&font(#1e90ff){エクシーズモンスター}】
LL-リサイト・スターリング
#blockquote(){エクシーズ・効果モンスター
ランク1/風属性/鳥獣族/攻 0/守 0
レベル1モンスター×2体以上
(1):このカードがX召喚に成功した場合、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力は、このカードのX素材の数×300アップする。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから鳥獣族・レベル1モンスター1体を手札に加える。
(3):X召喚したこのカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは相手も受ける。
}
LLXモンスターその1。何気に一番最初にOCG化したLLはコイツだったりする。
自分フィールドのモンスターを対象に自身のX素材数に応じた強化、
コバルト・スパローと同じレベル1鳥獣族のサーチや、更にX召喚時限定での戦闘ダメージ共有効果も持つ。
素の攻守が0のため特に(3)のダメージ共有は活かしやすいが、(1)の強化に自身を選ぶのは得策では無くなってしまう。
また、戦闘破壊耐性などがあるわけでもないので(3)の効果自体も基本的には1回こっきり。
どちらかといえば(2)のサーチ効果を活かしての後続の補充の方がメインになるだろうか。
相手モンスターを強化して自爆特攻し、互いのライフを大幅に削ることも視野に入る。
変わったところではサーチ対象の一つであるBF-空風のジンとのコンボもアリ。
LL-アセンブリー・ナイチンゲール
#blockquote(){エクシーズ・効果モンスター
ランク1/風属性/鳥獣族/攻 0/守 0
レベル1モンスター×2体以上
(1):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×200アップする。
(2):このカードは直接攻撃でき、
X素材を持ったこのカードは、その数まで1度のバトルフェイズに攻撃できる。
(3):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
ターン終了時まで、自分フィールドの「LL」モンスターは戦闘・効果では破壊されず、
自分が受ける戦闘ダメージは0になる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
}
LLXモンスターその2。
X素材数に応じた自己強化や攻撃回数の増加を持ち直接攻撃も可能。
そして素材を取り除いての破壊耐性付与や戦闘ダメージのシャットアウトなどとにかく戦闘向けの効果が揃っている。
5体の素材でX召喚すれば、攻撃力1000で5回の直接攻撃=実質5000のダメージを単体で与えることが可能。
元々の攻撃力が0かつ「アップする」効果であるためライフ差に関係なく使える様になる進化する人類、
複数の素材を抱えられる上に直接攻撃は永続効果であるので無効化されないストイック・チャレンジ、
素材は減るものの戦闘ダメージのシャットアウトでデメリットを帳消しに出来る脆刃の剣
辺りの高倍率の強化が狙える装備魔法との相性が非常に良好。
コバルト・スパローを素材にしていれば対象効果耐性も得られるので、
自身の効果も合わせれば[[カオスMAX>ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン]]や[[覇王龍ズァーク]]並の耐性となる。
……なんというか可愛らしい見た目に反して随分と殺意に満ち満ちている効果な気がする。
しかもアニメ効果から強化数値が倍になってたり、耐性付与が単体から全体になってたりと大幅強化されてるし。
ちなみに素材には制限がないため、レベル1軸のデッキに投入してアタッカー役を担当させることも出来る。
LL-アンサンブルー・ロビン
#blockquote(){エクシーズ・効果モンスター
ランク1/風属性/鳥獣族/攻 0/守 0
レベル1モンスター×2体以上
(1):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×500アップする。
(2):相手がモンスターの特殊召喚に成功した場合、
このカードのX素材を1つ取り除き、その特殊召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
(3):このカードが相手によって墓地へ送られた場合、
このカード以外の自分の墓地の「LL」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
}
デュエリストパック-疾風のデュエリスト編-で新たに登場したモンスター。
他のLLXモンスターに共通する自己強化能力を持つ他、
X素材を切っての相手の特殊召喚モンスターのバウンスや
墓地へ送られた際のLLモンスターのサルベージ効果もある。
特に(2)については回数制限がないため、こちらの素材の数次第ではかなり強力な制限をかけられる。
ただ、効果を使う度にこちらが弱体化することに加え、
対象耐性・効果耐性持ちのモンスターには発動できないなど、弱点も多いが。
LL-プロム・スラッシュ
#blockquote(){エクシーズ・効果モンスター
ランク1/風属性/鳥獣族/攻 0/守 0
レベル1モンスター×2体以上
(1):このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×500アップする。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主のデッキに戻す。
(3):このカード以外の自分のモンスターが戦闘を行うダメージステップ開始時に、
このカードのX素材を任意の数だけ取り除いて発動できる。
その自分のモンスターの攻撃力はターン終了時まで、取り除いた数×300アップする。
}
デュエリストパック-疾風のデュエリスト編-で新たに登場したモンスター。
素材数に応じた共通の自己強化の他、
X素材を切っての相手の魔法・罠カードのデッキバウンスと
ダメージステップ時限定の他モンスターの強化効果を持つ。
効果を見てわかるように他のLLXモンスターと違って、
唯一LLモンスターの絡まない汎用効果で構成されているため、
ランク1エクシーズを多用するデッキでの出張要員としても使えるだろうか。
**【&font(#800080){融合モンスター}】
LL-インディペンデント・ナイチンゲール
#blockquote(){融合・効果モンスター
星1/風属性/鳥獣族/攻1000/守 0
「LL-アセンブリー・ナイチンゲール」+「LL」モンスター
(1):元々のカード名に「LL」を含むXモンスターを素材として
このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。
そのモンスターが持っていたX素材の数だけ、このカードのレベルを上げる。
(2):このカードの攻撃力はこのカードのレベル×500アップし、
このカードは他のカードの効果を受けない。
(3):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
このカードのレベル×500ダメージを相手に与える。
}
エクシーズ主体のデッキでありながらまさかの融合モンスター。
本編でも融合次元のドクトルの手による虫によって洗脳されていた時に召喚したモンスターであり、
他のLLモンスターと比較すると明らかに禍々しい外見をしている。
X素材持ちのLLXモンスターを融合素材にした場合のレベル上昇という独特の効果の他、
それに関連してレベルに応じた自己強化やバーンダメージ効果なども持つ。
だが何よりも目を引くのがアセンブリー・ナイチンゲールすら上回る完全耐性持ちということであろう。
素のステータスは自己強化込みでも攻撃力1500と貧弱なものでしかないが、
融合素材にアセンブリー・ナイチンゲールを指定しており、素材の数が火力に直結する関係上、素材が増えがちなあちらの効果を考えれば、必然的に攻撃力2500ラインは超える。
戦闘破壊耐性こそないが効果に対しては完全耐性を持っており、さらにレベルを参照してのバーン効果も持つ。
仮に素材5つのアセンブリーを素材と出来れば、レベル6、攻撃力4000、3000バーンで完全耐性持ちの超強力モンスターの出来上がりである。
素材3つでも3000打点で2000バーンの完全耐性持ち、というグスタフ・マックスの強化型みたいなモンスターになるため、つなぎとしてもアタッカーとしても能力は十分。
アセンブリーの連続攻撃後にこのカードを融合召喚し、バーンで削りきる、というのがカテゴリとしての理想の流れ。
LLはX召喚のための展開力に優れているとはいえその分消費も多くなるが、それに対する見返りは十分と言える。
素材を両方ともLLのエクシーズで揃えることで、上手くいけば素材9つ分で&bold(){レベル10、攻撃力6000、5000バーン+完全耐性}となるが、かなり特化しないとそこまでは難しい。
そう、難しいはずだったのだが……。
[[ The tyrant NEPTUNE>The tyrant NEPTUNE(遊戯王OCG) ]]「ん?」
[[簡易融合>簡易融合(遊戯王OCG)]]「え?」
&bold(){OCGにはコイツらが存在したのである。}
アドバンス召喚のためにリリースしたモンスターの&font(#008cff){&bold(){効果とステータスを永続コピーするレベル10モンスター}}The tyrant NEPTUNE。
&color(coral){&bold(){レベル5以下の融合モンスター}}を1ターン限定で融合召喚する簡易融合。
「&color(coral){レベル1の融合モンスター}」で「&font(#008cff){レベルを参照する自己強化とバーン}」に加え「&bold(){完全耐性を持つ}」インディペンデント・ナイチンゲールは、この2枚とのシナジーが最強クラスだったのである。
この2枚さえ手札にあれば、簡易融合でインディペンデントを釣る→それをリリースしてネプチューンを出す→ネプチューンの効果でインディペンデントの効果をコピー、という流れで、簡単に&bold(){レベル10、攻撃力6000、5000バーン効果+完全耐性}というバケモノを呼び出すことが出来たのである。
KONAMIとしては完全に予想外のシナジーだったらしく、インディペンデントのデビュー直後の制限改訂でネプチューンが一気に禁止入り。ファンデッカーには痛すぎるダメージを食らわせることになった。
当時の環境は十二獣一色だったため、コンボの強力さが取り沙汰されても実際に環境に出てくることはなかったのだが、「出来る」というだけで脅威に思われたのだろう。実際、こうなったネプチューン(または、素材9体で融合したインディペンデント)はサタンクロースや壊獣などの「コストでのリリース」か禁じられた聖典くらいしか対処法がなくなる上、下手すると出したターンでゲームエンドに持ち込まれることになる。
とはいえ、ネプチューンが禁止入りしたことでこのお手軽コンボは消滅……。
覇王眷竜スターヴ・ヴェノム「お?」
&bold(){してなかった。}
レスキューラビットで「竜魔王ベクターP」を呼んで来るだけで融合召喚出来るこのドラゴンともインディペンデントは好相性だったのである。
ネプチューンとは違い相手のターンでは無防備だが、墓地に落ちたインディペンデントをスタヴェの効果でコピーすれば、1ターンのみだが攻撃力6800+4000バーン+完全耐性+スタヴェの効果で貫通付与となる。ぶっちゃけ攻撃性能はネプチューンより上。
さらに覇王眷竜スターヴ・ヴェノムはネプチューンと違い、起動効果でコピーする=耐性を得る前に別の効果を受けられるため、妨害される危険もあるが、ギブ&テイクなどでレベルを上げることでバーンダメージを増加することも出来る。
ルートとしては、
簡易融合でインディペンデントを出す
→それを素材にリンクリボーをリンク召喚
→レスキューラビットを通常召喚して竜魔王をリクルート
→リンクリボーのリンク先に覇王眷竜スターヴ・ヴェノムを融合召喚
→墓地のインディペンデントをコピー
という流れになる。
**【魔法・罠カード】
LL-バード・コール
#blockquote(){通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから「LL」モンスター1体を選び、手札に加えるか墓地へ送る。
その後、そのモンスターとはカード名が異なる「LL」モンスター1体を手札から特殊召喚できる。
}
LL限定の増援orおろ埋、おまけで手札からの特殊召喚も可能と至れり尽くせりな一枚。
LLデッキを組むなら複数枚積み必須のメインエンジン。
特殊召喚効果は任意のため、手札にLLモンスターがいない時でも
前半の効果使用には支障が無いのが地味にありがたい所。
LL-バード・サンクチュアリ
#blockquote(){永続魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの鳥獣族Xモンスター2体を対象として発動できる。
対象のモンスターの内1体を、もう1体のモンスターの下に重ねてX素材とする
(X素材を持っているモンスターを重ねる場合はそのX素材も全て重ねる)。
(2):X素材を3つ以上持っているXモンスターが自分フィールドに存在する場合に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
}
片方のXモンスターを持っている素材ごともう片方のXモンスター素材にするという一風変わった効果を持つ。
更にX素材を3つ以上持っているモンスターがいれば、1ターンに1度追加ドローもできる。
素材を大量に重ねたXモンスターで相手を制圧するLLデッキならではのサポートカードである。
LL-比翼の麗鳥
#blockquote(){通常罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「LL」モンスター1体を対象として発動できる。
相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力は対象のモンスターの攻撃力と同じになり、
相手フィールドの全てのモンスターのレベル・ランクは1になる。
(2):相手モンスターが自分の「LL」モンスターに攻撃宣言した時、
墓地のこのカードを除外して発動できる。
その自分のモンスターの攻撃力はターン終了時まで、その相手モンスターの攻撃力と同じになる。
}
フィールド、墓地それぞれにおいて相手モンスターのレベル・ランク、そして攻撃力を操作するカード。
(1)については自分フィールドの一番攻撃力の低いLLモンスターを対象に発動すれば、
それを上回る自分モンスターの攻撃により大ダメージを見込める。
(2)についても、何らかの方法で戦闘破壊耐性を持っていれば、一方的にこちらが殴り倒せる。
**【相性の良いカード】
●金華猫
メインデッキのモンスター3体が全てレベル1のため、金華猫の効果を最大限に活かすことが出来る。
墓地に対象となるLLモンスターがいれば、金華猫を火点け役として大量展開に繋げられる。
●RR-ペイン・レイニアス / RR-ラスト・ストリクス
兄である隼のRRとのコラボレーション。共にRRの中ではレベル1のモンスター。
コバルト・スパローの効果で呼び込むことができるので、展開補助にしても良し。
更にラスト・ストリクスの効果でRRXモンスターを呼び込み、
そこから更にRUMなどでアルティメット・ファルコンを始めとした別の強力なXモンスターを出せると尚良し。
●ホープ系&ruby(エクシーズ){X}モンスター
エクシーズ次元としてはある意味先輩と呼べる遊馬が扱う一部の希望皇ホープモンスターとの相性も良好。
LLはレベル1モンスターの特殊召喚に特化しているので、ホープ・ルーツを簡単にX召喚できる。
そこからホープドラグーンやホープ・ゼアルに繋げたり、他にもLLXモンスターを複数並べて未来皇を呼んだりなんてことも。
●[[天霆號アーゼウス>天霆號アーゼウス(遊戯王OCG)]]
自身以外を墓地送りにする最高峰の除去を放つ弩級エクシーズモンスター。
エクシーズモンスターが戦闘を行ったターンにあらゆるランクのエクシーズモンスターに重ねて出せる上に素材の数が増えれば除去効果を複数使える様になる為、2体以上の素材から出せて直接攻撃出来るアセンブリー・ナイチンゲールとの相性は抜群。
ランク1なのでダウナード・マジシャンを経由して更に素材数を水増し出来るのもグッド。
● [[鉄獣戦線>トライブリゲード(遊戯王OCG)]]
獣戦士族・獣族・鳥獣族混合カテゴリ。
鳥獣族のLLならば展開力の高さを生かして鉄獣戦線リンクモンスターをリンク召喚しつつ、墓地に行ったら鉄獣戦線下級モンスターの獣戦士族・獣族・鳥獣族リンクモンスターを呼ぶ効果のコストにも使える。
鉄獣戦線の重要なサーチャーであるナーベルがレベル1・鳥獣族でコバルト・スパローのサーチ対象とサファイア・スワローの特殊召喚効果の対象になっている為スムーズに繋げやすいのもポイント。
……因みにWWと違い瑠璃のパートナーである[[ユート>ユート(遊戯王ARC-V)]]の[[幻影騎士団>幻影騎士団(遊戯王OCG)]]とは組み合わせるメリットが殆ど無いのが悲しいところ。
追記・修正お願いします。
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- アンチホーブ! -- 名無しさん (2017-04-29 16:25:05)
- インディペンデントネプチューンはひどい事件だったね・・・ -- 名無しさん (2017-04-29 22:01:13)
- 眷竜スタヴェでも4500バーン+攻撃力6800+守備貫通で、相手モンスターが3300以下で即死する。なお新マスタールールのペンデュラム -- 名無しさん (2017-04-30 02:34:55)
- なお、リンクリボーで出しやすいもよう -- 名無しさん (2017-09-17 18:53:55)
- スパローってツバメじゃなくてスズメじゃね? -- 名無しさん (2017-09-17 19:22:12)
- ナイチンゲールは「正規素材を使っての融合召喚でしか呼び出せない」って按配でエラッタすれば海王星さんも帰ってこれるだろうに。 -- 名無しさん (2018-05-23 22:15:38)
- 小鳥も群れをなして攻撃して来ると驚異的 -- 名無しさん (2018-12-17 13:38:20)
- とある動画だと帝王の轟毅でLLを闇属性に変えて無理矢理幻影騎士団とシナジー持たせてたな。 -- 名無しさん (2021-03-15 01:28:11)
- ここに来て一気に新規が増えるようで(ワグテイル、カナリー、ロビン、スラッシュ) -- 名無しさん (2021-04-17 06:39:24)
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