LPG自動車

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&font(#6495ED){登録日}:2017/07/29 Sat 15:20:55 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- LPG自動車とは[[液化石油ガス(LPG)>プロパンガス/LPガス]]を燃料にして走る自動車である。特に[[タクシー]]ではよく見られる。 ***概要 日本において自動車の燃料といったらガソリンと軽油が挙げられる((ハイブリッド車は燃料の利用効率が良いだけでこれらに含まれる。電気自動車や水素燃料電池車はここでは考えないこととする。))。だが知名度が低いだけで、意外と普及しているもうひとつの燃料がある。それがLPG…液化石油ガスである。 LPG車のエンジンとガソリンエンジンに基本構造の差はほとんどなく、燃料タンクや燃料と空気を混合する装置が大きく異なる。最初からメーカーがLPG専用車として販売していたり、ガソリン車やディーゼル車から改造したりしてLPG車とする。 Co2や煤煙、PMなどの排出量が少なく、クリーンなエネルギーでもある(家庭のガスコンロで使われていることを考えれば当然だが)。 ***何故タクシーにはLPG車が多いの? 一言で言おう。&color(red){安いからである。} タクシーというのは走ってナンボ。だから燃料費というのは非常にバカにならない経費である。しかもガソリンや軽油はガソリン税やら軽油取引税やら税金が多く課せられている。一方LPGにかかる税金は消費税と石油ガス税ぐらいである。このため1リッターあたりの値段はLPGは100円を切る価格であり、とにかく安いのである。 タクシー以外にも、バスやトラック、ゴミ収集車などにも一部採用されており、LPG自動車は割と身近に走っている。 ***制度や取り扱い上の主な違い ガスボンベを積んでいる関係上、6年に一度ボンベを点検する必要がある。 また気密試験((配管や接続部なども含めてガス漏れがないか確かめる検査))をすることも義務付けられている。 自動車用ボンベは専用の強化ボンベを使うことになっており、安全面についてはガソリン車と遜色ないレベルが確保されているとされる。 燃料がガスというと少し不安になるかもしれないが、最近取り上げられることが増えた水素燃料電池車も可燃性のガスを積んでいる((こちらもガスボンベの交換・検査が義務付けられているのは同じ))し、LPG車のほうがより古くからあるので過敏になる必要はないだろう。 車検はガソリン車と同じ間隔で行われるが、ガス車に対応した整備工場に頼む必要がある。わからない場合は車を購入した販売店に聞けば教えてもらえる。 性能面で見ると、LPGはガソリンに比べて爆発力が若干低く、少しだがパワーが落ちる傾向にある((逆に一旦火がついたらガソリンのほうが危険ということでもある))。 そのためLPGのみを使うタイプだと、満タンからの航続距離はガソリン車より短いことが多い。 ***自家用車でLPG車が欲しい! まず自宅の近くにLPガス補給スタンドが存在するか確認しよう。全国LPガス協会の「LPガススタンドマップ」というサイトで調べることができる。 そして市販のガソリン車をディーラーや改造工場などへ持ち込み、LPガスで動くように改造をしてもらう。このような改造を&bold(){レトロフィット}と言う。 この改造作業は特定の業者でなければできない。 レトロフィット改造が終わったらそれでLPG車を使うことができる。燃料が少なくなったら近くのLPガススタンドで補給すれば普通のガソリン車のように使うことができる。 LPGスタンドは給油のみ行っており洗車などはしてくれないが、洗車やタイヤ交換などは通常のガソリンスタンドに行けば頼めるので必要ならそちらへ。 ちなみにバイフューエルエンジンというのもある。これはガソリンとLPG両方の燃料を切り替えて動かすエンジンで、LPGスタンドが近くにない地域などではよく見られるものだが、LPGスタンドが近くにある地域でも航続距離を伸ばすとか、もしもの時のためにバイフューエルエンジンを選ぶ例がある。 中にはバイフューエルのハイブリッド車なんてのもあり、燃料を満タンにすると1000kmを越えて走れるものもあったりする。 追記・修正はレトロフィット改造を受けてからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,0) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - LPG自動車は事故ったらやばくない? -- 名無しさん (2017-07-29 16:03:13) - ↑事故った時の危険性はどの燃料でもほぼ同じだと思う。むしろ爆発する危険で言えばガソリンのほうが上かも。 -- 名無しさん (2017-07-29 17:39:56) - うーんちょっと薄くないか? 3分ってなってるけど文字数1000超えて無いし。 -- 名無しさん (2017-07-29 18:26:58) - ↑加筆して1400字あまりにはなった。最低ラインは越えたかと思うが… -- 名無しさん (2017-07-29 20:55:00) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2017/07/29 Sat 15:20:55 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- LPG自動車とは[[液化石油ガス(LPG)>プロパンガス/LPガス]]を燃料にして走る自動車である。特に[[タクシー]]ではよく見られる。 ***概要 日本において自動車の燃料といったらガソリンと軽油が挙げられる((ハイブリッド車は燃料の利用効率が良いだけでこれらに含まれる。電気自動車や水素燃料電池車はここでは考えないこととする。))。だが知名度が低いだけで、意外と普及しているもうひとつの燃料がある。それがLPG…液化石油ガスである。 LPG車のエンジンとガソリンエンジンに基本構造の差はほとんどなく、燃料タンクや燃料と空気を混合する装置が大きく異なる。最初からメーカーがLPG専用車として販売していたり、ガソリン車やディーゼル車から改造したりしてLPG車とする。 Co2や煤煙、PMなどの排出量が少なく、クリーンなエネルギーでもある(家庭のガスコンロで使われていることを考えれば当然だが)。 ***何故タクシーにはLPG車が多いの? 一言で言おう。&color(red){安いからである。} タクシーというのは走ってナンボ。コンスタントにお客を拾えれば良いのだが、散々走ってお客0人なんてことも有り得る。このため燃料費というのは非常にバカにならない経費である。しかもガソリンや軽油はガソリン税やら軽油取引税やら税金が多く課せられており、1リッターあたりの値段は100円を超えることが多い一方、LPGにかかる税金は消費税と石油ガス税ぐらいである。このため1リッターあたりの値段はLPGは100円を切る価格であり、とにかく安いのである。 タクシー以外にも、バスやトラック、ゴミ収集車などにも一部採用されており、LPG自動車は割と身近に走っている。 ***制度や取り扱い上の主な違い ガスボンベを積んでいる関係上、6年に一度ボンベを点検する必要がある。 また気密試験((配管や接続部なども含めてガス漏れがないか確かめる検査))をすることも義務付けられている。 自動車用ボンベは専用の強化ボンベを使うことになっており、安全面についてはガソリン車と遜色ないレベルが確保されているとされる。 燃料がガスというと少し不安になるかもしれないが、最近取り上げられることが増えた水素燃料電池車も可燃性のガスを積んでいる((こちらもガスボンベの交換・検査が義務付けられているのは同じ))し、LPG車のほうがより古くからあるので過敏になる必要はないだろう。 車検はガソリン車と同じ間隔で行われるが、ガス車に対応した整備工場に頼む必要がある。わからない場合は車を購入した販売店に聞けば教えてもらえる。 性能面で見ると、LPGはガソリンに比べて爆発力が若干低く、少しだがパワーが落ちる傾向にある((逆に一旦火がついたらガソリンのほうが危険ということでもある))。 そのためLPGのみを使うタイプだと、満タンからの航続距離はガソリン車より短いことが多い。 ***自家用車でLPG車が欲しい! まず自宅の近くにLPガス補給スタンドが存在するか確認しよう。全国LPガス協会の「LPガススタンドマップ」というサイトで調べることができる。 そして市販のガソリン車をディーラーや改造工場などへ持ち込み、LPガスで動くように改造をしてもらう。このような改造を&bold(){レトロフィット}と言う。改造内容は燃料供給装置を変更して点火時期の調整など。 この改造作業は特定の業者でなければできない。 ちなみにディーゼル車の場合、エンジンのサイクルをオットーサイクルへ変更し、タンクや燃料供給系統をLPG用とするだけでなく、点火プラグを追加するなどエンジン本体も改造する必要がある。 レトロフィット改造が終わったらそれでLPG車を使うことができる。燃料が少なくなったら近くのLPガススタンドで補給すれば普通のガソリン車のように使うことができる。 LPGスタンドは給油のみ行っており洗車などはしてくれないが、洗車やタイヤ交換などは通常のガソリンスタンドに行けば頼めるので必要ならそちらへ。 ちなみにバイフューエルエンジンというのもある。これはガソリンとLPG両方の燃料を切り替えて動かすエンジンで、LPGスタンドが近くにない地域などではよく見られるものだが、LPGスタンドが近くにある地域でも航続距離を伸ばすとか、もしもの時のためにバイフューエルエンジンを選ぶ例がある。 中にはバイフューエルのハイブリッド車なんてのもあり、燃料を満タンにすると1000kmを越えて走れるものもあったりする。 追記・修正はレトロフィット改造を受けてからお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,0) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - LPG自動車は事故ったらやばくない? -- 名無しさん (2017-07-29 16:03:13) - ↑事故った時の危険性はどの燃料でもほぼ同じだと思う。むしろ爆発する危険で言えばガソリンのほうが上かも。 -- 名無しさん (2017-07-29 17:39:56) - うーんちょっと薄くないか? 3分ってなってるけど文字数1000超えて無いし。 -- 名無しさん (2017-07-29 18:26:58) - ↑加筆して1400字あまりにはなった。最低ラインは越えたかと思うが… -- 名無しさん (2017-07-29 20:55:00) #comment #areaedit(end) }

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