こまり(猫神じゃらし!)

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&font(#6495ED){登録日}:2017/09/27 (水曜日) 22:48:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&color(orange){猫と人とをつなぐ猫神さまとしてっ 二代目こまりをどうかよろしくお願いしまーーーす!!!}} こまり(猫神じゃらし!)とは、週刊少年チャンピオンで連載されていた、人外コメディー漫画『[[猫神じゃらし!]]』に登場する&font(l){ネコ人間}猫神さまである。同作のメインキャラクターであり、物語は彼女と人間との交流をメインに展開する。 【概要】 猫が多く住む町・「藍ヶ浦」にかつて豊穣をもたらした「猫神」の一人娘。普段は人里に降りず、先代の猫神「&color(brown){しっぽ}」と共にかつて猫神のために建てられた廃神社で暮らしている。見た目は猫耳が付いた人間の少女で、巫女装束を身に纏っている。&font(l){スカートの下は穿いてない。} 尻尾の部分には、先述したしっぽがくっついている。こまり自身の尻尾は、ウサギの尻尾のような短尾。見た目は完全にネコ人間だが、本人はあくまで「猫神さま」であると言い張り、ネコ人間と呼ばれると否定する。 姿かたちこそ人間そっくりだが、基本的に生態は猫であり、その生活習慣や物事の判断基準は人間のそれとは大きく異なっている。 凄むときの効果音は&color(orange){&bold(){ニャゴゴゴ}}。その他、&color(orange){にゃばーん}など独特な擬音を用いたり、びっくりした際は「&color(orange){&bold(){にょわ―――!!!}}」と驚くなど、猫っぽさをアピールしている。 ある日、飼い猫を探しに来た人間の少女「 &color(blue){秋雨沙耶}」と出会い、彼女の誘いをきっかけに、山を下りて人間たちと関わり合うことになっていく。当初は神社から沙耶の家に遊びに行くばかりだったが、沙耶の夏休みが終わり、彼女が学校に行くようになると、遊べなくなるのが嫌で、沙耶を追いかける形で彼女の通う学校に入学する。 二代目の猫神となってから日が浅く、能力的にも精神的にも未熟であったが、回が進むごとに神としての能力を発揮していく。 【人物】 一人称は「こまり」。性格は一言で表すと「&bold(){天真爛漫}」。明るく・元気を絵に描いたような人物。無邪気で人懐っこく、大抵の相手とはすぐに打ち解けることが出来る。その愛くるしさから、沙耶の友人である&color(hotpink){寒恋雪子}を始めとする町内の人々からは可愛がられている。ただ、オカルト女子の &color(purple){九生葵}のようなおっかない人物は苦手で(&bold(){鉈を振り回すような人物なので}当然とも言えるが)、初対面時に彼女に対してのみ、嫌いと発言したことがある(葵の事情を知ってからはなんとか歩み寄ろうとしている)。 人間嫌いのしっぽと異なり、「人も猫も大好き」。なので、しっぽの「&bold(){人間なんて糞!!}」といった言動は苦々しく思っており、それが原因で一度こまりの方から一方的に絶交を宣言したことがある(この時のしっぽは、人間と仲良くしてばかりでこまりが自分に構ってくれないことに対して怒っていたようであるが)。仲直りした後も、人間に対して毒づくしっぽを窘めることも度々であった。ただし、しっぽのことは先代の猫神として尊敬しており、決して嫌っているわけではない。とはいえ、神社でずっとしっぽと一緒だったことには退屈を覚えていたようで、沙耶たちと遊ぶようになってからは、しっぽに対して「沙耶ちゃんたちと遊ぶ方が楽しい」と辛らつな言葉をかけることもあった。ある事情でしっぽがいなくなった時は、まともに話すことが出来ないぐらい泣きじゃくっていた。 自分を度々「偉大な猫神さま」とアピールするが、作品内外で言われるようにかなりの&bold(){ポンコツ}(自力で木から降りることが出来ない、どう見ても罠であることに気が付かない、自分の尻に引っ付いているのに、「しっぽには内緒」と話すなど)。しっぽの教育が偏っていることもあるが、人間社会の知識はまるでなく、所謂世間知らずなアホの子([[これ>実は私は(漫画)]]といい、チャンピオンの人外ものはアホ揃いである)。しかし、町に降りてからは、学校に通うようになって文字の書き方を覚えたり、初詣や夏祭りに出かけたり、町内会の手伝いに精を出すなど、沙耶達と過ごすうちに、人間社会には徐々に適応していく。ただ何故か「体育」を『たいく』と覚えてしまっている。 水が苦手なために、当初は海を間近で見るだけで狼狽し、沙耶から「海には好物の魚がいるだろう」と言われた時は、「海に魚なんている訳が無い、&bold(){溺れてしまうから}」などと言い出す始末だったが、後に克服し、海を怖がる都会の猫に「泳げないのか」とからかうぐらいになった。沙耶と出会うまで碌に町に出ていないため、人間のことはおろか、猫社会の事情にも疎かった。実際、彼女の猫のイメージはしっぽによって刷り込まれた、かなり美化されたもので、「&bold(){藍ヶ浦の猫は優秀で絶対に悪さをしない}」というもの。結局現実(猫による悪さ)を目の当たりにして、猫たちの意識改革を図るが、自分含めて大失敗に終わっている(沙耶が「お前ら猫はそのままでいい」とフォローしてくれたが)。その後は猫神として、猫たちの集会を取り仕切ったり、いじめられている猫を助けるなどの活動を行っている。沙耶の飼い猫「ゆきち」を始めとした猫たちからは基本的に「猫神さま」と慕われているものの、結構気楽に接されており、しっぽ共々あまり敬われていない様子。 その他基本的にお調子者で、得意になってすぐに痛い目に合うお約束も見せてくれる。子供らしく、何かと影響されやすいところがあり、テレビで見たライオンの雄々しさに影響され、「強いライオンになる」と言い出したり、そのために「ケンカごっこ」で強くなろうとしたりとした。この際、わざわざライオンの着ぐるみを着込んでいた(沙耶の母親が製作したもので、彼女はこれ以外にもこまり用の衣装を作っている)。その他、これまたテレビで見た猫を題材にしたヒーロー番組を見た後、それを真似て猫神ヒーロー『&color(orange){&bold(){ますくにゃん}}』を名乗りコスプレして藍ヶ浦の自治活動に乗り出したりした。 こまりに対して「今日は遊べない」は&bold(){禁句}。言ったが最後、かなり大げさに泣き出し、学校に入学する以前は沙耶の登校を妨害するなどの行為にも及んだ。このことに限った話ではなく、リアクションはオーバー気味。 彼女を語る上で欠かせないのは、彼女が非常に &color(deepskyblue){&bold(){泣き虫}}なことである。[[作品>猫神じゃらし!]]の項目にもあるが、何かあるたびに泣く。ほぼ1話に1回は泣くかぐずつく。「むすっとする」「駄々をこねる」「怖がって泣く」「泣きながら憤慨する」など様々なレパートリーの泣きっぷりを見せてくれる。 最終的には、泣いてばかりで周囲に心配をかける自分を反省し、藍ヶ浦の猫神として皆を守りたいという決意を以て、泣き虫を卒業した。 【特殊能力】 ●&bold(){猫呼び鈴} 物語開始時点で唯一こまりが使用できた能力。本人曰く「秘技」。文字通り、鈴を鳴らすことでどこからともなく猫を呼び寄せる。ぶっちゃけ&bold(){地味}な上に、作中でも言及されたように偶然猫が来ているようにしか見えなかったりするため、絵面的に微妙。しかも最初の使用時は、&bold(){一匹も呼び寄せることが出来ず}、彼女のポンコツっぷりが発揮されている。ただし、その後の使用時には多数の猫が集まっており、効果はあるらしい。 ●&bold(){衣替え} 通常の猫は季節の変わり目に衣替えをするが、こまりは当人曰く未熟だったため、当初は衣替えできなかった。しかし、急激な寒さによって(しっぽ曰く「成長」)冬毛に衣替えすることに成功している。毛深くなり、手足には爪が生え、肉球も発達、顔に猫の髭が生えるなど、より猫に近づいた獣人チックな見た目になる。顔と服装以外は完全に二足歩行の猫である。 最初に衣替えした時は、早速調子に乗って張り切っていた(この時の一連の言動に、沙耶は完全に呆れていた)が、悉く&bold(){裏目に出てしまう}。肉球のせいで鉛筆や箸が持てず、伸びた爪によって道具も壊すなど、学校生活をまともに送れなくなってしまい、「思ってたのと違う」と落ち込むが、&bold(){翌日には元の姿になっていた}。その後も冬毛になることがあったが、&bold(){結局大して役に立っていない}。結局友達がいるから温かいという結論を出し、寒いから冬毛になるということはなくなった。実際、初めて冬毛になった回以降、寒さをこたつや湯たんぽで凌ぐ場面がある。 ●&bold(){抜け毛(毛玉)ボール} クリスマスの夜、こまりが「猫神サンタ」としてクラスの仲間たちに配ったプレゼント。その名の通り、こまりの抜け毛から造られた毛玉。&font(l){夜中に枕元に毛玉置いていくとかホラーすぎである} この毛玉を持っていると、こまり曰く「ずっと一緒」とのこと。この毛玉を渡された者には、生涯の幸せが約束されたと言う。 葵は後日、この毛玉から&bold(){しっぽのクローンを独自に生成している}(本人曰く失敗であったようだが)。 ●&bold(){にゃんこウイルスM} しっぽとこまりの「みんな猫になれば仲良くなれる」という意思が&font(l){珍しく}共鳴した結果、人間を猫に変える力が発生した。ウイルスという名の通り、次々と学校の人間に感染していき、感染した者はこまり同様猫耳と尻尾が生える。症状が進行すると、猫と会話できるようになったり、猫と同じ習性になっていく。こまりとしっぽはこの力によって「町のすべての人間を猫に変えて藍ヶ浦を真の猫の町にする」という野望を持つが、沙耶の訴えを聞いたこまりは改心し、なんとか事態は収まっている。 ●&bold(){入れ替わり} しっぽとこまりが体を交換する。しっぽ曰く、こまりとしっぽは二心同体であるため、行うことは容易いとのこと。 人間を嫌うしっぽがこまりの体を使って、人間の本性を暴こうとした。その方法とは、しっぽとなったこまりが、体調が悪い演技をする、『しっぽの監視が弱いことを伝える』作戦によって、気を緩ませてこまりへの本音を聞き出そうというもの。この際、こまりとなっているしっぽがこまりとして振る舞うのだが、お約束として二人して&bold(){演技がド下手}だった。何だかんだでばれなかったが。 肝心の結果はというと、如何にこまりが周囲から大切に思われているかを証明しただけだった。 主な台詞集 #region ・この&ruby(・・・){こまり}こそがこの藍ヶ浦をずーっと昔から見守っている偉大な”猫神さま”なんよー!!! ・かっ…神様ごっこじゃないもん!!!こまりはほんとに猫神さまだし!! ・大昔の藍ヶ浦の猫たちはとっても優秀で 猫神さまの言うことだってちゃーんと聞いて 人間のためにネズミ退治だってしたのに…!   &bold(){猫は絶対に悪いことしないのにー!!!} ・猫神さまの教え① 藍ヶ浦の猫は「がまん」すべし! 藍ヶ浦の猫たるもの「食べたいなー」とか「遊びたいなー」とか思っても 人間のためには我慢しなければなりません! 昔の猫たちにはその心がありました! ・こまりねー最近思うんよ!藍ヶ浦を守る猫神さまなんだから町の猫だけじゃなくて町の人たちのことも守ってあげなきゃダメなんじゃないかなーって! ・&color(blue){ほ ほら!海にはお前の好きな魚とかいっぱいいるんだぞ?}  &color(orange){う 嘘だ~…!}  &color(orange){魚とかおるわけないやん!溺れてしまうやん~…!!}  &color(blue){&bold(){泳ぐんだよ!!魚は泳いでんだよ!!!}} ・&color(orange){あ あの…!沙耶ちゃんのおかーさん!}  えっあっはい!なんでしょーか!  &color(orange){こ…こまりのことキライにならないでください…!猫神さまはたしかに怖くってスゴイですが 人間に悪いことはしません! だから猫神 さまのこと好きになってくださっ&bold(){ゔゔえ゛え゛え゛}} (な…泣いてる!!!) ・&color(orange){う…うえええ~…沙耶ちゃんどっか行っちゃったって…今日遊べないって~…!楽しみにじてたのに…今日もいっぱい遊べると思っでだのに~…!!}  &color(brown){な 泣くなこまり!大丈夫だ! 学校とは勉強する場所のことだ 小娘共も夕刻には家に戻るはず 明日また遊べるではないか!}  &color(orange){あ…あした…?で でもっ1日会わんかったら 沙耶ちゃんこまりのこと忘れちゃうかもじれんし~!!!}  &color(brown){な……なんだとー!? ふ ふむありうる!!&bold(){人間はアホだからな!!}}  &color(brown){猫神を忘れられては困る!!!集え猫共!!小娘共のいる『学校』とやらを探すのだ―――!!!} ・&color(orange){今日も登校日なん!?}  &color(blue){………うん…じゃあ行ってくるから…}  &color(orange){&bold(){わあああ わあああー!!! 猫呼び鈴!}}  &color(orange){&bold(){行かせんもん!行かせんもん―――!!!}}  &color(blue){&bold(){だあーもー!!駄々っ子かおまえは―――!!!}} ・こまりだって前沙耶ちゃんたちが学校行ってすっごくさびしかったのに ゆきちの気持ちに気付けないなんて…!! ・いつもと違う冬毛こまりが今日も学校を頑張っちゃいますよおー!  今日のこまりは一味違う冬毛なので &ruby(・・){ココ}をつかうのです!  冬毛なこまりは『たいく』でもしゅごいのです! ・&color(orange){(こ ここは一味違うこまりとしてカッコよく切りぬけないと…!)}  &color(orange){&bold(){ええーい!ひっさつ肉球こうげき!}}  ポムンッ ポムンッ…ポムンッ…ポムンッ…ポムンッ…  &color(purple){いや効きませんけど}    (引きずられて)&color(orange){わあああん}  &color(blue){&bold(){ほらいつも通りだ!!!}} ・しっぽはいつも人間のことキライキライって こまりは猫も人間も大好きなのに…!何より沙耶ちゃんの悪口言ったし!絶対許さんもん! ・こまりだってしっぽ大好きだよう~… いっぱい色んなこと教えてくれたし憧れの初代猫神さまだし本当は仲直りしたいのに あんなに怒ってキライとか言っちゃってどう謝ったらいいのかわかんないよおお~!! ・&color(orange){こまりは強いライオンになって猫神さまとして沙耶ちゃんや藍ヶ浦のみんなを守りたいんよ…!}  &color(blue){(ライオンになっちゃったら もうライオンゴッドじゃん)} ・&color(orange){&bold(){ひっさつ!猫ぱーんち!!!}}  がっっ  &color(blue){(す…すげえ…&bold(){ぜんっぜん痛くねえ……)}}  &color(blue){&bold(){人間チョップ}}  &bold(){ド  ス}  &color(orange){&bold(){ぬ゛ん゛っ}}  &color(orange){&bold(){わあああん~}}  &color(brown){貴様あああー!!!}  &color(blue){&bold(){貧弱すぎるわ!!}} ・&color(orange){ん んん~っ?雪はキライだけどお~ちょっとこまりもつくってみよっかな~?んん~?}  &color(blue){素直に楽しそうだからやりたいと言え} ・こまり…助けてもらってばっかりで…全然りっぱじゃなかった…今度はこまりがみんなを 藍ヶ浦を守れるようになりたい…!だからしっぽがおらんくたって泣かない!!だって こまりは猫神さまだからーーー!! 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