SCP-524

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&font(#6495ED){登録日}:2017/10/21 (土) 19:18:32 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- SCP-524は、シェアード・ワールド[[The SCP Foundation]]に登場する[[オブジェクト>オブジェクト(The SCP Foundation)]] (SCiP) のひとつである。 項目名は『Walter the Omnivorous Rabbit (雑食ウサギのウォルター)』、[[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(The SCP Foundation)]]はSafeである。 *概要 SCP-524は、種としてはアナウサギ (&italic(){Oryctolagus cuniculus}) に当たるウサギであり、左右対称の黒い斑点が特徴的な白ウサギである。 より一般的には「ウォルター」と呼ばれている。 SCP-524は、その異常性質を除いては無害な為、特別な安全策は敷かれていない。 飼育担当員がいない場合に備え、脱走を知らせるためのセンサーを付けた5m四方の囲いに置かれてはいるが、生物系SCiPとしては緩い方の監視体制であろう。 *雑食性 SCP-524の異常性質は、項目名にもある通りその雑食性にある。 とはいえ、その食性は雑食はおろか悪食のレベルであり、食用であるか否かを問わず&bold(){文字通り何でも}食べる事が出来る。 その食べ方こそ普通のウサギと同じである物の、木材、鋼鉄、ガラス、果ては&color(#FF0000){&bold(){数kgの放射性物質}}すら食べる事が可能である。 おまけに、他のフィクションだと悪食キャラでも物によっては腹を壊す事はよくあるが、SCP-524に関しては&bold(){悪影響が観察された事は一切無い。} 何でも食べる上に、どうやら生きる栄養源として活用しているようであり、特別収容プロトコル内でもSCP-524に対してはあてがわれるべき特定の食事が存在しないと書かれている。 SCP-524が脱走について監視されているのは、脱走時に財団施設の重要な部分を食べてしまう懸念がある為である。 実際、SCP-524が発見されたのは、20██年秋の大規模停電がきっかけである。 (&link_anchor(*1){*1}) SCP-524はこの大規模停電の原因だったが、SCP-524は&bold(){たった1羽で数基の原子炉を食べ、発電所の1つを停止に追い込んだのである。} 財団が発見した時も、SCP-524は大きな電線を齧っていた。雑食過ぎる上に食欲がありすぎる。 ただ、別に[[カリカリくん>SCP-1616]]のような、異常な方法で食べるわけではなく、あくまで自分の届く範囲内しか食べる事は出来ない。雑食性以外は普通のウサギである。 SCP-524は、明らかに矛盾した行動であるが、どういう訳か&bold(){自分自身を食べる事すら可能である。} まずは尻尾を齧り始め、後ろ足から頭へと食べていき、前足と首当たりまで食べたところで、どういう訳か口を裏返して頭全体を飲み込んで消滅する。 そして30分前後経った後に、SCP-524は自身を食べた場所付近に再出現する。自分自身を食べる過程の前後において、SCP-524は傷ついた様子を見せていない。 いくら雑食が過ぎても、原子炉を食い破って放出された空間放射線の害を受けないのは説明がつかないし、また自分自身を食べて再出現する性質から、SCP-524は不死かもしれないが、本文中には書かれていないので不明である。 SCP-524は何でも食べる事が出来る。あの&font(l){クソトカゲ}[[SCP-682]] (不死身の爬虫類) でさえも食べてしまう。 SCP-682の収容室に解き放った際、SCP-682の右前足を齧るところまではうまく行ったが、その後SCP-682は壁を4mよじ登ってSCP-524の届かない位置に移動してしまった。 SCP-524は届かない位置にいるSCP-682に対して興味を失ったようであり、顔を洗う動作をした後、隔壁を食べ始めてしまった為試験は中止された。 SCP-524は文字通り何でも食べる事が出来るが、それ以外の行動はただのウサギでしかなく、SCP-682を食べきるのを期待するのが間違っていたのかもしれない。 なお、SCP-682はSCP-524を威嚇こそしたが、逃げるのみでSCP-524に危害を加える様子はなかった。 あの人畜無害な[[SCP-999]] (くすぐりオバケ) すら踏みつぶす、生物を全て憎悪するSCP-682にして、なぜ何も手出しをしなかったのは不明である。 届かない範囲内に逃げていれば試験の中止理由になる隔壁を齧る行為に及ぶと考えたのか、SCP-524が不死であると考えたのかもしれないが、想像の範疇でしかない。        /)) 追記・修正は(・  )゚ <ガジガジガジガジ ---- #right(){SCP-524 - Walter the Omnivorous Rabbit by Dr Gerald http://www.scp-wiki.net/scp-524 http://ja.scp-wiki.net/scp-524 (翻訳) この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。 } ---- &aname(*1,option=nolink){(*1)}ディスカッション内では、これの元ネタは2003年8月14日に発生した北アメリカの大停電だろうとされているが、真偽は不明である。本家の記事である以上アメリカ国内を想定しているだろうという予想と、一応停電の原因は送電管理システムのダウンとされているが、この原因がはっきりとは確定していないのも理由であろう。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 紙魚入るじゃないんだから文字食べるなしwww -- 名無しさん (2017-10-21 19:38:24) - おれはパセリ…… -- 名無しさん (2017-10-21 19:44:23) - 空間とか概念を齧りだしてKeter認定されたりしませんように… -- 名無しさん (2017-10-21 20:15:19) - 餌さえやっとけば抑えられるからKeterの域にはなってないのかな -- 名無しさん (2017-10-21 21:13:23) - ↑2「安全な収容状態(性質が安全とは言ってない)を保ち続けられる」がセーフの条件だし、なんでも食う以外はただのウサギのウォルターは十分safe。野放しにしたらやばいのは他の一部safeもだしな -- 名無しさん (2017-10-21 21:29:11) - そうか、あのクソトカゲすらも食うのか。人が食われないって保証がないけど大丈夫ですかね、コイツ -- 名無しさん (2017-10-21 21:44:19) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2017/10/21 (土) 19:18:32 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 3 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- SCP-524は、シェアード・ワールド[[The SCP Foundation]]に登場する[[オブジェクト>オブジェクト(The SCP Foundation)]] (SCiP) のひとつである。 項目名は『Walter the Omnivorous Rabbit (雑食ウサギのウォルター)』、[[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(The SCP Foundation)]]はSafeである。 *概要 SCP-524は、種としてはアナウサギ (&italic(){Oryctolagus cuniculus}) に当たるウサギであり、左右対称の黒い斑点が特徴的な白ウサギである。 より一般的には「ウォルター」と呼ばれている。 SCP-524は、その異常性質を除いては無害な為、特別な安全策は敷かれていない。 飼育担当員がいない場合に備え、脱走を知らせるためのセンサーを付けた5m四方の囲いに置かれてはいるが、生物系SCiPとしては緩い方の監視体制であろう。 *雑食性 SCP-524の異常性質は、項目名にもある通りその雑食性にある。 とはいえ、その食性は雑食はおろか悪食のレベルであり、食用であるか否かを問わず&bold(){文字通り何でも}食べる事が出来る。 その食べ方こそ普通のウサギと同じである物の、木材、鋼鉄、ガラス、果ては&color(#FF0000){&bold(){数kgの放射性物質}}すら食べる事が可能である。 おまけに、他のフィクションだと悪食キャラでも物によっては腹を壊す事はよくあるが、SCP-524に関しては&bold(){悪影響が観察された事は一切無い。} 何でも食べる上に、どうやら生きる栄養源として活用しているようであり、特別収容プロトコル内でもSCP-524に対してはあてがわれるべき特定の食事が存在しないと書かれている。 SCP-524が脱走について監視されているのは、脱走時に財団施設の重要な部分を食べてしまう懸念がある為である。 実際、SCP-524が発見されたのは、20██年秋の大規模停電がきっかけである。 (&link_anchor(*1){*1}) SCP-524はこの大規模停電の原因だったが、SCP-524は&bold(){たった1羽で数基の原子炉を食べ、発電所の1つを停止に追い込んだのである。} 財団が発見した時も、SCP-524は大きな電線を齧っていた。雑食過ぎる上に食欲がありすぎる。 ただ、別に[[カリカリくん>SCP-1616]]のような、異常な方法で食べるわけではなく、あくまで自分の届く範囲内しか食べる事は出来ない。雑食性以外は普通のウサギである。 SCP-524は、明らかに矛盾した行動であるが、どういう訳か&bold(){自分自身を食べる事すら可能である。} まずは尻尾を齧り始め、後ろ足から頭へと食べていき、前足と首当たりまで食べたところで、どういう訳か口を裏返して頭全体を飲み込んで消滅する。 そして30分前後経った後に、SCP-524は自身を食べた場所付近に再出現する。自分自身を食べる過程の前後において、SCP-524は傷ついた様子を見せていない。 いくら雑食が過ぎても、原子炉を食い破って放出された空間放射線の害を受けないのは説明がつかないし、また自分自身を食べて再出現する性質から、SCP-524は不死かもしれないが、本文中には書かれていないので不明である。 SCP-524は何でも食べる事が出来る。あの&font(l){クソトカゲ}[[SCP-682]] (不死身の爬虫類) でさえも食べてしまう。 SCP-682の収容室に解き放った際、SCP-682の右前足を齧るところまではうまく行ったが、その後SCP-682は壁を4mよじ登ってSCP-524の届かない位置に移動してしまった。 SCP-524は届かない位置にいるSCP-682に対して興味を失ったようであり、顔を洗う動作をした後、隔壁を食べ始めてしまった為試験は中止された。 SCP-524は文字通り何でも食べる事が出来るが、それ以外の行動はただのウサギでしかなく、SCP-682を食べきるのを期待するのが間違っていたのかもしれない。 なお、SCP-682はSCP-524を威嚇こそしたが、逃げるのみでSCP-524に危害を加える様子はなかった。 あの人畜無害な[[SCP-999]] (くすぐりオバケ) すら踏みつぶす、生物を全て憎悪するSCP-682にして、なぜ何も手出しをしなかったのは不明である。 届かない範囲内に逃げていれば試験の中止理由になる隔壁を齧る行為に及ぶと考えたのか、SCP-524が不死であると考えたのかもしれないが、想像の範疇でしかない。        /)) 追記・修正は(・  )゚ <ガジガジガジガジ ---- #right(){SCP-524 - Walter the Omnivorous Rabbit by Dr Gerald http://www.scp-wiki.net/scp-524 http://ja.scp-wiki.net/scp-524 (翻訳) この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。 } ---- &aname(*1,option=nolink){(*1)}ディスカッション内では、これの元ネタは2003年8月14日に発生した北アメリカの大停電だろうとされているが、真偽は不明である。本家の記事である以上アメリカ国内を想定しているだろうという予想と、一応停電の原因は送電管理システムのダウンとされているが、この原因がはっきりとは確定していないのも理由であろう。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 紙魚入るじゃないんだから文字食べるなしwww -- 名無しさん (2017-10-21 19:38:24) - おれはパセリ…… -- 名無しさん (2017-10-21 19:44:23) - 空間とか概念を齧りだしてKeter認定されたりしませんように… -- 名無しさん (2017-10-21 20:15:19) - 餌さえやっとけば抑えられるからKeterの域にはなってないのかな -- 名無しさん (2017-10-21 21:13:23) - ↑2「安全な収容状態(性質が安全とは言ってない)を保ち続けられる」がセーフの条件だし、なんでも食う以外はただのウサギのウォルターは十分safe。野放しにしたらやばいのは他の一部safeもだしな -- 名無しさん (2017-10-21 21:29:11) - そうか、あのクソトカゲすらも食うのか。人が食われないって保証がないけど大丈夫ですかね、コイツ -- 名無しさん (2017-10-21 21:44:19) #comment #areaedit(end) }

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