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ふゆう(ポケモン) - (2018/01/12 (金) 03:28:24) の1つ前との変更点
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&font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます
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ふゆうは[[ポケットモンスター]]シリーズのポケモンが持つ[[特性]]。
第三世代から導入された。
ゲーム中の説明では宙に浮き、[[じめんタイプ>じめんタイプ(ポケモン)]]の技を無効化する効果があるとされる。
説明を見た限りではよくある特定タイプの無効化特性である。
しかし、無効化特性のなかでは珍しく、吸収系の効果を一切持たない。
例えば「ちくでん」「ちょすい」「かんそうはだ」は特定タイプの技を無効化してHP回復、「ひらいしん」「よびみず」は技の引き寄せた上で無効化して能力アップ、「もらいび」は無効化+ほのお技の威力アップという効果を持っている。
「ふゆう」にこのような効果は一切なく、無効タイプを増やす効果しかない。
…と書くと地味な効果に見えるだろう。しかし実際は「[[ひこうタイプ>ひこうタイプ(ポケモン)]]と同等の無効化耐性を得る」という代物である。
じめんタイプの技のみならず、[[まきびし、どくびし、ねばねばネット>撒き技(ポケモン)]]、特性ありじごくも無効化する。
吸収系の効果が一切ない半面、単純な特定タイプの無効化よりも効果の範囲が広く、防御面は優秀であるといえる。
ついでにひこうタイプ同様、変化技のすなかけだけは無効化されない、地面に展開されたフィールドまで無効化する、技「うちおとす」「サウザンアロー」を受けたとき地面に落ちる…などデメリットもひこうタイプとよく似ている。
この特性の大きな特徴は「無効化」の部分だけがひこうタイプと同等になるという点である。
つまりひこうタイプと異なり、弱点が増えることはない。
例えばじめん/ひこう複合タイプの[[グライオン]]や[[ランドロス]]はじめん技が無効、いわ技はひこうに抜群・じめんに半減で相殺され等倍のダメージを受ける。
これに対してドラゴン/じめん複合かつ特性ふゆうの[[フライゴン]]はじめんタイプ技が無効、いわタイプの技はじめんの半減のみでダメージ半減となる。
“タイプ”ではなく“特性”であるため、違うところは他にもある。
例えばひこうタイプは技「はねやすめ」使用後ターン終了時まで一時的に消失するが、ふゆうにそのような効果はない。
一方でふゆうは特性であるため特性「[[かたやぶり>かたやぶり(ポケモン)]]」によって無効化されるし、特性「トレース」で相手にコピーされる。
*特性ふゆうを持つポケモン
この特性は大きく二種類の系統に大別することが可能である。
-複合タイプを2つ持ち、ひこうタイプの代用としてふゆうを持つ
-単純に見た目が浮いているからふゆうを持つ
また、この特性を持つポケモンの大半は他の特性を持っていないというのも大きな特徴である。
一般ポケ最終進化形に限定すればドータクンを除くすべての種族がふゆう以外の特性を持たない。
準伝説以上のポケモンや、特性でフォルムチェンジを制御するポケモンであれば特性が一択となるケースはしばし見受けられるが、
専用特性・準専用特性を持たない一般ポケモンで複数の特性を持たない種族はふゆう持ちにのみ顕著に見られる傾向である。
**翼で飛んで地面から離れてます型
ビブラーバ、[[フライゴン]]、[[ラティアス]]、メガラティアス、[[ラティオス]]、メガラティオス、[[ギラティナ]](オリジンフォルム)、[[サザンドラ]]、[[クワガノン]]
クワガノン以外は全てドラゴンタイプのポケモンである。翼はあるが既に複合タイプを2つ持っているため、いわば3つめのタイプの扱いでひこうタイプの代わりにふゆうの特性が与えられている。
このシステムのお陰で、例えば“空を飛ぶ魔竜”サザンドラのようなポケモンが存在できるのである。
あく/ドラゴン複合になったらタイプ相性でじめんをスカす手段がなくなるというのもおかしいし、ドラゴン/ひこう複合であればあくタイプを持てなくなる。
ここに特性のふゆうを割り当てることで、ドラゴンとあくを持ちつつ空も飛べるという個性を持たせることが出来ているのである。
このように考えると絶妙な調整であるといえるだろう。
ひこうタイプの代用でふゆうを持つポケモンの能力や技の傾向はひこうタイプとよく似ており、「そらをとぶ」「アクロバット」「はねやすめ」「おいかぜ」などひこうタイプの技や「はがねのつばさ」を覚えられる。
ひこうタイプ同様、全体的に素早さも高い傾向にあり、ギラティナの素早さ種族値90でさえこのグループの中では鈍足である。クワガノンは言わずもがな。
**宙に浮いて浮遊してます型
ゴース、ゴースト、ドガース、[[マタドガス]]、ムウマ、[[ムウマージ]]、[[アンノーン]]、[[ルナトーン]]、[[ソルロック]]、ヤジロン、[[ネンドール]]、ヨマワル、リーシャン、[[チリーン]]、ドーミラー、[[ドータクン]]、[[マスキッパ]]、[[ロトム]]、[[ユクシー]]、[[エムリット]]、[[アグノム]]、[[クレセリア]]、シビシラス、シビビール、[[シビルドン]]、[[フリージオ]]
ガス、超能力、電磁浮遊など、何かしらの能力で宙に浮いている。
こちらのグループは類似点が殆どなく、ひこうタイプの技なども覚えられない。
一方でマタドガス、ソルロック、ルナトーン、ドータクン、ロトム、シビルドンなどじめんタイプが弱点のポケモンもおり、特性ふゆうのお陰で弱点をひとつ減らしている。
特にシビルドンはでんき単タイプに特性ふゆうが加わり、タイプ相性の上では弱点がゼロという素晴らしいことになっている。
逆にマスキッパは特性がなくてもじめんを半減できるのに、わざわざふゆうを与えられた謎の存在である。
地震読み無償降臨ができるだけまだマシと言えるだろうか。
スピンロトムに至ってはひこうタイプとふゆうの効果が被り、完全な死に特性と化している。
タイプと特性の両方を上書きされなければじめんタイプ無効が変わらない…と考えればある意味盤石ではあるが、その代償があまりにも大きい。
*余談
[[スピアー]]、[[ウルガモス]]、[[ジバコイル]]など、どう見ても浮いているが特性ふゆうもひこうタイプも持たないポケモンは非常に多い。
ここらへんは想像できるかもしれないが、メタ的な事情であろう。
見た目が浮いているポケモンに片っ端からふゆうを与えてもじめんタイプは涙目になるし、却って性能の劣化や没個性化を招きかねない。
彼らは特性により能力が強化され、それがシナリオ攻略や対戦で大いに役立っているのだ。
例えばメガスピアーは特性てきおうりょくがあるから対戦でそこそこの強さを発揮できるのであり、特性がふゆうにでもなった日には紙耐久もあいまって一気に弱体化しかねない。
ドラゴンタイプの割合が圧倒的に多いのはドラゴンが空を飛べるというイメージに加え、特性を第3タイプの代用で割り当てても十分な強さを発揮できるためであろう。
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ふゆうは[[ポケットモンスター]]シリーズのポケモンが持つ[[特性]]。
第三世代から導入された。
ゲーム中の説明では宙に浮き、[[じめんタイプ>じめんタイプ(ポケモン)]]の技を無効化する効果があるとされる。
説明を見た限りではよくある特定タイプの無効化特性である。
しかし、無効化特性のなかでは珍しく、吸収系の効果を一切持たない。
例えば「ちくでん」「ちょすい」「かんそうはだ」は特定タイプの技を無効化してHP回復、「ひらいしん」「よびみず」は技の引き寄せた上で無効化して能力アップ、「もらいび」は無効化+ほのお技の威力アップという効果を持っている。
「ふゆう」にこのような効果は一切なく、無効タイプを増やす効果しかない。
…と書くと地味な効果に見えるだろう。しかし実際は「[[ひこうタイプ>ひこうタイプ(ポケモン)]]と同等の無効化耐性を得る」という代物である。
じめんタイプの技のみならず、[[まきびし、どくびし、ねばねばネット>撒き技(ポケモン)]]、特性ありじごくも無効化する。
吸収系の効果が一切ない半面、単純な特定タイプの無効化よりも効果の範囲が広く、防御面は優秀であるといえる。
ついでにひこうタイプ同様、変化技のすなかけだけは無効化されない、地面に展開されたフィールドまで無効化する、技「うちおとす」「サウザンアロー」を受けたとき地面に落ちる…などデメリットもひこうタイプとよく似ている。
この特性の大きな特徴は「無効化」の部分だけがひこうタイプと同等になるという点である。
つまりひこうタイプと異なり、弱点が増えることはない。
例えばじめん/ひこう複合タイプの[[グライオン]]や[[ランドロス]]はじめん技が無効、いわ技はひこうに抜群・じめんに半減で相殺され等倍のダメージを受ける。
これに対してドラゴン/じめん複合かつ特性ふゆうの[[フライゴン]]はじめんタイプ技が無効、いわタイプの技はじめんの半減のみでダメージ半減となる。
“タイプ”ではなく“特性”であるため、違うところは他にもある。
例えばひこうタイプは技「はねやすめ」使用後ターン終了時まで一時的に消失するが、ふゆうにそのような効果はない。
一方でふゆうは特性であるため特性「[[かたやぶり>かたやぶり(ポケモン)]]」によって無効化されるし、特性「トレース」で相手にコピーされる。
*特性ふゆうを持つポケモン
この特性は大きく二種類の系統に大別することが可能である。
-複合タイプを2つ持ち、ひこうタイプの代用としてふゆうを持つ
-単純に見た目が浮いているからふゆうを持つ
また、この特性を持つポケモンの大半は他の特性を持っていないというのも大きな特徴である。
一般ポケ最終進化形に限定すればドータクンを除くすべての種族がふゆう以外の特性を持たない。
準伝説以上のポケモンや、特性でフォルムチェンジを制御するポケモンであれば特性が一択となるケースはしばし見受けられるが、
専用特性・準専用特性を持たない一般ポケモンで複数の特性を持たない種族はふゆう持ちにのみ顕著に見られる傾向である。
**翼で飛んで地面から離れてます型
ビブラーバ、[[フライゴン]]、[[ラティアス]]、メガラティアス、[[ラティオス]]、メガラティオス、[[ギラティナ]](オリジンフォルム)、[[サザンドラ]]、[[クワガノン]]
クワガノン以外は全てドラゴンタイプのポケモンである。翼はあるが既に複合タイプを2つ持っているため、いわば3つめのタイプの扱いでひこうタイプの代わりにふゆうの特性が与えられている。
このシステムのお陰で、例えば“空を飛ぶ魔竜”サザンドラのようなポケモンが存在できるのである。
あく/ドラゴン複合になったらタイプ相性でじめんをスカす手段がなくなるというのもおかしいし、ドラゴン/ひこう複合であればあくタイプを持てなくなる。
ここに特性のふゆうを割り当てることで、ドラゴンとあくを持ちつつ空も飛べるという個性を持たせることが出来ているのである。
このように考えると絶妙な調整であるといえるだろう。
ひこうタイプの代用でふゆうを持つポケモンの能力や技の傾向はひこうタイプとよく似ており、「そらをとぶ」「アクロバット」「はねやすめ」「おいかぜ」などひこうタイプの技や「はがねのつばさ」を覚えられる。
ひこうタイプ同様、全体的に素早さも高い傾向にあり、ギラティナの素早さ種族値90でさえこのグループの中では鈍足である。クワガノンは言わずもがな。
**宙に浮いて浮遊してます型
ゴース、ゴースト、ドガース、[[マタドガス]]、ムウマ、[[ムウマージ]]、[[アンノーン]]、[[ルナトーン]]、[[ソルロック]]、ヤジロン、[[ネンドール]]、ヨマワル、リーシャン、[[チリーン]]、ドーミラー、[[ドータクン]]、[[マスキッパ]]、[[ロトム]]、[[ユクシー]]、[[エムリット]]、[[アグノム]]、[[クレセリア]]、シビシラス、シビビール、[[シビルドン]]、[[フリージオ]]
ガス、超能力、電磁浮遊など、何かしらの能力で宙に浮いている。
こちらのグループは類似点が殆どなく、ひこうタイプの技なども覚えられない。
一方でマタドガス、ソルロック、ルナトーン、ドータクン、ロトム、シビルドンなどじめんタイプが弱点のポケモンもおり、特性ふゆうのお陰で弱点をひとつ減らしている。
特にシビルドンはでんき単タイプに特性ふゆうが加わり、タイプ相性の上では弱点がゼロという素晴らしいことになっている。
逆にマスキッパは特性がなくてもじめんを半減できるのに、わざわざふゆうを与えられた謎の存在である。
地震読み無償降臨ができるだけまだマシと言えるだろうか。
スピンロトムに至ってはひこうタイプとふゆうの効果が被り、完全な死に特性と化している。
タイプと特性の両方を上書きされなければじめんタイプ無効が変わらない…と考えればある意味盤石ではあるが、その代償があまりにも大きい。
*余談
[[スピアー]]、[[ウルガモス]]、[[ジバコイル]]など、どう見ても浮いているが特性ふゆうもひこうタイプも持たないポケモンは非常に多い。
ここらへんは想像できるかもしれないが、メタ的な事情であろう。
見た目が浮いているポケモンに片っ端からふゆうを与えてもじめんタイプは涙目になるし、却って性能の劣化や没個性化を招きかねない。
彼らは特性により能力が強化され、それがシナリオ攻略や対戦で大いに役立っているのだ。
例えばメガスピアーは特性てきおうりょくがあるから対戦でそこそこの強さを発揮できるのであり、特性がふゆうにでもなった日には紙耐久もあいまって一気に弱体化しかねない。
ドラゴンタイプの割合が圧倒的に多いのはドラゴンが空を飛べるというイメージに加え、特性を第3タイプの代用で割り当てても十分な強さを発揮できるためであろう。
追記・修正は空中に浮遊しながらお願いします。
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