SCP-123-J

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&font(#6495ED){登録日}:2018/07/06 Fri 20:08:35 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&font(b,blue,30px){これがバターじゃないなんて信じられない!}} SCP-123-Jはシェアード・ワールド『[[SCP Foundation]]』に登場する[[オブジェクト>オブジェクト(SCP Foundation)]](SCiP)。 [[オブジェクトクラス>オブジェクトクラス(SCP Foundation)]]はSafe。 &font(b,20px){概要} SCP-123-J-1は“バターじゃないなんて信じられない!(I Can't Believe It's Not Butter)”という文字が記されたプラスチック容器であり、 その中に充填された、可食物質として形成された油脂化合物をSCP-123-Jに指定している。 財団はこの製品の製造会社に調査を試みたが、いかなるオカルト組織との関連も見つからなかった。 このSCP-123-JをSCP-123-J-2の上に塗り広げて食用すると、食べた人は一様に「バターのような味である」と報告する。 そこでSCP-123-Jが天然バターでないことを伝えると、食べた人はそれに懐疑的な意見を示すようになる。 とある財団エージェントはメリーランド州のスーパーマーケットでこれを購入し、SCP-123-J-2を使用して 別のエージェントにそれがバターであるかを確認させた。すると手渡された方のエージェントはSCP-123-J-2をすべて食べた後、 財団に警報を発した。当初は誤報を疑われたが、後に二人共昇進したという。 [[Dクラス>Dクラス(SCP Foundation)]]に摂食させたときのインタビュー記録はこちら。 >&font(b){インタビュー対象:} D-6539 > >&font(b){インタビュアー:} Dr. █████ > >&font(b){端書き:} D-6539はSCP-123-J-2上に塗られたSCP-123-Jをたった今摂食した。 > >&font(b){<記録開始>} > >&font(b){Dr. █████:} どんな具合かね? > >&font(b){D-6539:} まるで一日に推奨される量の栄養素やビタミンをめっちゃ安上がりに摂取できたように感じるよ! > >&font(b){Dr. █████:} SCP-123-Jが実はバターではないと言ったらどうする? > >&font(b){D-6539:} それマジ? (防犯カメラ1へ向き直る) これがバターじゃないなんて信じられない! > >&font(b){Dr. █████:} (小さく含み笑いする) ところがそうなんだ、SCP-123-Jは実際には植物油から構成されている。天然バターに見られる厄介な飽和脂肪酸をまったく添加していないから、慣れ親しんだ味を提供してくれるSCP-123-Jは信頼できるんだ。しかも非常に低価格で、心臓の健康にも役立つ! > >&font(b){D-6539:} ワーオ! > >&font(b){<記録終了>} > >&font(b){末尾陳述:} なお、D-6539は月末解雇のために移送されましたが、SCP-123-Jのおかげでコレステロール摂取量が健康的な標準値まで減少したという自信を持って去りました。 そうなのである。SCP-123-Jはバターに似た味でありながらバターではない。 そして植物油から構成されているためにSCP-123-Jはバターよりも健康にいい。 パン食文化のSCP-ENでは特に助かるアノマリーであろう。 こんなにすごいアノマリーをほうっておいては財団の名がすたる。 そこで財団はスーパーマーケットでSCP-123-Jを確認次第、それとともにSCP-123-J-2を複数一緒に購入することを推奨されている。 なお、使用は財団職員の自由であるが、室温より高い気温に晒されると塗布するのに向かなくなるので、 冷蔵庫での保管が推奨されている。 ---- #right(){CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-123-J - Amazing Butter-like Substance! by Salman Corbette http://scp-wiki.net/scp-123-j http://ja.scp-wiki.net/scp-123-j この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。 } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ } #include(テンプレ3) さて、SCP-123-Jは末尾にJがついていることから、 SCPに慣れ親しんだ読者ならこれがジョークオブジェクトであることはお分かりいただけているであろう。 ではこれはなんなのか。 [[&font(b,blue,24px){マーガリン}>SCP-123-J]] &font(#6495ED){登録日}:2018/07/06 Fri 20:08:35 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- マーガリンとは、植物性脂肪から作られる加工食品である。 熊本県のローカルタレントでスザンヌの妹もマーガリンだが、この項目では扱わない。 #openclose(show=▷ 目次){ #contents() } *概要 元々ナポレオン3世が安価なバターの代用品を戦争準備のために求めたところ、 メージュ・ムーリエ・イポリットが牛脂に牛乳などを加え硬化したものを考案。 これをオレオマーガリンと呼んだ。マーガリンとはマーガライト(希:真珠)から来た言葉で、 真珠のように輝くからマーガリンという名前をつけたのである。 輝く…?と思った人もいるだろうが、実はマーガリンの光沢は非常に美しいことはよく知られている((例として、歌手の高橋ジョージはポマードの代わりにマーガリンを髪に塗ったことがあるらしく、「素晴らしいテカリが出る。ただし放っておくと髪の毛に蟻がたかるので注意が必要」と語っている))。 このオレオマーガリンの時点ではまだバターとは製法が違うに留まっていたが、 ニッケル触媒を用いる水素添加反応で植物油が硬化することが発見されると、 牛乳を全く使わない代用品の完成。これが現在のマーガリンである。 動物性脂肪ではなく植物性脂肪から作られるために、バターに比べるとあっさりした味になる。 しかし製法如何によってはバターと遜色ない味を出すことができるので、 代用品として安価で安定供給が可能、そして健康志向の人間やヴィーガンなどには好まれることになる。 また昨今では単なる代用品としてではなく、マーガリン自体の強みを活かした商品も販売されている。 中にはマーガリンにバターを足した物質も出てきている。 日本では単純に塗るだけでなく、小倉餡のコッペパンなどにマーガリンを入れるなどすることも多い。 *マーガリンは危険? しばしば、日本においては「欧米に比べてマーガリンの規制が進んでいない」という声が見られる。 SCP-123-Jのインタビューではマーガリンはバターに比べて健康的という印象を受けるが、 実際のところ、バターにはないトランス脂肪酸がマーガリンには存在し、これが心臓疾患の原因としてよく持ち出される。 WHOも摂取量を全エネルギーの1%以下に留めることを勧告しており、これに伴い トランス脂肪酸の削減政策を行う国もある。 …が、日本人はそもそも主食といえばパンより米である米食文化に生きており、 かつトランス脂肪酸の吸収を抑えるリノール酸をサラダ油や菜種油などの油から摂取することが多い日本人にとって、 トランス脂肪酸はそもそもWHOの勧告以下の摂取量であり、実は日本で騒ぐ理由は全く無かったりする。もちろん個人の食生活にもよるが。 しかもそうであるにも関わらず、日本企業はよりマーガリンの品質向上のために日夜奮闘し、 トランス脂肪酸の含有率を低減させているのである。 シナモンだって水だって過剰摂取すれば死ぬ。でも、普通の人は過剰摂取しない。 マーガリンも、普通の人にとっては過剰摂取などかなり遠い前提である。 あなたが欧米人だったり、日本人だけど焼きたてジャぱんしてるならともかく、普通の人はことさらに騒ぐまでもない。 ちなみに「マーガリンは食べるプラスチックと呼ばれている」というのも有名な話だが、 実はあれは「可塑性油脂」と訳すべきところを「プラスチック油脂」と誤訳してしまったところからくるデマ。 「可塑性」とは力を加えると変形し、その力を取り除いても元に戻らない性質のことを言うが、 この場合は熱可塑性…つまり熱によって柔らかくなり、冷えると固まる性質のことを指している。 プラスチック(名詞)もまさにその意味で「熱可塑性樹脂」=「プラスチック」と呼ばれているのであり、 身近なところではチョコレートもこの性質を持つが、だからといってきのこの山をプラスチックという人はまさかおるまい。 他にメジャーな例で言えば「プラスチック爆薬」あたりだろうか。これも「可塑性」という意味のプラスチックである。 もっと言えばそれこそ&bold(){バターも可塑性油脂}である。 *ファットスプレッドとマーガリンの違い ファットスプレッドは、「マーガリン類」とされる食品の中で、油脂の占める割合が80%未満のものを指す。 80%以上だとマーガリンというわけである。 で、昨今は上述のような理由からトランス脂肪酸を減らしているが、そもそも健康志向を目指すために マーガリンが作られたこともあり、より脂肪を少なくしようという方向に動いているので、 現在主流なマーガリンは、実はファットスプレッドだったりする。 マーガリンと違い、バターの代用として料理に使うのには向いておらず、 ほぼほぼ塗って食べるためのものである。 *SCP-123-Jはつまり &font(b){マーガリンの宣伝である。} ちなみにSCP-123-J-2はマーガリンを塗るためのパンのことである。 確かにパンがないとマーガリンだけあっても困るもんね?%%マーガリンだけ食べる人も極少数いるけど%% ちなみに『I Can't Believe It's Not Butter』は実際に米国に存在するマーガリンのブランドである。 #center(){&font(b,30px){SCP-123-J - &ruby(素晴らしきバター様物質!){Amazing Butter-like Substance!}}} ---- #right(){CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-123-J - Amazing Butter-like Substance! by Salman Corbette http://scp-wiki.net/scp-123-j http://ja.scp-wiki.net/scp-123-j この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。 } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,4) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }
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