Elysion 〜楽園幻想物語組曲〜(Sound Horizon)

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&font(#6495ED){登録日}:2011/01/03(月) 23:41:53 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- Elysion 〜楽園幻想物語組曲〜とは、[[Sound Horizon]]の通算4枚目にして、メジャーデビュー一作目のCDアルバムである。 このCDの半年前に、バージョン違いの「Ark」・「Yield」を収録したプロローグCD『Elysion 〜楽園への前奏曲〜』が発売されている(こちらをメジャーデビュー一作目とする説もある)。 *概要 作詞作曲は「人殺しソング界の貴公子」(コンサート中のナレーションより)[[Revo]]が担当。 歌い手は主にAramary(あらまり)。 あらまり女史はこのCDを最後にSound Horizonを脱退し、これを境にSound Horizonは一期・二期と呼ばれる。 手早く言えば 一期:『Elysion』まで(メインボーカルがあらまり女史) 二期:『少年は剣を…』以降(『[[Roman]]』等。歌い手多数・語りは別キャストが担当、必ず「[[似て非なる人々>Revo]]」がアルバム1曲目を歌う) 未だにあらまり女史の復活を望むサンホラーは少なくない。 なお女史が去ったため、それ以降のライブでは本作収録楽曲をカバーする歌い手が場合によって異なり、時によっては語りもカットされたりしている。 CDの収録順は当前 1曲目→2曲目→3曲目→……… となってはいるが、歌詞カードであるブックレットには 01→スタッフ・キャスト紹介→03→10→05→08→07→06→09→04→02 の順で歌詞が掲載されている。 #center(){&font(#ff0000){なんて初見殺し}} だが、規則性のある並びなので馴れたら簡単である。 CDのジャケットとブックレットを裏返すと『楽園』のもう一つの顔が顕れる。 *主な参加メンバー ・Aramary 本作の主役。全曲でボーカル・コーラス・語りを担当し、「楽園」と「奈落」、その二つを歌っている。 コンサート版では曲ごとに少女・淑女・老婆・花嫁…等姿をも変える七変化ぶりを見せ、アンコール時のMCも担当した。 ・[[Jimang>じまんぐ]] 本作のキーパーソンとも言える「仮面の男」役として語りを担当(「エルの天秤」では歌にも参加)。 コンサート版ではその他に「パフォーマンス」ともクレジットされ、「仮面の男」の他「Ark」の「兄」役も担当している。 ・Revo 作詞・作曲・編曲・ギター等演奏担当。この頃は「幻想楽団」の「御領主様」と呼ばれていた。 彼もコンサート版では「パフォーマンス」の肩書が追加されており、台詞こそアンコール時の挨拶(ノリよさげ)くらいだがバグパイプを吹いたりこっそり役を演じていたりした。 またこの時期掛けていたサングラスは現在のものとは異なりうっすらと目元が見えるくらい薄い色のもので、DVDのメイキング映像では眼鏡顔も見られた。 …ここから何がどうなって、デフォルト衣装が礼服でアンコールに[[『超→重↓力↑!』>Sound Horizonのライブ曲]]とか叫んだりするようになったのかは謎。 *コンサート版 2005年7月に本作を題材としたコンサートが開催され、同年9月の追加公演は『Elysion 〜楽園パレードへようこそ〜』としてDVDが発売された。 総合演出は『帝都大戦』等のエフェクト演出で有名なスクリーミング・マッド・ジョージ氏で、カーテンコールに登場している。 2期のストーリーコンサートとの主な違いは、アルバムから曲順が『エルの肖像』→『笛吹き男とパレード』→『エルの天秤』→『魔女とラフレンツェ』→『Baroque』→弦楽四重奏→【エルの楽園[→ side:A →]】→他アビスパート→『エルの楽園[→ side:E →]』と変更されている事。 ほぼ全曲を喉が枯れ気味になりながらも歌い、そして現れる女性たちを演じたあらまり女史。 同じく衣装・楽器を場面ごとに替えながら、(少しだけ曲中の物語にも参加しつつ)演奏や&bold(){指揮}に専念し続けた&font(l){1年後『Roman』ツアーで戴冠式を挙げ、8年後紅白に出演して歌うとは知る由もない}Revo氏(平服)。 時に仮面の男や「兄」として現れ、アンコールで持ち歌を披露したじまんぐ氏。 初回特典ディスクのライブメイキング映像(素に近い出演者陣が見られる)やエルの楽園PVといった貴重な映像が収録されている。 &font(#ff0000){が} 視る時は心して視るように。 特にエルの楽園。 もう…そういうことじゃないわ♪ *ストーリー・曲目 物語の舞台、時代背景は未だに熱い討議が繰り広げられている。 主な登場人物は仮面の男=アビス(CD・ライブ:Jimang、PV版アクター:Revo)と、その娘のエル(赤目白髪幼女) ここではCDの収録順に曲目を紹介する。 ※若干のネタバレあり 01.エルの楽園[→side:E→] 「ねぇ…お父様」 エル可愛いよエル。 でもDVDは視ちゃダメ、絶対。 PVも視ちゃダメ、絶対。 派生曲としてコンサート版『[[Moira>Moira(Sound Horizon)]]』のアンコールで披露された『アルテミシアの楽園[side:Elef]』がある。 02.&font(#800080){A}rk 「さぁ、楽園へ還りましょう……」 ある施設で育てられた兄(フレーデル)と妹(ソロル)。しかし、ある日を境に二人はすれ違ってしまい…… ヤンデレ妹の悲劇を歌っているが、冒頭の歌詞と近未来的な語りの内容は[[より恐ろしい可能性>洗脳]]を想起させる。 その推測を補強する様に、コンサート版ではこの「兄妹」のみアルバムのイラストとは全く違う姿をしており…。 また後の『Nein』ではOP曲に「檻の中の箱庭」という本作冒頭の様な名がつけられており、内容も&font(#ff0000,u){&font(#ffffff){檻の中の少女を見る監視卿で終わる「Ark」・歌い手が檻の様な孤独の中「箱庭」の人々の心に干渉する「檻の中の箱庭」と奇妙な符合を示している。}} ちなみに2009年のライブ『第三次領土拡大遠征凱旋記念 国王生誕祭』では、じまんぐ氏(本編ライブ時の兄役)があらまり女史の代役を務め、Revo氏も時折歌を挟むという形で披露された。   03.エルの絵本【魔女とラフレンツェ】 「――オノレラフレンツェ」 あの世の扉の番をする少女、ラフレンツェ。そこに現れた一人の青年にラフレンツェは想いを寄せていくが…… ギリシア神話のオルフェウス、そしてラプンツェルの話をベースにしていると思われている。[[イナズマなイレブン>イナズマイレブン]]の方ではない。 歌詞がなんかエロい。 第七の地平線でラフレンツェの出自が明らかになる。 余談だがその地平線の「屍揮者」と、コンサート版でエル顔ラフレンツェの前に現れたオルフェウスはどこか似ているような…。 04.&font(#0000ff){B}aroque 「[[私の紅い真珠は歪んでいるのでしょうか?>百合]]」 教会に自らの罪を独白する少女。しかし、その内容は…… &font(#0000ff){ まさかのオール語り。}コンサート版では「懺悔」が拡張されたのかシスター姿だった。 一流のサンホラーになりたいなら暗記してみよう。 05.エルの肖像 「最愛の娘エリスの8つの誕生日に……」 ある廃屋で少年が見つけた、少女の肖像画。彼は彼女に恋をしてしまう――。 「第四の地平線」という単語が登場。   06.&font(#008000){Y}ield 「恋心 甘い果実 真っ赤な果実」 伴侶がいる男性に恋する少女。彼女は報われない想いを強引に終わらせる。 歌詞がなんかエロい。 派生曲にYEAHld(『Roman』アンコールで披露)がある。 スイーツ(笑)とか言っちゃダメ。 3-1+1-2はこの曲を語るに欠かせない式 07.エルの天秤 「残念だったねェ」 駆け落ちを試みる男と女。しかし、仮面の男が行く手を遮る。 このCD最大の決め台詞が聴ける。 Sound Horizon流行語大賞にも選ばれた。 第五の地平線と繋がっている。また『星の綺麗な夜』では「第四の仮面の様に(背後から)」という歌詞が登場した。 08.&font(#ffdc00){S}acrifice 「ごめんなさい神様 あの願いは嘘なんです」 貧しいながらも幸福だった姉妹。だが、妹の受胎が発覚し…… コンサート版ラストでは姉もまた「サクリファイス」になったと思しき演出がされた。 09.エルの絵本【笛吹き男とパレード】 「楽園パレードへようこそ!」 仮面の男が心に闇を抱えた者を探し、各地を巡る。 カラオケでは鬼門。 『Nein』コンサートのアンコールでは『StarDust』の「私」(歌:Fuki)を実際にこの台詞で捕えた。 10.&font(#ff0000){S}tarDust 「お揃いね私達 これでお揃いね」 着飾る物は全て&font(#ff0000){深紅}の女性。しかし、彼女が愛した男性が着ていた服は…… 超[[ヤンデレ]]な歌。歌詞が歌詞なのでよくMADとかに使われる。 『The Assorted Horizons』収録版(歌:栗林みな実)では曲中語りがカットされ新規歌詞が追加されたためか輝いて終わり、『Nein』版では別の女性とライブナレーターが語りを分担して担当した。 第九の地平線の『憎しみを花束に代えて』(歌:Fuki)ではレズ化した。 11.エルの楽園[→side:A→] 「本当はね…知っているの…」 エルは気付いてしまう。楽園とは奈落であり、奈落とは楽園である事を……。           エル 挟み込まれた四つの《楽園》に惑わされずに #center(){垂} #center(){直} #center(){に} #center(){堕} #center(){ち} #center(){れ} #center(){ば} #center(){其処は} #center(){&font(#800080){A}&font(#0000ff){B}&font(#008000){Y}&font(#ffdc00){S}&font(#ff0000){S}} 時系列的には「エルの肖像」→「魔女とラフレンツェ」→「エルの天秤」→「エルの楽園E」→「エルの楽園A」→奈落5曲→「パレード」が正しいらしい。 これについては「地平線への鍵」というサイトにおいて興味深い考察が成されているので一読の価値あり。 一応ざっくりと考察を追うと以下のような感じである。 仮面の男「昔見た絵画の女の子が忘れられない…そうだ!冥府の魔女を篭絡してその女の子を懐胎させよう!」 &font(#ff0000){冥府の魔女「そうと気付かずやってしまいましたわ…絶対に許さない。死んでもエルに会えなくする」} 仮面の男「なんてことだ…でも転生したエルに会える可能性が微粒子レベルで存在してる!&font(#800080){A}&font(#0000ff){B}&font(#008000){Y}&font(#ffdc00){S}&font(#ff0000){S}みたいな同類を集めてみんなで夢を叶えよう!」 &color(crimson){先代の魔女「未来永劫エルは天国お前は渡し守だから絶対叶わんけどなw」} *メディアミックス Sound Horizonは2014年10月にメジャーデビュー10周年を迎え、それを記念してSound Horizonのアルバムを小説&コミック化するというプロジェクトがKADOKAWAより発表された。 Elysionも例外ではなく、小説化とコミック化が行われた。 **小説『Elysion 二つの楽園を廻る物語』 著:十文字青、挿絵:左 上・下巻に分かれており、アルバムやコンサートとも異なる曲(話)順となっている。 他のSound Horizonメディアミックス作品の例にもれず、あくまで解釈のひとつである。是非とも読んでみよう。 なお、挿絵を担当した左氏はサンホラーで、ファン活動を行っていたことがあるらしい。 **コミック『Elysion 二つの楽園を廻る物語』 解釈・構成:十文字青、漫画:木下さくら 上にある小説のコミカライズ。 エル「ねえwiki篭り」 wiki篭り「何だいエル?」 エル「明日は何の日か知ってる?」 wiki篭り「世界で一番可愛い女の子の誕生日」 エル「うふふ、私ね、お誕生日プレゼントは追記・修正がいいと思うわ」 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 小説やarkの漫画の方も触れていただきたい -- 名無しさん (2015-10-06 15:25:56) - Yieldは個の性質は重要でないから恋した対象は男性にすら限定されないと思うんだよな -- 名無しさん (2018-03-11 03:01:47) - 奇数のAYSが好き -- 名無しさん (2018-03-11 04:20:09) - 順番は奈落5曲の後で「エルの楽園A」だと思ってた。だって「四つの《楽園》に惑わされずに」 -- 名無しさん (2018-09-14 08:15:44) - DVDの、そんなにひどい内容なの? -- 名無しさん (2018-09-15 00:05:42) - 酷いってか二次元キャラを力技で現実に再現しようとした悲劇というか -- 名無しさん (2018-09-15 00:14:41) - ↑強いて言うなら2.5次元ミュージカルに着ぐるみキャラが出てきたような違和感があった。 -- 名無しさん (2018-09-15 15:50:36) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2011/01/03(月) 23:41:53 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- Elysion 〜楽園幻想物語組曲〜とは、[[Sound Horizon]]の通算4枚目にして、メジャーデビュー一作目のCDアルバムである。 このCDの半年前に、バージョン違いの「Ark」・「Yield」を収録したプロローグCD『Elysion 〜楽園への前奏曲〜』が発売されている(こちらをメジャーデビュー一作目とする説もある)。 *概要 作詞作曲は「人殺しソング界の貴公子」(コンサート中のナレーションより)[[Revo]]が担当。 歌い手は主にAramary(あらまり)。 あらまり女史はこのCDを最後にSound Horizonを脱退し、これを境にSound Horizonは一期・二期と呼ばれる。 手早く言えば 一期:『Elysion』まで(メインボーカルがあらまり女史) 二期:『少年は剣を…』以降(『[[Roman]]』等。歌い手多数・語りは別キャストが担当、必ず「[[似て非なる人々>Revo]]」がアルバム1曲目を歌う) 未だにあらまり女史の復活を望むサンホラーは少なくない。 なお女史が去ったため、それ以降のライブでは本作収録楽曲をカバーする歌い手が場合によって異なり、時によっては語りもカットされたりしている。 CDの収録順は当前 1曲目→2曲目→3曲目→……… となってはいるが、歌詞カードであるブックレットには 01→スタッフ・キャスト紹介→03→10→05→08→07→06→09→04→02 の順で歌詞が掲載されている。 #center(){&font(#ff0000){なんて初見殺し}} だが、規則性のある並びなので馴れたら簡単である。 CDのジャケットとブックレットを裏返すと『楽園』のもう一つの顔が顕れる。 *主な参加メンバー ・Aramary 本作の主役。全曲でボーカル・コーラス・語りを担当し、「楽園」と「奈落」、その二つを歌っている。 コンサート版では曲ごとに少女・淑女・老婆・花嫁…等姿をも変える七変化ぶりを見せ、アンコール時のMCも担当した。 ・[[Jimang>じまんぐ]] 本作のキーパーソンとも言える「仮面の男」役として語りを担当(「エルの天秤」では歌にも参加)。 コンサート版ではその他に「パフォーマンス」ともクレジットされ、「仮面の男」の他「Ark」の「兄」役も担当している。 ・Revo 作詞・作曲・編曲・ギター等演奏担当。この頃は「幻想楽団」の「御領主様」と呼ばれていた。 彼もコンサート版では「パフォーマンス」の肩書が追加されており、台詞こそアンコール時の挨拶(ノリよさげ)くらいだがバグパイプを吹いたりこっそり役を演じていたりした。 またこの時期掛けていたサングラスは現在のものとは異なりうっすらと目元が見えるくらい薄い色のもので、DVDのメイキング映像では眼鏡顔も見られた。 …ここから何がどうなって、デフォルト衣装が礼服でアンコールに[[『超→重↓力↑!』>Sound Horizonのライブ曲]]とか叫んだりするようになったのかは謎。 *コンサート版 2005年7月に本作を題材としたコンサートが開催され、同年9月の追加公演は『Elysion 〜楽園パレードへようこそ〜』としてDVDが発売された。 総合演出は『帝都大戦』等のエフェクト演出で有名なスクリーミング・マッド・ジョージ氏で、カーテンコールに登場している。 2期のストーリーコンサートとの主な違いは、アルバムから曲順が『エルの肖像』→『笛吹き男とパレード』→『エルの天秤』→『魔女とラフレンツェ』→『Baroque』→弦楽四重奏→【エルの楽園[→ side:A →]】→他アビスパート→『エルの楽園[→ side:E →]』と変更されている事。 ほぼ全曲を喉が枯れ気味になりながらも歌い、そして現れる女性たちを演じたあらまり女史。 同じく衣装・楽器を場面ごとに替えながら、(少しだけ曲中の物語にも参加しつつ)演奏や&bold(){指揮}に専念し続けた&font(l){1年後『Roman』ツアーで戴冠式を挙げ、8年後紅白に出演して歌うとは知る由もない}Revo氏(平服)。 時に仮面の男や「兄」として現れ、アンコールで持ち歌を披露したじまんぐ氏。 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教会に自らの罪を独白する少女。しかし、その内容は…… &font(#0000ff){ まさかのオール語り。}コンサート版では「懺悔」が拡張されたのかシスター姿だった。 一流のサンホラーになりたいなら暗記してみよう。 05.エルの肖像 「最愛の娘エリスの8つの誕生日に……」 ある廃屋で少年が見つけた、少女の肖像画。彼は彼女に恋をしてしまう――。 「第四の地平線」という単語が登場。   06.&font(#008000){Y}ield 「恋心 甘い果実 真っ赤な果実」 伴侶がいる男性に恋する少女。彼女は報われない想いを強引に終わらせる。 歌詞がなんかエロい。 派生曲にYEAHld(『Roman』アンコールで披露)がある。 スイーツ(笑)とか言っちゃダメ。 3-1+1-2はこの曲を語るに欠かせない式 07.エルの天秤 「残念だったねェ」 駆け落ちを試みる男と女。しかし、仮面の男が行く手を遮る。 このCD最大の決め台詞が聴ける。 Sound Horizon流行語大賞にも選ばれた。 第五の地平線と繋がっている。また『星の綺麗な夜』では「第四の仮面の様に(背後から)」という歌詞が登場した。 08.&font(#ffdc00){S}acrifice 「ごめんなさい神様 あの願いは嘘なんです」 貧しいながらも幸福だった姉妹。だが、妹の受胎が発覚し…… コンサート版ラストでは姉もまた「サクリファイス」になったと思しき演出がされた。 09.エルの絵本【笛吹き男とパレード】 「楽園パレードへようこそ!」 仮面の男が心に闇を抱えた者を探し、各地を巡る。 カラオケでは鬼門。 『Nein』コンサートのアンコールでは『StarDust』の「私」(歌:Fuki)を実際にこの台詞で捕えた。 10.&font(#ff0000){S}tarDust 「お揃いね私達 これでお揃いね」 着飾る物は全て&font(#ff0000){深紅}の女性。しかし、彼女が愛した男性が着ていた服は…… 超[[ヤンデレ]]な歌。歌詞が歌詞なのでよくMADとかに使われる。 『The Assorted Horizons』収録版(歌:栗林みな実)では曲中語りがカットされ新規歌詞が追加されたためか輝いて終わり、『Nein』版では別の女性とライブナレーターが語りを分担して担当した。 第九の地平線の『憎しみを花束に代えて』(歌:Fuki)ではレズ化した&footnote(余談だがその地平線のOP曲は「檻の中の箱庭」という「Ark」を彷彿させるような題名だった。)。 11.エルの楽園[→side:A→] 「本当はね…知っているの…」 エルは気付いてしまう。楽園とは奈落であり、奈落とは楽園である事を……。           エル 挟み込まれた四つの《楽園》に惑わされずに #center(){垂} #center(){直} #center(){に} #center(){堕} #center(){ち} #center(){れ} #center(){ば} #center(){其処は} #center(){&font(#800080){A}&font(#0000ff){B}&font(#008000){Y}&font(#ffdc00){S}&font(#ff0000){S}} 時系列的には「エルの肖像」→「魔女とラフレンツェ」→「エルの天秤」→「エルの楽園E」→「エルの楽園A」→奈落5曲→「パレード」が正しいらしい。 これについては「地平線への鍵」というサイトにおいて興味深い考察が成されているので一読の価値あり。 一応ざっくりと考察を追うと以下のような感じである。 仮面の男「昔見た絵画の女の子が忘れられない…そうだ!冥府の魔女を篭絡してその女の子を懐胎させよう!」 &font(#ff0000){冥府の魔女「そうと気付かずやってしまいましたわ…絶対に許さない。死んでもエルに会えなくする」} 仮面の男「なんてことだ…でも転生したエルに会える可能性が微粒子レベルで存在してる!&font(#800080){A}&font(#0000ff){B}&font(#008000){Y}&font(#ffdc00){S}&font(#ff0000){S}みたいな同類を集めてみんなで夢を叶えよう!」 &color(crimson){先代の魔女「未来永劫エルは天国お前は渡し守だから絶対叶わんけどなw」} *メディアミックス Sound Horizonは2014年10月にメジャーデビュー10周年を迎え、それを記念してSound Horizonのアルバムを小説&コミック化するというプロジェクトがKADOKAWAより発表された。 Elysionも例外ではなく、小説化とコミック化が行われた。 **小説『Elysion 二つの楽園を廻る物語』 著:十文字青、挿絵:左 上・下巻に分かれており、アルバムやコンサートとも異なる曲(話)順となっている。 他のSound Horizonメディアミックス作品の例にもれず、あくまで解釈のひとつである。是非とも読んでみよう。 なお、挿絵を担当した左氏はサンホラーで、ファン活動を行っていたことがあるらしい。 **コミック『Elysion 二つの楽園を廻る物語』 解釈・構成:十文字青、漫画:木下さくら 上にある小説のコミカライズ。 エル「ねえwiki篭り」 wiki篭り「何だいエル?」 エル「明日は何の日か知ってる?」 wiki篭り「世界で一番可愛い女の子の誕生日」 エル「うふふ、私ね、お誕生日プレゼントは追記・修正がいいと思うわ」 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 小説やarkの漫画の方も触れていただきたい -- 名無しさん (2015-10-06 15:25:56) - Yieldは個の性質は重要でないから恋した対象は男性にすら限定されないと思うんだよな -- 名無しさん (2018-03-11 03:01:47) - 奇数のAYSが好き -- 名無しさん (2018-03-11 04:20:09) - 順番は奈落5曲の後で「エルの楽園A」だと思ってた。だって「四つの《楽園》に惑わされずに」 -- 名無しさん (2018-09-14 08:15:44) - DVDの、そんなにひどい内容なの? -- 名無しさん (2018-09-15 00:05:42) - 酷いってか二次元キャラを力技で現実に再現しようとした悲劇というか -- 名無しさん (2018-09-15 00:14:41) - ↑強いて言うなら2.5次元ミュージカルに着ぐるみキャラが出てきたような違和感があった。 -- 名無しさん (2018-09-15 15:50:36) #comment #areaedit(end) }

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