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#center(){&bold(){この世界は、&color(red){残酷か―――}}}
本作は、2013年にアニメ化もされた[[別冊少年マガジン]]で連載中の、諌山創原作の大人気漫画『[[進撃の巨人]]』の実写映画作品である。
2015年8月1日に前編、9月19日に後編『エンドオブザワールド』が公開された。
監督には平成『[[ガメラ>ガメラ 大怪獣空中決戦]]』シリーズの特技監督、『日本沈没』、『巨神兵東京に現わる』で知られる、日本の特撮界に精通している樋口真嗣、
脚本にはマニア御用達の映画雑誌『映画秘宝』のメインライター・町山智浩と『[[ガッチャマン>ガッチャマン(実写映画)]]』の渡辺雄介、
音楽には『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』の鷺巣詩郎が起用された。
主題歌は若者の間で人気のグループ、[[SEKAI NO OWARI>世界の終わり/SEKAI NO OWARI(バンド)]]が担当した。
【ストーリー】
100年以上前、文明社会に突如出現した、人間を食う「&bold(){巨人}」。
この巨人との戦いの中で人類の半数が犠牲となり、激しい戦いで文明は崩壊した。
残された人間たちは、高さ50メートルもの巨大な壁を三重に渡って築き上げ、内地に文明を作り上げることで平穏を取り戻した。
―――しかし。100数年後の現代、その平穏は一瞬で崩れ去った。
突如現れた60メートルものの超大型巨人により外乃壁は破壊され、内側に入り込んだ巨人たちの猛攻で壁の穴のすぐそばの町モンゼンは壊滅。
そこに住む普通の少年エレンは、想い焦がれていた幼馴染の少女・ミカサを、殺戮の中で失ってしまう……。
農場地帯は巨人に占拠され、人類は二番目の壁・中乃壁へと後退し、文明は衰退した。
それから2年、若者を中心とした、有志の志願者を集めて外乃壁の修復作戦が決行される。
その中には、想い人を亡くし復讐心を抱くエレンの姿もある。
果たして、壁修復作戦は成功するのか。そして、巨人がこの世界に出現した秘密とは……?
【登場人物】
原作ではドイツ系の名前がほとんどだが、舞台設定上日本人ということになっており原作と同じ名前が付けられているのは一部の主要人物に限られている。
●[[エレン>エレン・イェーガー]]
演:三浦春馬
モンゼン地区に住む普通の少年。
原作の人並み以上の勇敢さのある精神力はなく、殺人の経歴もない。
ミカサには片想いしている。
平穏な、だが停滞した生活にうんざりし喧嘩に明け暮れ、いつの日か壁の外に出る(悪く言えば、&bold(){逃避する})ことを夢見ている。
しかし超大型巨人の襲撃で故郷モンゼンが壊滅し、ミカサを亡くしたと思い込む。
巨人への復讐心を抱きながら外乃壁修復作戦に加わるが、別人のようになってしまったミカサと再会し絶望する。
その後の戦闘で巨人化し、勝利を収めた直後処刑されそうになった直後、謎の巨人に拉致される。
そして世界の秘密を知り、自分に課せられた使命を知る。
彼のキャラの改変に関しては、原作者の諌山創のオファーによるもの。
●シキシマ
演:長谷川博己
人類最強の隊長。
ポジションとしては原作の[[リヴァイ>リヴァイ(進撃の巨人)]]だが、あくまでポジションだけでキャラとしては全くのオリジナル。名前も異なる。
何故かリンゴを齧ってキメ顔する気障な男で、自分が兵士として育てたミカサを可愛がり、エレンを「飼い馴らされた家畜」と見下すような態度をとる。
その後エレンを拉致した組織の一員として再登場し、先ほどとは一転、エレンを世界の救済の戦力として彼を唆す。
しかし本当の目的は別にあった。
●[[ミカサ>ミカサ・アッカーマン]]
演:水原希子
原作とは異なり(当初は)ごく普通の少女。
巨人襲撃の際に赤ん坊を助けようと人込みの中に紛れた直後行方不明になり、死亡したかに思われていた。
だが実際はシキシマに拾われ調査兵団の優秀な兵士として成長し、最強の班長として恐れられている。
エレンに対しても当初は冷たい態度を取っているが、本心では想いを諦めきれていない。
●[[アルミン>アルミン・アルレルト]]
演:本郷奏多
原作同様、頭が良く心優しい少年。
原作とは違い黒髪。
原作ほどの弱虫さは低減され、積極的に発言することが多い。
機械いじりが趣味で、近代兵器が多数登場する実写版では発明面で役に立っていた。
●[[ジャン>ジャン・キルシュタイン]]
演:三浦貴大
安全な内地区で暮らしていたが、好戦主義な父親に強引に壁修復作戦に参加させられた。
原作以上に毒舌を振り撒いている印象が強く、割と中盤までエレンとは険悪な仲だった。
原作同様、過酷な戦場下で徐々に戦士として覚醒していくが…。
●[[サシャ>サシャ・ブラウス]]
演:桜庭ななみ
原作とは異なり、おっとりした真面目な性格。
だが食い意地が張っているのは相変わらず。親戚夫婦からその食欲で疎まれているようだ。
原作と同じく[[弓矢>弓]]の達人で、かつてはシロという犬や村の狩人達と共に野鳥を狩っていた。
シロとは壁が破壊された日に離れ離れになってしまった(シロはサシャが置いて逃げた弓矢の回収へ向かった。尚、その弓矢は後にハンジが壁外調査の際に発見してサシャに返却した)
まさかのアルミンとフラグが立った(アニメのEDでもそれっぽい描写がある)。
●サンナギ
演:松尾諭
五兄妹の長男で、両親のいない中の大黒柱。
大柄な体格に気さくな性格の兄貴分で、原作における初期の[[ライナー・ブラウン]]に近い(後篇の劇場パンフレットによると、町山氏は当初ライナーを出そうと考えていたが、原作でライナーが巨人化能力者であることが判明したため、別キャラクターにしたとのこと)。
戦闘ではその体格を生かして巨人を転ばせたり、[[斧]]で攻撃したりした。
●ヒアナ
演:水崎綾女
映画オリジナルのキャラクター。
赤ん坊を抱えた未亡人で、子供を養うための資金が欲しくて作戦に参加した。
情緒不安定気味で作中では無断行動により部隊を危機を招いてしまう。
ミカサとシキシマの仲に傷心気味のエレンと傷の舐め合いとして彼を誘惑するが、その直後無惨な最期を迎える。
[[『イイもの』を求める女幹部>エスケイプ(特命戦隊ゴーバスターズ)]]ではない。
●フクシ
演:渡部秀
●リル
演:武田梨奈
原作のフランツとハンナにあたるキャラクター。
ドラマでは二人が婚約に至るまでが描かれた。
作中では[[B級ホラー映画のお約束的>13日の金曜日 PART2(映画)]]に待機中だというのに性行為に及ぼうとした。
フクシの死後、爆弾を積んだトラックが盗まれた際、半狂乱になったリルはさらにそれを強奪し、巨人の群れに向かって特攻。
結果作戦に使う予定だった爆弾は失われてしまう。
フクシは[[メダルを使ったりはしない>仮面ライダーOOO]]。
●[[ハンジ>ハンジ・ゾエ]]
演:石原さとみ
恐らく、今作で原作に最も忠実なキャラ。
映画では狂気寄りになっている節があり、やけにオーバーアクト。
巨人だけでなく、失われた文明の兵器を見つけてヒャッホイした挙句、大爆発からもギャグ的に生還してしまう。
一方で巨人から自由を勝ち取ろうという思いは強い。
原作とは異なり、彼女が立体機動装置を開発した。
ネット配信では彼女主役のスピンオフドラマが製作されている。
●ソウダ
演:ピエール瀧
原作の[[ハンネス>ハンネス(進撃の巨人)]]にあたるキャラクター。
外乃壁崩壊後落ちぶれ、年配ながらも壁修復作戦に参加。
実はエレン巨人化の秘密を知っており、両親に代わって彼を育てていた。
●クバル
演:國村準
軍の士官で、外壁修復作戦の総責任者。
一見政府に忠実な人格者のように思えるが、巨人襲撃の際に外壁修復員を置き去りにしたりするなど傲慢な描写が目立つようになる。
そして巨人化したエレンを人類の敵と断じ、周囲の制止も聞かずに処刑しようとするが、直後現れた巨人の攻撃により死亡した。
と思われていたが…。
●ユノヒラ
演:神尾佑
ドラマに登場する訓練兵団の教官。
原作におけるキースの立ち位置でサシャに手を焼いている。
また、イズルと共に暴走しがちなハンジのストッパーになっている。
サシャに自分の食事を全て食われてしまう等の災難にあう。
●エレンの両親
演:草彅剛/緒川たまき
エレンが幼い頃に事故で死亡したと聞かされていたが、実は政府により逮捕されていた。
その直前、旧文明の研究をしていた父は息子のエレンを実験台にある薬を投与する。
彼ら曰く、エレンの他に「上の子」がいるらしいが…。
●イズル
演:平岡裕太
dTVオリジナルドラマ『反撃の狼煙』にのみ登場する統制局の予算管理官。
原作におけるモブリットの立ち位置でハンジの巨人研究に協力し、彼女に振り回される苦労人。
立場上ハンジより上だが彼女を尊敬している。また、ハンジが着けているゴーグルは彼が贈った物である。
ハンジが捕らえていたビーンに対して取った行動が立体機動装置開発のヒントになった。
【[[巨人>巨人(進撃の巨人)]]】
『巨神兵東京に現わる』でも発揮させていた、日本の古き良き特撮・最新鋭のCG技術を結集している、実写版最大の見どころである。
●超大型巨人
原作の看板ともいえる巨人で、今回の実写映画版では120メートルもの体躯を持つ。
文楽の技術を応用し原作を忠実に再現した、特撮技術の総決算として襲撃シーンは迫力がある。
原作とは異なり、通常巨人と同じ「軍勢」には属していない。
●エレン巨人体
原作同様、巨人に飲み込まれたエレンが腹の中で覚醒した。
原作では初陣以外負け続けている印象があるが、今作ではあの鎧の巨人(にあたる巨人)にも格闘勝ちしている。
●(名称不明)
髪型こそ違うが原作の「鎧の巨人」にあたる。
原作同様超硬質の皮膚を持ち素早い動きによる抜群の戦闘力を持つ。
●通常巨人
エキストラの皆さんが身体を張って演じてくださった。
巨大なゾンビのようで前編序盤の捕食シーンは今作きっての恐怖シーン。
【世界観】
原作では中世ヨーロッパをもとにした世界だったが、映画では現代社会のような文明が巨人との戦争で崩壊し、退化した文明の下で復興したという設定。
わずかに旧文明の技術も残っており、銃器やガソリンを使った自動車(劇中ではトラック、装甲車)も使用している。
さらにモンゼン地区には不発弾や墜落したヘリも残っており、軍事色が強い。
【余談】
今作の企画は、当初『[[嫌われ松子の一生]]』、『[[告白>告白(湊かなえ)]]』等の[[中島哲也]]監督の下で映画化される予定で、
映画化発表当初はその話題でもちきりだった。
しかし、あまりに膨大になった予算と構想、作品が抱えるビッグネームのプレッシャー等により中島監督は降板し、樋口監督に白羽の矢が当たった。
中島監督の構想だと現代の東京に突然、人を食う巨人が現れるという、よりオーソドックスな怪獣映画に近いものだったらしい。
なお中島監督は降板した後、次に映画化を決めていた『[[渇き。>果てしなき渇き]]』で鬱憤を晴らすかの如く個性を爆発させた怪作を撮っている。
作中のロケ地は長崎県の、世界遺産にも選ばれた旧炭鉱都市軍艦島。
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- 大分たまったのでコメ欄リセットします。 -- 名無しさん (2016-05-07 15:38:11)
- 漫画の実写化の駄作率に煽られてか、つまんないって評価が多い気がするけど実際どうなの? -- 名無しさん (2016-05-08 18:46:18)
- まだ見てないけど(これからも見ないだろうけど)ドラゴンボールのちょい上くらいとは聞いた -- 名無しさん (2016-07-17 21:29:47)
- 流石に『公開中の作品』ってくだりはそろそろ変えていいんじゃない? -- 名無しさん (2016-07-17 21:36:23)
- 特撮はすごいのとエグいシーンもあるし役者も結構がんばってるのでオリジナル映画だとしたら悪くない出来だと思った -- 名無しさん (2016-07-19 19:02:44)
- 最近見たけど普通に見れる。原作との違いを受け入れられないときついとは思う。風評に流されず一度見てほしい作品 -- 名無しさん (2016-08-06 22:24:01)
- 原作を知っていなくても見るのがキツイのがデビルマン。こっちはまだ原作を知っていようがいまいが見れる。 -- (2016-08-06 22:42:55)
- そりゃあ、オリジナルの特撮と思えば観れるものだけど原作に進撃の巨人って明記してるからオリジナルとして観れないから評価下げてるだけ。 これが原案止まりなら文句は出なかった。 -- 名無しさん (2016-08-06 23:26:55)
- ライムスター宇多丸の受け売りだがドラマパートと特撮パートでそれぞれのスタッフのやりたいことが今ひとつ噛み合ってない感じだったな -- 名無しさん (2016-08-07 00:20:52)
- てか、『原作:進撃の巨人』って言い切るのが悪かった。 せめて、『原案:進撃の巨人』ならここまで叩かれることはなかった。 -- 名無しさん (2017-02-12 16:02:16)
- 監督が堂々と自己投影キャラをイケメン、作中最強、エレンの兄に設定するのは凄いと思った -- 名無しさん (2017-02-12 16:27:44)
- 火野映司とドクター真木が居るから実質オーズだな -- 名無しさん (2017-03-27 21:20:49)
- 原作者が後に漫画の実写化でオリジナル要素を入れる事に不満を漏らしてるのは凄いブーメランだったな。それとも、本作の事で考えを改めたのか -- 名無しさん (2017-03-27 22:00:03)
- 特撮パートが序盤と終盤に集中してるおかげで途中は遠慮なく飛ばせる。ソフト鑑賞にもってこい -- 名無しさん (2017-03-28 10:12:51)
- 共通のスタッフが多いシン・ゴジラに先立つ作品ということで特撮・VFXがどんなもんなのか確認するため観に行ったなあ。技術的には色々面白いことやってて見所が多いけどカメラアングルのせいか巨人がいまいち大きく見えないカットがあるのが惜しい -- 名無しさん (2018-01-16 01:08:07)
- 前編後編見てみたけど普通に楽しめた。原作とは別世界の物語と考えればそんなにひどくない -- 名無しさん (2019-02-10 21:33:37)
- エレンの性格改変が作者の指示ってのがなぁ……漫画とアニメと実写で同じものにしたくはなかったのかもしれんが。 -- 名無しさん (2019-05-15 17:10:57)
- 町山氏って脚本の仕事もするんだ。初めて知った -- 名無しさん (2019-05-15 18:25:38)
- 映画評論家が優れた映画監督ではないと証明した作品 -- 名無しさん (2019-06-04 11:30:17)
- ↑失礼、脚本家だわ -- 名無しさん (2019-06-04 11:30:55)
- 私はそこまで嫌いじゃないですよ。一部のキャラを原作の流用しなければもっと楽しめました。 -- 名無しさん (2019-06-04 12:24:53)
- 原作が進んだ今捉え直してみると別の味わいが出てくる作品。シキシマのキャラ造形 -- 名無しさん (2019-09-20 02:40:35)
- (切れてしまった)とか設定面から、どうやって原作の描こうとしてた闇をあの段階で消化するべきかっていう試行錯誤はあるんだよね -- 名無しさん (2019-09-20 02:43:10)
- エレンポイントめちゃくちゃ高いじゃないですかシキシマさん…というかむしろあの段階で原作の未来の内容渡されて、なおかつ漫画側のネタバレは一切出来ない…ってそりゃ難しいわ -- 名無しさん (2019-09-21 10:44:45)
- 違反コメントを削除しました -- 名無しさん (2020-04-18 22:04:31)
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&font(#6495ED){登録日}:2015/09/22 Tue 00:22:57
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#center(){&bold(){この世界は、&color(red){残酷か―――}}}
本作は、2013年にアニメ化もされた別冊少年マガジンで連載中の、諌山創原作の大人気漫画『[[進撃の巨人]]』の実写映画作品である。
2015年8月1日に前編、9月19日に後編『エンドオブザワールド』が公開された。
●目次
#contents
*【概要】
監督には平成『[[ガメラ>ガメラ 大怪獣空中決戦]]』シリーズの特技監督、『日本沈没』、『巨神兵東京に現わる』で知られる、日本の特撮界に精通している樋口真嗣、
脚本にはマニア御用達の映画雑誌『映画秘宝』のメインライターでもある映画評論家・町山智浩と『[[ガッチャマン>ガッチャマン(実写映画)]]』の渡辺雄介、
音楽には『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』の鷺巣詩郎が起用された。
主題歌は若者の間で人気のグループ、[[SEKAI NO OWARI>世界の終わり/SEKAI NO OWARI(バンド)]]が担当した。
ちなみに、前述のように町山智浩は映画評論家で&bold(){脚本業は未経験だった}が、原作の諫山氏は「学生時代に町山氏の言動に反感を抱いたため批判材料を見つけようとラジオ番組を聞き始めたところ、いつの間にか熱烈な町山ファンと化した」という過去からぜひ町山氏に本作の脚本を書いてほしいと要望、断っても何度も頼みにくる上に一緒に頼みに来る人間がどんどんグレードアップした末、最終的には&bold(){講談社の社長も来た}ために断ることも難しくなって引き受けたという。
そして&b(){実写化にあたり、町山が原作に沿った脚本を作成したところ、&color(red){原作者の諌山氏が直々にその無難な脚本を却下し、「原作改変しまくった脚本に書き直してくれ」というオーダーを行った結果、大量の原作改変が行われた本作のストーリーが完成する}}という[[実写化]]としてある意味ありえない方法でストーリーが作られているため、
タグに原作レイプとあるが、正直そう言い切っていいのか困る作品でもある。
ファンから見たら原作レイプそのものに見えるしその通りと言いたくなるのだが、&b(){それを主導したのは当の原作者であり、しかも原作者は本作の内容に大満足しているのだから……}
試写会では&b(){頭を抱える脚本家の隣で爆笑して満足した原作者の姿}があったとか……。
実写化というのは原作改変が叩かれたり、性格改変が叩かれたりするのが常なのだが、それらの殆どが原作者からのオーダーであり、言うなれば&b(){ファンのために作られた作品ではなく、原作者「だけ」を満足させるための実写映画}とも言える。
誰が呼んだか&b(){原作者による「壮大な芸術作品」。}
ちなみに町山氏は過去に「実写化の際に(監督や脚本家の個性を殺してまで)原作と全く同じものを作ろうとするのはいかがなものか」という趣旨の発言をしており、前述の通りの諌山氏は町山氏の熱狂的ファンなので……つまり「お前が始めた物語だろ」ということである。
なお、本作制作の際原作者から制作側に「原作後半の[[プロット>プロット(創作)]]」がある程度提示されたらしく、それを踏まえて原作後半と本作を比較すると面白い共通点が見えてくるとかこないとか。
これらの裏話が認知された結果と、かつ原作後半の話との共通点などからスタッフはわりと同情されることが多くなった他、現在では一部で再評価すら進んでいる状態だったりする。
*【世界観】
原作では中世ヨーロッパをもとにした世界だったが、映画では現代社会のような文明が巨人との戦争で崩壊し、退化した文明の下で復興したという設定。
わずかに旧文明の技術も残っており、銃器やガソリンを使った自動車(劇中ではトラック、装甲車)も使用している。
さらにモンゼン地区には不発弾や墜落したヘリも残っており、軍事色が強い。
&font(#ff0000,u){&font(#ffffff){ちなみに、原作後半では「壁の外の技術レベル」は銃器が普及しモノクロ写真・飛行船も存在する20世紀初頭に近い水準だと判明している。}}
*【ストーリー】
100年以上前、文明社会に突如出現した、人間を食う「&bold(){巨人}」。
この巨人との戦いの中で人類の半数が犠牲となり、激しい戦いで文明は崩壊した。
残された人間たちは、巨大な壁を三重に渡って築き上げ、内地に文明を作り上げることで平穏を取り戻した。
───しかし。100数年後の現代、その平穏は一瞬で崩れ去った。
突如現れた想定外の超大型巨人により外乃壁は破壊され、内側に入り込んだ巨人たちの猛攻で壁の穴のすぐそばの町モンゼンは壊滅。
そこに住む普通の少年エレンは、想い焦がれていた幼馴染の少女・ミカサを、殺戮の中で失ってしまう……。
農場地帯は巨人に占拠され、人類は二番目の壁・中乃壁へと後退し、文明は衰退した。
それから2年、若者を中心とした、有志の志願者を集めて外乃壁の修復作戦が決行される。
その中には、想い人を亡くし復讐心を抱くエレンの姿もある。
果たして、壁修復作戦は成功するのか。そして、巨人がこの世界に出現した秘密とは……?
*【登場人物】
原作ではドイツ系の名前がほとんどだが、舞台設定上日本人ということになっており原作と同じ名前が付けられているのは一部の主要人物に限られている。
●[[エレン>エレン・イェーガー]]
演:三浦春馬
モンゼン地区に住む普通の少年。
原作の人並み以上の勇敢さのある精神力はなく、殺人の経歴もない。
ミカサには片想いしている。
平穏な、だが停滞した生活にうんざりし喧嘩に明け暮れ、いつの日か壁の外に出る(悪く言えば、&bold(){逃避する})ことを夢見ている。
しかし超大型巨人の襲撃で故郷モンゼンが壊滅し、ミカサを亡くしたと思い込む。
巨人への復讐心を抱きながら外乃壁修復作戦に加わるが、別人のようになってしまったミカサと再会し絶望する。
その後の戦闘で巨人化し、勝利を収めた直後処刑されそうになった直後、謎の巨人に拉致される。
そして世界の秘密を知り、自分に課せられた使命を知る。
彼のキャラの改変に関しては、原作者の諌山創のオファーによるもの。
●シキシマ
演:長谷川博己
人類最強の隊長。
ポジションとしては原作の[[リヴァイ]]だが、あくまでポジションだけでキャラとしては全くのオリジナル。名前も異なる。
何故かリンゴを齧ってキメ顔する気障な男で、自分が兵士として育てたミカサを可愛がり、エレンを「飼い馴らされた家畜」と見下すような態度をとる。
その後エレンを拉致した組織の一員として再登場し、先ほどとは一転、エレンを世界の救済の戦力として彼を唆す。
しかし本当の目的は別にあった。
&font(#ff0000,u){&font(#ffffff){なおその立ち位置から、リヴァイよりむしろ原作後半で登場したエレンの歳の離れた異母兄「ジーク」に見えてくるという意見も存在する。}}
●[[ミカサ>ミカサ・アッカーマン]]
演:水原希子
原作とは異なり(当初は)ごく普通の少女。
巨人襲撃の際に赤ん坊を助けようと人込みの中に紛れた直後行方不明になり、死亡したかに思われていた。
だが実際はシキシマに拾われ調査兵団の優秀な兵士として成長し、最強の班長として恐れられている。
エレンに対しても当初は冷たい態度を取っているが、本心では想いを諦めきれていない。
●[[アルミン>アルミン・アルレルト]]
演:本郷奏多
原作同様、頭が良く心優しい少年。
原作とは違い黒髪。
原作ほどの弱虫さは低減され、積極的に発言することが多い。
機械いじりが趣味で、近代兵器が多数登場する実写版では発明面で役に立っていた。
●[[ジャン>ジャン・キルシュタイン]]
演:三浦貴大
安全な内地区で暮らしていたが、好戦主義な父親に強引に壁修復作戦に参加させられた。
原作以上に毒舌を振り撒いている印象が強く、割と中盤までエレンとは険悪な仲だった。
原作同様、過酷な戦場下で徐々に戦士として覚醒していくが…。
●[[サシャ>サシャ・ブラウス]]
演:桜庭ななみ
原作とは異なり、おっとりした真面目な性格。
だが食い意地が張っているのは相変わらず。親戚夫婦からその食欲で疎まれているようだ。
原作と同じく[[弓矢>弓]]の達人で、かつてはシロという犬や村の狩人達と共に野鳥を狩っていた。
シロとは壁が破壊された日に離れ離れになってしまった(シロはサシャが置いて逃げた弓矢の回収へ向かった。尚、その弓矢は後にハンジが壁外調査の際に発見してサシャに返却した)
まさかのアルミンとフラグが立った(アニメのEDでもそれっぽい描写がある)。
●サンナギ
演:松尾諭
五兄妹の長男で、両親のいない中の大黒柱。
大柄な体格に気さくな性格の兄貴分で、原作における初期の[[ライナー・ブラウン]]に近い(後篇の劇場パンフレットによると、町山氏は当初ライナーを出そうと考えていたが、原作でライナーが巨人化能力者であることが判明したため、別キャラクターにしたとのこと)。
戦闘ではその体格を生かして巨人を転ばせたり、[[斧]]で攻撃したりした。
●ヒアナ
演:水崎綾女
映画オリジナルのキャラクター。
赤ん坊を抱えた未亡人で、子供を養うための資金が欲しくて作戦に参加した。
情緒不安定気味で作中では無断行動により部隊を危機を招いてしまう。
ミカサとシキシマの仲に傷心気味のエレンと傷の舐め合いとして彼を誘惑するが、その直後無惨な最期を迎える。
[[『イイもの』を求める女幹部>エスケイプ(特命戦隊ゴーバスターズ)]]ではない。
●フクシ
演:渡部秀
●リル
演:武田梨奈
原作のフランツとハンナにあたるキャラクター。
ドラマでは二人が婚約に至るまでが描かれた。
作中では[[B級ホラー映画のお約束的>13日の金曜日 PART2(映画)]]に待機中だというのに性行為に及ぼうとした。
フクシの死後、爆弾を積んだトラックが盗まれた際、半狂乱になったリルはさらにそれを強奪し、巨人の群れに向かって特攻。
結果作戦に使う予定だった爆弾は失われてしまう。
フクシは[[メダルを使ったりはしない>仮面ライダーOOO]]。
●ハンジ
演:石原さとみ
恐らく、今作で原作に最も忠実なキャラ。
映画では狂気寄りになっている節があり、やけにオーバーアクト。
巨人だけでなく、失われた文明の兵器を見つけてヒャッホイした挙句、大爆発からもギャグ的に生還してしまう。
一方で巨人から自由を勝ち取ろうという思いは強い。
原作とは異なり、彼女が立体機動装置を開発した。
ネット配信では彼女主役のスピンオフドラマが製作されている。
●ソウダ
演:ピエール瀧
原作の[[ハンネス>ハンネス(進撃の巨人)]]にあたるキャラクター。
外乃壁崩壊後落ちぶれ、年配ながらも壁修復作戦に参加。
実はエレン巨人化の秘密を知っており、両親に代わって彼を育てていた。
●クバル
演:國村準
軍の士官で、外壁修復作戦の総責任者。
一見政府に忠実な人格者のように思えるが、巨人襲撃の際に外壁修復員を置き去りにしたりするなど傲慢な描写が目立つようになる。
そして巨人化したエレンを人類の敵と断じ、周囲の制止も聞かずに処刑しようとするが、直後現れた巨人の攻撃により死亡した。
と思われていたが…。
●ユノヒラ
演:神尾佑
ドラマに登場する訓練兵団の教官。
原作におけるキースの立ち位置でサシャに手を焼いている。
また、イズルと共に暴走しがちなハンジのストッパーになっている。
サシャに自分の食事を全て食われてしまう等の災難にあう。
●エレンの両親
演:草彅剛/緒川たまき
エレンが幼い頃に事故で死亡したと聞かされていたが、実は政府により逮捕されていた。
その直前、旧文明の研究をしていた父は息子のエレンを実験台にある薬を投与する。
彼ら曰く、エレンの他に「上の子」がいるらしいが…。
●イズル
演:平岡裕太
dTVオリジナルドラマ『反撃の狼煙』にのみ登場する統制局の予算管理官。
原作におけるモブリットの立ち位置でハンジの巨人研究に協力し、彼女に振り回される苦労人。
立場上ハンジより上だが彼女を尊敬している。また、ハンジが着けているゴーグルは彼が贈った物である。
ハンジが捕らえていたビーンに対して取った行動が立体機動装置開発のヒントになった。
*【[[巨人>巨人(進撃の巨人)]]】
『巨神兵東京に現わる』でも発揮させていた、日本の古き良き特撮・最新鋭のCG技術を結集している、実写版最大の見どころである。
●超大型巨人
原作の看板ともいえる巨人で、今回の実写映画版では120メートルもの体躯を持つ。
文楽の技術を応用し原作を忠実に再現した、特撮技術の総決算として襲撃シーンは迫力がある。
原作とは異なり、通常巨人と同じ「軍勢」には属していない。
&font(#ff0000,u){&font(#ffffff){原作の超大型巨人を超える体格、口に爆弾を入れられるという流れから、ロッド・レイスの巨人の要素も含んでいると思われる。}}
●エレン巨人体
原作同様、巨人に飲み込まれたエレンが腹の中で覚醒した。
原作では初陣以外負け続けている印象があるが、今作ではあの鎧の巨人(にあたる巨人)にも格闘勝ちしている。
●(名称不明)
髪型こそ違うが原作の「鎧の巨人」にあたる。
原作同様超硬質の皮膚を持ち素早い動きによる抜群の戦闘力を持つ。
●通常巨人
前編序盤の捕食シーンは今作きっての恐怖シーン。
基本的に特殊メイクを施した役者が演じているが、小型の中には原作に登場する一体を忠実に再現した頭部を持つものも。
*【余談】
今作の企画は、当初『[[嫌われ松子の一生]]』、『[[告白>告白(湊かなえ)]]』等の[[中島哲也]]監督の下で映画化される予定で、
映画化発表当初はその話題でもちきりだった。
しかし、あまりに膨大になった予算と構想、作品が抱えるビッグネームのプレッシャー等により中島監督は降板し、樋口監督に白羽の矢が当たった。
中島監督の構想だと現代の東京に突然、人を食う巨人が現れるという、よりオーソドックスな怪獣映画に近いものだったらしい。
なお中島監督は降板した後、次に映画化を決めていた『[[渇き。>果てしなき渇き]]』で鬱憤を晴らすかの如く個性を爆発させた怪作を撮っている。
作中のロケ地は長崎県の、世界遺産にも選ばれた旧炭鉱都市軍艦島。
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- 大分たまったのでコメ欄リセットします。 -- 名無しさん (2016-05-07 15:38:11)
- 漫画の実写化の駄作率に煽られてか、つまんないって評価が多い気がするけど実際どうなの? -- 名無しさん (2016-05-08 18:46:18)
- まだ見てないけど(これからも見ないだろうけど)ドラゴンボールのちょい上くらいとは聞いた -- 名無しさん (2016-07-17 21:29:47)
- 流石に『公開中の作品』ってくだりはそろそろ変えていいんじゃない? -- 名無しさん (2016-07-17 21:36:23)
- 特撮はすごいのとエグいシーンもあるし役者も結構がんばってるのでオリジナル映画だとしたら悪くない出来だと思った -- 名無しさん (2016-07-19 19:02:44)
- 最近見たけど普通に見れる。原作との違いを受け入れられないときついとは思う。風評に流されず一度見てほしい作品 -- 名無しさん (2016-08-06 22:24:01)
- 原作を知っていなくても見るのがキツイのがデビルマン。こっちはまだ原作を知っていようがいまいが見れる。 -- (2016-08-06 22:42:55)
- そりゃあ、オリジナルの特撮と思えば観れるものだけど原作に進撃の巨人って明記してるからオリジナルとして観れないから評価下げてるだけ。 これが原案止まりなら文句は出なかった。 -- 名無しさん (2016-08-06 23:26:55)
- ライムスター宇多丸の受け売りだがドラマパートと特撮パートでそれぞれのスタッフのやりたいことが今ひとつ噛み合ってない感じだったな -- 名無しさん (2016-08-07 00:20:52)
- てか、『原作:進撃の巨人』って言い切るのが悪かった。 せめて、『原案:進撃の巨人』ならここまで叩かれることはなかった。 -- 名無しさん (2017-02-12 16:02:16)
- 監督が堂々と自己投影キャラをイケメン、作中最強、エレンの兄に設定するのは凄いと思った -- 名無しさん (2017-02-12 16:27:44)
- 火野映司とドクター真木が居るから実質オーズだな -- 名無しさん (2017-03-27 21:20:49)
- 原作者が後に漫画の実写化でオリジナル要素を入れる事に不満を漏らしてるのは凄いブーメランだったな。それとも、本作の事で考えを改めたのか -- 名無しさん (2017-03-27 22:00:03)
- 特撮パートが序盤と終盤に集中してるおかげで途中は遠慮なく飛ばせる。ソフト鑑賞にもってこい -- 名無しさん (2017-03-28 10:12:51)
- 共通のスタッフが多いシン・ゴジラに先立つ作品ということで特撮・VFXがどんなもんなのか確認するため観に行ったなあ。技術的には色々面白いことやってて見所が多いけどカメラアングルのせいか巨人がいまいち大きく見えないカットがあるのが惜しい -- 名無しさん (2018-01-16 01:08:07)
- 前編後編見てみたけど普通に楽しめた。原作とは別世界の物語と考えればそんなにひどくない -- 名無しさん (2019-02-10 21:33:37)
- エレンの性格改変が作者の指示ってのがなぁ……漫画とアニメと実写で同じものにしたくはなかったのかもしれんが。 -- 名無しさん (2019-05-15 17:10:57)
- 町山氏って脚本の仕事もするんだ。初めて知った -- 名無しさん (2019-05-15 18:25:38)
- 映画評論家が優れた映画監督ではないと証明した作品 -- 名無しさん (2019-06-04 11:30:17)
- ↑失礼、脚本家だわ -- 名無しさん (2019-06-04 11:30:55)
- 私はそこまで嫌いじゃないですよ。一部のキャラを原作の流用しなければもっと楽しめました。 -- 名無しさん (2019-06-04 12:24:53)
- 原作が進んだ今捉え直してみると別の味わいが出てくる作品。シキシマのキャラ造形 -- 名無しさん (2019-09-20 02:40:35)
- (切れてしまった)とか設定面から、どうやって原作の描こうとしてた闇をあの段階で消化するべきかっていう試行錯誤はあるんだよね -- 名無しさん (2019-09-20 02:43:10)
- エレンポイントめちゃくちゃ高いじゃないですかシキシマさん…というかむしろあの段階で原作の未来の内容渡されて、なおかつ漫画側のネタバレは一切出来ない…ってそりゃ難しいわ -- 名無しさん (2019-09-21 10:44:45)
- 違反コメントを削除しました -- 名無しさん (2020-04-18 22:04:31)
- 三浦春馬…嘘だろ… -- 名無しさん (2020-07-18 16:49:01)
- 脚本、町山でもうだめだった -- 名無しさん (2020-10-13 12:55:52)
- ↑4 「ターニングポイントは奇行種の正体だった異母兄による真実暴露」「超大型巨人は人間として調査兵団に潜入している」「エレンを導く調査兵団の人類最強の兵長は、特に巨人真実には絡んでない」…サンコイチしたくなる気持ちはわからんでもないw -- 名無しさん (2021-03-28 16:20:09)
- …結果的にこの世界の方が色々まだ楽だったよね、と原作展開見ると感じる。まさか原作エレンがああなるとは思わんし、この時点だと出来はともかくパラレル世界にして正解だったと思うわ。 -- 名無しさん (2021-05-08 23:33:40)
- 他の作品なら「なんで改変したんだ!」ってキレれるけど、「原作者自ら原作に近い脚本を没にして改変を要求」してるせいで原作レイプとすらいえないってある意味最強のファン殺しというか、完全なる「原作者得」としか言えないのがさあ... -- 名無しさん (2021-08-18 21:35:39)
- でもエレンの出来、エレンって現実にいたらこういう感じだよね感の再現がある意味上手かったような気がする -- 名無しさん (2021-08-24 15:43:05)
- ↑2 結果だけで言えば、この映画に関わった全ての人が・・・それこそスタッフどころかコレ見てた視聴者さえもザックレーの言う「芸術」の材料でしか無かったと言うね・・・ -- 名無しさん (2021-09-03 01:11:21)
- 一言で言えば原作者しか得しなかった映画 -- 名無しさん (2021-09-03 01:12:09)
- え、原作者が直々に(書いた)原作に近かった元の脚本を(制作会社が)全却下して改変しまくった脚本に書き直させているって意味じゃなくて、原作者が却下したの -- 名無しさん (2021-09-03 01:33:12)
- ↑原作ラストまでの展開全部教えたうえで「ぶっ壊してくれ」って頼んだらしい。だから今見ると「これ後の原作で出てきたけど公開当時は影も形も無かったアレでは?」って要素が割とある -- 名無しさん (2021-09-03 08:33:30)
- 町山さんは「原作通りに映画やっても意味ない(意訳)」といった評論をしていた人なので原作通りに仕上げてきた実写版の脚本を諫山先制が蹴って「原作通りじゃなくて町山さんの進撃の巨人を作って下さい」って言った -- 名無しさん (2021-09-03 12:33:02)
- ↑3今さらだけどそうなんだよ……この作品、原作者がこの大改変を要求した結果なんだ……だからこの作品は原作者のための芸術なんだよ…… -- 名無しさん (2022-01-02 02:50:12)
- ネタバレされた上で全然違うの作れと言われても、ネタバレを知る前には戻れないってことだな、とジーク成分が隠しきれてないシキシマ見て思う…狙ってやったのか知らんが「進撃の巨人」の特性だなこれ -- 名無しさん (2022-01-02 07:51:08)
- シキシマが実の兄で本名ハク・イェーガーなのは書いてないのか -- 名無しさん (2022-02-03 16:45:52)
- なんで全国ロードショーにしたのかわからない。 -- 名無しさん (2022-03-13 12:45:38)
- ↑それも含めて原作者のための芸術 -- 名無しさん (2022-03-13 12:53:53)
- 特撮シーンは割と好き。あと巨人はエキストラじゃなくて全員役者だってメイキングで言ってたが。 -- 名無しさん (2022-03-13 12:55:06)
- 町山さんが町ヴァーさんだのライナーだの呼ばれてるの草 -- 名無しさん (2022-03-13 13:25:19)
- 編集に持ち込んだ段階でマーレ編まで(だっけ?)描かれてた原作者に映画3時間ちょいで纏める話を作れと言うのも無理無理無理な気がするし -- 名無しさん (2022-04-08 02:15:04)
- なんというか、実写映画が決まった時期が色々と絶望すぎたんじゃねえかなあ。 -- 名無しさん (2022-04-08 02:17:02)
- 原作レイプだと思ったら和姦だったって評価すき -- 名無しさん (2022-04-08 02:22:59)
- ↑和姦というよりは原作者による逆レの方が正しくない?脚本家が加害者だと思ったら被害者だったという意味で -- 名無しさん (2022-06-25 00:10:41)
- そういや公開当時のパンフレットでも「漫画実写化映画は基本的に映画スタッフが改変を提案して原作者がブレーキをかけるけど、今回は原作者が原作を壊そうとしてスタッフが守ろうとしてた」って書いてあったっけな… -- 名無しさん (2022-06-25 02:02:53)
- 推しの子でメディアミックスと原作の漫画家の話とかあったのを何故か改変の話見て思い出した -- 名無しさん (2022-11-27 14:25:32)
- やっぱ諌山センセってちょっと変態なんじゃねぇかな… -- 名無しさん (2023-01-22 21:22:16)
- ちょっと…なのか? -- 名無しさん (2023-01-22 21:59:42)
- 原作再現を一生懸命しようとしてダメでした→ギリ許せん 有名な作品だから適当に実写化すれば大儲けっしょ!え?原作?なにそれおいしいの?→許せん 原作に忠実な脚本を原作者に提出したら原作崩壊させろとしつこく言われたのでしょうがなく原作崩壊させました→?????????????????? 本当にどういうことなの、、、、? -- 宗教画 (2023-06-30 15:53:10)
- ↑一応この後原作で凄まじいどんでん返し&まさかのラスボス展開があるので、作者としてはそっちのバレ阻止的意味でも変えてもらった方が良かったってのもあるかも知れん -- 名無しさん (2023-07-12 14:22:09)
- ガビ山先生「美しい…これ以上の芸術作品は存在し得ないでしょう」 -- 名無しさん (2023-09-13 06:16:46)
- ちなみに町ヴァーさんは過去に「原作通りに作った実写映画なんてクソ(要約)」と発言したことが掘られて「ブーメランが返ってきた」とも揶揄されてるがそれ以上に「原作者に逆レされた」方がよく言われることに -- 名無しさん (2023-09-13 06:19:11)
- ガビ山「ワタシ原作者…強いネ」 -- 名無しさん (2024-01-28 10:24:13)
- 改変頼まれてなんとか脚本にしたものの監督と他脚本に色々変えられて、ツッコミ入れつつ軌道修正しようとしたものの押し切られた感じらしいね -- 名無しさん (2024-02-01 21:17:07)
- 別に原作者に無断で改変しまくった挙句原作者のせいにしたとかいうわけでもないのね。昨今騒がれている原作改変する脚本家に対する風当たり強いのとは真逆にもほどがある -- 名無しさん (2024-03-17 13:45:20)
- 原作者の原作が脚本を書いたという稀な作品 -- 名無しさん (2024-03-29 21:33:44)
- 最近の事件に関連する記事なんかでもこれが一例に挙げられないのは結構みんな裏事情知ってるからなんだろうなあ -- 名無しさん (2024-04-01 15:20:03)
- 原作で獣の巨人とリヴァイが殺し合ってたあたりか?クソ忙しい時に町ヴァーさんに会うために渡米してるんだぜガビ山先生は… -- 名無しさん (2024-04-03 19:50:26)
- 原作◯イプというよりかは誘い受けかつ誘われた側は次に何が起こるか分かってるけど逃げられない(自業自得)って感じがする -- 名無しさん (2024-05-05 17:17:12)
- 憧れの町山さんに実写進撃が作ってもらえるハッピーが8割、並の作品が提示するような真相(巨人は原作に比べて単純な生物兵器で壁の中は実験区域、黒幕(超大型巨人)は管理者)をあえて実写の方でやって、漫画の方の伏線が収束する劇的な真相から遠ざけるのが2割、ぐらいの目的で作ってそう -- 名無しさん (2024-05-06 15:00:04)
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