SCP-1033

「SCP-1033」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

SCP-1033 - (2022/05/06 (金) 14:56:53) の最新版との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

&font(#6495ED){登録日}:2019/07/04 (Thu) 1:00:30 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&bold(){33秒で散る命。そこに込められた意味とは。}} SCP-1033は、怪異創作コミュニティサイト「[[SCP Foundation]]」に投稿された作品である。オブジェクトクラスはEuclid。 **はじめに 既にSCPオブジェクトを見てきた財団職員の皆さまなら、オブジェクトの報告書の長さには差があることを理解していると思う。長いものは、それこそ一時間以上かかるものもある。 しかし、これから紹介するオブジェクトの報告書は、&bold(){かなり短い。}どれくらい短いかというと、あの[[SCP-173]]と張り合えるレベルである。元記事を見ていない方は、先にそちらを見ることをおすすめする。 **外見 SCP-1033は、白人男性である。身長はおおよそ193㎝。典型的な中年禿げであるらしく、常にスーツとブリーフケースを装備している。 別に、身長が高いから収容されたわけではない。異常性についてはまた後程述べる。 **収容経緯 目撃証言によれば、SCP-1033はある日突然、白い閃光と静電気を身にまとい、華麗にニューヨークの道路のど真ん中に出現したらしい。迷惑も甚だしい。それだけならまだいいのだが、こいつ、約15000mSvの放射能を発している。これがどれくらいの数値かというと、&bold(){中枢神経が死滅して五日以内に確実に死に至るレベルである。}目撃者にはAクラス[[記憶処理>記憶処理(SCP Foundation)]]が施されたが、恐らく無事ではなかったに違いない。ご愁傷様。その後、財団のコンテナに載せられ、とある保管サイトに移された。 **異常性 さて、この時点で、常に致死量の放射能を発するおっさんという、歩くチェルノブイリ原発事故ともいえる異常性が判明したが、実際はそれだけではない。 SCP-1033は、33秒周期で”ある行動”を起こす。 その過程を見ていこう。 |~10秒|30歩歩き、10歩ごとに振り向く。| |~15秒|止まってしゃがみ、ブリーフケースから一枚の封筒と携帯を取り出す。封筒から"Cable: asymmetric cipher, &bold(){0uuT5LmoO22} lets ruffle feathers"と書かれた紙を取り出す。| |~21秒|オーストラリアの電話番号(実際に登録された記録はない)に&bold(){0uuT5LmoO22}というコードを送り、出したものをケースにしまう。| |~28秒|視界を遮るなにがしがあっても、どこか遠くを見つめるような仕草をする。途中で含み笑いをする。何かを視認したようである。| |~33秒|突然、&bold(){3m後方に吹っ飛ばされ、苦しみ始める}。途中で肉が飛び散り、身体のパーツが崩壊する。| 周期が終わったのち、SCP-1033はすぐさま初めの状態に戻り、また最初から行動を起こし、33秒後の顛末を迎える。この行動は、どんな動物や静物、或いは人がいたとしても止まらない。 &bold(){全く訳が分からない。}そう思う人もいるかもしれない。或いは、すでに察しのついている人もいるかもしれない。追ってひも解いてみよう。 **考察 このオブジェクトの正体だが、&bold(){延々と核爆発に巻き込まれた瞬間を繰り返す人型実体}、で間違いないだろう。~28秒時点の含み笑いを見るに、恐らく故意に落とし、視認していることが分かる。しかも、かなり離れた位置から。 //次に、途中で出てきた&bold(){0uuT5LmoO22}という謎のコードについてだが、これは[[Team Fortless 2]]のネタであることが推察される((ソース→http://tf2r.com/k7c48hw.html))。生憎筆者はTF2ネタに詳しくないので詳細は省くが、ゲームでも携帯電話にこのコードを入力することで何かしらの恩恵は受けられるようである。 //TFは関係ない&ソース元とされるページが個人ページであり、直接的に関係ない(そもそもソース元のページはこのSCPのページの作成日より後。)ということが指摘されているのでCO 結局、このオブジェクトが何なのかは分からない。考察はいろいろとされているが、結論はまだ出ていない。 或いは、核戦力の保持を戒めに来た未来からの実体なのかもしれない。 或いは、余りの核エネルギーの大きさに、並行時間軸へ飛ばされてしまった男なのかもしれない。 或いは、自殺願望を持ってしまった男の成れの果てなのかもしれない。 一つ確実なのは、そんな考察を無視して、この男は今でも33秒ごとに、世界の終わりを体験していることである。 #center(){ &font(b,250%){SCP-1033} &font(b,250%){&ruby(33秒さん){33 Second Man}} } **放射性オブジェクトたち これでは記事そのものが味気ないので、他にも放射能に関連するオブジェクトを紹介する。 ・SCP-059 - 放射性鉱物 名前が既に物語っているが、未確認の放射線を放つ鉱物。この放射線に晒されたあらゆる部分に未知の菌が繁殖し始める。その後、感染した物体は宇宙へと消失する。生物は菌に乗っ取られ、感染者を積極的に増やそうとする。 ・SCP-1145 - ナガサキ・テディ 年代が編集済みになっているが、恐らく19&bold(){45}年に長崎県で回収されたテディベア。明るい場所に置いておかないと活性化し、最も近い人間のもとへ移動し始める。その後、標的がこいつを拾い上げるまで放射線を増大させ続ける。 ・SCP-131-JP - すべてが鉄になる 排せつ物が全て鉄になる老婆。内部で核融合ないしは核分裂反応が起きていると推察されている。実は、放射性物質を食べて無害な鉄に変えることも可能。勿論財団がそれを認可するわけがなく… 追記・修正は3m後方に吹っ飛ばされてからお願いします。 ---- #right(){CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-1033 by noent http://www.scp-wiki.net/scp-1033 http://ja.scp-wiki.net/scp-1033 SCP-173 by Lt Masipag http://www.scp-wiki.net/scp-173 http://ja.scp-wiki.net/scp-173 SCP-059 by far2 http://www.scp-wiki.net/scp-059 http://ja.scp-wiki.net/scp-059 SCP-1145 by Lucavex Ayanami http://www.scp-wiki.net/scp-1145 http://ja.scp-wiki.net/scp-1145 SCP-131-JP by KirisakiMarie http://ja.scp-wiki.net/scp-131-jp この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。 } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,9) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 放射性鉱物とかいうゲッター線 -- 名無しさん (2019-07-04 02:28:46) - 10秒で30歩だから単純計算で1秒3歩、10歩ごとに一瞥してるから実際には1秒3歩プラスアルファというのは、あり得ないほどではないにしても結構な早足だな。 -- 名無しさん (2019-07-04 11:59:06) - メグのじい様たち「お、合図か?」 -- 名無しさん (2019-07-04 16:12:15) - 放射線大量被曝限定で何度も何度も死を繰り返す男か…毎回死因が違うジョジョ第五部のボスとどっちがマシなのやら -- 名無しさん (2019-07-16 18:36:46) - いや、毎時15000ミリシーベルトって15シーベルトやん?即死するで -- 名無しさん (2019-07-16 21:48:37) - TF関係ないよ 貼られてるのはTFの個人ユーザのページだしSCP-1033の投稿よりあとに登録されたもの -- 名無しさん (2020-02-12 08:55:37) #comment #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2019/07/04 (Thu) 1:00:30 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&bold(){33秒で散る命。そこに込められた意味とは。}} SCP-1033は、怪異創作コミュニティサイト「[[SCP Foundation]]」に投稿された作品である。オブジェクトクラスはEuclid。 **はじめに 既にSCPオブジェクトを見てきた財団職員の皆さまなら、オブジェクトの報告書の長さには差があることを理解していると思う。長いものは、それこそ一時間以上かかるものもある。 しかし、これから紹介するオブジェクトの報告書は、&bold(){かなり短い。}どれくらい短いかというと、あの[[SCP-173]]と張り合えるレベルである。元記事を見ていない方は、先にそちらを見ることをおすすめする。 **外見 SCP-1033は、白人男性である。身長はおおよそ193㎝。典型的な中年禿げであるらしく、常にスーツとブリーフケースを装備している。 別に、身長が高いから収容されたわけではない。異常性についてはまた後程述べる。 **収容経緯 目撃証言によれば、SCP-1033はある日突然、白い閃光と静電気を身にまとい、華麗にニューヨークの道路のど真ん中に出現したらしい。迷惑も甚だしい。それだけならまだいいのだが、こいつ、約15000mSvの放射能を発している。これがどれくらいの数値かというと、&bold(){中枢神経が死滅して五日以内に確実に死に至るレベルである。}目撃者にはAクラス[[記憶処理>記憶処理(SCP Foundation)]]が施されたが、恐らく無事ではなかったに違いない。ご愁傷様。その後、財団のコンテナに載せられ、とある保管サイトに移された。 **異常性 さて、この時点で、常に致死量の放射能を発するおっさんという、歩くチェルノブイリ原発事故ともいえる異常性が判明したが、実際はそれだけではない。 SCP-1033は、33秒周期で”ある行動”を起こす。 その過程を見ていこう。 |~10秒|30歩歩き、10歩ごとに振り向く。| |~15秒|止まってしゃがみ、ブリーフケースから一枚の封筒と携帯を取り出す。封筒から"Cable: asymmetric cipher, &bold(){0uuT5LmoO22} lets ruffle feathers"と書かれた紙を取り出す。| |~21秒|オーストラリアの電話番号(実際に登録された記録はない)に&bold(){0uuT5LmoO22}というコードを送り、出したものをケースにしまう。| |~28秒|視界を遮るなにがしがあっても、どこか遠くを見つめるような仕草をする。途中で含み笑いをする。何かを視認したようである。| |~33秒|突然、&bold(){3m後方に吹っ飛ばされ、苦しみ始める}。途中で肉が飛び散り、身体のパーツが崩壊する。| 周期が終わったのち、SCP-1033はすぐさま初めの状態に戻り、また最初から行動を起こし、33秒後の顛末を迎える。この行動は、どんな動物や静物、或いは人がいたとしても止まらない。 &bold(){全く訳が分からない。}そう思う人もいるかもしれない。或いは、すでに察しのついている人もいるかもしれない。追ってひも解いてみよう。 **考察 このオブジェクトの正体だが、&bold(){延々と核爆発に巻き込まれた瞬間を繰り返す人型実体}、で間違いないだろう。~28秒時点の含み笑いを見るに、恐らく故意に落とし、視認していることが分かる。しかも、かなり離れた位置から。 //次に、途中で出てきた&bold(){0uuT5LmoO22}という謎のコードについてだが、これは[[Team Fortless 2]]のネタであることが推察される((ソース→http://tf2r.com/k7c48hw.html))。生憎筆者はTF2ネタに詳しくないので詳細は省くが、ゲームでも携帯電話にこのコードを入力することで何かしらの恩恵は受けられるようである。 //TFは関係ない&ソース元とされるページが個人ページであり、直接的に関係ない(そもそもソース元のページはこのSCPのページの作成日より後。)ということが指摘されているのでCO 結局、このオブジェクトが何なのかは分からない。考察はいろいろとされているが、結論はまだ出ていない。 或いは、核戦力の保持を戒めに来た未来からの実体なのかもしれない。 或いは、余りの核エネルギーの大きさに、並行時間軸へ飛ばされてしまった男なのかもしれない。 或いは、自殺願望を持ってしまった男の成れの果てなのかもしれない。 一つ確実なのは、そんな考察を無視して、この男は今でも33秒ごとに、世界の終わりを体験していることである。 #center(){ &font(b,250%){SCP-1033} &font(b,250%){&ruby(33秒さん){33 Second Man}} } **放射性オブジェクトたち これでは記事そのものが味気ないので、他にも放射能に関連するオブジェクトを紹介する。 ・SCP-059 - 放射性鉱物 名前が既に物語っているが、未確認の放射線を放つ鉱物。この放射線に晒されたあらゆる部分に未知の菌が繁殖し始める。その後、感染した物体は宇宙へと消失する。生物は菌に乗っ取られ、感染者を積極的に増やそうとする。 ・SCP-1145 - ナガサキ・テディ 年代が編集済みになっているが、恐らく19&bold(){45}年に長崎県で回収されたテディベア。明るい場所に置いておかないと活性化し、最も近い人間のもとへ移動し始める。その後、標的がこいつを拾い上げるまで放射線を増大させ続ける。 ・SCP-131-JP - すべてが鉄になる 排せつ物が全て鉄になる老婆。内部で核融合ないしは核分裂反応が起きていると推察されている。実は、放射性物質を食べて無害な鉄に変えることも可能。勿論財団がそれを認可するわけがなく… 追記・修正は3m後方に吹っ飛ばされてからお願いします。 ---- #right(){CC BY-SA 3.0に基づく表示 SCP-1033 by noent http://www.scp-wiki.net/scp-1033 http://ja.scp-wiki.net/scp-1033 SCP-173 by Lt Masipag http://www.scp-wiki.net/scp-173 http://ja.scp-wiki.net/scp-173 SCP-059 by far2 http://www.scp-wiki.net/scp-059 http://ja.scp-wiki.net/scp-059 SCP-1145 by Lucavex Ayanami http://www.scp-wiki.net/scp-1145 http://ja.scp-wiki.net/scp-1145 SCP-131-JP by KirisakiMarie http://ja.scp-wiki.net/scp-131-jp この項目の内容は『[[クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス>https://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/deed.ja]]』に従います。 } #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,12) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 放射性鉱物とかいうゲッター線 -- 名無しさん (2019-07-04 02:28:46) - 10秒で30歩だから単純計算で1秒3歩、10歩ごとに一瞥してるから実際には1秒3歩プラスアルファというのは、あり得ないほどではないにしても結構な早足だな。 -- 名無しさん (2019-07-04 11:59:06) - メグのじい様たち「お、合図か?」 -- 名無しさん (2019-07-04 16:12:15) - 放射線大量被曝限定で何度も何度も死を繰り返す男か…毎回死因が違うジョジョ第五部のボスとどっちがマシなのやら -- 名無しさん (2019-07-16 18:36:46) - いや、毎時15000ミリシーベルトって15シーベルトやん?即死するで -- 名無しさん (2019-07-16 21:48:37) - TF関係ないよ 貼られてるのはTFの個人ユーザのページだしSCP-1033の投稿よりあとに登録されたもの -- 名無しさん (2020-02-12 08:55:37) #comment #areaedit(end) }

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: