僕の妻は感情がない

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&font(#6495ED){登録日}:2021/07/25 Sun 12:40:43 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 12 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 『僕の妻は感情がない』は、月刊コミックフラッパーで連載中の漫画作品。 作者は杉浦次郎。 Twitterやpixivにて「ラクガキ版」としてネームが先行して発表されており、連載版では[[なかった事>黒歴史]]になったエピソードも存在する。 *概要 &bold(){自律した機能を有する家電}としてのロボットが存在する近未来を舞台に、ロボットを妻とした男性と妻の交流を描く作品。 ロボット特有の思考やギミックを交えて、淡々とした温かな日常を過ごす作風となっている。いわゆる[[ロボ娘萌え>アンドロイド(萌え属性)]]。 ロボット娘といってもヒロインは駆動部や接合部の継ぎ目が見えているタイプのロボットであり、そういった部分に拘りを持つ人には特にオススメ。 また、家電ロボットという概念がある程度定着した世界でのロボットの権利の整備や、人間とロボットの恋愛というSF的な考え方についても、話が進む中で次第に触れられている。 *あらすじ 一人暮らしのサラリーマンである小杉拓馬((以下「タクマ」と記載))は、中古で購入した女性型家事ロボットのミーナへのふとした軽口で「僕のお嫁さんになってくれない?」と話しかける。 それに対してミーナが見せた反応から、タクマは彼女を急速に意識するようになる。 *登場人物 -小杉拓馬 本作の主人公。一人暮らしを始めて3年のサラリーマン。誕生日は5月21日。 中学時代に付き合った女子が理想的だった影響で無意識に要求レベルが上がっており、女性とは無縁の日々を過ごしていたが、精神の疲弊からかイチャイチャしたい願望が膨らみミーナへ告白。 自分を夫として扱ってくれるミーナに絆されると共に女性を意識して内縁の妻とする。 酩酊して&s(){キモい}醜態を晒すこともあるが、基本的には優しく前向きな性格。 当初はミーナに対してもロボットという認識を持っていたが、ミーナとのやり取りによるプログラムの不具合から生まれたマモルを育てる、ミーナを購入したことを「会えた」と表現するなど、情が移ってからのミーナと家庭への愛は深い。 &s(){ロボットであるミーナからは「自分たちを家族と思い込んでる」と認識されてるのはご愛敬。} 付き合っていくうちに機械的な躯体にも思い入れを深めており、豪華なボディとなるデラックスオプションセットにアップグレードすると考えていた際は寂しさから泣いていた。 -小杉ミーナ 本作のヒロイン。タクマがリサイクルショップで購入した料理用の女性型家事ロボット。&s(){誕生日}製造日は四年前の12月12日。 主な構成素材は金属と樹脂。顔以外は金属部分が露出しており、顔面も硬質の樹脂製で表情ユニットを搭載していないため、無表情で感情がない。 当初は120cm((アニメイト特典リーフレットより))と低身長で料理の際に踏み台を必要とする程だったが、伸縮ユニットの導入後は155cmに変形可能。ただし、導入直後はタクマは従来の[[小さい身体が好み>ロリータ・コンプレックス]]であると判断して内緒にするつもりだった。 プライバシー保護のため以前の所有者の情報は暗号化されているが、低身長や無表情に対して不満があったというデータが残っている模様。 70℃までお湯を加熱可能な冷温庫を腹部に搭載しており、最大稼働時は微振動やスピーカーへのノイズが発生する。 料理下手が目の前で料理をしようとすると強引に制止したり、電子レンジやスマホのカメラに対抗して機能をアピールするなど自身の性能に自信がある言動を見せ、評価された際はしばしばドヤ顔の角度を披露する。 一方で屋内用のロボットであるため屋外の情報には疎く、シミュレーションが不正確になったり早々に判断を諦めることも多い。 ロボットであるため「持ち主の安全と健康に関するプログラム」に基づいて合理的な発言を行う一方、天候悪化を予測してもタクマとのピクニックを優先する、ペアの結婚指輪を30分間眺める、タクマとの同衾時に接触するとアイライトが発光する、 「妻がキスをすると元気が出る」というテレビ番組の情報から&s(){顔面タックル}キスをする、手の甲のセンサー部分にタクマからキスされた際は身震いして声を漏らす、女性同士でしばしば内緒話をするなど数々の&color(pink){不具合}を起こしている。 また、タクマの関心がマモルにも向かっていた当初は、マモルが本来の機能を果たせない&s(){名目の嫉妬という}不満から薄目になったりしている。 他にもマモルに物を教える際等に顕著だが、人間は不合理な行動をするとして若干下に見ているような物言いをする時がある。 更に、タクマのいるところでは頭部の点検用ハッチを開ける事や、内部を見せる事を拒むかのような様子を見せたり、後述のタクマの叔父である峯岸康史郎に見せた[[首を180度回転>メカゴジラ(昭和)]]させる行為をタクマがいる所では絶対にやらなかったり((pixivのネーム版での記述より))する。 このような姿を見せているが、ロボットなので感情はない。&bold(){無いったら無い。} #openclose(show=ネタバレ){ 第三者である西園寺ミーナが暗号化を回避して記憶領域に潜入した際、小杉ミーナがアップグレード品以上の大容量ストレージを搭載していることや ミーナシリーズを単なる道具に留まらず主人の感情に寄り添い向社会的人間へ導く存在にすることを目指すプログラム開発者の&bold(){大谷}と、対話形式で学習していた試作機であることが判明する。 大谷は研究の最中に全身を義体化するほどの重病を患っており、以前の所有者の情報は死期を悟った彼によって書き換えられたダミーの模様。 小杉ミーナはスーパーミーナ開発後の試作機だが、どの程度の思考力や潜在性を有しているかは現時点では不明。} -マモル タクマとミーナの子供に相当するロボット。 サイズは両掌で覆える程度で、ペンギンのような形状とワイヤーで伸縮する首が特徴。休眠時はタマゴ状に丸まる。 本来はグレードアップのためにミーナが一時不在となった際、タクマの生活をチェックするため購入した健康管理用サポートロボット「ミマモリウスくん3号」だが 本来遠隔操作では停止しているはずの学習プログラムが、ロボットであるミーナからの遠隔操作でメインの人格プログラムが走っていると錯覚。 これにより学習プログラムがアクティブとなった不具合からタクマとミーナのやり取りを通じて独自の人格が形成された。 この人格をタクマが「自分たちから生まれた」と感じたことで、初期化せず迎えられる。 言動は人間の子供のように無邪気で好奇心旺盛、タクマやミーナの発言をマネしたがる。 本来備わる健康管理ロボットとしての性質もあって観察・学習能力が非常に高い。無線通信も可能だがゼロからの学習となっているため対話は音声のみ((無線通信ができない理由として、ユーザーであるタクマの「健康と安全」に直接関係がない為、優先度が低いからではないかとミーナは推測している。))。 体温の学習過程でセンサーで温度を体感したり積み木の城を建てたり&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){ジェンガをぶち壊したり}}文字を覚えて問題に正解した時など、経験を得るたびにしばしば&bold(){《アイイイイ》《イヒー!》}といった&s(){ガンギマリの}奇声を発する。 ミーナからは当初メインプログラムが機能していないためスペックを十全に発揮できない不満&s(){とタクマがマモルを構うヤキモチ}から低く評価され初期化を進言されることもあったが、 マモルの優れた観察眼で&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){二人で迷子になった}}窮地を脱して以降は評価を改められ関係も改善されている。 -小杉あかり タクマの妹。一見するとショートカットで巨乳で快活なごくごく普通の妹だが、その実態は&bold(){作中最大のクレイジーな異種間恋愛フェチ。} 内縁の妻としてミーナを紹介された時は&bold(){興奮しすぎてえずいていた}し、二人の関係性を聞いてからは&color(pink){&bold(){性欲まで膨らませていた。}} 一方で&bold(){極度のブラコン}でもあり、タクマに内縁の妻(ミーナ)がいると聞いた直後は「実の妹に黙って家族ごっこなんて許せない」「変な女だったら別れさせてやる」と意気込んで押し掛けた&s(){が、前述の通りミーナを見た途端に態度を軟化させた}他、海水浴で撮影しようとしたデジカメからメモリが抜けていたため、彼女のカバンから見つかったメモリを入れたところ、タクマの盗撮画像が&bold(){データ容量いっぱいになるまで}残ったままで、知られた時には「お兄ちゃんの事が大好きなんだからしょうがない」と叫び、タクマも唖然としていた。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){本当はミーナから「なにかあったときのため」に託されたバックアップメモリであるが、「責任もって保存しておくね」と言ったにもかかわらず、カバンに突っ込まれたままになっていた。なお、ブラコンなのは&bold(){事実である}。}} こういった&s(){性癖}事情からタクマには非常に協力的で、ミーナには色々な話をしたり可愛い服や水着を購入、また香水や化粧などを施している。 口が軽く、頭では控えようと考えていても聞きたいことがすぐ言葉に出る。 また飼い主にじゃれる熊や求婚の踊りをする鳥に興奮する&s(){業が深い癖の}一方、自身の恋愛感情には疎く、シチュエーションに興奮する理由から[[女性と付き合っている>百合]]。 -西園寺莉人 海水浴場で迷子になった際にミーナたちと知り合った少年。 100P((定価750万の品が70Pのため1000万円以上に相当))分の商品を交換できるスペシャルカタログを、水ようかんの詰め合わせ感覚で贈呈できる資産家の息子である。 ロボットと猫にしか興味が無く、両親が仕事で不在がちなのもあり同年代の子や使用人とは交流しない気難しい性格。 一方で所有するスーパーミーナを家族同然に慕っており、猫に対しても自分の小遣いで庭に建てたプレハブハウスで保護と里親探しをしているなど興味の対象にはとても親密。 -西園寺ミーナ 海水浴場でタクマたちと知り合ったロボット。タイプはミーナシリーズの最上位タイプであるスーパーミーナ。 小柄で機能制限版の小杉ミーナと比べてとても[[大きく>巨乳]]表情豊かで、人間同然の容貌をしている。 性能は優秀だがまだ学習過程であり、多岐に渡る機能を経験から優先順位付けしていく性質上((ユーザーによって異なる環境に最適な対応をするため。この過程の「失敗」はカタログにも記載された「仕様」である。))、ロボットでありながら話が脱線しやすい[[ドジっ娘]]。 喜ぶとジャンプする癖がある。胸が揺れたりもするが内装は機械なので着地音は重い。 小杉ミーナとは知り合って以降しばしばネットを通じて高速会話する間柄で、友達と呼ばれる仲になっている。 情緒はまだ未成熟なのか、記憶の混同によりタクマを夫と誤認した際は絞め殺しそうな勢いで抱きついていた。 -飯田有抄((フルネームはタクマに渡した名刺より。)) ミーナシリーズを販売する会社のカスタマーサポート担当。初仕事でタクマの部屋へ来訪する。 料理用のミーナを人間同様に扱う顧客はまずいない((センジュによるとCLタイプを家族に迎え入れた前例はない。))という情報とタクマの気後れから当初は家電同様のアナウンスを取っていたが、誤解が解けてからは頭を下げて謝罪する誠実な女性。 サポートロボットのセンジュには振り回されることもあるものの、お姉さんらしくパートナーとして好意を持っている。 -センジュ ミーナシリーズの販売会社で社員をサポートする&s(){幼女}女性型ロボット。彼女もミーナシリーズの一体。プリンター機能や複数のサブ・アーム展開、更に独立稼働ができるランドセルを装備している。 個体のAIの他に会社のスーパーコンピュータと常時接続しており、情報量などが強化されている。一方で学習途上の頭脳が同居しているため性急な判断を下しやすく少々不安定。 また個体ごとに個性が生じやすく、センジュはパートナーのイイダになにかあると攻撃的になる他、圏外などでスーパーコンピュータとの接続が遮断されると途端に自信を喪失した状態になってしまう。 -峯岸康史郎 タクマの叔父。42歳&s(){厄年}の独身男性。 朝日町の隣町で居酒屋「まごころ」を経営している。小杉家とは親しい間柄で、手作りのオムライスはタクマが子供の頃から好んで食べる出来。 二人の関係については頭ごなしに否定せず「タクマ個人は対等な夫婦と思っていても、もしミーナと離別すれば(世間的にミーナは)ただのロボットとなる」現状の不平等さを第三者の目線から諭している。 -ニーナ &bold(){火星人}。好物はチョコと豆腐。 骨が無いタコのような触手型の宇宙人で、ミーナに擬態してルミナスあさひ1階に住むリサという女性と同居している。 ミーナシリーズの頭部ハッチと同じように額を横切るスリットがあるが、そこが口であり%%モンスター映画みたいな絵面で%%チョコなどを食べるほか、全身に嗅覚受容神経があり人間の十万倍近い嗅覚を有する。 父と母はずっと昔に死亡し、彼女が知る限りは自分が唯一地球に住む火星人らしい。 地球人を洗脳して家事ロボットと思わせて潜伏してる&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){と自分では思ってるが実際は父母を思って泣いてたところを見て同情したリサから見て見ぬふりしてもらってる}}。 *用語 -ミーナシリーズ 作中に登場する女性型家庭用ロボットのシリーズ。型式番号MI07。 調理と食洗に対応したタイプCL、通称クッキングミーナやベビーシッターミーナ、かわいい専用のリトルミーナ((家事を一切やりたがらないようにプログラムされている。))、タイプMIDのメイド型、オプションで[[ドリル]]を装着できるMI-BT((カタログでオプションパーツが紹介されているのが一部読み取れるだけで詳細は一切不明))などの機能制限版と、多角的で複雑な思考及び経験による優先順位付けで極めて人間に近い反応を実現した最上位タイプのタイプS、通称スーパーミーナが存在する。 機能制限版でもその他の家事を行うことは可能だが、1分に一度自動でプラグインのアナウンスが発生する。 ユーザーが離れていた場合は、戻ってきてから&bold(){まとめてアナウンスする}ので隙はない。 またタイプCLのような生活家電が主目的の機体はむき出しの金属部位が多いため、ユーザーに威圧感を与えないように小型に作られている。&s(){愛されるようにできていません。} バッテリーによる稼働時間は歩行移動で約30分だが、髪を模した太陽光発電ユニットにより好天時は外部でも永久稼働が可能。&s(){でも夜が来ること忘れてない?}出荷時はまとめられているが、ほどく事でより高効率の給電が可能となる。 室内ではデフォルトでACアダプタ、オプションで充電シートや枕型のメンテナンスユニットを使ったワイヤレスによって給電する。 躯体性能は高く、タイプCLでも-57℃から98℃までの耐熱耐寒テストをクリア、水深2mまで耐用可能な防水保護等級8((伸縮ユニットで体型を伸ばしていると5まで減少))、スーパーミーナは明石海峡の海底を徒歩で横断するほど耐水性にこだわっている。 また素人でも四肢の着脱が可能なメンテナンス性や耐久性、サブアームや体型伸縮ユニットなどのカスタマイズ性能の高さもミーナシリーズのこだわりのひとつ。&s(){こだわってる所多くない?} 出力面も全力なら成人男性を引きちぎる腕力を備え、他にも光学ズーム可能なアイカメラや超高感度センサーを搭載。タイプCLのアイカメラは1317万画素、センサーは右手のみとなっている。 他にはWi-Fiによる無線通信機能を搭載しており、ネット検索やロボットの遠隔操作、複数のミーナシリーズが頭脳を共有することで情報の取捨選択や機能制限版の思考強化も可能。 特に莫大な情報を扱うスーパーミーナはスリープ中に記憶のデフラグも行っている。この際、整理中の記憶が人間でいう夢に近い形で表出することがある。 ただし異なる所有者のミーナシリーズ間で頻繁に情報を共有した場合、記憶が混ざってしまうことがあり((認識が発展途上な学習中のスーパーミーナで特に発生しやすい))、個人情報のプロテクトをスルーした行動ができてしまう不具合も発生している。 -デラックスオプションセット 機能制限版の躯体をスーパーミーナ同様にアップグレードするセット。定価750万。 内訳は全身の特殊シリコン化および超高感度センサー搭載、表情ユニット、高性能発電ユニット、運動強化パーツセット、処理性能強化パーツセット、グッドスメルユニット、高性能口腔ユニットなど。[[性別切り替え>TSF(ジャンル)]]も可能。さらに水深100メートルまで、もぐれるようになれます。&s(){もぐらないでね。} -[[ミマモリウスくん3号>ミマモリウスくん]] 健康状態の管理を主用途とした家事ロボットのサポート用ロボット。型式番号はMMR-3。 指部センサーやサーモグラフィ、超音波検査機能を搭載している他、老人介護等で対象の細かな変化を見逃さないように高い学習能力を備えている。 -ルミナスあさひ タクマが生活している二階建てのアパート。住所は愛知県半田市朝日町4-12-3。タクマ達が住んでいるのは201号室。 -カスタマーサポート ミーナシリーズを販売しているメーカーによるサポートサービス。 従来の機器サポートとの相違点として、所有者または準所有者が製品を[[人間視>擬人化]]している場合は、顧客側が抱く感情に配慮して人間として接する、性格プログラムや記憶メモリはチェックせず月に一度の点検やメモリバックアップを行うなどのサービスが保証されている。 -大谷ビネー式Ω AIの協調性や状況判断力に応じて行動範囲を判定するクラスを割り当てるための検査方法。 人間に用いられているビネー式知能検査をロボットAI用に改良したものとなっている。 定期的な診断によって発達の推移を確かめるため、検査中の記憶は消去される。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){大谷の由来は未確定だが、ミーナシリーズのプログラム開発者が同姓の大谷である。}} クラスは ◎行動の判断ができず入れない施設があるクラス0 ◎所有者同伴なら行動可能なクラス1 ◎人間並みの倫理観と協調性を持ち単独行動が許可されるクラス2 ◎極めて高い状況判断能力を持ち、危険度次第ではロボット側の同伴が必須となる場所もあるクラス3 の4種類に分かれている。マモルはクラス1、小杉ミーナはクラス2に該当。 -[[サムズアップ]] 相手を褒めるジェスチャー。 #blockquote(){ついき} 《ついき!》 #blockquote(){しゅうせい} 《しゅうせい!》 d d ぐっ &bold(){《イアアアアアアア!》} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 火の鳥復活編みたいなオチになったりして -- 名無しさん (2021-07-25 13:32:04) - 最近記事で来たのか 漫画喫茶で読んだけど、2人が尊い 最高! -- 名無しさん (2021-07-25 15:35:44) - これすき。 -- 名無しさん (2021-07-25 19:37:56) - タクマとミーナの二人で完結しているラブコメのようで、「ロボットのいる社会」が掘り下げられて、世界観が広がってスゴくSFもしてるんだよなぁ -- 名無しさん (2021-07-26 19:18:45) - AI側が十分に高度なら感情があるのか演算してそう振舞っているだけなのか人間側で判断できないし、そうでなくても人間は勝手に感情を感じるので本当に感情があるかどうかは些細な問題。 -- 名無しさん (2021-07-26 19:49:36) #comment(striction) #areaedit(end) }
&font(#6495ED){登録日}:2021/07/25 Sun 12:40:43 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 12 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 『僕の妻は感情がない』は、月刊コミックフラッパーで連載中の漫画作品。 作者は杉浦次郎。 Twitterやpixivにて「ラクガキ版」としてネームが先行して発表されており、連載版では[[なかった事>黒歴史]]になったエピソードも存在する。 *概要 &bold(){自律した機能を有する家電}としてのロボットが存在する近未来を舞台に、ロボットを妻とした男性と妻の交流を描く作品。 ロボット特有の思考やギミックを交えて、淡々とした温かな日常を過ごす作風となっている。いわゆる[[ロボ娘萌え>アンドロイド(萌え属性)]]。 ロボット娘といってもヒロインは駆動部や接合部の継ぎ目が見えているタイプのロボットであり、そういった部分に拘りを持つ人には特にオススメ。 また、家電ロボットという概念がある程度定着した世界でのロボットの権利の整備や、人間とロボットの恋愛というSF的な考え方についても、話が進む中で次第に触れられている。 *あらすじ 一人暮らしのサラリーマンである小杉拓馬((以下「タクマ」と記載))は、中古で購入した女性型家事ロボットのミーナへのふとした軽口で「僕のお嫁さんになってくれない?」と話しかける。 それに対してミーナが見せた反応から、タクマは彼女を急速に意識するようになる。 *登場人物 -小杉拓馬 本作の主人公。一人暮らしを始めて3年のサラリーマン。誕生日は5月21日。 中学時代に付き合った女子が理想的だった影響で無意識に要求レベルが上がっており、女性とは無縁の日々を過ごしていたが、精神の疲弊からかイチャイチャしたい願望が膨らみミーナへ告白。 自分を夫として扱ってくれるミーナに絆されると共に女性を意識して内縁の妻とする。 酩酊して&s(){キモい}醜態を晒すこともあるが、基本的には優しく前向きな性格。 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これにより学習プログラムがアクティブとなった不具合からタクマとミーナのやり取りを通じて独自の人格が形成された。 この人格をタクマが「自分たちから生まれた」と感じたことで、初期化せず迎えられる。 言動は人間の子供のように無邪気で好奇心旺盛、タクマやミーナの発言をマネしたがる。 本来備わる健康管理ロボットとしての性質もあって観察・学習能力が非常に高い。無線通信も可能だがゼロからの学習となっているため対話は音声のみ((無線通信ができない理由として、ユーザーであるタクマの「健康と安全」に直接関係がない為、優先度が低いからではないかとミーナは推測している。))。 体温の学習過程でセンサーで温度を体感したり積み木の城を建てたり&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){ジェンガをぶち壊したり}}文字を覚えて問題に正解した時など、経験を得るたびにしばしば&bold(){《アイイイイ》《イヒー!》}といった&s(){ガンギマリの}奇声を発する。この声も本来のミマモリウスと異なり高いようである。 体から首を伸ばし、頭をひっかけて高所に登ることもできる。&s(){明らかに本体の数倍は伸びているが、どこにそんなに収まっているのかは謎。} ミーナからは当初メインプログラムが機能していないためスペックを十全に発揮できない不満&s(){とタクマがマモルを構うヤキモチ}から低く評価され初期化を進言されることもあったが、 マモルの優れた観察眼で&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){二人で迷子になった}}窮地を脱して以降は評価を改められ関係も改善されている。 -小杉あかり タクマの妹。一見するとショートカットで巨乳で快活なごくごく普通の妹だが、その実態は&bold(){作中最大のクレイジーな異種間恋愛フェチ。} 内縁の妻としてミーナを紹介された時は&bold(){興奮しすぎてえずいていた}し、二人の関係性を聞いてからは&color(pink){&bold(){性欲まで膨らませていた。}} 一方で&bold(){極度のブラコン}でもあり、タクマに内縁の妻(ミーナ)がいると聞いた直後は「実の妹に黙って家族ごっこなんて許せない」「変な女だったら別れさせてやる」と意気込んで押し掛けた&s(){が、前述の通りミーナを見た途端に態度を軟化させた}他、海水浴で撮影しようとしたデジカメからメモリが抜けていたため、彼女のカバンから見つかったメモリを入れたところ、タクマの盗撮画像が&bold(){データ容量いっぱいになるまで}残ったままで、知られた時には「お兄ちゃんの事が大好きなんだからしょうがない」と叫び、タクマも唖然としていた。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){本当はミーナから「なにかあったときのため」に託されたバックアップメモリであるが、「責任もって保存しておくね」と言ったにもかかわらず、カバンに突っ込まれたままになっていた。なお、ブラコンなのは&bold(){事実である}。}} こういった&s(){性癖}事情からタクマには非常に協力的で、ミーナには色々な話をしたり可愛い服や水着を購入、また香水や化粧などを施している。 口が軽く、頭では控えようと考えていても聞きたいことがすぐ言葉に出る。 また飼い主にじゃれる熊や求婚の踊りをする鳥に興奮する&s(){業が深い癖の}一方、自身の恋愛感情には疎く、シチュエーションに興奮する理由から[[女性と付き合っている>百合]]。 -西園寺莉人 海水浴場で迷子になった際にミーナたちと知り合った少年。 100P((定価750万の品が70Pのため1000万円以上に相当))分の商品を交換できるスペシャルカタログを、水ようかんの詰め合わせ感覚で贈呈できる資産家の息子である。 ロボットと猫にしか興味が無く、両親が仕事で不在がちなのもあり同年代の子や使用人とは交流しない気難しい性格。 一方で所有するスーパーミーナを家族同然に慕っており、猫に対しても自分の小遣いで庭に建てたプレハブハウスで保護と里親探しをしているなど興味の対象にはとても親密。 -西園寺ミーナ 海水浴場でタクマたちと知り合ったロボット。タイプはミーナシリーズの最上位タイプであるスーパーミーナ。 小柄で機能制限版の小杉ミーナと比べてとても[[大きく>巨乳]]表情豊かで、人間同然の容貌をしている。 性能は優秀だがまだ学習過程であり、多岐に渡る機能を経験から優先順位付けしていく性質上((ユーザーによって異なる環境に最適な対応をするため。この過程の「失敗」はカタログにも記載された「仕様」である。))、ロボットでありながら話が脱線しやすい[[ドジっ娘]]。 喜ぶとジャンプする癖がある。胸が揺れたりもするが内装は機械なので着地音は重い。 小杉ミーナとは知り合って以降しばしばネットを通じて高速会話する間柄で、友達と呼ばれる仲になっている。 情緒はまだ未成熟なのか、記憶の混同によりタクマを夫と誤認した際は絞め殺しそうな勢いで抱きついていた。 -飯田有抄((フルネームはタクマに渡した名刺より。)) ミーナシリーズを販売する会社のカスタマーサポート担当。初仕事でタクマの部屋へ来訪する。 料理用のミーナを人間同様に扱う顧客はまずいない((センジュによるとCLタイプを家族に迎え入れた前例はない。))という情報とタクマの気後れから当初は家電同様のアナウンスを取っていたが、誤解が解けてからは頭を下げて謝罪する誠実な女性。 サポートロボットのセンジュには振り回されることもあるものの、お姉さんらしくパートナーとして好意を持っている。 -センジュ ミーナシリーズの販売会社で社員をサポートする&s(){幼女}女性型ロボット。彼女もミーナシリーズの一体。プリンター機能や複数のサブ・アーム展開、更に独立稼働ができるランドセルを装備している。 個体のAIの他に会社のスーパーコンピュータと常時接続しており、情報量などが強化されている。一方で学習途上の頭脳が同居しているため性急な判断を下しやすく少々不安定。 また個体ごとに個性が生じやすく、センジュはパートナーのイイダになにかあると攻撃的になる他、圏外などでスーパーコンピュータとの接続が遮断されると途端に自信を喪失した状態になってしまう。 -峯岸康史郎 タクマの叔父。42歳&s(){厄年}の独身男性。 朝日町の隣町で居酒屋「まごころ」を経営している。小杉家とは親しい間柄で、手作りのオムライスはタクマが子供の頃から好んで食べる出来。 二人の関係については頭ごなしに否定せず「タクマ個人は対等な夫婦と思っていても、もしミーナと離別すれば(世間的にミーナは)ただのロボットとなる」現状の不平等さを第三者の目線から諭している。 -ニーナ &bold(){火星人}。好物はチョコと豆腐。 骨が無いタコのような触手型の宇宙人で、ミーナタイプのロボットに擬態してルミナスあさひ1階に住むリサという女性と同居している。 ミーナシリーズの頭部ハッチと同じように額を横切るスリットがあるが、そこが口であり%%モンスター映画みたいな絵面で%%チョコなどを食べるほか、全身に嗅覚受容神経があり人間の十万倍近い嗅覚を有し、タコのように触手を狭い隙間に入れることで窓の鍵を外側から開けて侵入することもできる。 父と母はずっと昔に死亡し、彼女が知る限りは自分が唯一地球に住む火星人らしい。 地球人を洗脳して家事ロボットと思わせて潜伏してる&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){と自分では思ってるが、実際は父母を思って泣いてたところを見て同情したリサから見て見ぬふりしてもらってる。4巻カバー下マンガではリサの前で火星人の姿を見せ、「家族」として接している}}。 -小杉絵美 -小杉大輔 タクマとあかりの両親。 &s(){どこかおかしい}二人の親だけあって、ミーナとの結婚報告をされても否定する事なく、タクマの好きにすればいいとあっけらかんとした態度を見せたものの、当初は飽くまで「家電」としか見ていない様子であった。ミーナが人間同様に家族となるための「努力」をしていることや、マモルくんの可愛さから「家族」であると受け入れた。 その後、絵美はミマリウスを購入したものの、イレギュラーな個体であるマモルと異なるミマモリウス本来の大人びた対応に少し戸惑うこととなった。 &s(){イヒ〜って言わない……} -お隣さん 小杉家が引っ越した新居の先住者。 タクマは見ることができないが、ミーナやマモル達ロボットにはどのセンサーが働いてかは不明なものの、見ることができる「人間に見えるがその条件を満たさない存在」。 マモル「それってオバケというのでしょ?」 ミーナ「そのようなものがいると人間は認めていません。だから私たちにとってもいません」 マモル「ホエー」 そういった理由から、ミーナたちロボットはその存在を「お隣さん」と呼称する。((「お隣さん」については後述する「レポートサーバー」に対応策を含め記録があるものの、「嫌な気配」としてその存在を意識してしまうと人間に悪影響を及ぼす場合があるため伝える事はできない。)) とがった耳とギョロギョロとした大きな目、ギザギザの歯を持つ不気味な少女のような姿をしている。 タクマに敵意を見せて家から追い出そうとするが、ミーナが自分のために料理を作ってくれたことで悪感情を鎮め、リフォームされた台所を自分が使えなかったからか「せっかくあたらしくしたのに」と悔やむ様子を見せた。 触れると人間のタクマだけでなくロボットのマモルも寒気を感じる。&s(){なのでマモルはアへりまくった} 正体は新居の大家さんの母親・てるちゃん((認知症から自分を9歳だと思っているため、このように呼ばれたがる。若い男性が好き))の生き霊らしい。 -勇絵里栖 小杉家の新居のお隣さん(幽霊やオバケという意味ではない)、勇家の娘。 マモルくんが「おねえさんキレイ」という程の美少女。キレイなのは生まれつきらしい。 人間とロボットの夫婦に興味があると言ってミーナに話を聞きにくるが、実は後述する「ロボットを町から追い出す会」に所属し、人間より優れた所などないという理由でロボットを激しく嫌悪している。 ミーナにもロボットは人間の代用品に過ぎないと認めさせようとするが、受け入れられないとみればスタンガンを用いて破壊しようとまでしたものの、「お隣さん」の妨害により痛み分けに終わる。 なお、彼女の 「そんなカッチカチの身体じゃエッチなことひとつだってできないでしょ」 に対するミーナの 「エッチなことはできます」 という返答は読者を騒然とさせた。&s(){妹絶頂不可避}。 &s(){「できますが。お料理が役目のロボットだからお料理関係の仕事のみしていただけですが」} #openclose(show=ミーナとの2回目の決闘では(ネタバレ)){ ミーナに腕を引きちぎられ敗北。実はロボットであることが明かされた。((絵里栖がロボットである伏線はいくつか描写されており、紅茶は飲めず水しか飲めない、ロボットのマモルも「お隣さん」の寒気を感じる、等があった)) 持ち主である両親の教育方針の下、人格プログラムの修正プログラムを適用しなかったことと、両親の妊娠を機にロボットに対する攻撃性が強くなっていた。 決闘後の話し合いで改心し、ミーナとは良き隣人関係を築けているようだが、「ロボットを町から追い出す会」でメンバー同士の会話でふと気付いたらロボットを壊そうとする発言をしたりとロボット嫌いそのものは改善されてない。} -神宮前中学校ロボット研究会  その正体は秘密クラブ「ロボットを町から追い出す会」 2年の久永めぐを会長に、メンバーは2年の小野美智香、勇絵里栖と1年の高須賀明日香。 ロボットが人間の権利や仕事を奪い始めたとして危機感を抱き、メンバーは町からロボットを追い出そうと考え、その為の活動を行っている。 飽くまで使わせなくすることが目的で、破壊することは本意ではないためか、絵里栖からミーナにスタンガンを使用した話を聞かされた時は、めぐはあせる様子を見せた。 -メイダ ミーナとは異なるロボットメーカー・ABCロボット社のメイダ2型と呼ばれるタイプの家政婦ロボット。 小杉家の新居のご近所のマンションに住む。 主人から人間のカップルのようにつきあいたいと告白されるも、どのような対応をすれば喜んでもらえるのかわからなかったため、タクマに「いってらっしゃいの&s(){ゴッ}『ちゅっ』」をするなど仲良く過ごすミーナに人間とロボットの夫婦生活についての相談をするために訪れる。 彼女の主人は「女性型ロボットを持っていると思われるのが恥ずかしい」という理由で、外出時には顔を隠すための仮面をつけるように言っているのだが、スーパーミーナ同様に&bold(){出るところはしっかり出ている}ため、女性型なのはバレバレである。&s(){しかも小杉家訪問時の服は縦セタ……} -サツキ 雨の日に傘もささずに路上にいるところをタクマ達が遭遇したミーナタイプのロボット。機能限定版なので表情が変わることはないが、小杉ミーナと比べると少し微笑んでいる。 五月にやってきたことから「サツキ」と名付けられた。 主人から頼まれた「&font(#0000ff,u){&font(#ffffff){自分が動かなくなったら、なによりも最優先で}}『はちみつメロン』というジュースを買ってきてくれ」というお使いをしている最中なのだが、このジュースは現在は生産終了していてもう見ることのない商品。 その命令が意味するところは、彼女を家に帰れないようにして、壊れるまで終わることのないお使いをし続けろ、というものであった。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){実は彼女の所有者は既に亡くなっている。サツキ以外に家族と呼べるものがいなかった所有者は、自分の死後にサツキが処分されたり人手に渡って初期化されたりする事のないように、自分の死亡が確認される前に「最後のお使い」に行かせるこの命令を出していた。所有者はサツキが壊れるその時まで自分の事を覚えていてほしかったのである。}} *用語 -ミーナシリーズ 作中に登場する女性型家庭用ロボットのシリーズ。型式番号MI07。 調理と食洗に対応したタイプCL、通称クッキングミーナやベビーシッターミーナ、かわいい専用のリトルミーナ((家事を一切やりたがらないようにプログラムされている。))、タイプMIDのメイド型、オプションで[[ドリル]]を装着できるMI-BT((カタログでオプションパーツが紹介されているのが一部読み取れるだけで詳細は一切不明))などの機能制限版と、多角的で複雑な思考及び経験による優先順位付けで極めて人間に近い反応を実現した最上位タイプのタイプS、通称スーパーミーナが存在する。 機能制限版でもその他の家事を行うことは可能だが、1分に一度自動でプラグインのアナウンスが発生する。 ユーザーが離れていた場合は、戻ってきてから&bold(){まとめてアナウンスする}ので隙はない。 またタイプCLのような生活家電が主目的の機体はむき出しの金属部位が多いため、ユーザーに威圧感を与えないように小型に作られている。&s(){愛されるようにできていません。} バッテリーによる稼働時間は歩行移動で約30分だが、髪を模した太陽光発電ユニットにより好天時は外部でも永久稼働が可能。&s(){でも夜が来ること忘れてない?}出荷時はまとめられているが、ほどく事でより高効率の給電が可能となる。 室内ではデフォルトでACアダプタ、オプションで充電シートや枕型のメンテナンスユニットを使ったワイヤレスによって給電する。 躯体性能は高く、タイプCLでも-57℃から98℃までの耐熱耐寒テストをクリア、水深2mまで耐用可能な防水保護等級8((伸縮ユニットで体型を伸ばしていると5まで減少))、スーパーミーナは明石海峡の海底を徒歩で横断するほど耐水性にこだわっている。 また、素人でも四肢の着脱が可能なメンテナンス性や耐久性、サブアームや体型伸縮ユニットなどのカスタマイズ性能の高さもミーナシリーズのこだわりのひとつ。&s(){こだわってる所多くない?} 出力面も全力なら成人男性を引きちぎる腕力を備え、他にも光学ズーム可能なアイカメラや超高感度センサーを搭載。タイプCLのアイカメラは1317万画素、センサーは右手のみとなっている。 他にはWi-Fiによる無線通信機能を搭載しており、ネット検索やロボットの遠隔操作、複数のミーナシリーズが頭脳を共有することで情報の取捨選択や機能制限版の思考強化も可能。体験したトラブルの内、他の機体にも有益と判断された情報が共有される「レポートサーバー」も存在し、インターネットに接続できるミーナシリーズなら誰でも参照できる。 特に莫大な情報を扱うスーパーミーナはスリープ中に記憶のデフラグも行っている。この際、整理中の記憶が人間でいう夢に近い形で表出することがある。 ただし異なる所有者のミーナシリーズ間で頻繁に情報を共有した場合、記憶が混ざってしまうことがあり((認識が発展途上な学習中のスーパーミーナで特に発生しやすい))、個人情報のプロテクトをスルーした行動ができてしまう不具合も発生している。 -デラックスオプションセット 機能制限版の躯体をスーパーミーナ同様にアップグレードするセット。定価750万。 内訳は全身の特殊シリコン化および超高感度センサー搭載、表情ユニット、高性能発電ユニット、運動強化パーツセット、処理性能強化パーツセット、グッドスメルユニット、高性能口腔ユニットなど。[[性別切り替え>TSF(ジャンル)]]も可能。さらに水深100メートルまで、もぐれるようになれます。&s(){もぐらないでね。} -[[ミマモリウスくん3号>ミマモリウスくん]] 健康状態の管理を主用途とした家事ロボットのサポート用ロボット。型式番号はMMR-3。 大きさは25cmほど。指部センサーやサーモグラフィ、超音波検査機能を搭載している他、老人介護等で対象の細かな変化を見逃さないように高い学習能力を備えている。お年寄りにも聞き取りやすいよう、その声は低くて渋い。 -ルミナスあさひ タクマが生活している二階建てのアパート。住所は愛知県半田市朝日町4-12-3。タクマ達が住んでいるのは201号室。 -カスタマーサポート ミーナシリーズを販売しているメーカーによるサポートサービス。 従来の機器サポートとの相違点として、所有者または準所有者が製品を[[人間視>擬人化]]している場合は、顧客側が抱く感情に配慮して人間として接する、性格プログラムや記憶メモリはチェックせず月に一度の点検やメモリバックアップを行うなどのサービスが保証されている。 -大谷ビネー式Ω AIの協調性や状況判断力に応じて行動範囲を判定するクラスを割り当てるための検査方法。 人間に用いられているビネー式知能検査をロボットAI用に改良したものとなっている。 定期的な診断によって発達の推移を確かめる((ロボットは「忘れない」ので、次にテストを行った時に完璧な答えをしてしまう))ため、検査中の記憶は消去される。 &font(#0000ff,u){&font(#ffffff){大谷の由来は未確定だが、ミーナシリーズのプログラム開発者が同姓の大谷である。}} クラスは ◎行動の判断ができず入れない施設があるクラス0 ◎所有者同伴なら行動可能なクラス1 ◎人間並みの倫理観と協調性を持ち単独行動が許可されるクラス2 ◎極めて高い状況判断能力を持ち、危険度次第ではロボット側の同伴が必須となる場所もあるクラス3 の4種類に分かれている。マモルはクラス1、小杉ミーナはクラス2に該当。 -[[サムズアップ]] 相手を褒めるジェスチャー。 #blockquote(){ついき} 《ついき!》 #blockquote(){しゅうせい} 《しゅうせい!》 d d ぐっ &bold(){《イアアアアアアア!》} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,3) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 火の鳥復活編みたいなオチになったりして -- 名無しさん (2021-07-25 13:32:04) - 最近記事で来たのか 漫画喫茶で読んだけど、2人が尊い 最高! -- 名無しさん (2021-07-25 15:35:44) - これすき。 -- 名無しさん (2021-07-25 19:37:56) - タクマとミーナの二人で完結しているラブコメのようで、「ロボットのいる社会」が掘り下げられて、世界観が広がってスゴくSFもしてるんだよなぁ -- 名無しさん (2021-07-26 19:18:45) - AI側が十分に高度なら感情があるのか演算してそう振舞っているだけなのか人間側で判断できないし、そうでなくても人間は勝手に感情を感じるので本当に感情があるかどうかは些細な問題。 -- 名無しさん (2021-07-26 19:49:36) - 7巻が実にロボットの悲哀と愛しさを表していて鳥肌が立つ -- 名無しさん (2023-10-27 21:13:45) - アニメ化決定!! -- 名無しさん (2024-03-01 15:37:18) #comment(striction) #areaedit(end) }

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